JP2658284B2 - 排気ガス再循環装置 - Google Patents

排気ガス再循環装置

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JP2658284B2
JP2658284B2 JP63270377A JP27037788A JP2658284B2 JP 2658284 B2 JP2658284 B2 JP 2658284B2 JP 63270377 A JP63270377 A JP 63270377A JP 27037788 A JP27037788 A JP 27037788A JP 2658284 B2 JP2658284 B2 JP 2658284B2
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康広 槙林
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、エンジンの排気系から吸気系へ排気ガスを
再循環させる排気ガス再循環装置に関する。
「従来の技術」 従来、排気ガス再循環装置は、ハウジングに少なくと
も一端を開口させて形成した第1ボアと、この第1ボア
の所要位置に設けたバルブシートと、上記第1ボアの開
口部分においてハウジングに設けたダイアフラムケース
と、このダイアフラムケース内に設けられて該ダイアフ
ラムケース内に圧力室を区画形成するダイアフラムと、
上記第1ボア内に軸方向に摺動自在に配設して一端部を
上記ダイアフラムに連結した作動ロッドと、この作動ロ
ッドの他端部に設けられ、上記ダイアフラムの変位によ
り上記バルブシートに接離されて第1ボアを開閉するバ
ルブと、上記第1ボアの開口部側に設けられ、上記作動
ロッドを摺動自在に案内するブシュと、このブシュより
もバルブシート側に設けられ、該第1ボアと上記作動ロ
ッドとの間の気密を保持するシール手段と、上記ハウジ
ングに形成され、上記バルブシートとシール手段との間
において第1ボアに開口する第2ボアとを備え、上記各
ボアに排気ガスを流通させるようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記構成の排気ガス再循環装置におい
ては、上記第2ボアが第1ボアに開口するようになって
いるため、両ボア間を流動する排気ガスはその開口部の
部分で急激に流れの方向が変わるようになり、したがっ
てその開口部の部分にデポジットが溜り易く、それによ
って排気ガスの還流率が変動する危険性があった。また
上記構成では、上記バルブシートとバルブとの距離に応
じて一義的に流路面積が決定されてしまうため、上記還
流率の設定の自由度が小さいという欠点もあった。
「課題を解決するための手段」 本発明はそのような欠点に鑑み、上記構成を有する排
気ガス再循環装置において、上記第1ボア内に、上記バ
ルブシートとシール手段との間において、端面を上記シ
ール手段側に向けた有底筒状の筒状部材を嵌合し、上記
端面に穿設した貫通孔内に上記作動ロッドを摺動自在に
貫通させて上記バルブを筒状部材内に位置させるととも
に、該バルブが上記バルブシートより所定距離以上離隔
した際に該バルブを上記貫通孔内に遊嵌合させて該貫通
孔とバルブとの間の流路面積を制御させ、さらに上記筒
状部材の外周面で上記第2ボアの開口部の一部を閉鎖さ
せてその開口部に絞り部を形成するようにし、さらに上
記シール手段を、上記ハウジングに固定されてバルブシ
ート側に突出し、上記ブシュとの間に空間を形成する概
略皿状の受け部材と、この受け部材の内部の空間内に配
置したリング状のプレートと、このプレートの上面に重
合されて下方が開口したカップ状部材と、上記プレート
の下面に重合されて上方が開口したカップ状部材とから
構成し、上記受け部材、プレートおよび両カップ状部材
に上記作動ロッドを摺動自在に貫通させたものである。
「作用」 上記構成によれば、第2ボアの開口部に形成された絞
り部によりその部分における排気ガスの流速を増大させ
ることができるので、従来に比較してその開口部分にデ
ポジットが溜るのを防止でき、したがって排気ガスの還
流率が変動する危険性を低減することができる。また、
上記バルブとバルブシートとの距離の他に、バルブと筒
状部材の貫通孔との相対位置によっても排気ガスの流路
面積を制御できるので、その還流率の設定の自由度を大
きくすることができる。
そして上記筒状部材は、上記絞り部を形成するための
部材および排気ガスの流路面積を制御するための部材を
兼用しているので、両者を別個の部材から構成した場合
に比較してコストダウンを図ることができる。
さらに、上記シール手段は、受け部材と、リング状プ
レートと、2つのカップ状部材とを備えているので、排
気ガスの吹き上げを軽減してデポジットによる作動ロッ
ドとブシュとの固着を効果的に防止することができる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、ハウジ
ング1に上方を開口させた第1ボア2を上下方向に形成
するとともに、この第1ボア2の途中に開口する第2ボ
ア3と、第1ボア2の下端部が開口する第3ボア4とを
それぞれ水平方向に形成し、それら各ボア2〜4によっ
て概略U字状の排気ガス再循環通路5を形成している。
上記第2ボア3の開口部は排気ガス排出口5aとして、
また第3ボア4の開口部は排気ガス導入口5bとしてあ
り、排気ガス排出口5aをエンジンの吸気系に、排気ガス
導入口5bをエンジンの排気系にそれぞれ接続することに
より、上記排気ガス導入口5bから排気ガス排出口5aへ第
3ボア4、第1ボア2および第2ボア3を介して排気ガ
スを流通させることができるようにしている。
上記ハウジング1の第1ボア2の開口部分には該ハウ
ジング1と一体にロワーケース10を形成してあり、この
ロワーケース10の外周にアッパーケース11を取付けて両
ケース10、11でダイアフラムケース12を構成している。
上記ダイアフラムケース12内にはダイアフラム13を収
容してあり、このダイアフラム13の外周部を上記ロワー
ケース10とアッパーケース11とによって挟持させること
により、ダイアフラムケース12内に上下に負圧室14と大
気圧室15とを区画形成している。そして上記負圧室14は
導管16を介して図示しないエンジンの吸気系に連通さ
せ、また大気圧室15はロワーケース10に形成した図示し
ない開口を介して大気に連通させている。
上記ダイアフラム13の中央部にはその上下にプレート
20、21を重合するとともに、上方のプレート20の上面に
ワッシャ22を重合させ、それらプレート20、21、ダイア
フラム13およびワッシャ22に下方から作動ロッド23の上
端部を貫通させて該作動ロッド23に形成したフランジ部
23aを下方のプレート21に当接させ、かつ作動ロッド23
の上端部をカシメてそれらを一体的に連結している。
上記作動ロッド23の下端部は上記第1ボア2の軸方向
に沿って下方に伸びており、上記第1ボア2の上方開口
部に設けたブシュ24、およびこのブシュ24の下部に配置
されてその部分をシールするシール手段25をそれぞれ摺
動自在に貫通し、かつその下端部に一体にバルブ26を備
えている。
上記バルブ26は、上記アッパーケース11とダイアフラ
ム13との間に弾装した圧縮ばね27により下方に付勢さ
れ、通常は上記第2ボア3と第3ボア4内との間におい
て上記第1ボア2内に設けたバルブシート28に着座し
て、上記排気ガス再循環通路5を閉じている。
上記シール手段25は、下方に突出した概略皿状の受け
部材30を備えており、この受け部材30の内部に、リング
状のプレート31と、該プレート31の上面に重合させた下
方が開口したカップ状部材32と、上記プレート31の下面
に重合させた上方が開口したカップ状部材33とを収容
し、それら受け部材30、プレート31および両カップ状部
材32、33に上記作動ロッド23を摺動自在に貫通させてい
る。
また、上記受け部材30上に上記ブシュ24を載置させる
とともに、該ブシュ24上にワッシャ34を載置し、さらに
カシメにより上記受け部材30、ブシュ24およびワッシャ
34を一体にハウジング1に固定している。
然して、上記第1ボア2内に、上記バルブシート28と
シール手段25との間において、端面を上記シール手段25
側に向けた有底筒状の筒状部材36を嵌合し、上記端面に
穿設した貫通孔36a内に上記作動ロッド23を摺動自在に
貫通させて上記バルブ26を筒状部材36内に位置させてい
る。
そして上記バルブ26がバルブシート28よりも上方に所
定距離以上離隔した際には、該バルブ26を上記貫通孔36
a内に遊嵌合するようにし、それによって上記バルブ26
がバルブシート28から上方に変位した際には、その部分
の流路面積を増大させるとともに、該バルブ26と貫通孔
36aとの間の流路面積を所要面積まで絞らせるようにし
ている。したがって、筒状部材36が無い場合に比較し
て、流路面積の制御の自由度が、つまり排気ガスの還流
率の設定の自由度を大きくすることができる。
さらに、上記筒状部材36は上記第2ボア3の第1ボア
2への開口部に望ませてあり、その筒状部材36の外周面
で上記第2ボア3の開口部の一部を閉鎖させてその部分
に絞り部37を形成している。
したがって以上の構成によれば、上記排気ガス導入口
5bから導入された排気ガスは、第3ボア4から第1ボア
2内に流入してバルブ26とバルブシート28との間隙、お
よびバルブ26と貫通孔36aとの間隙を流通し、さらに絞
り部37を介して第2ボア3内に流入し、上記排気ガス排
出口5aからエンジンの吸気系へ流動する。
そして上記絞り部37を流通する排気ガスはその絞り部
37によって流速が増大されるので、排気ガスが第1ボア
2から折れ曲がった第2ボア3へ流動することによる流
速の低下を補償するようになる。したがって、従来に比
較してその開口部分にデポジットが溜るのを防止するこ
とができ、デポジットが溜ることによって生じる排気ガ
スの還流率が変動する危険性を低減することができる。
また、上記筒状部材36は、排気ガスの流路面積を制御
するための部材と同時に、上記絞り部37を形成するため
の部材を兼用しているので、両者を別個の部材から構成
した場合に比較してコストダウンを図ることができる。
さらに上記筒状部材36を、上記第2ボア3の開口部の
一部を閉鎖するように設けることにより、その閉鎖分だ
け作動ロッド23の軸方向寸法を小さくすることが可能と
なり、したがって排気ガス再循環装置の小型化を図るこ
とが可能となる。そしてその小型化に伴うバルブシート
28とシール手段25との近接化、および上記絞り部37によ
る排気ガスの流速の増大に対応して、上記シール手段25
を受け部材30、プレート31および両カップ状部材32、33
から構成することにより、効果的に排気ガスの漏洩を防
止することができる。
「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、絞り部を形成するこ
とによってその部分にデポジットが溜るのを防止するこ
とができるので、それにより排気ガスの還流率の変動を
防止することができる。そして上記バルブとバルブシー
トとの距離の他に、バルブと筒状部材の貫通孔との相対
位置によっても排気ガスの流路面積を制御できるので、
その還流率の設定の自由度を大きくすることができ、さ
らにその筒状部材は、排気ガスの流路面積を制御するた
めの部材と同時に、上記絞り部を形成するための部材を
兼用しているので、両者を別個の部材から構成した場合
に比較してコストダウンを図ることができるといった効
果が得られる。
さらに、上記シール手段は、受け部材と、リング状プ
レートと、2つのカップ状部材とを備えているので、排
気ガスの吹き上げを軽減してデポジットによる作動ロッ
ドとブシュとの固着を効果的に防止することができると
いう効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す平面図である。 1……ハウジング、2……第1ボア 3……第2ボア、5……排気ガス再循環通路 13……ダイアフラム、12……ダイアフラムケース 14……負圧室、15……大気圧室 23……作動ロッド、25……シール手段 26……バルブ、28……バルブシート 36……筒状部材、36a……貫通孔 37……絞り部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに少なくとも一端を開口させて
    形成した第1ボアと、この第1ボアの所要位置に設けた
    バルブシートと、上記第1ボアの開口部分においてハウ
    ジングに設けたダイアフラムケースと、このダイアフラ
    ムケース内に設けられて該ダイアフラムケース内に圧力
    室を区画形成するダイアフラムと、上記第1ボア内に軸
    方向に摺動自在に配設して一端部を上記ダイアフラムに
    連結した作動ロッドと、この作動ロッドの他端部に設け
    られ、上記ダイアフラムの変位により上記バルブシート
    に接離されて第1ボアを開閉するバルブと、上記第1ボ
    アの開口部側に設けられ、上記作動ロッドを摺動自在に
    案内するブシュと、このブシュよりもバルブシート側に
    設けられ、該第1ボアと上記作動ロッドとの間の気密を
    保持するシール手段と、上記ハウジングに形成され、上
    記バルブシートとシール手段との間において第1ボアに
    開口する第2ボアとを備え、上記各ボアに排気ガスを流
    通させるようにした排気ガス再循環装置において、 上記第1ボア内に、上記バルブシートとシール手段との
    間において、端面を上記シール手段側に向けた有底筒状
    の筒状部材を嵌合し、上記端面に穿設した貫通孔内に上
    記作動ロッドを摺動自在に貫通させて上記バルブを筒状
    部材内に位置させるとともに、該バルブが上記バルブシ
    ートより所定距離以上離隔した際に該バルブを上記貫通
    孔内に遊嵌合させて該貫通孔とバルブとの間の流路面積
    を制御させ、さらに上記筒状部材の外周面で上記第2ボ
    アの開口部の一部を閉鎖させてその開口部に絞り部を形
    成し、 また上記シール手段を、上記ハウジングに固定されてバ
    ルブシート側に突出し、上記ブシュとの間に空間を形成
    する概略皿状の受け部材と、この受け部材の内部の空間
    内に配置したリング状のプレートと、このプレートの上
    面に重合されて下方が開口したカップ状部材と、上記プ
    レートの下面に重合されて上方が開口したカップ状部材
    とから構成し、上記受け部材、プレートおよび両カップ
    状部材に上記作動ロッドを摺動自在に貫通させたことを
    特徴とする排気ガス再循環装置。
JP63270377A 1988-10-26 1988-10-26 排気ガス再循環装置 Expired - Lifetime JP2658284B2 (ja)

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JPH02115561A JPH02115561A (ja) 1990-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5677539A (en) * 1979-11-28 1981-06-25 Toyota Motor Corp Exhaust-gas recirculating device

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JPH02115561A (ja) 1990-04-27

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