JP2668145B2 - 殺菌無菌包装方法及びその装置 - Google Patents

殺菌無菌包装方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば容器を殺菌した後、直ちに食品など
の内容物を無菌条件下に充填包装する、殺菌無菌包装方
法及び該方法を効率よく実施することができる装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
無菌包装に用いる容器等について種々の殺菌方法が提
案されている。例えば、特開平1−167029号公報には、
容器に内容物を充填する前に、容器の内部に熱風と蒸気
とを混合した高温高湿度の混合気体を噴射し、その後、
熱風を吹きつけて容器を乾燥する方法が開示されてい
る。そして、具体的には、無菌チャンバー内に設けた容
器組み立て装置と容器殺菌充填密封装置を用いて殺菌充
填を行っている。ところが、この方法だと、無菌チャン
バー内に紙容器を供給する場合には無菌チャンバー内に
殺菌が混入するおそれがあり、また、装置全体を無菌チ
ャンバー内に収容しているので設備が大規模になり、生
産コストが上昇するという問題がある。
又、容器を殺菌した後、仮密封して内部を無菌状態に
保ったまま、別工程で内容物を無菌充填することも開示
されているが、この方法だと容器を無菌充填装置に導入
する際に、該無菌充填装置内に雑菌が混入するおそれが
ある。
一方、特開昭57−94280号公報には、容器の殺菌ステ
ーションを含む無菌室と充填ステーションを含む無菌室
を、隔壁により分割した殺菌装置を使用する方法が開示
されているが、この方法だと容器を殺菌ステーションを
含む無菌室に入れる際に雑菌が混入するおそれがあり、
完全な無菌状態で充填することができない可能性があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明は、雑菌が混入するおそれを著しく低
下させることができる殺菌無菌包装方法を提供すること
を目的とする。又、本発明は殺菌無菌包装方法を効率よ
く実施することができる殺菌無菌包装装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、空気より軽い殺菌ガスを収容する殺菌槽の
底部入口から被処理物を殺菌槽の中に入れ、該被処理物
を下→上→横→下、即ち、第1殺菌室の底部入口第1殺
菌室上部→第2殺菌室上部→第2殺菌室の底部出口と移
動させ、次いで直ちに無菌チャンバーに入れて、無菌条
件下で包装すると、上記課題を効率よく解決できるとの
知見に基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、空気より軽い殺菌ガスを収容す
る第1殺菌室と第2殺菌室とを水平方向に、かつ内部の
殺菌ガスが上部で水平方向に移動可能に仕切り板を介し
て連結されてなる底部解放型の殺菌槽の第1殺菌室の底
部から被処理物を第1殺菌室に導入し、次いで第2殺菌
室へ移動させながら該被処理物を殺菌した後、直ちに、
第2殺菌室の底部出口から該底部出口に連結された無菌
チャンバーに導入して、無菌条件下に被処理物を包装す
ることを特徴とする、殺菌無菌包装方法を提供する。
本発明の殺菌無菌包装方法は、種々の装置を用いて行
うことができるが、空気より軽い殺菌ガスを収容する第
1殺菌室と第2殺菌室とを水平方向に、かつ内部の殺菌
ガスが上部で水平方向に移動可能に仕切り板を介して連
結されてなる底部解放型の殺菌槽、該殺菌槽の第2殺菌
室の底部出口に連結され、殺菌ガスよりも重いガスを収
容し、かつ包装装置を備えた無菌チャンバー、及び第1
殺菌室の底部から導入され第1殺菌室、第2殺菌室、無
菌チャンバーを通るコンベアーを備えた殺菌無菌包装装
置を使用することにより、極めて効率的に行うことがで
きる。
次に、本発明を添付図面を用いて説明する。第1図
は、本発明にかかる殺菌無菌包装装置1の概略断面図で
あり、殺菌槽2に第1殺菌室3と第2殺菌室4とが内部
の殺菌ガス5が上部で水平方向に移動可能なように仕切
り板6によって仕切られて形成されている。殺菌槽2は
底部解放型であって、第1殺菌室3の底部7は外部につ
ながっており、第2殺菌室4の底部8は無菌チャンバー
9に連結している。第1図の装置では、仕切り板6が無
菌チャンバー9が外部と接触するのを防止する役割をも
有している。第1図の装置では、無菌チャンバー9内に
充填装置10及び包装機11が設けられている。また、第1
殺菌室3、第2殺菌室4及び無菌チャンバー9内を移動
するコンベアー12が設けられている。
本発明において殺菌処理を施す被処理物としては、包
装容器、食品具材、医療用具等が例示できる。
殺菌槽2に充填する空気よりも軽い殺菌ガス5として
は、70〜100℃の蒸気、100〜300℃の過熱蒸気及びエタ
ノール蒸気などの殺菌性ガスがあげられる。これらのう
ち、取り扱い易さ、殺菌性及び後処理などの点から蒸気
を使用するのが好ましい。本発明の殺菌無菌包装方法を
行うにあたっては、第1図に示すように、殺菌槽2内の
殺菌ガス5の下に空気層13を介在させるのがよい。この
ようにすると、殺菌ガスガ殺菌槽2の外にもれるのを効
率的に防止することができるからである。具体的には、
殺菌槽2内、底部に空気層を30〜150cmの高さで介在さ
せるのがよい。
この際、第1殺菌室3内の空気層が第2殺菌室4に流
入するのを防止するために、仕切り板6が空気層13より
も上方に出るように、例えば30〜150cm高く出るように
するのがよい。
一方、無菌チャンバー9内には、殺菌ガス5よりも重
いガス、例えば除菌された空気が充填されており、外部
から微生物が混入してこないようにしてある。具体的に
無菌チャンバー9としては、内部の空気を除菌フィルタ
ーで処理している室、無菌チャンバー9内を予めオゾン
や紫外線で殺菌した室などが例示される。以上のよう
に、殺菌槽に空気より軽い殺菌ガスを入れ、無菌チャン
バーに殺菌ガスよりも重いガスを入れることによって、
第2殺菌室と無菌チャンバーとを特別な装置を使用する
ことなく、雑菌の混入のおそれを完全に排除しつつ簡易
に連結することができるのである。
本発明では、例えばまづ解放容器をコンベアー12に乗
せた後、第1殺菌室3に導入し、次いで第2殺菌室4に
移動させる間に殺菌ガス5により、容器14を殺菌する、
その後直ちに第2殺菌室4の底部に連結された無菌チャ
ンバー9に移動させ、ここで殺菌ずみの内容物を充填装
置10を用いて容器14に充填し、その後包装機11を用いて
無菌状態下で密封包装する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、殺菌槽と無菌チャンバーとを連続的
に通過させて、殺菌と無菌包装とを効率的に行うことが
できる。また、本発明の装置によれば、簡単な構造で殺
菌槽と無菌チャンバーとを連結させることができ、しか
も無菌チャンバーに雑菌が混入するおそれを著しく排除
することができる。
従って、本発明の方法により、例えば、ソース、スー
プ、惣菜、プリン等のデザートなどの食品を容器に無菌
充填包装することができる。
次に、実施例により本発明を説明する。
〔実施例〕
実施例1 第1図に示す殺菌無菌包装装置を用い、約100℃の蒸
気を収容する第1殺菌室3の底部7から、解放型のプラ
スチック(材質:ポリプロピレン)成型容器14を、第1
殺菌室3に導入した。次いで、該成型容器を第1殺菌室
上部→第2殺菌室4の上部→第2殺菌室の底部と移動さ
せながら約10秒間殺菌処理を施した。次に、上記殺菌処
理を施した成型容器を、第2殺菌室の底部出口8から該
底部出口に連結された内部の空気を除菌フィルターで処
理している無菌チャンバー9内に導入して、ここで殺菌
済みのカレーソースを充填装置10を用いて上記成型容器
に充填し、該成型容器上部フランジ部と予め殺菌処理を
施した蓋材(材質:ポリプロピレン)を熱溶着させて密
封充填包装されたカレーソースを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる殺菌無菌包装装置の概略断面図
である。 図中、1は殺菌無菌包装装置、2は殺菌槽、3は第1殺
菌室、4は第2殺菌室、5は殺菌ガス、6は仕切り板、
9は無菌チャンバー、10は充填装置、11は包装機を示
す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気より軽い殺菌ガスを収容する第1殺菌
    室と第2殺菌室とを水平方向に、かつ内部の殺菌ガスが
    上部で水平方向に移動可能に仕切り板を介して連結され
    てなる底部解放型の殺菌槽の第1殺菌室の底部から被処
    理物を第1殺菌室に導入し、次いで第2殺菌室へ移動さ
    せながら該被処理物を殺菌した後、直ちに、第2殺菌室
    の底部出口から該底部出口に連結された無菌チャンバー
    に導入して、無菌条件下に被処理物を包装することを特
    徴とする、殺菌無菌包装方法。
  2. 【請求項2】空気より軽い殺菌ガスを収容する第1殺菌
    室と第2殺菌室とを水平方向に、かつ内部の殺菌ガスが
    上部で水平方向に移動可能に仕切り板を介して連結され
    てなる底部解放型の殺菌槽、該殺菌槽の第2殺菌室の底
    部出口に連結され、殺菌ガスよりも重いガスを収容し、
    かつ包装装置を備えた無菌チャンバー、及び第1殺菌室
    の底部から導入され第1殺菌室、第2殺菌室、無菌チャ
    ンバーを通るコンベアーを備えていることを特徴とす
    る、殺菌無菌包装装置。
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