JP2645113B2 - 超電導発電機の冷媒搬送装置 - Google Patents

超電導発電機の冷媒搬送装置

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JP2645113B2 JP63271644A JP27164488A JP2645113B2 JP 2645113 B2 JP2645113 B2 JP 2645113B2 JP 63271644 A JP63271644 A JP 63271644A JP 27164488 A JP27164488 A JP 27164488A JP 2645113 B2 JP2645113 B2 JP 2645113B2
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refrigerant
cylindrical
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英俊 神嵜
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    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、超電導発電機に係り、特に静止部側から回
転子側へ冷媒を移送する超電導発電機の冷媒搬送装置に
関する。
(従来の技術) 最近、超電導線を発電機の回転界磁巻線として利用し
た超電動発電機が開発されている。超電導線を用いた界
磁巻線は、その超電導性を維持するため、4K程度の極低
温に冷却しなければならず、そのために冷却媒体として
液体ヘリウムを用いていた。
第2図は、特開昭60−102873号公報に示された従来の
超電導発電機のロータバイオネット(1)、回転子内の
冷媒搬送管(2)を含むヘリウム・トランスファカップ
リングの要部の断面図を示すものである。同図に示すよ
うに、ロータバイオネット(1)の先端部分で冷媒搬送
管(2)の内側管(3)の軸方向にラップした位置に
て、内側管(3)を短軸管(3a)と長軸管(3b)に分割
し、その間に円筒バリヤ(3c)を取付けている。この冷
媒搬送管(2)は前記のようなバリヤ(3c)をもつ内側
管(3)と外側管(4)の2重管から構成されており、
この両管(3)と(4)の間には真空部(5)が形成さ
れ、スーパーインシュレーションを配設して断熱構造と
している。
冷媒である液体ヘリウム(7)はロータバイオネット
(1)の出口まで加圧されて開放され、回転する内側管
(3)の円筒バリヤ(3c)より回転子本体側へと流通
し、遠心力により内壁面に押しつけられながら図中矢印
の如く進む。気化したガスヘリウム(8)は回転子本体
側へ送り込まれるが、その一部は冷媒搬送管(2)とロ
ータバイオネット(1)とのギャップ(9)から逆流す
る。
ところで、液体ヘリウムは蒸発潜熱が20.4J/grと非常
に小さいため、超電導発電機の静止側と回転側が接触す
ると、摩擦熱によりただちに気化してしまう。したがっ
て、液体ヘリウムおよびガスヘリウムの逆流防止をか
ね、ギャップ部にスペーサを挿入し、回転側と静止側を
接触・摺動させたシールベアリングとする方法も報告さ
れている(P.W.Eckels等、:Superconducting generator
cooling system simulation,Cryogen:CS1985 Vo125 Au
gust,P471)が高速度のものは基本的に非接触となるよ
うに構成しなければならない。また静止側、回転側いず
れも高温(常温)側からの伝達による浸入熱を極力抑え
るために、両方の円筒共薄肉の円筒を用い、しかも両円
筒のオーバーラップする長さも数10〜100数10mmと長く
している。さらに、静止側のロータバイオネットと回転
側の冷媒搬送管のそのオーバーラップした部分における
ギャップでは対流による浸入熱を低減させるため、ギャ
ップ幅を0.1mm程度にしている。
(発明が解決しようとする課題) 前記特開昭60−102873号公報に示された従来の装置
は、冷媒搬送管(2)の短軸管(3a)と長軸管(3b)の
間に円筒バリヤ(3c)を挟み込むので、構造が複雑で、
組立に熟練を要するという問題点があった。
本発明の目的は、ギャップ(9)を小さくしてガスヘ
リウムの逆流を少なくし、冷媒の搬送効率を低下させる
ことなく、組立容易な超電導発電機の冷媒搬送装置を提
供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、超電導発電機
の静止側のロータバイオネットの回転側の冷媒搬送管と
がオーバーラップして形成するギャップ部分に、ロータ
バイオネットに接触しないように、前記冷媒搬送管の内
側管に挿着した円筒バリヤを有する円筒スペーサを配置
する構成とする。そして、前記スペーサは、熱伝導率の
小さいふっ素系樹脂、ガラスエポキシ樹脂又はアルミニ
ウム材のようなロータバイオネット材料よりも柔かい材
料で構成する。
(作 用) 上記手段によれば、回転体である冷媒搬送管に取付け
た円筒スペーサの円筒バリヤが、静止体であるロータバ
イオネットに接触しても、接触により一時的に発生する
摩擦熱は少量で直ちに接触部は摩滅して隙間を生成し、
液体ヘリウムが気化するのを防止し、スペーサに設けた
バリヤにより、冷媒の逆流抑制作用をもたせることがで
き、液体ヘリウムの搬送効率を高めることができる。そ
して組立てるときは、円筒バリヤを有する円筒スペーサ
を内側管に挿着するだけであるから、組立作業は極めて
簡単である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図を参照して説
明する。なお、第2図と同一部分には同一筒号を付して
説明の一部分を省略する。冷媒搬送管(2)は、内側管
(3)と外側管(4)の2重管で、その間は真空部
(5)となって断熱構造を形成しており、さらに内側管
(3)の外側にスーパーインシュレーション(6)が設
けられている。また、冷媒搬送管(2)の内側管(3)
の内周側にふっ素樹脂、ガラスエポキシ樹脂又はアルミ
ニウム材のような、ロータバイオネット材料よりも柔か
い材料で製作された円筒バリヤ(10)を有する円筒スペ
ーサ(11)がロータバイオネット(1)に対して、非接
触となる様な状態で挿入され、図示しないボルト又は接
着剤で抜け止めされた構造となっており、ロータバイオ
ネット(1)の先端部分と冷媒搬送管(2)との間のギ
ャップ(9)を狭くしている。
次にこの実施例の作用について説明する。
冷媒である液体ヘリウム(7)は、ロータバイオネッ
ト(1)の出口まで加圧されて開放され、回転する内側
管(3)の内周側に配された円筒スペーサ(11)に設け
た円筒バリヤ(10)から、図示しない回転子本体側へと
流通し、遠心力により内壁面に押し付けられながら、図
中の矢印のように流れ、気化したガスヘリウム(8)も
回転子本体側へ送り込まれる。そして組立てるときは、
円筒バリヤを有する円筒スペーサを内側管に挿着するだ
けであるから、組立作業は極めて簡単である。
上述したように、本実施例によれば、冷媒搬送管
(2)の内側管(3)内周に円筒バリヤ(10)を有する
円筒スペーサ(11)を配設し、この円筒バリヤ(10)
は、液体ヘリウムが逆流しようとする方向に対して垂直
に遮蔽する構造となっている。そして、円筒スペーサ
(11)は断面の形状が略L字状になるように突出し、円
筒バリヤ(10)をなすべく形成され、円筒バリヤ(10)
と一体構成に製作されている。したがって、ロータバイ
オネット(1)と冷媒搬送管(2)との間のギャップ
(9)は従来のものに較べて小さくすることができるの
で、液体ヘリウムのみではなく、ガスヘリウムの逆流を
抑制することができる。さらに、円筒スペーサ(11)の
円筒バリヤ(10)を多重壁とすることにより、冷媒の逆
流抑制作用は一段と向上させることができる。
さらに、運転中にロータバイオネット(1)と冷媒搬
送管(2)が接触する万一の事故に対しては、柔かい円
筒バリヤ(10)が摩滅し、ギャップ(9)を維持するの
で真空断熱層を形成する管壁が破損することを防止する
機能を有するので信頼性が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、冷媒搬送管の
内側管に円筒バリヤ付円筒スペーサを挿着するだけで簡
単に組立てられ、超電導発電機の回転子内の冷媒搬送管
内を流通する液体ヘリウムおよび気化したガスヘリウム
等の冷媒の逆流を抑制することができる。さらに、運転
中にロータバイオネットと冷媒搬送管が接触する事故に
対しては円筒バリヤが摩滅し、ギャップを維持するの
で、冷媒搬送効率を向上させ、組立容易で信頼性の高い
超電導発電機の冷媒搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の超電導発電機の冷媒搬送装置の一実
施例を示す縦断面図、第2図は従来例の断面図である。 1……ロータバイオネット、2……冷媒搬送管 3……内側管、10……円筒バリヤ 11……円筒スペーサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導発電機の静止側のロータバイオネッ
    トと回転側の冷媒搬送管とが重なり合って形成するギャ
    ップ部分に、円筒バリアを有する円筒バリア一体型の円
    筒スペーサを前記冷媒搬送管の内側管内周部に装着して
    なることを特徴とする超電導発電機の冷媒搬送装置。
  2. 【請求項2】円筒スペーサ全体あるいは、少なくとも円
    筒バリヤの内側部分はふっ素系樹脂、ガラスエポキシ契
    樹脂、又はアルミニュウム材のようなロータバイオネッ
    ト材料よりも柔らかい材料で構成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の超電導発電機の冷媒搬送装
    置。
JP63271644A 1988-10-27 1988-10-27 超電導発電機の冷媒搬送装置 Expired - Lifetime JP2645113B2 (ja)

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JPH02119566A JPH02119566A (ja) 1990-05-07
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JPS552370A (en) * 1979-03-19 1980-01-09 Fuji Electric Co Ltd Superconductive rotary machine
JPS60102873A (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 Toshiba Corp 超電導発電機の冷媒搬送装置

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