JP2659613B2 - カートリッジテープのロード/アンロード装置 - Google Patents

カートリッジテープのロード/アンロード装置

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JP2659613B2
JP2659613B2 JP2271454A JP27145490A JP2659613B2 JP 2659613 B2 JP2659613 B2 JP 2659613B2 JP 2271454 A JP2271454 A JP 2271454A JP 27145490 A JP27145490 A JP 27145490A JP 2659613 B2 JP2659613 B2 JP 2659613B2
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【発明の詳細な説明】 [概要] キャリアにセットされたカートリッジテープをロード
位置まで移動させ、逆に、ロード位置にある前記カート
リッジテープをアンロード位置へ移動させるカートリッ
ジテープのロード/アンロード装置に関し、 スムーズなカートリッジテープの挿入・排出が可能な
カートリッジテープのロード/アンロード装置を提供す
ることを目的とし、 請求項1の発明においては、ブロックにカートリッジ
の前面に当接可能なローラを設け、請求項2の発明にお
いては、ブロックに段状の2つの係止溝を形成し、アン
ロード方向へ移動するのを規制するストッパに対して、
低い方の係止溝を当接させるように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、キャリアにセットされたカートリッジテー
プをロード位置まで移動させ、逆に、ロード位置にある
前記カートリッジテープをアンロード位置へ移動させる
カートリッジテープのロード/アンロード装置に関す
る。
近年、カートリッジテープを使用する磁気テープ装置
においては、カートリッジテープのロード/アンロード
(マウント/デマウント)作業は大半が自動化されてい
る。よって、ローディング時にはカートリッジテープが
キャリア内に確実に収納されたことを検知することが必
要であり、又、アンローディング時にはカートリッジテ
ープをキャリア内より確実に排出させることが要求され
る。
[従来の技術] 次に図面を用いて従来例を説明する。第13図は従来例
を示す平面図、第14図は第13図における側面図、第15図
は第13図におけるイジェクト金具の正面図、第16図は第
15図における平面図、第17図は第15図における左側面
図、第18図は第15図における右側面図、第19図は第15図
における底面図、第20図は第13図においてキャリアをロ
ード位置まで移動させたときの平面図、第21図は第13図
におけるブロックと係合金具を説明する斜視図、第22図
は第21図におけるブロックと係合金具の作動を説明する
構成図である。
これらの図において、31はベース30の両側部に立設さ
れたサイドベースである。このサイドベース31には垂直
方向の長穴31aがそれぞれ穿設されている。32はカート
リッジテープ33がセットされるキャリアである。キャリ
ア32の両側面には長穴31aに係合するピン34,35がそれぞ
れ設けられている。これらピン34,35と長穴31aとの係合
により、キャリア32は長穴31a方向(上下方向)の移動
以外は禁止されている。
36はベース30の底面に設けられた駆動モータ、37は駆
動モータ36の出力軸に取り付けられた減速機、38は減速
機37の出力軸に取り付けられた第1のギヤである。39は
両サイドのサイドベース31に回転可能に支持されたシャ
フト、40はシャフト39の略中央部に取り付けられ、第1
のギヤ38と噛合する第2のギアである。また、シャフト
39の両端部には第3のギヤ41がそれぞれ設けられてい
る。42は両サイドのサイドベース31に回転可能に設けら
れたカムギヤである。43は同じく両サイドのサイドベー
ス31に回転可能に設けられ、第3のギヤ41とカムギヤ42
とに噛合するアイドルギヤである。よって、カムギヤ42
は駆動モータ36によって回転駆動されるようになってい
る。
44は両サイドのサイドベース31に配設され、基端部が
サイドベース31にピン45を用いて回転可能に取り付けら
れた回転アームである。回転アーム44の回転端部には、
略U字形に形成された可撓性のアームバー46が設けら
れ、このアームバー46によって、長穴46aが形成されて
いる。そして、この長穴46aに前述のピン35が遊嵌し、
キャリア32は回転アーム44の回転に伴って上下方向に移
動するようになっている。
47はアームバー46の長穴46aに遊嵌するように、カム
ギヤ42の側面に立設されたピンである。
一方、キャリア32の天面には、ピン48が立設されてい
る。49はピン48が遊嵌する長穴49aが形成され、カート
リッジテープ33のロード/アンロード方向に移動可能に
設けられたイジェクト金具である。このイジェクト金具
49の先端部には、第16図に示すようにブロック50がねじ
51を用いて取り付けられている。
また、ベース30上には第21図に示すような係合金具52
が取り付けられている。この係合金具52は、垂直ガイド
部52aと斜面ガイド部52bとから構成されている。
ここで、第15図乃至第19図を用いてイジェクト金具49
及びブロック50の説明を行う。ブロック50の一方の側面
には、キャリア32の天面に設けられたガイド部32aに摺
動可能に係合可能なガイドスリット50aと、このガイド
スリット50aに連設され、ガイドスリット50aよりも更に
水平方向に深くえぐられ、キャリア32のガイド部32aの
終端部に係合可能な第1の係止溝50bとが設けられてい
る。また、下部には係合金具52の垂直ガイド部52aに当
接可能な第2の係止溝50cが形成されている。イジェク
ト金具49の先端部には、スプリング係止突起49bが形成
されている。そして、一端部がこのスプリング係止突起
49bに他端部がキャリア32の天面に係止されるスプリン
グ53によって、イジェクト金具49はカートリッジテープ
33のアンロード方向(UL)、及びブロック50のガイドス
リット50aがキャリア32のガイド部32aに押圧する方向
(R)に付勢されている。
第13図及び第14図において、ベース30上には、キャリ
ア32のロード位置よりも更に下方向への移動を禁止する
ストッパ54が設けられている。
一方、イジェクト金具49の基端部には、突起55が突設
されている。また、キャリア32の天面にはダンパ56がね
じ57を用いて取り付けられている。
再び、第13図に戻って、62は一端部には突起55が遊嵌
する長穴62aが穿設され、他端部にはダンパ56の回転軸5
9が圧入される長穴162bが穿設された連結アームであ
る。
次に、70は挿入されるカートリッジテープ33の前面に
押され、図示しないフォトセンサを遮断するカートリッ
ジインフラグ、71は挿入されるカートリッジテープ33の
ファイルプロテクトセレクタに押圧され、フォトセンサ
72を遮断するファイルプロテクトフラグである。又、ブ
ロック50にはロックフラグ73が設けられ、ブロック50が
ロックされた時にフォトセンサ74を遮断するようになっ
ている。
次に、上記構成の作動を説明する。先ず、第13図にお
いて、カートリッジテープ33をキャリア32へ矢印方向に
挿入する。すると、カートリッジテープ33の先頭部がイ
ジェクト金具49のブロック50を押して、イジェクト金具
49はスプリング53の付勢力に抗して、ロード(L)方向
に移動する。そして、第20図に示すように、ブロック50
のガイドスリット50aがキャリア32のガイド部32aの終端
部(第1のストッパ)を超えた時点で、スプリング53の
付勢力でブロック50はロック方向(R)に移動し、第1
の係止溝50bがキャリア32のガイド部32aの終端部(第1
のストッパ)に係合する。この係合により、イジェクト
金具49のスプリング53によるアンロード方向への移動が
禁止される。この時、カートリッジインフラグ70は図示
しないフォトセンサを遮断し、カートリッジテープ33が
キャリア32の正規の位置にセットされたことを検知さ
れ、ロックフラグ73がフォトセンサ74を遮断し、イジェ
クト金具49が完全にロックされたことが検知される。
そして、この両者の信号のANDがとれた時点で、駆動
モータ36が駆動される。この駆動モータ36の駆動力は減
速機37、第1のギヤ38、第2のギヤ42、第3のギヤ41、
及びアイドルギヤ43を介して、カムギヤ42を回転させ
る。カムギヤ42が回転することにより回転アーム44がピ
ン45を中心に回転し、キャリア32が長穴31aに沿って下
方に移動する。キャリア32が下方に移動すると、第22図
(a)に示すように、ブロック50の下面角部が係止金具
52の斜面ガイド部52bに摺接し、第1の係止溝50bとキャ
リア32のガイド部32aとの係合が解除される方向に案内
される。そして、第1の係止溝50bとキャリア32のガイ
ド部32aとの係合が解除されると、イジェクト金具49及
びブロック50はスプリング53の付勢力によりアンロード
方向に移動し、ブロック50の第2の係止溝50cが係止金
具52の垂直ガイド部(第2のストッパ)52aに当接し、
それ以上のアンロード方向(UL)の移動が禁止される。
このような状態(ブロック50の第2の係止溝50cが垂
直ガイド部52aに当接した状態)で、キャリア32は底部
がストッパ54に当接するロード位置まで下降する。しか
し、駆動モータ36はキャリア32の底部がストッパ54に当
接しても、更に所定量回転し、アームバー46を撓ませ、
キャリア32を下方に押圧する。
そして、カートリッジテープ33に対してデータのリー
ド/ライトがなされると、今度は先程とは逆方向に駆動
モータが回転する。この逆方向の回転によりキャリア32
は上方に移動する。そして、ブロック50の第2の係合溝
50cと係止金具52の垂直ガイド部52aとの摺接が解除され
ると、イジェクト金具49及びブロック50はスプリング53
の付勢力によりアンロード方向(UL)に移動する。ブロ
ック50はカートリッジテープ33の先頭部を押して、カー
トリッジテープ33をアンロード位置まで移動させる。
[発明が解決しようとする課題] 上記構成のカートリッジテープのロード/アンロード
装置において、カートリッジテープ33の前面にブロック
50が押され、ブロック50のガイドスリット50aがキャリ
ア32のガイド部32aの終端部(第1のストッパ)を越え
た時点で、スプリング53の付勢力でブロック50はロック
方向(R)に移動し、第1の係止溝50bがキャリア32の
ガイド部32aの終端部(第1のストッパ)に係合する。
しかし、カートリッジテープ33の挿入方向の前面には、
しぼ加工が施されているので、摩擦抵抗が大きく、ブロ
ック50がロック方向(R)にスムーズに移動できない場
合がある。よって、カートリッジインの信号と、ロック
信号とのANDがとれずに、タイムオーバーとなり、ロー
ドエラーとなる問題点がある。最悪の場合には、カート
リッジテープ33の押しこみ後、手を離すことにより、ブ
ロック50とカートリッジテープ33の前面との間に発生す
る摩擦力が減り、イジェクト金具49がロック方向へ移動
するに際し、第1の係止溝50bがキャリア32の終端部を
乗り上げた状態となる場合があり、これによってロード
エラーとなり、更に、カートリッジテープ33さえも取り
出せない場合もある。
次に、カートリッジテープ33を排出する際にには、キ
ャリア32の上昇と共に、ブロック50の第2の係止溝50c
は係止金具52の垂直ガイド部52に摺接しながら上昇する
が、このブロック50にはスプリング53により、ロック方
向(R)の付勢力が作用しており、このロック方向
(R)の付勢力によりブロック50は垂直に上昇せず、ロ
ック方向(R)に徐々に移動しながら上昇する場合があ
る。
イジェクト金具49とブロック50との取り付けのバラツ
キにより、ロック方向(R)の付勢力が増し、係止金具
52との摺接が解除された時点で、ブロック50がロック方
向(R)に移動し、キャリア32のガイド部32a終端部に
当接し、ロードエラーとなってしまう問題点もある。更
に、この場合にも、カートリッジテープ33が取り出せな
い問題点もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、スムーズなカートリッジテープの挿入・排出が可
能なカートリッジテープのロード/アンロード装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する請求項1の発明は、ベースに上下
方向に移動可能に設けられたキャリアと、前記キャリア
にロード/アンロード方向に移動可能に且つロード方向
先端部がロック/アンロック方向に移動可能に設けられ
たイジェクト金具と、前記イジェクト金具にアンロード
方向及びロック方向の付勢力を与えるスプリングと、前
記イジェクト金具のロード方向先端部に取り付けられ、
前記カートリッジテープの前記キャリアへの挿入時に
は、前記カートリッジテープに押されて、前記イジェク
ト金具と共にロード方向に移動し、前記キャリア内に前
記カートリッジテープが挿入された後は、前記スプリン
グの付勢力を受けて前記イジェクト金具と共にロック方
向に移動し、逆に、前記カートリッジテープの取り出し
時には、前記スプリングの付勢力を受けて前記カートリ
ッジテープをアンロード方向に送り出すブロックと、前
記キャリアに設けられ、前記ブロックのロック方向への
移動時に、前記ブロックに形成された第1の係止溝と係
合して、前記イジェクト金具のアンロード方向の移動を
規制する第1のストッパとを備え、前記キャリアに挿入
されたカートリッジテープをロード位置まで移動させ、
逆に、ロード位置にある前記カートリッジテープをアン
ロード位置へ移動させるカートリッジテープのロード/
アンロード装置において、前記ブロックに、前記キャリ
アに挿入される前記カートリッジの挿入方向の前面に当
接し、この面上を前記ブロックのロック/アンロック方
向に転動可能なローラを設けたことを特徴とするもので
ある。
又、上記課題を解決する請求項2の発明は、前記ベー
スには、前記キャリアの下降中に前記ブロックに摺接し
て、前記ブロックをアンロック方向に移動させ、前記第
1の係止溝と前記第1のストッパとの係合を解く斜面ガ
イドと、前記キャリアが上下方向に移動するときに、前
記ブロックに当接し、前記イジェクト金具のアンロード
方向の移動を規制する第2のストッパとを設け、前記ブ
ロックには、前記第2のストッパとの対向面に形成さ
れ、前記キャリアの下降時に前記第1の係止溝と前記第
1のストッパとの係合が解かれると、前記第2のストッ
パに当接する第2の係止溝と、前記第2のストッパとの
対向面上の、前記第2の係止溝よりもアンロック方向に
ずれた位置に、しかも前記第2の係止溝よりも前記イジ
ェクト金具のロード方向に一段深く形成された第3の係
止溝と、前記斜面ガイドとの対向面に形成され、前記キ
ャリアの下降時に前記斜面ガイドと摺接して、前記ブロ
ックを一層アンロック方向に移動させ、前記第2のスト
ッパと前記第2の係止溝との当接を解き、前記第2のス
トッパに前記第3の係止溝を当接させる凸部とを設けた
ことを特徴とするものである。
[作用] 請求項1の発明のカートリッジテープのロード/アン
ロード装置において、ブロックはローラを介してカート
リッジテープの前面に当接する。よって、ロード時にお
けるブロックのロック方向の動きがスムーズとなる。
又、請求項2の発明のカートリッジテープのロード/
アンロード装置においては、ローディング時にはブロッ
クに設けられた第1の係止溝が第1のストッパと係止し
て、イジェクト金具のアンロック方向の移動を禁止す
る。次に、キャリアが下降すると、傾斜ガイドに案内さ
れてブロックがアンロック方向に移動し、ブロックは第
1のストッパと第1の係止溝との係合が解除されると共
に、アンロード方向に移動する。しかし、キャリアが下
降しているので、今度はブロックの第2の係止溝が第2
のストッパと当接する。この状態でキャリアは下降し、
今度はブロックの凸部が斜面ガイドに当接し、更にブロ
ックをアンロック方向に移動させ、第3の係止溝に第2
のストッパは当接する。この状態でキャリアは最下点ま
で下降し、カートリッジテープに対してデータのリード
/ライトがなされる。
データのリード/ライトが終了したら、キャリアは上
昇する。この時、ブロックの第3の係止溝に第2のスト
ッパが摺接した状態で、キャリアは上昇するが、第2の
係止溝と第3の係止溝との間に形成された壁部に第2の
ストッパは当接しているので、ブロックのロック方向の
移動は禁止されている。この状態でキャリアは上昇し、
第2のストッパと第3の係止溝との摺接が解除される
と、ブロックはアンロード方向に移動し、カートリッジ
テープのアンロードが終了する。
[実施例] 次に図面を用いて本発明の一実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例を示す第3図におけるブロックの
正面図、第2図は第1図における左側面図、第3図は本
実施例のカートリッジテープのロード/アンロード装置
の斜視図、第4図は第3図における平面図、第5図は第
4図における左側面図、第6図は第3図におけるキャリ
アのロック状態を説明する図で(a)は平面部分構成
図、(b)は(a)図における右側面構成図、第7図は
第6図におけるA1矢視図、第8図は第6図におけるA2矢
視図、第9図は第3図におけるキャリアの下降状態を説
明する図で(a)は平面部分構成図、(b)は(a)図
における右側面構成図、第10図は第9図におけるB1矢視
図、第11図は第9図におけるB2矢視図、第12図は第3図
におけるキャリア上昇時のブロックの動きを説明する図
で(a)は側面構成図、(b)は正面構成図ある。
先ず、第3図乃至第5図を用いて本実施例のカートリ
ッジテープのロード/アンロード装置の全体構成を説明
する。これらの図において、131はベース130の両側部に
立設されたサイドベースである。このサイドベース131
には垂直方向の長穴131aがそれぞれ穿設されている。13
2はカートリッジテープ133(第2図に示す)がセットさ
れるキャリアである。キャリア132の両側面には長穴131
aに係合するピン134,135がそれぞれ設けられている。こ
れらピン134,135と長穴131aとの係合により、キャリア1
32は長穴131a方向(上下方向)の移動以外は禁止されて
いる。
136はベース130の底面に設けられた駆動モータ、137
は駆動モータ136の出力軸に取り付けられた減速機、138
は減速機137の出力軸に取り付けられた第1のギヤであ
る。139は両サイドのサイドベース131に回転可能に支持
されたシャフト、140はシャフト139の略中央部に取り付
けられ、第1のギヤ138と噛合する第2のギヤである。
また、シャフト139の両端部には第3のギヤ141がそれぞ
れ設けられている。142は両サイドのサイドベース131に
回転可能に設けられたカムギヤである。143は同じく両
サイドのサイドベース131に回転可能に設けられ、第3
のギヤ141とカムギヤ142とに噛合するアイドルギヤであ
る。よって、カムギヤ142は駆動モータ136によって回転
駆動されるようになっている。
144は両サイドのサイドベース131に配設され、基端部
がサイドベース131にピン145を用いて回転可能に取り付
けられた回転アームである。回転アームの回転端部に
は、略U字形に形成された可撓性のアームバー146が設
けられ、このアームバー146によって、長穴146aが形成
されている。そして、この長穴146aに前述のピン135が
遊嵌し、キャリア132は回転アーム144の回転に伴って上
下方向に移動するようになっている。
147はアームバー146の長穴146aに遊嵌するように、カ
ムギヤ142の側面に立設されたピンである。この長穴144
aに前述のピン135が遊嵌し、キャリア132は回転アーム
の回転に伴って上下方向に移動するようになっている。
一方、キャリア132の天面には、ピン148が立設されて
いる。149はピン148が遊嵌する長穴149aが形成され、カ
ートリッジテープ133のロード/アンロード方向(L/U
L)に移動可能に設けられたイジェクト金具である。こ
のイジェクト金具149の先端部には、ブロック150がねじ
151を用いて取り付けられている。又、キャリア132には
ブロック150を案内するガイド132aが形成されている。
次に、ベース30上には第6図乃至第8図に示すような
係合金具152が取り付けられている。この係合金具152
は、垂直ガイド部152a(第2のストッパ)とこの垂直ガ
イド部152aと直交するように連設された斜面ガイド部15
2b(斜面ガイド)とから構成されている。
ここで、第1図及び第2図を用いてブロック150の説
明を行う。ブロック150の一方の側面には、キャリア132
の天面に設けられたガイド部132aに摺動可能に係合可能
なガイドスリット150aと、このガイドスリット150aに連
設され、ガイドスリット150aよりも更に水平方向に深く
えぐられ、キャリア132のガイド部132aの終端部(第1
のストッパ)に係合可能な第1の係止溝150bとが設けら
れている。
又、ブロック150の下部には、係合金具152の垂直ガイ
ド部152a(第2のストッパ)との対向面に形成され、キ
ャリア132の下降時に垂直ガイド部152aに当接可能な第
2の係止溝150cと、係合金具152の垂直ガイド部152a
(第2のストッパ)との対向面上の、第2の係止溝150c
よりもアンロック方向にずれた位置に形成され、しかも
第2の係止溝150cよりもイジェクト金具149のロード方
向に一段深く引っ込んだ(本実施例では、第2図に示す
ように段差dを1.5mmとしている)第3の係止溝150dと
が形成されている。
更に、ブロック150の斜面ガイド部(斜面ガイド)152
bに対向するサイド面の上部には、凸部150eが形成され
ている。凸部150eは、キャリア132の下降時に斜面ガイ
ド部152bと摺接して、ブロック150を一層アンロック方
向に移動させ、垂直ガイド部152aと第2の係止溝150cと
の当接を解き、垂直ガイド部152aに第3の係止溝150dを
当接させるものである。
ブロック150のカートリッジ133の前面との対向面に
は、ローラ180が取り付けられている。このローラ180
は、キャリア132に挿入されるカートリッジ133の挿入方
向の前面に当接し、この面上をブロック150のロック/
アンロック方向に転動できるもので、その回転中心軸
は、第1図及び第2図からわかるように、両図における
上下方向を向いている。
イジェクト金具149の先端部には、スプリング係止突
起149bが形成されている。そして、一端部がこのスプリ
ング係止突起149bに他端部がキャリア132の天面に係止
されるスプリング153によって、イジェクト金具149はカ
ートリッジテープ133のアンロード方向(UL)、及びブ
ロック150のガイドスリット150aがキャリア132のガイド
部132aに押圧する方向(R)に付勢されている。
次に、第3図及び第4図において、イジェクト金具14
9の基端部には、突起155が突設されている。また、キャ
リア132の天面にはダンパ156がねじ157を用いて取り付
けられている。162は一端部には突起155が遊嵌する長穴
162aが穿設され、他端部にはダンパ156回転軸159が圧入
される長穴162bが穿設された連結アームである。
次に、170は挿入されるカートリッジテープ133の前面
に押され、図示しないフォトセンサを遮断するカートリ
ッジインフラグ、171は挿入されるカートリッジテープ1
33のファイルプロテクトセレクタに押圧され、フォトセ
ンサ172を遮断するファイルプロテクトフラグである。
又、ブロック150にはロックフラグ173(第1図参照)が
設けられ、ブロック150がロックされた時にフォトセン
サ174を遮断するようになっている。
次に、上記構成の作動を説明する。先ず、カートリッ
ジテープ133をキャリア132へ挿入する。すると、カート
リッジテープ133の先頭部がイジェクト金具149のブロッ
ク150を押して、イジェクト金具149はスプリング153の
付勢力に抗して、ロード方向(L)に移動する。そし
て、第3図及び第6図乃至第8図に示すように、ブロッ
ク150のガイドスリット150aがキャリア132のガイド部13
2aの終端部(第1のストッパ)を越えた時点で、スプリ
ング153の付勢力でブロック150はロック方向(R)に移
動し、第1の係止溝150bがキャリア132のガイド部132a
の終端部(第1のストッパ)に係合(ロック)する。
この係合により、イジェクト金具149のスプリング153
によるアンロード方向(UL)への移動が禁止される。こ
の時、カートリッジインフラグ170は図示しないフォト
センサを遮断し、カートリッジテープ133がキャリア132
の正規の位置にセットされたことが検知され、ロックフ
ラグ173がフォトセンサ174を遮断し、イジェクト金具14
9が完全にロックされたことが検知される。又、この
時、第7図及び第8図に示すように、ブロック150の角
部が係合金具152の斜面ガイド部152bに当接している。
そして、カートリッジインフラグ170及びロックフラ
グ173による遮断を示す信号のANDがとれた時点で、駆動
モータ136が駆動される。この駆動モータ136の駆動力は
減速機137、第1のギヤ138、第2のギヤ142、第3のギ
ヤ141、及びアイドルギヤ143を介して、カムギヤ142を
回転させる。カムギヤ142が回転することにより回転ア
ーム144がピン145を中心に回転し、キャリア132が長穴1
31aに沿って下方に移動する。キャリア132が下方に移動
すると、第9図乃至第11図に示すように、ブロック150
の下部の角部が係合金具152の斜面ガイド部152bに案内
されて、ブロック150をアンロック方向(UL)に移動
し、第1の係止溝150bとキャリア132のガイド部32aの終
端部(第1のストッパ)との係合(ロック)が解除され
る。係合が解除されると、ブロック150はアンロード方
向(UL)に移動するが、キャリア132が下降しているの
で、今度はブロック150の第2の係止溝150cが垂直ガイ
ド部152aと当接する。この状態でキャリア132は更に下
降し、凸部150eが斜面ガイド部152bに当接すると、ブロ
ック150は更にアンロック方向(UL)に移動し、第3の
係止溝150dが係合金具152即ち垂直ガイド部152a(第2
のストッパ)に当接する。この状態でキャリア132は最
下点まで下降し、カートリッジテープ133に対してデー
タのリード/ライトがなされる。
データのリード/ライトが終了したら、キャリア132
は上昇する。第12図に示すように、この時、ブロック15
0の第3の係止溝150dに係止金具152が摺接した状態で、
キャリア132は上昇するが、ブロック150の第2の係止溝
150cと第3の係止溝150dとの間に壁部(段部)が存在す
るため、ここに係合金具152が当接し、ブロック150のロ
ック方向の移動は禁止されている。この状態でキャリア
150は上昇し、係合金具152とブロック150の第3の係止
溝150dとの摺接が解除されると、ブロック150はアンロ
ード方向(UL)に移動し、カートリッジテープ133のア
ンロード(排出)が終了する。
上記構成によれば、カートリッジテープ133の挿入時
において、ブロック150はローラ180を介してカートリッ
ジテープ133の挿入方向の前面に当接するので、カート
リッジテープの表面の摩擦抵抗が大きくても、ブロック
150はスムーズにロック方向(R)に移動し、ロードエ
ラーとなる恐れがなくなる。
又、カートリッジのアンロード時においては、ブロッ
ク150の第2の係止溝150cと第3の係止溝150dとの間に
形成された壁部に係合金具152が当接し、ブロック150の
ロック方向(R)の移動を禁止している。
よって、イジェクト金具149とブロック150との取り付
けのバラツキにより、ロック方向(R)の付勢力が増
し、係止金具152との摺接が解除された時点で、ブロッ
ク150がロック方向に移動し、キャリア132のガイド部13
2a終端部に当接し、ロードエラーとなってしまうことも
なくなる。
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1記載の発明では、カー
トリッジテープの挿入時において、ブロックはローラを
介してカートリッジテープの前面に当接するので、カー
トリッジテープの表面の摩擦抵抗が大きくても、ブロッ
クはスムーズにロック方向に移動し、ロードエラーとな
る恐れがなくなる。
更に請求項2記載の発明では、カートリッジのアンロ
ード時において、ブロックの第2の係止溝と第3の係止
溝との間に形成された壁部に係合金具が当接し、ブロッ
クのロック方向の移動を禁止しているので、ロードエラ
ーとなってしまうこともなくなる。
このように、本発明によれば、スムーズなカートリッ
ジテープの挿入・排出が可能なカートリッジテープのロ
ード/アンロード装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第3図におけるブロッ
クの正面図、 第2図は第1図における左側面図、 第3図は本実施例のカートリッジテープのロード/アン
ロード装置の斜視図、 第4図は第3図における平面図、 第5図は第4図における左側面図、 第6図は第3図におけるキャリアのロック状態を説明す
る図で(a)は平面部分構成図、(b)は(a)図にお
ける右側面構成図、 第7図は第6図におけるA1矢視図、 第8図は第6図におけるA2矢視図、 第9図は第3図におけるキャリアの下降状態を説明する
図で(a)は平面部分構成図、(b)は(a)図におけ
る右側面構成図、 第10図は第9図におけるB1矢視図、 第11図は第9図におけるB2矢視図、 第12図は第3図におけるキャリア上昇時のブロックの動
きを説明する図で(a)は側面構成図、(b)は正面構
成図、 第13図は従来例を示す平面図、 第14図は第13図における側面図、 第15図は第13図におけるイジェクト金具の正面図、 第16図は第15図における平面図、 第17図は第15図における左側面図、 第18図は第15図における右側面図、 第19図は第15図における底面図、 第20図は第13図においてキャリアをロード位置まで移動
させたときの平面図、 第21図は第13図におけるブロックと係合金具を説明する
斜視図、 第22図は第21図におけるブロックと係合金具の作動を説
明する構成図である。 第1図乃至第12図において、 130はベース、 132はキャリア、 132aはガイド部(第1のストッパ) 133はカートリッジテープ、 149はイジェクト金具、 150はブロック、 150bは第1の係止溝、 150cは第2の係止溝、 150dは第3の係止溝、 150eは凸部、 152は係合金具、 152aは垂直ガイド部(第2のストッパ)、 152bは斜面ガイド部、 180はローラである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに上下方向に移動可能に設けられた
    キャリアと、 前記キャリアにロード/アンロード方向に移動可能に且
    つロード方向先端部がロック/アンロック方向に移動可
    能に設けられたイジェクト金具と、 前記イジェクト金具にアンロード方向及びロック方向の
    付勢力を与えるスプリングと、 前記イジェクト金具のロード方向先端部に取り付けら
    れ、前記カートリッジテープの前記キャリアへの挿入時
    には、前記カートリッジテープに押されて、前記イジェ
    クト金具と共にロード方向に移動し、前記キャリア内に
    前記カートリッジテープが挿入された後は、前記スプリ
    ングの付勢力を受けて前記イジェクト金具と共にロック
    方向に移動し、逆に、前記カートリッジテープの取り出
    し時には、前記スプリングの付勢力を受けて前記カート
    リッジテープをアンロード方向に送り出すブロックと、 前記キャリアに設けられ、前記ブロックのロック方向へ
    の移動時に、前記ブロックに形成された第1の係止溝と
    係合して、前記イジェクト金具のアンロード方向の移動
    を規制する第1のストッパとを備え、 前記キャリアに挿入されたカートリッジテープをロード
    位置まで移動させ、逆に、ロード位置にある前記カート
    リッジテープをアンロード位置へ移動させるカートリッ
    ジテープのロード/アンロード装置において、 前記ブロックに、前記キャリアに挿入される前記カート
    リッジの挿入方向の前面に当接し、この面上を前記ブロ
    ックのロック/アンロック方向に転動可能なローラを設
    けたことを特徴とするカートリッジテープのロード/ア
    ンロード装置。
  2. 【請求項2】前記ベースには、 前記キャリアの下降中に前記ブロックに摺接して、前記
    ブロックをアンロック方向に移動させ、前記第1の係止
    溝と前記第1のストッパとの係合を解く斜面ガイドと、 前記キャリアが上下方向に移動するときに、前記ブロッ
    クに当接し、前記イジェクト金具のアンロード方向の移
    動を規制する第2のストッパとを設け、 前記ブロックには、 前記第2のストッパとの対向面に形成され、前記キャリ
    アの下降時に前記第1の係止溝と前記第1のストッパと
    の係合が解かれると、前記第2のストッパに当接する第
    2の係止溝と、 前記第2のストッパとの対向面上の、前記第2の係止溝
    よりもアンロック方向にずれた位置に、しかも前記第2
    の係止溝よりも前記イジェクト金具のロード方向に一段
    深く形成された第3の係止溝と、 前記斜面ガイドとの対向面に形成され、前記キャリアの
    下降時に前記斜面ガイドと摺接して、前記ブロックを一
    層アンロック方向に移動させ、前記第2のストッパと前
    記第2の係止溝との当接を解き、前記第2のストッパに
    前記第3の係止溝を当接させる凸部と を設けたことを特徴とする請求項1記載のカートリッジ
    テープのロード/アンロード装置。
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