JP2669332B2 - 復調装置 - Google Patents
復調装置Info
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- JP2669332B2 JP2669332B2 JP5340682A JP34068293A JP2669332B2 JP 2669332 B2 JP2669332 B2 JP 2669332B2 JP 5340682 A JP5340682 A JP 5340682A JP 34068293 A JP34068293 A JP 34068293A JP 2669332 B2 JP2669332 B2 JP 2669332B2
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
ィジタルマイクロ波無線伝送システムにおいて船舶レー
ダー等の干渉を防ぐためのインターリーブ方式を採用し
た復調装置に関するものである。
られているディジタルマイクロ波無線通信の分野では、
船舶レーダー等の、主信号レベルよりも数10dB高い
干渉によって主信号がバースト誤りを受けることを防ぐ
ために、ディジタル信号のビット並び替えを行うインタ
ーリーブ方式が広く採用されている。
た復調装置のブロック図である。図2において、主信号
のレベルより数10dB高いレベルのレーダー干渉を受
けた受信入力信号aが入力端子1へ入力され、分岐回路
2にて2分岐され、夫々検波器3,4へ供給される。検
波器3,4にはVCO14による再生搬送波k及びπ/
2シフタ13による直交再生搬送波k’が夫々入力さ
れ、これ等再生搬送波k,k’と受信入力信号とが乗算
されてベースバンド信号へ変換される。
波数とレーダー干渉の周波数差Δfでドリフトする直流
ドリフト干渉が含まれているが、本来であればこのドリ
フトは直流オフセット制御部5,6により補償され、A
/D変換器7,8へ正規の直流レベルで入力される。
ルス周期約1.3msの周期パルスであるため、ディジ
タル信号d,d’へ変換されたA/D変換器7,8の出
力信号は、約1μsの連続誤り(バースト誤り)を起こ
していることになる。
ランスバーサル等化器9へ入力されて符号間干渉が補償
された信号e,e’となった後、デインターリーブ回路
10へ入力されビットの並び替えが行われる。これによ
りバースト誤りが誤り訂正可能なランダム誤りに変換さ
れる。誤り訂正復号器11において誤り訂正が行われ、
出力信号gが出力端子12から出力される。
回路17’,18’による直流オフセツト制御信号j,
j’により直流オフセツトの制御を行う。時定数制御回
路17’,18’は、復調されたベースバンド信号c,
c’の正規の識別点からのずれを検出した誤差信号e,
e’をRC積分回路により積分することで、直流オフセ
ツト制御信号j,j’を生成するようになっている。
す図である。図3において、送信側,受信側の各々にお
いて、信号ビットの書込み方向及び読出し方向を表した
のが、図3(A)に示す図である。ここで、誤り訂正回
路の1ワードを255ビットとすると、インターリーブ
方式が採用されていない場合は、送信側でmの方向へ2
55ビットずつデータが送信されるが、インターリーブ
方式を採用した場合は、送信側でnの方向へメモリに書
き込まれ送出される。
によりバースト誤りを起こした場合(図(A)の斜線部
分)は、図3(B)に示す受信信号においては斜線に示
す如く連続誤りとなる。この受信信号をデインターリー
ブ回路において読出し方向mの方向へ読出すことによ
り、連続誤りが図3(C)に示すように誤り訂正可能な
1ワードに1〜2ケのランダム誤りとなり、これを誤り
訂正復号回路へ入力して誤りを訂正する。
B高いレベルで、1μsのパルス幅を持ったレーダー干
渉等により、バースト誤りを発生してもインターリーブ
方式を採用することで、本来、訂正できない誤りも訂正
することができる。
ムにおける変調方式は、例えばQPSK変調方式や16
QAM変調方式等の種々の方式が採用され得る。
の復調装置におけるインターリーブ方式の改善効果は、
復調装置に具備されている直流オフセツト制御部5,6
の時定数に影響を受ける。つまり図2において、搬送波
周波数との周波数差Δf=f1の周波数をもつレーダー
干渉が入力されると、検波器3,4により周波数f1の
干渉成分を含んだベースバンド信号c,c’となる。
干渉は直流成分のドリフトとなるため、本来であれば、
直流オフセツト制御部5,6で補償されるべきものであ
るが、搬送波周波数とレーダー干渉との周波数差f1の
干渉成分によるドリフト周期が直流オフセツト制御部
5,6の時定数より小さい場合は、この直流オフセツト
制御部で補償できず、レーダー干渉のパルスがあるパル
ス幅の時間を経過し、パルスがなくなっても直流オフセ
ツト制御信号が追随できず、レーダー干渉のパルス幅以
上の時間にわたって連続誤りが発生することになるた
め、インターリーブ改善特性が劣化する。
オフセツト制御部5,6の時定数を通常より小さい値と
した場合には、直流オフセツト制御信号の制御速度は上
がるけれど、直流オフセツト制御電圧j,j’にジッタ
が発生し、BER(ビットエラーレート)特性が劣化す
るという問題点があった。
のインターリーブ方式を施したディジタルマイクロ波通
信において、レーダー干渉と復調器の搬送波との周波数
差Δfが大となっても、充分なインターリーブ改善特性
を有する復調装置を提供することである。
た場合充分なインターリーブ改善特性を維持しつつBE
R特性劣化をも抑止可能な復調装置を提供することであ
る。
タル無線伝送システムにおける復調装置であって、受信
入力を再生搬送波を用いてベースバンド信号に変換する
手段と、このベースバンド信号に含まれる直流ドリフト
干渉を補償するための直流オフセット制御手段と、この
補償後のベースバンド信号をディジタル信号に変換する
手段とを含む復調装置であって、前記直流ドリフト干渉
のレベルを検出するレベル検出手段と、前記直流ドリフ
ト干渉の周期を検出する周期検出手段と、これ等レベル
検出手段と周期検出手段との検出結果に応じて前記直流
オフセット制御手段の制御時定数を制御する時定数制御
手段とを含むことを特徴とする復調装置が得られる。
て説明する。
ブロック図であり、図2と同等部分は同一符号にて示
す。本実施例は、図2の従来例と同様に、過大なレベル
のレーダー干渉を含んだ変調波を入力とし、この入力信
号を、VCO14の出力である搬送波k及びπ/2シフ
タ13による直交再生搬送波k’にて検波器3,4で直
流ドリフト干渉を含んだベースバンド信号b,b’へ変
換する。
号b,b’は直流オフセツト制御部5,6にてA/D変
換器7,8の正規の入力直流レベルに制御され、A/D
変換器7,8によりディジタル信号d,d’へ変換され
る。このディジタル信号d,d’はディジタル型トラン
スバーサル等化器9へ入力され、符号間干渉を補償され
た信号e,e’となり、さらに信号のビット並び替えに
よってバースト誤りを誤り訂正可能なランダム誤りへ変
換するデインターリーブ回路10へ入力された後、誤り
訂正復号器11へ入力され、誤りが訂正された信号gと
なって出力端子12より出力される。このインターリー
ブ方式の信号ビットの並び替え方法は従来例と同様であ
る。
によって、上記復調装置のベースバンド信号c,c’に
含まれる直流ドリフト干渉成分のレベルを検出するレベ
ル検出部15と周波数を検出する周波数検出部16とに
より、レーダー干渉のレベル、周波数に応じて、直流オ
フセツト制御部5,6の時定数を直流オフセツト時定数
切替回路17,18より切替え、直流オフセツト制御可
能とすることにある。
レベルのレーダーパルス干渉が、搬送波周波数との周波
数差Δf=f2(レーダーパルス干渉と搬送波周波数と
の周波数差がほとんどない状態で、0Hzに近いとす
る)、パルス幅1μsで入力されると、直流ドリフト干
渉成分を含んだベースバンド信号b,b’は、直流オフ
セツト制御部5,6で制御可能な周波数f2(0Hzに
近い)でドリフトするため、A/D変換器7,8の入力
のベースバンド信号c,c’は常に正規のDCレベルに
保たれる。
レーダーパルス幅の1μsの時間のみにとどまる。この
時、レーダー干渉のレベルは十分大きいため、レベル検
出部15の出力信号hはある規定値以上のレベルを検出
し、“1”となる。
は、レーダー干渉と搬送波周波数との周波数差がf2
(0Hzに近い)のため、ある規定値以下の周波数を検
出し、“0”となり、アンド回路19の出力iは“0”
となる。
路17,18は、時定数切替信号iが“0”の時は通常
の大きな時定数として、制御速度をおさえて直流オフセ
ツト制御信号j,j’にはジッタ成分が少なくなるよう
にし、また時定数切替信号iが“1”の時は通常より小
さな時定数へ切替えてある程度速い周期の直流ドリフト
でも追随できるようにする。ただし、その場合、前記直
流オフセツト制御信号j,j’にはある程度ジッタ成分
が印加されBER特性が劣化する。
レベルで、搬送波周波数との周波数差f2(0Hzに近
い)の場合には、直流オフセツト制御部5,6は通常の
大きな時定数で制御可能なため、前記直流オフセツト時
定数切替信号iでは“0”となる。
との周波数差Δf=f3が大きいレーダー干渉の場合
は、ベースバンド信号b,b’の直流ドリフト周期が短
くなり、通常の直流オフセツト制御部では追随できなく
なる。
直流ドリフト周期が短くなったことが検出されて出力信
号h’は“1”となり、直流オフセツト時定数切替信号
iも“1”となる。そして、直流オフセツト制御部5,
6の時定数を小さく、制御速度を速くし、ベースバンド
信号b,b’の直流ドリフト周期に追随できるようにす
ることにより、連続誤り(バースト誤り)がレーダーパ
ルス幅の1μsに収まり、インターリーブ改善特性劣化
を抑えることができるのである。
ない場合は、レベル検出部15にてある規定値より低い
レベルが検出されて出力信号hは“0”となる。する
と、直流オフセツト制御時定数切替信号iも“0”とな
り、直流オフセット制御部5,6は時定数を大きく、制
御速度を抑えて直流オフセツト制御信号j,j’のジッ
タ成分をおさえる通常制御となる。
は、復調されたベースバンド信号c,c’の正規の識別
点からのずれを検出した誤差信号e,e’をRC積分す
ることにより得られる。また、直流オフセツト制御時定
数切替部17,18はピンダイオード、バラクタダイオ
ードやFET等を用いてRC積分の抵抗値やコンデンサ
容量を変化させることにより容易に構成できる。
号のパワーレベルを検出する構成とし、周波数検出部1
6はベースバンド信号の直流ドリフト周期を検出すべ
く、カウンタ等により構成できる。すなわち、直流ドリ
フト周波数を予め定めた単位時間においてカウンタにて
計数することにより実現される。
り数10dB高いレベルでかつ搬送波周波数との周波数
差Δfが直流オフセツト制御部の追随できない周波数と
なるレーダー干渉が入力された場合、そのレーダー干渉
のレベルと直流ドリフト周期を検出して、直流オフセツ
ト制御回路の時定数を切替え、直流オフセツト制御部が
追随可能となるようにし、インターリーブ改善特性の劣
化を防ぐことができるという効果がある。
ない場合は、直流オフセツト制御部の時定数を通常制御
として、制御信号のジッタ等によるBER特性劣化を防
ぐことができる。
り、(A)メモリ内のデータ格納例を示す図、(B)は
バーストエラーを受けた受信信号のメモリへの書込み例
を示す図、(C)は(B)のデータをメモリから読出し
た場合にランダムエラーとなった例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ディジタル無線伝送システムにおける復
調装置であって、受信入力を再生搬送波を用いてベース
バンド信号に変換する手段と、このベースバンド信号に
含まれる直流ドリフト干渉を補償するための直流オフセ
ット制御手段と、この補償後のベースバンド信号をディ
ジタル信号に変換する手段とを含む復調装置であって、
前記直流ドリフト干渉のレベルを検出するレベル検出手
段と、前記直流ドリフト干渉の周期を検出する周期検出
手段と、これ等レベル検出手段と周期検出手段との検出
結果に応じて前記直流オフセット制御手段の制御時定数
を制御する時定数制御手段とを含むことを特徴とする復
調装置。 - 【請求項2】 前記ディジタル信号のビット並び替えを
行うデインターリーブ手段と、このビット並び替え後の
ディジタル信号の誤り訂正をなす手段とを更に含むこと
を特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 【請求項3】 前記レベル検出手段は前記直流ドリフト
干渉補償後のベースバンド信号のレベルを検出するレベ
ル検出器により構成されており、前記周期検出手段は前
記ベースバンド信号の直流ドリフトの周波数を検出する
周波数検出器により構成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の復調装置。 - 【請求項4】 前記時定数制御手段は、前記直流ドリフ
ト干渉のレベルが所定値以上でかつその周期が所定値以
下のときに前記時定数を通常時のそれに比して小に切替
えるよう構成されていることを特徴とする請求項1〜3
いずれか記載の復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340682A JP2669332B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340682A JP2669332B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162469A JPH07162469A (ja) | 1995-06-23 |
JP2669332B2 true JP2669332B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=18339306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5340682A Expired - Lifetime JP2669332B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669332B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4091671B2 (ja) * | 1995-08-08 | 2008-05-28 | 松下電器産業株式会社 | 直流オフセット補償装置 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5340682A patent/JP2669332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07162469A (ja) | 1995-06-23 |
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