JP2658736B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2658736B2
JP2658736B2 JP4148986A JP14898692A JP2658736B2 JP 2658736 B2 JP2658736 B2 JP 2658736B2 JP 4148986 A JP4148986 A JP 4148986A JP 14898692 A JP14898692 A JP 14898692A JP 2658736 B2 JP2658736 B2 JP 2658736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシーケンサ等の自動演
奏装置あるいは自動リズム演奏装置に係り、特に自動演
奏中に演奏の表現を多段階に変更できるデータ変更機能
を有する自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動演奏装置においては、演奏順
序に従って演奏データが記憶されており、その演奏デー
タを順に読出して所定のタイミングで発音するようにし
ている。ところで、人間が演奏する場合は、同じ譜面を
演奏する場合においても、演奏の進行に連れて感情が変
化したり、聴取者の反応にさらに演奏者が反応したりす
ることで、毎回演奏の表情は異なるものである。そし
て、それが生演奏の音楽表現のよさである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の自動演奏装置は、いわばレコードを再生す
るのと同様で、記録されている内容のものを毎回正確に
再生するのみであるので、生演奏のような、その場での
感情表現ができず、単調な演奏をするのみであった。こ
の発明は、このような従来技術の欠点に鑑み、自動演奏
中に操作者の感情のままに演奏の表情を変更できるよう
にし、生演奏のような感情表現の豊かな自動演奏を行う
ことができる自動演奏装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る自動演
奏装置は、複数種類の演奏情報を含んで構成される自動
演奏データを複数系列記憶する演奏データ記憶手段と、
前記複数系列の自動演奏データ同士を各系列間で補間す
るための補間データを発生する補間データ発生手段と、
それぞれの系列の自動演奏データを前記演奏データ記憶
手段から読み出す読出手段と、読み出された複数系列の
自動演奏データにおける所定の同種類の演奏情報同士を
前記補間データに基づき補間する補間手段と、補間され
演奏情報を含む自動演奏データに基づき自動演奏音を
発生する演奏音発生手段とを備えるものである。
【0005】
【作用】 演奏データ記憶手段から複数系列の自動演奏
データが並行して読み出される。読み出された複数系列
の自動演奏データにおける所定の同種類の演奏情報同士
が、補間データ発生手段から発生される補間データに基
づき補間され、補間された演奏情報を含む自動演奏デー
タに基づく自動演奏音が発生される。公知のように、自
動演奏データは、音高情報、発音タイミング情報、音量
情報など複数種類の演奏情報を含んで構成されており、
これらの演奏情報のうち所定の同種類の演奏情報同士が
補間の対象となる。例えば、発音タイミング情報を補間
の対象とすれば、微妙に発音タイミングを異ならせた2
系列の自動演奏データにおいて発音タイミングを補間に
よって可変調整した新たな自動演奏データを得ることが
でき、演奏の「のり」を容易に制御することができる。
補間データ発生手段は、ペダル操作子のような演奏時に
リアルタイムに補間データを可変設定できるものを使用
するとよい。そうすれば、補間データを適宜変更設定す
ることによって、補間の程度を自動演奏時にリアルタイ
ムに変更できるので、複数系列の限られた自動演奏デー
タを使用するだけで、自動演奏に生演奏のような自在の
表現力を容易に与えることができるようになる
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明する。図1はこの発明に係る自動演奏装
置を適用した電子楽器の一実施例を示すハード構成ブロ
ック図である。この実施例においては、CPU10、プ
ログラムROM11、データ及びワーキングRAM12
を含むマイクロコンピュータの制御の下に各種の処理が
実行されるようになっている。この実施例では1つのC
PU10によって押鍵検出処理や自動演奏処理等を行う
電子楽器について説明する。
【0007】マイクロプロセッサユニット(CPU)1
0は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。
このCPU10に対して、データ及びアドレスバス24
を介してプログラムROM11、データ及びワーキング
RAM12、押鍵検出回路13、スイッチ検出回路1
4、アナログ−デジタル変換器(ADC)15、フロッ
ピディスクドライブ16、音源回路17及びタイマ18
が接続されている。
【0008】プログラムROM11はCPU10のシス
テムプログラムや自動演奏パターンデータや楽音に関す
る各種パラメータや各種データを格納するものであり、
リードオンリーメモリ(ROM)で構成されている。デ
ータ及びワーキングRAM12は、演奏データやCPU
10がプログラムを実行する際に発生する各種の演奏デ
ータや各種データを一時的に記憶するものであり、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域が
それぞれ割り当てられ、レジスタやフラグ等として利用
される。フロッピディスク25には、複数曲分の演奏デ
ータが記憶されており、所望の曲の演奏データをデータ
及びワーキングRAM12に転送して、その曲の演奏を
することができるようになる。
【0009】鍵盤19は、発音すべき楽音の音高を選択
するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応したキー
スイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検出装
置等のタッチ検出手段を有している。鍵盤19は音楽演
奏のための基本的な操作子であり、これ以外の演奏操作
子でもよいことはいうまでもない。
【0010】押鍵検出回路13は、発生すべき楽音の音
高を指定する鍵盤19のそれぞれの鍵に対応して設けら
れたキースイッチ回路を含むものである。この押鍵検出
回路13は、鍵盤19の離鍵状態から押鍵状態への変化
を検出してキーオンイベントを出力し、押鍵状態から離
鍵状態への変化を検出してキーオフイベントを出力する
と共にそれぞれのキーオンイベント及びキーオフイベン
トに関する鍵の音高を示すキーコード(ノートナンバ)
を出力する。押鍵検出回路13は、この他にも鍵押し下
げ時の押鍵操作速度や押圧力等を判別してベロシティデ
ータやアフタタッチデータとして出力する。
【0011】スイッチ検出回路14は、パネルスイッチ
20に設けられた各々の操作子(スイッチ)に対応して
設けられており、各々の操作子の操作状況に応じた操作
データをイベント情報として出力する。パネルスイッチ
20は、発生すべき楽音の音色、音量、音高、効果等を
選択、設定、制御するための各種の操作子を含むもので
ある。
【0012】フットペダル21は操作者の足によって操
作される操作子の一種であり、図2のように可動部材2
1aと固定部材21bとから成り、可動部材21aと固
定部材21bの成す操作角度に応じたアナログの角度信
号aを出力する。アナログ−デジタル変換器15はフッ
トペダル21から出力されるアナログの角度信号を0〜
1の値を示すデジタルのペダル信号aに変換して出力す
る。フットプダル21の踏み込み量が最大の場合に大き
さ『1』のペダル信号aが、踏み込み量が最小、すなわ
ち操作されていない場合に大きさ『0』のペダル信号a
が、踏み込み量が中間に位置する場合には0〜1の範囲
の大きさのペダル信号aがアナログ−デジタル変換器1
5から出力される。
【0013】音源回路17は、複数のチャンネルで楽音
信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス
24を経由して与えられた演奏データ(MIDI規格に
準拠したデータ)を入力し、この演奏データに基づき楽
音信号を発生する。音源回路17における楽音信号発生
方式はいかなるものを用いてもよい。例えば、発生すべ
き楽音の音高に対応して変化するアドレスデータに応じ
て波形メモリに記憶した楽音波形サンプル値データを順
次読み出すメモリ読み出し方式、又は上記アドレスデー
タを位相角パラメータデータとして所定の周波数変調演
算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるFM方
式、あるいは上記アドレスデータを位相角パラメータデ
ータとして所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サン
プル値データを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採
用してもよい。
【0014】音源回路17から発生される楽音信号は、
デジタル−アナログ変換器(DAC)22及びサウンド
システム23(アンプ及びスピーカからなる)を介して
発音される。タイマ18は時間間隔を計数したり、自動
演奏のテンポを設定したりするためのテンポクロックパ
ルスを発生するものであり、このテンポクロックパルス
の周波数はパネルスイッチ20上のテンポスイッチ(図
示していない)によって調整される。発生したテンポク
ロックパルスはCPU10に対してインタラプト命令と
して与えられ、CPU10はインタラプト処理により自
動演奏の各種処理を実行する。
【0015】図3は、フロッピディスク25からフロッ
ピディスクドライブ16及びデータ及びアドレスバス2
4を介してデータ及びワーキングRAM12に転送記憶
されている演奏データの内容を示す図である。データ及
びワーキングRAM12には複数系列の演奏データが記
憶されているが、図3では第1系列及び第2系列の演奏
データの一部の内容を図示している。演奏データはイベ
ント方式で記憶されており、オンタイミングOT、ノー
トナンバNT、ゲートタイムGT及びベロシティVで1
つの楽音の内容を示す。オンタイミングOTは、各楽音
毎の発音タイミングを示すデータであり、各小節の先頭
からのタイミングを示す数値で表される。ノートナンバ
NTは発音する音高を示すデータである。ゲートタイム
GTはその発音時間(ノートオンからノートオフまでの
時間)を示すデータである。ベロシティVは楽音の音量
を示すデータである。
【0016】例えば、第1系列の第1音に関する演奏デ
ータは、オンタイミングOT11、ノートナンバNT1
1、ゲートタイムGT11及びベロシティV11から構
成され、第2音に関する演奏データはオンタイミングO
T12、ノートナンバNT12、ゲートタイムGT12
及びベロシティV12から構成され、以下イベント発生
順に同様の演奏データがデータ及びワーキングRAM1
2に記憶されている。また、第2系列の第1音に関する
演奏データは、オンタイミングOT21、ノートナンバ
NT21、ゲートタイムGT21及びベロシティV21
から構成され、第2音に関する演奏データは、オンタイ
ミングOT22、ノートナンバNT22、ゲートタイム
GT22及びベロシティV22から構成され、以下イベ
ント発生順に同様の演奏データがデータ及びワーキング
RAM12に記憶されている。
【0017】第1系列の演奏データだけが演奏される場
合には、第1系列の第1音の演奏データが読み出され、
そのオンタイミングOT11のタイミングでノートナン
バNT11及びベロシティV11に対応した楽音の発音
処理が行われる。次に第2音の演奏データが読み出さ
れ、そのオンタイミングOT12のタイミングでノート
ナンバNT12及びベロシティV12に対応した楽音の
発音処理が行われる。以下同様にして第1系列の演奏デ
ータが次々に読み出され、発音処理が行われる。このと
き、発音開始時点からゲートタイムGT11,GT1
2,...の時間が計時され、そのゲートタイムに対応
する時間だけ経過した楽音は消音(キーオフ処理)され
る。
【0018】第2系列の演奏データだけが演奏される場
合も同様に、第2系列の第1音の演奏データ、第2音の
演奏データが順番に読み出され、そのオンタイミングO
T21のタイミングでノートナンバNT21及びベロシ
ティV21に対応した楽音の発音処理が行われ、次にオ
ンタイミングOT22のタイミングでノートナンバNT
22及びベロシティV22に対応した楽音の発音処理が
行われる。このとき、発音開始時点からゲートタイムG
T21,GT22,...の時間が計時され、そのゲー
トタイムに対応する時間だけ経過した楽音は消音(キー
オフ処理)される。この実施例において自動演奏の表現
の変更制御は、それぞれ演奏の表情の異なる第1系列及
び第2系列の演奏データのそれぞれのオンタイミングO
T、ゲートタイムGT及びベロシティVを補間処理し、
それらの中間的表情を持つ新しい演奏データを作成する
ことで達成される。
【0019】次に、マイクロコンピュータ(CPU1
0)によって実行される自動演奏装置の処理の一例を図
4及び図5のフローチャートに基づいて説明する。図4
は、マイクロコンピュータが処理するメインルーチンの
一例を示す図である。まず、電源が投入されると、CP
U10はプログラムROM11に格納されている制御プ
ログラムに応じた処理を開始する。「イニシャライズ処
理」では、データ及びワーキングRAM12内の各種レ
ジスタ及びフラグ等を初期化する。
【0020】所定の「イニシャライズ」処理を行った
後、スイッチ検出回路14及びアナログ−デジタル変換
器15(ペダル21)をスキャンしてスイッチオンイベ
ントの有無やその操作量等のデータを検出し、そのイベ
ント及び操作量に対応した「各イベント処理」を実行す
る。「その他の処理」では、パネルスイッチ20におけ
るその他の操作子の操作に基づく処理や、その他の音量
変更や鍵盤19(押鍵検出回路13)による演奏処理等
の種々の処理を行う。電源投入直後の場合、自動演奏を
行うためには、フロッピディスク25から所望の曲の演
奏データをデータ及びワーキングRAM12に転送する
か、リアルタイム書込み又はステップ書込み等の方法
で、データ及びワーキングRAM12内に演奏データを
形成する必要があるが、これらの動作は公知であるの
で、ここではすでに演奏データがデータ及びワーキング
RAM12内に記憶されているものとして説明する。
【0021】図5は、図3の第1系列及び第2系列の演
奏データを順次読み出すために、4分音符当たり96回
の割り込みに応じて実行されるタイマインタラプト処理
を示す図である。このタイマインタラプト処理は次のス
テップで順番に実行される。 ステップ51:カウント処理では、現在何小節目を演奏
中であるかをカウントアップする小節カウント処理を行
い、さらに、その小節内のどこを演奏中であるかをカウ
ントアップするビートカウント処理を行う。ビートカウ
ント処理では小節が変わる毎にカウント値がリセットさ
れる。
【0022】ステップ52:待ちフラグWAITが
『0』であるかどうかを判定し、『0』(YES)の場
合は次のステップ52に進み、『1』(NO)の場合は
ステップ5Cにジャンプする。ここで、待ちフラグWA
ITはステップ53〜5Bの処理を実行するかどうか、
すなわち新たに演奏データを読み出して補間処理を行う
かどうかを示すものであり、ステップ5Dで演奏データ
が音源回路17へ出力された場合には『0』にリセット
され、そうでない場合はステップ5Eの処理を経て常に
『1』にセットされ続ける。
【0023】ステップ53:第1バッファレジスタBF
1が『1』か『0』かを判定し、バッファレジスタBF
1が『1』の場合は第1系列バッファから演奏データ
(オンタイミングOT1n、ノートナンバNT1n、ゲ
ートタイムGT1n及びベロシティV1n)を読み出
し、第1バッファレジスタBF1を『0』にリセットす
る。逆に、第1バッファレジスタBF1が『0』の場合
は前の処理で第1系列バッファから演奏データを読み出
したということであるから、ここではシーケンスデータ
メモリ(データ及びワーキングRAM12)から第1系
列の次の演奏データを読み出す。第1系列バッファ又は
シーケンスデータメモリから読み出された第1系列の演
奏データのうち、オンタイミングOT1nが現在のカウ
ント値よりも小さいかどうかを判定し、小さい場合には
そのデータは無視して次の演奏データを読み出す。この
処理は、後述の補間処理の結果によっては、待ち時間が
次のデータのオンタイミングより大きくなってしまう場
合があることに対応する処理であるが、具体的には後述
する。すなわち、現在のカウント値よりも大きいオンタ
イミングOT1nを有する演奏データが読み出されるま
で、第1系列バッファ又はシーケンスデータメモリから
次々と第1系列の演奏データを読み出す。
【0024】ステップ54:ここでは、ステップ53と
同様の処理を第2系列のデータに対して行う。すなわ
ち、第2バッファレジスタBF2が『1』か『0』かを
判定し、第2バッファレジスタBF2が『1』の場合は
第2系列バッファから演奏データ(オンタイミングOT
2n、ノートナンバNT2n、ゲートタイムGT2n及
びベロシティV2n)を読み出し、第2バッファレジス
タBF2を『0』にリセットする。逆に、第2バッファ
レジスタBF2が『0』の場合はシーケンスデータメモ
リから第2系列の次の演奏データを直接読み出す。第2
系列バッファ又はシーケンスデータメモリから読み出さ
れた第2系列の演奏データのうち、オンタイミングOT
2nが現在のカウント値よりも小さいかどうかを判定
し、小さい場合にはそのデータは無視して次の演奏デー
タを読み出し、現在のカウント値よりも大きいオンタイ
ミングOT2nを有する演奏データが読み出されるま
で、第2系列バッファ又はシーケンスデータメモリから
次々と第2系列の演奏データを読み出す。
【0025】ステップ55:ステップ53及びステップ
54で読み出された第1系列の演奏データのオンタイミ
ングOT1nと第2系列の演奏データのオンタイミング
OT2nとの差の絶対値が『19』以下であるかどうか
を判定する。『19』は、本来同時に発音されるべき音
符か、別々に発音されるべき音符かを区別するために設
けられた閾値である。『19』以下(YES)の場合は
ステップ56に進み、『19』よりも大きい(NO)場
合はステップ5Aに進む。すなわち、ステップ53で読
み出された第1系列の演奏データの発音タイミング(オ
ンタイミングOT1n)と、ステップ54で読み出され
た第2系列の演奏データの発音タイミング(オンタイミ
ングOT2n)とが『19』に相当する時間間隔よりも
大きい場合には、両者は別々のタイミングで発音される
ものとして両者の演奏データを補間することなく、発音
タイミングの小さい方の演奏データを発音処理するため
にステップ5Aに進み、そうでない場合には両者の演奏
データは、本来一つである音符の前寄りと後寄りのデー
タとみなしてそれらを補間処理するためにステップ56
〜59に進む。ここで『19』という数値は、実用的な
数値として16分音符長『24』よりも短く、32分音
符長『12』よりも長いという観点から例示したが、こ
れに限らず、曲調によって変更したり、任意に可変設定
できるようにしてもよい。
【0026】ステップ56:ペダル信号aが『0.5』
以下であるかどうかを判定し、『0.5』以下(YE
S)の場合はステップ57に進み、そうでない(NO)
場合はステップ58に進む。すなわち、フットペダル2
1の操作量に応じて第1系列のノートナンバNT1nと
第2系列のノートナンバNT2nのどちらをノートデー
タとして採用するかを決定する。 ステップ57:ペダル信号aが『0.5』以下なので、
第1系列のノートナンバNT1nをノートレジスタNT
に格納する。 ステップ58:ペダル信号aが『0.5』より大きいの
で、第2系列のノートナンバNT2nをノートレジスタ
NTに格納する。
【0027】ステップ59:第1及び第2系列の演奏デ
ータのそれぞれのオンタイミング、ゲートタイム及びベ
ロシティをペダル信号aの値に応じて補間して、それぞ
れのオンタイミングレジスタOT、ゲートタイムレジス
タGT及びベロシティレジスタVに格納する。すなわ
ち、第2系列の演奏データのオンタイミングOT2nの
値から第1系列の演奏データのオンタイミングOT1n
の値を減算し、その減算値にペダル信号aの値を乗算
し、その乗算値に第1系列の演奏データのオンタイミン
グOT1nの値を加算し、この加算値を最終的なオンタ
イミングとしてオンタイミングレジスタOTに格納す
る。ゲートタイム及びベロシティに対しても同様の演算
を行い、その結果をゲートタイムレジスタGT及びベロ
シティレジスタVにそれぞれ格納する。これによって、
ペダル21の踏み込みが全くなされずaが『0』であれ
ば、第1系列のデータと同じものが、踏み込みがいっぱ
いになされれば、第2系列と同じものが形成されるとと
もに、踏み込みがその中間であれば、その踏み込み具合
に応じた補間データが形成される。このとき、音高を表
すノートナンバNTについては補間後の音高が音楽的に
好ましくならない場合があるので、第1系列か第2系列
のどちらかのノートナンバが選択されるようになってい
る。
【0028】ステップ5A:ステップ55の判定の結
果、第1系列の演奏データの発音タイミング(オンタイ
ミングOT1n)と、第2系列の演奏データの発音タイ
ミング(オンタイミングOT2n)とが所定時間間隔よ
りも離れており、補間して1つのデータを得るべきもの
ではなく、別々に発音すべきものと判定されたので、発
音タイミングの遅い方の演奏データすなわちオンタイミ
ングの大きい方の演奏データ(後データ)はどちらであ
るかを判定し、その演奏データの内容をバッファに記憶
する。すなわち、オンタイミングの大きい演奏データ
(後データ)が第1系列の場合には、その演奏データの
内容を第1系列バッファへ記憶し、第1バッファレジス
タBF1に『1』をセットする。逆に、オンタイミング
の大きい演奏データ(後データ)が第2系列の場合に
は、その演奏データの内容を第2系列バッファへ記憶
し、第2バッファレジスタBF2に『1』をセットす
る。
【0029】ステップ5B:オンタイミングの小さい方
の演奏データ(前データ)の内容をそれぞれのノートナ
ンバレジスタNT、オンタイミングレジスタOT、ゲー
トタイムレジスタGT及びベロシティレジスタVにセッ
トする。これは、オンタイミングの小さい方の演奏デー
タをステップ5Dで発音処理させるためである。 ステップ5C:ステップ51のカウント処理されたカウ
ンタの値と、オンタイミングレジスタOTの値とを比較
し、現時点が発音タイミングであるかどうか、すなわち
カウンタの値とオンタイミングレジスタOTの値とが一
致しているかどうかを判定し、一致している(YES)
場合はステップ5Dに進み、一致していない(NO)場
合は5Eに進む。
【0030】ステップ5D:各レジスタ(ノートナンバ
レジスタNT、ゲートタイムレジスタGT及びベロシテ
ィレジスタV)に格納されている値を音源回路17に送
出し、発音処理を行い、待ちフラグWAITを『0』に
リセットする。 ステップ5E:待ちフラグWAITに『1』をセットす
る。
【0031】次に図5のフローチャートに従った動作の
一例を説明する。ステップ51のカウント処理(小節カ
ウント処理及びビートカウンタ処理)を行い、ステップ
52で待ちフラグWAITが『0』(YES)と判定さ
れると、ステップ53及び54で図3の第1系列及び第
2系列の演奏データを読み出す。第1系列の演奏データ
のオンタイミングOT11は『4』で、ノートナンバN
T11は『37』で、ゲートタイムGT11は『20』
で、ベロシティV11は『118』であり、第2系列の
演奏データのオンタイミングOT21は『9』で、ノー
トナンバNT21は『42』で、ゲートタイムGT21
は『30』で、ベロシティV21は『98』であり、ペ
ダル信号aは『0.4』であると仮定する。ここで、オ
ンタイミングOT11及びOT21は共に現在のカウン
ト値よりも大きいものとする。
【0032】ステップ55で第1系列のオンタイミング
OT11と第2系列のオンタイミングOT21との差の
絶対値として、4−9=−5の計算から絶対値『5』を
算出する。その絶対値『5』は所定値『19』以下なの
で、ステップ56に進む。ペダル信号aは『0.5』以
下なので、ステップ57に進む。ステップ57では、第
1系列のノートナンバNT11の『37』をノートナン
バレジスタNTに格納する。
【0033】そして、ステップ59の処理を行い、オン
タイミングの値として、4+0.4×(9−4)=6の
計算から『6』を算出し、その値『6』を新たなオンタ
イミングとしてオンタイミングレジスタOTに格納す
る。ゲートタイムの値として、20+0.4×(30−
20)=24の計算から『24』を算出し、その値『2
4』を新たなゲートタイムとしてゲートタイムレジスタ
GTに格納する。ベロシティの値として、118+0.
4×(98−118)=110の計算から『110』を
算出し、その値『110』を新たなベロシティとしてベ
ロシティレジスタVに格納する。
【0034】ステップ5Cでは、オンタイミングレジス
タOTの値『6』とカウンタの値とを比較する。しか
し、両者は一致していない(NO)ので、ステップ5E
で待ちフラグWAITに『1』をセットし、リターンす
る。そして、ステップ51のカウント処理によって、カ
ウンタの値がオンタイミングOTの値『6』になるま
で、ステップ51,52,5C及び5Eを繰り返し実行
する。そして、オンタイミングレジスタOTの値『6』
とカウンタの値が一致した時点で、ノートナンバレジス
タNTの値『37』、ゲートタイムレジスタGTの値
『24』及びベロシティレジスタVの値『110』を音
源回路17に送出し、発音処理を行い、待ちフラグWA
ITを『0』にリセットする。もし、ここで、第1系列
の次のデータのオンタイミングOT12が、『5』であ
ったとすると、補間後の0Tの値『6』を待っている間
に発音すべき時刻を経過してしまうので、前述のとお
り、ステップ53,54では現在カウント値よりも小さ
い場合には無視するようにしている。
【0035】次に、第1系列の演奏データのオンタイミ
ングと第2系列の演奏データのオンタイミングの値の差
の絶対値が『19』よりも大きい場合について説明す
る。第1系列の演奏データのオンタイミングOT11が
『4』で、第2系列の演奏データのオンタイミングOT
21が『24』であり、他のデータは前述の場合と同様
であると仮定する。すると、ステップ55で第1系列の
オンタイミングOT11と第2系列のオンタイミングO
T21との差の絶対値として、4−24=−20の計算
から『20』を算出する。その絶対値『20』は所定値
『19』よりも大きいので、ステップ5Aに進む。第1
系列及び第2系列の演奏データのうちオンタイミングの
値が大きいのは第2系列の演奏データなので、第2系列
の演奏データを全て第2系列バッファに記憶し、第2バ
ッファレジスタBF2に『1』をセットする。そして、
ステップ5Bでは、オンタイミングの値が小さい方のデ
ータ、すなわち第1系列の演奏データをオンタイミング
レジスタOT、ノートナンバレジスタNT、ゲートタイ
ムレジスタGT及びベロシティレジスタVに格納する。
従って、オンタイミングレジスタOTには『4』が、ノ
ートナンバレジスタNTには『37』が、ゲートタイム
レジスタGTには『20』が、そしてベロシティレジス
タVには『118』がそれぞれ格納される。
【0036】ステップ5Cでは、オンタイミングレジス
タOTの値『4』とカウンタの値とを比較する。しか
し、両者は一致していない(NO)ので、ステップ5E
で待ちフラグWAITに『1』をセットし、リターンす
る。そして、ステップ51のカウント処理によって、カ
ウンタの値がオンタイミングOTの値『4』になるま
で、ステップ51,52,5C及び5Eを繰り返し実行
する。オンタイミングレジスタOTの値『4』とカウン
タの値が一致した時点で、ノートナンバレジスタNTの
値『37』、ゲートタイムレジスタGTの値『20』及
びベロシティレジスタVの値『118』を音源回路17
に送出し、発音処理を行い、待ちフラグWAITを
『0』にリセットする。
【0037】そして、次のステップ53の処理では、第
1バッファレジスタBF1は『0』なので、シーケンス
データメモリから第1系列のデータを読み出し、ステッ
プ54の処理では、第2バッファレジスタBF2は
『1』なので、ステップ5Aで格納された演奏データを
第2系列バッファから読み出す。以後、同様の処理を繰
り返すようになる。
【0038】なお、上述の実施例では電子楽器について
説明したが、自動演奏処理を行うシーケンサモジュール
と、押鍵検出回路や音源回路からなる音源モジュールと
がそれぞれ別々に構成され、各モジュール間のデータの
授受を周知のMIDI規格で行うように構成されたもの
にも同様に適用できることは言うまでもない。押鍵検出
回路13及び鍵盤19の代わりにコンピュータ等を接続
し、所望の演奏データを入力するようにしてもよい。
【0039】上述の実施例では、フットペダル21から
は0〜1の範囲の正の値が出力される場合について説明
したが、踏み込み位置が中間の場合に0が出力され、そ
こから前後に移動することによって+1〜−1の値が出
力されるようにしてもよい。また、1より大きな値を出
力するようにしてもよい。
【0040】実施例では、全ての演奏データに対して補
間処理を行う場合について説明したが、これに限らず、
演奏データの中の特定のデータ、例えばオンタイミング
に関する演奏データのみを補間し、これ以外の演奏デー
タに関しては第1又は第2系列のデータに基づいて発音
処理を行うようにしてもよい。上述の実施例では、ペダ
ル信号aに基づいてノートナンバを第1系列又は第2系
列の演奏データから選択していたが、パネルスイッチ等
でどちらのノートナンバを優先させるかを決定するよう
にしてもよい。
【0041】上述の実施例では、補間データをペダルで
リアルタイムに変化させる場合について説明したが、こ
れに限らず、演奏曲毎に又は小節単位毎にデータとして
持たせても,設定可能にしてもよいし、ボリュームスラ
イダ等のその他の操作子によって変化可能としてもよ
い。また、一度実際に演奏しながら行った補間データの
リアルタイム変化をそのままメモリ等に記憶しておき、
演奏時にそれを再生処理してもよい。さらに、複数の自
動演奏データパターンをシーケンス化して演奏曲を構成
するようにしても良い。その場合、第1系列用パターン
と第2系列用パターンをワンセット化して記憶しておく
とよい。
【0042】上述の実施例では、第1系列と第2系列の
演奏データとの間に特に相関性がなく独立したものを用
いても必ず何らかの補間データが得られるようにした
が、音楽的に有効に表現変化を得るために、互いに専用
のデータを系列それぞれに当てはめるとよい。その場
合、補間されるべきデータ間に対応関係をはっきりさせ
るよう別途、順序データを記憶しておくとよい。そうす
れば上述の実施例図5ステップ55で用いた閾値などの
判定は必要なくなる。上述の実施例では、2系列の演奏
データの間を補間する場合について説明したが、これに
限らず、これ以上(3系列以上)の演奏データの間を補
間してもよいし、複数系列の演奏データの中から適当な
2系列を選択し、それらの間を補間してもよい。上述の
実施例では、演奏データとして発音のイベントがあるタ
イミングについてのみ、音高情報、発音制御情報を付与
して記憶するイベント方式を例に説明したが、これに限
らず、すべてのテンポクロックに対応するアドレスに音
高情報、発音制御情報を順次記憶するベタ方式にも適用
できることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、演奏処理される演奏
データに所望の変化を与えたり、個々の楽音の発音タイ
ミングに微妙な変化を与えたりすることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る自動演奏装置を適用した電子
楽器の一実施例を示すハード構成ブロック図である。
【図2】 図1のフットペダルの角度信号出力の概念を
示す図である。
【図3】 図1のデータ及びワーキングRAMに記憶さ
れている演奏データの内容を示す図である。
【図4】 マイクロコンピュータが処理するメインルー
チンの一例を示す図である。
【図5】 図3の演奏データを順次読み出して発音処理
を行うために、4分音符当たり96回の割り込みで実行
されるタイマインタラプト処理を示す図である。
【符号の説明】
10…CPU、11…プログラムROM、12…データ
及びワーキングRAM、13…押鍵検出回路、14…ス
イッチ検出回路、15…アナログ−デジタル変換器、1
6…フロッピディスクドライブ、17…音源回路、18
…タイマ、19…鍵盤、20…パネルスイッチ、21…
ペダル、22…デジタル−アナログ変換器、23…サウ
ンドシステム、24…データ及びアドレスバス、25…
フロッピディスク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の演奏情報を含んで構成される
    自動演奏データを複数系列記憶する演奏データ記憶手段
    と、前記複数系列の自動演奏データ同士を各系列間で補間す
    るための補間データを発生する補間データ発生手段と、 それぞれの系列の自動演奏データを前記演奏データ記憶
    手段から読み出す読出手段と、 読み出された複数系列の自動演奏データにおける所定の
    同種類の演奏情報同士を前記補間データに基づき補間す
    る補間手段と、 補間された演奏情報を含む自動演奏データに基づき自動
    演奏音を発生する演奏音発生手段とを備える自動演奏装
    置。
  2. 【請求項2】 前記補間手段における補間の対象となる
    所定の種類の演奏情報は発音タイミング情報である請求
    項1に記載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記複数系列の自動演奏データに基づき
    所定の範囲内の近接した若しくは同じ発音タイミング内
    に位置する音であることを判定する手段を備え、前記補
    間手段では、そのように判定された音に関して、前記所
    定の同種類の演奏情報同士を補間する請求項1又は2に
    記載の自動演奏装置。
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