JP2666391B2 - 遅延線路 - Google Patents

遅延線路

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JP2666391B2 JP63176637A JP17663788A JP2666391B2 JP 2666391 B2 JP2666391 B2 JP 2666391B2 JP 63176637 A JP63176637 A JP 63176637A JP 17663788 A JP17663788 A JP 17663788A JP 2666391 B2 JP2666391 B2 JP 2666391B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分布定数型の遅延線路に関する。
〔従来の技術〕
従来の分布定数型遅延線路は、第8図の断面図に示す
ような構造をしている。すなわち、中心導体11と外部導
体14とで構成された同軸状の線路の中心導体11をフェラ
イト13などの磁性材料の表面にコイル状に巻いてインダ
クタンスを増加させ、さらに、中心導体11と外部導体14
の間に誘電体12を配している。このコイル状に巻かれた
中心導体11のインダクタンスLと中心導体11と外部導体
14間の分布容量Cとにより遅延線路を形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の分布定数型遅延回路は、一般にインダ
クタンスLが静電容量Cよりも大きくなるので、この回
路の持つ特性インピーダンスZ0が高くなり、インダクタンスLの端末に存在する浮遊容
量の影響を受けやすく、遅延時間の長い遅延回路ほど、
遅延可能な上限の信号周波数は低くなる欠点がある。ま
た、フェライト上に中心導体11をコイル状に巻き、さら
に、その上に誘電体をかぶせる構造のため、インダクタ
ンスLの調整が極めて困難であった。
本発明の目的は遅延可能な上限の信号周波数を高く
し、かつ、遅延線路長の調整を容易に行うことができる
遅延線路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の遅延線路は両端に信号接続用端子を有するマ
イクロストリップラインによる誘導線路パタンと、接地
面を構成する接地パタンと、前記誘導線路パタンと前記
接地パタンとを絶縁して交互に積層するための誘電体板
と、積層された前記複数の誘導線路パタンの信号接続用
端子間を複数の信号接続用スルーホールにより複数の接
地パタンおよび誘電体板を貫通して縦続接続した遅延線
路において、前記各誘電体板の信号接続用スルーホール
を分断するスリットと、前記スリットにより分断された
信号接続用スルーホールの金属膜間を導通させる互いに
独立した金属片と信号入出力用の金属片とを有する接続
子とを備え、前記接続子を任意の位置の前記スリットに
挿入して所定の長さの誘導線路を構成している。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図,第2図は本発明の一実施例の要部を示す平面
図であり、第3図は本実施例の要部の構成図である。ま
ず、第3図は、遅延線路の構成単位であるモジュール9
の構成を示している。すなわち、誘電体板7Aの一面には
金属蒸着等による誘導線路パタン5が形成され、対向す
る他の面は同じく金属蒸着等によるアース面6で形成さ
れている。また誘導体板7Bはモジュール9の多層化に必
要な誘電体板である。誘導線路パタン5は、第1図に示
すように、インダクタンス成分となる誘導線路2がマイ
クロストリップラインで形成されている。またキャパシ
タンス成分は誘導線路2と周辺の図のハッチで示したア
ース部4との間で形成される。端子1A、1Bは誘導線路2
へのそれぞれ信号入力、出力用の端子であり、後述する
信号接続用スルーホール8につながる。スルーホール3
はアース接続用の貫通孔である。アース面6は、第2図
に示すように、貫通孔1′A,1′Bが誘導線路パタン5
の端子1A,1Bの信号を後述する信号接続用スルーホール
8による多層化されたほかのモジュールに供給するため
の接続線用に開けられている。またハッチで示したアー
ス面6のスルーホール3は誘導線路パタン5のスルーホ
ール3と誘導体板7A,7Bを通してアース接続するための
貫通孔である。
第4図,第5図は同じく本実施例の複数モジュールの
組立図である。すなわち、複数のモジュール9が多層に
積みあげられた積層構造となっている。アース線10は、
第5図に示すように、各モジュール9の誘導線路パタン
のアース部4とアース面6とを同電位にするためにスル
ーホール3を介して縦方向にすべて接続される。
次に各モジュール間の接続と誘導線路長を設定するた
めの構成を第6図の構成説明図により説明する。各モジ
ュール間の信号接続用端子1A,1B間は内壁が金属膜で形
成された信号接続用スルーホール8により、アース面6
を貫通する形で接続されているが、この接続されている
信号接続用スルーホール8の部分を分断するように誘電
体板7A,または7Bにスリット20を設け電気的接続を切り
はなす。つぎに図のように、接続子15に設けられた互い
に絶縁された接続片16をスリット20に挿入して電気的に
切りはなされた信号接続用スルーホールを再び導通状態
にする。すなわち、第6図A部を拡大した第7図の断面
図に示すように金属膜19が接続片16により接続される。
第6図に戻りこのように複数の接続片6をスリット20に
挿入することにより、複数のモジュール9の誘導線路が
縦続接続されて所望の長さの誘導線路を形成する。第6
図では、信号が図示していない上部のモジュール9から
供給され、この形成された誘導線路の終端から信号取出
し片17により信号が取出される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、マイクロストリ
ップラインで形成された遅延線路を多層構成とすること
により、その特性インピーダンスは、どんなに多層化し
てもほぼ一定である。特に信号入出力端子への導入線が
短くなり浮遊容量が少なくなる。したがって使用可能な
上限の周波数特性を劣化させることなく、遅延時間を増
加させることができる。さらに、電気的に分断された多
層化モジュールを接続子により再接続することにより、
任意の長さの遅延線路を構成できるので、遅延時間の調
整が簡単に行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の一実施例の要部の平面図、第
3図は本実施例の要部の構成図、第4図,第5図は本実
施例の組立図、第6図は本実施例の誘導線路の構成説明
図、第7図は本実施例の要部を拡大した断面図、第8図
は従来の遅延線路の構成図である。 1A,1B……端子、1′A,1′B……貫通孔、2……誘導線
路、3……スルーホール、4……アース部、5……誘導
線路パタン、6……アース面(接地パタン)、7,7A,7B
……誘電体板、8……信号接続用スルーホール、9……
モジュール、10……アース線、11……中心導体、12……
誘電体、13……フェライト、14……外部導体、15……接
続子、16……接続片、17……信号取出し片、18……絶縁
体、19……金属膜、20……スリット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に信号接続用端子を有するマイクロス
    トリップラインによる誘導線路パタンと、接地面を構成
    する接地パタンと、前記誘導線路パタンと前記接地パタ
    ンとを絶縁して交互に積層するための誘電体板と、積層
    された前記複数の誘導線路パタンの信号接続用端子間を
    複数の信号接続用スルーホールにより複数の接地パタン
    および誘電体板を貫通して縦続接続した遅延線路におい
    て、前記各誘電体板の信号接続用スルーホールを分断す
    るスリットと、前記スリットにより分断された信号接続
    用スルーホールの金属膜間を導通させる互いに独立した
    金属片と信号入出力用の金属片とを有する接続子とを備
    え、前記接続子を任意の位置の前記スリットに挿入して
    所定の長さの誘導線路を構成することを特徴とする遅延
    線路。
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