JP2655402B2 - ディジタル位相同期発振器 - Google Patents

ディジタル位相同期発振器

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JP2655402B2
JP2655402B2 JP62163766A JP16376687A JP2655402B2 JP 2655402 B2 JP2655402 B2 JP 2655402B2 JP 62163766 A JP62163766 A JP 62163766A JP 16376687 A JP16376687 A JP 16376687A JP 2655402 B2 JP2655402 B2 JP 2655402B2
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正喜 長門
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル位相同期発振器に関し、特に同期
速度が改善されたデジタル位相同期発振器に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
入力信号に対し出力信号の周波数を一致させ、所望の
値だけ位相シフトさせて位相同期を図かる位相同期回路
が種々提案されている。その中に、発振器を用いてカウ
ンタを計数させ、その値とレジスタに保持されている位
相シフト指示値とを、入力信号をタイミング信号にし
て、比較し、その出力でカウンタの帰還周期を制御し、
位相シフトされた出力信号を得る回路がある。
第3図はこの種のディジタル位相同期発振器の従来例
を示すブロック図である。
図において、発振器1の発振周波数は、nビットカウ
ンタ12が1クロック周期で、もとの値に帰還するよう
に、入力信号周波数A(Hz)の2n倍の周波数2n×A
(Hz)に設定されている。発振器1の出力をクロック入
力としたnビットカウンタ12からの出力は、ディジタル
位相比較器15において、入力信号を位相比較タイミング
信号としてラッチされ、nビットレジスタ17の保持して
いる値(外部から設定可能な位相シフト指示値)と比較
される。この比較結果である位相シフト制御信号は、積
分器16を経て、カウンタ調整器13で、nビットカウンタ
12の周回タイミングを制御するために利用される。つま
り、上述のディジタル位相比較器15において、ラッチさ
れた値と位相差指示値とが常に一致するような周回タイ
ミングをnビットカウンタ12に与える。出力信号は、発
振器1で入力信号の周波数を2n倍しているので1/2n倍し
て取り出さなければならないが、これはnビットカウン
タ12のnビット端子から得られる。
入力信号の周波数に対して2n倍された信号は、入力信
号の1周期(2π(red))で、2n回カウントされるの
で、2π/2n(rad)毎の精度で任意の位相シフトが可能
となる。
また、位相シフト可能な範囲は、カウンタがもと値に
帰還する間に、入力信号が何周期分入るかで決定される
ので、この例では1周期(=2n-n周期)となる。
しかしながら上述した第3図の従来のディジタル位相
同期発振器は、最大、入力信号の1周期分だけしか位相
シフトできないという欠点がある。
この欠点を解決するために第3図の従来例のnビット
カウンタ12及びnビットレジスタ17を増設してmビット
カウンタ2及びmビットレジスタ7とすること(ただ
し、m>n)、さらにディジタル位相比較器5への位相
比較タイミング信号は、カウンタの帰還周期と一致する
ように、入力信号の周波数A(Hz)を1/2m−n分周器4
で分周することが考えられる。
第4図にこの従来例のブロック図を示す。この従来例
によれば位相シフト可能な範囲は最大2m-n周期まで拡張
することができるようになる。(特願昭62−31030参
照)しかし第4図の回路においてはカウンタの帰還周期
が第3図の回路に比較し2m-n倍になったため、カウンタ
と位相指示値との比較時間間隔も2m−n倍となり、結果
として同期確立にも2m-n倍の時間を要することになる。
そこで本発明では、同期確立に要する時間を短縮しか
つ従来と同様の位相シフト精度及び位相シフト可能範囲
を確保したディジタル位相同期発振器を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するために本発明によれば、入力信
号に対し、周波数を一致させ所望の値だけ位相シフトさ
せて位相同期をとり、出力信号を得るディジタル位相同
期発振器において、前記入力信号の周波数2n倍の信号を
出力する発振器と、 この発振器の出力をクロック入力とする上位kビッ
ト、下位nビットに分割された(k+n)ビットカウン
タと、 ディジタル位相シフト指示値を外部から設定可能な
(k+n)ビットシフトレジスタと、 前記入力信号によって動作し、かつ前記位相シフト指
示値の上位kビットの値にもとずいて前記(k+n)ビ
ットカウンタの上位ビットの値を補正する補正回路と、 前記入力信号を位相比較用のタイミング信号として利
用し、前記(k+n)ビットカウンタの前記下位nビッ
ト及び前記補正回路による補正後の上位kビットの出力
と前記(k+n)ビットシフトレジスタのディジタル位
相シフト指示値を比較し、位相シフト制御信号を出力す
るディジタル位相比較器と、 前記ディジタル位相シフト制御信号に応じて前記(k
+n)ビットカウンタの周回タイミングを制御するカウ
ンタ調整器とを備え、 前記(k+n)ビットカウンタから前記ディジタル位
相シフト指示値だけ位相シフトさせた信号に対応する信
号を得られ。
〔実施例〕
まず実施例を説明する前に本発明の原理を説明する。
本発明では入力信号の周波数をカウントするためのカウ
ントをそれぞれ上位カウント及び下位カウントとして上
位kビット及び下位nビットに分割する。そして位相比
較時には、位相シフト指示値の上位kビット分の情報は
上位カウンタに個別に与えることにより上位kビット分
の位相同期は別途に完了させ、下位カウンタの帰還周期
だけで位相同期を行なうことを基本としている。下位カ
ウンタの帰還周期で位相比較を行う場合、上位カウンタ
の値は当然比較毎に異った値をもつ。しかしながら上位
カウンタの値は比較時毎に規則的に増加していく。
そこで、上位カウンタと同段数を持つカウンタ(以後
サブカウンタと呼ぶ)を用意しこれを、位相比較タイミ
ング信号と同じ信号でカウントし、上位カウンタを補正
をする方法としては、位相シフト指示値(固定値)の上
位kビットにサブカウンタの値を加算して、多段カウン
タの上位部を追わせる第1の方法と、逆に位相差指示値
の値は固定値のままとしておき、上位カウンタの内容か
らサブカウンタの内容を減算し、上位カウンタの下位カ
ウンタとの帰還周期差による増加分を補正する第2の方
法が考えられる。
本発明の実施例では回路構成が簡単となる前述の第2
の方法を採用する。この本発明の実施例を第1図を参照
しながら説明する。
第1図の発振器1において入力信号周波数A(Hz)を
2n倍された出力は、カウンタ18に与えられる。この出力
を受けた(k+n)ビットカウンタ18では、下位桁nビ
ットを下位カウンタ(nビットカウンタ)、それ以外の
上位桁kビットを上位カウンタ(kビットカウンタ)で
計数する。nビットカウンタからの出力は位相比較時の
下位nビットとして、またkビットカウンタからの出力
は前述のnビット分以外の上位kビット分として、デジ
タル位相比較器22に与えられ、(n+k)ビットレジス
タ23から与えられる(n+k)ビット位相シフト指示値
と比較される。
ここで、kビットカウンタからの出力は、位相比較タ
イミング信号(入力信号)と同じ信号を用いて位相シフ
ト指示値にもとずきkビットサブカウンタ24及び減算器
21を介して、後述のように補正される。
また、ディジタル位相比較器22から出力される位相シ
フト制御信号は従来と同様、積分器20から出力される位
相シフト制御信号は従来と同様、積分器20を経てカウン
タ調整器19で(n+k)ビットカウンタ18の周回タイミ
ングを制御するために利用される。
すなわち、ディジタル位相比較器22からの出力は、大
小を表す2値情報(+1または−1)として積分器20に
入力される。積分器20ではこの情報を積分し、積分値が
任意の規定量となった場合、カウンタ調整器19に対して
調整要求のための2値情報(+1または−1)を出力す
る。
カウンタ調整器19が積分器20から位相を進める2値情
報(+1)を受けた場合について説明する。前述したよ
うに、通常(n+k)ビットカウンタの下位nビットカ
ウンタは発振器1からのクロックが2n回カウントする周
期でカウント値が帰還しており、カウント値は0から2n
−1の間を周回している。カウンタ調整器19は、下位n
ビットカウンタの帰還周期を微調するものであり、下位
nビットカウンタに対して、リセット信号を任意のタイ
ミングで出力することが可能である。従って、下位nビ
ットカウンタのカウンタ値が2n−1を示す瞬間に下位n
ビットカウンタを0にリセットし、下位nビットカウン
タの帰還を1カウント早くさせる。
一方、積分器20から位相を遅らす2値情報(−1)を
受けると、下位nビットカウンタのカウント値が1を示
す瞬間に下位nビットカウンタを0にリセットし、下位
nビットカウンタの帰還を1カウント分遅くさせること
ができる。
以上のように、カウンタ調整器19は、(n+k)ビッ
トカウンタ18の下位nビットカウンタの帰還周期を制御
して、(n+k)カウンタ18の位相が制御される。
そして、位相シフトされた出力信号は(n+k)ビッ
トカウンタ18のnビット端子から得られる。
次に第2図を用いてkビットカウンタの出力の補正方
及び位相比較時のカウンタの内容を説明する。第2図に
おいては、説明を単純化するためカウンタの段数を上
位、下位共に4段(k−n=4)とし、位相同期は既に
確立されており下位カウンタの増減はないもとする。
(これは説明を単純化するためであり、位相同期が確立
されているか否かは、現説明の一般性に影響を与えな
い。同期ぎ取れていない場合には、下位カウンタの内容
が位相差指示値の示す値に近ずく様に1ずつ増加、又は
減少していくだけである。)また各カウンタ値は16進数
で表記している。
図において、位相シフト指示値は4A(H)を示してい
る。下位カウンタの値は、すでに同期が確立されている
と仮定しているため常にA(H)となっている。上位カ
ウンタの値は、O〜F(H)の範囲で1ずつ増加してい
るが、サブカウンタの値も同じ範囲で1ずつ増加するの
で減算結果は常に4(H)になるように補正されてい
る。この4(H)という値は、位相シフト指示値の上位
kビットの値に基づいたものであら、kビットサブカウ
ンタ24及び1ビット減算器21でカウンタの上位kビット
の値を補正して4(H)としたものである。
kビットサブカウンタ24には位相シフト指示値に応じ
た上位カウンタを補正すべき値が常に保存されており、
位相指示値が変化しても、それに応じた補正を行い減算
結果は常に適切な値を示すことになる。
以上第2図から、カウンタの全段が元の値に帰還する
間に複数回の比較が行なえることがわかる。(従来の技
術においては、カウンタの全段が1回帰還する毎に1回
だけしか位相比較が行えない。) また、設定可能な位相シフトの精度及び位相シフト可
能な範囲は、第4図の従来例と同様2t/2n(rad)及び2
m-n周期(m=n+k)である。
なお、回路構成を減算型のサブカウンタでなく前述の
加算型のサブカウンタで構成した場合は、各カウンタが
帰還する際の補正回路が必要となるが、基本原理は減算
型と同様な動きとなる。しかし、ここでいう減算は、上
位カウンタの各ビットに、サブカウンタの各ビットを反
転したものを加算し、さらに1を加えただけである。従
って減算型は演算におけるキャリー(ボロー)は全く考
える必要が無く、実際の回路において、減算器部分の回
路構成が非常に簡単なり、より実用的である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、広範囲かつ任
意量の位相シフトが高速に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
カウンタの内容を示す図、第3図は従来例を示すブロッ
ク図、第4図は他の従来例を示すブロック図である。 1……発振器、2……mビットカウンタ、3,13,19……
カウンタ調整器、4……1/2m-n分周器、5,15,22……デ
ィジタル位相比較器、6,16,20……積分器、7……mビ
ットレジスタ、12……nビットカウンタ、17……nビッ
トレジスタ、18……(n+k)ビットカウンタ、21……
kビット減算器、23……(n+k)ビットレジスタ、24
……kビットサブカウンタ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に対し、周波数を一致させ所望の
    値だけ位相シフトさせて位相同期をとり、出力信号を得
    るディジタル位相同期発振器において、前記入力信号の
    周波数2n倍の信号を出力する発振器と、 この発振器の出力をクロック入力とする上位kビット、
    下位nビットに分割された(k+n)ビットカウンタ
    と、 ディジタル位相シフト指示値を外部から設定可能な(k
    +n)ビットシフトレジスタと、 前記入力信号によって動作し、かつ前記位相シフト指示
    値の上位kビットの値にもとずいて前記(k+n)ビッ
    トカウンタの上位kビットの値を補正する補正回路と、 前記入力信号を位相比較用のタイミング信号として利用
    し、前記(k+n)ビットカウンタの前記下位nビット
    及び前記補正回路による補正後の上位kビットの出力と
    前記(k+n)ビットシフトレジスタのディジタル位相
    シフト指示値を比較し、位相シフト制御信号を出力する
    ディジタル位相比較器と、 前記ディジタル位相シフト制御信号に応じて前記(k+
    n)ビットカウンタの周回タイミングを制御するカウン
    タ調整器とを備え、 前記(k+n)ビットカウンタから前記ディジタル位相
    シフト指示値だけ位相シフトさせた信号に対応する信号
    を得ることを特徴とするディジタル位相同期発振器。
  2. 【請求項2】前記補正回路が前記入力信号で動作するk
    ビットサブカウンタと、 このkビットサブカウンタに応答し、かつ位相シフト指
    示値の上位kビットの値にもとずいた値を前記(n+
    k)ビットの上位kビットから減算するkビット減算器
    とから構成されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項のディジタル位相同期発振器。
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