JP2660440B2 - 光コネクタ組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本明細書は、ケーブルの各信号伝達部分を、整列用ハ
ウジング内に整列させるためのコネクタ組立体を説明す
る。

（従来の技術） 既知のコネクタ組立体が、米国特許第4,687,291号に
おいて、信号伝達ケーブルのタイプとなっている対応す
る光ファイバ・ケーブルへ接続するための、単一のファ
イバ・コネクタとして、あるいは複合コネクタとして開
示されている。前記ケーブルの各光ファイバは、当該ケ
ーブルの信号伝達部分であって、終端に整列用フェルー
ル（アラインメントフェルール）が設けられる。相互接
続部材がハウジングを備え、このハウジング内へ、前記
コネクタ組立体が挿入され、且つ整列される。各整列用
フェルールに対応するフェルール整列用受容体が、前記
ハウジング内に設けられている。前記コネクタ組立体
が、前記ハウジング内へ挿入され且つ整列されるとき
に、各整列用フェルールは、受容体の対応する孔を整列
され、且つ当該孔の内へ挿入される。前記コネクタ組立
体は、前記ハウジングにラッチ係合されるためのラッチ
部材を備えている。

したがって、ケーブルの各信号伝達部分をハウジング
の空洞内へ整列させるための既知のコネクタ組立体は、
信号伝達ケーブルを具備し、当該ケーブルの各信号伝達
部分は、対応する整列用フェルールにより包囲され、ま
た前記既知のコネクタ組立体は、コネクタ本体を具備
し、このコネクタ本体は、各整列用フェルールを包囲す
るとともに、前記空洞内へ移動して、各整列用フェルー
ルが、前記ハウジング内に設けられた整列用受容体によ
り受けられるように、当該各整列用フェルールを整列さ
せることができ、前記コネクタ本体は、前記ケーブルを
固定される本体部分を有している。

コネクタ組立体は、構造が異なる形のものも知られて
いる。例えば、米国特許第4,611,887号の既知のコネク
タ組立体は、信号伝達ケーブルのタイプである光ファイ
バー・ケーブルのためのプラグ（差込み）部材として、
開示されている。また、他の光ファイバ・ケーブルのた
めのレセプタクル部材も開示されている。このレセプタ
クル部材は、ハウジング内に配置される。前記プラグ部
材は、前記ハウジング内に配置された前記レセプタクル
部材と結合するために、前記ハウジング内に挿入且つ整
列される。前記プラグ部材の整列用フェルールを挿入さ
れる受容体が、前記レセプタル部材の整列用フェルール
上にあり、且つ、前記レセプタクル部材と一緒に前記ハ
ウジング内に配置される。

整列用フェルールは、例えば、米国特許第4,233,724
号、第4,303,304号、第4,440,469号、および第4,646,68
8号において、構造が種々異なる形で知られている。

ハウジング内に配置され、且つフェルールを整列させ
る受容体は、例えば上記米国特許により開示されている
ような、種々な構造により知られている。

（発明が解決しようとする課題） 上記既知のコネクタ組立体において、当該コネクタ組
立体の前部は、不動の包囲体を構成している。前記整列
用フェルールは、その包囲体により被覆され且つ保護さ
れる。当該包囲体は移動不能であるため、前記受容体を
中に配置される前記ハウジングは、前記包囲体を前記整
列用フェルールの前方に収容する寸法を持たねばならな
い。もし、前記包囲体が、前記フェルールを露出させる
ように移動可能であるならば、前記寸法は最早必要とさ
れず、しかも前記ハウジングは短縮されることが可能で
あろう。

（課題を解決するための手段） 本発明の光コネクタ組立体は、コネクタハウジング
と、該コネクタハウジングの嵌合側面に該嵌合側面より
突出するよう配置される光ファイバ整列用フェルール
と、前記コネクタハウジングの前記嵌合側面に嵌合方向
に摺動可能にして且つ前方に向けてバネ付勢されるよう
取り付けられ、通常前記整列用フェルールの前端部を包
囲して置かれ、後方への摺動により前記前端部を露出す
る包囲体とを有し、前記コネクタハウジングは、通常該
包囲体の後端を支持して前記包囲体の後方への摺動を抑
止するとともに、前記包囲体が後方に向けて所定の力以
上の力を受けたとき前記コネクタハウジングの内方へ弾
性的に撓んで支持を解除し、前記包囲体の後方への摺動
を可能にする弾性指部を備えることを特徴とする。

本発明によるコネクタ組立体が備える包囲体は、各整
列用フェルールを被覆し且つ保護するとともに、各整列
用フェルールを当該包囲体の外側へ突出させるように移
動して、当該各整列用フェルールが、ハウジング内に配
置されたフェルール整列用受容体に受けられるようにす
ることができる。前記フェルールが、対応する受容体に
よって受けられるよう、前記ハウジング内に整列される
と、前記ハウジングは当該フェルールを保護することに
なり、それゆえ、前記包囲体は不要となる。

可動性の包囲体が、上記において有用なものとして指
摘されているけれども、前記コネクタ組立体がハウジン
グ内に整列されるまで、当該包囲体が各整列用フェルー
ルを被覆且つ保護するよう、当該包囲体の移動を阻止す
るために、包囲体に引っ掛かるように係合する係合手段
が必要とされ、この係合手段は、前記包囲体が各フェル
ールを露出させて、当該各フェルールが前記ハウジング
内の配置された対応する受容体により受けられるように
するために、前記包囲体の移動を許容するように構成さ
れている。後述する実施例に示されるように、係合手段
はハウジングに設けられる弾性指部とされ得る。

本発明によると、コネクタ組立体は、当該コネクタ組
立体の本体部分へ取り付けられる包囲体を具備し、この
包囲体は、各整列用フェルールを被覆する第１包囲体位
置へ移動可能であり、また当該包囲体は、各整列用フェ
ルールを露出させるために、第２包囲体位置まで、各整
列用フェルールに対して相対的に移動することができ、
また付勢部材が、前記ハウジングおよび前記包囲体の間
に位置して、前記包囲体をその第１位置の方へ付勢し、
係合手段となる前記コネクタ本体上の可動性の弾性指部
が、第１係合位置において、前記包囲体に当接係合する
とともに、当該包囲体がその第１位置から移動するのを
阻止し、この弾性指部は、前記ハウジングに係合すると
ともに、当該ハウジングにより第２係合位置へ偏向され
るように、前記包囲体の外周部を越えて外側へ突出し、
前記第２係合位置における前記弾性指部は、前記包囲体
が当該弾性指部上で前記第２包囲体位置まで相対的に移
動するのを許容し、また、前記弾性指部が前記ハウジン
グにより、前記第１係合位置から前記第２係合位置まで
偏向されて、各整列フェルールを前記包囲体の外側へ突
出させ、それにより当該各フェルールが、前記ハウジン
グ内に配置された対応する受容体により受けられるよう
にする際、前記包囲体は、前記弾性指部上で前記第２包
囲体位置まで移動することができる。

（実 施 例） 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

図面の第１および２図を参照すると、光ファイバ・ケ
ーブルのためのコネクタ組立体１が示されており、この
コネクタ組立体１は、上部分２と底部分56とを備え、こ
れらは、１つの本体部分３を形成するように互いに組付
けられる。部分２および56の各々は、対応する正面端部
４と、後部６上の外側にネジ山を形成されたケーブル入
口部８と、対応する係止ラッチ10と、対応する耳状突起
12と、係止突起16を含むラッチアーム14と、外部の把持
表面34とを備え、この把持表面34は、前記後部６へ向か
って傾斜され且つ外側へ突出している前記ケーブル入口
部に接近している。前記後部６は、横断方向に延在する
外壁40から突出している。この外壁40に接近し、且つ中
空の内部空洞36内へ突出しているのは内部フランジ38で
あり、この内部フランジ38は、前記ケーブル入口部８の
各側へ面し、それゆえ、横断方向に延在する細溝42が各
フランジ38と前記外壁40との間に設けられている。各部
分２および56の中空の内部空洞36内へは、一対の相互に
離間された横方向に延びる壁46および48が突出し、横方
向に延びる壁46および48は、間隙29の各側に位置し、且
つ当該間隙29の各側に沿う壁により接続されている。空
洞50が前記相互に離間された壁46および48の各ペア間に
位置している。当該対応する壁46および48中の四角形凹
部52および半円形凹部54が、前記空洞50と連通してい
る。当該部分２および56の構造は、当該部分２および56
の対応する開放サイド部の方へ突出している。

前記本体の部分２および56は、成形された単一のプラ
スチックからなり、且つ、下記の構造を除いて、互いに
同一のものとなっている。前記上部分２は、溝もしくは
キー通路20を備え、この溝もしくはキー通路20は、前記
正面端部４から軸方向後方へ延在し、且つ外部の側面も
しくは側壁18内で陥没されている。間隙29は、各正面端
部４内に配置され、且つ前記部分２においては、前記キ
ー通路20と整列されている。前記底部分56は、前記外壁
18と同様の外部の側面もしくは側壁58を有しているが、
前記陥没されたキー通路20は有していない。

第２図を参照すると、光ファイバ・ケーブル60が、光
ファイバ62および64を備え、光ファイバ62および64は、
対応する整列用フェルール66および66により終端を形成
されている。半径方向へ延在するフランジ74、および弾
性リング78が、前記フェルール66および66の各々を包囲
している。スリーブ形のストレインリリーフ部材（緊張
力緩和部材）80が、前記ケーブル60の外側を包囲し、こ
のストレインリリーフ部材80から、前記ファイバ62およ
び64が突出している。内側にネジ山を形成されたナット
84が、前記ストレインリリーフ部材80を回転状態で包囲
して、当該ストレインリリーフ部材80に対し一体に固定
され且つ半径方向へ突出したフランジ82の後部へ移動す
る。

前記部分２および56は互いに組付けられ、その際、当
該部分２および56の開放サイド部が互いに対面する。当
該部分２および56は、一緒に、前記ストレインリリーフ
部材80と、前記ファイバ62および64と、前記フランジ74
および74と、前記整列用フェルール66および66とを包囲
する。前記ストレインリリーフ部材80は、各ケーブル入
口部８に沿って突出する。前記フランジ82は、各空洞42
内に位置する。前記ファイバ62および64は、各内部空洞
36に沿って延在する。前記フランジ74および78は、対応
する空洞50内に受容される。前記整列用フェルールは、
前記対応する凹部52および54を貫通し、且つ前記部分２
および56により形成された本体部分３の正面４から突出
する。前記部分２および56は、対応する係止ラッチ10内
に係止された相互接続される係止突起16により、互いに
固着される。前記ナット84は、各後部６に沿って螺合に
より推進されて、各後壁40に当接する。

上記コネクタ組立体の追加の詳細として、上記米国特
許出願の開示内容が参考のためにここに併合される。そ
の特許出願に開示されているコネクタ組立体は、不動の
包囲体28を備えている。当該不動の包囲体は、異なるハ
ウジングと整列するように適合された異なる周囲形状を
持つ包囲体との互換性がない。

第３および４図に示されているように、単一片として
成形されたプラスチック構造の可動包囲体28が、前記本
体部分３の正面上に組付けるための後部通路27を有して
いる。当該包囲体の正面端部は、前記開放端部（後部通
路）27に対向する正面端部壁77により構成されている。
この正面端部壁77は開口31を有し、開口31は、各整列用
フェルール66および66に整列され且つ対応する。外周の
側壁33,35,37および39が、前記端部壁77から後方へ突出
し、且つ前記通路27を包囲している。各々が符号41で示
されている複数の内向きリブが、対応する壁33および37
の内部に沿って、横断方向に突出し、且つ前記開放端部
に隣接している。各々が符号43で示されている同様のリ
ブが、前記本体部分３の対応する壁18および58の内部に
沿って、横断方向に延在し、且つ本体部分３の正面端部
に接近している。前記包囲体28が前記本体部分３へ組付
けられているときに、あるいは当該本体部分３から外さ
れているときに、前記リブ41は対応するリブ43に相互係
合し、それにより、力は必ず当該リブ41を変位させて、
当該リブ41が対応するリブ43上を通過するようにリブ41
を変位させる。当該相互係合の可能なリブ41および43
は、前記本体部分３および前記包囲体28上に拘束用の係
合手段を形成し、そして包囲体28の後部が本体部分３の
前部上で移動しないように拘束し、また当該拘束用の係
合手段は、前記包囲体28の組付け、または分解の間に、
当該包囲体28の後部が前記本体部分３の前部を超えて強
制移動されることにより、偏向されることができる。

前記包囲体28は、第１位置において前記整列用フェル
ール66および66を被覆する。この包囲体28は、前記第１
位置から第２位置まで移動することができ、この第２位
置においては、前記整列用フェルール66および66を露出
させるとともに、第５図に示されているように、それら
を当該包囲体28から突出させる。さらに第２および８図
を参照すると、可動の係合手段163が、各部分２および5
6にある。この係合手段163は、互いに離間された一対の
弾性指部165を備えている。各弾性指部165は、前記コネ
クタ本体部分３の前部へ向かって、軸方向前方へ延在
し、且つスリット167により形成され、スリット167は、
対応する弾性指部165の３つの側部に沿い、且つ対応す
る前記壁18または58の厚さを貫通している。各弾性指部
165は、他方の指部から離れることにより、前記包囲体
に係合する第１位置から、コネクタ本体部分３の内側の
第２位置まで移動することができ、この第２位置におい
て、当該弾性指部165上の前記包囲体28が、包囲体第２
位置まで相対的に移動するのを可能にする。前記包囲体
28が前記包囲体第２位置まで移動する際、各弾性指部16
5は、内部の弾力的なバネ作用により、前記第１位置へ
戻ることになって、前記包囲体28に係合するとともに、
当該包囲体が前記包囲体第２位置へ移動するのに抵抗す
る。

第1,2および３図を参照すると、前記側壁33は本体部
分３の壁18に重なっている。前記キー通路20は、第１図
に示されているように、前記本体部分３から延在して、
側壁33に入り且つ側壁33に沿い、前記包囲体28の正面端
部壁77に達している。凹部22（第４図）が、前記包囲体
28のキー通路20内にあり、且つキー通路20の側壁に交差
する状態で横断方向に延在して、当該側壁に入り込み、
当該側壁内に前記外表面18から陥没された切欠を形成し
ている。開口もしくは通路26が、前記凹部22から、前記
包囲体28の厚さを横断する方向に貫通している。当該厚
さは、前記通路26を包囲する剛体からなる隔壁44を形成
している。前記通路26は、包囲体28の反対側の外表面を
貫通した開口部分26′として現れる。当該通路26は、前
記開口部分26′の方へ向かうその長手に沿って、テーパ
ーを付けられている。

単一構造のキー要素もしくはキー用栓94が、テーパー
付きの細長い支柱98を備え、この支柱98は、前記通路26
内へ、且つ当該通路26に沿って摩擦嵌合されるように構
成されている。この支柱98の端部は、前記開口部分26′
に配置されるとともに、当該キー用栓を前記凹部22の外
側へ外すよう、反対方向へ付勢するために手で触れる
（押す）ことが可能なものであり、それゆえ、1987年10
月26日に出願された米国特許出願第112,118号に開示さ
れているタイプの所望のキーと置換するために、把持さ
れて取り外されることが可能である。前記キー用栓94
は、拡大されたブロック形部分96を備え、この部分96
は、前記凹部22内に嵌合するように寸法を一致されてい
る。当該キー構造の追加的詳細は、上記米国特許出願の
開示内容から知られる。

第３および４図を参照すると、軸方向に延在するロッ
ド45が、前記隔壁44から後方へ突出している。コイルバ
ネ47が前記ロッド45を包囲し、当該バネ47の正面端部
は、前記隔壁44の凹部49内に受容され、且つ当該隔壁44
のうちの軸方向に後退された壁51に当接係合される。

第２図を参照すると、各部分２および56は、ロッド支
持壁53を備え、このロッド支持壁53は、前記間隙29の後
端部にある対応する空洞36内へ突出している。このロッ
ド支持壁53のうちの正面に延在するロッド支持体（フラ
ンジ）55は前記間隙29に沿って後退して位置する。当該
ロッド支持体55に沿って軸方向に延在している通路57
は、前記ロッドを摺動状態に包囲し且つ支持して、当該
ロッドが前記本体部分３内で往復移動するようにしてい
る。前記バネ47の後端部は、前記ロッド支持壁53に係合
するとともに、前記壁51および前記ロッド支持壁53の間
で圧縮されて、前記包囲体28を前記包囲体第１位置へ付
勢する。包囲体28が前記バネ47の付勢力に抗して前記包
囲体第２位置へ移動するには、当該包囲体28に対して力
が必要とされる。その力が除去されるとき、前記バネ47
は前記包囲体28を付勢して前記包囲体第１位置へ移動さ
せることになり、この包囲体第１位置において、包囲体
28は前記整列用フェルール66および66を被覆し且つ保護
する。前記相互係合の可能なリブ41および43は、包囲体
28が前記コネクタ本体部分３から外れるのを阻止するよ
う、前記バネ47の付勢力に抵抗する。

第６および７図を参照すると、前記包囲体28を備えて
いる前記コネクタ組立体１は、受容器もしくはハウジン
グ146内への挿入および整列のために、位置されてい
る。例えば、上記米国特許出願は、幾つかのタイプの受
容器もしくはハウジングを開示しており、それらの中
へ、前記コネクタ組立体１は挿入されて整列されるのに
適している。トランシーバ156の入力ポートおよび出力
ポート162および162が、前記ハウジング146の対応する
開口154内へ組付けられる。当該ポート162および162
は、前記コネクタ組立体１が前記トランシーバ156との
嵌合接続のために、前記ハウジング146内に受容され且
つ整列されるときに、対応する整列用フェルール66およ
び66を受容して前記トランシーバと整列させるための、
対応するスリーブ形の受容体である。

第７および８図を参照すると、前記トランシーバ口16
2および162へ組付けられた前記ハウジング146内の前記
包囲体第１位置に、前記包囲体28がある状態で、前記コ
ネクタ組立体１が示されている。包囲体28の外周は、前
記ハウジング146の空洞147の外周よりも小さく、それに
より、包囲体28はハウジング146内に受容されるととも
に、前記コネクタ組立体１をハウジング146内に整列さ
せるようになっており、それにより、前記整列用フェル
ール66および66が対応する受容体162および162に受けら
れることによって、嵌合接続がなされる用意をする。前
記ハウジング146は、上記米国特許出願に開示された要
領でキー止めされて、前記キー用栓94もしくは他のキー
用栓と協働するとともに、当該キー用栓94もしくは他の
キー用栓が前記空洞147内に入るのを許容するキー止め
用協働構造を形成する。

前記包囲体28は、前記空洞147内に嵌合され、そし
て、第５および10および11図に示されているように、前
記包囲体第２位置へ移動するとができ、それゆえ、前記
コネクタ本体３が前記空洞147内で前方へ移動するのを
許容する。前記ラッチアーム14上の係止突起16は、前記
ハウジング146上の係止体124に離脱可能に抑止されて、
前記コネクタ組立体１を前記ハウジング146内に保持す
る。

各係合手段163の両弾性指部165は、前記ハウジング14
6に係合するよう、前記包囲体28の外周を越えて外側へ
突出し、また両弾性指部165は、包囲体28がその包囲体
第２位置へ移動するのを許容するよう、前記ハウジング
146により、対応する第２位置へ偏向させる必要があ
る。

各係合手段163の弾性指部165の各々は、第１係合位置
において、前記包囲体28に当接係合して、当該包囲体28
がその包囲体第１位置から移動するのを阻止する。各係
合手段163の弾性指部165の各々は、後方へ傾斜された付
勢表面169を有し、この付勢表面169は、包囲体28の外周
を越えて外側へ突出し、それにより、前記ハウジング14
6に係合するとともに、当該ハウジング146により第２係
合位置へ偏向されるようになっており、当該第２係合位
置における各係合手段163の弾性指部は、前記包囲体28
が当該係合手段163を越えて、前記包囲体第２位置まで
相対的に移動するのを許容する。各係合手段163の弾性
指部165の各々が前記ハウジング146により、前記第１係
合位置から第２係合位置まで偏向され、それにより、各
整列用フェルール66および66を前記包囲体28の外側へ突
出させて、前記ハウジング146内に配置された対応する
受容体162および162により受けられるようにする際、前
記包囲体28は、前記係合手段163およびその弾性指部の
各々を越えて、前記包囲体第２位置まで移動することが
できる。

異なる構造の他のハウジングも知られている。前記包
囲体28は、取り外し可能であって、異なる形状もしくは
異なる長さのハウジング146内に補完的に整列されるよ
う、異なる形状もしくは異なる長さに適合することがで
きる。当該包囲体28は、そのような異なる形状もしくは
異なる長さの包囲体128との交換のために、取れ外し可
能である。

【図面の簡単な説明】 第１図は、包囲体が第１位置にある本発明のコネクタ組
立体の斜視図である。 第２図は、第１図に示されたコネクタ組立体のコネクタ
本体から部品が分解され、且つ前記包囲体が除去されて
いる様子を示す斜視図である。 第３図は、前記コネクタ本体および前記包囲体の分解斜
視図である。 第４図は、前記包囲体の後端部の斜視図である。 第５図は、前記包囲体が第２位置にある前記コネクタ組
立体の斜視図である。 第６図は、分解された状態の部品である受容ハウジング
およびトランシーバと、前記コネクタ組立体とを示す斜
視図である。 第７図は、前記受容ハウジングへ組付けられた前記トラ
ンシーバと、前記受容ハウジングへ部分的に挿入された
前記コネクタ組立体とを示す斜視図である。 第８図は、第７図の８−８線に沿って取られた断面図で
ある。 第９図は、第７図の９−９線に沿って取られた断面図で
ある。 第10図は、前記コネクタ組立体が前記受容ハウジング内
へ完全に挿入されている様子を示す第７図と同様の斜視
図である。 第11図は、第10図の11−11線に沿って取られた断面図で
ある。 １……コネクタ組立体、２……上部分 ３……本体部分（コネクタ本体） ４……正面端部、６……後部 ８……ケーブル入口部、10……係止ラッチ 12……耳状突起、14……ラッチアーム 16……係止突起、18……外壁 20……溝（キー通路）、22……凹部 26……通路、26′……開口部分 27……通路、28……包囲体 29……間隙、33……壁 34……把持表面、36……空洞 37……壁、38……内部フランジ 39……壁、40……外壁 41……リブ、42……細溝 43……リブ、44……隔壁 45……ロッド、46,48……壁 47……コイルバネ、49……凹部 52……四角形凹部、53……ロッド支持壁 54……半円形凹部、55……ロッド支持体（フランジ） 56……底部分、58……壁 60……光ファイバ・ケーブル 62,64……光ファイバ、66……整列用フェルール 74……フランジ、78……弾性リング 80……ストレインリリーフ部材 82……フランジ、94……キー用栓 96……ブロック形部材、98……支柱 146……ハウジング（受容体） 147……空洞、156……トランシーバ 162……入力ポートまたは出力ポート 163……係合手段、165……弾性指部 167……スリット、169……付勢用表面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド ウェズリー トンプソン アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17055メカニクスバーグ ベイベリー ドライブ ７ (72)発明者 ロバート ネイ ウェバー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17036ハンメルスタウン サウス レイ ルロード ストリート29

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コネクタハウジングと、 該コネクタハウジングの嵌合側面に該嵌合側面より突出
   するよう配置される光ファイバ整列用フェルールと、 前記コネクタハウジングの前記嵌合側面に嵌合方向に摺
   動可能にして且つ前方に向けてバネ付勢されるよう取り
   付けられ、通常前記整列用フェルールの前端部を包囲し
   て置かれ、後方への摺動により前記前端部を露出する包
   囲体とを有し、 前記コネクタハウジングは、通常該包囲体の後端を支持
   して前記包囲体の後方への摺動を抑止するとともに、前
   記包囲体が後方に向けて所定の力以上の力を受けたとき
   前記コネクタハウジングの内方へ弾性的に撓んで支持を
   解除し、前記包囲体の後方への摺動を可能にする弾性指
   部を備えることを特徴とする光コネクタ組立体。