JP2646137B2 - チャックの把握時における作用力の分力荷担方法 - Google Patents

チャックの把握時における作用力の分力荷担方法

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    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
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    • B23B31/16233Jaws movement actuated by oblique surfaces of a coaxial control rod
    • B23B31/16237Details of the jaws

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、工作機械に用いるチャックに関するもので
あり、近年の高速回転化傾向に伴う高回転域において
も、強力な把握力と高い把握精度の得られる機能を備え
た、チャックの把握時における作用力の分力荷担方法に
関するものである。
【従来の技術】
従来の中実チャック構造は、ボディの半径方向内方部
位に相当するジョウの内方部分にプランジャと噛合する
噛合手段を備えるものであり、第1図乃至第4図示の如
きである。さらに中空チャック構造は、ボディの軸線方
向後方部位で且つ半径方向内方部位に相当するジョウの
後方内方部分にプランジャと噛合する噛合手段を備える
ものであり、例えば特開昭55−106707号公報記載のFig1
乃至Fig4図及び実開昭53−99081号のマイクロフィルム
記載の如きである。 しかし、前者及び後者いずれの噛合手段においても、
ジョウ側の噛合部強度とプランジャ側の噛合部強度とに
は著しい差があり、この力学的な強度差を解消すること
は、構造的制限から困難であるとされていた。 しかも、この力学的な強度差は、把握力が増大するに
伴ってさらに拡大する傾向にあることから高回転域にお
いて特に問題となる課題であった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、係る従来チャックの欠点をみごとに解決す
るものであり、噛合手段における作用力の分力荷担機構
を構造力学的側面から究明することによって、負荷に対
する合理的な分力の荷担方法を想到し、特に軽量で高剛
性の強力なジョウ及び歪の極めて少ない強力なプランジ
ャを得ることに主眼がある。
【課題を解決するための手段】
しかるに本発明は、ウェッジ溝を形どる張り出し部材
に発生する負荷による弾性変形を、新規な片振り荷重の
みの負荷の荷担方法によって荷担し、噛合手段における
力学的強度の均衡を図ることに着目したものであり、そ
の特徴とするところは、ボディと、該ボディの軸線方向
前方・後方へ摺動移動するひとつのプランジャと、該プ
ランジャの摺動移動に連動しボディの半径方向内方・外
方へ同時に摺動移動する複数のジョウとから構成される
のほか、前記夫々のジョウ後方に備える突出部12が前記
プランジャに設けた複数のウェッジ溝のいずれかと噛合
するひとつの楔部材50及び該楔部材に直交しこれよりも
幅が狭い補強部材60から形成され且つ該補強部材60が前
記ボディの半径方向外方寄りに適量の肉厚部を残して設
けたスロット溝11へ収容される部分を備えるチャックで
あって、前記プランジャの軸線方向作用力を前記各ジョ
ウの突出部12の夫々へ伝達させて被加工物を把握するに
際し、該軸線方向作用力の負荷分力の片方を楔部材50へ
の面圧負荷分力となして荷担させ、他方の負荷分力を補
強部材60への曲げ負荷分力となして荷担させ、さらに前
記面圧負荷分力の反力によってプランジャのウェッジ溝
を形どる張り出し部材に発生する負荷が被加工物を把握
した状態における小さいときには片持梁構造になして弾
性変形しながら破損を越えない範囲内での曲げ応力で荷
担すると共に該負荷が遠心力の増加に伴いさらに増大し
たときにはスロット溝11近傍の内周面Fで顎部Vの外周
面Gを支えながら荷担するのほか強力な切削力がさらに
負荷されたときにはスロット溝11近傍の内周滅面Fで保
持しながら顎部Vの外周面Fへかかる圧縮力となして荷
担させることにより張り出し部材の破損を防止するチャ
ックの把握時における作用力の分力荷担方法。
【作用】
第7図と第8図を用いてその作用を説明する。先ず、
使用するジョウの形状に関する点として、図示しない被
加工物を把握したときに発生するジョウ後方の突出部12
に働く作用力による負荷の分力は、曲げ負荷分力と面圧
負荷分力とに分けられ、一方の曲げ負荷は、もっぱらに
補強部材60で荷担するものとなし、他方の面圧負荷は、
もっぱらにひとつの楔部材50で荷担するものとなすので
ある。 係るジョウ2の突出部12の形状となし、加えて前記負
荷分力の分力荷担方法を用いることによって、プランジ
ャ4のT字形ウェッジ溝を形どる張り出し部材がはじめ
て片振り荷重のみを荷担すればよい構造のものとなった
のである(従来形状のジョウは、後述するとおり、両振
り荷重を荷担しなければならない欠点があった。) 従って、図示しない被加工物を把握したときに、プラ
ンジャのウェッジ溝を形どる張り出し部材に発生する負
荷は、該負荷が小さいときには片持梁構造になして弾性
変形しながら破損を越えない範囲内での曲げ応力で荷担
し、該負荷が増大したときにはスロット溝11近傍の内周
面Fで顎部Vの外周面Gを支えながら荷担し、該負荷に
加え強力な切削力がさらに負荷されたときにはスロット
溝11近傍の内周面Fで保持しながら顎部Vの外周面Fへ
かかる圧縮力となして荷担するものとなすのである。
【実施例】
本発明に係るチャックの一例を第5図乃至第9図を用
いて詳述する。 第5図は三つ爪チャックの縦断面図、第6図はそのボ
ディ1を斜め方向から見た拡大部分図、第7図はマスタ
ージョウ2の斜視図、第8図は第5図のY−Y′線切断
拡大図、第9図はプランジャ4の斜視図である。 第6図に示す如く、ボディ1には矢印Z方向の内方か
ら半径方向の外方へ向けてマスタージョウ2を嵌挿する
ための案内溝10が3方向等分(1方向のみ図示する)に
設けられているのほか、案内溝10の溝底には該溝幅より
も狭く且つ半径方向外方寄りに適量の肉厚部Wを残す一
定長さKで幅Aのスロット溝11が設けられており、該ス
ロット溝11には第7図に示すマスタージョウ2の突出部
12を構成する補強部材60の一部が収容されるようになさ
れている。 この際、該スロット溝幅Aは、第8図示のようにプラ
ンジャ4のウェッジ溝の外周幅Bと近似的に等しくなす
ことが、口述するベアリング面を形成するに際し望まし
い。他方の前記外周面Gと前記内周面Fとの隙間は、プ
ランジャ4が軸線方向に摺動可能な範囲で最小に設定し
チャックの把握精度を保持するものである。 以上のチャック構造において、第7図に示す如くマス
タージョウ2には、その後方内方寄りに突出部であると
ころのウェッジ部12が設けてある。該ウェッジ部12は、
第9図に示すプランジャ4のウェッジ溝5と噛合すると
きに楔作用を発生する楔部材50と、該楔部材に直交しこ
れを力学的に補強する補強部材60とから形成されてい
る。さらに切断端面形状T字形に形成されていて、楔部
材50はもっぱらに噛合時の面圧負荷を荷担し、補強部材
60はもっぱらに噛合時の曲げ負荷を荷担する。 しかるに、要求される補強部材60の形状は、噛合時に
おける曲げ負荷に有効なるようその断面係数Zが大なる
ものであること、即ち力学的計算式で説明すれば、幅を
Cとし、高さをLとしたとき、Z=CL2/6(C,Lは第7図
示)におけるLを最大限に大きくすることである。 本実施例に用いるチャックでは、ボディ1の半径方向
内方寄りに形成したスロット溝11に収容される部分を備
える形状の補強部材60となすことにより、前述した寸法
Lを極めて大きくできる工夫をなしたものである。この
際、補強部材60の外方端面の形状を第7図の如き直線と
せずに、加工が困難であることを別にすれば、力学的に
合理性のある曲げモーメント線図曲線に類似させるとよ
い。 これに対し、特開昭55−106707号公報記載の発明に係
る楔かぎ片10の形状は、楔面10aとうね状隆起10bとをも
つ断面凸状に形成されたものであり、楔かぎ片10の半径
方向厚さを大きくすることで前述の曲げ負荷を荷担する
ものである。しかるに、曲げ負荷を荷担するに最も有効
なうね状隆起10bの隆起量が激減することから、強力な
把握力は得られないものとなるのである。 従って、本実施例に関する第7図示のマスタージョウ
と比べたとき、その曲げ負荷は断然に小さなものとなる
のである。 把握力を従来にない、より強力なチャックとなすため
のもうひとつの工夫について、プランジャの構造を基に
し説明する。 先ず、従来のチャックにおけるプランジャ構造につい
て第1図乃至第4図を用い、詳しく説明する。 第1図は三つ爪チャックの上部縦断面図であって、第
15図に示す如くボディ1′の半径方向に3等分の放射線
状案内溝10′を設け、該案内溝10′に第2図示のマスタ
ージョウ2′が摺動自在に嵌挿される。そして、マスタ
ージョウ2′の前方(ボディ1′の前方R側及びS側)
にはトップジョウ3′が図示しないボルトで固着され、
またボディ1′中心の穴にはプランジャ4′が軸線方向
の摺動を自在になし嵌挿されている。 しかして、プランジャ4′の外周にも第3図に示す如
き3方向等分(1方向のみ図示する)にウェッジ溝5′
が設けてあり、マスタージョウ2′の内方に設けられて
いるウェッジ部2′aと噛合する。該噛合状態の詳細が
第1図のX−X′線切断拡大図である第4図に示されて
いる。 係るジョウの内方部分に噛合手段を備えた構造のチャ
ックは、以下の作用的欠点をもっている。 今トップジョウ3′で図示しない被加工物の外径を把
握するための作動を行うと、マスタージョウ2′のウェ
ッジ部2′aには、矢印Pなる力が半径方向の外方へ向
けて作用し、この力Pが顎部4′bへ負荷され、該負荷
の作用によりプランジャ4′のT字形ウェッジ溝4′a
を形どる張り出し部材には、ボディ1′の穴との接触が
離合する部分Qを基点として曲げモーメントMが矢印方
向に作用する。しかして更に作用力Pが増大すると該部
分は弾性変形に伴う応力の集中を受けジグザグ線6の如
き破損が進行する。当然ながら、離合する部分Qを基点
にしないときは、T字形ウェッジ溝4′aの最も脆弱な
切欠き部位から45度方向へ向けジグザグ線6の破損が進
行する。 他方トップジョウ3′で図示しない被加工物の内径を
把握するための作動を行うと、マスタージョウ2′のウ
ェッジ部2′aには、矢印Pに反対する方向の力が半径
方向内方へ作用し、この力の作用により前記の張り出し
部材には、曲げモーメントMが矢印方向に反対する方向
へ作用する。 即ち、顎部4′bには矢印P方向の力及び矢印Pに反
対する方向の力が共に負荷されるのである。別言すれ
ば、力Pの負荷に対してウェッジ溝4′aを形どる張り
出し部材は常に両振り荷重を荷担しなければならない欠
点がある。 係る顎部4′bへの力の負荷は、上記例における内方
部分に噛合手段を備えたジョウの構造のみならず、後方
内方部分に噛合手段を備えたジョウの構造(例えば特開
昭55−106707号公報のFig1乃至Fig2及び実開昭53−9908
1号のマイクロフィルム)においても、全く同様であ
る。 叙上の従来チャック構造に対し本実施例のものは、第
8図示の如く、プランジャ4の顎部外周面Gをボディ1
の穴の内周面Fで支えてベアリング面を形成する構造と
なし、前記曲げモーメントMの作用を阻止する工夫によ
って前記のジグザグ線6による破損を完全に防止するも
のである。
【作 用】
本実施例は以上の如き構造のチャックを用い、図示し
ないシリンダの作動によりプランジャ4をボディの軸線
方向前方・後方へ摺動移動させる。この摺動移動に伴う
プランジャ4の軸線方向作用力で各トップジョウ3を同
時に作動させ被加工物の外径を把握すると、夫々のマス
タージョウ2のウェッジ部12には半径方向の内方へ向け
ての負荷が発生する。しかして該負荷は、ウェッジ部12
の楔部材50の押圧破損する作用分力(面圧負荷分力)
と、ウェッジ部12の補強部材60を曲げ破損する作用分力
(曲げ負荷分力)とに分かれて荷担される。 なお、この把握と反対に、被加工物の内径を把握する
ときには、前記ウェッジ部12の半径方向の外方へ向けて
の負荷が発生し、前記外径把握と異なる逆方向への面圧
負荷分力と曲げ負荷分力とに分かれて荷担される。 よって前記楔部材50は、外径把握と内径把握とで荷担
方向が異なる両振り荷重による分力荷担機構になされて
いる。 次にプランジャ4側における力学的な強度を検討して
みると、該プランジャ4は前述の面圧負荷分力の反力を
ウェッジ溝5を形どる張り出し部材における顎部Vの顎
面Tで受け止める構造になされていることからこの面圧
負荷分の反力に充分耐え得る寸法の形状になされてい
る。しかし、さらに被加工物の把握力を増大させ荷担す
る負荷を増加させると前記張り出し部材は、第4図に示
す如き矢印P方向の曲げモーメントMを受け半径方向外
方への弾性変形による曲げが発生する。係る場合には、
顎部Vの外周面Gをスロット溝11近傍の内周面Fで支え
ベアリング面が形成されることから、第4図のジグザグ
線6の如き破損が進行することは全くなくなるのであ
る。しかるに、係るベアリング面は、プランジャ4の移
動範囲全域で形成される構造になされることが望ましい
のは勿論のことである。 他方、トップジョウ3で被加工物の内径を把握する
と、ウェッジ部12の楔部材50には半径方向の外方へ向け
ての負荷が発生する。しかして前述の説明から明らかな
とおり、プランジャ4の前記顎部Vへの面圧負荷分力
は、全く負荷されないことから係る分力荷担の必要がな
い。即ち前記張り出し部材は、従来の両振り荷重と全く
異なる片振り荷重による分力荷担機構となるものであ
る。
【他の実施例】
他の実施例を説明するに、プランジャ4のウェッジ部
12は、第9図に示す如くウェッジ溝5の端縁部まで円弧
に形成されスロット溝11近傍の内周面Fと充分に接触す
る面積大になされたものが前述したベアリング面の形成
から望ましい。若し前記マスタージョウ2との噛合関係
からこの円弧の一部を切断する場合でも、第10図に示す
如くその切削幅Hは、マスタージョウ2のウェッジ部の
幅Dよりも小さくするのが好ましく、H<Dであれば前
記円弧の例と同様なベアリング面の作用効果が得られる
ものとなる。 またプランジャのウェッジ溝形状は、第8図示例の如
き単なるT字形をなすもののほかに、第11図に示す形状
の如くヌスミNを形成し、集中応力の分散を図り顎面T
へ作用する力による局部破損を防止するとか、また第12
図に示す形状の如くウェッジ溝5の中心線に向け厚さが
漸減する直線或いは曲線からなる屋根形の傾斜面に形成
し、負荷である曲げモーメントMに対応した合理的な形
状になすとかして、より一層の強度的な安全度を高める
ようになすことができる。 なお、第7図示例の如きウェッジ部を後方内方寄りに
設けたものに限らず、本発明の作用効果が得られる後方
中央に設けたものでもよい。
【発明の効果】
本発明は、叙上のようになしてプランジャの軸線方向
作用力の負荷を分力荷担させるものであることから、プ
ランジャにおいては、従来にない強力把握に耐え得るプ
ランジャ形状を得ることができ且つ大幅にウェッジ溝を
形どる張り出し部材の弾性変形強度を向上させ得るもの
である。 また、ジョウの突出部においては、スロット溝へ収容
される部分を備えた補強部材形状になし得ることから重
量の軽量化が図られ、且つ補強部材の分力荷担能力を飛
躍的に増大させることができ、しかも同じジョウのスト
ローク量であればボディ厚さを極めて薄くできる。 しかも軽量化されたジョウは、高回転域における慣性
力の減少に著効を奏すると共に高速切削時にも優れた性
能を発揮する著効を奏するものである。 さらにまた、本提案のベアリング面を形成させての分
力荷担方法及び圧縮力となしての分力荷担方法は、把握
力の飛躍的な向上のほか、重切削時における把握精度の
低下防止にも有効である。 そして、ボディ強度若しくはプランジャ強度又はジョ
ウ強度の3つの強度が互いに均衡のとれた合理的な強度
配分のなされたチャックを得ることのできる優れた著効
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来の構造を示すもので、第1図はチ
ャックの上部縦断面図、第2図はマスタージョウの斜視
図、第3図はプランジャの部分斜視図、第4図は第1図
のX−X′線切断拡大図、第5図〜第14図は具体的な実
施例を示すもので第5図はチャックの縦断面図、第6図
はボディの部分斜視図、第7図はマスタージョウの斜視
図、第8図は第5図のY−Y′線切断端面拡大図、第9
図及び第10図はプランジャの部分斜視図、第11図及び第
12図はプランジャのウェッジ溝形状の他の例を示す。第
13図は従来構造を示すボディの部分斜視図である。 1……ボディ 2……マスタージョウ(ジョウ) 3……トップジョウ(ジョウ) 4……プランジャ 5(4′a)……ウェッジ溝 V(4′b)……顎部 12……突出部(ウェッジ部) 10……案内溝 11……スロット溝 50……楔部材 60……補強部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディと、該ボディの軸線方向前方・後方
    へ摺動移動するひとつのプランジャと、該プランジャの
    摺動移動に連動しボディの半径方向内方・外方へ同時に
    摺動移動する複数のジョウとから構成されるのほか、前
    記夫々のジョウ後方に備える突出部12が前記プランジャ
    に設けた複数のウェッジ溝のいずれかと噛合するひとつ
    の楔部材50及び該楔部材に直交しこれよりも幅が狭く且
    つ幅をCとし高さをLとしたときC<Lになされた補強
    部材60から形成され、前記ボディの内周面から半径方向
    外方へ、前記補強部材60を収容するためのスロット溝を
    形成し、前記プランジャの軸線方向作用力を前記各ジョ
    ウの突出部12の夫々へ伝達させて被加工物を把握するに
    際し、該軸線方向作用力の負荷分力の片方を楔部材50へ
    の面圧負荷分力となして荷担させ、他方の負荷分力を補
    強部材60への曲げ負荷分力となして荷担させるようにし
    たチャックの把握時における作用力の分力荷担方法にお
    いて、前記面圧負荷分力の反力によってプランジャのウ
    ェッジ溝を形どる張り出し部材に発生する負荷が被加工
    物を把握した状態における小さい初期段階には、片持梁
    構造になして弾性変形しながら破損を越えない範囲内で
    の曲げ応力で荷担すると共に該負荷が遠心力の増加に伴
    いさらに増大した状態における中間段階には、前記スロ
    ット溝11近傍のボディの内周面Fで張出し部材が形成す
    る顎部Vの外周面Gを支えながら荷担するのほか、強力
    な切削力がさらに負荷された状態における最大の負荷が
    加わる段階には、スロット溝11近傍の内周面Fで保持し
    ながら顎部Vの外周面Gへかかる圧縮力となして荷担す
    る各段階を経ることにより張り出し部材の破損を防止す
    るチャックの把握時における作用力の分力荷担方法。
  2. 【請求項2】前記ジョウの突出部12が、ジョウ後方の半
    径方向内側に位置し且つ切断端面形状を逆T字型に形成
    したジョウ形状のチャックを用いて実施する特許請求の
    範囲第1項記載のチャックの把握時における作用力の分
    力荷担方法。
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