JP2662463B2 - 中空スペースを有する合成樹脂製の物品を射出成形する装置及びその装置を操作する方法 - Google Patents
中空スペースを有する合成樹脂製の物品を射出成形する装置及びその装置を操作する方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1734—Nozzles therefor
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は中空スペースを有する合成樹脂製の物品を成
形工具に射出成形する装置に関し、この成形工具の成形
中空室つまりキャビティに一方でノズルを経由して合成
樹脂溶融物を供給でき、他方でこのノズルと異なる場所
で中空針を経由して加圧下にある他の媒体が、例えば空
気、ガス又は液体も前記成形中空室つまりキャビティに
流入でき、その場合、中空針の中で軸方向に制限されて
摺動可能な針の心が配置されていて、この針の心により
前記成形中空室つまりキャビティへ通じる中空針の通入
開口の流路断面を可変、又は開閉可能である。
形工具に射出成形する装置に関し、この成形工具の成形
中空室つまりキャビティに一方でノズルを経由して合成
樹脂溶融物を供給でき、他方でこのノズルと異なる場所
で中空針を経由して加圧下にある他の媒体が、例えば空
気、ガス又は液体も前記成形中空室つまりキャビティに
流入でき、その場合、中空針の中で軸方向に制限されて
摺動可能な針の心が配置されていて、この針の心により
前記成形中空室つまりキャビティへ通じる中空針の通入
開口の流路断面を可変、又は開閉可能である。
上記特徴の装備を備えた装置はドイツ特許第OS 39 36
289号明細書により既に従来の技術に属する。似たよう
な構造様式の他の周知の装置、例えばドイツ特許第OS 2
1 06 546号明細書の装置に比べて、上記装置は、注入開
口が成形の終わりや、それに続く再加圧時の間に物品の
肉厚の一部にしか入り込まない、つまり依然として液状
の合成樹脂溶融物で取り囲まれる時にも、中空針の注入
開口の詰まりを確実に妨げる点で際立っている。即ち、
ドイツ特許第OS 39 36 289号明細書によれば、中空針の
注入開口は加圧下にある媒体を成形中空室つまりキャビ
ティに流入することを可能にする程度に小さく調節でき
る。しかし、液状の合成樹脂溶融物が注入開口へ侵入す
ることは、少なくとも熱可塑性樹脂材料の場合には不可
能である。
289号明細書により既に従来の技術に属する。似たよう
な構造様式の他の周知の装置、例えばドイツ特許第OS 2
1 06 546号明細書の装置に比べて、上記装置は、注入開
口が成形の終わりや、それに続く再加圧時の間に物品の
肉厚の一部にしか入り込まない、つまり依然として液状
の合成樹脂溶融物で取り囲まれる時にも、中空針の注入
開口の詰まりを確実に妨げる点で際立っている。即ち、
ドイツ特許第OS 39 36 289号明細書によれば、中空針の
注入開口は加圧下にある媒体を成形中空室つまりキャビ
ティに流入することを可能にする程度に小さく調節でき
る。しかし、液状の合成樹脂溶融物が注入開口へ侵入す
ることは、少なくとも熱可塑性樹脂材料の場合には不可
能である。
実際の使用では、特にドイツ特許第OS 39 36 289号明
細書の射出成形装置の優れていることが実証されてい
る。この成形装置では、針の心が中空針の注入開口の端
部前方にある肉厚にしたヘッド又は円盤を担持し、この
ヘッド又は円盤の外径が中空針の外径に少なくともほぼ
一致し、しかも、この成形装置では針の心が中空針に対
して圧力バネで軸方向に支持され、針の心のヘッド又は
円盤は中空針の注入開口の端部と共に半径方向の隙間弁
を形成する。この隙間弁の最大の隙間、例えば<0.2mm
は圧力バネ支持部により決まる。しかし、圧力バネ支持
部に対して、ドイツ特許第OS 39 36 289号明細書にある
ように隙間弁の隙間は、例えば成形工具の成形中空室つ
まりキャビティから収納された合成樹脂溶融物内の媒体
の圧力が圧力バネの調整力に打ち勝つ値に上昇すると、
狭くなる。
細書の射出成形装置の優れていることが実証されてい
る。この成形装置では、針の心が中空針の注入開口の端
部前方にある肉厚にしたヘッド又は円盤を担持し、この
ヘッド又は円盤の外径が中空針の外径に少なくともほぼ
一致し、しかも、この成形装置では針の心が中空針に対
して圧力バネで軸方向に支持され、針の心のヘッド又は
円盤は中空針の注入開口の端部と共に半径方向の隙間弁
を形成する。この隙間弁の最大の隙間、例えば<0.2mm
は圧力バネ支持部により決まる。しかし、圧力バネ支持
部に対して、ドイツ特許第OS 39 36 289号明細書にある
ように隙間弁の隙間は、例えば成形工具の成形中空室つ
まりキャビティから収納された合成樹脂溶融物内の媒体
の圧力が圧力バネの調整力に打ち勝つ値に上昇すると、
狭くなる。
比較的大きな寸法を有し、定めた厚さ強度で、大きな
中空スペースも包み込む合成樹脂製の物品を射出成形す
る場合、一つの中空針のみを用いて、成形工具の成形中
空室つまりキャビティの中に十分な多量の加圧下にある
媒体を単位時間内に流入させることが不可能である。何
故なら、これには、前記中空針の隙間弁の利用できる最
大の流路断面が十分でないからである。それ故、大容量
の合成樹脂製物品を製造する成形工具が成形中空室つま
りキャビティ内に開口する中空針を適切に多数装備する
ことが必要である。このため、当然、準備すべき成形工
具の経費が高くなる。何故なら、中空針の各々に特別な
媒体導入部も付属させなければならないからである。
中空スペースも包み込む合成樹脂製の物品を射出成形す
る場合、一つの中空針のみを用いて、成形工具の成形中
空室つまりキャビティの中に十分な多量の加圧下にある
媒体を単位時間内に流入させることが不可能である。何
故なら、これには、前記中空針の隙間弁の利用できる最
大の流路断面が十分でないからである。それ故、大容量
の合成樹脂製物品を製造する成形工具が成形中空室つま
りキャビティ内に開口する中空針を適切に多数装備する
ことが必要である。このため、当然、準備すべき成形工
具の経費が高くなる。何故なら、中空針の各々に特別な
媒体導入部も付属させなければならないからである。
ドイツ特許第OS 39 36 289号明細書により周知の中空
スペースを有する合成樹脂製物品を射出成形する装置の
他の他十分性は、中空針の隙間弁に汚れが偶然生じる場
合、掃除するために必要な中空針の取り出しを後端部か
ら行う必要がある点から生じる。何故なら、そこでは、
針の心が中空針に支持された収容部に固定され、この収
容部が間接的にしか取り扱えないネジ部品、つまりネジ
山部分、調節ナット及びクロックナットで形成されてい
るからである。
スペースを有する合成樹脂製物品を射出成形する装置の
他の他十分性は、中空針の隙間弁に汚れが偶然生じる場
合、掃除するために必要な中空針の取り出しを後端部か
ら行う必要がある点から生じる。何故なら、そこでは、
針の心が中空針に支持された収容部に固定され、この収
容部が間接的にしか取り扱えないネジ部品、つまりネジ
山部分、調節ナット及びクロックナットで形成されてい
るからである。
成形工具の成形中空室つまりキャビティに突出した中
空針の端部の隙間弁の隙間の最小幅(<0.2mm)は、中
空針から針の心を除去しないで規則通りに掃除すること
を実際に不可能にしている。
空針の端部の隙間弁の隙間の最小幅(<0.2mm)は、中
空針から針の心を除去しないで規則通りに掃除すること
を実際に不可能にしている。
本発明の目的は、中空スペースを有する合成樹脂製の
物品を射出成形する種類の装置にあって、依然として生
じ得る不十分性を除去し、その上更にこのような装置の
使用可能性を改善して拡張することにある。それ故、本
発明の課題は、中空針の隙間弁の流路断面の最適な開閉
を保証するだけでなく、必要な時、大きな注入隙間を開
けることのできる、中空スペースを有する合成樹脂製の
物品を射出成形する装置に対する形成可能性を提供する
ことにある。更にその上、中空針の隙間弁のところで必
要となる掃除作業を容易にすべきである。最後に、成形
工具の成形中空室つまりキャビティ内に材料として熱硬
化性樹脂又はエラストマー樹脂を入れる必要がある場
合、問題なく使用できるように、隙間弁の開閉時でのキ
ャビティ内の熱硬化性樹脂とエラストマー製の成形部品
に与える影響が少なく、射出成形時に隙間弁の注入隙間
の間隔の微調整を実施できる中空スペースを有する合成
樹脂製の物品を射出成形する装置を提供することにあ
る。
物品を射出成形する種類の装置にあって、依然として生
じ得る不十分性を除去し、その上更にこのような装置の
使用可能性を改善して拡張することにある。それ故、本
発明の課題は、中空針の隙間弁の流路断面の最適な開閉
を保証するだけでなく、必要な時、大きな注入隙間を開
けることのできる、中空スペースを有する合成樹脂製の
物品を射出成形する装置に対する形成可能性を提供する
ことにある。更にその上、中空針の隙間弁のところで必
要となる掃除作業を容易にすべきである。最後に、成形
工具の成形中空室つまりキャビティ内に材料として熱硬
化性樹脂又はエラストマー樹脂を入れる必要がある場
合、問題なく使用できるように、隙間弁の開閉時でのキ
ャビティ内の熱硬化性樹脂とエラストマー製の成形部品
に与える影響が少なく、射出成形時に隙間弁の注入隙間
の間隔の微調整を実施できる中空スペースを有する合成
樹脂製の物品を射出成形する装置を提供することにあ
る。
上に示した複雑な課題を解決できる種類の中空室を有
する合成樹脂製の物品を射出成形する装置は、本発明に
よれば、圧力バネが常時注入開口を閉じる向きに針の心
に作用していること、及び針の心が圧力バネに逆らって
開く向きに摺動可能である点に特徴がある。
する合成樹脂製の物品を射出成形する装置は、本発明に
よれば、圧力バネが常時注入開口を閉じる向きに針の心
に作用していること、及び針の心が圧力バネに逆らって
開く向きに摺動可能である点に特徴がある。
圧力バネに対して開く向きの針の心の操作は、駆動装
置を遠隔制御して行う。しかし、針の心を圧力バネの力
に逆らって加圧媒体自体で開く可能性もある。この場
合、射出成形工具を開く前に目的とする圧力解放は不可
能である。この場合、圧力解放は、成形工具を開ける
時、圧力が成形中空室つまりキャビティから漏れること
により行われる。成形工具の成形中空室つまりキャビテ
ィに対して軸方向に摺動可能に配置された中空針と共に
動作するこの種類の装置を使用するなら、圧力解放は中
空針を戻す時、入口開口を瞬間に開いて行われる。
置を遠隔制御して行う。しかし、針の心を圧力バネの力
に逆らって加圧媒体自体で開く可能性もある。この場
合、射出成形工具を開く前に目的とする圧力解放は不可
能である。この場合、圧力解放は、成形工具を開ける
時、圧力が成形中空室つまりキャビティから漏れること
により行われる。成形工具の成形中空室つまりキャビテ
ィに対して軸方向に摺動可能に配置された中空針と共に
動作するこの種類の装置を使用するなら、圧力解放は中
空針を戻す時、入口開口を瞬間に開いて行われる。
遠隔制御される駆動装置により針の心を開く向きに操
作することが好ましいけれども、針の心を圧力バネの作
用に逆らって開く向きに摺動させるため、加圧下にある
媒体自体、つまり空気、ガス又は液体を利用することが
簡単に可能であう。このような場合、溶融体に突出する
針のスリーブの前方領域に円錐状に形成された拡張部を
設けるとよい。何故なら、これにより成形工具を開いた
時に圧力降下が急激に行われるのでなく、大きくなる隙
間により穏やかにしか行われないからである。
作することが好ましいけれども、針の心を圧力バネの作
用に逆らって開く向きに摺動させるため、加圧下にある
媒体自体、つまり空気、ガス又は液体を利用することが
簡単に可能であう。このような場合、溶融体に突出する
針のスリーブの前方領域に円錐状に形成された拡張部を
設けるとよい。何故なら、これにより成形工具を開いた
時に圧力降下が急激に行われるのでなく、大きくなる隙
間により穏やかにしか行われないからである。
例えば0〜0.2mmになり、閉じる向きに働く圧力バネ
により必ず決まる隙間弁の注入開口をできる限り小さく
している間、注入開口又は隙間弁のより大きな開口幅が
問題なく可能になり、遠隔制御される駆動装置により確
実に生じる。
により必ず決まる隙間弁の注入開口をできる限り小さく
している間、注入開口又は隙間弁のより大きな開口幅が
問題なく可能になり、遠隔制御される駆動装置により確
実に生じる。
その場合、本発明によれば、針の心のための遠隔制御
される駆動装置として、電磁石に針の心の後端部に向い
ているロッドを備えることが可能である。つまり、例え
ばこのロッドが軸方向に延びて中空針又は針の心の後方
でこの装置を含む装置工具の二分割片に作用するように
してある。
される駆動装置として、電磁石に針の心の後端部に向い
ているロッドを備えることが可能である。つまり、例え
ばこのロッドが軸方向に延びて中空針又は針の心の後方
でこの装置を含む装置工具の二分割片に作用するように
してある。
針の心のための遠隔制御される駆動装置として、針の
心の後端部に作用し、加圧媒体により加圧可能なピスト
ン・シリンダ・ユニットも利用できる。この場合の利点
は、軸方向に制限された状態で摺動可能にシリンダの穴
に収納されるピストンに針の心の後端部を入れる時、及
び、圧力バネがピストンの裏側と中空針の端部フランジ
の間に挟持され、針の心を同芯状に取り囲む時、及び加
圧媒体の供給箇所が圧力バネの組込み位置に付属してい
る時にある。最後に述べた場合には、全装置を問題な
く、安全に成形工具の二分割片に格納できる。
心の後端部に作用し、加圧媒体により加圧可能なピスト
ン・シリンダ・ユニットも利用できる。この場合の利点
は、軸方向に制限された状態で摺動可能にシリンダの穴
に収納されるピストンに針の心の後端部を入れる時、及
び、圧力バネがピストンの裏側と中空針の端部フランジ
の間に挟持され、針の心を同芯状に取り囲む時、及び加
圧媒体の供給箇所が圧力バネの組込み位置に付属してい
る時にある。最後に述べた場合には、全装置を問題な
く、安全に成形工具の二分割片に格納できる。
中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する装置
が、針の心のヘッド又は円盤により中空針の先端部と共
に隙間弁を形成する構造を有するなら、熱可塑性合成樹
脂材料を加工するのに、隙間弁が圧力バネにより保持さ
れている針の心の基本位置にも所定の大きさ、例えば<
0.2mmの注入隙間を開けられるという本発明の利点があ
る。しかし、中空室を有する熱硬化性又はエラストマー
樹脂製の物品を射出成形する装置を使用し、その場合、
針の心のヘッド又は円盤が中空針の先端部と共に隙間弁
を形成する場合、本発明により、隙間弁のところで、圧
力バネにより保持されている、又プレストレスを加えら
れている針の心の基本位置で注入隙間が値0に予め設定
されるか、又は調節されていることが極めて重要であ
る。他の加圧媒体を成形工具の成形中空室つまりキャビ
ティに、又はその中にある合成樹脂溶融物に入れない場
合、熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂材料を隙間弁の
注入隙間に入ることを防止することが分かる。
が、針の心のヘッド又は円盤により中空針の先端部と共
に隙間弁を形成する構造を有するなら、熱可塑性合成樹
脂材料を加工するのに、隙間弁が圧力バネにより保持さ
れている針の心の基本位置にも所定の大きさ、例えば<
0.2mmの注入隙間を開けられるという本発明の利点があ
る。しかし、中空室を有する熱硬化性又はエラストマー
樹脂製の物品を射出成形する装置を使用し、その場合、
針の心のヘッド又は円盤が中空針の先端部と共に隙間弁
を形成する場合、本発明により、隙間弁のところで、圧
力バネにより保持されている、又プレストレスを加えら
れている針の心の基本位置で注入隙間が値0に予め設定
されるか、又は調節されていることが極めて重要であ
る。他の加圧媒体を成形工具の成形中空室つまりキャビ
ティに、又はその中にある合成樹脂溶融物に入れない場
合、熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂材料を隙間弁の
注入隙間に入ることを防止することが分かる。
今まで知られている中空室を有する合成樹脂製の物品
用の射出成形装置を使用して熱硬化性及びエラストマー
を処理することが支配的でない。何故なら、そこでは、
熱い成形工具と冷えた溶融体が上記原理で処理され、そ
れにより生じる熱硬化の又はエラストマの溶融体の粘性
変化が、隙間弁の注入開口に望ましくない侵入を与え、
この隙間弁に逆作用する媒体圧力が発生しなくなるまで
侵入する。
用の射出成形装置を使用して熱硬化性及びエラストマー
を処理することが支配的でない。何故なら、そこでは、
熱い成形工具と冷えた溶融体が上記原理で処理され、そ
れにより生じる熱硬化の又はエラストマの溶融体の粘性
変化が、隙間弁の注入開口に望ましくない侵入を与え、
この隙間弁に逆作用する媒体圧力が発生しなくなるまで
侵入する。
しかし、本発明によれば、この欠点は防止されてい
る。何故なら、隙間弁の注入隙間は、遠隔制御される駆
動装置が動作していない時、及びそうである限り、圧力
バネにより値0に自動的にされているからである。
る。何故なら、隙間弁の注入隙間は、遠隔制御される駆
動装置が動作していない時、及びそうである限り、圧力
バネにより値0に自動的にされているからである。
中空針の隙間弁での注入隙間の汚れを洗浄すること
は、本発明により、遠隔制御される駆動装置が適当な洗
浄剤の導入を容易にする比較的大きい程度に注入隙間を
開くだけで容易にしている。
は、本発明により、遠隔制御される駆動装置が適当な洗
浄剤の導入を容易にする比較的大きい程度に注入隙間を
開くだけで容易にしている。
既に上で説明したように、遠隔制御される駆動装置の
代わりに、加圧媒体自体、つまり空気、ガス又は液体
も、中空針の針の心を圧力バネと逆に移動させるのに利
用できる。これは、中空針の隙間弁における注入隙間に
汚物が付くのを防止する場合に重要である。
代わりに、加圧媒体自体、つまり空気、ガス又は液体
も、中空針の針の心を圧力バネと逆に移動させるのに利
用できる。これは、中空針の隙間弁における注入隙間に
汚物が付くのを防止する場合に重要である。
しかし、冒頭に規定した種類の装置では、針の心の後
端部が中空針の後端部に対して支持されている収容部の
中に固定されていると、本発明の特に有利な構成が生じ
る。つまり、針の心が中空針の先端部からこの中空針を
通して前記収容部に脱着可能に連結することにある。そ
の場合、連結が針の心の後端部の外ネジ部分と収納部の
内ネジ部分によって形成され、工具装着部の所で、例え
ば針の心のヘッド又は円盤の全面にある直径スリット又
は内部六角レンチを操作して前記連結を行う時、特に有
利である。
端部が中空針の後端部に対して支持されている収容部の
中に固定されていると、本発明の特に有利な構成が生じ
る。つまり、針の心が中空針の先端部からこの中空針を
通して前記収容部に脱着可能に連結することにある。そ
の場合、連結が針の心の後端部の外ネジ部分と収納部の
内ネジ部分によって形成され、工具装着部の所で、例え
ば針の心のヘッド又は円盤の全面にある直径スリット又
は内部六角レンチを操作して前記連結を行う時、特に有
利である。
針の心の後端部と収容部の間の連結手段として、ねじ
り継手又は差込継手を設けてもよい。最後に、針の心の
後端部と収容部の間の連結手段として互いに補うクラン
プ面を有するクランプ本体を使用することも考えられ
る。
り継手又は差込継手を設けてもよい。最後に、針の心の
後端部と収容部の間の連結手段として互いに補うクラン
プ面を有するクランプ本体を使用することも考えられ
る。
当該成形部品を問題なく確実に成形することを保証す
るため、成形中空室つまりキャビティの内部で他の動作
媒体を用いて合成樹脂溶融物に所謂再加圧を行うことが
しばしば望ましい又は必ず必要であるので、合成樹脂材
料が十分硬化した後、動作媒体を回収して成形部品内の
中空室の圧力を解放することができる必要性もある。従
って、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する
本発明による装置の他の構造形状は、以下のように形成
されている。
るため、成形中空室つまりキャビティの内部で他の動作
媒体を用いて合成樹脂溶融物に所謂再加圧を行うことが
しばしば望ましい又は必ず必要であるので、合成樹脂材
料が十分硬化した後、動作媒体を回収して成形部品内の
中空室の圧力を解放することができる必要性もある。従
って、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する
本発明による装置の他の構造形状は、以下のように形成
されている。
針の心も貫通する中空ないしは円管状に形成され、 針の心が隙間弁を越える端部に他の弁を備え、 この他の弁を用いて針の心の貫通部の端部が、針の心
の中で加圧されている媒体により隙間弁を開くと、成形
中空室つまりキィビティに対して遮断され、 そして、他の弁に関して引っ張りバネは、他の弁(針
の心の中で加圧下にある媒体に加えて)が閉じる状態で
予緊張の下で維持され、 前記引っ張りバネは、針の心の中にある媒体が圧力解
放した後、キャビティ中に加圧されている媒体により、
他の弁及び針の心の貫通部の解放方向に成形中空室つま
りキャビティから離れるように固定できる。
の中で加圧されている媒体により隙間弁を開くと、成形
中空室つまりキィビティに対して遮断され、 そして、他の弁に関して引っ張りバネは、他の弁(針
の心の中で加圧下にある媒体に加えて)が閉じる状態で
予緊張の下で維持され、 前記引っ張りバネは、針の心の中にある媒体が圧力解
放した後、キャビティ中に加圧されている媒体により、
他の弁及び針の心の貫通部の解放方向に成形中空室つま
りキャビティから離れるように固定できる。
中空室を有する合成樹脂製の物品に対する射出成形装
置のこの構造形状の場合でも、針の心の導入開口又は隙
間弁の閉じる向きに常時作用する圧力バネが設けてあ
り、針の心がこれに作用する加圧下の媒体により圧力バ
ネに逆らって開く向きに摺動し、この媒体を成形中空室
つまりキャビティの中に及び/又は予めそこに供給され
ている合成樹脂溶融物に注入する。
置のこの構造形状の場合でも、針の心の導入開口又は隙
間弁の閉じる向きに常時作用する圧力バネが設けてあ
り、針の心がこれに作用する加圧下の媒体により圧力バ
ネに逆らって開く向きに摺動し、この媒体を成形中空室
つまりキャビティの中に及び/又は予めそこに供給され
ている合成樹脂溶融物に注入する。
ここでは、隙間弁が中空針と針の心の間の隙間弁、及
び針の心の貫通部の他の弁がそれぞれ交互に開閉するの
で、キャビティでの圧力上昇やキャビティからの圧力解
放に対して異なった流路を極めて近づけて設け、この極
めて近づけることが成形工具内で成形部品の最適な仕上
げに望ましいという利点が生じる。
び針の心の貫通部の他の弁がそれぞれ交互に開閉するの
で、キャビティでの圧力上昇やキャビティからの圧力解
放に対して異なった流路を極めて近づけて設け、この極
めて近づけることが成形工具内で成形部品の最適な仕上
げに望ましいという利点が生じる。
この場合、他の弁が針の心の自由端にある球体弁とし
て構成され、 引っ張りバネが針の心の後ろに設けてあるバネ、特に
引っ張りバネで構成され、針の心の貫通部に半径方向の
遊びをもって収納されているピンが引っ張りバネを球体
弁に駆動連結させることに特徴のある装置の構成が特に
適当なことが実証されている。
て構成され、 引っ張りバネが針の心の後ろに設けてあるバネ、特に
引っ張りバネで構成され、針の心の貫通部に半径方向の
遊びをもって収納されているピンが引っ張りバネを球体
弁に駆動連結させることに特徴のある装置の構成が特に
適当なことが実証されている。
球体弁の球体は、針の心の貫通部に大体緩く挿入さ
れ、その貫通部内で隙間弁を介して突出する針の心の端
部への可動性が隙間弁と作用結合する(狭くされた)弁
座により制限される。後方に、つまり他の弁から離れた
方向への球体の運動の制限が常に引っ張りバネの作用下
にあるピンにより生じる。加圧下にある媒体の作用だけ
で、球体弁の球体弁の球体が針の心の貫通部から閉じる
位置の方向に、又は成形中空室つまりキャビティから開
く位置方向に押圧される。引っ張りバネから影響される
ピンは、単に球体弁の球体に対する支持機能を行う。従
って、この球体は、針の心の貫通部に来る媒体の圧力解
放時でも(望ましくないことであるが)開く位置に達し
ない。
れ、その貫通部内で隙間弁を介して突出する針の心の端
部への可動性が隙間弁と作用結合する(狭くされた)弁
座により制限される。後方に、つまり他の弁から離れた
方向への球体の運動の制限が常に引っ張りバネの作用下
にあるピンにより生じる。加圧下にある媒体の作用だけ
で、球体弁の球体弁の球体が針の心の貫通部から閉じる
位置の方向に、又は成形中空室つまりキャビティから開
く位置方向に押圧される。引っ張りバネから影響される
ピンは、単に球体弁の球体に対する支持機能を行う。従
って、この球体は、針の心の貫通部に来る媒体の圧力解
放時でも(望ましくないことであるが)開く位置に達し
ない。
本発明の課題は、中空室を有する合成樹脂製の物品を
射出成形する装置を操作する方法を提供することにあ
る。この方法によって、一方で成形工具の成形中空室つ
まりキャビティに合成樹脂溶融物がノズルを介して導入
され、他方で成形中空室つまりキャビティが、ノズルと
は異なった場所で加圧下にある例えば空気、ガス又は更
に液体のような他の媒体を含む中空針により加圧され
る。この場合、この方法は、始めに他の媒体が加圧下の
予緊張状態で閉じる位置に保持されている隙間弁にのみ
向かい、この隙間弁が熱硬化性樹脂又はエラストマー樹
脂を成形中空室つまりキャビティに射出する間、又は射
出した後、加圧下にある媒体を熱硬化性樹脂又はエラス
トマ樹脂の中に入れるため、隙間弁を遠隔制御により成
形中空室つまりキャビティの予緊張に逆らって開くこ
と、及び、次に(予め設定できる作用時間に応じて)他
の媒体の圧力を解放し、その場合、ただ遠隔制御により
(再び)開いた隙間弁を介して他の媒体を成形部品から
排出させることに特徴がある。
射出成形する装置を操作する方法を提供することにあ
る。この方法によって、一方で成形工具の成形中空室つ
まりキャビティに合成樹脂溶融物がノズルを介して導入
され、他方で成形中空室つまりキャビティが、ノズルと
は異なった場所で加圧下にある例えば空気、ガス又は更
に液体のような他の媒体を含む中空針により加圧され
る。この場合、この方法は、始めに他の媒体が加圧下の
予緊張状態で閉じる位置に保持されている隙間弁にのみ
向かい、この隙間弁が熱硬化性樹脂又はエラストマー樹
脂を成形中空室つまりキャビティに射出する間、又は射
出した後、加圧下にある媒体を熱硬化性樹脂又はエラス
トマ樹脂の中に入れるため、隙間弁を遠隔制御により成
形中空室つまりキャビティの予緊張に逆らって開くこ
と、及び、次に(予め設定できる作用時間に応じて)他
の媒体の圧力を解放し、その場合、ただ遠隔制御により
(再び)開いた隙間弁を介して他の媒体を成形部品から
排出させることに特徴がある。
本発明による射出成形装置のこの運転方法により、中
空室の形成を可能にする媒体を導入と排出させる中空系
の機能を損なうことなく、閉じた中空室を有する熱硬化
性樹脂又はエラストマー樹脂製の物品を作製できる。
空室の形成を可能にする媒体を導入と排出させる中空系
の機能を損なうことなく、閉じた中空室を有する熱硬化
性樹脂又はエラストマー樹脂製の物品を作製できる。
図面に示す実施例に基づき、以下に本発明の対象を詳
しく説明する。ここで、 第1図 は、針の心を捜査する遠隔制御される駆動部を
備えた成形工具の成形中空室つまりキャビティに付加的
な圧力媒体を導入する隙間弁を儲けた中空針を用いて、
中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成型する装置の
一部領域の縦断面図、 第2図 は、中空針の針の心を操作する遠隔制御される
駆動部が、他の構成を有する場合の中空室を有する合成
樹脂製の物品を射出成形する装置の一部領域の第1図に
似た断面図、 第3図 は、他の機能位置では中空針とハイの心のそれ
ぞれ第1図と第2図に符号IIIを付けた部分領域の拡大
図、他方、 第4〜7図 は、それぞれ第1図と第2図で、線IV−IV
に沿った中空針の通路とこの中空針の中に収納した針の
心の異なった断面の拡大図、 第8図 は、成形工具の成形中空室つまりキャビティに
対して軸方向に摺動可能に配置された中空針を用いて動
作する、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形す
る装置の断面を示し、 第9図 は、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成
形する装置に対する他の構成形状を示す側面図、他方、 第10図 は、対応する装置の縦断面図、及び 第10a〜10c図 は、拡大寸法にした第10図の装置の異な
る構成可能性、 を示している。
しく説明する。ここで、 第1図 は、針の心を捜査する遠隔制御される駆動部を
備えた成形工具の成形中空室つまりキャビティに付加的
な圧力媒体を導入する隙間弁を儲けた中空針を用いて、
中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成型する装置の
一部領域の縦断面図、 第2図 は、中空針の針の心を操作する遠隔制御される
駆動部が、他の構成を有する場合の中空室を有する合成
樹脂製の物品を射出成形する装置の一部領域の第1図に
似た断面図、 第3図 は、他の機能位置では中空針とハイの心のそれ
ぞれ第1図と第2図に符号IIIを付けた部分領域の拡大
図、他方、 第4〜7図 は、それぞれ第1図と第2図で、線IV−IV
に沿った中空針の通路とこの中空針の中に収納した針の
心の異なった断面の拡大図、 第8図 は、成形工具の成形中空室つまりキャビティに
対して軸方向に摺動可能に配置された中空針を用いて動
作する、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形す
る装置の断面を示し、 第9図 は、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成
形する装置に対する他の構成形状を示す側面図、他方、 第10図 は、対応する装置の縦断面図、及び 第10a〜10c図 は、拡大寸法にした第10図の装置の異な
る構成可能性、 を示している。
第1図と第2図には、それぞれ中空室を有する合成樹
脂製の物品を射出成形する成形工具1が示してある。こ
の成形工具1は互いに成形中空室4を閉じ込める二つの
成形二分割片2と3とを有する。
脂製の物品を射出成形する成形工具1が示してある。こ
の成形工具1は互いに成形中空室4を閉じ込める二つの
成形二分割片2と3とを有する。
ノズル(ここでは図示していない)を経由して、成形
工具1の成形中空室4に可塑化された合成樹脂溶融物が
射出される。ノズル(図示しない)とは異なる場所で成
形中空室4に中空針5を経由して加圧下にある他の媒
体、例えば空気、ガス又は液体も供給できる。
工具1の成形中空室4に可塑化された合成樹脂溶融物が
射出される。ノズル(図示しない)とは異なる場所で成
形中空室4に中空針5を経由して加圧下にある他の媒
体、例えば空気、ガス又は液体も供給できる。
中空針5は、図示する実施例の場合、成形工具1の成
形二分割片2中に固定して挿入されている。その場合、
この中空針5の先端部6が成形中空室4にかなりな寸法
7で突き出ている。成形二分割片2内の接続通路8を介
して中空室5に加圧下にある他の媒体が供給される。中
空針の内部には、針の心9が配置されている。この針の
心9は中空針5の先端部6の前にある肉厚のヘッド又は
円盤10を有し、このヘッド又は円盤10は中空針5の外径
に最低限ほぼ一致する外径を有する。ヘッド又は円盤10
とは反対側の端部では針の心9にネジ山部分11がある。
このネジ山部分はナット片12にネジ止めされている。こ
のナット片12は、また同様にブロック片13の中に回転止
めされ軸方向に移動できないように固定されている。こ
のブロック片13は、また同様に摺動を制限されているが
成形二分割2のブッシュ14中に回転不可能に収納されて
いる。圧力バネ23は針の心9に対して同軸にこの針の心
に対向するブロック片13の端面と中空針5の端部肉厚15
の間に収納され、針の心9がそのヘッド又は円盤10と共
に中空針5の先端部6に対して気密状態で当接し、この
中空針5を完全に塞ぐように挟持されている。バネ23の
復帰作用に逆らう針の心9の移動により、針の心9のヘ
ッド又は円盤10が中空針5の先端部6から離され、この
先端部6と共に半径方向に向いた隙間弁16の形をした注
入開口を開ける(第3図)。この隙間弁16は成形中空室
4に向いていて、流路断面で中空針5の先端部6とヘッ
ド又は円盤10の間隔の変化を可変できる。この場合、隙
間弁16の最大の開口幅はブッシュ14中のブロック片13の
最大移動距離により決まる。つまり、ブロック片13の左
の端面がブッシュ14の左の端面にぶつかる時、隙間弁16
の最大の開口幅が得られる。
形二分割片2中に固定して挿入されている。その場合、
この中空針5の先端部6が成形中空室4にかなりな寸法
7で突き出ている。成形二分割片2内の接続通路8を介
して中空室5に加圧下にある他の媒体が供給される。中
空針の内部には、針の心9が配置されている。この針の
心9は中空針5の先端部6の前にある肉厚のヘッド又は
円盤10を有し、このヘッド又は円盤10は中空針5の外径
に最低限ほぼ一致する外径を有する。ヘッド又は円盤10
とは反対側の端部では針の心9にネジ山部分11がある。
このネジ山部分はナット片12にネジ止めされている。こ
のナット片12は、また同様にブロック片13の中に回転止
めされ軸方向に移動できないように固定されている。こ
のブロック片13は、また同様に摺動を制限されているが
成形二分割2のブッシュ14中に回転不可能に収納されて
いる。圧力バネ23は針の心9に対して同軸にこの針の心
に対向するブロック片13の端面と中空針5の端部肉厚15
の間に収納され、針の心9がそのヘッド又は円盤10と共
に中空針5の先端部6に対して気密状態で当接し、この
中空針5を完全に塞ぐように挟持されている。バネ23の
復帰作用に逆らう針の心9の移動により、針の心9のヘ
ッド又は円盤10が中空針5の先端部6から離され、この
先端部6と共に半径方向に向いた隙間弁16の形をした注
入開口を開ける(第3図)。この隙間弁16は成形中空室
4に向いていて、流路断面で中空針5の先端部6とヘッ
ド又は円盤10の間隔の変化を可変できる。この場合、隙
間弁16の最大の開口幅はブッシュ14中のブロック片13の
最大移動距離により決まる。つまり、ブロック片13の左
の端面がブッシュ14の左の端面にぶつかる時、隙間弁16
の最大の開口幅が得られる。
圧力バネ23は、ブロック片13と針の心9を介してヘッ
ド又は円盤10を絶えず中空針5の先端部6に対して気密
封止して当接し、そのため隙間弁16を閉じる方向に作用
するようにしてあるので、この隙間弁16を開く方向にす
るため、遠隔制御される駆動部を設けている。この駆動
部は、第1図の実施例の場合、ロッド18によってブロッ
ク片13に作用できる電磁石17で形成されている。駆動部
として、スピンドルに作用するサーボモータも取付け可
能である。このサーボモータは針の心9を開く方向と閉
じる方向に移動できる。
ド又は円盤10を絶えず中空針5の先端部6に対して気密
封止して当接し、そのため隙間弁16を閉じる方向に作用
するようにしてあるので、この隙間弁16を開く方向にす
るため、遠隔制御される駆動部を設けている。この駆動
部は、第1図の実施例の場合、ロッド18によってブロッ
ク片13に作用できる電磁石17で形成されている。駆動部
として、スピンドルに作用するサーボモータも取付け可
能である。このサーボモータは針の心9を開く方向と閉
じる方向に移動できる。
第2図の実施例では、駆動部はピストン・シリンダ・
ユニットで形成されている。この場合、ブロック片13は
ピストンを形成し、ブッシュ14はシリンダを形成する。
この場合、針の心9を圧力バネ23の作用に逆らって移動
させるためと、それ故障間弁16を開くため、ピストンを
この端部20の所で通路19を介して加圧媒体で押圧でき
る。
ユニットで形成されている。この場合、ブロック片13は
ピストンを形成し、ブッシュ14はシリンダを形成する。
この場合、針の心9を圧力バネ23の作用に逆らって移動
させるためと、それ故障間弁16を開くため、ピストンを
この端部20の所で通路19を介して加圧媒体で押圧でき
る。
針の心9のほぼ全長にわたり、縦溝又は直径スリット
21が延びている。この溝を経由して加圧された媒体が接
続通路8から針の心9のヘッド又は円盤10の裏面または
達することができる。そこで、中空針5の先端部6と針
の心9のヘッド又は円盤10の間に隙間弁16の注入隙間が
開く時のみ、加圧下にある媒体が成形工具1の成形中空
室4に達する。
21が延びている。この溝を経由して加圧された媒体が接
続通路8から針の心9のヘッド又は円盤10の裏面または
達することができる。そこで、中空針5の先端部6と針
の心9のヘッド又は円盤10の間に隙間弁16の注入隙間が
開く時のみ、加圧下にある媒体が成形工具1の成形中空
室4に達する。
隙間弁16が加圧された媒体を成形中空室4に供給可能
であるが、合成樹脂溶融物で望ましくないように塞がっ
たり、又は詰まったりすることを防ぐ構成を有している
点が重要である。
であるが、合成樹脂溶融物で望ましくないように塞がっ
たり、又は詰まったりすることを防ぐ構成を有している
点が重要である。
隙間弁16の注入隙間が開いていないように、したがっ
て中空針5の先端部6とヘッドつまり円盤10の裏面との
間の寸法が0であるように、又は注入隙間16に対して隙
間幅<0.2mm,好ましくは<0.1mmにできるように、圧力
バネ23の予緊張作用のみで、しかもブロック片又はピス
トン13の右端位置で、ナット片12のネジ山部分11により
針の心9を調節できる点も重要である。ピストンつまり
ブロック片が駆動部17,18又は19,20により圧力バネ23の
力に逆らって左の端部位置に達する時のみ、隙間弁16の
より大きな注入隙間が設定可能であり、この大きな注入
隙間が単位時間に多量の加圧下にある媒体の排出をもた
らす。
て中空針5の先端部6とヘッドつまり円盤10の裏面との
間の寸法が0であるように、又は注入隙間16に対して隙
間幅<0.2mm,好ましくは<0.1mmにできるように、圧力
バネ23の予緊張作用のみで、しかもブロック片又はピス
トン13の右端位置で、ナット片12のネジ山部分11により
針の心9を調節できる点も重要である。ピストンつまり
ブロック片が駆動部17,18又は19,20により圧力バネ23の
力に逆らって左の端部位置に達する時のみ、隙間弁16の
より大きな注入隙間が設定可能であり、この大きな注入
隙間が単位時間に多量の加圧下にある媒体の排出をもた
らす。
第1図と第2図に示した実施例と異なり、中空針5内
部の針の心9をほぼ針の心の断面に関して全長にわたり
第4〜7図から分かるように構成することも可能であ
る。縦溝又は直径スリット21の代わりに、針の心9に1
つ又は複数の外周平坦部22を設けることができる。第4
図の場合、4つの外周平坦部22が周回方向に等分に形成
されている。第5図と第6図によれば、それぞれ3つの
外周平坦部22があるが、第7図には8つの外周平坦部22
が形成されている。
部の針の心9をほぼ針の心の断面に関して全長にわたり
第4〜7図から分かるように構成することも可能であ
る。縦溝又は直径スリット21の代わりに、針の心9に1
つ又は複数の外周平坦部22を設けることができる。第4
図の場合、4つの外周平坦部22が周回方向に等分に形成
されている。第5図と第6図によれば、それぞれ3つの
外周平坦部22があるが、第7図には8つの外周平坦部22
が形成されている。
全ての場合で、隙間弁16の注入隙間の大きさのみが駆
動部17,18又は19,20を操作しない場合、必要に応じて簡
単な様式と方法で調節できない点が重要である。中空針
5の注入端部6が、成形工具1を開けた場合、場合、前
方から、つまり開いた成形中空室4から(掃除の目的の
ため)完全に外せることもむしろ重要である。それ故、
針の心9はヘッド又は円盤10の前面に工具装着部23、例
えば直径スリットや内部六角レンチを備えている。これ
は、針の心9のネジ山部分11をナット片12の内ネジでき
つく回転可能に係合させて、この様式と方法で針の心9
とブロック片13の間の連結を確実にすることを可能にし
ている。しかし、工具、例えばドライバー又は六角レン
チを用いて、針の心9をブロック片13のナット片12から
緩め、次に針の心9を軸方向の前方に中空針5から引き
抜くことができる。こうして、隙間弁16の領域に付着し
た合成樹脂の残留物を問題なく除去できるので、中空針
5と針の心9の間の隙間弁16を洗浄できる。
動部17,18又は19,20を操作しない場合、必要に応じて簡
単な様式と方法で調節できない点が重要である。中空針
5の注入端部6が、成形工具1を開けた場合、場合、前
方から、つまり開いた成形中空室4から(掃除の目的の
ため)完全に外せることもむしろ重要である。それ故、
針の心9はヘッド又は円盤10の前面に工具装着部23、例
えば直径スリットや内部六角レンチを備えている。これ
は、針の心9のネジ山部分11をナット片12の内ネジでき
つく回転可能に係合させて、この様式と方法で針の心9
とブロック片13の間の連結を確実にすることを可能にし
ている。しかし、工具、例えばドライバー又は六角レン
チを用いて、針の心9をブロック片13のナット片12から
緩め、次に針の心9を軸方向の前方に中空針5から引き
抜くことができる。こうして、隙間弁16の領域に付着し
た合成樹脂の残留物を問題なく除去できるので、中空針
5と針の心9の間の隙間弁16を洗浄できる。
ここで、中空針5の特定で比較的短い縦領域24、つま
り先端部6に直接接続する長手領域24を気密な材料から
でなく、むしろ空気又はガスを透過する構造を有する燃
焼金属で作製することも多くの場合有利であることを言
及しておく。
り先端部6に直接接続する長手領域24を気密な材料から
でなく、むしろ空気又はガスを透過する構造を有する燃
焼金属で作製することも多くの場合有利であることを言
及しておく。
このような中空針5は、成形工具1の成形中空室4中
で中空室を有する物品を射出成形により熱硬化性樹脂又
はエラストマー樹脂から作製する場合、特に有利に利用
できる。この場合、隙間弁16は、中空針5と針の心9の
ヘッド又は円盤10の間で大量の加圧下にある媒体を供給
するためにのみ開けばよく、一方少量の供給は燃焼金属
部分を経由して問題なく通過できる。仕上がり成形部品
の圧力を開放するために初めて、つまり成形部品を形成
する熱硬化性樹脂又はエラストマーが十分硬化した後、
遠隔制御される駆動部を用いて隙間弁を開けることが必
要である。
で中空室を有する物品を射出成形により熱硬化性樹脂又
はエラストマー樹脂から作製する場合、特に有利に利用
できる。この場合、隙間弁16は、中空針5と針の心9の
ヘッド又は円盤10の間で大量の加圧下にある媒体を供給
するためにのみ開けばよく、一方少量の供給は燃焼金属
部分を経由して問題なく通過できる。仕上がり成形部品
の圧力を開放するために初めて、つまり成形部品を形成
する熱硬化性樹脂又はエラストマーが十分硬化した後、
遠隔制御される駆動部を用いて隙間弁を開けることが必
要である。
ここで、前述の装置が、熱硬化性樹脂又はエラストマ
ー樹脂から形成される中空室を有する物品を射出成形す
るために特に有利に使用できる点を言及しておく。言う
までもなく、この装置は、熱可塑性樹脂の物品を射出成
形する場合に使用するのにも適し、使用されている。
ー樹脂から形成される中空室を有する物品を射出成形す
るために特に有利に使用できる点を言及しておく。言う
までもなく、この装置は、熱可塑性樹脂の物品を射出成
形する場合に使用するのにも適し、使用されている。
本発明の利用は、付加的な加圧媒体を導入する中空針
5がその前方端部を常に成形工具1の成形中空室つまり
キャビティ4に突出するように固定組み込みされてい
る、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する装
置に限定するものでないことも指摘しておく。むしろ、
本発明の構成を付加的な加圧媒体を供給するため中空針
を必要とする場所にも利用でき、これらの中空針が成形
工具の成形中空室つまりキャビティ4に対して軸方向の
移動を制限するように設けられている、つまりドイツ特
許第OS 39 36 289号明細書の第3図の場合のように、予
め押された動作位置と戻された静止位置の間で移動でき
る。
5がその前方端部を常に成形工具1の成形中空室つまり
キャビティ4に突出するように固定組み込みされてい
る、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する装
置に限定するものでないことも指摘しておく。むしろ、
本発明の構成を付加的な加圧媒体を供給するため中空針
を必要とする場所にも利用でき、これらの中空針が成形
工具の成形中空室つまりキャビティ4に対して軸方向の
移動を制限するように設けられている、つまりドイツ特
許第OS 39 36 289号明細書の第3図の場合のように、予
め押された動作位置と戻された静止位置の間で移動でき
る。
最後に、成形工具1の成形中空室つまりキャビティ4
に供給すべき他の媒体を先ず加圧下、圧力バネ23の予緊
張下で隙間弁16の閉じた状態で保持された隙間弁16の方
へ向け、熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂を成形工具
1の成形中空室つまりキャビティ4に射出する間及び/
又は射出後、成形工具1の成形中空室つまりキャビティ
4に隙間弁16が遠隔制御される駆動部17,18又は19,20に
より圧力バネ23の予緊張に逆らって成形工具1の成形中
空室つまりキャビティ4内で開き、加圧下にある媒体を
熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂に供給する点、そし
て、この他の媒体を時間を遅らせて圧力開放し、主に遠
隔制御される駆動部17,18又は19,20により再び開いた隙
間弁16で成形部品から排出する点も方法技術的に重要で
ある。
に供給すべき他の媒体を先ず加圧下、圧力バネ23の予緊
張下で隙間弁16の閉じた状態で保持された隙間弁16の方
へ向け、熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂を成形工具
1の成形中空室つまりキャビティ4に射出する間及び/
又は射出後、成形工具1の成形中空室つまりキャビティ
4に隙間弁16が遠隔制御される駆動部17,18又は19,20に
より圧力バネ23の予緊張に逆らって成形工具1の成形中
空室つまりキャビティ4内で開き、加圧下にある媒体を
熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂に供給する点、そし
て、この他の媒体を時間を遅らせて圧力開放し、主に遠
隔制御される駆動部17,18又は19,20により再び開いた隙
間弁16で成形部品から排出する点も方法技術的に重要で
ある。
この方法様式は、熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂
による望ましくない中空針の詰まりを防止し、したがっ
て中空室を有するこれらの材料から成る物品の射出成形
を可能にする。
による望ましくない中空針の詰まりを防止し、したがっ
て中空室を有するこれらの材料から成る物品の射出成形
を可能にする。
射出成形装置の動作、特に第2図の装置の動作に対し
て、所定の時点に、熱可塑性樹脂の溶融物をノズルを経
由して成形工具1の成形中空室つまりキャビティ4に噴
射し、噴射後又は時間が重複する時でも中空針5を用い
て加圧下にあるその他の媒体をこの合成樹脂溶融物に供
給する点が重要である。そのために、通路19を介してピ
ストンの端部20の押圧を行ないながら先ず隙間弁16を開
く必要がある。この隙間弁が開くやいなや、接続通路8
を経由して加圧下にあるその他の媒体、例えば空気、ガ
ス若しくは液体も、成形工具の成形中空室つまりキャビ
ティ4、又はこの中にある合成樹脂溶融物に供給され
る。こうして、合成樹脂溶融物(熱硬化性樹脂又はエラ
ストマも)が中空室を形成しながら成形中空室つまりキ
ャビティ4の壁面に押され、媒体圧力により広範囲にわ
たり一様な壁厚を形成しながらこの壁面に接触する。
て、所定の時点に、熱可塑性樹脂の溶融物をノズルを経
由して成形工具1の成形中空室つまりキャビティ4に噴
射し、噴射後又は時間が重複する時でも中空針5を用い
て加圧下にあるその他の媒体をこの合成樹脂溶融物に供
給する点が重要である。そのために、通路19を介してピ
ストンの端部20の押圧を行ないながら先ず隙間弁16を開
く必要がある。この隙間弁が開くやいなや、接続通路8
を経由して加圧下にあるその他の媒体、例えば空気、ガ
ス若しくは液体も、成形工具の成形中空室つまりキャビ
ティ4、又はこの中にある合成樹脂溶融物に供給され
る。こうして、合成樹脂溶融物(熱硬化性樹脂又はエラ
ストマも)が中空室を形成しながら成形中空室つまりキ
ャビティ4の壁面に押され、媒体圧力により広範囲にわ
たり一様な壁厚を形成しながらこの壁面に接触する。
ピストン端部20とこの端部に対向する(リング状の)
ブロック片13の端面との面積の比が異なることにより、
接続通路8に生じる媒体と、通路19に生じる動作媒体の
圧力が等しい場合、隙間弁16は動作媒体がなくなるまで
開いている。
ブロック片13の端面との面積の比が異なることにより、
接続通路8に生じる媒体と、通路19に生じる動作媒体の
圧力が等しい場合、隙間弁16は動作媒体がなくなるまで
開いている。
動作媒体のピストン端部20への作用は、成形中空室つ
まりキャビティ4内部のその他の動作媒体が合成樹脂溶
融物に圧力を加えるように接続する。つまり、そこで再
加圧を維持するようにも維持する。それから初めて、そ
の他の媒体用の接続通路8と動作防体用の通路19で減圧
を行う。
まりキャビティ4内部のその他の動作媒体が合成樹脂溶
融物に圧力を加えるように接続する。つまり、そこで再
加圧を維持するようにも維持する。それから初めて、そ
の他の媒体用の接続通路8と動作防体用の通路19で減圧
を行う。
最後にその他の媒体が成形部品から圧力を開放するの
を確実にするため、ピストンの端部が全時間間隔にわた
り開いた状態でなかったならば、動作媒体をピストンの
端部20に供給して隙間弁をもう1回開くことが必要であ
る。
を確実にするため、ピストンの端部が全時間間隔にわた
り開いた状態でなかったならば、動作媒体をピストンの
端部20に供給して隙間弁をもう1回開くことが必要であ
る。
隙間弁16の開閉制御と、その他の加圧媒体の通過や圧
力上昇の制御も、その時の射出過程で最適になるように
行われる。つまり、例えばその他の媒体の圧力を維持
し、再加圧として利用する。この場合、例えば降下する
圧力変化と共に動作する。
力上昇の制御も、その時の射出過程で最適になるように
行われる。つまり、例えばその他の媒体の圧力を維持
し、再加圧として利用する。この場合、例えば降下する
圧力変化と共に動作する。
合成樹脂溶融物の代わりに例えば空気、ガス又は液体
のような加圧下にあるその他の媒体を成形工具1に噴射
することは有利であるが、このことはどんな場合にも必
要となるものではない。注入ノズルを流動学的に確実に
形成する場合、加圧下にある他の媒体の供給はこの注入
ノズルにより直接行ってもよく、したがって、同じ場所
で合成樹脂溶融物も供給することもできる。
のような加圧下にあるその他の媒体を成形工具1に噴射
することは有利であるが、このことはどんな場合にも必
要となるものではない。注入ノズルを流動学的に確実に
形成する場合、加圧下にある他の媒体の供給はこの注入
ノズルにより直接行ってもよく、したがって、同じ場所
で合成樹脂溶融物も供給することもできる。
中空室を有する合成樹脂製の物品を射出成形する上に
説明した装置の重要な特徴は、いかなる場合であって
も、特に熱硬化性樹脂やエラストマーを処理するのに、
隙間弁16のガス導入開口に対して非常に狭い隙間を設定
できる点にある。この隙間は狭い必要がある。何故な
ら、この隙間を経由して加圧下にある媒体の供給を溶融
物の領域で行う必要があるからである。
説明した装置の重要な特徴は、いかなる場合であって
も、特に熱硬化性樹脂やエラストマーを処理するのに、
隙間弁16のガス導入開口に対して非常に狭い隙間を設定
できる点にある。この隙間は狭い必要がある。何故な
ら、この隙間を経由して加圧下にある媒体の供給を溶融
物の領域で行う必要があるからである。
合成樹脂の代わりに加圧下にある媒体を直接溶融物、
すなわち高温の工具に供給すると有利である。しかし、
非常に狭い隙間に調整することに関した同様な観点は、
加圧下にあるその他の媒体を直接機械ののノズルを介し
て供給する場合にも重要である。
すなわち高温の工具に供給すると有利である。しかし、
非常に狭い隙間に調整することに関した同様な観点は、
加圧下にあるその他の媒体を直接機械ののノズルを介し
て供給する場合にも重要である。
重要な構成上の判定基準は、いかなる場合であって
も、隙間弁が樹脂の混入を防止するため、圧力の作用な
しに非常に小さい隙間を有する点、及び加圧下にあるそ
の他の媒体を供給する隙間が圧力作用の結果、又は遠隔
制御にでより大きな寸法に開くことがてきる点にある。
遠隔制御の場合、隙間弁の隙間を圧力放出の目的のため
適切に開けることもできる特別な利点が生じる。
も、隙間弁が樹脂の混入を防止するため、圧力の作用な
しに非常に小さい隙間を有する点、及び加圧下にあるそ
の他の媒体を供給する隙間が圧力作用の結果、又は遠隔
制御にでより大きな寸法に開くことがてきる点にある。
遠隔制御の場合、隙間弁の隙間を圧力放出の目的のため
適切に開けることもできる特別な利点が生じる。
熱硬化性樹脂又はエラストマーの溶融物を成形工具1
のキャビティつまり成形中空室4に入れる場合、溶融物
内の圧力上昇が生じ、それ故キャビティつまり成形中空
室4の急激な射出で充填が得られることも重要である。
これに反して、成形中空室つまりキャビティ4をブロッ
ク/剪断流れで充填すると、十分圧縮されていない材料
のため、加圧下にある媒体が望ましくないように充填工
程中に外向きに出て行き、そのため形成すべき成形部品
の内部で望ましい圧力上昇が得られない。
のキャビティつまり成形中空室4に入れる場合、溶融物
内の圧力上昇が生じ、それ故キャビティつまり成形中空
室4の急激な射出で充填が得られることも重要である。
これに反して、成形中空室つまりキャビティ4をブロッ
ク/剪断流れで充填すると、十分圧縮されていない材料
のため、加圧下にある媒体が望ましくないように充填工
程中に外向きに出て行き、そのため形成すべき成形部品
の内部で望ましい圧力上昇が得られない。
特に、肉厚の成形部品を作製する場合、及び急激な射
出とならない合成樹脂材料を処理する場合、合成樹脂溶
融物を噴射する前に、熱硬化性樹脂の発泡射出成形の場
合でも、そして特にガスの逆圧を用いる射出成形の変形
種で長い間使用されているように、成形工具1の圧力を
上昇させることが有利である。主として<100バールで
ある逆圧を発生させて、熱硬化性樹脂とエラストマーを
処理する場合、流れの先端部が割れてガス通路となるこ
とを防止できる。
出とならない合成樹脂材料を処理する場合、合成樹脂溶
融物を噴射する前に、熱硬化性樹脂の発泡射出成形の場
合でも、そして特にガスの逆圧を用いる射出成形の変形
種で長い間使用されているように、成形工具1の圧力を
上昇させることが有利である。主として<100バールで
ある逆圧を発生させて、熱硬化性樹脂とエラストマーを
処理する場合、流れの先端部が割れてガス通路となるこ
とを防止できる。
合成樹脂溶融物を成形工具に注入する前にガスの逆圧
を与えることは、成形工具が多数のキャビティつまり成
形中空室を有する場合にも有利である。こうして、存在
する全てのキャビティに対してバランスのとれた一様な
充填となることが分かる。
を与えることは、成形工具が多数のキャビティつまり成
形中空室を有する場合にも有利である。こうして、存在
する全てのキャビティに対してバランスのとれた一様な
充填となることが分かる。
特に、逆圧なしに肉厚の熱硬化性樹脂の成形部品を多
数のキャビティに供給する時、加圧下にある媒体を後で
供給するために重要な部分充填をする場合、個々のキャ
ビティの充填量の変動がもたらされる。この場合、この
充填量の変動は使用するモールド材料の特性による。こ
れに反して、全てのキャビティつまり成形中空室内で同
時に作用する逆圧が上昇することにより、個々のキャビ
ティつまり成形中空室の一様な部分充填が得られ、これ
により、成形部品が目的とする中空室と共に多重成形工
具内で作製する場合、熱硬化性樹脂とエラストマー製の
成形部品を作製するための最適な条件が提供される。
数のキャビティに供給する時、加圧下にある媒体を後で
供給するために重要な部分充填をする場合、個々のキャ
ビティの充填量の変動がもたらされる。この場合、この
充填量の変動は使用するモールド材料の特性による。こ
れに反して、全てのキャビティつまり成形中空室内で同
時に作用する逆圧が上昇することにより、個々のキャビ
ティつまり成形中空室の一様な部分充填が得られ、これ
により、成形部品が目的とする中空室と共に多重成形工
具内で作製する場合、熱硬化性樹脂とエラストマー製の
成形部品を作製するための最適な条件が提供される。
いわゆるプランジャの縁を有する成形工具を使用する
ことにより、成形工具内で目的とする逆圧を上昇させる
ことも可能である。この種の成形工具では、先ず心がキ
ャビティつまり成形中空室に入り、続いて合成樹脂溶融
物が注入される。その場合、加圧されている他の媒体
は、機械のノズル自体を経由するか、又はその代わりに
中空針を経由してキャビティ又は成形中空室に達する。
更に媒体を供給する場合、工具の心が引き戻され、それ
に続いて合成樹脂溶融物の内部で中空部が生じる可能性
がある。工具に心を更に引き戻すと、形成した成形部品
中に完全な中空部が形成される。いわゆるプランジャの
縁と共に動作するこのような成形工具ては、可動する工
具の心には、キャビティつまり成形中空室内で熱硬化性
樹脂やエラストマーを処理する場合、主に逆圧を上昇さ
せるということもある。
ことにより、成形工具内で目的とする逆圧を上昇させる
ことも可能である。この種の成形工具では、先ず心がキ
ャビティつまり成形中空室に入り、続いて合成樹脂溶融
物が注入される。その場合、加圧されている他の媒体
は、機械のノズル自体を経由するか、又はその代わりに
中空針を経由してキャビティ又は成形中空室に達する。
更に媒体を供給する場合、工具の心が引き戻され、それ
に続いて合成樹脂溶融物の内部で中空部が生じる可能性
がある。工具に心を更に引き戻すと、形成した成形部品
中に完全な中空部が形成される。いわゆるプランジャの
縁と共に動作するこのような成形工具ては、可動する工
具の心には、キャビティつまり成形中空室内で熱硬化性
樹脂やエラストマーを処理する場合、主に逆圧を上昇さ
せるということもある。
例えばゴムやカウチュークのような熱硬化性の樹脂や
エラストマー樹脂を処理する場合の外に、前記構造様式
と作用方式の装置は全ての硬化する樹脂を処理する場合
でも利用できる。
エラストマー樹脂を処理する場合の外に、前記構造様式
と作用方式の装置は全ての硬化する樹脂を処理する場合
でも利用できる。
キャビティつまり成形中空室に注入された加圧下にあ
る媒体が、例えば成形工具の温度に近い、つまり約160
〜180℃の温度に予熱される時、熱硬化性樹脂のかなり
短い硬化時間が得られる。この利点は、熱の作用が加熱
された工具により外からだけでなく、予熱され、加圧さ
れている媒体により内からも行われることから生じる。
このように作製された成形部品の反応時間と故に硬化時
間は、当該媒体をただ室温で供給する場合に対して遥に
短くなる。
る媒体が、例えば成形工具の温度に近い、つまり約160
〜180℃の温度に予熱される時、熱硬化性樹脂のかなり
短い硬化時間が得られる。この利点は、熱の作用が加熱
された工具により外からだけでなく、予熱され、加圧さ
れている媒体により内からも行われることから生じる。
このように作製された成形部品の反応時間と故に硬化時
間は、当該媒体をただ室温で供給する場合に対して遥に
短くなる。
媒体の加熱は、例えば熱交換の原理に従って行える。
媒体を加熱するため、電気加熱部品又は十分な長さの輻
射で加熱される管導体も使用できる。
媒体を加熱するため、電気加熱部品又は十分な長さの輻
射で加熱される管導体も使用できる。
プランジャの縁を有する成形工具の代わりに、刻み付
けた心を有する成形工具、横スライダーを有する成形工
具、工具中にスライダーを有する成形工具、又は処理で
きる工具の部品を有する成形工具も利用できる。
けた心を有する成形工具、横スライダーを有する成形工
具、工具中にスライダーを有する成形工具、又は処理で
きる工具の部品を有する成形工具も利用できる。
プランジャの心又はプランジャの縁を有する成形工具
は、逆圧と共に、又は逆圧なしに使用できる。この場
合、この圧力は工具だけにより発生させてもよく、又は
付加的に媒体の逆圧で発生させてもよい。
は、逆圧と共に、又は逆圧なしに使用できる。この場
合、この圧力は工具だけにより発生させてもよく、又は
付加的に媒体の逆圧で発生させてもよい。
第8図には、中空室を有する合成樹脂製の物品を射出
成型する装置が示してある。この装置は成形工具1の成
形中空室つまりキャビティに対して軸方向に移動可能に
配置されている中空針5を有する点で、第1図と第2図
の装置と相違する。この装置は付加的な調節駆動部22と
共に動作する。この駆動部は、シリンダ26内で加圧媒体
の作用により摺動するピストン27を介して中空針5の所
で作用し、この中空針を復帰バネ28の作用に逆らって成
形中空室4に一時的に前方に押しやる。
成型する装置が示してある。この装置は成形工具1の成
形中空室つまりキャビティに対して軸方向に移動可能に
配置されている中空針5を有する点で、第1図と第2図
の装置と相違する。この装置は付加的な調節駆動部22と
共に動作する。この駆動部は、シリンダ26内で加圧媒体
の作用により摺動するピストン27を介して中空針5の所
で作用し、この中空針を復帰バネ28の作用に逆らって成
形中空室4に一時的に前方に押しやる。
ピストン27を押圧するため、中空針5を通して成形中
空室4に供給される加圧下にある媒体も利用できる。
空室4に供給される加圧下にある媒体も利用できる。
当然、ここでもピストン27の作動を異質な影響を与え
る他の媒体で発生できる可能性もある。中空針5と針の
心9の動作は、何れの場合でも、第1図〜第3図の実施
例のそれらと同じである。
る他の媒体で発生できる可能性もある。中空針5と針の
心9の動作は、何れの場合でも、第1図〜第3図の実施
例のそれらと同じである。
第9図と第10図に見られる、中空室を有する合成樹脂
製の物品を射出成形する装置の場合、成形工具31が2つ
の成形二分割片32と33で形成されている。これ等の分割
片は両者の間に成形中空室つまりキャビティ34を包囲し
ている。この場合、キャビティ34内に、例えば二分割32
を通して先端部36を有する中空針35が寸法37ほど突出し
ている。この寸法は、例えば仕上げ成型された合成樹脂
製の物品の縁部の厚さに少なくとも等しく設計されてい
る。
製の物品を射出成形する装置の場合、成形工具31が2つ
の成形二分割片32と33で形成されている。これ等の分割
片は両者の間に成形中空室つまりキャビティ34を包囲し
ている。この場合、キャビティ34内に、例えば二分割32
を通して先端部36を有する中空針35が寸法37ほど突出し
ている。この寸法は、例えば仕上げ成型された合成樹脂
製の物品の縁部の厚さに少なくとも等しく設計されてい
る。
中空針35の内部には、中空針35の先端部26の前方にあ
るヘッド40を有する針の心39が配置されている。この場
合、このヘッド40は円錐台状に形成されているが、この
ヘッドは他の適切な構成でも得られる。このヘッドは中
空針35の先端部36に対向する側にリングショルダー41を
有する。このリングショルダーは、気密ストッパーとし
て中空針35の先端部36に着設している。円錐台状のヘッ
ド40の大きな直径はリングショルダー41の領域で中空針
35の外径に合わせてある。一方、先端部36とは反対側の
ヘッド40の端部はより小さい直径である。
るヘッド40を有する針の心39が配置されている。この場
合、このヘッド40は円錐台状に形成されているが、この
ヘッドは他の適切な構成でも得られる。このヘッドは中
空針35の先端部36に対向する側にリングショルダー41を
有する。このリングショルダーは、気密ストッパーとし
て中空針35の先端部36に着設している。円錐台状のヘッ
ド40の大きな直径はリングショルダー41の領域で中空針
35の外径に合わせてある。一方、先端部36とは反対側の
ヘッド40の端部はより小さい直径である。
針の心39は全長にわたり、したがってそのヘッド40の
領域も貫通した中空つまり円管状に形成されている。針
の心は、第10図で明確に分かるように、貫通穴43を有す
る。ヘッド40のリングショルダー41の後ろで、針の心39
が貫通穴43に開口する少なくとも一つの開口44を備えて
いるか、又は針の心39の外周と中空針35の内周の間に軸
方向に中空室49の中まで延びる隙間がある。この隙間は
第1図から第7図から分かるように同じ方法で与えられ
る。貫通穴43に開く少なくとも1つの開口44を利用する
場合、この開口が針の心39の長手軸に対して半径方向に
向けることができる。しかし、長手軸に対して傾斜して
向けることもできる。どの場合でも、第10図に示すよう
に、針の心39がそのヘッド40のリングショルダー41と共
に中空針35の先端部36に気密状態で接する時、開口44又
は隙間が中空針35により外側の所で遮断される点が重要
である。しかし、針の心39が中空針35の中で第10図の位
置から第9図の位置に(つまり左に)移動すると、針の
心39のヘッド40のところのリングショルダー41と中空針
35の先端部36との間で、第9図に見られるように、半径
方向の隙間弁46が開く。針の心39の周囲の隙間又は開口
44を経由して、隙間弁46に貫通部43又は中空室49から加
圧下にある媒体を供給する。この場合、この媒体が成形
工具31の成形中空室つまりキャビティ34に入る。
領域も貫通した中空つまり円管状に形成されている。針
の心は、第10図で明確に分かるように、貫通穴43を有す
る。ヘッド40のリングショルダー41の後ろで、針の心39
が貫通穴43に開口する少なくとも一つの開口44を備えて
いるか、又は針の心39の外周と中空針35の内周の間に軸
方向に中空室49の中まで延びる隙間がある。この隙間は
第1図から第7図から分かるように同じ方法で与えられ
る。貫通穴43に開く少なくとも1つの開口44を利用する
場合、この開口が針の心39の長手軸に対して半径方向に
向けることができる。しかし、長手軸に対して傾斜して
向けることもできる。どの場合でも、第10図に示すよう
に、針の心39がそのヘッド40のリングショルダー41と共
に中空針35の先端部36に気密状態で接する時、開口44又
は隙間が中空針35により外側の所で遮断される点が重要
である。しかし、針の心39が中空針35の中で第10図の位
置から第9図の位置に(つまり左に)移動すると、針の
心39のヘッド40のところのリングショルダー41と中空針
35の先端部36との間で、第9図に見られるように、半径
方向の隙間弁46が開く。針の心39の周囲の隙間又は開口
44を経由して、隙間弁46に貫通部43又は中空室49から加
圧下にある媒体を供給する。この場合、この媒体が成形
工具31の成形中空室つまりキャビティ34に入る。
端部肉厚部45と共に中空針35は、主にパッキングを中
間接続して成形二分割片32に軸方向に支持され、圧力バ
ネ47の端部に対する反力台として働く。この圧力バネ
は、この他の端部で、針の心39に嵌まり軸方向に摺動不
可能な当接板48に作用する。こうして、この圧力バネ47
を用いて針の心39は、ヘッド40のリングショルダー41が
中空針35の先端部36と共に形成される半径方向の隙間弁
46を閉じる位置に保持するように常時押圧されている。
間接続して成形二分割片32に軸方向に支持され、圧力バ
ネ47の端部に対する反力台として働く。この圧力バネ
は、この他の端部で、針の心39に嵌まり軸方向に摺動不
可能な当接板48に作用する。こうして、この圧力バネ47
を用いて針の心39は、ヘッド40のリングショルダー41が
中空針35の先端部36と共に形成される半径方向の隙間弁
46を閉じる位置に保持するように常時押圧されている。
当接板48は、この当接板48が圧力バネ47とは反対側の
所で成形中空室つまりキャビティ34に供給される加圧媒
体により押圧されるように、中空室49に設けられてい
る。この加圧媒体は、例えば通路50を経由して中空室49
に達する。当接板48に作用する加圧媒体は、この場合、
圧力バネ47の復帰力に打ち勝ち、当接板48を端部肉厚部
45に支持される当接スリーブ51に当たるまで移動させ、
このスリーブにより隙間弁46の開口幅が正確に決まる。
所で成形中空室つまりキャビティ34に供給される加圧媒
体により押圧されるように、中空室49に設けられてい
る。この加圧媒体は、例えば通路50を経由して中空室49
に達する。当接板48に作用する加圧媒体は、この場合、
圧力バネ47の復帰力に打ち勝ち、当接板48を端部肉厚部
45に支持される当接スリーブ51に当たるまで移動させ、
このスリーブにより隙間弁46の開口幅が正確に決まる。
隙間弁46を越えて突出する端部42で、針の心39に他の
弁52が設けてある。この他の弁52は、針の心39の貫通部
43のそこにある端部と協働する。この場合、この他の弁
52は針の心39へのヘッド40の内部でこの弁の作用を発揮
させ、貫通部43の先端部42の領域で軸方向に移動可能な
球体53と共に動作する。他の弁52の遮断は、一方で貫通
部43内の中空室49からの加圧下にある媒体の作用の下で
生じる。この媒体は球体53を閉じる向き(左に)移動さ
せる。他方、球体53には、閉じる向きにピン55に作用す
る引っ張りバネ54も作用する。このバネ(再び左向き
に)球体53を押し、この球体が貫通部43の先端部42の座
に組合わさって押圧するので、他の弁52はガスを密閉す
る。
弁52が設けてある。この他の弁52は、針の心39の貫通部
43のそこにある端部と協働する。この場合、この他の弁
52は針の心39へのヘッド40の内部でこの弁の作用を発揮
させ、貫通部43の先端部42の領域で軸方向に移動可能な
球体53と共に動作する。他の弁52の遮断は、一方で貫通
部43内の中空室49からの加圧下にある媒体の作用の下で
生じる。この媒体は球体53を閉じる向き(左に)移動さ
せる。他方、球体53には、閉じる向きにピン55に作用す
る引っ張りバネ54も作用する。このバネ(再び左向き
に)球体53を押し、この球体が貫通部43の先端部42の座
に組合わさって押圧するので、他の弁52はガスを密閉す
る。
引っ張りバネ54とピン55の作用の下、成形工具31の成
形中空室つまりキャビティ34中の通路50を経由して中空
室49に供給される加圧媒体の間の圧力バランスがとれる
時にも、他の弁52は閉じる。しかし、他方で通路50を経
由して中空室49に生じる媒体の圧力の解放をもたらす
と、弁52が球体53が軸方向に右に移動して開く。すなわ
ち、この場合、成形工具1の成形中空室34つまりキャビ
ティに生じる媒体の圧力が他の弁52の球体53に作用し、
この弁が55に嵌まっている引っ張りバネ54の作用に逆ら
って右に移動する。それ故、球体53は針の心39の貫通部
43の先端部42で座から外され、したがって、仕上がった
合成樹脂物品中の中空室の圧力を放出する貫通部43が開
く。
形中空室つまりキャビティ34中の通路50を経由して中空
室49に供給される加圧媒体の間の圧力バランスがとれる
時にも、他の弁52は閉じる。しかし、他方で通路50を経
由して中空室49に生じる媒体の圧力の解放をもたらす
と、弁52が球体53が軸方向に右に移動して開く。すなわ
ち、この場合、成形工具1の成形中空室34つまりキャビ
ティに生じる媒体の圧力が他の弁52の球体53に作用し、
この弁が55に嵌まっている引っ張りバネ54の作用に逆ら
って右に移動する。それ故、球体53は針の心39の貫通部
43の先端部42で座から外され、したがって、仕上がった
合成樹脂物品中の中空室の圧力を放出する貫通部43が開
く。
ピン55は針の心の貫通部43の中に軸方向に遊びを持っ
て収納され、引っ張りバネ54は弁52の球体53とは反対側
のピストン状に肉厚にしたピン55の端部56に作用し、こ
のピンの端部56は中空室49の内部の針の心39の右端の外
側にあることが分かる。
て収納され、引っ張りバネ54は弁52の球体53とは反対側
のピストン状に肉厚にしたピン55の端部56に作用し、こ
のピンの端部56は中空室49の内部の針の心39の右端の外
側にあることが分かる。
中空針35に対応する中空室49の中空針35と反対側の
(右)端部は、第10図に示すように、狭くなった断面を
有する。しかし、この端部は中空室49と同じ断面であっ
てもよい。
(右)端部は、第10図に示すように、狭くなった断面を
有する。しかし、この端部は中空室49と同じ断面であっ
てもよい。
中空室49に加圧下にある媒体を導く少なくとも1つの
通路50が開口している。この場合、この通路50は、実線
で示すように、側部から半径方向に中空室49に向けるこ
とができる。しかし、この通路は、それぞれ第10図に破
線で示すように、中空室49に斜め又は同軸に向けてもよ
い。
通路50が開口している。この場合、この通路50は、実線
で示すように、側部から半径方向に中空室49に向けるこ
とができる。しかし、この通路は、それぞれ第10図に破
線で示すように、中空室49に斜め又は同軸に向けてもよ
い。
弁52は(既に説明したように)隙間弁46を閉ざした
後、仕上がった合成樹脂部品の中空室の圧力放出を可能
にすること、及び本装置の針の心39内の貫通部43を経由
してこの中空室内にある媒体を戻す、又は回収するとい
う重要な役割を担っている。
後、仕上がった合成樹脂部品の中空室の圧力放出を可能
にすること、及び本装置の針の心39内の貫通部43を経由
してこの中空室内にある媒体を戻す、又は回収するとい
う重要な役割を担っている。
第9図と第10図で説明した、中空室を有する合成樹脂
製の物品を射出成形する装置の動作は以下のようであ
る。
製の物品を射出成形する装置の動作は以下のようであ
る。
加圧下にある媒体が通路50を経由して中空室49に生じ
ない限り、半径方向の隙間弁46は、針の心39と中空針35
の間の圧力バネ47により有効に閉ざされている。つま
り、針の心39のヘッド40のリングショルダー41と中空針
35の先端部36の間の弁の隙間は、寸法が0の隙間幅を有
している。それ故、隙間弁46つまりその弁の隙間は、望
ましくないように合成樹脂溶融物で塞がったり又は詰ま
ることはない。
ない限り、半径方向の隙間弁46は、針の心39と中空針35
の間の圧力バネ47により有効に閉ざされている。つま
り、針の心39のヘッド40のリングショルダー41と中空針
35の先端部36の間の弁の隙間は、寸法が0の隙間幅を有
している。それ故、隙間弁46つまりその弁の隙間は、望
ましくないように合成樹脂溶融物で塞がったり又は詰ま
ることはない。
加圧下にある媒体が通路50と中空室49に入る場合、中
空針35の針の心39は、当接板48に逆らって作用する上昇
する圧力により、圧力バネ47の復帰力に打ち勝ちながら
左、つまり前方に移動する。すなわち、スリーブ51で限
定される寸法だけ移動する。したがって、これにより隙
間弁46が開き、この隙間弁が設定した大きさの半径方向
の弁の隙間を発生させる。この隙間により、加圧下にあ
る媒体を成形中空室つまりキャビティ34にある溶融物の
中に入れることができる。中空室49の中に生じる媒体の
圧力は針の心39の貫通部43を介して他の弁52の球体53に
も作用する。つまり、この圧力は、球体53が隙間弁46を
越えた針の心39の端部で貫通部をガス気密に遮断するよ
うに作用する。
空針35の針の心39は、当接板48に逆らって作用する上昇
する圧力により、圧力バネ47の復帰力に打ち勝ちながら
左、つまり前方に移動する。すなわち、スリーブ51で限
定される寸法だけ移動する。したがって、これにより隙
間弁46が開き、この隙間弁が設定した大きさの半径方向
の弁の隙間を発生させる。この隙間により、加圧下にあ
る媒体を成形中空室つまりキャビティ34にある溶融物の
中に入れることができる。中空室49の中に生じる媒体の
圧力は針の心39の貫通部43を介して他の弁52の球体53に
も作用する。つまり、この圧力は、球体53が隙間弁46を
越えた針の心39の端部で貫通部をガス気密に遮断するよ
うに作用する。
成形工具1の成形中空室つまりキャビティ34の再圧力
を維持する間、通路50と中空室49を経由して媒体が予め
指定された又は予め指定可能な作用圧力の下に保持され
る。しかし通路50に、そして次に中空室49に圧力放出が
生じると、隙間弁46が圧力バネ47の復帰力の作用の下で
直ちに閉じる。すなわち、半径方向の弁の隙間が寸法0
に戻る。中空室49の媒体の圧力解放のため、他の弁52の
球体53への作用も同時に消滅する。そして、球体53が成
形工具31の成形中空室つまりキャビティ34からそこにま
だある媒体圧力により押圧され、次に貫通部43の先端部
42の座から開く向き(右に)離される。球体43を他の弁
52の座からの分離は、引っ張りバネ54の作用に逆らって
(右に)ピン55が軸方向に移動して生じる。このように
して、成形工具31の成形中空室つまりキャビティ34内に
支配する媒体圧力がゆっくりと(媒体を戻しつつ)針の
心39内の貫通部43を経由して減少する。
を維持する間、通路50と中空室49を経由して媒体が予め
指定された又は予め指定可能な作用圧力の下に保持され
る。しかし通路50に、そして次に中空室49に圧力放出が
生じると、隙間弁46が圧力バネ47の復帰力の作用の下で
直ちに閉じる。すなわち、半径方向の弁の隙間が寸法0
に戻る。中空室49の媒体の圧力解放のため、他の弁52の
球体53への作用も同時に消滅する。そして、球体53が成
形工具31の成形中空室つまりキャビティ34からそこにま
だある媒体圧力により押圧され、次に貫通部43の先端部
42の座から開く向き(右に)離される。球体43を他の弁
52の座からの分離は、引っ張りバネ54の作用に逆らって
(右に)ピン55が軸方向に移動して生じる。このように
して、成形工具31の成形中空室つまりキャビティ34内に
支配する媒体圧力がゆっくりと(媒体を戻しつつ)針の
心39内の貫通部43を経由して減少する。
第1図〜第8図で説明した射出成形装置の構造様式の
ように同じ方法で、第9図と第10図の構造様式の場合で
も、中空針35と針の心39の間にある圧力バネ47が隙間弁
46の注入開口を閉じるように作用する。一方、針の心
は、中空室49内で加圧下にある媒体による圧力バネに対
して開く向きに移動できる。更に、針の心39とピン55の
間で効力のある引っ張りバネ54が同様に他の弁52を常に
閉じる向きに保持するよに作用する。
ように同じ方法で、第9図と第10図の構造様式の場合で
も、中空針35と針の心39の間にある圧力バネ47が隙間弁
46の注入開口を閉じるように作用する。一方、針の心
は、中空室49内で加圧下にある媒体による圧力バネに対
して開く向きに移動できる。更に、針の心39とピン55の
間で効力のある引っ張りバネ54が同様に他の弁52を常に
閉じる向きに保持するよに作用する。
中空室49の通路50を経由して上昇する媒体圧力の効果
として、左向きの針の心39の前進移動が針の心と同軸に
配置されたピン55と共に圧力バネ47の作用に逆らって起
こる。この場合、隙間弁46が開いている間、同時に他の
弁52が閉じる位置にある。加圧下にある媒体は、隙間弁
46を経由して成形工具31の成形中空室つまりキャビティ
34に入り、したがって、その中にある合成樹脂溶融物に
も入る。
として、左向きの針の心39の前進移動が針の心と同軸に
配置されたピン55と共に圧力バネ47の作用に逆らって起
こる。この場合、隙間弁46が開いている間、同時に他の
弁52が閉じる位置にある。加圧下にある媒体は、隙間弁
46を経由して成形工具31の成形中空室つまりキャビティ
34に入り、したがって、その中にある合成樹脂溶融物に
も入る。
成形中空室つまりキャビティ34内でその都度有効に働
く媒体の再圧力時間の経過後、中空室49の媒体圧力が接
続通路50を介して低下する。中空室49内で低下する圧力
の効果として、予緊張を加えた圧力バネ47が解放され、
針の心39と中空針35の間の隙間弁46が閉じる。それ故、
この隙間弁46により成形中空室つまりキャビティ34内で
生じる媒体がもはや漏れない。しかし、圧力低下が成形
工具31の成形中空室つまりキャビティ34と中空室49の間
に生じる。成形中空室つまりキャビティ34内に生じる媒
体圧力は、他の弁52の球体53を押圧し、この球体を(右
に)移動させ、同時に引っ張りバネ54の作用に逆らって
ピン55を移動させる。中空針39の貫通部43が開き、引っ
張りバネ54の復帰力が媒体から球体53に逆向きに働く力
と平衡するまで、成形中空室つまりキャビティから中空
室49への圧力低下が行われる。
く媒体の再圧力時間の経過後、中空室49の媒体圧力が接
続通路50を介して低下する。中空室49内で低下する圧力
の効果として、予緊張を加えた圧力バネ47が解放され、
針の心39と中空針35の間の隙間弁46が閉じる。それ故、
この隙間弁46により成形中空室つまりキャビティ34内で
生じる媒体がもはや漏れない。しかし、圧力低下が成形
工具31の成形中空室つまりキャビティ34と中空室49の間
に生じる。成形中空室つまりキャビティ34内に生じる媒
体圧力は、他の弁52の球体53を押圧し、この球体を(右
に)移動させ、同時に引っ張りバネ54の作用に逆らって
ピン55を移動させる。中空針39の貫通部43が開き、引っ
張りバネ54の復帰力が媒体から球体53に逆向きに働く力
と平衡するまで、成形中空室つまりキャビティから中空
室49への圧力低下が行われる。
成形中空室つまりキャビティ34の中に残っている媒体
の僅かな残留圧力は、合成樹脂部品、つまり、装置を成
形工具から取り外す時に完全に低下する。
の僅かな残留圧力は、合成樹脂部品、つまり、装置を成
形工具から取り外す時に完全に低下する。
第10図に示した隙間弁46の領域の針の心39の装備に半
径方向の開口44が必須でない点をもう一度詳しく説明す
る。この開口44は、そこで針の心39の貫通部43に斜めに
開口している。しかし、第1図〜第8図の構造に準拠し
て、中空針35の内周と針の心39の外周の間に軸方向に中
空室49への貫通部があり、これらの貫通部が隙間弁46へ
の加圧下にある媒体の流入通路を形成する時、開口44を
完全になくせることもできる。この場合、針の心39内の
貫通部43は、開いた他の弁52が成形工具31の成形中空室
つまりキャビティ34から媒体を戻し流すか又は圧力を解
放することができる場合のみ役立つ。
径方向の開口44が必須でない点をもう一度詳しく説明す
る。この開口44は、そこで針の心39の貫通部43に斜めに
開口している。しかし、第1図〜第8図の構造に準拠し
て、中空針35の内周と針の心39の外周の間に軸方向に中
空室49への貫通部があり、これらの貫通部が隙間弁46へ
の加圧下にある媒体の流入通路を形成する時、開口44を
完全になくせることもできる。この場合、針の心39内の
貫通部43は、開いた他の弁52が成形工具31の成形中空室
つまりキャビティ34から媒体を戻し流すか又は圧力を解
放することができる場合のみ役立つ。
最後に、第9図と第10図の射出成形装置の構造におけ
る中空針35と針の心39の間にある当接スリーブ51を第1
図、第2図と第8図に示す射出成形装置でも利用できる
点も触れておく。ここで、当接スリーブが圧力バネ23と
針の心9に対して同軸に中空針5の端部肉厚部15後方に
取り付けてある。
る中空針35と針の心39の間にある当接スリーブ51を第1
図、第2図と第8図に示す射出成形装置でも利用できる
点も触れておく。ここで、当接スリーブが圧力バネ23と
針の心9に対して同軸に中空針5の端部肉厚部15後方に
取り付けてある。
合成樹脂成形部品にその中で導入された媒体の圧力に
より形成される中空室を設けて射出成形する場合、そこ
で行われる、成形中空室つまりキャビティにできる限り
圧力をなくして合成樹脂溶融物を充填するので、充填期
間中に他の弁の開放を防止する。
より形成される中空室を設けて射出成形する場合、そこ
で行われる、成形中空室つまりキャビティにできる限り
圧力をなくして合成樹脂溶融物を充填するので、充填期
間中に他の弁の開放を防止する。
しかし、他の媒体の圧力が成形中空室つまりカビティ
で作用する前に、成形中空室つまりキャビティ34を充填
するため、より高い溶融体の圧力が必要であれば、第9
図と第10図の装置の中空室49に溶融体を充填する間に既
に媒体の厚力が上昇する。この圧力は他の弁52を確実に
閉じた位置に保持するが、他方でこの圧力は隙間弁46を
圧力バネ47の予緊張力に逆らって開放するためには十分
でない。
で作用する前に、成形中空室つまりキャビティ34を充填
するため、より高い溶融体の圧力が必要であれば、第9
図と第10図の装置の中空室49に溶融体を充填する間に既
に媒体の厚力が上昇する。この圧力は他の弁52を確実に
閉じた位置に保持するが、他方でこの圧力は隙間弁46を
圧力バネ47の予緊張力に逆らって開放するためには十分
でない。
第9図と第10図に基づき示し、説明した射出成形装置
の構造も、全ての運転状態に問題なく有利な方法に適合
できる。
の構造も、全ての運転状態に問題なく有利な方法に適合
できる。
第10a〜10c図は、他の弁52が異なる構成を得られるこ
とを示している。
とを示している。
第10a図では、弁の球体53がその閉じる位置で針の心3
9の端部42と同一平面上になって閉鎖するように、弁の
球体53の円錐状の座が貫通部43の端部にあるのに対し
て、第10b図では、座は、弁の球体53が閉じる位置で針
の心39の端部42から比較的大きい間隔を有するようにあ
る。第10c図では、貫通部43の円錐状の座が弁の球体53
が閉じる位置で針の心39の端部42を越えてはみ出るよう
に構成されている。
9の端部42と同一平面上になって閉鎖するように、弁の
球体53の円錐状の座が貫通部43の端部にあるのに対し
て、第10b図では、座は、弁の球体53が閉じる位置で針
の心39の端部42から比較的大きい間隔を有するようにあ
る。第10c図では、貫通部43の円錐状の座が弁の球体53
が閉じる位置で針の心39の端部42を越えてはみ出るよう
に構成されている。
更に、射出成形時に駆動部が針の心に作用すると同時
に隙間弁が瞬時に開かれ、駆動部の作用がなくなると同
時に隙間弁が瞬時に閉じ、しかも隙間弁の注入隙間の間
隔の微調整を実施できるので、隙間弁の開閉時でのキャ
ビティ内の熱硬化性樹脂とエラストマー製の成形部品に
与える影響が少ない。
に隙間弁が瞬時に開かれ、駆動部の作用がなくなると同
時に隙間弁が瞬時に閉じ、しかも隙間弁の注入隙間の間
隔の微調整を実施できるので、隙間弁の開閉時でのキャ
ビティ内の熱硬化性樹脂とエラストマー製の成形部品に
与える影響が少ない。
参照符号のリスト 1 成形工具 2 成形二分割片 3 成形二分割片 4 成形中空室 5 中空針 6 先端部 7 寸法(値) 8 接続通路 9 針の心 10 ヘッド又は円盤 11 ネジ山部分 12 ナット片 13 ブロック片/ピストン 14 ブッシュ/シリンダ 15 端部肉厚部 16 隙間弁 17 遠隔制御される駆動部/電磁石 19 ロッド 19 ピストンの端部 20 通路 21 縦溝/直径スリット 22 調節駆動部 23 圧力バネ 24 長手領域 25 工具装着部 26 シリンダ 27 ピストン 28 バネ 29 調節駆動部 31 成形工具 32 成形二分割片 33 成形二分割片 34 成形中空室 35 中空針 36 先端部 37 寸法(値) 39 針の心 40 ヘッド 41 リングショルダー 42 端部 43 貫通部 44 半径方向の通路 45 端部肉厚部 46 隙間弁 47 圧力バネ 48 当接板 49 中空室 50 接続通路 52 間隔スリーブ 52 他の弁 53 弁の球体 54 引っ張りバネ 55 ピン 56 ピンの端部の肉厚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュレーダー・クラウス ドイツ連邦共和国、デー‐51709 マリ ーエンハイデ、ボッケルスブルガー・ヴ ェーク、14 (72)発明者 ヒューベル・ウーヴェ ドイツ連邦共和国、デー‐58511 リュ ーデンシャイト、クルーザー・ストラー セ、19 (56)参考文献 特開 平4−41212(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】成形工具の成形中空室つまりキャビティに
て一方でノズルを経由して合成樹脂溶融物を供給でき、
このノズルとは異なる場所で中空針を経由して加圧下に
ある他の媒体、例えば空気、ガス又は液体が前記成形中
空室つまりキャビティに流入でき、その場合、中空針の
中で軸方向に制限されて摺動可能なバネ部材により軸方
向に支持されている針の心が配置され、このバネ部材が
常時注入開口つまり隙間弁を閉じる向きに該針の心に作
用する。中空スペースを有する合成樹脂製の物品を成形
工具に射出成形する装置において、 前記針の心が肉厚のヘッド又は円盤を前記中空針の先端
部に担持し、このヘッド又は円盤の外径が中空針の外径
に少なくともほぼ一致していること、 該ヘッド又は円盤の端面と中空針の先端部の端面との間
で隙間弁を形成していること、 前記針の心の長手方向にわたって該針の心の先端部のヘ
ッド又は円盤の端面に至るまで前記合成樹脂溶融物を流
すための縦溝又は直径スリットが形成されていること、 前記針の心が該隙間弁を閉じる方向に移動させる前記バ
ネ部材と、該隙間弁を開く方向に移動させる駆動部を備
えていること、 及び、該駆動部が該針の心をキャビティ方向に押出して
該隙間弁を開くときの隙間弁の流路断面を可変に調節で
きること、 を特徴とする装置。 - 【請求項2】一方でノズルを経由して合成樹脂溶融物を
供給でき、このノズルとは異なる場所で中空針を経由し
て加圧下にある他の媒体が、例えば空気、ガス又は液体
も前記成形中空室つまりキャビティに流入でき、その場
合、中空針の中で軸方向に制限されて摺動可能な針の心
が配置されていて、この針の心により前記成形中空室つ
まりキャビティへ通じる中空針の注入開口の流路断面を
可変にして開閉可能であり、中空針の中にある針の中に
ある針の心が中空針の先端部と共に、例えば半径方向に
向いた隙間弁を形成し、針の心が中空針の先端部の前方
にある肉厚のヘッド又は円盤を担持し、このヘッド又は
円盤の外径が中空針の外径に少なくともほぼ一致し、針
の心がその後端部で中空針の後端部を支える収容部の中
に固定されている成形工具中で中空室を有する合成樹脂
製の物品を射出成形する装置において、 針の心(9)が中空針(5)の先端部(6)からそして
中空針を通して脱着可能に(11,12)の収容部(13)に
連結されていることを特徴とする装置。 - 【請求項3】針の心(9)の支持部は、注入開口又は隙
間弁(16)の閉じる向きと開く向きに操作でき、これに
より閉じる向きにバネ手段の代わりに、又はこのバネ手
段(24)に付加した駆動部から形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】成形工具の成形中空室つまりキャビティに
一方で合成樹脂溶融物をノズルを経由して供給し、他方
で成形中空室つまりキャビティを前記ノズルと異なる場
所で中空針を経由して加圧下にある他の媒体により、例
えば空気、ガス又は液体により加圧する、中空室を有す
る合成樹脂製の物品を射出成形する装置を操作する方法
において、 先ず、他の媒体が加圧されて予緊張(23)の下で閉じる
位置に保持されている隙間弁(16)に向かうこと、 熱硬化性樹脂又はエラストマー樹脂を成形工具(1)の
成形中空室つまりキャビティ(4)に注入する間及び/
又はその後に、隙間弁(16)が、加圧下にある媒体を熱
硬化性樹脂又はエラストマー樹脂に供給するため、例え
ば遠隔制御部(17,18又は19,20)又は媒体圧力により予
緊張(23)に逆らって成形中空室つまりキャビティ内で
開くこと、 そして、媒体が、時間をずらして圧力解放され、主に遠
隔制御部(17,18又は19,20)により再び開いた隙間弁
(16)を経由して成形部品から排出される、 ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4229168 | 1992-09-28 | ||
DE4235526 | 1992-10-21 | ||
DE4229168.2 | 1992-10-21 | ||
DE4235526.5 | 1992-10-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08501736A JPH08501736A (ja) | 1996-02-27 |
JP2662463B2 true JP2662463B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=25918121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6508678A Expired - Lifetime JP2662463B2 (ja) | 1992-09-28 | 1993-09-25 | 中空スペースを有する合成樹脂製の物品を射出成形する装置及びその装置を操作する方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5750155A (ja) |
EP (1) | EP0662034B1 (ja) |
JP (1) | JP2662463B2 (ja) |
AT (1) | ATE162455T1 (ja) |
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