JP2666573B2 - 多軸ロボットの手首駆動装置 - Google Patents

多軸ロボットの手首駆動装置

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JP2666573B2
JP2666573B2 JP3008425A JP842591A JP2666573B2 JP 2666573 B2 JP2666573 B2 JP 2666573B2 JP 3008425 A JP3008425 A JP 3008425A JP 842591 A JP842591 A JP 842591A JP 2666573 B2 JP2666573 B2 JP 2666573B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば8軸程度の多軸機
能を有するロボットにおける手首部を駆動する多軸ロボ
ットの手首部駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体の組立て工程は、フロアメイン工
程、メインボティー工程、及びメタルライン工程を通常
有している。フロアメイン工程は、フロントフロアパネ
ルとリアフロアパネル等を接合してフロアメインを形成
する工程であり、メインボティー工程はフロアメインに
対してボディサイドパネルやルーフパネル等を接合する
工程である。この工程でルーフパネルが付けられた状態
で、車室内の各部位に対して溶接作業等がなされること
がある。このような作業に使用されるロボットは、8軸
程度の多軸機能を有するものが使用されている。車室内
の各部位に対して溶接作業がなされる場合には、ロボッ
トのアームの先端に取付けられた手首部に、スポット溶
接ガンを装着して、これにより行なう。この溶接ガンが
複雑な軌跡を描いて移動し得るようにすべく、上述した
ように、スポット溶接ガンには、例えば合計8軸の軸数
機能を付与させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような多軸機能を
有するロボットにおいては、従来ロボットアームの先端
の手首部に取付けられる溶接ガンを駆動するために手首
部駆動装置を、ロボットアームの後端部に配置するよう
にしている。図6は従来使用されている多軸ロボットの
一例を示す図であり、この図に示すように、手首部1を
駆動するための手首用モータ2をアーム3の後端部に装
着し、この手首用モータ2の動力を、アーム3内に組込
まれたシャフトによって手首部1まで伝達するようにし
ている。このように、アーム3の先端部に位置する手首
部1の駆動のために、アーム3の後端部にモータ2を取
付けるようにしたのは、手首部1内に駆動用モータを内
蔵させると、この駆動モータにブレーキ部と減速機の部
分をも組付けざるを得ず、手首部1自体のサイズが大き
くなるためである。しかしながら、このようにアーム3
の後端部に手首用モータ2を取付けるようにすると、ア
ームが相互に折り曲がるように2つのアームで構成され
る場合には、折り曲げ自在に接合された軸部分を介して
手首部にまで動力を伝達させる必要があり、この軸部分
の軸周りが非常に大きくなるという問題点がある。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、手首部内にこれを駆動するための小
型の駆動装置を内蔵させ、手首部自体を大型化すること
なく、所望の作動を行ない得るようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ロボットアームの先端にこれに対して回転
自在に装着された手首部と、当該手首部にこれに対して
回転自在に装着される作動部材とを有し、当該作動部材
が多数の軸数機能を有する多軸ロボットの手首駆動装置
において、前記アーム、前記手首部及び前記作動部材の
うち駆動側となった部材にモータを取付け、前記モータ
の主軸に装着された駆動側回転体と、前記アーム、前記
手首部及び前記作動部材のうち従動側となった部材に固
着された従動側中空回転体とにより減速機を形成し、当
該減速機の温度上昇を防止するファンを前記モータの主
軸に備え、前記従動側中空回転体を回転自在に支持する
軸受部材を、前記従動側中空回転体から軸方向にずれた
位置に設置してなる多軸ロボットの手首駆動装置であ
る。
【0006】
【作用】減速機はモータの主軸に取付けられた駆動側回
転体と、従動側となる部材に固着された従動側中空回転
体とから形成されて中空構造となっており、従動側中空
回転体はこれに対して軸方向にずれた位置の軸受部材に
よってモータ側に回転自在に支持されている。これによ
り、中空減速機の支持部材を含めて、駆動装置の全体サ
イズを小型化し得ることが可能となり、ロボットのアー
ムこれに対して回転自在に装着される手首部、及びこの
手首部に対して回転自在に装着された作動部材例えばス
ポット溶接ガンを、これらの部材のうち駆動側となる部
材に取付けたモータによって、伝達部材を介することな
く、直接駆動することができる。減速機が小型化されて
も、そこで発生する熱は、モータの主軸に設けられたフ
ァンによって形成される冷却風によって確実に冷却され
る。
【0007】
【実施例】以下、図示する本発明の一実施例に基いて本
発明を詳細に説明する。図1及び図2は本発明の手首駆
動装置が内蔵されたロボットの全体を示す図であり、図
3はこのロボットを用いて車体Wの車室内の種々の部位
に対するスポット溶接作業を行なっている状態を示す斜
視図である。
【0008】図示するように、このロボット10は、基
台11に旋回軸S1軸方向に旋回自在に取付けられた旋
回台12を有し、この旋回台12には軸13を中心に揺
動自在となった揺動アーム14が取付けられ、リンク1
5を介してこの揺動アーム14と平行となった揺動アー
ム16が軸13に連結されている。そして、これらの揺
動アーム14、16は矢印で示す揺動軸S2軸方向に揺
動するようになっており、これらの揺動アーム14、1
6の先端にはこれらのアームによってS3軸方向に上下
動自在となったアーム17が取付けられ、このアーム1
7にはS4軸方向に回転自在となった回転ロッド18が
装着されている。また、この回転ロッド18の先端に
は、S5軸方向に回動自在となったアーム19が取付け
ら、更にこのアーム19の先端にはS5´軸方向に回動
自在となったアーム20が取付けられている。そして、
このアーム20の先端に、S6軸方向に回転自在となっ
た手首部21が取付けられ、この手首部21はS6軸方
向に対して直角方向のS7軸方向に回転自在となってい
る。この手首部21にはスポット溶接ガン22がS8軸
方向に回転自在に取付けられている。
【0009】前記S4軸とS5軸の機能つまり回転ロッ
ド18の回転とアーム19、20の回転は、アーム17
の後端部に取付けられたモータ25によってなされ、ア
ーム20の回転に前記モータ25の駆動力を伝達するた
めに、両アーム19、20の回転調心軸に取付けられた
プーリーにはタイミングベルト26が掛け渡されてい
る。一方、S6軸の機能つまり手首部21を矢印S6軸
方向に回転させる機能は、アーム20内に組込まれた駆
動装置によってなされる。同様に、S7軸及びS8軸の
機能は、手首部21内に組込まれた駆動装置によって達
成されるようになっている。したがって、S6〜S8軸
の機能は、ロボット本体側に組込まれた駆動源から動力
を伝達することなく、直接駆動されるようになってい
る。
【0010】図4はアーム部20と手首部21の内部構
造を示す断面図であり、この図は、手首部21に取付け
られるスポット溶接ガン22をS8軸方向に回転させる
ための駆動装置を示す。この駆動装置の詳細を示すと図
5の通りである。図5に示されるように、サーボモータ
31はブレーキ部と一体となってハウジング内に設けら
れており、このハウジングには取付フランジ32が固着
されている。モータハウジングの先端側から突出したモ
ータ主軸33には駆動側回転体34が取付けられ、この
回転体34は、従動側の被駆動部材に取付けられた中空
の従動側回転体35内に位置している。これらの両回転
体34、35の間には、可撓性の筒体36が介在し、こ
の後端部は取付フランジ32に固着されている。そし
て、これらの両回転体34、35と筒体36によって、
中空形状の減速機37が構成されている。この減速機3
7を冷却するために、モータ主軸33には空気吸引穴3
8が形成され、モータ主軸33に設けられたファン部材
39の作用により、空気吸引穴38から吸入された空気
は、モータハウジング内を通って、これに設けられた放
熱穴40から流出する。これにより、減速機37内の温
度上昇が抑制される。
【0011】中空の従動側回転体35を回転自在に支持
するために、これと一体となった内側環状体41と、取
付フランジ32に一体となった外側環状体42との間に
は、筒体36の外方に位置させてクロスローラベアリン
グ43が組込まれている。これにより、モータハウジン
グ自体の外径を大きくすることなく、モータ主軸33の
回転を所定の低速度に減速した後に、被駆動部材に回転
を伝達することができる。また、サーボモータ31と減
速機37等を含めて、これら全体が図5に示されるよう
に、ユニット化されることになり、部品の故障時には、
ユニット全体を交換することによって、メインテナンス
が容易となる。また、このユニットは、S6軸、S7軸
及びS8軸の駆動についてほぼ同様の構造となってお
り、同一のユニットを何れの部分に対しても装着するこ
とができる。つまり、S6軸の駆動は、手首部21に対
して駆動側部材となるアーム20にモータ31を取付
け、従動側の中空回転体35を手首部21に固着するこ
とによってなされる。同様に、作動部材としてのスポッ
ト溶接ガン22は、手首部21に対して従動側部材とな
っており、駆動側となる手首部21に取付けられたモー
タ31により、スポット溶接ガン22に固着された中空
回転体35を駆動することによりなされる。更に、S7
軸の機能も同様にして得られる。図4に示されるよう
に、S7軸方向の回転中心軸45は、外側回転体35の
回転中心つまりモータ主軸33の回転中心に対して、9
0°位相がずれると共に、交差せずにずれている。した
がって、この部分の構造が簡単となり、駆動装置は小型
となる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロボッ
トにアームに回転自在に取付けられる手首部と、この手
首部に回転自在に取付けられるスポット溶接ガンのよう
な作動部材とをそれぞれ、これらの部材のうち駆動側と
なる部材に取付けられたモータと中空の減速機とにより
なる小型の駆動装置により、伝達部材を介することなく
直接回転駆動することができるので、これらの部材を駆
動するための装置が大型とならず、従来の同様な軸数機
能を小型のロボットにより得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例に係る多軸ロボットの手首
駆動装置が組込まれたロボットを示す正面図、
【図2】は図1の斜視図、
【図3】は図1及び図2に示されたロボットにより車体
の溶接作業を行なっている状態を示す斜視図、
【図4】はロボットの手首部の内部構造を示す断面図、
【図5】は図4に示された駆動装置の拡大図、
【図6】は従来の多軸ロボットを示す正面図である。
【符号の説明】
20…ロボットアーム、21…手首部、22…スポット
溶接ガン、31…サーボモータ、32…取付フランジ、
33…モータ主軸、34…駆動側回転体、35…従動側
回転体、37…減速機、38…空気吸入穴、39…ファ
ン、40…放熱穴、43…軸受。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームの先端にこれに対して回
    転自在に装着された手首部と、当該手首部にこれに対し
    て回転自在に装着される作動部材とを有し、当該作動部
    材が多数の軸数機能を有する多軸ロボットの手首駆動装
    置において、前記アーム、前記手首部及び前記作動部材
    のうち駆動側となった部材にモータを取付け、前記モー
    タの主軸に装着された駆動側回転体と、前記アーム、前
    記手首部及び前記作動部材のうち従動側となった部材に
    固着された従動側中空回転体とにより減速機を形成し、
    当該減速機の温度上昇を防止するファンを前記モータの
    主軸に備え、前記従動側中空回転体を回転自在に支持す
    る軸受部材を、前記従動側中空回転体から軸方向にずれ
    た位置に設置してなる多軸ロボットの手首駆動装置。
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