JP2657695B2 - 絶縁膜とその製造方法 - Google Patents

絶縁膜とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、五酸化タンタルを主体とする絶縁膜及びそ
の製法に係わり、特にエレクトロルミネセンス(EL)素
子、薄膜コンデンサなどの電子デバイスに好適な五酸化
タンタル絶縁膜に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子デバイスの絶縁膜としては、SiO2が代表的
なものであつた。しかし、近年における電子デバイスの
高性能化に伴い、さらに高性能な絶縁膜、具体的には、
電気絶縁性が良好で、高誘電率かつ耐電圧特性が良好な
絶縁膜が要求されている。このような動きの中でSiO2
代わる材料として五酸化タンタル(Ta2O5)が注目を集
めている。Ta2O5はSiO2と比較し、高い誘電率を持ち(S
iO2:ε=3〜4,Ta2O5:ε=20〜27)また、化学的にも安
定な化合物であり、電子デバイス用の絶縁膜として期待
されているものである。
これまでのTa2O5膜は、ジヤーナル オブ サイエン
ス テクノロジーA,第1巻3号(1985年)第1362頁〜第
1366頁(J.Voc.Sci Technol.A,Vol.No3(1985)pp1362
〜1366)に示されているような物理的成膜法であるスパ
ツタ法やジヤーナル オブ エレクトロケミエル ソサ
イアテイ,120巻,(1973年),927頁(J.Electro−chem.
Soc.,120,(1973),pp927)に示されているような化学
的成膜法であり、気相反応を利用するCVD法により作製
されている。
一方、上記成膜法とは異なる液相法、マテリアル リ
サーチ ソサイアテイ シンポジウム プロシーデイン
グ,73巻(1986年)725頁〜730頁(Mat.Res.Symp.Proc.7
3,(1986),pp725〜730)に示されているようなゾル・
ゲル法によるTa2O5膜の成膜もなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術のうち、スパツタ法は高真空下
での成膜法であり、酸素欠陥の多い膜が生成し化学量論
組成の膜が得られない、また、スパツタガスとして使用
されるアルゴンガスなどが膜中に残留しやすく、この酸
素欠陥部分や残留ガスが誘電率や耐電圧特性に悪影響を
及ぼし、膜の電気的特性が悪化するという欠点があっ
た。
CVD法では、原料物質であるタンタルハロゲン化物を
加水分解して五酸化タンタル膜を得るために、700〜100
0℃という高温が必要である。このため、形成される膜
は多結晶のβ−Ta2O5となり漏れ電流の多い膜となりや
すく、誘電体薄膜としては好ましくない。また、スパツ
タ法、CVD法とも大掛かりな真空装置が必要で大面積な
膜付けが困難であつた。一方、化学的成膜法としての液
相法、例えばゾル・ゲル法によつて得られたTa2O5膜が
知られているが膜の誘電率は12〜20と低いものであつ
た。
本発明の目的は、上述の物理的成膜法及び化学的成膜
法としてのCVD法(気相法)及び従来のゾル・ゲル法の
それぞれが持つ問題点を解決することにある。すなわ
ち、本発明は、液相法の一種であるゾル・ゲル法を用い
て、高温の熱処理を要することなく、化学量論組成で高
誘電率であり、かつ耐電圧特性にすぐれ、性能指数の高
いTa2O5を主体とする絶縁膜を提供し、簡便な装置によ
り大面積の膜付けを可能にすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、少なくと
も、タンタルアルコキシド5〜18モル%、水82〜95モル
%、及び塩酸0.5〜4.0モル%を含有する溶液を、基板上
に塗布し、熱処理する工程を含むことを特徴とする絶縁
膜の製造方法としたものである。
また、もう一つの目的を達成するために、本発明で
は、少なくとも、タンタルアルコキシド5〜18モル%、
水82〜95モル%、及び塩酸0.5〜4.0モル%を含有する溶
液を、基板上に塗布し、熱処理することにより得られた
ことを特徴とする五酸化タンタルを主体とする絶縁膜と
したものである。
本発明の絶縁膜は、非晶質な透明緻密膜として得るこ
とができ、五酸化タンタルは組成TaxOy(x=2,y=4.8
〜5.2)であり、化学量論組成に近い。また、それによ
り、比誘電率は28以上、耐電圧3.5MV/cm以上、性能指数
を8.0μc/cm2以上にできる。ここで性能指数(μc/c
m2)はεo×εr×EBD(εo=真空の誘電率8.854×10
-12F/m、εr=物質の比誘電率、EBD=物質の耐電圧MV/
cm)で計算される値である。
また、本発明の絶縁膜の製造方法は、原料物質として
用いたタンタルアルコキシドを部分的に加水分解する工
程により、タンタルアルコキシド5〜18%、水82〜95モ
ル%、塩酸0.5〜4.0モル%を含有するゾル溶液とし、こ
のゾル溶液を基板上に塗布し、熱処理をする工程を繰り
返すことによつて絶縁膜が製造できる。この時、膜の熱
処理温度は、600℃以下がよい。さらに、成膜時に使用
するゾル溶液にタンタル以外の金属アルコキシド、すな
わち、シリコン、チタン、アルミニウム、鉛、ストロン
チウム又はイツトリウムから選ばれた1種以上の金属ア
ルコキシドを含有させることにより、絶縁膜の性質を向
上させることができる。
上記絶縁膜を構成要素の一つとして用いて作製したエ
レクトロルミネセンス素子は、低電圧駆動が可能であ
り、また、薄膜コンデンサは高容量化することができ
る。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に用いられるタンタルアルコキシドは、一般式
Ta(OR)(R:アルキル基)で表わされる化合物であ
る。タンタルアルコキシドは、水の存在下、速やかに加
水分解して(RO)4TaOHで表わされるアルコキシ基の一
部が水酸基で置換された構造を持つ化合物を生成する。
このように部分的に加水分解して生成した中間体は、さ
らに他のタンタルアルコキシド分子と反応し、 なる縮合生成物となつて成長していく。本発明はこのよ
うな縮合生成物を膜状にして絶縁膜を得るものである。
本発明においては、タンタルアルコキシドを適当な有
機溶媒、望ましくはアルコール類に溶解し、これにタン
タルアルコキシド5〜18mol%に対して、水82〜95mol%
の割合でやはり有機溶媒に希釈して添加する。この時、
必ず塩酸0.5〜4mol%を有機溶媒で希釈して、添加す
る。塩酸を添加するのは、タンタルアルコキシドの加水
分解反応を抑制し、縮合反応を進行させるためである。
ここで塩酸を添加しない場合は、タンタルアルコキシド
の水酸化物Ta(OH)が生成する。
上記、タンタルアルコキシド、水及び塩酸の組成範囲
以外では、電子デバイス用のTa2O5膜として必要な透明
緻密膜を作製するのに必要な透明ゾル溶液が得られな
い。また、タンタルアルコキシドを溶解した溶媒と、水
及び塩酸を希釈した溶媒は異種のものであつても構わな
いが、望ましくは同種のものを用いるのがよい。
こうして作製したタンタルアルコキシドの反応溶液を
基板上、すなわち対象物上にコーテイングし乾燥させ
る。この時、コーテイング方法としては、スピンナー
法、デイツプ法などを用いることができる。このように
して得た膜を300〜600℃で熱処理する。この熱処理膜上
に再度コーテイングを施して乾燥し、熱処理する。この
工程を4回以上行つて得られた膜は非晶質かつ透明であ
り、比誘電率28以上、耐電圧3.5MV/cm以上、性能指数8.
0μc/cm2以上の特性を示す。
ここで熱処理の工程は、膜中に残存している有機基を
除去し、誘電率を向上させるために必要であり、300〜6
00℃の範囲の熱処理により実施することができる。600
℃以上の熱処理は、膜の結晶化を招き、膜の電気的特性
を悪化させる。
一方、コーテイング、熱処理の工程を繰り返すのは、
熱処理後、残留有機物の飛散により生じたピンホールを
埋め膜の緻密化を図り、耐電圧特性を向上させるためで
ある。これにより、従来スパツタ法やCVD法で得られて
いた比誘電率20〜27、耐電圧2〜3MV/cm、性能指数3.5
〜7.2μc/cm2を上回る高誘電率絶縁膜が得られる。
本発明の絶縁膜には、酸化タンタル以外にチタン、シ
リコン、アルミニウム、鉛、ストロンチウム、イツトリ
ウム等の金属酸化物を添加することができる。この場合
には、当該元素のアルコキシドを加えればよく、その添
加時期は膜形成の前であればよい。すなわち、2種以上
のアルコキシドを混ぜた後に有機溶媒に溶解してもよ
く、有機溶媒に溶解したアルコキシド同志を混ぜ合わせ
ても良く、どちらか一方または両方を加水分解した後に
混ぜ合わせても構わない。また、用いるアルコキシドの
持つアルコキシド基は同種であつても、異種であつても
構わない。
このように、本発明を用いれば、2種以上の金属原子
の均一混合が可能であり、これにより比誘電率の向上あ
るいは耐電圧の向上が容易にでき、性能指数の向上が望
める。
本発明によれば、比誘電率28以上、耐電圧特性3.5MV/
cm以上、性能指数8.0μc/cm2以上の非晶質透明緻密膜が
得られる。また、大掛かりな真空装置を要しないため、
大面積の膜付けが容易に実現される。したがつて、本絶
縁膜を用いた各種高性能電子デバイス、具体的には低電
圧駆動エレクトロルミネセンス素子、高容量薄膜コンデ
ンサなどの用途に適している。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて説明するが、本発明は
これら実施例に限定されない。
実施例1 タンタルエトキシドの0.5mol%/エタノール溶液を
作製した。この溶液2mlに、水の0.5mol/エタノール溶
液8mlと塩酸0.1mol/のエタノール溶液2.5mlの混合溶
液にエタノール2mlを加えた溶液を、3ml/分の速度で滴
下し、ついで5時間撹拌した。このゾル溶液の組成は、
タンタルアルコキシド13mol%、水83.7mol%、塩酸3.3m
ol%である。この溶液をスピンナーを用いて、透明導電
膜(ITO)を蒸着したガラス基板上へコーテイングし、
室温乾燥した。ついで400℃で熱処理した後、さらにコ
ーテイング→熱処理の工程を3回繰り返し、合計4回コ
ーテイング→熱処理をくり返した。
この膜の上に電気的特性を調べるためにアルミニウム
電極を真空蒸着し、第1図の素子を得た。ここで、1は
本発明により作製した酸化タンタル膜、2は透明導電膜
(ITO)、3はSiO2系ガラスである。4はAl電極であ
る。この五酸化タンタル膜の電気的性質は抵抗率5×10
13Ω・cm、比誘電率28.5、耐電圧3.5MV/cm、性能指数は
8.8μc/cm2であつた。
上述した膜の膜厚は2000Åであり、可視光の透過率は
85%であつた。また、400℃熱処理後の膜はX線的に非
晶質であつた。同様にして作製したSiO2ガラス上へコー
テイングした膜の実験では600℃を越えると結晶化し始
めることがわかつた。また、赤外線吸収スペクトルで
は、熱処理前の膜では、エトキシ基に対応する有機物の
吸収が観測されたが400℃熱処理後の膜では有機物の残
留は観察されなかつた。また、ESCAの解析結果では熱処
理後にカーボンのピークは認められなかつた。RBS(Rat
haford Back Scattering Spectroscopy)の分析結果に
よれば、五酸化タンタルの組成TaxOyにおいてx=2,y=
4.9と化学量論組成に近いことがわかつた。また、膜中
にアルゴン等の不純物気体も観測されなかつた。
一方、比較のために作製したスパツタ膜は膜中にアル
ゴンを含み、組成比もx=2,y=3.8と化学量論組成にず
れたものが得られるが、この膜の比誘電率は22とゾル・
ゲル法のものと比較し低いものであつた。また、組成比
が化学量論比x=2,y=4.8〜5.2よりずれた膜はいずれ
も比誘電率が27より低いものであることがわかつた。
本発明により得られた絶縁膜は比誘電率、耐電圧特
性、性能指数とも、従来のスパツタ法で得られたもの
(比誘電率20〜27,耐電圧2〜3MV/cm,性能指数3.5〜7.2
μc/cm2)を凌駕する値を示し、電子デバイス用絶縁膜
として十分な性質を持つ。
実施例2 タンタルアルコキシドの0.5mol/エタノール溶液2ml
とシリコンエトキシドの0.5mol/エタノール溶液2mlと
を混合して溶液とした。この溶液に、水の0.5mol/エ
タノール溶液16mlと塩酸の0.1mol/エタノール溶液5ml
とにエタノール4mlを加えた溶液を、3ml/分の速度で滴
下し、ついで24時間撹拌した。第2図は本実施例を示す
製造工程図である。このようにして作製した溶液を用
い、実施例1で述べたものと同様な方法により、電気的
特性測定用試料を作製した。作製した膜は、Ta2O5単一
成分膜のものと比較して比誘電率は21と減少したが、耐
電圧は5MV/cm、性能指数は8.9μc/cm2と向上した。
また、シリコンエトキシドの変わりにチタンイソプロ
ポキシドを用いて、同様に2成分混合膜を作製した。こ
の混合膜は、比誘電率32、耐電圧2.6MV/cm、性能指数7.
6μc/cm2という値を示した。
このように、Ta2O5単一成分に各種金属酸化物成分を
添加することにより、Ta2O5膜の比誘電率、耐電圧特性
及び性能指数を自由にコントロールすることができる。
実施例3 透明導電膜付ガラス基板(34mm×34mm)の蒸着透明導
電膜にフオトエツチングを施し、2mm幅の透明導電膜付
ガラス基板とした。
このガラス基板を用いて、第3図(a)(b)に示す
エレクトロルミネセンス(EL)素子を作製した。第3−
a図は断面図で第3−b図は平面図である。
上述した透明導電膜6のついたガラス基板5を実施例
1で作製した五酸化タンタルソル溶液に浸漬し室温乾燥
した後、400℃で熱処理を行つた。この工程を4回くり
返し、透明導電膜上にEL素子の第一絶縁層7となるTa2O
5膜を2000Å成膜した。次に発光層8としてMn0.5wt%含
むZnsを5000Å電子ビーム蒸着した後、2.6×10-4Pa,300
℃で1時間真空熱処理を行つた。さらに第二絶縁層9と
してBaTa2O6を2000Åスパツタ法で成膜した。上部電極1
0としてアルミニウムを2000Å抵抗加熱蒸着した後、電
極端子を取付け、EL用素子とした。
第3−b図のEL素子の平面図において、透明導電膜6
と上部電極10との交差した部分が画素に相当し、発光す
る。
従来のEL素子では、第1の絶縁層および第2絶縁層
に、比誘電率12、耐電圧3〜5MV/cm程度のY2O3膜を使用
しているため、EL素子の駆動電圧は、約200Vと高電圧が
必要とされていた。本素子では第1絶縁層に比誘電率2
8、耐電圧3.5MV/cm、性能指数8.7μc/cm2のものを使用
したため、155Vでの低電圧駆動が可能となつた。
実施例4 第4図に示すように基板11としてSi(P型、面指数
(100)、比抵抗1.2〜1.8Ω・cm)を用い、この基板上
に実施例2で作製したタンタルアルコキシドとシリコン
エトキシドの混合ゾル溶液をスピンコートした。つい
で、400℃で熱処理を施し、さらに混合ゾル溶液をスピ
ンコートした。この工程を4回くり返し、Ta2O5−SiO2
混合絶縁膜12を厚さ3000ÅでSi基板上へ成膜した。さら
に絶縁膜上へAl電極13を厚さ2000Åで真空蒸着した後、
基板の裏面へも同様にAl電極13を蒸着し、薄膜コンデン
サを作製した。
絶縁層の比誘電率は、28で、SiO2の値に比べ5倍程度
大きく、また耐電圧も3.5MV/cm、性能指数は8.7μc/cm2
と従来のTa2O5に比べ大きな値を持つている。本発明に
よる絶縁膜を用いると、単位面積当たりの静電容量が大
きく、耐電圧特性の良好な薄膜コンデンサを得ることが
できた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、液相法を用いて、高比誘電率(比誘
電率>28)かつ耐電圧特性が良い(耐電圧>3.5MV/cm)
すなわち性能指数の高い絶縁膜を得ることができ、スパ
ツタ法やCVD法では作製が難しい、EL素子や薄膜コンデ
ンサなどの電子デバイスの高性能化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で作製した電気的特性測定用素子の
断面図、第2図は、実施例2の混合絶縁膜作製手順を示
す製造工程図、第3−a図は、実施例3で作製したEL素
子の部分断面図、第3−b図は同平面図、第4図は実施
例4で作製した薄膜コンデンサの断面構成図である。 1……非晶質五酸化タンタル膜、2……透明電極、3…
…ガラス、4……アルミニウム電極、5……ガラス基
板、6……透明電極、7……第1絶縁層、8……発光層
(ZnS:Mn)、9……第2絶縁層、10……上部電極(A
l)、11……Si基板、12……Ta2O5とSiO2の混合層、13…
…Al電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 哲夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−177502(JP,A) 特開 昭63−318009(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、タンタルアルコキシド5〜18
    モル%、水82〜95モル%、及び塩酸0.5〜4.0モル%を含
    有する溶液を、基板上に塗布し、熱処理する工程を含む
    ことを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱処理の温度が、600℃以
    下であることを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の絶縁膜の製造方法におい
    て、前記溶液を基板上に塗布し、熱処理する工程を複数
    回繰り返すことを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  4. 【請求項4】少なくとも、タンタルアルコキシド5〜18
    モル%、水82〜95モル%、及び塩酸0.5〜4.0モル%を含
    有する溶液を、基板上に塗布し、熱処理することにより
    得られたことを特徴とする五酸化タンタルを主体とする
    絶縁膜。
  5. 【請求項5】請求項4記載の前記絶縁膜が五酸化タンタ
    ル以外にシリコン、チタン、アルミニウム、鉛、ストロ
    ンチウム、イットリウムから選ばれた1種以上の金属酸
    化物を含むことを特徴とする絶縁膜。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の絶縁膜を、構成
    要素の一つとして含むことを特徴とする薄膜コンデン
    サ。
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