JP2651822B2 - ラジエータコアの目詰り監視装置 - Google Patents

ラジエータコアの目詰り監視装置

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JP2651822B2
JP2651822B2 JP62065854A JP6585487A JP2651822B2 JP 2651822 B2 JP2651822 B2 JP 2651822B2 JP 62065854 A JP62065854 A JP 62065854A JP 6585487 A JP6585487 A JP 6585487A JP 2651822 B2 JP2651822 B2 JP 2651822B2
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JP
Japan
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radiator
engine
temperature
water temperature
inlet
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山本  茂
崇之 植弘
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブルドーザ等の車両に搭載されたラジエータ
のコア目詰りを監視する装置に関する。
〔従来の技術〕
ラジエータはエンジンの冷却系統を流通する冷却水を
ラジエータコアを流通させると同時にファンで外気をラ
ジエータコアに吹きつけて冷却し、再びエンジンの冷却
系統に流通させてエンジンを冷却してエンジンがオーバ
ーヒートしないようにするものであり、ラジエータの冷
却能率はエンジンの冷却系統を流通する冷却水温度やラ
ジエータ内の冷却水量をセンサーで検出し、オペレータ
が目視により検知している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ラジエータの冷却能率が低下して冷却水を十分に冷却
できないとエンジンを冷却できずにエンジンがオーバー
ヒートし、エンジンがオーバーヒートしたことはセンサ
ーによる冷却水温度によってオペレータが検知すること
ができる。
しかしながら、オペレータはラジエータ内の冷却水量
しか感知することができず、ラジエータの冷却能率が低
下した原因をラジエータ内の冷却水量低下による場合に
のみしか判断できず、他の原因、例えばラジエータコア
の目詰りなどを知ることができないので、オーバーヒー
トの原因究明に時間がかかってしまう。
また、オーバーヒートしてから原因究明してラジエー
タコアを目詰りの発見することになり、その目詰りがオ
ーバーヒートする直前の状態となったことを検知できず
にラジエータコアの目詰りによるエンジンのオーバーヒ
ートを未然に防止することができない。
そこで、本発明はラジエータコアの目詰り率を感知で
きて、エンジンがオーバーヒートすることを未然に防止
できるようにしたラジエータコアの目詰り監視装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明に係るラジエータコアの目詰り監視装置は、上
部タンク4内の冷却水がラジエータコア6を通って下部
タンク5に流れるラジエータ3と、エンジン1で駆動さ
れてラジエータコア6に空気を流通するファン2と、前
記エンジン1のエンジン冷却系統8の出口8aと前記上部
タンク4を接続する入口管路7と、前記エンジン冷却系
統8の入口8bと前記下部タンク5を接続する出口管路9
と、この出口管路9に設けた水ポンプ10と、前記入口管
路7に設けられて冷却水を前記出口管路9にバイパスす
るサーモスタット11とを備え、エンジン1の冷却系統8
の冷却水を冷却するラジエータにおいて、 ラジエータ3の入口水温を検出するラジエータ入口水
温センサ13と、ラジエータ3の出口水温を検出するラジ
エータ出口水温センサ14と、エンジン1の回転数を検出
するエンジン回転センサー15と、外気の温度を検出する
外気温センサー16と、コントローラ17と、表示器18を備
え、 前記コントローラ17は、ラジエータ入口水温とラジエ
ータ出口水温と外気温度に基づいて温度変数を演算し、
ラジエータ入口水温と定数に基づいてサーモスタット開
口率を演算し、温度変数とサーモスタット開口率に基づ
いてラジエータコアの目詰り率を演算する演算機能と、
エンジン回転数が設定回転数以上の時に前記演算したラ
ジエータコアの目詰り率を表示器18に表示する機能を有
するものとしたことを特徴とするものである。
本発明に係るラジエータコアの目詰り監視装置によれ
ば、エンジン回転数が設定回転数以上であるエンジンが
オーバーヒートする恐れがある場合に、ラジエータコア
の目詰り率が表示器18に表示されるので、オペレータは
ラジエータコアの目詰り率を感知してラジエータの使用
限界を予知でき、エンジンがオーバヒートすることを未
然に防止できる。
また、ラジエータ入口水温、ラジエータ出口水温、外
気温度に基づいて温度変数とサーモスタット開口率を演
算し、それに基づいてラジエータコアの目詰り率を演算
するので、走行速度が遅く走行風の冷却効果が期待でき
ない建設機械、特にブルドーザに搭載したエンジンのオ
ーバーヒートを未然に防止できる。
〔実 施 例〕
エンジン1により駆動されるファン2と対向してラジ
エータ3が配設され、ラジエータ3は上部タンク4と下
部タンク5とをラジエータコア6で連結して上部タンク
4内の冷却水がラジエータコア6を通って下部タンク5
に流れるようにしてあり、上部タンク4は入口管路7で
エンジン冷却系統8の出口8aに接続し、下部タンク5は
出口管路9と水ポンプ10でエンジン冷却系統8の入口8b
に接続していると共に、入口管路7と出口管路9とはサ
ーモスタット11と短経路12を介して連続し、エンジンの
冷却水の温度が低い時にはサーモスタット11が開口して
冷却水が短経路12を流通するようにしてある。
前記入口管路7にはラジエータ入口水温センサー13
が、出口管路9にはラジエータ出口水温センサー14が、
エンジン1にはエンジン回転センサー15がそれぞれ設け
られ、各センサーの検出値は外気温センサー16の検出値
とともに演算回路17に入力されてラジエータの冷却の能
率を演算し、それを表示器18に表示するようにしてあ
る。
ここで、ラジエータの冷却能率としては例えばラジエ
ータコアの目詰りであり、目詰り率βは下記の(1)式
で表わされる。
(β<0となった時はβ=0とする) (1)式でTは温度変数、εはサーモスタット開口率で
あり、温度変数Tは下記(2)式、サーモスタット開口
率εは下記(3)式で表わされる。
(ε>1となった時はε=1とする) 上記各式において、K1,K2,K3,K4は定数であり、K1
3.52,K2=1.39,K3=76.5,K4=13.5、としてあると共
に、tw1はラジエータ入口水温、tw2はラジエータ出口水
温、ta1は外気温である。
次に演算回路17の演算動作を説明する。
エンジン回転センサー15よりエンジン回転数Neが入力
されていることにより演算開始してΔt(Δt=1)時
間間隔で前記(1),(2),(3)式を演算して目詰
り率εを計算する。
そして、Ne>K5(K5=1500rpm)、ε>K6(K6=0.5)
の条件を満足している時に前記目詰り率εのデータのう
ち現在からn点(n=10)の平均を算出して表示器18に
表示する。
前記表示器18はβ=0からβの値を棒グラフ状に表示
するようになり、限界値(β=0.26)の位置を表示して
あって、この限界値を越えたらラジエータの冷却能率が
低下してオーバーヒートすると判断する。
〔発明の効果〕 エンジン回転数が設定回転数以上であるエンジンがオ
ーバーヒートする恐れがある場合に、ラジエータコアの
目詰り率が表示器18に表示されるので、オペレータはラ
ジエータコアの目詰り率を感知してラジエータの使用限
界を予知でき、エンジンがオーバーヒートすることを未
然に防止できる。
また、ラジエータ入口水温、ラジエータ出口水温、外
気温度に基づいて温度変数とサーモスタット開口率を演
算し、それに基づいてラジエータコアの目詰り率を演算
するので、走行速度が遅く走行風の冷却効果が期待でき
ない建設機械、特にブルドーザに搭載したエンジンのオ
ーバーヒートを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す線図的構成説明図であ
る。 3はラジエータ、13はラジエータ入口水温センサー、14
はラジエータ出口水温センサー、16は外気温センサー、
17は演算回路、18は表示器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部タンク4内の冷却水がラジエータコア
    6を通って下部タンク5に流れるラジエータ3と、エン
    ジン1で駆動されてラジエータコア6に空気を流通する
    ファン2と、前記エンジン1のエンジン冷却系統8の出
    口8aと前記上部タンク4を接続する入口管路7と、前記
    エンジン冷却系統8の入口8bと前記下部タンク5を接続
    する出口管路9と、この出口管路9に設けた水ポンプ10
    と、前記入口管路7に設けられて冷却水を前記出口管路
    9にバイパスするサーモスタット11とを備え、エンジン
    1の冷却系統8の冷却水を冷却するラジエータにおい
    て、 ラジエータ3の入口水温を検出するラジエータ入口水温
    センサ13と、ラジエータ3の出口水温を検出するラジエ
    ータ出口水温センサ14と、エンジン1の回転数を検出す
    るエンジン回転センサー15と、外気の温度を検出する外
    気温センサー16と、コントローラ17と、表示器18を備
    え、 前記コントローラ17は、ラジエータ入口水温とラジエー
    タ出口水温と外気温度に基づいて温度変数を演算し、ラ
    ジエータ入口水温と定数に基づいてサーモスタット開口
    率を演算し、温度変数とサーモスタット開口率に基づい
    てラジエータコアの目詰り率を演算する演算機能と、エ
    ンジン回転数が設定回転数以上の時に前記演算したラジ
    エータコアの目詰り率を表示器18に表示する機能を有す
    るものとしたことを特徴とするラジエータコアの目詰り
    監視装置。
JP62065854A 1987-03-23 1987-03-23 ラジエータコアの目詰り監視装置 Expired - Lifetime JP2651822B2 (ja)

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JPS63235620A JPS63235620A (ja) 1988-09-30
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JPS61149517A (ja) * 1984-12-21 1986-07-08 Mazda Motor Corp 車両用空冷熱交換器の異常検出装置

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