JP2665560B2 - 燃料注入口 - Google Patents

燃料注入口

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、燃料注入時に、燃料タンク内の気体燃料
を遮蔽するシール部を備えた車両用の燃料タンクの注入
口に関する。特にこの発明は、燃料注入時に燃料タンク
内が高圧になつたときに、その高圧を逃がす機構の改良
に関する。
<従来の技術> 従来、例えば自動車用の燃料注入口1の構成は、第7
図に示す如くであつた。この燃料注入口1は燃料タンク
3の右側壁から右斜め上方へ向けて突設された筒状の部
材である。なお、図中の符号5はブリザーホース、符号
6はロールオーバーバルブ、符号7はキヤニスタであ
る。そして、燃料注入口1へ燃料注入ノズル9を挿入し
て、燃料11をタンク3へ注ぎ込む。
しかしながら、上記構成の燃料注入口1では、ノズル
9との関係をすき間嵌めとなるので、タンク3内で気化
した燃料ベーパー12が両者のすき間から外部へ漏れ出て
いた。
そこで、第8図の如く、内周面へシール部14を備えた
燃料注入口10が提案されている(ノズル追従部E テク
ニカルペーパー 851204参照)。図中の符号15はリテー
ナ、符号17はトラツプドアである。この燃料注入口10で
は、ノズル9を挿入したとき、トラツプドア17が奥側へ
開くとともに、シール部14がノズル9の外周面に、周方
向へ連続して密接する(第9図参照)。これにより、タ
ンク3内の燃料ベーパー12は外部へ漏れ出なくなる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながらこの状態で、例えばノズル9のオートス
トツプ機構が故障していると、高圧で送り込まれる燃料
は、タンクの内圧がある限界値を越えたとき、シール部
を押し広げて一度に外部へ吹き出すおそれがある。
<課題を解決するための手段> この発明は上記課題にかんがみてなされた燃料注入口
である。そしてその構成は、一端を燃料タンクへ連通
し、他端を外部へ開口する筒状の本体部と、本体部の内
方に配置されて、本体部へ挿入された燃料注入ノズルの
外面へ周方向へ連続して密接し、燃料タンク内の燃料ベ
ーパーが本体部から外部へ放出されることを防止するシ
ール部と、本体部の開口部へ取り付けられ、該開口部の
内周へ密接するストレート部と、該ストレート部から外
側へ折り返されて、開口部の外周へかしめ止めされる被
かしめ部とを備えてなる口金部と、開口部の外周から立
ち上がり、車両ボデイへ固定されるフランジ部と、を備
えてなる燃料注入口であつて、シール部と本体部の内周
との間に、燃料タンクの高圧を逃がす安全弁機構が配設
され、被かしめ部と開口部外周面との間には、環状のシ
ール材の一縁が挟み込まれ、該シール材の他縁はフラン
ジ部と車両ボテイとの間へ挟み込まれ、口金部と開口部
との間には、シール材の下へまわり込む燃料逃がし路が
形成され、シール材の外部へ表出する部分において、燃
料逃がし路の仮想延長線上の位置に、燃料逃がし路と連
通する燃料逃がし弁が形成されていることを特徴とす
る。
<実施例> 以下、この発明を実施例に基づいて更に詳細に説明す
る。
実施例の注入口21は、本体部23、シール部27、口金部
31、移動部51、プツシヤ61、安全弁機構70及びガスケツ
ト90を備えてなる。
本体部23は筒状であつて、図示左側で燃料タンクへ連
通している。図示右端が開口部25である。開口部25の外
周にはフランジ部24が形成されている。この本体部23及
びフランジ部24は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリ
エチレン等の合成樹脂で一体的に形成されている。
本体部23はその開口部25に軸方向の溝26(燃料逃がし
路)を備えている。この溝26は、開口部25の内周面に形
成された部分26aと、開口部25の先端ないし外周面に形
成された部分26bからなる。実施例では、この溝26を合
計4条、それぞれ均等な間隔を取つて形成した。勿論、
ノズルのオートストツプが故障したときに燃料を効率よ
く逃がすものであれば、この溝26の形成数は特に限定さ
れるものではない。また、開口部25の内周面に形成され
た溝の部分26aを、口金部100の保護部35の外周面へ形成
してもよい。更には、内周面に形成された溝の部分26a
から、開口部25の外周面へ貫通孔を形成することもでき
る。
シール部27は、耐油製のゴム材料で形成された環状の
部材であり、その内周部分は変形可能なように薄肉にさ
れるとともに、無負荷状態でノズル29の外周より小さく
設計されている。これにより、ノズル29が挿入された状
態で、第1図のようにシール部27はノズル29の外面に周
方向へ連続して密接することとなる。シール部27の外周
部分は、移動部51を構成する筒部53に固定されている。
口金31は、縮径部33、保護部35及び被かしめ部37を順
設した構成である。
保護部35は本体部23の開口部25の内周へ密接してこれ
を保護しており、図示しないフユーエルキヤツプを螺合
するための凸条39を備える。縮径部33は保護部35の左端
から延設され、その先端外周面はシール部27のガード41
となる。即ち、本体部23へノズル20を挿入しない状態
で、移動部51の作用(ばね55に押されること)によりシ
ール部27はこのガード41へ乗り上げる(第6図参照)。
これにより、ノズル挿入時に、ノズル29の先端(通常こ
こには傷が付いている。)がシール部27へ干渉し、これ
を傷付けることを防止している。被かしめ部37は保護部
35の右端から延出されて、外側へ折り返され、更に開口
部25の外周へガスケツト90を介してかしめ止めされてい
る。
移動部51は、シール部27を連結した筒部53、これを図
示右側へ付勢する圧縮コイルばね55及びノズル追従部57
から構成される。ノズル追従部57はその先端膨出部58
が、ノズル29とリテーナ59に挟まれて、ノズル29に従つ
て移動する。これにより、筒部53もシール部27を伴なつ
て移動することとなる。よつて、ノズル29を挿入する前
にガード41へ乗り上げていたシール部27は、ノズル29を
挿入すると、図示左側へ移動し、その内周がノズルの外
面へ密接することとなる。
プツシヤ61は、縮径部33の先端へ外装される皿状の基
部63と、縮径部33に穿設された窓34へ挿通したアーム65
から構成される。基部63は筒部53へ固定されており、ア
ーム65が図示しないフユーエルキヤツプに押されると、
筒部53を左側へ移動させる。これにより、フユーエルキ
ヤツプを取り付けた状態で、シール部27は常にガード41
から離隔している。
安全弁機構70は、弁座面71と弁部77から構成される。
弁座弁71は、リテーナ59において右端大径部分のテー
パ面73と筒部53の外周面75から成る。一方、弁部77は環
状のガスケツト79と、このガスケツト79を左側へ付勢す
る圧縮コイルばね81、及びばね81を受ける環状のばね座
83から構成される。
これにより、通常状態ではガスケツト79がテーパ面73
と外筒51の外周面75との間に押しつけられ、弁座面71−
ガスケツト79間のシール性が得られている(第6図参
照)。
ガスケツト90は、周知の導電性のエラストマー材料で
形成された円環状のシートである。そして、このガスケ
ツト90は、図例のごとく、開口部25の外面及びフランジ
部24へ当て付けられ、その下縁が被かしめ部37と開口部
25との間へ全周にわたつて挟み込まれ、一方その上縁は
車両ボデイ100とフランジ部24との間に挟み込まれる。
なお、ガスケツト90は開口部25の外面25aに対して締
り嵌めの状態であり、外面25a−ガスケツト90間で、注
入口21内の燃料ベーパー等が外部へ流出すること、及び
外部から注入口21内へ塵芥等が侵入することを防止して
いる。
また、このガスケツト90は導電性の材料で形成されて
いるため、注入口21内に蓄積した静電気を車両ボデイ10
0へ逃がすアースの役目もしている。
そして、第3,4図に示すように、このガスケツト90の
外部へ表出する部分において、溝26の仮想延長線上の部
分には、下開きコ字形のスリツト91が形成されている。
かかる構成の注入口21は、ノズル29のオートストツプ
が故障して燃料タンクの内圧が高くなつたとき、シール
部27が拡開するまえに弁部77が弁座面71から離隔する。
従つて、弁座面71とガスケツト79との間→ばね座83に形
成された貫通孔85→口金部31の窓34→開口部25を通じ
て、燃料が外部へ溢れ出すとともに、ばね座83の貫通孔
85から溢れでた燃料は、第5図に矢印で示したように、
溝26を通つてガスケツト90を持ち上げ、更にスリツト91
で囲まれた部分の肉を外方へ押し開いて、外部へ流出す
る。即ち、該スリツト91で囲まれた部分の肉が燃料逃が
し弁となる。従つて、スリツト91の代りに一般的な逆止
弁を配設することができる。
なお、スリツト91で囲まれた部分の開き具合は、本体
部23の軸線に対する挟角αが45度以上になるよう設計す
ることが好ましい。これは、燃料の流出方向を作業者か
ら避けるためである。また、燃料流出方向が広がるの
で、異常事態の発見も早くなる。
このため、この実施例では、スリット91の形成位置
を、ガスケツト91の折れ曲がる部分とした。
<発明の作用・効果> 以上説明したように、この発明の燃料注入口では、ノ
ズルのオートストツプが故障等して、燃料タンクの内圧
が上昇すると、シール部と本体部との間に配設された安
全弁機構が開いて、本体部の開口部から燃料が溢れ出る
とともに、開口部と口金部との間に形成された燃料逃が
し路、及び燃料逃がし弁を通じたルートからも燃料が溢
れ出る。
これにより、作業者は異常事態を容易に察知できると
ともに、燃料タンクの内圧が異常に高くなるのを防止で
きる。
そして、燃料の溢れ出るルートが複数にされたこと
で、開口部から溢れ出る燃料の勢いは小さくなる。従つ
て、溢れ出た燃料がノズルを握る作業者へ直接かかるこ
とは殆どなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の燃料注入口21の断面図、 第2図は同開口部25の部分拡大断面図、 第3図は第2図におけるIII−III矢視線断面図、 第4図は第2図におけるIV−IV矢視線断面図、 第5図は燃料が溢れ出ている状態を示す断面図、 第6図は燃料注入口21からノズル29を抜いた状態の断面
図、 第7図は従来例の燃料注入口1の断面図、 第8,9図は従来例の燃料注入口10の断面図。 1,10,21……燃料注入口、 3……燃料タンク、 9,29……ノズル、 23……本体部、 24……フランジ部、 25……開口部、 26……溝(燃料逃がし路)、 27……シール部、 31……口金部、 35……ストレート部、 37……被かしめ部、 70……安全弁機構、 90……シール材、 91……スリツト(燃料逃がし弁)、 10,100……車両ボデイ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を燃料タンクへ連通し、他端を外部へ
    開口する筒状の本体部と、 該本体部の内方に配置されて、前記本体部へ挿入された
    燃料注入ノズルの外面へ周方向へ連続して密接し、前記
    燃料タンク内の燃料ベーパーが前記本体部から外部へ放
    出されることを防止するシール部と、 前記本体部の開口部へ取り付けられ、該開口部の内周へ
    密接するストレート部と、該ストレート部から外側へ折
    り返されて、前記開口部の外周へかしめ止めされる被か
    しめ部とを備えてなる口金部と、 前記開口部の外周から立ち上がり、車両ボデイへ固定さ
    れるフランジ部と、 を備えてなる燃料注入口であつて、 前記シール部と前記本体部の内周との間に、前記燃料タ
    ンクの高圧を逃がす安全弁機構が配設され、 前記被かしめ部と前記開口部外周面との間には、環状の
    シール材の一縁が挟み込まれ、該シール材の他端は前記
    フランジ部と前記車両ボデイとの間へ挟み込まれ、 前記口金部と前記開口部との間には、前記シール材の下
    へまわり込む燃料逃がし路が形成され、 前記シール材の外部へ表出する部分において、前記燃料
    逃がし路の仮想延長線上の位置に、前記燃料逃がし路と
    連通する燃料逃がし弁が形成されている ことを特徴とする燃料注入口。
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