JP2669543B2 - 画像信号処理回路 - Google Patents

画像信号処理回路

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JP2669543B2
JP2669543B2 JP63251791A JP25179188A JP2669543B2 JP 2669543 B2 JP2669543 B2 JP 2669543B2 JP 63251791 A JP63251791 A JP 63251791A JP 25179188 A JP25179188 A JP 25179188A JP 2669543 B2 JP2669543 B2 JP 2669543B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯域圧縮された高品位テレビジョン信号を
元の広帯域なテレビジョン信号にデコードするテレビジ
ョン受像機に係り、特に、このテレビジョン受像機に好
適な動き補正機能を有した信号処理回路に関する。
〔従来の技術〕
広帯域な高品位テレビジョン信号を伝送可能な実用レ
ベルの帯域に圧縮して伝送する方式の一例として、NHK
技研月報、第27巻、第7号、1984年7月における二宮に
よる「高品位テレビの新しい伝送方式(MUSE)」と題す
る文献に論じられているミューズ(MUSE;Multiple Sub
−Nyquist Sampling Encoding)方式がある。
この方式は、この文献に延べられているように、広帯
域な高品位テレビジョン信号に4フィールドで一巡する
サブナイキストサンプリングを施し、これによりテレビ
ジョン信号を原理的に約1/4に帯域圧縮する方式であ
る。
このミューズ方式により帯域圧縮された高品位テレビ
ジョン信号(以下、ミューズ信号と記す。)を元の広帯
域な高品位テレビジョン信号に戻すためには、画像が止
った静止画の場合には到来してくる現画像信号、1フィ
ールド前、2フィールド前、および3フィールド前の画
像信号から成る4フィールドの画像データを内挿し、画
像が動いている動画の場合には到来してくる現画像信号
のみの1フィールドの画像データ内で内挿を行なうとい
う動き適応処理を施し、元の高品位テレビジョン信号を
得る。また、ミューズ方式には動き補正処理導入されて
おり、例えばカメラがパニングした場合、画面が平行移
動し動画となるが、平行移動した分だけ前の画像をずら
して現在の画像に内挿することで、画面のほとんどの部
分で静止画として扱えることを利用して画質の劣化を軽
減している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、動画用の信号としては現ミューズ信号
だけでフィールド内々挿された信号が用いられ、静止画
用の信号として現ミューズ信号から4フィールド分、即
ち、現〜3フィールド前ミューズ信号でフィールド間内
挿された信号が用いられる。
従って、動画の画像時間重心は現フィールド、静止画
の画像時間重心は1.5フィールド前となり、動き適応処
理した場合の動画と静止画の時間重心に1.5フィールド
分の時間差を生じるという問題があった。特に、ミュー
ズ方式のように、ドット毎に動き適応処理するシステム
では、同一画面内に、1.5フィールドの時間ずれをもつ
画像データが混在するため、例えば、動いている物体の
平坦部は静止画処理され、エッジ部は動画処理され、物
体の動きが不自然となる。
本発明の目的は、ミューズ信号のように帯域圧縮され
たテレビジョン信号を元の広帯域なテレビジョン信号に
戻すデコーダにおいて、画像の自然な動きが得られる信
号処理回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、例えばノイズリダクション回路からフレ
ーム間内挿回路へ導く間に、動きベクトルとは逆方向に
動き補正を施す第2の可変遅延回路を設け、かつノイズ
リダクション回路からの信号を2フレーム遅延する遅延
回路から動き量検出回路へ導く2フレーム遅延した信号
に動き逆補正を施す第3の可変遅延回路を設け、かつ上
記2フレーム遅延する遅延回路で動き補正された2フレ
ーム遅延信号を得るために、動きベクトルを1フレーム
遅延させる回路と、この1フレーム遅延した動きベクト
ルと現動きベクトルを加算する加算器を設け、2フレー
ム遅延する遅延回路として、少なくともこの2フレーム
分の動きベクトルで動き補正を施す第1の可変遅延回路
を設けることにより、達成される。
〔作用〕
ノイズリダクション回路後段に設けられた第1の可変
遅延回路によって、現ミューズ信号は動きベクトルとは
逆方向に動き補正が施され、1フレーム前の位置に戻さ
れた現ミューズ信号としてフレーム間内挿回路へ導かれ
る。これにより、1フレーム前ミューズ信号とのフレー
ム間内挿を行なうことができる。
また、現動きベクトルと1フレーム遅延回路で遅延し
た動きベクトルを加算器で加算し、2フレーム分の動き
ベクトルとして、2フレーム遅延回路の内の第1の可変
遅延回路で1フレーム前ミューズ信号を1フレーム遅延
するとともに2フレーム分の動き補正を施す。これをノ
イズリダクション回路へ返すことにより、現ミューズ信
号との相関性を保ち、ノイズリデュースを施す。
さらに、2フレーム分の動き補正を施した2フレーム
前ミューズ信号の第3の可変遅延回路で、現動きベクト
ルによって動き逆補正を施す。この信号と1フレーム前
ミューズ信号、および1フレーム前の画像位置へ動き逆
補正した現ミューズ信号とから動き量検出回路で、現ミ
ューズ信号の動き量を検出する。
上記のように、1フレーム前ミューズ信号を中心とす
るように動き補正および動き逆補正を施して静止画とし
て取り扱うことで、動画としては1フレーム前ミューズ
信号を用いてフィールド内々挿処理することができるの
で、静止画像の時間重心を1.5フィールド前、動画像の
時間重心を2フィールド前として、画像の時間重心差を
0.5フィールドとし、動きの不自然さを軽減することが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図において、1はミューズ信号入力端子、2,3,4
は動きベクトル入力端子、5は復調ビデオ信号出力端
子、6は動きベクトル出力端子、7はA/Dコンバータ、
8は同期検出回路、9はディ・エンファシス回路、10は
ノイズリダクション回路、11は1フレーム+αだけ遅延
する第1の遅延回路、12は1フレーム3αから1フレー
ム+αまでの遅延量可変の第1の可変遅延回路、13は1
フレームだけ遅延するフレーム遅延回路、14,15は0か
ら2αまでの遅延量可変は第1,第4の可変遅延回路、16
は動き量検出回路、17はフレーム間内挿回路、18はフィ
ールド間内挿回路、19は1フィールドだけ遅延する第2
の遅延回路、20はフィールド内々挿回路、21はミックス
回路、22はD/Aコンバータ、23は加算器である。
端子1から入力されたミューズ信号は、A/Dコンバー
タ7でディジタル信号に変換され、同期検出回路8、デ
ィ・エンファシス回路9へ導かれる。同期検出回路8は
水平、および垂直同期信号等を分離するとともに、現画
像と1フレーム前の画像とのずれを示す動きベクトルを
検出し、端子6から出力する。この動きベクトルは端子
2,3,4へ導かれる。ディ・エンファシス回路9は、ディ
ジタルに変換されたミューズ信号にディ・エンファシス
処理を施す。このディ・エンファシス処理されたデジタ
ルのミューズ信号(以下、現ミューズ信号と記す。)
は、ノイズリダクション回路10へ導かれる。ノイズリダ
クション回路10では、上記現ミューズ信号と、(1フレ
ーム+α)の第1の可変遅延回路12からの2フレーム分
の動き補正が施された2フレーム前ミューズ信号とか
ら、相関性を用いてノイズリデュースし、このノイズリ
デュースした現ミューズ信号を、(1フレーム+α)の
第1の遅延回路11,2αの第2の可変遅延回路14へ導く。
第1の遅延回路11は現ミューズ信号を1フレーム+αだ
け遅延し、1フレーム前ミューズ信号として、第2の可
変遅延回路12、動き量検出回路16、フレーム間内挿回路
17、および、フィールド内々挿回路20へ導く。第1の可
変遅延回路12へ導かれた1フレーム前ミューズ信号は、
端子3から入力された現動きベクトルと、それを1フレ
ーム遅延回路13で遅延した1フレーム前動きベクトルと
を加算器23で加算された2フレーム間の動きベクトルに
より、現ミューズ信号の画像位置と一致するように2フ
レームの動き補正が施され、2フレーム前ミューズ信号
として、2αの第4の可変遅延回路15とノイズリダクシ
ョン回路10へ導かれる。ノイズリダクション回路10では
前記説明のようにしてノイズリデュースが施される。第
4の可変遅延回路15に導かれた2フレーム分の動き補正
が施された2フレーム前ミューズ信号は、端子4から入
力される現動きベクトルで、そのベクトルとは逆方向に
動き補正が施される。即ち、1フレーム前ミューズ信号
の画像位置に一致するように動き逆補正が施される。こ
の動き逆補正が施された2フレーム前ミューズ信号は動
き量検出回路16へ導かれる。第2の可変遅延回路14は、
ノイズリダクション回路10から導かれた現ミューズ信号
に、端子2から入力された現動きベクトルでそのベクト
ルとは逆方向に動き補正を施す。即ち、現ミューズ信号
を1フレーム前ミューズ信号の画像位置と一致するよう
に、動き逆補正を施す。この動き逆補正が施された現ミ
ューズ信号は、動き量検出回路16、およびフレーム間内
挿回路17に導かれる。フレーム間内挿17では、上記動き
逆補正された現ミューズ信号と、前記第1の遅延回路11
から1フレーム前ミューズ信号とをフレーム間内挿し、
フィールド間内挿回路18と1フィールドの第2の遅延回
路19へ導く。第2の遅延回路19は、現と1フレーム前の
ミューズ信号がフレーム間内挿された信号を1フィール
ド遅延し、フィールド間内挿回路18へ導く。フィールド
間内挿回路18は、上記現と1フレーム前ミューズ信号の
フレーム間内挿された信号を1フィールド遅延した信
号、即ち、1フィールド前と3フィールド前ミューズ信
号をフレーム間内挿した信号と、前記フレーム間内挿回
路17から導かれる現と1フィールド前ミューズ信号をフ
レーム間内挿した信号、即ち、現と2フィールド前ミュ
ーズ信号をフレーム間内挿した信号とをフィールド間内
挿する。それにより、現、1フィールド前、2フィール
ド前、3フィールド前のミューズ信号が内挿される。こ
の信号を静止画像信号としてミックス回路21へ導く。フ
ィールド内々内挿回路20は第1の遅延回路11からの1フ
レーム前ミューズ信号をフィールド内々挿し、動画像信
号としてミックス回路21へ導く。ミックス回路21では、
動き量検出回路16で1フレーム前ミューズ信号の画像位
置に一致するように動き逆補正が施された現および2フ
レーム前ミューズ信号と、1フレーム前ミューズ信号と
から検出された動き量が導かれ、前記静止画像信号と動
画像信号とを、その動き量に応じて混合する。この混合
された信号は、D/Aコンバータ22でアナログ信号に交換
され、復調ビデオ信号として端子5から出力する。
本一実施例において、1フレーム前ミューズ信号を動
画像信号として用いるために、静止画像信号として1フ
レーム前ミューズ信号に画像位置を一致させる動き逆補
正について第2図を用いて説明する。第2図において、
tは時間軸を表し、aOは2フレーム前画像信号、bOは1
フレーム前画像信号、COは現画像信号、bVは2フレーム
前画像信号から1フレーム前画像信号までの動きベクト
ル、CVは1フレーム前画像信号から現画像信号までの動
きベクトルであり、画像が右上から左下で動く場合の例
を示す。また、a2は2フレーム分の動きベクトルbV+CV
で現画像信号の画像位置に一致するように動き補正が施
された場合の画像信号a1は、2フレーム分の動きベクト
ルbV+CVで動き補正された画像信号a2を動きベクトルCV
でCVとは逆方向に動き補正した、即ち、−CVの動き逆補
正を施した場合の画像信号で1フレーム前の画像位置に
一致された2フレーム前画像信号、C−は動きベクト
ルCVとは逆方向に動き補正した、即ち動き逆補正を施し
1フレーム前画像信号の画像位置に一致させた現画像信
号である。
第1図の実施例において、例えば、動きベクトルとし
て水平動きベクトルが4b;t、垂直動きベクトルが3b;tの
データがミューズ信号として送られるとすると、第2の
可変遅延回路14の遅延容量2αは6H+14ck(Hは1水平
同期々間、ckはクロックを表す。)であればよい。また
第2図の動きベクトルbV、CVを共に例えば左方向に1c
k、下方向に1Hの動きとする。上記例の場合、画像が静
止画であれば、第1の可変遅延回路14の遅延量は3H+7c
kとし、第1の遅延回路11からのミューズ信号の遅延量
は(1フレーム+3H+7ck)となり、第2の可変遅延回
路14からの遅延量(3H+7ck)の現ミューズ信号とでフ
レーム間内挿が行なわれる。第2図の例のような動きが
ある場合、第2の可変遅延回路14は動きベクトルCV
(−1ck、1H)(但し、画像の動きは右方向、及び下方
向を正とする。)によって逆補正されるので遅延量を3H
+7ck−|CV|=2H+8ckに変える。これにより、得られる
画像はC−の位置となり、1フレーム前画像信号bO
フレーム間内挿を行なうことができる。また、加算器23
で現動きベクトルbVが加算され、CV+bVk2フレーム分の
動きベクトルで(1フレーム+α)の第1の可変遅延回
路12において動き補正が行なわれる。即ち、第1の可変
遅延回路12の遅延量を1フレーム−3H−7ck(静止画の
場合の遅延量)から1フレーム−3H−7ck+CV+bV=1
フレーム−1H−9ckとすることで画像の位置をa2とす
る。これを第4の可変遅延回路15で遅延量を3H+7ck
(静止画の場合)から動きベクトルCVで動き逆補正する
ことで、3H+7ck−CV=2H+8ckに変える。これにより得
られる画像はa1の位置となる。これで画像a1,bO,C−
を用いて動き量検出回路16で動き量の検出を行なうこと
ができる。
以上のように、1フレーム前ミューズ信号を動画像と
して用いるために、1フレーム前ミューズ信号はそのま
まで、現ミューズ信号にその動きベクトルとは逆方向に
動き補正を施す、即ち動き逆補正を施し、1フレーム前
ミューズ信号に画像位置一致させ、フレーム間内挿して
静止画像処理を行なうようにした。これにより動画像の
時間重心は1フレーム前、即ち2フィールド前となり、
静止画像の時間重心は、現ミューズ信号と1フレーム前
ミューズ信号のフレーム間内挿された信号と、フレーム
間内挿された信号を1フィールド遅延した信号、即ち1
フィールド前と3フィールド前ミューズ信号がフレーム
間内挿された信号をフィールド間内挿するので現ミュー
ズ信号、1フィールド前ミューズ信号、1フレーム前、
即ち2フィールド前ミューズ信号、3フィールド前ミュ
ーズ信号が内挿されたものであるから1.5フィールド前
となる。従って、動画と静止画の画像の時間重心の差は
0.5フィールドとなり、不自然な画像の動きを軽減でき
る。
第3図に本発明の他の一実施例を示す。本一実施例が
第1図の一実施例と異なるのは、第1図の実施例におい
て第1の可変遅延回路12、第4の可変遅延回路15、加算
器23の代わりに(1フレーム−α)の第2の可変遅延回
路25,遅延量2αの第3の遅延回路26,可変遅延量2αの
第3の可変遅延回路27を用いて、ノイズリダクション用
の2フレーム分の動き補正が施された2フレーム前ミュ
ーズ信号と、1フレーム分の動き補正が施された2フレ
ーム前ミューズ信号を得ている点である。その他は第1
図の実施例と同じである。以下、2フレーム前ミューズ
信号を得る動作について説明する。
静止画像の場合には第2の可変遅延回路25はその遅延
量が1フレーム−2αに設定され、第3の可変遅延回路
27はその遅延量がαに設定される。これにより、動き量
検出回路16へ導かれる2フレーム前ミューズ信号は、第
3の遅延回路26による遅延と合わせて、(1フレーム+
α)+(1フレーム−2α)+2α=2フレーム+αの
遅延量となり、また、ノイズリダクション回路10へ導か
れる2フレーム前ミューズ信号は(1フレーム+α)+
(1フレーム−2α)+α=2フレームの遅延量とな
る。これにより、静止画の場合の動き量検出およびノイ
ズリダクションが正常に行なえる。
動画像として第2の例を考える。この場合第2の可変
遅延回路25において、端子3より入力され、1フレーム
遅延回路13で遅延された動きベクトルbVにより、2フレ
ーム前画像信号a0は動き補正が施され、この信号を第3
の遅延回路26で遅延することで第2図のa1の画像を得
る。また、第2の可変遅延回路25で1フレーム分の動き
補正を施した2フレーム前ミューズ信号は、第3の可変
回路27で端子からの動きベクトルCVにより動き補正が施
され、第2図のa2の画像を得る。
本実施例によれば、加算器23を省くことができ回路規
模の縮小が図れる。
第4図に本発明の他の一実施例を示す。本実施例が第
1図のそれと異なるのは、フィールド間内挿回路18から
導かれる静止画像信号とフィールド内々挿回路20から導
かれる動画像信号とをミックス回路21で混合した信号か
らハイ・パス・フィルタ20で高域成分を取り出すととも
に、第1の遅延回路11から導かれる1フレーム前ミュー
ズ信号からロー・パス・フィルタ31により低域成分を取
り出し、前記ハイ・パス・フィルタ30からの高域成分だ
けを持つ信号と、前記ロー・パス・フィルタ31からの低
域成分だけを持つ信号とをミックス回路32で混合し、D/
Aコンバータ22へ導いている点である。
本実施例によれば、ロー・パス・フィルタ31へ導く信
号も1フレーム前ミューズ信号を用いることができるの
で、1画面内に存在する画像データの時間は1.5フィー
ルド前と、2フィールド前だけであり、画像の時間重心
は差は0.5フィールドとすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、動画像の画像信号として1フレーム
前ミューズ信号を用いることができるので、静止画像と
の画像の時間重心差を0.5フィールドと減らすことがで
き、より自然な動きの画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例を示すブロック図、第2
図は画像の動きとその動き補正および動き逆補正を示す
模式図、第3図は本発明による他の一実施例を示すブロ
ック図、第4図は本発明による他の一実施例を示すブロ
ック図である。 1……ミューズ信号入力端子、2……動きベクトル入力
端子、3……動きベクトル入力端子、4……動きベクト
ル入力端子、5……復調テレビ信号出力端子、6……動
きベクトル出力端子、8……同聞検出回路、10……ノイ
ズリダクション回路、11……(フレーム+α)遅延回
路、12……(1フレーム+α)可変回路、13……1フレ
ーム遅延回路、14……2α可変遅延回路、15……2α可
変遅延回路、16……動き量検出回路、23……加算器、25
……(1フレーム−α)可変遅延回路、26……2α遅延
回路、27……2α可変遅延回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 章秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 小島 昇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 中川 一三夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 大塚 吉道 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−118084(JP,A) 特開 昭62−51887(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4フィールドで一巡するフィールドおよび
    フレームオフセットサンプリング方式で帯域圧縮して伝
    送されるMUSE信号をデコードする装置において、少なく
    とも フレーム間内挿処理を施さない動画処理手段と、 フレーム間内挿処理を施す静止画処理手段と、 前記ミューズ(MUSE)信号に多重されている動きベクト
    ル信号を検出して動き補正する手段と、 該ミューズ信号をデジタル的に約1フレーム期間遅延す
    る第1の遅延手段と、 該第1の遅延手段の出力信号をデジタル的に約1フレー
    ム期間遅延する第2の遅延手段と、 該第1の遅延手段の入力部に導かれる該ミューズ信号を
    デジタル的に遅延する第3の遅延手段と、 該第1の遅延手段の前段に設けられるノイズリダクショ
    ン手段と、 少なくとも該第1の遅延手段からの出力信号と該第3の
    遅延手段からの出力信号とが導かれる動き検出手段と、 上記動画処理手段で信号処理が施された信号と上記静止
    画処理手段で信号処理が施された信号とを該動き検出手
    段で検出された動き量に混合する手段を具備し、 上記3つの遅延手段のうち第1の遅延手段は固定遅延手
    段であり、第2と第3の遅延手段は上記動きベクトル信
    号により遅延量が可変する可変遅延手段であり、かつ、
    第2の遅延手段は上記動きベクトル信号と同じ方向に動
    きベクトル補正を施し、第3の遅延手段は上記動きベク
    トル信号と逆方向に動きベクトル補正を施し、かつ、該
    第1の遅延手段の出力信号を上記動画処理手段で信号処
    理する信号として用い、少なくとも該第1の遅延手段の
    出力信号と該第3の遅延手段の出力信号とを静止画処理
    手段で信号処理する信号として用いることを特徴とする
    画像信号処理回路。
  2. 【請求項2】上記第1の遅延手段の遅延量は(1フレー
    ム+α)の固定遅延であり、上記第2の遅延手段の遅延
    量は遅延量の中心は(1フレーム−α)で、かつ遅延量
    の可変範囲が遅延量の中心に±βの可変遅延であり、上
    記第3の遅延手段の遅延量の中心は(α)で、かつ遅延
    量の可変範囲が±βの可変遅延であることを特徴とする
    請求項1記載の画像信号処理回路。
  3. 【請求項3】上記第2の遅延手段の出力部と上記ノイズ
    リダクション手段の入力部との間に第5遅延手段を設
    け、該第5の遅延手段は可変遅延手段であり、かつ第5
    の遅延手段は上記動きベクトル信号と逆方向に動きベク
    トル補正を施すことを特徴とする請求項1記載の画像信
    号処理回路。
  4. 【請求項4】4フィールドで一巡するフィールドおよび
    フレームオフセットサンプリング方式で帯域圧縮して伝
    送されるMUSE信号をデコードする装置において、少なく
    とも フレーム間内挿処理を施さない動画処理手段と、 フレーム間内挿処理を施す静止画処理手段と、 前記ミューズ(MUSE)信号に多重されている動きベクト
    ル信号を検出して動き補正する手段と、 該ミューズ信号をデジタル的に約1フレーム期間遅延す
    る第1の遅延手段と、 該第1の遅延手段の出力信号をデジタル的に約1フレー
    ム期間遅延する第2の遅延手段と、 該第1の遅延手段の入力部に導かれる該ミューズ信号を
    デジタル的に遅延する第3の遅延手段と、 該第2の遅延手段の出力信号をデジタル的に遅延する第
    4の遅延手段と、 該第1の遅延手段の前段に設けられるノイズリダクショ
    ン手段と、 少なくとも該第1の遅延手段からの出力信号と該第3の
    遅延手段からの出力信号と該第4の遅延手段からの出力
    信号とが導かれる動き検出手段と、 上記動画処理手段で信号処理が施された信号と上記静止
    画処理手段で信号処理が施された信号とを該動き検出手
    段で検出された動き量に混合する手段を具備し、 上記4つの遅延手段のうち第1の遅延手段は固定遅延手
    段であり、第2〜第4の遅延手段は上記動きベクトル信
    号により遅延量が可変する可変遅延手段であり、かつ、
    第2の遅延手段は上記動きベクトル信号と同じ方向に動
    きベクトル補正を施し、第3および第4の遅延手段は上
    記動きベクトル信号と逆方向に動きベクトル補正を施
    し、かつ、該第1の遅延手段の出力信号を上記動画処理
    手段で信号処理する信号として用い、少なくとも該第1
    の遅延手段の出力信号と該第3の遅延手段の出力信号と
    を静止画処理手段で信号処理する信号として用いること
    を特徴とする画像信号処理回路。
  5. 【請求項5】上記第1の遅延手段の遅延量は(1フレー
    ム+α)の固定遅延であり、上記第2の遅延手段の遅延
    量は遅延量の中心は(1フレーム−α)で、かつ遅延量
    の可変範囲が遅延量の中心に±βの可変遅延であり、上
    記第3および第4の遅延手段の遅延量の中心は(α)
    で、かつ遅延量の可変範囲が±βの可変遅延であること
    を特徴とする請求項4記載の画像信号処理回路。
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