JP2649669B2 - 液体危険物用のfrp二重殻タンクの設置方法及びその設置器具 - Google Patents

液体危険物用のfrp二重殻タンクの設置方法及びその設置器具

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JP2649669B2 JP7031668A JP3166895A JP2649669B2 JP 2649669 B2 JP2649669 B2 JP 2649669B2 JP 7031668 A JP7031668 A JP 7031668A JP 3166895 A JP3166895 A JP 3166895A JP 2649669 B2 JP2649669 B2 JP 2649669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンドの地
下に埋設して設置されるガソリンや軽油等の液体危険物
用のFRP二重殻タンクの設置方法及びそれに使用する
設置器具に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液体危険物用の二重殻タンクとし
ては、内殻及び外殻を鋼板で形成したSS製二重殻タン
クと、内殻を鋼板で形成し外殻をFRPで形成したSF
製二重殻タンクが使用されている。しかしながら、従来
の液体危険物用の二重殻タンクは、少なくとも内殻は鋼
板で形成されているから、鋼板に外面塗装を行なっても
鋼板の腐食を完全に防止することができず、そのため、
鋼板の腐食による漏洩事故が発生するという問題があ
る。そこで、最近、内殻及び外殻ともFRPで形成した
FRP二重殻タンクが提案されている。尚、FRP二重
殻タンクとは、内外殻をFRP(強化プラスチック)製
とする二重殻タンクで、液体危険物を地下に貯蔵し、内
部液体と直接接触する胴板と鏡板とからなる内殻と、内
殻を覆う外殻の二重の殻からなる横置円筒型タンクのこ
とを言い、このFRP二重殻タンクは内殻と外殻の間に
液体危険物の漏洩を検知するための空隙を設けている。
また、このタンクには、給油口、通気口、点検口、漏洩
検知装置用継手、液体を充填又は取り出すための配管等
の付属装置が取付けられている。そして、このFRP二
重殻タンクをガソリンスタンドの地下等に設置するとき
は、あらかじめコンクリ−ト基礎上にタンク枕を設けて
おき、その上にこのタンクを載せたのち固定バンドで固
定することにより行なうことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の設置方法では、コンクリ−ト基礎の施工、タンク枕
の施工、タンクの固定作業等の複数の作業が必要である
から、作業の簡略化と工期の短縮を図ることができない
という問題がある。また、従来の方法では、タンクが円
筒形であるから、運搬や仮置き作業の際の取扱いが大変
であるという問題もある。本発明は、従来の上述のよう
な問題点を解決するためになされたもので、その目的と
するところは、運搬や仮置き作業が容易で、しかも工期
の短縮と施工の簡略化をはかることができるFRP二重
殻タンクの設置方法及びそれに使用する設置器具を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の液体危険物用のFRP二重殻タンクの設置
方法では、上面に弧状のタンク載置凹面を設けると共
に、その両側にコンクリ−ト充填用開口部を形成し、か
つ、底面を開口した中空のタンク枕をFRPで形成し、
このタンク枕を複数個所定の間隔を設けて並べたのち、
このタンク枕のタンク載置凹面に液体危険物用のFRP
二重殻タンクを載置し、次に、バンド用アンカ−取付ね
じ部を形成したタンクバンドをタンク枕内の中空部を通
した状態でFRP二重殻タンク外周に巻き回して締結す
ることにより前記FRP二重殻タンクとタンク枕とを接
合一体化すると共に、タンク枕内の中空部に配置したバ
ンド用アンカ−取付ねじ部にバンド用アンカ−を取付
け、次に、前記FRP二重殻タンクを、床用アンカ−を
設置したコンクリ−ト基礎の上に前記床用アンカ−の突
出部がタンク枕の中空部内に入るようにして載置したの
ち、前記コンクリ−ト充填用開口部から中空部内にコン
クリ−トを充填することによりFRP二重殻タンクをコ
ンクリ−ト基礎上に固定する方法を採用した。また、請
求項2記載の液体危険物用のFRP二重殻タンクの設置
器具では、FRPで形成し、上面に弧状のタンク載置凹
面を設けると共にその両側にコンクリ−ト充填用開口部
を形成し、かつ、底面を開口した複数個の中空のタンク
枕と、前記タンク枕を複数個所定の間隔を設けて並べ、
そのタンク載置凹面に液体危険物用のFRP二重殻タン
クを載置した状態で、タンク枕内の中空部を通してFR
P二重殻タンク外周に巻き回して締結することにより前
記FRP二重殻タンクとタンク枕とを接合一体化すると
共に、FRP二重殻タンク外周に巻き回して締結した際
にタンク枕の中空部内に配置されるバンド用アンカ−取
付ねじ部を形成したタンクバンドと、前記バンド用アン
カ−取付ねじ部に連結するバンド用アンカ−と、コンク
リ−ト基礎に下部を埋め込んで設置する床用アンカ−
と、前記タンク枕と一体化したFRP二重殻タンクを、
前記床用アンカ−を設置したコンクリ−ト基礎の上に、
前記床用アンカ−の突出部がタンク枕の中空部内に入る
ようにして載置したのち、コンクリ−ト充填用開口部か
らタンク枕の中空部内に充填するコンクリ−トと、から
なる構成を採用した。
【0005】
【作用】本発明の液体危険物用のFRP二重殻タンクの
設置方法では、設置前にタンク枕をFRP二重殻タンク
に取付けているので、仮置き作業や運搬を容易に行なう
ことができる。また、本発明では、あらかじめコンクリ
−ト基礎に床用アンカ−を設置しておき、その上からタ
ンク枕と接続したFRP二重殻タンクを置き、タンク枕
のコンクリ−ト充填用開口部からコンクリ−トを充填す
るだけでFRP二重殻タンクを設置することができるの
で、設置作業を簡略化することができる。また、本発明
では、従来のタンク枕の設置作業やタンクの固定作業が
無くなるので、工期を短縮することができる。また、本
発明では、タンクバンドと中空部内のコンクリ−トとは
バンド用アンカ−で固定することができ、また、コンク
リ−ト基礎と中空部内のコンクリ−トとは床用アンカ−
で固定することができるので、FRP二重殻タンクの浮
上や沈下あるいは横移動を確実に防止することができ
る。また、本発明では、タンク枕をFRPで形成してい
るから、設置前にタンク枕の上にFRP二重殻タンクを
載せても強度が充分で破損することがないし、また、設
置時にはタンク枕の中空部内にコンクリ−トを充填する
ので、設置後、タンク内にガソリン等の液体を入れても
タンク枕の強度を充分に確保することができる。また、
本発明では、タンクとタンク枕を工場で製作することが
でき、また、その接合作業も工場ですることができるか
ら、コンクリ−ト基礎を正確に施工しておけば、レベル
合わせも容易で、作業性が向上する。
【0006】また、本発明の液体危険物用のFRP二重
殻タンクの設置器具では、設置前にタンク枕をFRP二
重殻タンクに取付けることができるので、仮置き作業や
運搬を容易に行なうことができる。また、本発明では、
あらかじめコンクリ−ト基礎に床用アンカ−を設置して
おき、その上からタンク枕と接続したFRP二重殻タン
クを置き、タンク枕のコンクリ−ト充填用開口部からコ
ンクリ−トを充填するだけでFRP二重殻タンクを設置
することができるので、設置作業を簡略化することがで
きる。また、本発明では、従来のタンク枕の設置作業や
タンクの固定作業が無くなるので、工期を短縮すること
ができる。また、本発明では、タンクバンドと中空部内
のコンクリ−トとはバンド用アンカ−で固定することが
でき、また、コンクリ−ト基礎と中空部内のコンクリ−
トとは床用アンカ−で固定することができるので、FR
P二重殻タンクの浮上や沈下あるいは横移動を確実に防
止することができる。また、本発明では、タンク枕をF
RPで形成しているから、FRP二重殻タンクを載せて
も強度が充分で破損することがないし、また、設置後は
タンク枕の中空部内にコンクリ−トを充填するので、タ
ンク枕の強度も充分に確保することができる。また、本
発明では、タンクとタンク枕の接合作業を工場でするこ
とができるから、コンクリ−ト基礎を正確に施工してお
けば、レベル合わせも容易で、作業性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】まず、実施例の液体危険物用のFRP二重
殻タンクの設置器具の構成について説明する。図1は本
実施例のタンク枕を示す斜視図、図2はバンド用アンカ
−を取付けた状態のタンクバンドを示す斜視図、図3は
バンド用アンカ−を示す斜視図、図4は床用アンカ−を
示す斜視図である。本実施例の液体危険物用二重殻タン
クの設置器具は、タンク枕1と、タンクバンド2と、バ
ンド用アンカ−3と、床用アンカ−4とを主要な構成と
している。
【0009】前記タンク枕1は、FRP二重殻タンクA
を上に載せるためのもので、FRPで矩形状に形成さ
れ、上面にはタンクの外周面と合致した弧状のタンク載
置凹面10とその両側にコンクリ−ト充填用開口部1
1,11が形成されている。タンク枕1内は中空に形成
され、底面は全面が開口されている。尚、12は中空
部、13は底面開口部である。タンク枕1は少なくとも
FRP二重殻タンクAの前後2箇所に配置される。
【0010】前記タンクバンド2は、FRP二重殻タン
クAをタンク枕1に固定するためのもので、鋼製で、バ
ンド本体20の外面2箇所には後述するバンド用アンカ
−3を連結するバンド用アンカ−取付ねじ部21,21
が形成されている。タンクバンド2は、その一端をタン
ク枕1の一方のコンクリ−ト充填用開口部11から挿入
し、タンク枕1内の中空部12を通って他方のコンクリ
−ト充填用開口部11から外部に出し、FRP二重殻タ
ンクAの外周を巻き回したのちその先端に設けた連結板
14,14同士をボルトナット15で接続させてFRP
二重殻タンクAをタンク枕1と接合一体化させるもので
ある。前記バンド用アンカ−取付ねじ部21,21は、
FRP二重殻タンクAとタンク枕1を接合した際、タン
ク枕1の中空部12内に配置されるように形成してい
る。
【0011】前記バンド用アンカ−3は、前記タンク枕
1内の中空部12に充填されたコンクリ−トBにタンク
バンド2を固定するためのもので、アンカ−軸30と2
枚の水平板31とねじ部32で構成されている。このバ
ンド用アンカ−3はタンク枕1内に配置された前記バン
ド用アンカ−取付ねじ部21,21と連結して使用され
るものである。尚、バンド用アンカ−3は鋼製である。
【0012】前記床用アンカ−4は、タンク枕1内に充
填されたコンクリ−トBとコンクリ−ト基礎Cとを固定
するためのもので、床用アンカ−軸40と4個の床用水
平板41とから構成され、下部2個の水平板41がコン
クリ−ト基礎Cに埋設され、上部2個が地上に突出して
突出部42を構成し、それを上方から被せるようにして
タンク枕1を載置し、コンクリ−ト充填用開口部11か
らコンクリ−トBを充填することによりFRP二重殻タ
ンクAを基礎面に固定することができるように構成して
いる。尚、図中5は繊維製ベルトストリンガ−、6はク
レ−ンのフックである。
【0013】次に、本実施例の設置器具を使用してFR
P二重殻タンクを設置する方法を説明する。図5(イ)
は、タンク枕1と固定したタンクAを繊維製ベルトスト
リンガ−5で吊り上げてコンクリ−ト基礎面に設置する
状態を示す断面図、(ロ)はタンクをコンクリ−ト基礎
面に設置した状態を示す断面図である。まず、2個のタ
ンク枕1をFRP二重殻タンクAの両側下方に位置する
ように配置し、そのタンク載置凹面10にタンクAを載
置し、タンクバンド2をコンクリ−ト充填用開口部11
の一方からタンク枕1の中空部12内を通して他方のコ
ンクリ−ト充填用開口部11から取り出し、タンクAの
外周を巻き回した後、その両端の連結板14,14をボ
ルトナット15で締結して、タンクAにタンク枕1を接
合一体化する。そして、タンクバンド2のバンド用アン
カ−取付けねじ部21にバンド用アンカ−3を連結し、
これをクレ−ン等を用いてトラック等に載せ設置場所ま
で運搬する。設置場所ではあらかじめコンクリ−ト基礎
Cが打設され、タンク枕1を載置する場所には、床用ア
ンカ−4がその突出部42を露出させた状態で設置され
ているので、床用アンカ−4の突出部42がタンク枕1
の中空部12に入るように被せて設置し、コンクリ−ト
充填用開口部11からコンクリ−トBを充填させて設置
作業を終了する。
【0014】本実施例の液体危険物用のFRP二重殻タ
ンクの設置器具及びそれを使用した設置方法では、あら
かじめタンクAをタンク枕1に固定した状態で設置場所
まで運搬することができるので、運搬作業が容易になる
し、また、コンクリ−ト基礎Cへの仮置き作業も容易に
なり作業性が向上する。また、本実施例の器具及び方法
では、あらかじめコンクリ−ト基礎Cに床用アンカ−4
を設置しておき、その上からタンク枕1と接続したFR
P二重殻タンクAを置き、タンク枕1のコンクリ−ト充
填用開口部11からコンクリ−トBを充填するだけでF
RP二重殻タンクAを設置することができるので、設置
作業を簡略化することができる。また、本実施例の器具
及び方法では、従来のタンク枕の設置作業やタンクの固
定作業が無くなるので、工期を短縮することができる。
また、本実施例の器具及び方法では、タンクバンド2と
中空部12内のコンクリ−トBとはバンド用アンカ−3
で固定することができ、また、コンクリ−ト基礎Cと中
空部12内のコンクリ−トBとは床用アンカ−4で固定
することができるので、FRP二重殻タンクAの浮上や
沈下あるいは横移動を確実に防止することができる。ま
た、本実施例の器具及び方法では、タンク枕1をFRP
で形成しているから、FRP二重殻タンクAを載せても
強度が充分で破損することがないし、また、設置後はタ
ンク枕1の中空部12内にコンクリ−トBを充填するの
で、タンク枕1の強度も充分に確保することができる。
また、本実施例の器具及び方法では、タンクAとタンク
枕1の接合作業を工場ですることができるから、コンク
リ−ト基礎Cを正確に施工しておけば、レベル合わせも
容易になり、作業性が向上する。
【0015】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施
例ではタンク枕を2個使用したがその個数に制限はな
い。また、水平板31,41の枚数も任意である。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の液体
危険物用のFRP二重殻タンクの設置方法では、設置前
にタンク枕をFRP二重殻タンクに取付けているので、
仮置き作業や運搬を容易に行なうことができる。また、
本発明では、あらかじめコンクリ−ト基礎に床用アンカ
−を設置しておき、その上からタンク枕と接続したFR
P二重殻タンクを置き、タンク枕のコンクリ−ト充填用
開口部からコンクリ−トを充填するだけでFRP二重殻
タンクを設置することができるので、設置作業を簡略化
することができる。また、本発明では、従来のタンク枕
の設置作業やタンクの固定作業が無くなるので、工期を
短縮することができる。また、本発明では、タンクバン
ドと中空部内のコンクリ−トとはバンド用アンカ−で固
定することができ、また、コンクリ−ト基礎と中空部内
のコンクリ−トとは床用アンカ−で固定することができ
るので、FRP二重殻タンクの浮上や沈下あるいは横移
動を確実に防止することができる。また、本発明では、
タンク枕をFRPで形成しているから、設置前にFRP
二重殻タンクを載せても強度が充分で破損することがな
いし、また、設置時にはタンク枕の中空部内にコンクリ
−トを充填するので、設置後のタンク枕の強度も充分に
確保することができる。また、本発明では、タンクとタ
ンク枕を工場で製作することができ、また、その接合作
業も工場ですることができるから、コンクリ−ト基礎を
正確に施工しておけば、レベル合わせも容易で、作業性
が向上する。
【0017】また、本発明の液体危険物用のFRP二重
殻タンクの設置器具では、設置前にタンク枕をFRP二
重殻タンクに取付けることができるので、仮置き作業や
運搬を容易に行なうことができる。また、本発明では、
あらかじめコンクリ−ト基礎に床用アンカ−を設置して
おき、その上からタンク枕と接続したFRP二重殻タン
クを置き、タンク枕のコンクリ−ト充填用開口部からコ
ンクリ−トを充填するだけでFRP二重殻タンクを設置
することができるので、設置作業を簡略化することがで
きる。また、本発明では、従来のタンク枕の設置作業や
タンクの固定作業が無くなるので、工期を短縮すること
ができる。また、本発明では、タンクバンドと中空部内
のコンクリ−トとはバンド用アンカ−で固定することが
でき、また、コンクリ−ト基礎と中空部内のコンクリ−
トとは床用アンカ−で固定することができるので、FR
P二重殻タンクの浮上や沈下あるいは横移動を確実に防
止することができる。また、本発明では、タンク枕をF
RPで形成しているから、FRP二重殻タンクを載せて
も強度が充分で破損することがないし、また、設置後は
タンク枕の中空部内にコンクリ−トを充填するので、タ
ンク枕の強度も充分に確保することができる。また、本
発明では、タンクとタンク枕の接合作業を工場でするこ
とができるから、コンクリ−ト基礎を正確に施工してお
けば、レベル合わせも容易で、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のタンク枕を示す斜視図である。
【図2】タンクバンドを示す斜視図である。
【図3】バンド用アンカ−の斜視図である。
【図4】床用アンカ−を示す斜視図である。
【図5】(イ)設置状態を示す説明図である。 (ロ)設置した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A FRP二重殻タンク B コンクリ−ト C コンクリ−ト基礎 1 タンク枕 2 タンクバンド 3 バンド用アンカ− 4 床用アンカ− 10 弧状のタンク載置凹面 11 コンクリ−ト充填用開口部 12 中空部 21 バンド用アンカ−取付ねじ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に弧状のタンク載置凹面を設けると
    共に、その両側にコンクリ−ト充填用開口部を形成し、
    かつ、底面を開口した中空のタンク枕をFRPで形成
    し、このタンク枕を複数個所定の間隔を設けて並べたの
    ち、このタンク枕のタンク載置凹面に液体危険物用のF
    RP二重殻タンクを載置し、次に、バンド用アンカ−取
    付ねじ部を形成したタンクバンドを、タンク枕内の中空
    部を通した状態でFRP二重殻タンク外周に巻き回して
    締結することにより前記FRP二重殻タンクとタンク枕
    とを接合一体化すると共に、タンク枕内の中空部に配置
    したバンド用アンカ−取付ねじ部にバンド用アンカ−を
    取付け、次に、前記FRP二重殻タンクを、床用アンカ
    −を設置したコンクリ−ト基礎の上に、前記床用アンカ
    −の突出部がタンク枕の中空部内に入るようにして載置
    したのち、前記コンクリ−ト充填用開口部から中空部内
    にコンクリ−トを充填することによりFRP二重殻タン
    クをコンクリ−ト基礎上に固定することを特徴とする液
    体危険物用のFRP二重殻タンクの設置方法。
  2. 【請求項2】 FRPで形成し、上面に弧状のタンク載
    置凹面を設けると共にその両側にコンクリ−ト充填用開
    口部を形成し、かつ、底面を開口した複数個の中空のタ
    ンク枕と、 前記タンク枕を複数個所定の間隔を設けて並べ、そのタ
    ンク載置凹面に液体危険物用のFRP二重殻タンクを載
    置した状態で、タンク枕内の中空部を通してFRP二重
    殻タンク外周に巻き回して締結することにより前記FR
    P二重殻タンクとタンク枕とを接合一体化すると共に、
    FRP二重殻タンク外周に巻き回して締結した際にタン
    ク枕の中空部内に配置されるバンド用アンカ−取付ねじ
    部を形成したタンクバンドと、 前記バンド用アンカ−取付ねじ部に連結するバンド用ア
    ンカ−と、 コンクリ−ト基礎に下部を埋め込んで設置する床用アン
    カ−と、 前記タンク枕と一体化したFRP二重殻タンクを、前記
    床用アンカ−を設置したコンクリ−ト基礎の上に、前記
    床用アンカ−の突出部がタンク枕の中空部内に入るよう
    にして載置したのち、コンクリ−ト充填用開口部からタ
    ンク枕の中空部内に充填するコンクリ−トと、からなる
    ことを特徴とする液体危険物用のFRP二重殻タンクの
    設置器具。
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