JP2660294B2 - 食品の真空包装方法 - Google Patents

食品の真空包装方法

Info

Publication number
JP2660294B2
JP2660294B2 JP19107988A JP19107988A JP2660294B2 JP 2660294 B2 JP2660294 B2 JP 2660294B2 JP 19107988 A JP19107988 A JP 19107988A JP 19107988 A JP19107988 A JP 19107988A JP 2660294 B2 JP2660294 B2 JP 2660294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
food
liquid
pressure
resistant container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19107988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0245321A (ja
Inventor
和雄 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Seisakusho Co Ltd filed Critical Furukawa Seisakusho Co Ltd
Priority to JP19107988A priority Critical patent/JP2660294B2/ja
Publication of JPH0245321A publication Critical patent/JPH0245321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2660294B2 publication Critical patent/JP2660294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食品と味つけ液とを一体に袋によって真空包
装し、前記袋内で食品に味つけ液を浸透させる方法に関
する。
(従来の技術) 例えば油揚げした“あげ”を味つけ液と一体に袋内に
収容すると共に、気密な耐圧容器内に前記袋を移し該耐
圧容器内を減圧していくと、あげの内部の無数の気泡室
内の空気が引き抜かれるに伴って、味つけ液があげの内
部に浸透し、前記袋を密封して保管している間に、前記
あげは味つけ液を含んだ“いなりあげ”として変化す
る。一般にはあげを釜の中で味つけ液によって炊きあげ
たあと、この味つけ液を含んだあげを袋に収容して真空
包装するようにしているが、かかる方法ではあげを味つ
け液で炊くための燃料費が必要であり、また手間もかか
るが、前記のように、あげと味つけ液とを別々に袋内に
収容し真空環境下で両者を一体化する方法では、味つけ
のための燃料費や手間が全く要らず、またあげに種々の
味をつけることができるので、かかる真空包装方法が盛
んに実施され始めている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、例えばあげと味つけ液とを一体に袋内に収容
すると、あげの重量のため味つけ液の液面は袋口の近く
まで上昇しているので、気密な耐圧容器内で袋に真空を
作用させると、味つけ液の液面はすぐに上昇して味つけ
液が袋口から溢れ出る欠点があった。
本発明は上記の点に鑑み、味つけ液が溢れ出さないよ
うに食品と味つけ液とを一体に真空包装する方法を提供
する。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、上縁部分を開
口した袋の底縁からやや上方において、該袋の対向する
2つの面を部分的に溶着して食品支持棚を形成し、該食
品支持棚より下方の液溜め室に味つけ液を充填する一
方、前記食品支持棚の上方の食品配置室に食品を収容し
たあと、前記袋内の空気を気密な耐圧容器内で減圧する
と共に、該耐圧容器内で前記袋の開口部を加熱シールし
たあと、前記耐圧容器内を大気に開放するようにしたも
のである。
また、第2の請求項は前記請求項において、袋を気密
な耐圧容器内に配置する以前に、袋の上縁開口部を部分
的に溶着して袋口を小さくするようにしたものである。
(作用) 第1の請求項においては、上縁が開口する袋はその底
縁よりやや上方に部分的な溶着によって食品支持棚を形
成し、該食品支持棚の下方に液溜め室を形成している。
そこで先ず前記袋の口を広げて液溜め室に味つけ液を充
填したあと、食品支持棚の上部の食品配置室に例えばあ
げを収容する。この結果、食品支持棚の上にあげが支持
され、該あげの下方に味つけ液が貯溜する形となる。
そのあと前記袋を耐圧容器に移し、耐圧容器内を減圧
する。この場合、味つけ液の大部分は液溜め部に貯溜さ
れ、その液面は食品支持棚の下方あるいは食品支持棚よ
りやや上方で、液面と袋口との間にはかなり距離があ
る。このため味つけ液が減圧により膨張或いは沸騰して
も、液面が袋口までは上昇しない。しかも減圧によって
あげの内部の空気が抜かれると、味つけ液は空気を抜か
れた無数の気泡室に浸透吸収されるから、液が袋口から
溢れ出にくくなる。
さらに耐圧容器内で袋の開口部を加熱シールすると共
に、耐圧容器内を大気に開放すると、袋内外の圧力差で
もって液溜め室は偏平化され、該液溜め室内に貯溜され
ていた味つけ液は強制的に食品配置室の方向に押し出さ
れてあげに十分な液量を浸透させるのである。
また第2の請求項では、袋を気密な耐圧容器内に配置
する以前に、袋の上縁開口部を溶着によって小さくして
いるから、かかる袋を耐圧容器内に移して袋に真空を作
用させたとき、袋口を小さくした分だけ袋内の空気の逃
げが悪くなり、袋内の圧力が袋外の圧力より高くなって
袋を膨張させる。このため、あげと袋面との間隔は大き
くなり液が膨張或いは沸騰しても液面が袋口まで上昇し
にくい。
(実施例) 第1図及び第2図において(10)は熱可塑性プラスチ
ック製の透明な袋で、該袋は上縁部分(11)を開口して
いる。前記袋(10)は底縁(12)よりやや上方において
対向する2つの面、つまり正面(13)と背面(14)とを
2箇所に渡って溶着して食品支持棚(15)(15)を形成
すると共に、該食品支持棚(15)の下方に液溜め室(1
6)を、また同食品支持棚の上方に食品配置室(17)を
それぞれ形成する。
そこで先ず、前記の如く構成した袋(10)の口を開い
て液溜め室(16)内に味つけ液(A)を充填する。味つ
け液(A)の量は食品の種類によって異なるが、大体食
品支持棚(15)の上又は下に液面が達する。続いて食品
配置室(17)内に高野どうふ或いはハンバーグ等の食品
(B)を収容し、かかる状態の袋(10)を耐圧容器(図
示せず)内に移し、該耐圧容器に密封する。この場合、
耐圧容器内で袋(10)は上縁開口部(11)を上向きに立
てるか、または上縁開口部(11)を上に斜めに置かれ
る。続いて耐圧容器内の空気が機械的に排出され始め
る。該耐圧容器内の圧力値が徐々に下がると食品(B)
に含まれている気体も排出され、一方、味つけ液(A)
は膨張或いは沸騰してその液面が上昇する。仮にこの場
合、味つけ液(A)の液面が食品(B)に接する位置ま
で上昇すると、味つけ液は食品に浸透し始める。そのあ
と、耐圧容器内で第3図及び第4図の如く袋(10)の上
縁開口部(11)を加熱シール(18)すると共に、耐圧容
器内に大気が流入される。大気圧は袋(10)を外側から
内方向に押しつけ、この結果、液溜め室(16)内の味つ
け液は食品(B)の方向に押し流されて食品に浸透する
のである。
第5図及び第6図は食品支持棚を形成する種々の実施
例であり、第5図は袋(10)の対向する2面を底縁(1
2)から縦方向2箇所を溶着して食品支持棚(20)(2
0)を形成したものであり、第6図は袋(10)の底の左
側のコーナーを角形に、また同右側のコーナーを斜めに
それぞれ溶着して形の異なる食品支持棚(21)(22)を
形成しており、要は食品(B)を袋の底縁よりやや高い
位置に支持し、食品の下方に液溜め室を形成するもので
ある。
第7図及び第8図は袋(10)の液溜め室(16)に味つ
け液(A)を充填すると共に、食品支持棚(15)(15)
上方の食品配置室(17)に食品(B)を収容したあと、
さらに上縁開口部(11)を部分的に溶着(25)(25)し
て袋口を小さくした実施例である。かかる袋をそのあと
耐圧容器内に移して真空を作用させると、袋口が小さい
分だけ流動抵抗が大きくなり、袋の内外に圧力差によ
り、第8図の如く袋の2つの面(13)(14)は仮想線
(13a)(14a)の如く膨張して食品(B)との間の間隔
を大きくするから、味つけ液(A)はより袋口より溢れ
出にくくなる。
(効果) 第1の請求項に記載した発明は、味つけ液の大部分或
いは全部が袋の底の液溜め室内に位置し、その上の食品
支持棚の上に食品を置いたから、前記味つけ液の液面と
袋の上縁開口部までに大きな距離を保つことができ、こ
のため真空作用で前記味つけ液が膨張してもその液面が
袋の上縁開口部に到達しにくいし、また味つけ液が沸騰
しても上から食品が液の沸騰を押さえるので、いずれも
袋口からの味つけ液が溢れ出るのが防止される効果があ
る。
また第2の請求項に記載した発明は、袋を気密な耐圧
容器内に配置する前に、部分的な溶着で袋口を小さくし
て前記袋に真空を作用させたとき、袋口の流動抵抗によ
って袋が膨張するようにしたから、液溜め室の味つけ液
はさらに溢れ出にくくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図は前図の
II−II線断面図、第3図は第1図に示したものを真空包
装化した場合の正面図、第4図は前図のIV−IV線断面
図、第5図ないし第7図は他の実施例の説明図、第8図
は第7図のVIII−VIII線断面図である。 (10)……袋,(11)……上縁開口部,(12)……底
縁,(13)(14)……2つの面,(15)(20)(21)
(22)……食品支持棚,(16)……液溜め室,(17)…
…食品配置室,(18)……加熱シール,(25)……溶
着,(A)……味つけ液,(B)……食品,

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上縁部分を開口した袋の底縁からやや上方
    において、該袋の対向する2つの面を部分的に溶着して
    食品支持棚を形成し、該食品支持棚より下方の液溜め室
    に味つけ液を充填する一方、前記食品支持棚の上方の食
    品配置室に食品を収容したあと、前記袋内の空気を気密
    な耐圧容器内で減圧すると共に、該耐圧容器内で前記袋
    の開口部を加熱シールしたあと、前記耐圧容器内を大気
    に開放するようにした食品の真空包装方法。
  2. 【請求項2】第1請求項記載の方法において、袋を気密
    な耐圧容器内に配置する以前に、袋の上縁開口部を部分
    的に溶着して袋口を小さくするようにした食品の真空包
    装方法。
JP19107988A 1988-07-29 1988-07-29 食品の真空包装方法 Expired - Fee Related JP2660294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19107988A JP2660294B2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 食品の真空包装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19107988A JP2660294B2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 食品の真空包装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0245321A JPH0245321A (ja) 1990-02-15
JP2660294B2 true JP2660294B2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=16268515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19107988A Expired - Fee Related JP2660294B2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 食品の真空包装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2660294B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017106358A1 (de) 2017-03-24 2018-09-27 Vincon und Fauser GmbH & Co. KG Baukastensystem und Verfahren zum Herstellen eines Kartoffelsalats

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0245321A (ja) 1990-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3027261A (en) Packaging and reconstituting food products
US2361344A (en) Vented package
US4734292A (en) Method of forming vacuum package with smooth appearance
JPS58193277A (ja) 食品用包装容器
NL8400398A (nl) Lekdetectie.
CA2132647A1 (fr) Recipient etanche au gaz
US2102716A (en) Method and means of packing food products and the like
JP2660294B2 (ja) 食品の真空包装方法
US3206908A (en) Methods of producing receptacles filled with a substance
JP2857172B2 (ja) 個包装体の製造方法
JP2632873B2 (ja) ジッパー付袋における開口維持装置
CN209617937U (zh) 一种可视梅菜扣肉包装盒
JPS62208302A (ja) 熱充填用熱可塑性容器
US2135479A (en) Method and means of packing foods
JPS63281930A (ja) ガス充填包装方法
JP2582329B2 (ja) 油揚げの包装法
CN212220876U (zh) 一种自加热速食罐
JPS638230Y2 (ja)
CN214567392U (zh) 一种新型速溶咖啡袋
KR200228779Y1 (ko) 포장용 밀폐용기
JP2023077242A (ja) パウチ容器および包装体
JPH10101134A (ja) 食品用包装容器及び食品の包装方法
JP3485443B2 (ja) 密封容器の製造方法
JP3150094U (ja) 米入り炊飯器具及びそれを用いた非常用保存食品
JPH0511133Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees