JP2662546B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents
超音波内視鏡Info
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- JP2662546B2 JP2662546B2 JP63104345A JP10434588A JP2662546B2 JP 2662546 B2 JP2662546 B2 JP 2662546B2 JP 63104345 A JP63104345 A JP 63104345A JP 10434588 A JP10434588 A JP 10434588A JP 2662546 B2 JP2662546 B2 JP 2662546B2
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- ultrasonic
- optical system
- observation optical
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、体腔内に挿入する挿入部先端に超音波探触
子を設けるとともに光学的観察窓を設けた超音波内視鏡
に関するものである。
子を設けるとともに光学的観察窓を設けた超音波内視鏡
に関するものである。
体腔内に挿入部を挿入し精密な超音波診断を行なう超
音波内視鏡には種々のものが提案されている。例えば、
特開昭61−168337号公報(従来例1)には挿入部の先端
に超音波探触子からの超音波ビームを挿入部中心軸に対
して垂直方向にラジアル走査するための回転子を回転自
在に設け、回転子の周囲を超音波送受信窓部を有する先
端キャップで覆い、該先端キャップの後端側面に側視ま
たは前方斜視型の観察窓を設けたものが明らかにされて
いる。また、USP第4327738号公報(従来例2)には電子
リニア方式の超音波探触子を挿入部の軸線と平行に挿入
部先端に設け、その背面側に前方に観察窓を有する観察
光学系を設けた内容が明らかにされている。更に特開昭
58−193905号公報(従来例3)には挿入部の先端に軸方
向に沿って摺動自在に設けた電子リニア式の超音波探触
子を操作部から手元操作で摺動操作するようにしたもの
が明らかにされている。
音波内視鏡には種々のものが提案されている。例えば、
特開昭61−168337号公報(従来例1)には挿入部の先端
に超音波探触子からの超音波ビームを挿入部中心軸に対
して垂直方向にラジアル走査するための回転子を回転自
在に設け、回転子の周囲を超音波送受信窓部を有する先
端キャップで覆い、該先端キャップの後端側面に側視ま
たは前方斜視型の観察窓を設けたものが明らかにされて
いる。また、USP第4327738号公報(従来例2)には電子
リニア方式の超音波探触子を挿入部の軸線と平行に挿入
部先端に設け、その背面側に前方に観察窓を有する観察
光学系を設けた内容が明らかにされている。更に特開昭
58−193905号公報(従来例3)には挿入部の先端に軸方
向に沿って摺動自在に設けた電子リニア式の超音波探触
子を操作部から手元操作で摺動操作するようにしたもの
が明らかにされている。
しかしながら、従来例1の場合は、360゜の広い範囲
にわたる超音波断層像を得られる構成であるが、挿入部
を食道や大腸等の管腔臓器内へ挿入する場合、前方の視
野が確保できないため狭搾部や静脈瘤等の出血し易い部
位があるとそれらの粘膜や病変を損傷してしまうおそれ
があった。また、大腸のように屈曲部が多く、管腔状態
が深部まで続く臓器内へ挿入部を挿入する場合、その方
向がわからず容易に挿入することができなかった。
にわたる超音波断層像を得られる構成であるが、挿入部
を食道や大腸等の管腔臓器内へ挿入する場合、前方の視
野が確保できないため狭搾部や静脈瘤等の出血し易い部
位があるとそれらの粘膜や病変を損傷してしまうおそれ
があった。また、大腸のように屈曲部が多く、管腔状態
が深部まで続く臓器内へ挿入部を挿入する場合、その方
向がわからず容易に挿入することができなかった。
従来例2の場合は、前方の視野は確保できるが先端硬
質部を長くすると管腔臓器内への挿入性が悪くなるため
3cm程度の長さにしたできず、そのため3cm程度にわたる
超音波断層像しか得られないという問題があった。ま
た、挿入軸に平行な超音波断層像しか得られず、管腔臓
器内の病変をくまなくスクリーニングするには360゜の
広い範囲にわたり挿入部を回転させながら挿入部を侵入
させてゆく必要があり、このため多くの時間を要し患者
にとっての苦痛が大であった。
質部を長くすると管腔臓器内への挿入性が悪くなるため
3cm程度の長さにしたできず、そのため3cm程度にわたる
超音波断層像しか得られないという問題があった。ま
た、挿入軸に平行な超音波断層像しか得られず、管腔臓
器内の病変をくまなくスクリーニングするには360゜の
広い範囲にわたり挿入部を回転させながら挿入部を侵入
させてゆく必要があり、このため多くの時間を要し患者
にとっての苦痛が大であった。
従来例3の場合は、超音波診断時に超音波断層表面の
光学的観察をするものであるが、超音波探触子の背面側
に観察光学系が設けられているため、最も見たい部分が
超音波探触子に遮られれしまうという不具合があった。
光学的観察をするものであるが、超音波探触子の背面側
に観察光学系が設けられているため、最も見たい部分が
超音波探触子に遮られれしまうという不具合があった。
本発明は、上記問題点を解決すべく提案されるもの
で、管腔臓器内への挿入部の挿入を安全、確実に行なう
とともに360゜の超音波断層像を得ることができる超音
波内視鏡を提供することを目的としたものである。
で、管腔臓器内への挿入部の挿入を安全、確実に行なう
とともに360゜の超音波断層像を得ることができる超音
波内視鏡を提供することを目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため体腔内挿入部の先
端部に観察光学系と超音波送受信走査部を設けた超音波
内視鏡において、 前記先端部に挿入部中心軸に対してほぼ垂直な方向に
ほぼ全周にわたり超音波探触子からの超音波ビームを放
射するほぼ円筒形状の超音波送受信窓部と、 該超音波送受信窓部の後端に連設し、超音波送受信窓
部外周より少なくとも一側方に突出した突出部を有する
超音波送受信窓支持部と、 前記突出部に進退自在に設けた、前方の視野方向を有
する前記観察光学系を支持する観察光学系支持部と、 該観察光学系支持部を、挿入軸に沿って光学的視野が
遮られない前方の第1の位置と、超音波ビームを遮らな
い後方の第2の位置とのストップ位置を規制するストッ
プ位置規制手段と、 前記観察光学系支持部を、第1と第2の位置の間を移
動させる術者手元側の操作部に具えた観察光学系支持部
移動手段と、 を設けたものである。
端部に観察光学系と超音波送受信走査部を設けた超音波
内視鏡において、 前記先端部に挿入部中心軸に対してほぼ垂直な方向に
ほぼ全周にわたり超音波探触子からの超音波ビームを放
射するほぼ円筒形状の超音波送受信窓部と、 該超音波送受信窓部の後端に連設し、超音波送受信窓
部外周より少なくとも一側方に突出した突出部を有する
超音波送受信窓支持部と、 前記突出部に進退自在に設けた、前方の視野方向を有
する前記観察光学系を支持する観察光学系支持部と、 該観察光学系支持部を、挿入軸に沿って光学的視野が
遮られない前方の第1の位置と、超音波ビームを遮らな
い後方の第2の位置とのストップ位置を規制するストッ
プ位置規制手段と、 前記観察光学系支持部を、第1と第2の位置の間を移
動させる術者手元側の操作部に具えた観察光学系支持部
移動手段と、 を設けたものである。
これにより前方視野を確保しながら安全、確実に挿入
部の挿入ができ、超音波診断時には広範囲な超音波断層
像を得ることができる。
部の挿入ができ、超音波診断時には広範囲な超音波断層
像を得ることができる。
第1図は、本発明の第1実施例を示すメカニカルラジ
アルスキャン方式の超音波内視鏡の全体を示す概観斜視
図である。先端部1、彎曲部2、軟性部3を有する挿入
部4の後方(手元側)に回転駆動等をする超音波走査手
段と、彎曲操作等をする内視鏡操作手段を備えた操作部
5と接眼部6を設けている。操作部5からはユニバーサ
ルコード7と電気ケーブルコード8を延在している。先
端部1はほぼ円筒形状の超音波送受信窓部9とその後端
側に設けた開口部を有する超音波送受信窓支持部10と超
音波送受信窓部9の側方をスライドしながら前記開口部
を出没する観察光学系支持部11を設けており、該観察光
学系支持部11は操作部5に設けたスライドレバー12を介
して出没動する。
アルスキャン方式の超音波内視鏡の全体を示す概観斜視
図である。先端部1、彎曲部2、軟性部3を有する挿入
部4の後方(手元側)に回転駆動等をする超音波走査手
段と、彎曲操作等をする内視鏡操作手段を備えた操作部
5と接眼部6を設けている。操作部5からはユニバーサ
ルコード7と電気ケーブルコード8を延在している。先
端部1はほぼ円筒形状の超音波送受信窓部9とその後端
側に設けた開口部を有する超音波送受信窓支持部10と超
音波送受信窓部9の側方をスライドしながら前記開口部
を出没する観察光学系支持部11を設けており、該観察光
学系支持部11は操作部5に設けたスライドレバー12を介
して出没動する。
第2図は、先端部1の内部構成を示すもので挿入部中
心軸に対して垂直方向のほぼ全周にわたって超音波ビー
ムAを放射する超音波探触子15を先端キャップ13内に設
け、該先端キャップ内は超音波媒体液14を充満させてい
る。超音波探触子15は回転子16により支持され、回転子
16はベアリング17を介して中空可撓性の駆動軸18の回転
力により回転するように前記超音波送受信窓支持部10に
支持されている。超音波送受信窓支持部10の一側部は、
超音波送受信窓部9よりも外周方向へ突出しており、内
部には観察光学系支持部11が挿入部長手方向に沿ってス
ライドし開口部から出没するように孔が形成されてい
る。観察光学系支持部11には、Oリング等のシール部材
19を設けて超音波送受信窓支持部10に対して水密が確保
されている。観察光学系支持部11の後端にはワイヤ、コ
イル等のスライド操作部材20の一端が連結され、他端は
操作部5に設けたスライドレバー12に連結している。超
音波送受信窓支持部10の後端とスライド操作部材20の超
音波送受信窓支持部10寄りにストッパ部材21a,21bが設
けてあり観察光学系支持部11のスライド移動範囲を規制
している。観察光学系支持部11には対物レンズ22とイメ
ージガイドファイバー23から成る観察光学系24を設けて
おり、更に図示していないが照明光学系、送気・送水ノ
ズル、吸引チャンネル等の内視鏡機能をもつものが設け
られる。観察光学系24は、いわゆる前方直視型であり、
100゜〜120゜広角な視野方向Bを有している。
心軸に対して垂直方向のほぼ全周にわたって超音波ビー
ムAを放射する超音波探触子15を先端キャップ13内に設
け、該先端キャップ内は超音波媒体液14を充満させてい
る。超音波探触子15は回転子16により支持され、回転子
16はベアリング17を介して中空可撓性の駆動軸18の回転
力により回転するように前記超音波送受信窓支持部10に
支持されている。超音波送受信窓支持部10の一側部は、
超音波送受信窓部9よりも外周方向へ突出しており、内
部には観察光学系支持部11が挿入部長手方向に沿ってス
ライドし開口部から出没するように孔が形成されてい
る。観察光学系支持部11には、Oリング等のシール部材
19を設けて超音波送受信窓支持部10に対して水密が確保
されている。観察光学系支持部11の後端にはワイヤ、コ
イル等のスライド操作部材20の一端が連結され、他端は
操作部5に設けたスライドレバー12に連結している。超
音波送受信窓支持部10の後端とスライド操作部材20の超
音波送受信窓支持部10寄りにストッパ部材21a,21bが設
けてあり観察光学系支持部11のスライド移動範囲を規制
している。観察光学系支持部11には対物レンズ22とイメ
ージガイドファイバー23から成る観察光学系24を設けて
おり、更に図示していないが照明光学系、送気・送水ノ
ズル、吸引チャンネル等の内視鏡機能をもつものが設け
られる。観察光学系24は、いわゆる前方直視型であり、
100゜〜120゜広角な視野方向Bを有している。
このように構成しているので挿入部を挿入する際は、
スライドレバー12の操作により観察光学系支持部11を先
端が超音波送受信窓9によって視野がけられなくなる
(遮られなくなる)第1の位置まで押し出す。第2図B
はその状態を示している。これにより挿入部の挿入を安
全,確実に行なうことができる。一方、超音波診断時に
は観察光学系支持部11を先端が超音波送受信窓部9後端
側の超音波ビームの放射を遮らない第2の位置まで後退
させる。第2図Aはその状態を示している。これにより
360゜全周にわたり欠けのない輪切り状の超音波断層像
が得られる。
スライドレバー12の操作により観察光学系支持部11を先
端が超音波送受信窓9によって視野がけられなくなる
(遮られなくなる)第1の位置まで押し出す。第2図B
はその状態を示している。これにより挿入部の挿入を安
全,確実に行なうことができる。一方、超音波診断時に
は観察光学系支持部11を先端が超音波送受信窓部9後端
側の超音波ビームの放射を遮らない第2の位置まで後退
させる。第2図Aはその状態を示している。これにより
360゜全周にわたり欠けのない輪切り状の超音波断層像
が得られる。
第3図は、本発明の第2実施例を示すもので第3図B
は、ほぼ全周方向に超音波ビームが放射されていくよう
にマイクロコンベックス型の電子スキャン方式の超音波
探触子25を設け、その外周を覆うようにバルーン26を覆
せてその内部には脱気水等の超音波伝達媒体液27を充満
させて、バルーン密着法で超音波診断ができるようにし
たものである。超音波探触子25は、第3図Cに示すよう
にセラミックス、高分子、セラミックスと高分子の複合
材料等からできた超音波振動子28と、複数本の信号ケー
ブル29と、音響レンズ30から成るものである。超音波送
受信窓支持部10は、超音波探触子25の外周より外側に突
出しており、その先端は傾斜面31に形成してある。超音
波送受信窓支持部10の内部には観察光学系支持部11がス
ライドし開口部から出没するように孔が形成されてい
る。観察光学系支持部11の先端面は収納状態において前
記傾斜面31と同一面となるようなほぼ30゜の傾斜を有し
いわゆる前方斜視の視野方向を有している。さらに観察
光学系支持部11は周方向に180゜回転可能にされてお
り、前方斜視の視野方向を中心側或いは外側に変えるこ
とができる。この実施例においても第1実施例の場合と
同様に第3図Aに示すごとく観察光学系支持部11を第1
の位置まで押し出し、第3図Bに示すごとく第2の位置
まで後退させることができる。これらの操作は第3図D
に示すごとく操作部5のスライドレバー12を介して行な
う。
は、ほぼ全周方向に超音波ビームが放射されていくよう
にマイクロコンベックス型の電子スキャン方式の超音波
探触子25を設け、その外周を覆うようにバルーン26を覆
せてその内部には脱気水等の超音波伝達媒体液27を充満
させて、バルーン密着法で超音波診断ができるようにし
たものである。超音波探触子25は、第3図Cに示すよう
にセラミックス、高分子、セラミックスと高分子の複合
材料等からできた超音波振動子28と、複数本の信号ケー
ブル29と、音響レンズ30から成るものである。超音波送
受信窓支持部10は、超音波探触子25の外周より外側に突
出しており、その先端は傾斜面31に形成してある。超音
波送受信窓支持部10の内部には観察光学系支持部11がス
ライドし開口部から出没するように孔が形成されてい
る。観察光学系支持部11の先端面は収納状態において前
記傾斜面31と同一面となるようなほぼ30゜の傾斜を有し
いわゆる前方斜視の視野方向を有している。さらに観察
光学系支持部11は周方向に180゜回転可能にされてお
り、前方斜視の視野方向を中心側或いは外側に変えるこ
とができる。この実施例においても第1実施例の場合と
同様に第3図Aに示すごとく観察光学系支持部11を第1
の位置まで押し出し、第3図Bに示すごとく第2の位置
まで後退させることができる。これらの操作は第3図D
に示すごとく操作部5のスライドレバー12を介して行な
う。
このように構成しているので、挿入部の挿入時にはバ
ルーン26をすぼめて観察光学系支持部11の先端面が第1
の位置にあるとともに中心側の前方斜視方向を向くよう
に回転させておく。これにより挿入部の挿入を前方中心
方向を見ながら安全、確実に行なうことができる。一
方、超音波診断時には観察光学系支持部11を超音波送受
信窓支持部10内に後退させて収納し、先端面が外側の前
方斜視方向を向くように回転させ、バルーン26内に超音
波伝達媒体液27を注入し体腔内壁に密着させる。これに
より体腔内壁の表面を確実に見ることができ、更に超音
波走査に必要な水の溜まりにくい部位でも確実な超音波
診断を行なうことができる。また、電子スキャン方式の
超音波探触子を使用したことにより、回転駆動部が不要
になり、操作部も小型化でき故障が減少した。
ルーン26をすぼめて観察光学系支持部11の先端面が第1
の位置にあるとともに中心側の前方斜視方向を向くよう
に回転させておく。これにより挿入部の挿入を前方中心
方向を見ながら安全、確実に行なうことができる。一
方、超音波診断時には観察光学系支持部11を超音波送受
信窓支持部10内に後退させて収納し、先端面が外側の前
方斜視方向を向くように回転させ、バルーン26内に超音
波伝達媒体液27を注入し体腔内壁に密着させる。これに
より体腔内壁の表面を確実に見ることができ、更に超音
波走査に必要な水の溜まりにくい部位でも確実な超音波
診断を行なうことができる。また、電子スキャン方式の
超音波探触子を使用したことにより、回転駆動部が不要
になり、操作部も小型化でき故障が減少した。
第4図は、本発明の第3実施例を示すもので第1実施
例の構成と基本的には同じだが、先端キャップ13と観察
光学系支持部11の両方を覆うように透明なキャップ状の
バルーン32を設けている。これは、大腸等の検査の際、
各部の隙間に便等の汚物が入り込むことのないようにす
るとともに検査後はバルーン32のみを廃棄すればよく衛
生管理上有利である。なお観察光学系11の第1の位置、
第2の位置の確保はバルーン32内で行なわれることはい
うまでもない。
例の構成と基本的には同じだが、先端キャップ13と観察
光学系支持部11の両方を覆うように透明なキャップ状の
バルーン32を設けている。これは、大腸等の検査の際、
各部の隙間に便等の汚物が入り込むことのないようにす
るとともに検査後はバルーン32のみを廃棄すればよく衛
生管理上有利である。なお観察光学系11の第1の位置、
第2の位置の確保はバルーン32内で行なわれることはい
うまでもない。
第5図は、本発明の第4実施例を示すもので、基本的
構成は第1実施例の場合と同様だが、観察光学系支持部
11内部のコイル等の形状記憶合金部材33と通電用のリー
ド線34を設けたものである。これにより観察光学系支持
部11を押し出した第1の位置で形状記憶合金部材33に通
電すると、前方中心方向が充分見えるように先端が曲が
り、通電を停止すると元に戻る。第4図Aは、観察光学
系支持部11が第1の位置にある状態、第4図Bは第2の
位置にある状態を示したものである。
構成は第1実施例の場合と同様だが、観察光学系支持部
11内部のコイル等の形状記憶合金部材33と通電用のリー
ド線34を設けたものである。これにより観察光学系支持
部11を押し出した第1の位置で形状記憶合金部材33に通
電すると、前方中心方向が充分見えるように先端が曲が
り、通電を停止すると元に戻る。第4図Aは、観察光学
系支持部11が第1の位置にある状態、第4図Bは第2の
位置にある状態を示したものである。
第6図は、本発明の第5実施例を示すもので観察光学
系支持部11をスライドさせながら出没動させる手段とし
て、超音波送受信窓部10内に通電すると伸張し、停止す
ると収縮するようにしたコイル状の形状記憶合金部材35
を設けたものである。通電用のリード線36を操作部5の
スイッチに接続してあり、前記出没動のためのスイッチ
操作を自在に行なう。なお、形状記憶合金部材35は二方
向性のものでなくとも一方向性のものとバイアス部材と
を組合わせたものでもよい。観察光学系は、対物レンズ
22と固体撮像素子37と信号ケーブル38を有し、モニタに
より光学的画像を観察するようにしている。
系支持部11をスライドさせながら出没動させる手段とし
て、超音波送受信窓部10内に通電すると伸張し、停止す
ると収縮するようにしたコイル状の形状記憶合金部材35
を設けたものである。通電用のリード線36を操作部5の
スイッチに接続してあり、前記出没動のためのスイッチ
操作を自在に行なう。なお、形状記憶合金部材35は二方
向性のものでなくとも一方向性のものとバイアス部材と
を組合わせたものでもよい。観察光学系は、対物レンズ
22と固体撮像素子37と信号ケーブル38を有し、モニタに
より光学的画像を観察するようにしている。
このように構成しているので、操作部5のスイッチを
ONにして形状記憶合金部材35を伸張させると観察光学系
支持部11は第1の位置に押し出されるので、その状態で
体腔内への挿入部の挿入をし、内視鏡検査ができる。ス
イッチをOFFにすると形状記憶合金部材35が収縮し観察
光学系支持部11は超音波送受信窓支持部10内に収納され
るので、その状態で超音波診断を行なう。この実施例で
は大腸スコープのように挿入部長が長く、激しい屈曲を
するものにおいても観察光学系支持部11のスライドを確
実に行なわせることができる。また、イメージガイドを
用いていないためイーメージガイドの損傷による内視鏡
のトラブルもない。
ONにして形状記憶合金部材35を伸張させると観察光学系
支持部11は第1の位置に押し出されるので、その状態で
体腔内への挿入部の挿入をし、内視鏡検査ができる。ス
イッチをOFFにすると形状記憶合金部材35が収縮し観察
光学系支持部11は超音波送受信窓支持部10内に収納され
るので、その状態で超音波診断を行なう。この実施例で
は大腸スコープのように挿入部長が長く、激しい屈曲を
するものにおいても観察光学系支持部11のスライドを確
実に行なわせることができる。また、イメージガイドを
用いていないためイーメージガイドの損傷による内視鏡
のトラブルもない。
以上のごとく、本発明によれば体腔内への挿入部の挿
入時および内視鏡診断時には観察光学系支持部を第1の
位置まで押し出すことにより、観察視野を充分に確保で
き、安全かつ確実な挿入そして充分な内視鏡観察ができ
る。この時、270゜程度の範囲であれば超音波画像も得
られる。さらに、第2の位置まで観察光学系支持部11を
戻した場合は360゜全周にわたる輪切り状の超音波断層
像が得られる。そして、これら第1の位置、第2の位置
は、ストップ位置規制手段を介して確実かつ迅速に確保
できる。
入時および内視鏡診断時には観察光学系支持部を第1の
位置まで押し出すことにより、観察視野を充分に確保で
き、安全かつ確実な挿入そして充分な内視鏡観察ができ
る。この時、270゜程度の範囲であれば超音波画像も得
られる。さらに、第2の位置まで観察光学系支持部11を
戻した場合は360゜全周にわたる輪切り状の超音波断層
像が得られる。そして、これら第1の位置、第2の位置
は、ストップ位置規制手段を介して確実かつ迅速に確保
できる。
第1図は、本発明の第1実施に係る超音波内視鏡の全体
斜視図、 第2図Aは第1の位置における、第2図Bは第2の位置
における先端部の断面図、 第3図は、第2実施例を示すもので、第3図A,Bは先端
部の側面図、CはX−X断面図、Dは操作部の斜視図、 第4図は、第3実施例を示す先端部の側面図、 第5図A、Bは、第4実施例を示す先端部の側面図、 第6図A,Bは、第5実施例を示す先端部の側面図であ
る。 9……超音波送受信窓部 10……超音波送受信窓支持部 11……観察光学系支持部 15……超音波探触子 24……観察光学系 A……超音波ビーム B……視野方向
斜視図、 第2図Aは第1の位置における、第2図Bは第2の位置
における先端部の断面図、 第3図は、第2実施例を示すもので、第3図A,Bは先端
部の側面図、CはX−X断面図、Dは操作部の斜視図、 第4図は、第3実施例を示す先端部の側面図、 第5図A、Bは、第4実施例を示す先端部の側面図、 第6図A,Bは、第5実施例を示す先端部の側面図であ
る。 9……超音波送受信窓部 10……超音波送受信窓支持部 11……観察光学系支持部 15……超音波探触子 24……観察光学系 A……超音波ビーム B……視野方向
Claims (1)
- 【請求項1】体腔内挿入部の先端部に観察光学系と超音
波送受信走査部を設けた超音波内視鏡において、 前記先端部に挿入部中心軸に対してほぼ垂直な方向にほ
ぼ全周にわたり超音波探触子からの超音波ビームを放射
するほぼ円筒形状の超音波送受信窓部と、 該超音波送受信窓部の後端に連設し、超音波送受信窓部
外周より少なくとも一側方に突出した突出部を有する超
音波送受信窓支持部と、 前記突出部に進退自在に設けた、前方の視野方向を有す
る前記観察光学系を支持する観察光学系支持部と、 該観察光学系支持部を、挿入軸に沿って光学的視野が遮
られない前方の第1の位置と、超音波ビームを遮らない
後方の第2の位置とのストップ位置を規制するストップ
位置規制手段と、 前記観察光学系支持部を、第1と第2の位置の間を移動
させる術者手元側の操作部に具えた観察光学系支持部移
動手段と、 を設けたことを特徴とする超音波内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63104345A JP2662546B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 超音波内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63104345A JP2662546B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 超音波内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01277542A JPH01277542A (ja) | 1989-11-08 |
JP2662546B2 true JP2662546B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=14378313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63104345A Expired - Fee Related JP2662546B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 超音波内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662546B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI409048B (zh) * | 2010-06-11 | 2013-09-21 | 具有高活動自由度之內視裝置及其運作方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579439A (en) * | 1980-06-18 | 1982-01-18 | Tokyo Shibaura Electric Co | Ultrasonic scanner |
JPS5775625A (en) * | 1980-10-28 | 1982-05-12 | Olympus Optical Co | Endoscope with ultrasonic diagnostic apparatus |
JPS57190551A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-24 | Olympus Optical Co | Ultrasonic diagnostic apparatus |
JPS646817Y2 (ja) * | 1981-05-29 | 1989-02-22 | ||
JPS58193905U (ja) * | 1982-06-17 | 1983-12-23 | 富士写真光機株式会社 | 超音波診断可能な内視鏡 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP63104345A patent/JP2662546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01277542A (ja) | 1989-11-08 |
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