JP2661808B2 - 膜モジュールの積層構造 - Google Patents

膜モジュールの積層構造

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JP2661808B2 JP3094501A JP9450191A JP2661808B2 JP 2661808 B2 JP2661808 B2 JP 2661808B2 JP 3094501 A JP3094501 A JP 3094501A JP 9450191 A JP9450191 A JP 9450191A JP 2661808 B2 JP2661808 B2 JP 2661808B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水処理装置などに使
用される外圧型の膜モジュールの積層構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の汚水処理装置においては、たとえ
ば図3に示すように、被処理汚水1を収容可能な処理槽
2の内部に複数の外圧型膜モジュール3を設けている。
この膜モジュール3は、処理槽2の深さ方向に複数段が
配置され、かつ図3における紙面と垂直な方向、すなわ
ち水平方向に複数列が配置されている。処理槽2の底部
には散気管4が配置され、ガス供給管5から供給される
ガス(または気体)6を膜モジュール3の下方から処理
槽2の内部へ供給可能となっている。外圧型膜モジュー
ル3には、排水管7が接続されている。
【0003】このような構成において、処理槽2に被処
理汚水1が供給されると、この汚水1は槽内の微生物と
混合され、その液中に含まれた微生物により分解処理さ
れる。散気管4から気泡状態で槽内へ吹き出される気体
6は、被処理汚水1を図3の矢印方向に循環させる。こ
のとき、排水管7に吸引圧を作用させておくと、外圧型
膜モジュール3により被処理汚水1から清浄な処理水が
ろ過分離される。濃縮液は、槽内に残って上昇循環され
た後に、槽外へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような汚水処理装
置において、膜モジュール3を交換、洗浄する場合など
には、この膜モジュール3を処理槽2の外部へ取り出さ
なければならない。このため従来は、処理槽2から汚水
を排出したうえで、膜モジュール3にワイヤロープなど
を掛けて、この膜モジュール3を吊上げるようにしてい
る。しかし、このように吊上げを行うものでは、ワイヤ
ロープの掛止作業に手間を要し、また膜モジュール3を
処理槽2よりも上方へ吊上げる必要があることから、ク
レーンなどの大掛りな装置を要し、このため設備費が高
額になるといった問題点もある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、膜モジュールの処理槽からの取り出しおよび処理槽
への送り込みを容易に行えるようにするとともに、その
ための設備も簡単なものとすることができるようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、被処理汚水をろ過するための外圧型膜モジュ
ールを処理槽の内部において上下に複数段に配置し、前
記処理槽の側部に、前記膜モジュールを処理槽の内部か
ら水平方向に取出し可能かつ処理槽の内部へ水平方向に
送り込み可能な開口と、この開口を水密状態で封止可能
な扉体とを設けたものである。
【0007】
【作用】このような構成において、たとえば膜モジュー
ルを交換する際には、処理槽の水抜きを行ったうえで扉
体を開き、槽内の膜モジュールを開口を通して水平方向
に取出す。そして、この開口を通して新しい膜モジュー
ルを槽内へ送り込み、再び扉体によって開口を水密状態
で封止すればよい。
【0008】
【実施例】図2は、本発明にもとづく汚水処理装置の全
体斜視図である。ここで11は処理槽で、四隅の柱体12に
より土台13に支持されている。処理槽11の底部には、被
処理汚水をこの処理槽11へ供給するための供給管14と、
処理後の濃縮液を処理槽11から排出するための排出管15
とが接続されている。また処理槽11にはガス供給口16が
設けられ、槽内の散気管へガス17を供給可能となってい
る。
【0009】処理槽11の側部には開口18が形成され、こ
の開口18は上下に複数が設けられている。図1は開口18
のまわりの平面視の概略断面図である。図示のように、
開口18の近傍における処理槽11の内部には、上下方向の
棚19が設けられている。そして、この棚19を利用して、
上下に複数段の膜モジュール20がそれぞれ水平方向に支
持されている。棚19において、21は各外圧型膜モジュー
ル20を支持するための棚板、22は各棚板21を支持するた
めの支柱である。
【0010】図2に示すように、開口18は上下方向の4
箇所に形成され、また各開口18ごとに上下に5段ずつの
膜モジュール20が配置されている。したがって、膜モジ
ュール20は処理槽11の全体では20段に積み重ねられてい
る。かつ、このような複数段ずつの膜モジュール20が、
水平方向に2列に配置されている。
【0011】各膜モジュール20には、この膜モジュール
20にてろ過された清浄水を排出するための排水管23が、
取外し可能なように接続されている。各排水管23は、処
理槽11の壁部24を水密状態で貫通して、槽外へ導かれて
いる。
【0012】各開口18は、扉体25により開閉可能とされ
ている。扉体25は、シール材26により開口18を水密状態
で封止可能とされている。また開口18は、棚19から外圧
型膜モジュール20を水平方向に取出す際などに支障を生
じない程度の大きさに形成されている。
【0013】このような構成において、供給管14から処
理槽11に供給された被処理汚水27は、前述の図3の場合
と同様に処理され、外圧型膜モジュール20にてろ過され
た清浄な処理水は排水管23を通って槽外に排出される。
また、処理後の濃縮液は排出管15通って槽外に排出され
る。
【0014】外圧型膜モジュール20を交換、洗浄などす
る場合には、まず装置の運転を停止して、処理槽11の内
部の被処理汚水を抜く。そして扉体25を開き、排水管23
を外圧型膜モジュール20から取外す。次に、外圧型膜モ
ジュール20がボルトなどにより棚に固定されている場合
にはこの固定状態を解除して、外圧型膜モジュール20を
水平方向に移動させ、開口18を通して槽外へ取出す。
【0015】そして、新しい膜モジュール20あるいは洗
浄後の膜モジュール20を、開口18を通って槽内へ水平方
向に送り込み、このモジュール20を棚19により支持させ
る。かつ排水管23を接続し、扉体25を閉じて、本装置の
運転を再開する。
【0016】このように本発明によれば、扉体25を開
き、開口18を通して膜モジュール20を水平方向に移動さ
せるだけで、この膜モジュール20の処理槽11からの取出
しおよび処理槽11への送り込みができる。このため、従
来のようにワイヤロープなどで吊上作業を行う必要がな
く、容易に作業できる。また、このような吊上げのため
の大掛りな設備も必要としない。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、処理
槽からの膜モジュールの取出しおよび処理槽への膜モジ
ュールの送り込みを、容易に、かつ大掛りな設備を必要
とせずに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の汚水処理装置の要部の平面
視の断面図である。
【図2】同装置の全体斜視図である。
【図3】従来の汚水処理装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 処理槽 18 開口 19 棚 20 外圧型膜モジュール 25 扉体 26 シール材 27 被処理汚水

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理汚水をろ過するための外圧型膜モ
    ジュールを処理槽の内部において上下に複数段に配置
    し、前記処理槽の側部に、前記膜モジュールを処理槽の
    内部から水平方向に取出し可能かつ処理槽の内部へ水平
    方向に送り込み可能な開口と、この開口を水密状態で封
    止可能な扉体とを設けたことを特徴とする膜モジュール
    の積層構造。
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JP3667131B2 (ja) * 1998-12-28 2005-07-06 株式会社クボタ 浸漬型膜分離装置
JP3659833B2 (ja) * 1999-03-24 2005-06-15 株式会社クボタ 多段積み浸漬型膜分離装置の運転方法
ATE400351T1 (de) * 1999-11-18 2008-07-15 Zenon Technology Partnership Getauchtes membranelement und modul

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