JP2646138B2 - 中空糸膜による排水方法 - Google Patents

中空糸膜による排水方法

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drained
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に切土あるいは盛土した地山中から遊水
などの流入水を排水する方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、切土あるいは盛土して改変した地形におい
て、湧き水により法面が洗い流されたり崩壊する虞れの
ある所では排水を行なわなければならない。
従来、この種の排水方法としては、第5図に示すよう
に、法面1aから地山1中に僅かな勾配をつけた状態で多
数の線状の排水材8を束状に敷設して、地山1中の水を
排水材8の束の隙間を通して法面1aに導出し、該法面1a
に沿って形成した排水溝等に集水して排水していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の排水材による排水方法で
は、多数の排水材の束の隙間が目詰りして排水が不可能
となり長期間の使用の耐えられないという問題点があっ
た。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、殆ど目詰りがなく
て長期間使用しても効果的に排水を継続することのでき
る中空糸膜による排水方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の中空糸膜による排水方法は、排水を必要とす
る地山中に、その法面から奥部に向けて多数の中空糸膜
を創設し、該中空糸膜におけた無数の穴を通して周囲の
水を中空糸膜の内部に導入し、該中空糸膜の法面側端部
から排水することを特徴とするものである。
また、上記中空糸膜の内部を負圧にして強制的に排水
することも特徴とする。
さらに、上記中空糸膜の両側には排水補助材を枝状に
配置してもよい。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図および第2図において、1は岩盤或いは土砂か
ら成る地山であって、その法面1aから奥部に向けて多数
の中空糸膜2が束状に挿設されている。
上記中空糸膜2は、微細な穴を無数にあけたポリエチ
レン等の合成樹脂製の糸状中空管である。中空糸膜2
は、これに限定するものではなく、これまで使用または
開発されている公知の中空糸膜であればいずれでもよ
い。
上記中空糸膜2の束は、法面1a付近で吸引室3に固着
されていて、その内部は該吸引室3内に連通している。
該中空糸膜2の先端部は閉塞されているが、第3図に示
すように、ループ状に敷設してある場合には、両端を吸
引室3に連通状態で固着するとよい。
各吸引室3は、吸引管4を介して吸引ポンプ5に接続
され、側溝6等に排水される。
本実施例は以上のように構成されているので、上記吸
引ポンプ5を稼動させると、吸引室3および中空糸膜2
内が負圧状態になり、中空糸膜2の周囲の地山1内の水
が移動して中空糸膜2内に吸引される。中空糸膜2に吸
引された水は、吸引室3および吸引管4を通って側溝6
に排水される。
尚、中空糸膜2の内径が大きくて、吸引ポンプ5によ
る吸引力を必要とすることなく、自然に流下して法面1a
まで排水可能であれば、上記吸引室3、吸引管4および
吸引ポンプ5等は、省略することができる。この場合、
中空糸膜2は、法面1aに向けて僅かに下がるように傾斜
した状態で挿設するのがよい。
また、第4図に示すように、上記中空糸膜2の両側に
別の中空糸膜或いは排水線材等の補助排水材7を枝状に
敷設して、該補助排水材7により中空糸膜2の近くに集
水してから該中空糸膜2により法面1aまで排水するよう
にしてもよい。
[発明の効果] 1)排水を必要とする地山中に、その法面から奥部に向
けて多数の中空糸膜を挿設し、該中空糸膜にあけた無数
の穴を通して周囲の水を中空糸膜の内部に導入し、該中
空糸膜の法面側端部から排水するようにしたので、中空
糸膜内には土壌粒子が入ることがなく、目詰りして排水
が不可能になるることがない。従って、長期間に亙って
安定して排水を行うことができる。
2)中空糸膜の内部を負圧にして強制的に排水するよう
にしたので、確実かつ迅速に排水を行うことができる。
3)中空糸膜の両側に排水補助材を枝状に配置したの
で、迅速に排水することができ、また、中空糸膜の束の
間隔を拡げることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の排水方法を説明する地山の断面図、第
2図は第1図II−II線に沿った断面図、第3図は中空糸
膜の別の敷設方法を示す図、第4図は補助排水材を配置
した更に別の実施例を示す図、第5図は従来の排水方法
を示す断面図である。 1……地山、1a……法面、2……中空糸膜、3……吸引
室、4……吸引管、5……吸引ポンプ、6……側溝、8
……補助排水材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水を必要とする地山中に、その法面から
    奥部に向けて多数の中空糸膜を挿設し、該中空糸膜にあ
    けた無数の穴を通して周囲の水を中空糸膜の内部に導入
    し、該中空糸膜の法面側端部から排水することを特徴と
    する中空糸膜による排水方法。
  2. 【請求項2】上記中空糸膜の内部を負圧にして強制的に
    排水することを特徴とする請求項1に記載の中空糸膜に
    よる排水方法。
  3. 【請求項3】上記中空糸膜の両側に排水補助材を枝状に
    配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の中
    空糸膜による排水方法。
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