JPH0223797B2 - - Google Patents

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JPH0223797B2
JPH0223797B2 JP13305985A JP13305985A JPH0223797B2 JP H0223797 B2 JPH0223797 B2 JP H0223797B2 JP 13305985 A JP13305985 A JP 13305985A JP 13305985 A JP13305985 A JP 13305985A JP H0223797 B2 JPH0223797 B2 JP H0223797B2
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JP
Japan
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container
air
vacuum pump
ejector
drying
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JP13305985A
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English (en)
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JPS61291885A (ja
Inventor
Yasuhiro Minamimoto
Bunro Shirai
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、染色処理後の繊維材料を短時間で乾
燥させるに有用な、高周波乾燥方法及び装置に関
する。
〔従来の技術〕
高周波誘電加熱とは、高周波を受けた物質(水
など)がその分子内運動により発熱する現象をい
い、このような高周波誘電加熱を利用する技術は
古くから確立されていたけれども、取扱いの難し
さとエネルギー効率の低さ等の問題から、その応
用範囲は極めて限定されたものとなつていた。し
かしながら、最近になつて、繊維材料の乾燥に高
周波誘電加熱を利用する技術として高周波真空乾
燥方法が提案されるに到つた(特開昭58―146236
号)。この方法は、染色,脱水後のチーズを、減
圧可能な密閉容器内に収容し、この容器内を減圧
し、一定減圧下でチーズに高周波誘電加熱を付与
して、乾燥するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如き高周波乾燥方法を用いる場合には低
温で水を沸騰蒸発させることができるので、繊維
の伸度や張力の低下が少なく、得られる製品の品
質が優れていることや、被処理繊維材料の含水量
が不均一であつても高周波により選択加熱される
ために乾燥後の繊維材料の含水量が均一になる等
の利点が得られる。しかし、一方で、この高周波
真空乾燥方法は次のような問題点を有していた。
即ち、密閉容器内の減圧には真空ポンプを用いて
いたけれども、真空ポンプによる減圧では50〜
60torrの圧力を得るのが限界であり、50torr以下
にするとコロナ放電が生じて危険であるため、こ
れ以上の減圧は不可能であつた。そのため、綿の
公定水分率である8.5%の水分率を実現すること
は困難であり、かつ、高周波の性質より、繊維材
料に含まれている水分が少くなると通電効率が著
しく低下するため、8.5%の水分率を得るために
は極めて長時間の乾燥処理を要し、またエネルギ
ーコストが嵩むという問題があつた。特に8.5%
より多い水分率の糊付けチーズ等の繊維材料では
貯蔵の間にカビが発生するという不都合があり、
そのため低コストで十分な乾燥を行うことのでき
る高周波乾燥技術の開発の必要があつたのであ
る。
しかして、本発明は上記の如き従来技術の問題
点を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば即ち密閉可能な容器内に繊維材
料を収容した後この容器を密閉し、この容器内を
減圧しながら、前記繊維材料に高周波誘電加熱を
発生させて乾燥する高周波乾燥方法が提供される
のであつて、この方法は、初期減圧の間に容器内
の空気を真空ポンプを用いて排除し、乾燥工程の
間に発生する水蒸気を水エジエクターを用いて排
除し、更に乾燥工程末期において空気及び水蒸気
を真空ポンプとエアーエジエクターを併用するこ
とにより排除して、前記密閉容器内の圧力を最終
的に50torr以下とすることを特徴とする。
本発明はまた密閉可能な容器を備え、この容器
内に繊維材料を収容した後これを密閉し、この容
器内を減圧しながら、前記繊維材料に高周波誘電
加熱を発生させて乾燥するようになした高周波乾
燥装置が提供されるのであつて、この装置は、前
記密閉可能な容器に接続された、初期減圧の間に
容器内の空気を排除するための真空ポンプと、乾
燥工程の間に発生する水蒸気を排除するための水
エジエクターと、及び乾燥工程末期において空気
及び水蒸気を排除するために前記真空ポンプと併
用するエアーエジエクターとを備えることを特徴
とする。
上記の如き構成を有する本発明の方法及び装置
によれば、密閉容器内の真空度を最終的に20torr
程度までとすることが可能となり、それによつ
て、水蒸気の沸点温度が更に低くなり、自然蒸発
により乾燥が促進され、極めて効果的かつ効率的
な乾燥を行うことができ、乾燥繊維材料の水分率
を8.5%以下からほぼ絶乾状態にすることができ
る。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ま
しい実施態様について詳しく説明する。
第1図は、本発明方法を実施するための装置の
略示フローシートである。1は、横型円筒形の密
閉容器であり、前記容器1の一方側に被処理物装
填用の開閉蓋2が設けられている。4は電極板
で、前記容器1の長手方向に直交して異極同志が
隣接するように複数組設置している。前記電極板
4の間には、被処理物であるチーズ等の繊維材料
5が挾着されている。前記複数組の電極板4は、
保持車6上に載置され、前記容器1への装填,取
り出しに用いられる。
7は、前記保持車6に付設された押え板で、該
押え板7は、一端に付設されたシリンダー8の作
動によつて、前記容器1内に収容されている電極
板4及びチーズ等の繊維材料5を脱着できるよう
に構成している。前記電極板4には、高周波発振
器9から接続されている電線10を介して高周波
が給電されている。
前記容器1内で凝縮したドレンは、下方に連結
された配管30からドレン抜弁31を介してドレ
ン貯めタンク32へ送られる。ドレン量が一定位
置まで貯まると、電極棒33で液位をキヤツチ
し、ドレン抜弁31を閉じ、ストツプ弁34、排
出弁35を開いて、ドレンを系外へ排出してい
る。
11は、水エジエクター機構を有する真空発生
装置で、12は貯水タンク、13は循環ポンプ、
14は水エジエクターを示す。貯水タンク12内
の循環水は、循環ポンプ13を介して、水エジエ
クター14へ供給される。水エジエクター14の
真空側に連通するように、前記容器1との間に連
結配管15が設けられている。該配管15には、
真空解除弁16、減圧ストツプ弁17、逆止弁1
8及び真空弁17が付設されている。
20は、真空ポンプ及びエアーエジエクター機
構を組合せてなる真空発生装置である。21は真
空ポンプ、22は貯水タンク、23は逆止弁、2
4はストツプ弁である。真空ポンプ21を運転す
ることにより、貯水タンク22内に収容されてい
る水は、循環路25を介して循環されるととも
に、前記容器1と連通されている配管26を介し
て、容器1内の空気を吸引している。
27はストツプ弁、28は空気入口弁、29は
エアーエジエクターである。
エアーエジエクター29を用いる場合、真空ポ
ンプ21は運転されている。ストツプ弁27、空
気入口弁28を開くと、配管26から真空ポンプ
21間は真空下にあるため、空気入口弁28を介
して流れる急速流によつて、エアーエジエクター
29内の負圧側のエアーを更に吸引し、真空度を
高めることとなる。
第2図は、本願発明方法の各工程に於ける排出
気体と真空発生法との組合せについて説明したも
のである。
尚、各真空発生法に於ける特長を説明する。
(1) 真空ポンプを用いる真空発生法 真空ポンプは、空気の吸込みに適している
が、蒸気の如き凝縮性流体を吸込む場合は、大
容量の動力を必要とし適していない。尚、この
方法による真空発生の限界は、50torr付近まで
である。
(2) 水エジエクターを用いる真空発生法 水エジエクターは、蒸気の吸込みに適してい
るが、空気の如き不凝縮性流体を吸込むには、
適していない。尚、この方法による場合の真空
発生の限界も50torr付近までである。
(3) 真空ポンプと併用した空気エジエクターを用
いる真空発生法 空気エジエクターは、真空ポンプとの併用で
用いられ、空気及び蒸気を20torr以下まで吸込
むのに適している。
減圧工程 まず密閉容器1内へ、被処理繊維材料5を装
填し、蓋3を閉じて、押え装置8の作動により
軸7が電極板4を固定する。
次いで、該容器1内を減圧するために、真空
ポンプ21を運転して容器1内の空気を吸引,
排除して、真空度を700torr→150torrに減圧す
る。尚、この減圧工程期間中は、高周波は入力
されていないので、蒸気はほとんど発生してい
ない。
乾燥工程 約150torrに減圧された時高周波を入力し、
誘電加熱により被処理繊維材料中に含まれてい
る水分を蒸発させ、乾燥させる。この工程に於
いては、水蒸気が発生するので、効率の悪い真
空ポンプを停止させ、水エジエクターを作動さ
せている。真空度は150torrで一定である。
仕上工程 乾燥末期の仕上工程になると、被処理繊維材
料中に含まれている水分は極めて少くなつてい
るので、高周波入力の効率が著しく低下する。
故に、高周波入力を停止し、真空ポンプと併用
してエアーエジエクターを作動させる。この併
用によつて、真空度は約150torrから20torr下
に高減圧されるため、水蒸気の沸点温度も低下
し、更に被処理繊維材料中に含まれている水分
が蒸発して、含水率を低下させることが可能と
なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、極めて効率的な繊維材料の高
周波乾燥が可能となり、また従来においては極め
て困難であつた低水分率の乾燥繊維材料を得るこ
とができる。従つて、本発明は、繊維材料の乾燥
分野における技術の発展に寄与するところ極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置を示す模式図である。第
2図は、各工程に於ける排出気体と真空発生法の
組合せを示す。 1…密閉容器、2…開閉蓋、4…電極板、5…
繊維材料、9…高周波発振器、11…真空発生装
置、14…水エジエクター、21…真空ポンプ、
29…エアーエジエクター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 密閉可能な容器内に繊維材料を収容した後こ
    の容器を密閉し、この容器内を減圧しながら、前
    記繊維材料に高周波誘電加熱を発生させて乾燥す
    る高周波乾燥方法において、初期減圧の間に容器
    内の空気を真空ポンプを用いて排除し、乾燥工程
    の間に発生する水蒸気を水エジエクターを用いて
    排除し、更に乾燥工程末期において空気及び水蒸
    気を真空ポンプとエアーエジエクターを併用する
    ことにより排除して、前記密閉容器内の圧力を最
    終的に50torr以下とすることを特徴とする方法。 2 真空ポンプとエアーエジエクターを併用して
    減圧を行う間、高周波誘電加熱が停止される特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 密閉可能な容器を備え、この容器内に繊維材
    料を収容した後これを密閉し、この容器内を減圧
    しながら、前記繊維材料に高周波誘電加熱を発生
    させて乾燥するようにした高周波乾燥装置におい
    て、前記密閉可能な容器に接続された、初期減圧
    の間に容器内の空気を排除するための真空ポンプ
    と、乾燥工程の間に発生する水蒸気を排除するた
    めの水エジエクターと、及び乾燥工程末期におい
    て空気及び水蒸気を排除するために前記真空ポン
    プと併用するエアーエジエクターとを備えること
    を特徴とする装置。
JP13305985A 1985-06-20 1985-06-20 高周波乾燥方法および装置 Granted JPS61291885A (ja)

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