JP2645963B2 - 触媒燃焼装置 - Google Patents

触媒燃焼装置

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JP2645963B2
JP2645963B2 JP19174792A JP19174792A JP2645963B2 JP 2645963 B2 JP2645963 B2 JP 2645963B2 JP 19174792 A JP19174792 A JP 19174792A JP 19174792 A JP19174792 A JP 19174792A JP 2645963 B2 JP2645963 B2 JP 2645963B2
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catalytic combustion
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晴隆 源野
幸雄 宮村
清司 福島
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  • Gas Burners (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然ガス等の燃料を触媒
と接触燃焼させ、発生した酸化熱を利用して石炭ガスの
改質反応等を行う触媒燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に天然ガス等の燃料ガスの着火温度
は、無触媒の場合に比較して触媒を用いた場合には酸化
開始温度が大幅に低下することが知られている。表1は
無触媒着火温度と触媒酸化開始温度との関係を示してい
る。表1から明らかな如く触媒酸化開始温度は無触媒着
火温度に比較して低くなっており、例えばメタノール,
ホルマリンを燃料ガスとして用いる場合は常温での酸化
が可能となる。なお参考のため夫々の完全酸化温度(最
低温度)を例示してある。この温度は燃料ガス供給量を
増大することによって広範囲の温度に設定することが可
能である。
【0003】
【表1】
【0004】図1は従来の触媒燃焼装置を示す模式的縦
断面図であり、図中1は燃焼室、2は被加熱流体の通流
管、3はハニカム構造に形成されたPt等の触媒を示して
いる。燃焼室1は筒形に形成され、その軸方向の中間部
下方に触媒3を、またその上方に被加熱流体の通流管2
を相互の間に所定の間隔を隔てて配設してある。燃焼室
1の下端側には図示しない燃料ガス(混合ガス)供給管
が、また上端側には図示しない排ガス管が夫々連結され
ている。
【0005】而してこのような触媒燃焼装置にあって
は、燃焼室1の下方から矢符で示す向きに燃料ガスを供
給し、常温又は予熱した触媒3を通過する過程で酸化さ
せ、酸化熱にて通流管2を加熱しつつ、供給管5を通じ
て通流管2内に被加熱流体を通流し、この被加熱流体を
所定の温度に加熱してその改質反応を生じさせるように
なっている。
【0006】通常、このような触媒燃焼装置は燃料ガス
を触媒により無炎、又はそれに近い状態で燃焼出来るた
め次のような特徴を有しており、各種の改質反応装置等
として多方面で使用されている。例えば、ガソリンをオ
クタン価の高い構造に変成する接触改質法であるプラッ
トホーミング,レニホーミングでは、原料油に熱(450
〜540 ℃) と圧力(10〜50atm)を加えながら触媒を通過
させることにより改質を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような触
媒燃焼装置は、熱交換器と組み合せて触媒表面からの輻
射熱,或いは触媒を通過した後の高温ガスの熱を改質時
のエネルギーとして回収を行うのに用いている。ところ
がこのような従来の触媒燃焼装置にあっては、燃焼室の
下方にハニカム構造の触媒3を、その上方に熱交換用の
通流管2を配置してあり、通流管2と触媒3とが上下に
離れているため酸化反応により発生した熱を効率よく通
流管2へ取り込むことができず、加えて通流管2内の被
加熱流体流量に応じ燃料ガスの流量を制御する構成とな
っていないことと相俟って、通流管2の温度の変動が大
きく改質反応効率が安定しないという問題があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは燃料ガスの酸化熱の利
用効率を高め、被加熱流体に対する均一、且つ安定した
加熱を可能とした触媒燃焼装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係る触媒
燃焼装置は、燃焼室内に被加熱流体の通流管及び接触燃
焼用の触媒を設けた触媒燃焼装置において、前記触媒は
前記通流管の周りに配設し、前記燃焼室に供給された燃
料ガスを前記通流管周囲の触媒と接触させつつ燃焼させ
るようにしたことを特徴とする。
【0010】第2の本発明に係る触媒燃焼装置は、燃焼
室内に被加熱流体の通流管及び接触燃焼用の触媒を設け
た触媒燃焼装置において、前記通流管内に設けた温度セ
ンサと、該温度センサの検出温度を所定範囲に維持すべ
く前記燃焼室への燃料ガス供給量を制御する制御部とを
備え、また前記触媒は前記通流管の周りに配設し、前記
燃焼室に供給された燃料ガスを前記通流管周囲の触媒と
接触させつつ燃焼させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の本発明にあっては触媒を通流管の周囲に
配設したことによって、燃料ガスの酸化反応が被加熱流
体の通流管周囲で進行し、安定した均一な酸化熱が得ら
れて高い改質反応効率が得られる。
【0012】第2の本発明にあっては、被加熱流体温度
を通流管内に配した温度センサにて検出し、制御部にて
被加熱流体温度が所定の温度となるよう燃料ガス供給量
を調節することで改質反応等を効率的に行うことが可能
となる。
【0013】
【実施例】以下本発明に係る触媒燃焼装置を図面に基づ
き具体的に説明する。図2は本発明に係る触媒燃焼装置
の模式的縦断面図であり、図中1は燃焼室を示してい
る。燃焼室1は上,下方向に延在する筒形に形成され、
その軸長方向の中間部にはここに配設した触媒3を貫通
する態様で被加熱流体、例えばナフサ,灯軽油, 原油等
の液状炭化水素の通流管2が貫設されている。
【0014】燃焼室1の下端部には途中に制御弁4aを介
装した燃料ガス供給管4が、また上端部には図示しない
排ガス管が連結されている。燃料ガス供給管4は燃料タ
ンク及び空気供給管に接続されており、空気と燃料ガス
とを混合した状態で供給するようになっている。 なお
燃料ガスとしては、天然ガス,LPG 等の可燃ガスが単独
又は混合ガスの状態で用いられる。勿論必要があれば液
状燃料を用いてもよい。また触媒3としては主としてPt
を用いるが、他の物質を用いてもよい。
【0015】図3は通流管2と触媒3との関係を示す拡
大断面図であり、触媒3は円柱体にその軸心線方向と平
行に多数の透孔3aを穿ったハニカム構造に構成されてお
り、透孔3aの向きを燃焼室1の軸心線方向と平行な向き
にして燃焼室1内に設置されている。また触媒3にはこ
の触媒の軸心線と直交する向きに通流管2を構成する複
数本の管2aを貫設してあり、各管2aの両端部は夫々一本
の大径の被加熱流体の供給管5に合流連結されている。
そして管2aのうち中心部寄りに位置する一又は複数本の
管には、図2に示す如くその一端部から管2aの略中央部
であって、且つ燃焼室1の略中央部に位置するよう温度
センサ6が挿入固定されている。
【0016】7はマイクロコンピュータ等で構成された
演算制御部であり、これには前記管2a内に挿入した温度
センサ6にて検出された検出温度が取り込まれるように
なっている。演算制御部7は予め設定されている基準値
と、温度センサ6の温度値とを比較し、両者の温度差が
許容値を越えると、許容範囲内の温度差となるよう制御
弁4aを開閉制御するようになっている。
【0017】而してこのような本発明に係る触媒燃焼装
置にあっては、燃料ガス供給管4を通じて燃焼室1の下
方から燃料ガスを供給し、常温又は予熱したハニカム構
造の触媒3内を通流させることによって酸化させ、その
酸化熱により通流管2を加熱させる。通流管2内を通流
するナフサ,灯軽油,原油等は加熱されてエチレン,プ
ロピレン,オレフィン等に改質されることとなる。排ガ
スは燃焼室1の上部から排ガス管を通じて排出される。
【0018】
【発明の効果】以上の如く第1の本発明装置にあって
は、容積燃焼率が高く火炉容積を小型化出来ることは勿
論、被加熱流体の通流管の周囲に接触燃焼のための触媒
を設けたから、酸化反応熱の利用効率が向上し、安定し
た温度のもとで効率的な改質反応を生起させることが出
来る等本発明は優れた効果を奏する。
【0019】また第2の本発明装置にあっては、被加熱
流体の通流管に温度センサを設け、該温度センサの検出
温度、換言すれば被加熱流体の温度が所定の範囲内とな
るよう燃料供給量を制御することとしているから、被加
熱流体の材質,温度,流量等の条件の如何にかかわらず
効率的な改質反応が得られる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来装置の模式図である。
【図2】本発明に係る触媒燃焼装置の模式図である。
【図3】本発明に係る触媒燃焼装置において用いる触媒
の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 燃焼室 2 通流管 3 触媒 4 燃料ガス供給管 6 温度センサ 7 演算制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に被加熱流体の通流管及び接触
    燃焼用の触媒を設けた触媒燃焼装置において、前記触媒
    は前記通流管の周りに配設し、前記燃焼室に供給された
    燃料ガスを前記通流管周囲の触媒と接触させつつ燃焼さ
    せるようにしたことを特徴とする触媒燃焼装置。
  2. 【請求項2】 燃焼室内に被加熱流体の通流管及び接触
    燃焼用の触媒を設けた触媒燃焼装置において、前記通流
    管内に設けた温度センサと、該温度センサの検出温度を
    所定範囲に維持すべく前記燃焼室への燃料ガス供給量を
    制御する制御部とを備え、また前記触媒は前記通流管の
    周りに配設し、前記燃焼室に供給された燃料ガスを前記
    通流管周囲の触媒と接触させつつ燃焼させるようにした
    ことを特徴とする触媒燃焼装置。
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