JP2658345B2 - 超音波式距離測定装置 - Google Patents

超音波式距離測定装置

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JP2658345B2
JP2658345B2 JP1716589A JP1716589A JP2658345B2 JP 2658345 B2 JP2658345 B2 JP 2658345B2 JP 1716589 A JP1716589 A JP 1716589A JP 1716589 A JP1716589 A JP 1716589A JP 2658345 B2 JP2658345 B2 JP 2658345B2
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俊樹 山根
秀夫 森
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Matsushita Electric Works Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルス列からなる超音波を親器と子器との
間で送受信して距離を測定する超音波式距離測定装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
この種の超音波を用いた距離測定装置としては、親器
と子器との間で超音波パルスを送受信して、送受信に要
する時間から距離を測定する超音波式距離測定装置があ
る。この超音波式距離測定装置は光や電波を用いた距離
測定装置に比べて伝送速度が遅いため、比較的容易に距
離を測定できることが知られている。
このような超音波式距離測定装置の一方式を第5図及
び第6図を用いて説明する。第5図の超音波式距離測定
装置は車両A1,A2の車間距離を測定するために用いたも
ので、両車両A1,A2に超音波センサ1,2を設けてある。な
お、以下の説明においては便宜上車両A1の超音波センサ
1を親器とよび、車両A2の超音波センサ2を子器と呼
ぶ。また、親器1及び子器2の間の送受信はパルス列か
らなる超音波を用いて行っている。親器1から送信され
る第6図(a)に示すパルス列P1からなる超音波は、空
気中を伝播して同図(b)に示すように時間t1だけ遅れ
て受波R1として子器2に受信される。子器2は受信後に
時間t0だけ待って同図(c)に示すようにパルス列P2
らなる超音波を送信し、同図(d)に示すように時間t2
だけ遅れて親器1に受波R2として受信される。親器1に
は子器2の送波待ち時間t0が予め与えられているので、
親器1および子器2の間の距離dは、 d=(t−t0)÷2×c または、d=(t1+t2)÷2×c (但し、cは音速) で求められる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の待ち時間t0は、送波後自己の送波の
反射(多重回反射)の影響がなくなるまで待つためのも
のであるが、一般に多重回反射は、超音波センサの周囲
の状態や温度等に大きく影響されるため十分に余裕を持
たせた長めの時間に設定していた。従って、多重回反射
が比較的短い時間内で終わってしまう状況においても、
待ち時間t0が固定されているため、検知時間が長くなっ
てしまうという問題点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであって、そ
の目的とするところは、多重回反射等の影響を受けず
に、検知時間も短くなるような超音波式距離測定装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、パルス列からなる超音波を親器より送信
し、前記超音波を子器にて受信して、予め設定した送波
待ち時間だけ経過した後、前記子器から前記親器にパル
ス列からなる超音波を返信し、前記親器からの超音波の
送信時点から、前記子器から返信された超音波を前記親
器が受信するまでに要する時間によって、前記親器と前
記子器との間の距離を測定する超音波式距離測定装置に
おいて、前記親器では、多重回反射測定用の超音波を、
距離測定用の超音波の送波パルスパターンと異なるパタ
ーンの送波パルス列として送波し、多重回反射の測定結
果により、前記送波待ち時間を可変するようにしたこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の超音波式距離測定装置では、親器において、
距離測定用の超音波の送波以外に、例えば定期的に多重
回反射測定用の超音波を送波する。ただし、両者の超音
波は、各々の送波パルス列のパターンが異なったものと
しており、識別できるようになっている。親器において
測定した多重回反射の状態に対応して、親器および子器
の送波待ち時間を変更することにより、多重回反射の影
響を防止しながら、かつ検知時間を短くするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明の超音波式距離測定装置の一実施例を
示すブロック図である。本実施例の超音波式距離測定装
置は、車両A1,A2の車間距離を測定するために用いたも
ので、両車両A1,A2に超音波センサ1,2を設けてある。な
お、以下の説明においては便宜上車両A1の超音波センサ
1を親器とよび、車両A2の超音波センサ2を子器と呼
ぶ。また、親器1および子器2の間の送受信はパルス列
からなる超音波を用いて行っている。
親器1において、3は変調回路で、後述の受信回路8
からの信号により、子器2の送波待ち時間および受波ゲ
ート開始時刻(本実施例では両者は同じ値とする。)の
情報を含んだ超音波の送波パルス列を決定するものであ
る。第3図は送波パルス列の一例である。2つのパルス
列P11、P12(超音波のトーンバースト波)間の時間間隔
を可変とするものである。例えば子器2の送波待ち時間
を3種類に設定可能としたい場合、2つのパルス列
P11、P12間の時間間隔を、同図(a)の時間間隔D1、同
図(b)の時間間隔D2、図(c)の時間間隔D3のように
選び、これらの時間間隔D1、D2、D3の各々に3種類の送
波待ち時間を対応させておけばよい。また、第4図はパ
ルス列の別の一例で、この場合は一定の時間間隔でパル
ス列P11、P12、P13の有無により情報を送るもので、同
図(a)〜(d)により4種類の送波待ち時間が設定で
きる。
4は送信回路で、変調回路3で決定したパルス列から
なる超音波信号を生成する。
5は送波駆動回路で、送信回路4で得られた超音波信
号が超音波振動子6を充分に駆動できるものとなるよう
に増幅する回路である。なお、本実施例では超音波振動
子6は送波一体型のものを用いているが、送波専用、受
波専用の2つの超音波振動子を用いても何等さしつかえ
ない。
7は受波ゲート回路で、後述の受信回路8からの信号
により、親器1の受波ゲートを設定するとともに、受波
ゲート内に入った反射波の情報を受信回路8に送出す
る。
8は受信回路で、受波ゲート回路7からの受波信号を
増幅し、予め設定しておいた送波待ち時間(送波からの
遅れ時間)を用いて、前述の計算式により親器1及び子
器2の間の距離を求め、表示器(図示せず)等に距離を
出力するとともに、変調回路3および受波ゲート回路7
に送波待ち時間および受波ゲート開始時刻を設定するた
めの信号を送出する回路である。
ここで、送波待ち時間および受波ゲート開始時刻の設
定のしかたを説明する。電源投入時や一定時間毎(例え
ば1時間毎)に多重回反射の状態を調べるための多重回
反射測定用の超音波パルスを親器1より送波する。この
超音波パルスのパルス列パターンは、距離測定時のパル
ス列パターンとは識別可能なものにし、子器2が誤って
受信し、返信してしまわないようにする。親器1では、
多重回反射測定用の超音波パルス送波後、多重回反射検
知ゲートを開き、反射パルスを受波する。この多重回反
射検知ゲートは通常の受波ゲートと比べて十分に長い時
間(例えば0.5秒)に設定する。前記反射パルスが多重
回反射検知ゲートのどの位置まで存在したかにより、次
回の距離測定時の送波待ち時間および受波ゲート開始時
刻を決定する。即ち、多重回反射が早く消えていれば送
波待ち時間および受波ゲート開始時刻を早めるようにす
ればよいし、逆の場合は遅めるように設定すればよい。
例えば、送波後50msまで反射パルスが存在したとする
と、送波待ち時間等は(50+α)msにする。αは余裕時
間であり、実験等により求められる。
子器2において、受波ゲート回路7は、後述の復調回
路9からの信号に基づき、受波ゲートGを開くのであ
る。さらに、受波ゲート回路7では、親器1から送られ
てくる距離測定用の超音波の送波パルス列のパターンを
記憶しておき、このパターンと同じパターンの受波信号
が受波ゲート内に入ったときだけ、受波信号を受波回路
8へ送るとともに、復調回路9からの信号により送波待
ち時間を、送信回路8に与える。受信回路8は、受波ゲ
ート回路7からの受波信号により、送信回路4にトリガ
信号を送出する。送信回路4では、受信回路8のトリガ
信号を受けてから、受波ゲート回路7より入力された送
波待ち時間後に、返信信号を、送波駆動回路5に送出す
る。送波駆動回路5では、送信回路4で得られた超音波
信号が超音波振動子6を十分に駆動できるものとなるよ
うに増幅する。復調回路9は、親器1の変調回路3によ
り変調された信号を復調し、送波待ち時間および受波ゲ
ート開始時刻の情報を受波ゲート回路7に送出するもの
である。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第2図は、本発明の超音波式距離測定装置の動作説明
のためのタイミングチャートである。親器1において、
送信回路4は変調回路3により設定されたパルス列パタ
ーンから超音波パルス列、例えば、第3図(b)のよう
なパターンのパルス列P11、P12を生成し、送波駆動回路
5で増幅して超音波振動子6から送信する。
親器1は第2図(a)において、超音波パルス列
P11、P12を送信した後、時間tdだけ待ってから受波ゲー
トGを開く。この時間tdは取り敢えず適当な値を用い
る。第3図(b)のパルス列パターンの時間D2は、この
時間tdと対応したものとする。
子器2は第2図(b)に示すように親器1から送出さ
れた送波パルス列P11、P12を超音波パルス列R11、R12
して受信する。このとき、受信した超音波パルス列
R11、R12は、受波ゲート回路7、受信回路8を介して、
復調回路9に入力され、復調される。その結果、パルス
列P11、P12間の間隔情報である時間D2と対応した時間td
の情報を得て、この時間tdを、受波ゲート回路7に送波
待ち時間および受波ゲート開始時刻の情報として送出す
る。受波ゲート回路7では、受波ゲート開始時刻tdを設
定するとともに、送信回路4に送波待ち時間tdの情報を
送出する。送信回路4では、受信回路8からのトリガ信
号が入力してから送波待ち時間td後に返信パルス列
P11′、P12′の超音波信号を送波駆動回路5に送出し、
送波駆動回路5で増幅し、超音波振動子6から親器1に
向けて返信する。この返信用の超音波パルス列P11′、P
12′は親器1からの送波パルス列と全く同じものでよい
が、それに限らない。
親器1は子器2からの返信信号を受けるが、送波パル
ス列P11、P12を送波してから時間td後に開かれる受波ゲ
ートG内にある受波信号について、以下の動作を行う。
受波ゲート回路7で、受波ゲート内にある受波パルス
を検出し、受信回路8で、親器1の送波パルスからの時
間遅れより、親器1と子器2間の距離を求める。
ここで、親器1が、ある時刻に、多重回反射測定用の
超音波パルスP′を送波したとする。この超音波パルス
P′は、距離測定用の超音波パルス列のパターンとは異
なったパターンのものを用い、識別できるようになって
いる。即ち、距離測定用の超音波信号が2つのパルスP
11、P12からなっており、これと識別できるように、多
重回反射測定用の超音波パルスP′は、1つのパルス列
からなっている。超音波パルスP′に対して、子器2で
は、通常の距離測定用の超音波パルスと異なっているの
で、受波ゲートG内に受波信号が入っても、返信は行わ
ない。超音波パルスP′の多重回反射による最終の受波
信号R′(第2図(a)において、受波信号R′より前
の多重回反射による受波信号は、図上の記載を省略して
ある。)の受波ゲートG′内の位置により、次の送波待
ち時間および受波ゲート開始時刻を決定する。今の場
合、比較的早い位置で受波信号R′が終わっているの
で、送波待ち時間、受波ゲート開始時刻をこれまでのtd
からtd′へと短くするために、時間tdと対応した時間D1
の情報が含まれたパルス列(第3図(a)のP11、P12
を超音波信号として、親器1から子器2へと送出する。
この超音波信号を受信した子器2は、送波待ち時間と受
波ゲート開始時刻とをtd′に変更して、以上の動作を繰
り返す。
本実施例では、送波待ち時間tdが一定でなく、多重回
反射の状態に対応して変わるので、多重回反射の影響を
防止しながら、多重回反射が比較的短い時間で終わって
いる場合は、検知時間を短くできるのである。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、パルス列からなる超
音波を親器より送信し、前記超音波を子器にて受信し
て、予め設定した送波待ち時間だけ経過した後に、前記
子器から前記親器にパルス列からなる超音波を返信し、
前記親器からの超音波の送信時点から、前記子器から返
信された超音波を前記親器が受信するまでに要する時間
によって、前記親器と前記子器との間の距離を測定する
超音波式距離測定装置において、前記親器では、多重回
反射測定用の超音波を、距離測定用の超音波の送波パル
スパターンと異なるパターンの送波パルス列として送波
し、多重回反射の測定結果により、前記送波待ち時間を
可変するようにしたので、多重回反射等の影響を受けず
に、検知時間も短くなるような超音波式距離測定装置が
提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、 第2図は、同上の動作を説明するためのタイムチャー
ト、 第3図、第4図は、同上に係る送波パルスパターン図、 第5図は、従来例を示す模式図、 第6図は、同上の動作を説明するためのタイムチャート
である。 1……親器、2……子器 3……変調回路、4……送信回路 5……送波駆動回路、6……超音波振動子 7……受波ゲート回路、8……受信回路 9……復調回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス列からなる超音波を親器より送信
    し、前記超音波を子器にて受信して、予め設定した送波
    待ち時間だけ経過した後に、前記子器から前記親器にパ
    ルス列からなる超音波を返信し、前記親器からの超音波
    の送信時点から、前記子器から返信された超音波を前記
    親器が受信するまでに要する時間によって、前記親器と
    前記子器との間の距離を測定する超音波式距離測定装置
    において、前記親器では、多重回反射測定用の超音波
    を、距離測定用の超音波の送波パルスパターンと異なる
    パターンの送波パルス列として送波し、多重回反射の測
    定結果により、前記送波待ち時間を可変するようにした
    ことを特徴とする超音波式距離測定装置。
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