JP2004317367A - 液体粘度計測方法および液体粘度計測装置 - Google Patents

液体粘度計測方法および液体粘度計測装置 Download PDF

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淳 増沢
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Abstract

【課題】管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測装置を提供する。
【解決手段】圧力センサ37,38が、管路36内の第1計測箇所の圧力P1と、この第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測する。コントローラは、ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して、油の実際の動粘度μを演算する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体管路の差圧から液体の動粘度を計測する液体粘度計測方法および液体粘度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧回路において、例えば、作動油の粘度が高い場合は、油圧ポンプにおける吸入抵抗の増加などによるキャビテーションの発生、油圧馬力の低下を生じさせ、制御弁における応答性能の悪化などの問題が発生するので、正確な粘度を把握することは重要である。
【0003】
一般的に、作動油の温度(以下、「油温」という)を計測して、油温−粘度特性データから粘度を求めるようにしているが、油温を介して間接的に作動油の粘度を類推する方法では、作動油の劣化などにより、油温−粘度特性が変化した場合は、正確な粘度を把握することができない。
【0004】
一方、ポンプとアクチュエータとを備えた油圧回路にあって、作動油の粘度の変化を検出するための回転式粘度センサと、作動油の汚染度を検出するための光学センサとを備えるとともに、作動油中の含有異物量が設定値よりも大きくなったことを第1の判定手段により判定するとともに、作動油の粘度が設定範囲を外れたかどうかを第2の判定手段により判定するようにした作動油の劣化度検出手段がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−117987号公報(第1頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転式粘度センサは、それ自体が作動油の粘度を計測して信号を発信できる独立したセンサであり、機構が複雑で高価であるとともに、作動油タンクの内部に設置箇所が制限される問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測方法および液体粘度計測装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、ポンプから管路に液体を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握し、管路内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測し、ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して、液体の実際の動粘度μを演算する液体粘度計測方法であり、そして、把握した管路へのポンプ吐出流量と、既知の管路平均断面積と、計測した管路内の差圧とによって、液体の実際の動粘度を演算することができるので、管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測方法を提供できる。
【0009】
請求項2に記載された発明は、ポンプから管路に液体を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握するポンプ吐出流量把握手段と、管路内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測する差圧計測手段と、ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して、液体の実際の動粘度μを演算する演算手段とを具備した液体粘度計測装置であり、そして、ポンプ吐出流量把握手段により把握されたポンプ吐出流量と、既知の管路平均断面積と、差圧計測手段により計測された管路内の差圧とから、演算手段が液体の実際の動粘度を演算するので、管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測装置を提供できる。
【0010】
請求項3に記載された発明は、請求項2記載の液体粘度計測装置におけるポンプ吐出流量把握手段が、ポンプ駆動用エンジンの回転速度を計測する回転速度センサを備え、回転速度センサで計測したポンプの回転速度と、ポンプが有するポンプ容量とから、ポンプ吐出流量を把握する液体粘度計測装置であり、そして、ポンプ駆動用エンジンの回転速度を計測する回転速度センサは、エンジン回転速度を制御するために一般的に用いられている既設センサであり、ポンプ容量も既知であるので、このポンプ吐出流量把握手段は、特別なセンサを新設することなくポンプ吐出流量を把握できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1および図2に示された一実施の形態、図3乃至図5に示された応用例を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は、液体粘度計測装置を示し、図2は、この液体粘度計測装置が組込まれた液体粘度制御装置および液圧回路制御装置を示し、これらの装置は、油圧ショベルなどの建設機械に搭載されている。なお、本発明で取扱われる液体は、液圧回路としての油圧回路における動力伝達媒体である作動油の場合を例示するが、これに限られるものではなく、例えばエンジンなどに用いられる潤滑油などにも適用できる。
【0013】
図2に示されるように、液圧回路としての油圧回路10において、ポンプ駆動用エンジン11により駆動されるメインポンプ12の吐出ライン13は、油圧ショベルなどの作業機械を作動する油圧モータまたは油圧シリンダなどを制御する負荷回路14に接続されている。
【0014】
この負荷回路14で仕事をした液体としての作動油(以下、この作動油を単に「油」という)は温度上昇するので、その油を油タンク15に戻す前に冷却するためのオイルクーラ16が設置されている。
【0015】
このオイルクーラ16は、ポンプ駆動用エンジン冷却用のラジエータ17およびターボチャージャ吸気冷却用のインテークエアクーラ18と共用または別個の冷却ファン19を備え、この冷却ファン19の外気吸引作用により外部から冷風の供給を受ける。
【0016】
オイルクーラ16、ラジエータ17、インテークエアクーラ18および冷却ファン19は、油を冷却する冷却能力を制御可能な冷却手段20を構成している。
【0017】
この冷却ファン19は、ポンプ駆動用エンジン11により駆動されるポンプとしてのパイロットポンプ21から供給された油により回転される油圧モータ22によって駆動される。
【0018】
パイロットポンプ21は、演算手段としてのコントローラ23からの制御信号に応じて動作する電磁アクチュエータ24により制御される容量可変手段25を備えた可変容量型ポンプであり、容量可変手段25により可変制御されたポンプ容量qに応じてポンプ吐出流量Qが変化するので、このポンプ吐出流量Qに応じて油圧モータ22の回転速度を可変制御でき、この油圧モータ22により駆動される冷却ファン19の回転速度も可変制御できる。
【0019】
コントローラ23には、ポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを自動制御する制御装置が内蔵されている。例えば、負荷回路14のコントロール弁をパイロット操作する手動パイロット弁(リモコン弁)のレバー操作がなされない状態が一定時間経過すると、ポンプ駆動用エンジン11のアクセル位置を自動的にアイドリング状態まで低下させ、レバー操作がなされると同時に、エンジン回転速度Nをアクセルダイヤルによる設定位置に回復させる機能などが内蔵されている。
【0020】
また、このコントローラ23は、計測した実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれない異常状態が一定時間継続したと判断した場合は、その異常状態に係る信号を出力する。
【0021】
さらに、このコントローラ23には、入力装置としても機能する表示装置としてのモニタ27が接続されている。
【0022】
このモニタ27は、建設機械の、燃料残量、冷却水温、油温などに関する各種情報を表示するとともに、油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれない異常状態が一定時間継続したと判断したコントローラ23から出力された信号により異常状態を表示する機能も有する。
【0023】
さらに、このコントローラ23には、オイルクーラ16の上流側に設けられた電磁比例弁(分流弁)28と、油タンク15内の油の温度を計測する温度計測手段としての油温センサ29とが、それぞれ接続されている。
【0024】
電磁比例弁28は、負荷回路14からオイルクーラ16を経て油タンク15に戻される油と、負荷回路14からオイルクーラ16を経ないで油タンク15に戻される油との比率をコントローラ23からの信号に応じて変化させる分流弁である。
【0025】
この電磁比例弁28も、冷却手段20の冷却能力を制御可能とする手段であり、負荷回路14からオイルクーラ16を経て油タンク15に戻される油の比率を上げることで、冷却能力を上げ、また、負荷回路14からオイルクーラ16を経ないで油タンク15にバイパスされる油の比率を上げることで、冷却能力を下げる。
【0026】
メインポンプ12は、コントローラ23からの制御信号に応じて動作する電磁アクチュエータ31により制御される容量可変手段32を備えた可変容量型ポンプであり、このメインポンプ12の吐出ライン13と油タンク15との間には、設定圧可変式のリリーフバルブ33が設けられている。このリリーフバルブ33のスプリングプリセット荷重すなわち設定圧は、コントローラ23からの信号により作動する電磁アクチュエータにより可変制御できる。
【0027】
コントローラ23には、ポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを制御するアクセルアクチュエータ34と、エンジン回転速度Nを計測するための回転速度センサ35が接続されている。
【0028】
パイロットポンプ21の吐出側の管路36には、差圧計測手段としての、圧力センサ37と、この圧力センサ37より下流側に位置する圧力センサ38とが設けられている。
【0029】
この図2に示された回路において、41は、パイロットポンプ21から管路36に油を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握するポンプ吐出流量把握手段であり、このポンプ吐出流量把握手段41は、ポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを計測する回転速度センサ35を備え、この回転速度センサ35で計測したパイロットポンプ21の回転速度と、パイロットポンプ21の容量可変手段25を作動する電磁アクチュエータ24に対するコントローラ23の指令値より容易に把握可能なパイロットポンプ21のポンプ容量qとによって、パイロットポンプ21から管路36に油を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握する。
【0030】
ここで、ポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを計測する回転速度センサ35は、エンジン回転速度Nを制御するために一般的に用いられている既設センサであり、パイロットポンプ21のポンプ容量qも上記のように既知であるので、このポンプ吐出流量把握手段41は、特別なセンサを新設することなくパイロットポンプ21のポンプ吐出流量Q(=N・q)を把握できる。
【0031】
また、差圧計測手段としての圧力センサ37,38が、管路36内の第1計測箇所の圧力P1と、この第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測する。
【0032】
そして、演算手段としてのコントローラ23は、図1に示されるようにポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、
Q=C・A・√(P1−P2)=k・μ・A・√(P1−P2)、
に代入して、油の実際の動粘度μを演算する。なお、C(=k・μ)は流量係数であり、また、比例定数kは予め求めておく。
【0033】
このように、ポンプ吐出流量把握手段41により把握された管路36へのポンプ吐出流量Qと、既知の管路平均断面積Aと、圧力センサ37,38により計測された管路36内の差圧とから、コントローラ23が油の実際の動粘度μを演算するので、既存の回路を流用して、2箇所の圧力Pl、P2を計測すれば動粘度μを算出でき、管路36内で流れる油の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測方法および液体粘度計測装置を提供できる。
【0034】
次に、図3は、各種油の温度と動粘度との関係を示す温度・動粘度特性データであり、このデータは、コントローラ23に内蔵または付設された記憶装置(メモリ)にマッピングされ、油温センサ29で計測した温度における油の適正範囲の動粘度が随時読出可能となっている。
【0035】
例えば、No.32は、寒冷地(例えば北海道のみ)に適する油の特性を示し、No.46は、寒冷地を除く全域に適する油の特性を示すものである。
【0036】
次に、図4は、得られた動粘度が不適合の場合に、冷却手段20の運転条件を変更して油圧回路10を継続運転する油粘度制御システムのフローチャートを示す。
【0037】
この図4に示された油粘度制御システムは、ポンプ吐出流量把握手段41の回転速度センサ35により計測されたエンジン回転速度Nと、電磁アクチュエータ24への指令値によりコントローラ23内で把握されているパイロットポンプ21のポンプ容量qとによって、パイロットポンプ21から管路36に油を吐出する際のポンプ吐出流量Q(=N・q)を把握し、圧力センサ37,38により、管路36内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測し、油温センサ29により、油の温度tを計測し(ステップ1)、コントローラ23により、ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して油の実際の動粘度μを演算し(ステップ2)、図3に示された油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから、計測した温度tにおける油の適正範囲の動粘度を求め、油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれるか否かを判断し(ステップ3)、実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれない場合は、油を冷却する冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲に含ませるように制御する。
【0038】
すなわち、油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より低い場合(オーバーヒート状態)は、油を冷却する冷却手段20の冷却能力を増加させ(ステップ4)、実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より高い場合(オーバークール状態)は、油を冷却する冷却手段20の冷却能力を減少させる(ステップ5)。
【0039】
例えば、オーバーヒートにより油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より低い場合は、コントローラ23により電磁比例弁(分流弁)28を制御して、冷却手段20のオイルクーラ16に供給される油の流量を増加させるように制御することで、あるいは、コントローラ23によりパイロットポンプ21の容量可変手段25を制御して、冷却手段20が備えた冷却ファン19の回転速度を増速させるように制御することで、冷却能力を増加させて、油温を強制的に下げ、油の動粘度を適正範囲内に制御する(ステップ4)。
【0040】
一方、オーバークールにより油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より高い場合は、コントローラ23により電磁比例弁(分流弁)28を制御して、冷却手段20のオイルクーラ16に供給される油の流量を減少させるように制御することで、あるいは、コントローラ23によりパイロットポンプ21の容量可変手段25を制御して、冷却ファン19の回転速度を減速させるように制御することで、冷却能力を減少させて、油温の上昇を図り、油の動粘度を適正範囲内に制御する(ステップ5)。
【0041】
このような冷却能力の増減制御は、実際の動粘度μが適正範囲内に入るまで継続し、数分毎に、ステップ1の計測を再度行い、再計測で得られた実際の動粘度μが適正範囲内に制御されたか否かを再判定し(ステップ2、3)、実際の動粘度μが適正範囲内に制御された場合は、その動粘度μの油により作動される油圧回路10の運転を継続する。
【0042】
一定時間を過ぎても、油の実際の動粘度μが適正範囲内に制御されない粘度不適合が継続した場合、コントローラ23は、その状態を異常として認知する(ステップ6)。
【0043】
そして、コントローラ23は、運転を継続しつつ、モニタ27上に運転条件を表示する(ステップ7)。
【0044】
例えば、一定時間経過しても動粘度が高め、または低めで一定の場合は、油粘度不適当として、油タンク15に充填されている油の推定動粘度を表示し、また、一定時間経過しても、動粘度の変更が起こらない場合は、冷却手段20に異常が発生しているなどの不具合継続状態での運転を記録する。
【0045】
この図4に示された油粘度制御システムによれば、把握した管路36へのポンプ吐出流量Qと、既知の管路平均断面積Aと、計測した管路36内の差圧とによって、管路36内で流れる油の実際の動粘度μを直接演算した上で、この実際の動粘度μが、図3に示された油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから求めた適正範囲の動粘度に含まれない場合は、冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲内に制御できるので、例えば油の粘度が高い場合に発生する、メインポンプ12におけるポンプ吸入抵抗の増加などによるキャビテーションの発生、油圧回路10が有する液圧有効馬力としての油圧有効馬力の低下、負荷回路14内のコントロール弁における応答性能の悪化などを解消できる。
【0046】
すなわち、オーバーヒート状態などにより油の実際の動粘度μが適正範囲より低い場合は、冷却能力を増加させ、また、オーバークール状態などにより油の実際の動粘度μが適正範囲より高い場合は、冷却能力を減少させることで、油の粘度を適正範囲内に制御できる。
【0047】
また、ポンプ吐出流量把握手段41により把握された管路36へのポンプ吐出流量Qと、既知の管路平均断面積Aと、圧力センサ37,38により計測された管路36内の差圧(P1−P2)とから、コントローラ23が管路36内で流れる油の実際の動粘度μを直接演算した上で、この実際の動粘度μが、油温センサ29により計測された油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから求めた適正範囲の動粘度に含まれるか否かを判断し、含まれない場合は、冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲内に制御できるので、例えば油の粘度が高い場合に発生する、メインポンプ12におけるポンプ吸入抵抗の増加などによるキャビテーションの発生、油圧回路10の油圧有効馬力の低下、制御弁における応答性能の悪化などを解消できる。
【0048】
コントローラ23が、油の実際の動粘度μを適正範囲内に制御できない異常状態であると判断したときは、その異常状態をモニタ27に表示して、作業者に注意を喚起できる。
【0049】
オーバーヒート状態などにより油の実際の動粘度μが適正範囲より低い場合は、コントローラ23により電磁比例弁(分流弁)28を制御することにより、冷却手段20に供給される油の流量を増加させるように制御することで、あるいは、コントローラ23によりパイロットポンプ21の容量可変手段25を制御することにより、冷却ファン19の回転速度を増加させるように制御することで、冷却能力を増加させて、油の動粘度を適正範囲内に制御できる。
【0050】
次に、図5は、得られた動粘度が不適合の場合に、油圧回路の運転条件を制御する油圧回路制御システムのフローチャートを示す。
【0051】
この図5に示された油圧回路制御システムは、ポンプ吐出流量把握手段41の回転速度センサ35により計測されたエンジン回転速度Nと、電磁アクチュエータ24への指令値によりコントローラ23内で把握されているパイロットポンプ21のポンプ容量qとによって、パイロットポンプ21から管路36に油を吐出する際のポンプ吐出流量Q(=N・q)を把握し、圧力センサ37,38により、管路36内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測し、油温センサ29により、油の温度tを計測し(ステップ11)、コントローラ23により、ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路36の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して、油の実際の動粘度μを演算し(ステップ12)、図3に示される油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから、計測した温度tにおける油の適正範囲の動粘度を求め、油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれるか否かを判断し(ステップ13)、実際の動粘度μが適正範囲の動粘度に含まれない場合は、油を冷却する冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲に含ませるように制御する。
【0052】
すなわち、オーバークール状態で油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より高い場合は、コントローラ23により電磁比例弁(分流弁)28を制御することにより、一定時間(数分)の間、冷却手段20のオイルクーラ16に供給される油の流量を減少させるように制御することで、冷却手段20の冷却能力を減少させて、油温の上昇を図り、油の動粘度を適正範囲内に制御する(ステップ14)。
【0053】
このような冷却能力の制御を一定時間(数分)継続し、一定時間の経過後に、ステップ11の計測を再度行い、再計測で得られた実際の動粘度μが適正範囲内に制御されたか否かを再判定し(ステップ12、13)、実際の動粘度μが適正範囲内に制御された場合は、その動粘度μの油により作動される油圧回路10の運転を継続する。
【0054】
一方、一定時間(数分)の経過後も実際の動粘度μが適正範囲内に制御されない場合は、あるいは、オーバーヒート状態となって油の実際の動粘度μが適正範囲の動粘度より低くなった場合、コントローラ23は、その状態を異常として認知する(ステップ15)。
【0055】
そして、このコントローラ23からモニタ27上に異常表示、または警報を出力するとともに、油圧回路10の油圧馬力を低下させるように制御する(ステップ16)。
【0056】
例えば、一定時間内に実際の動粘度μが適正範囲内に制御されない異常を認知したコントローラ23は、アクセルアクチュエータ34を制御して、ポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを減速させるように制御したり、電磁アクチュエータ31により容量可変手段32を制御して、メインポンプ12のポンプ吐出流量を減少させるように制御し、これらによりメインポンプ12のポンプ吸収馬力を低下させ、また、リリーフバルブ33の設定圧を電磁アクチュエータにより下げて、メインポンプ12のポンプ吐出圧力を低下させるように制御し、また、場合によってはポンプ駆動用エンジン11を停止させる。
【0057】
この図5に示された油圧回路制御システムによれば、把握した管路36へのポンプ吐出流量Qと、既知の管路平均断面積Aと、計測した管路36内の差圧とによって、油の実際の動粘度μを演算し、この実際の動粘度μが、図3に示される油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから求めた油の適正範囲の動粘度に含まれない場合は、冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲に含ませるように制御し、実際の動粘度μを適正範囲内に制御できるときは油圧回路10の運転をそのまま継続するとともに、実際の動粘度μを適正範囲内に制御できないときは、油圧回路10の油圧馬力を低下させるように制御することで、無理な運転継続を防止でき、油の動粘度との関係で油圧回路10を適切に制御できる。
【0058】
すなわち、ポンプ吐出流量把握手段41により把握された管路36へのポンプ吐出流量Qと、既知の管路平均断面積Aと、圧力センサ37,38により計測された管路36内の差圧とから、コントローラ23が、油の実際の動粘度μを演算し、この実際の動粘度μが、温度計測手段により計測された油の温度と動粘度との関係を表わす温度・動粘度特性データから求めた油の適正範囲の動粘度に含まれるか否かを判断し、含まれない場合は、冷却手段20の冷却能力を可変制御することによって実際の動粘度μを適正範囲に含ませるように制御し、実際の動粘度μを適正範囲内に制御できるときは油圧回路10の運転を継続するとともに、実際の動粘度μを適正範囲内に制御できないときは、油圧回路10の油圧馬力を低下させるように制御することで、無理な運転継続を防止でき、油の動粘度との関係で油圧回路10を適切に制御できる。
【0059】
例えば、油の実際の動粘度μを適正範囲内に制御できないと判断したコントローラ23は、油圧回路10のポンプ駆動用エンジン11のエンジン回転速度Nを減速させて、メインポンプ12の吐出流量を減少させることで、油圧回路10の油圧馬力を低下させるので、油圧回路10の無理な運転継続を防止でき、油の動粘度との関係で油圧回路10を適切に制御できる。
【0060】
または、油の実際の動粘度μを適正範囲内に制御できないと判断したコントローラ23は、メインポンプ12の電磁アクチュエータ31を制御して、油圧回路10のポンプ吐出流量を減少させることで、油圧回路10の油圧馬力を低下させるので、油圧回路10の無理な運転継続を防止でき、油の動粘度との関係で油圧回路10を適切に制御できる。
【0061】
あるいは、油の実際の動粘度μを適正範囲内に制御できないと判断したコントローラ23は、リリーフバルブ33の設定圧を可変制御して、油圧回路10のポンプ吐出圧力を低下させることで、油圧回路10の油圧馬力を低下させるので、油圧回路10の無理な運転継続を防止でき、油の動粘度との関係で油圧回路10を適切に制御できる。
【0062】
また、コントローラ23が、油の実際の動粘度μを適正範囲内に制御できない異常状態であると判断したときは、その異常状態をモニタ27に表示して、作業者に注意を喚起できる。
【0063】
以上のような液体粘度計測装置は、油圧ショベルなどの建設機械に搭載し、油の動粘度を直接計測するので、測定精度が高く、また、この液体粘度計測装置からの出力信号により、上述のようにポンプ駆動用エンジン11、メインポンプ12などの運転条件を自動制御でき、油圧回路10の油圧馬力を落としたり、冷却手段20の冷却能力を制御することができるが、さらに、以下のような機能を付加することもできる。
【0064】
(1) 異常なコンタミネーション(ごみ)が混入した場合、差圧(P1−P2)が大きくなることで、見かけ上の粘度が上がるため、コンタミネーション混入異常を検知することが可能である。
【0065】
異常なコンタミネーションがなくても、油の劣化に伴ない発生する不純物などにより油の粘度が高くなった場合も、タイムリーに油の交換時期をオペレータに知らせることが可能となる。通常は、5000時間程度を目安に交換している。
【0066】
(2) 油タンク15などに実際に充填されている油の粘度グレードを、モニタ27に表示できるので、この表示を確認することで、交換時に油の粘度グレードを間違えることがない。
【0067】
(3) 計測された差圧(P1−P2)より換算した油の動粘度から、間違った油が充填されている場合などの、油自体が適正でない場合も、その油の交換をモニタ27などにて勧告することが可能である。例えば、建設機械を温暖な地域から寒冷地に運搬した場合の、油の不適正を機械側から指摘することができる。
【0068】
(4) 本発明は、油圧回路10の作動油だけでなく、全く同じ考え方をポンプ駆動用エンジン11の潤滑油にも適用できる。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、把握した管路へのポンプ吐出流量と、既知の管路平均断面積と、計測した管路内の差圧とによって、液体の実際の動粘度を演算することができるので、管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測方法を提供できる。
【0070】
請求項2記載の発明によれば、ポンプ吐出流量把握手段により把握されたポンプ吐出流量と、既知の管路平均断面積と、差圧計測手段により計測された管路内の差圧とから、演算手段が液体の実際の動粘度を演算するので、管路内で流れる液体の動粘度を直接演算できる安価な液体粘度計測装置を提供できる。
【0071】
請求項3記載の発明によれば、ポンプ駆動用エンジンの回転速度を計測する回転速度センサは、エンジン回転速度を制御するために一般的に用いられている既設センサであり、ポンプ容量も既知であるので、このポンプ吐出流量把握手段は、特別なセンサを新設することなくポンプ吐出流量を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体粘度計測装置の一実施の形態を示す原理説明図である。
【図2】同上液体粘度計測装置が組込まれた液圧回路の一実施の形態を示す回路図である。
【図3】同上液体粘度計測装置が比較対象とする各種油の温度と動粘度との関係を示す温度・動粘度特性図である。
【図4】同上液体粘度計測装置を用いた液体粘度制御方法の一実施の形態を示すフローチャートである。
【図5】同上液体粘度計測装置を用いた液体回路制御方法の一実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 ポンプ駆動用エンジン
21 ポンプとしてのパイロットポンプ
23 演算手段としてのコントローラ
35 回転速度センサ
36 管路
37,38 差圧計測手段としての圧力センサ
41 ポンプ吐出流量把握手段

Claims (3)

  1. ポンプから管路に液体を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握し、
    管路内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測し、
    ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、
    Q=k・μ・A・√(P1−P2)
    に代入して、液体の実際の動粘度μを演算する
    ことを特徴とする液体粘度計測方法。
  2. ポンプから管路に液体を吐出する際のポンプ吐出流量Qを把握するポンプ吐出流量把握手段と、
    管路内の第1計測箇所の圧力P1とこの第1計測箇所より下流側に位置する第2計測箇所の圧力P2との間の差圧(P1−P2)を計測する差圧計測手段と、
    ポンプ吐出流量Q、第1計測箇所・第2計測箇所間の管路平均断面積A、差圧(P1−P2)、比例定数kを、Q=k・μ・A・√(P1−P2)に代入して、液体の実際の動粘度μを演算する演算手段と
    を具備したことを特徴とする液体粘度計測装置。
  3. ポンプ吐出流量把握手段は、
    ポンプ駆動用エンジンの回転速度を計測する回転速度センサを備え、
    回転速度センサで計測したポンプの回転速度と、ポンプが有するポンプ容量とから、ポンプ吐出流量を把握する
    ことを特徴とする請求項2記載の液体粘度計測装置。
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