JP2668865B2 - 油処理装置 - Google Patents
油処理装置Info
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- JP2668865B2 JP2668865B2 JP61234841A JP23484186A JP2668865B2 JP 2668865 B2 JP2668865 B2 JP 2668865B2 JP 61234841 A JP61234841 A JP 61234841A JP 23484186 A JP23484186 A JP 23484186A JP 2668865 B2 JP2668865 B2 JP 2668865B2
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、潤滑油や作動油等の油中における酸化劣
化，固形不純物の吸着，捕集を行なうための油処理装置
に関するものである。 ［従来の技術］ 一般に、潤滑油や作動油等の油は使用されるにつれ
て、油温，水分，酸素により油中に酸化劣化物，固形不
純物が徐々に増加し、油特性が低下する。そこで、油特
性の回復をはかるために、従来、第２図に示すような油
処理装置が用いられている。 第２図は従来の油処理装置を示す模式図であり、図に
おいて、１はポンプ（油送り部）、２は潤滑油や作動油
等の被処理油を収容する油タンク（油容器）、３は被処
理油の酸化劣化物等を吸着しうる酸化劣化物吸着用白土
を収納する白土収納部、４は被処理油中の固形不純物等
を捕集するためのフイルタ（油中固形物捕集部）であ
る。 そして、上記の白土収納部３およびフイルタ４から油
処理部５が構成される。 次に動作について説明する。油タンク２に収容された
被処理油は、ポンプ１により加圧されて白土収納部３へ
送給される。この白土収納部３において、白土は被処理
油中の酸化劣化物を吸着する。 さらに、被処理油は、フイルタ４を通過することによ
り油中の固形不純物を除去され、油特性が改善されるよ
うになる。 ［発明が解決しようとする問題点］ 従来の油処理装置は以上のように構成されているの
で、油温の上下を伴う系統に上記従来装置を用いた場
合、油温の上昇に伴い、白土収納部３内の白土に予め吸
着されていた水分が、被処理油中に放出され、被処理油
中の水分が増加することになつて、油特性が一部を低下
させるなどの問題点があつた。 この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、被処理油中のの酸化劣化物，固形不純物を
除去するとともに、被処理油に含まれる水分も確実に除
去できるようにして、油特性の向上をはかつた。油処理
装置を得ることを目的とする。 ［問題点を解決するための手段］ この発明に係る油処理装置は、被処理油中における酸
化劣化物，固形不純物の吸着，捕集を行なう油処理部を
そなえるとともに、上記被処理油を加熱する加熱部と、
上記被処理油中の水分を除去する脱水処理部とを設けて
構成したものである。 ［作用］ この発明における油処理装置では、加熱部において被
処理油が加熱され、脱水処理部において同被処理油中の
水分が気化された後、その気化された水分が除去され
る。 ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図はこの発明の一実施例による油処理装置を示す模式
図であり、この第１図において、１はポンプ（油送り
部）、２は潤滑油や作動油等の被処理油中を収容する油
タンク（油容器）、３は被処理油の酸化劣化物等を吸着
しうる酸化劣化物吸着用白土を収納する白土収納部、４
は被処理油中の固形不純物等を捕集するためのフイルタ
（油中固形捕集部）であり、上記の白土収納部３および
フイルタ４から油処理部５が構成される。 また、６は加熱部および脱水処理部を兼ねる耐真空油
容器であり、この耐真空油容器６中には、フイルタ４を
通過した被処理油を耐真空油容器６内に噴霧するノズル
6aと、耐真空油容器６内に収容された被処理油を加熱す
るヒータ6bとがそなえられている。 そして、７は耐真空油容器６の気相部に接続され同耐
真空油容器６を減圧する排気装置、８は耐真空油容器６
中の被処理油を油タンク２へ送給するためのポンプ（油
送り部）である。 次に本実施例の動作について説明する。油タンク２に
収容された被処理油は、従来装置と同様に、ポンプ１に
より加圧されて白土収納部３へ送給される。この白土収
納部３において、白土は被処理油中の酸化劣化物を吸着
する。 そして、被処理油は、フイルタ４を通過することによ
り油中の固形不純物を除去された後、ノズル6aから耐真
空油容器６内へ噴霧される。 これにより当初から被処理油中に含まれていた水分が
気化する。気化した水分は、排気装置７により耐真空油
容器６内から外部に放出（除去）される。そして、耐真
空油容器６内において、水分を除去された被処理油油は
ヒータ6bにより加熱される。 加熱された被処理油は、ポンプ８により油タンク２へ
送給され、再びポンプ１により加圧されて白土収納部３
へ送給されるが、加熱された被処理油が白土処理部３に
おいて、白土を加熱し、白土中に吸着していた水分が強
制的に被処理油に放出される。 このようにして白土中から被処理油中へ放出された水
分は、上述したように、耐真空油容器６内において気化
されて外部に放出（除去）される。 このように、本実施例の装置によれば、被処理油の酸
化劣化物，固形不純物を除去できるだけでなく、被処理
油に含まれる水分さらには白土に吸着していた水分まで
も確実に除去できるようになるので、油温に関係なく、
常時、油特性の品質を向上させることができるのであ
る。 ［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、耐真空油容器中に
おいて加熱された被処理油を白土収納部、フィルタを備
えた油処理部を循環させることにより、被処理油中、お
よび白土中に含まれていた水分が確実に除去された高品
質の油が得られる。
化，固形不純物の吸着，捕集を行なうための油処理装置
に関するものである。 ［従来の技術］ 一般に、潤滑油や作動油等の油は使用されるにつれ
て、油温，水分，酸素により油中に酸化劣化物，固形不
純物が徐々に増加し、油特性が低下する。そこで、油特
性の回復をはかるために、従来、第２図に示すような油
処理装置が用いられている。 第２図は従来の油処理装置を示す模式図であり、図に
おいて、１はポンプ（油送り部）、２は潤滑油や作動油
等の被処理油を収容する油タンク（油容器）、３は被処
理油の酸化劣化物等を吸着しうる酸化劣化物吸着用白土
を収納する白土収納部、４は被処理油中の固形不純物等
を捕集するためのフイルタ（油中固形物捕集部）であ
る。 そして、上記の白土収納部３およびフイルタ４から油
処理部５が構成される。 次に動作について説明する。油タンク２に収容された
被処理油は、ポンプ１により加圧されて白土収納部３へ
送給される。この白土収納部３において、白土は被処理
油中の酸化劣化物を吸着する。 さらに、被処理油は、フイルタ４を通過することによ
り油中の固形不純物を除去され、油特性が改善されるよ
うになる。 ［発明が解決しようとする問題点］ 従来の油処理装置は以上のように構成されているの
で、油温の上下を伴う系統に上記従来装置を用いた場
合、油温の上昇に伴い、白土収納部３内の白土に予め吸
着されていた水分が、被処理油中に放出され、被処理油
中の水分が増加することになつて、油特性が一部を低下
させるなどの問題点があつた。 この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、被処理油中のの酸化劣化物，固形不純物を
除去するとともに、被処理油に含まれる水分も確実に除
去できるようにして、油特性の向上をはかつた。油処理
装置を得ることを目的とする。 ［問題点を解決するための手段］ この発明に係る油処理装置は、被処理油中における酸
化劣化物，固形不純物の吸着，捕集を行なう油処理部を
そなえるとともに、上記被処理油を加熱する加熱部と、
上記被処理油中の水分を除去する脱水処理部とを設けて
構成したものである。 ［作用］ この発明における油処理装置では、加熱部において被
処理油が加熱され、脱水処理部において同被処理油中の
水分が気化された後、その気化された水分が除去され
る。 ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図はこの発明の一実施例による油処理装置を示す模式
図であり、この第１図において、１はポンプ（油送り
部）、２は潤滑油や作動油等の被処理油中を収容する油
タンク（油容器）、３は被処理油の酸化劣化物等を吸着
しうる酸化劣化物吸着用白土を収納する白土収納部、４
は被処理油中の固形不純物等を捕集するためのフイルタ
（油中固形捕集部）であり、上記の白土収納部３および
フイルタ４から油処理部５が構成される。 また、６は加熱部および脱水処理部を兼ねる耐真空油
容器であり、この耐真空油容器６中には、フイルタ４を
通過した被処理油を耐真空油容器６内に噴霧するノズル
6aと、耐真空油容器６内に収容された被処理油を加熱す
るヒータ6bとがそなえられている。 そして、７は耐真空油容器６の気相部に接続され同耐
真空油容器６を減圧する排気装置、８は耐真空油容器６
中の被処理油を油タンク２へ送給するためのポンプ（油
送り部）である。 次に本実施例の動作について説明する。油タンク２に
収容された被処理油は、従来装置と同様に、ポンプ１に
より加圧されて白土収納部３へ送給される。この白土収
納部３において、白土は被処理油中の酸化劣化物を吸着
する。 そして、被処理油は、フイルタ４を通過することによ
り油中の固形不純物を除去された後、ノズル6aから耐真
空油容器６内へ噴霧される。 これにより当初から被処理油中に含まれていた水分が
気化する。気化した水分は、排気装置７により耐真空油
容器６内から外部に放出（除去）される。そして、耐真
空油容器６内において、水分を除去された被処理油油は
ヒータ6bにより加熱される。 加熱された被処理油は、ポンプ８により油タンク２へ
送給され、再びポンプ１により加圧されて白土収納部３
へ送給されるが、加熱された被処理油が白土処理部３に
おいて、白土を加熱し、白土中に吸着していた水分が強
制的に被処理油に放出される。 このようにして白土中から被処理油中へ放出された水
分は、上述したように、耐真空油容器６内において気化
されて外部に放出（除去）される。 このように、本実施例の装置によれば、被処理油の酸
化劣化物，固形不純物を除去できるだけでなく、被処理
油に含まれる水分さらには白土に吸着していた水分まで
も確実に除去できるようになるので、油温に関係なく、
常時、油特性の品質を向上させることができるのであ
る。 ［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、耐真空油容器中に
おいて加熱された被処理油を白土収納部、フィルタを備
えた油処理部を循環させることにより、被処理油中、お
よび白土中に含まれていた水分が確実に除去された高品
質の油が得られる。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の一実施例による油処理装置を示す模
式図であり、第２図は従来の油処理装置を示す模式図で
ある。 図において、５……油処理部、６……加熱部および脱水
処理部を兼ねる耐真空油容器。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。
式図であり、第２図は従来の油処理装置を示す模式図で
ある。 図において、５……油処理部、６……加熱部および脱水
処理部を兼ねる耐真空油容器。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．油を貯蔵する油タンクと、油を循環させるポンプ
と、酸化劣化物を吸着する白土を収容した白土収納部と
固形不純物を捕集するフィルタを備えた油処理部と、内
部が真空排気装置により真空引きされ、前記油処理部に
おいて、酸化劣化物、固形不純物が除去された油を噴霧
して水分を除去し、容器下方に溜まった油を加熱するヒ
ータを備えた耐真空油容器からなる脱水処理部と、該脱
水処理部の真空容器中に溜まった油を抜き取るポンプと
を備えた循環系路を形成し、この循環系路に加熱された
油を循環させて精製処理することを特徴とする油処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61234841A JP2668865B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 油処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61234841A JP2668865B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 油処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6388009A JPS6388009A (ja) | 1988-04-19 |
| JP2668865B2 true JP2668865B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16977204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61234841A Expired - Fee Related JP2668865B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 油処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668865B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS603846B2 (ja) * | 1977-04-21 | 1985-01-31 | 工業技術院長 | 廃白土の再生方法 |
| JPS575048Y2 (ja) * | 1978-04-18 | 1982-01-30 | ||
| JP2507410B2 (ja) * | 1987-04-03 | 1996-06-12 | 日本電気株式会社 | 広域コ−ドレス電話方式 |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP61234841A patent/JP2668865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6388009A (ja) | 1988-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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