JP2651048B2 - ヘアカーラ及びその製造方法 - Google Patents

ヘアカーラ及びその製造方法

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JP2651048B2 JP40550190A JP40550190A JP2651048B2 JP 2651048 B2 JP2651048 B2 JP 2651048B2 JP 40550190 A JP40550190 A JP 40550190A JP 40550190 A JP40550190 A JP 40550190A JP 2651048 B2 JP2651048 B2 JP 2651048B2
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治彦 石川
高宏 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪のカールづけのた
めのヘアカーラ及びその製造方法に関し、特に吸水性を
持った吸水部材を有するヘアカーラ及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒状に形成された巻き枠の外周に毛髪
を巻き付けて毛髪にカール付けを行うヘアカーラとし
て、従来から電気的に加熱するものが提供されている。
これは、ヒータを巻き枠内に備えて自己発熱するもの
や、蓄熱剤を備えて外部ヒータによって加熱されるも
の、あるいは特公昭49ー13066号公報に示されて
いるような電磁誘導加熱で加熱されるもの等があるが、
いずれも加熱された巻き枠から毛髪に熱を与えること
で、巻き枠に巻き付けられた毛髪にカール付けを行うよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のヘアカーラでは、加熱された巻き枠で毛髪に直接熱を
与えることでカール付けを行うために、熱によって毛髪
内の水分が飛んでしまい、毛髪水分率が低下し、毛髪が
パサパサとなって手触り感が悪くなる上につやもなくな
るという問題があるほか、カールの持ち具合が悪く、セ
ットしても時間がたてばすぐにくずれてしまうという欠
点があった。
【0004】そこで、本発明に到る過程で、ヘアカーラ
として成形された筒状の被加熱本体の成形品に薄い吸水
部材を後工程で接着することを考えた。このように薄い
吸水部材を接着剤で接着したものは、吸水部材で水分を
吸収させることができて、吸水部材で保持している水分
を蒸発させて生じたスチームにより毛髪を傷めることな
く、カール付けを行うようにできることが判明した。と
ころが、このようなものにおいては、薄い吸水部材を表
面に貼るので剥がれやすいという問題があった。
【0005】本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、毛髪
を傷めることなくカール付けができ、また、吸水部材が
剥がれにくいヘアカーラ及びその製造方法を提供するに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のヘアカーラは、吸水性のある吸水部材1を
筒状の被加熱本体2の表面に分布させてなるヘアカーラ
3おいて、ブロック状の吸水部材1を筒状の被加熱本体
2表面の凹所4に少なくとも一つ以上配置した構成とし
た。
【0007】また、本発明のヘアカーラの製造方法は、
吸水部材1をブロック状に形成する工程と、このブロッ
ク状の吸水部材1を金型5の所定位置に少なくとも一つ
以上配置する工程と、金型5内に成形材料6を供給して
被加熱本体2表面の一部にブロック状の吸水部材1が露
出するように成形する工程とからなるものである。ま
た、吸水部材1をブロック状に形成する工程と、被加熱
本体2を少なくとも一つ以上の凹所4のある筒状に形成
する工程と、ブロック状の吸水部材1を筒状の被加熱本
体2の凹所4に配置する工程とからなるものでもよい。
【0008】
【作用】本発明においては、吸水性のある吸水部材1を
筒状の被加熱本体2の表面に分布させてなるヘアカーラ
3とすることで、吸水部材1で水分を吸収させることが
できて、吸水部材1で保持している水分を蒸発させて生
じたスチームによりカール付けを行うようにできるもの
であり、しかも、ブロック状の吸水部材1を筒状の被加
熱本体2表面の凹所4に少なくとも一つ以上配置するこ
とで、薄い吸水部材1表面に接着するものに比べて吸水
部材1が剥がれにくい構造とすることができる。
【0009】また、吸水部材1をブロック状に形成し、
このブロック状の吸水部材1を金型5の所定位置に少な
くとも一つ以上配置し、金型5内に成形材料6を供給し
て被加熱本体2表面の一部にブロック状の吸水部材1が
露出するように成形することで、吸水部材1が剥がれに
くい構造のヘアカーラ3を簡単な方法で製造でき、ま
た、吸水部材1を後工程で接着剤で貼る工程が省略でき
る。
【0010】また、吸水部材1をブロック状に形成し、
被加熱本体2を少なくとも一つ以上の凹所4のある筒状
に形成し、ブロック状の吸水部材1を筒状の被加熱本体
2の凹所4に配置するものにおいては、吸水部材1が剥
がれにくい構造のヘアカーラ3を簡単な方法で製造でき
る。
【0011】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図6には本発明の一実施例が示し
てある。図2に示すように、まず、ポリエステルのよう
な繊維状の構造を持ち水分を吸収発散することのできる
繊維部材よりなる布材(すなわち吸水部材1)を所定の
大きさに切断し、図2に示すように補強するため熱圧着
によりポリエステル系エラストマーからなる成形部材7
に取付けてブロック状にする。このブロック状に形成し
た吸水部材1を少なくとも一つ以上金型5の所定位置に
配置して型締めを行う。この金型5内に図4、図5のよ
うに被加熱本体2となるポリエステル系のエラストマー
の成形材料6を供給することで、筒状の被加熱本体2の
周囲に複数個のブロック状の吸水部材1の表面部が露出
するように形成されると共に吸水部材1と被加熱本体2
とが一体化して吸水部材1が筒状の被加熱本体2に強固
に取付けられることになる。この場合成形されたヘアカ
ーラ3は図1に示すように、筒状の被加熱本体2の表面
部の凹所4に吸水部材1が配設されて一体化した構成と
なっている。添付図面中5aは固定金型、5bは可動金
型、5cはサイドコアであって、これらの部材により金
型が構成してある。なお、筒状の被加熱本体2には図6
に示すように毛髪引っ掛かり用リブ8を形成してもよい
ものである。ところで、ブロック状の吸水部材1として
は上記の実施例にのみ限定されず、図3に示すように吸
水性のある多孔質の合成樹脂の成形体単体であってもよ
いものである。
【0012】次に、図7乃至図13に示す他の実施例に
つき説明する。この実施例においては、ポリエステルの
ような繊維状の構造を持ち水分を吸収発散することので
きる繊維部材よりなる布材(すなわち吸水部材1)を所
定の大きさに切断し、図8に示すように補強するため熱
圧着によりポリエステル系エラストマーからなる成形部
材7に取付けてブロック状にする。他方、金型5内に図
10、図11のように被加熱本体2となるポリエステル
系のエラストマーの成形材料6を供給することで、表面
に少なくとも一つ以上の凹所4を有する筒状の被加熱本
体2を形成する。このようにして形成した表面に凹所4
を有する筒状の被加熱本体2の凹所4に上記のブロック
状をした吸水部材1を図12のようにして圧入して取付
ける。この場合、必要に応じて接着剤を用いてブロック
状の吸水部材1を凹所4に固着してもよい。筒状の被加
熱本体2には図13に示すように毛髪引っ掛かり用リブ
8を形成してもよいものである。ブロック状の吸水部材
1としては上記の実施例にのみ限定されず、図9に示す
ように吸水性のある多孔質の合成樹脂の成形体単体であ
ってもよいものである。
【0013】しかして、上記した各製造方法で製造した
ヘヤカーラ3はブロック状の吸水部材1を筒状の被加熱
本体2表面の凹所4に少なくとも一つ以上配置してある
構成となっている。そして、使用に当たっては、ヘアカ
ーラ3の外面に露出する吸水部材1に吸水させると共に
ヘアカーラ3を加熱し(例えば、吸水すると共に電磁誘
導加熱により加熱したり、あるいは湯を入れた釜内にヘ
アカーラ3を入れて吸水と共に加熱したりする)、この
ヘアカーラ3に毛髪を巻いてカール付けを行うのである
が、ヘアカーラ3からの外面に露出した吸水部材1に保
持されている水分が蒸発して毛髪に浸透し、その後、毛
髪に浸透した水分がヘアカーラ3からの熱(ヘアカーラ
3からの熱伝導と、加熱された水分が蒸発することによ
るスチームによる加熱)によりで蒸散して、カールが固
定される。そして、スチームにより加熱することで、毛
髪水分率が低下したりすることがなく、この結果、毛髪
を傷めず、特に、毛髪を巻いた状態でスチームが発生す
ることで、毛髪にスチームが浸透する効率が良いもので
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明にあっては、吸水性のある吸水部
材を筒状の被加熱本体の表面に分布させてなるヘアカー
ラであるから、毛髪のカール付けを吸水部材に吸水させ
た状態でカール付けすると、吸水部材に保持している水
分を蒸発させることにより生じるスチームで毛髪の加熱
ができ、毛髪の水分率を低下させることなくカール付け
ができて毛髪を傷めることがなく、また、カールの持ち
がよいものであり、しかも、このように、毛髪を傷めな
いようにカール付けして、カールの持ちが良いように吸
水部材を被加熱本体の表面に設けるに当たり、吸水部材
をブロック状とし、このブロック状の吸水部材を筒状の
被加熱本体表面の凹所に少なくとも一つ以上配置するこ
とで、薄い吸水部材を表面に接着するものに比べて吸水
部材が剥がれにくい構造とすることができるものであ
る。
【0015】また、吸水部材をブロック状に形成する工
程と、このブロック状の吸水部材を金型の所定位置に少
なくとも一つ以上配置する工程と、金型内に成形材料を
供給して被加熱本体表面の一部にブロック状の吸水部材
が露出するように成形する工程とからなる方法において
は、上記の吸水部材が剥がれにくい構造のヘアカーラを
簡単な方法で製造でき、また、吸水部材を後工程で接着
剤で貼る工程が省略できてコストダウンが計れるもので
ある。
【0016】また、吸水部材をブロック状に形成する工
程と、被加熱本体を少なくとも一つ以上の凹所のある筒
状に形成する工程と、ブロック状の吸水部材を筒状の被
加熱本体の凹所4に配置する工程とからなる方法におい
ては、吸水部材が剥がれにくい構造のヘアカーラを簡単
な方法で製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヘヤカーラを示す図面で、
(a)は平断面図であり、(b)は縦断面図である。
【図2】同上の吸水部材をブロック状にする場合の説明
図である。
【図3】同上の吸水部材が異なるヘアカーラの断面図で
ある。
【図4】同上の金型での成形状態を示す平断面図であ
る。
【図5】同上の金型での成形状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】同上のヘアカーラの他の実施例を示す図面で、
(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図7】本発明の他の実施例のヘアカーラを示す図面
で、(a)は平断面図であり、(b)は縦断面図であ
る。
【図8】同上の吸水部材をブロック状にする場合の説明
図である。
【図9】同上の吸水部材が異なるヘアカーラの断面図で
ある。
【図10】同上の金型での成形状態を示す平断面図であ
る。
【図11】同上の金型での成形状態を示す縦断面図であ
る。
【図12】同上のブロック状の吸水部材を被加熱本体の
表面の凹所にはめ込む場合の説明図である。
【図13】同上のヘアカーラの他の実施例を示す図面
で、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 吸水部材 2 被加熱本体 3 ヘアカーラ 4 凹所 5 金型 6 成形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 啓二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 松山 克彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−153805(JP,A) 実開 昭48−50286(JP,U) 実開 昭63−22803(JP,U) 実公 昭48−25912(JP,Y1) 実公 昭47−852(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性のある吸水部材を筒状の被加熱本
    体の表面に分布させてなるヘアカーラにおいて、ブロッ
    ク状の吸水部材を筒状の被加熱本体表面の凹所に少なく
    とも一つ以上配置して成ることを特徴とするヘアカー
    ラ。
  2. 【請求項2】 吸水部材をブロック状に形成する工程
    と、このブロック状の吸水部材を金型の所定位置に少な
    くとも一つ以上配置する工程と、金型内に成形材料を供
    給して被加熱本体表面の一部にブロック状の吸水部材が
    露出するように成形する工程とからなることを特徴とす
    るヘアカーラの製造方法。
  3. 【請求項3】 吸水部材をブロック状に形成する工程
    と、被加熱本体を少なくとも一つ以上の凹所のある筒状
    に形成する工程と、ブロック状の吸水部材を筒状の被加
    熱本体の凹所に配置する工程とからなることを特徴とす
    るヘアカーラの製造方法。
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