JP2644475B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2644475B2
JP2644475B2 JP60053029A JP5302985A JP2644475B2 JP 2644475 B2 JP2644475 B2 JP 2644475B2 JP 60053029 A JP60053029 A JP 60053029A JP 5302985 A JP5302985 A JP 5302985A JP 2644475 B2 JP2644475 B2 JP 2644475B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、固体撮像素子等のイメージセンサから出
力される映像信号の処理装置に関し、特にイメージセン
サから出力される信号を補正して正確な映像信号を得る
手段に関する。
(従来の技術) MOS,CCD等の固体撮像素子を用いるいわゆる固体撮像
テレビジヨンカメラは、撮像素子として、LSI,超LSI等
の集積度の高いICの製造技術により得られた半導体単結
晶等の表面に光電効果を有するセルを2次元に配列して
画素を構成し、これらの画素に発生する光電変換出力を
時系列的に出力する固定撮像素子を有し、その出力によ
りテレビジヨン信号を合成するものである。
この種のテレビジヨンカメラでは、固体撮像素子の構
造をなるべく簡素にするために、撮像方法(例えば空間
画素ずらし法)や固体撮像素子の出力を補正する信号処
理方式について多くの提案がなされている。またカラー
テレビジヨンカメラでは、固体撮像素子の表面に色分解
フイルタを配設して色信号を取り出すようにするが、こ
の場合の撮像素子の構成や出力色信号の処理方式につい
て多くの提案がなされている。
(発明が解決しようとする問題点) 前述の固体撮像素子は、2次元に配列された各セルに
入射する被写体像の光量を光電変換してアナログ的に蓄
積するものであるから、各セルの出力特性のバラツキ、
製造時に生じる結晶欠陥等によりセルごとの暗電流に微
小な差異があり、これにより暗電流ムラを生じる。この
暗電流ムラを小さく抑えないと出力映像信号に反映する
という問題がある。他方、デジタル信号を扱う装置で
は、このような微小レベルの誤差は二値化の際に消去さ
れることになり、影響を及ぼすことはない。したがつ
て、映像信号を扱う固体撮像素子では、デジタル信号を
扱うLSI等と比較して、各セルの出力のバラツキや結晶
欠陥を少なくし、かつ多くの画素を配設するためには製
造技術上の困難が大きい。
さらにテレビジヨンカメラの基本的性能のうち、水平
解像度及び垂直解像度の向上及び偽信号の発生の抑制を
はかるためには、画素数を増加しなければならないが、
画素数を増加しようとすると前記の製造上の困難がさら
に増大する。
一方、固体撮像素子等のイメージセンサをインターレ
ース駆動することにより垂直解像度を倍加することがで
きるが、固体撮像素子の特性のバラツキや色分解フイル
タの配置等のために正確なインターレースを行うことは
困難である。
したがつて、この発明は、前述の問題点にかんがみ、
イメージセンサの各画素間の特性のバラツキ等にかかわ
らず正確な出力映像信号を得ることができる映像信号処
理装置を提供することを目的とする。
さらに、具体的にいえば、この発明は、イメージセン
サの画素数を特別に多くしなくても、またその画素間の
特性のバラツキや色分解フイルタを用いる場合にはその
配置のずれ等にかかわらず、正確なインターレース駆動
を行うことができ、垂直解像特性の向上をはかることが
できる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、所要の垂直解像特性を得るの
に、イメージセンサとして、画素間の特性の均一性や垂
直方向の画素数に厳しい制約が課せられていない固体撮
像素子等を用いることが可能である映像信号処理装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明の映像信号処理装置は、上記の目的を達成す
るため、イメージセンサにおいて形成された複数行の信
号を奇数フィールドと偶数フィールドとで異なる組み合
わせで1対ずつ加算して読出すことによってインターレ
ース読出し駆動をする駆動手段と、 該駆動手段によって読出された前記イメージセンサの
信号出力の奇数フィールド分及び偶数フィールド分の少
なくとも一方を水平ライン単位で遅延させる遅延手段
と、 前記遅延手段を介して出力される信号と遅延手段を介
しない信号とにそれぞれ所定の重み付けをして補間演算
することによって、前記のインターレース駆動による奇
数フィールドの行の感度重心と偶数フィールドの行の感
度重心とが実質的に等間隔にインターレースするように
補正する重み付け補間演算手段と、を備えるものであ
る。
(作用) 上記の構成によれば、イメージセンサにおいて形成さ
れた複数行の信号を奇数フィールドと偶数フィールドと
で異なる組み合わせで1対ずつ加算して読出すことによ
ってインターレース読出し駆動をするものにおいて、イ
メージセンサの各画素の特性のバラツキ等のためにその
奇数フィールド分と偶数フィールド分との間で感度重心
のずれを生じるが、前記イメージセンサの出力信号の奇
数フィールド分及び偶数フィールド分の少なくとも一方
を水平ライン単位で遅延させる遅延手段を設け、この遅
延手段を介して出力される信号と遅延手段を介しない信
号とにそれぞれ所定の重み付けをして補間演算する重み
付け補間演算手段を設けたので、前記のインターレース
駆動による奇数フィールドの行の感度重心と偶数フィー
ルドの行の感度重心とが実質的に等間隔にインターレー
スするように補正する事ができる。
(実施例) 以下図面を参照してイメージセンサとして固体撮像素
子を使用する例についてこの発明の実施例を説明する。
下記の説明は、この発明が適用される撮像装置、この発
明におけるインターレース補正の原理、並びに、この発
明の映像信号処理装置の一実施例及び変形実施例の順序
で行う。
(この発明が適用される撮像装置)(第2図) 第2図は、この発明が適用される撮像装置の全体構成
を示し、図中1は撮影光学系、2はイメージセンサとし
ての固体撮像素子であり、この例ではフレーム・トラン
スフアCCDであるとする。3は、固体撮像素子の出力信
号をサンプルホールドするサンプルホールド回路、4は
サンプルホールド回路3の出力信号から輝度信号Yを取
り出す低域フイルタ、5はこの発明の主要な特徴を具体
化する手段の一例であるインターレース補正回路であつ
て、輝度信号Yは、同補正回路において、後に詳述する
手段により、奇数フイールド及び偶数フイールドの信号
について供に処理され、又は、上記のうちの一方のフイ
ールドの信号についてのみ処理されて各走査線の信号の
感度重心が実質的に等間隔になるようにインターレース
補正処理をされる。6は輝度信号プロセス回路であり、
インターレース補正回路5の出力信号に対してガンマ補
正等の所要の処理を行う。
7は色分離回路であり、サンプルホールド回路3の出
力を例えばR,G,Bの3成分に分離する。8は色信号プロ
セス回路であつて上記の色信号にガンマ補正等の所要の
処理を行うとともにこれらの色信号から色差信号(R−
Y),(B−Y)を形成し、また所要の変調処理を行
う。9はエンコーダであつて輝度プロセス回路6から出
力される輝度信号Y並びに色信号プロセス回路8から出
力される色差信号(R−Y),(B−Y)を合成して例
えばNTSC信号等の標準テレビジヨン信号を形成し、これ
を出力端子10から外部利用装置へ供給する。
11はクロツク発生回路であり、ここから発生されるク
ロツク信号により撮像素子駆動回路12及びその他の信号
処理回路を同期制御するとともに奇数フイールド及び偶
数フイールド切り換え信号をインターレース補正回路5
に供給する。撮像素子駆動回路12は、固体撮像素子2の
各電極に転送クロツク信号を供給し、各画素に蓄積され
た信号電荷の転送及び読み出しを行う。
上記の構成において、被写体像は撮影光学系1を介し
て固体撮像素子2の受光部に投影され、光電変換されて
その受光部の各セルに被写体像の各点の光量に相応する
信号電荷が蓄積される。固体撮像素子2では、撮像素子
駆動回路12からの転送クロツク信号により制御されて前
記の信号電荷が、次系列化された信号として奇数フイー
ルド及び偶数フイールドごとに読み出され、この信号が
サンプルホールド回路3に出力される。
サンプルホールド回路3では、上記の時系列信号がサ
ンプリング周期ごとに連続化され、その出力は、一方に
おいて低域フイルタ4により輝度信号成分Yが取り出さ
れ、インターレース補正回路5により前記のインターレ
ース補正処理をされ、輝度信号プロセス回路6で前記の
処理をされてエンコーダ9に供給される。サンプルホー
ルド回路3の出力は、他方において、色分離回路7で例
えばR,G,Bの色信号に分離され、色信号プロセス回路8
で色差信号(R−Y),(B−Y)の形成及びその他の
処理をされて、エンコーダ9に供給される。エンコーダ
9では、前述のように上記の輝度信号及び色差信号から
標準テレビジヨン信号を形成し、この信号は出力端子10
から外部利用装置へ供給される。
(この発明におけるインターレース補正の原理)(第3
図〜第7図) 次に、第3図〜第7図を参照してこの発明におけるイ
ンターレース補正の原理について例示説明する。第3図
は、固体撮像素子としてのフレーム・トランスフアCCD
(第2図の2)の内部構成を模式的に示すものであり、
図中21は受光部であつて投影される被写体像の各点の光
量に相応する信号電荷が蓄積される。22は蓄積部であつ
て、受光部21に蓄積された信号電荷が奇数フイールド、
偶数フイールドごとに転送される。23は水平転送レジス
タ、24はバツフア増幅器、25は第2図のサンプルホール
ド回路3に接続される出力端子である。26は、その一部
を切欠いて示す色分解フイルタであつて、受光部21の表
面に例えばR,G,B,R,G,…の順序で配列されている。27は
転送電極、27′は仮想電極部、28は受光部転送クロツク
端子、29は蓄積部転送クロツク端子、30は転送ゲート、
31は転送ゲート端子である。
上記の構成において、第2図の撮影光学系1を通つた
被写体像は、色分解フイルタ26によりR,G,Bの3成分に
分離され、受光部21の各画素に被写体像の各色の光量に
相応する信号電荷が蓄積される。受光部21では、1フイ
ールド期間、電荷の蓄積が行われた後受光部転送クロツ
ク端子28に入力されるクロツクにより垂直方向に電荷転
送を行い、電荷が蓄積部22に転送される。蓄積部22では
蓄積部転送クロツク端子29に入力されるクロツク及びこ
れと同期して転送ゲート端子31に入力されるクロツクに
より、1ラインに1回ずつ転送ゲート30を介して水平転
送レジスタ23に電荷を転送する。水平転送レジスタ23に
転送された1ライン分の信号電荷は、バツフア増幅器24
で電圧に変換されて時系列信号として出力端子25からサ
ンプルホールド回路(第2図の3)に出力される。
第4図は、第3図のA−A′で切断した図であり、図
中40はP型シリコン等の半導体基板、27は透明で、導電
性を有するポリシリコン膜等で構成される転送電極、27
n,27n+2,27n+4…は転送電極27の直下の転送電極部、2
7′n+1,27′n+3…は仮想電極部(Virtual Phase)であ
る。第4図では、簡単のために、転送電極部27n等と仮
想電極部27′n+1等とは同じ幅で示されている。41は、
半導体基板40内の電荷蓄積中の状態におけるポテンシヤ
ル分布を示し、Wn,Wn+2,…は転送電極部におけるポテン
シヤル井戸、Wn+1,Wn+3…は仮想電極部におけるポテン
シヤル井戸をそれぞれ示すものである。
被写体像が固体撮像素子の受光部21に入射されて光電
変換によりポテンシヤル井戸Wn,Wn+1,Wn+2,Wn+3にそれ
ぞれ蓄積される電荷をan,an+1,an+2,an+3とすると、そ
の感度分布は、例えば第5図に示す分布になるが、ここ
でanとan+1及びan+2とan+3との高さが相違するのは、転
送電極27が透明なポリシリコン膜で構成されているの
で、特に短波長側で感度が低下するためである。
上記の固体撮像素子2をインターレース駆動して信号
電荷を読み出すに当たり、奇数フイールド時には、例え
ば、転送電極27に中間レベル(第4図のポテンシヤル分
布41に相当)よりも低い(例えばほぼ+0V)レベルの電
位を加えてポテンシヤル分布を41′で示すレベルに上昇
させ、転送電極部のポテンシヤル井戸Wnに蓄積された信
号電荷を転送方向と同一側の仮想電極部のポテンシヤル
井戸Wn+1に蓄積された信号電荷に加え合わせ、偶数フイ
ールド時には、例えば、中間レベルよりも高い(例えば
+15V)電位を転送電極27に加えてポテンシヤル分布を4
1″に示すレベルに下降させ、転送電極部のポテンシヤ
ル井戸Wn+2に蓄積された信号電荷を転送方向と反対側の
仮想電極部のポテンシヤル井戸Wn+1に蓄積された信号電
荷に加え合わせる。
第5図は、さらに、上記のようにそれぞれの井戸に蓄
積された信号電荷を加え合わせたときの感度重心の位置
の変化を示している。なお感度重心とは、第5図の横軸
上の任意の点をx、感度重心をcとして で与えられる。第5図中の an+an+1及びan+1+an+2 は、それぞれ、ポテンシヤル井戸WnとWn+1に蓄積された
電荷を奇数フイールド時に加え合わせたもの及びポテン
シヤル井戸Wn+1とWn+2に蓄積された電荷を偶数フイール
ド時に加え合わせたものを示している。図中x′及び
x′は、それぞれ上記の感度分布における感度重心を
示すが、これらは、それぞれ感度分布が均一であるとし
た場合の感度重心xO及びxEと比較するとインターレース
ずれによりそれぞれΔxO及びΔxEだけずれており、しか
もΔxOとΔxEとは等しくない。このため固体撮像素子2
をインターレース駆動しても、再生画面にムラを生じ、
垂直解像度が低下することになる。
この発明においては、第1図にその実施例を示すイン
ターレース補正手段によつて上記の感度重心のずれを補
正しようとするものであつて、これはポテンシヤル井戸
の感度分布及び信号電荷の変化特性を知つて例えば補間
補正法により補正するものである。
いま、簡単のために、ポテンシヤル井戸Wn〜Wn+4の感
度分布が第6図に示す如くであるとする。ここでAは転
送電極部の透光率を、Bは仮想電極部の透光率を示すも
のである。被写体からの光がポテンシヤル井戸Wn〜Wn+4
にそれぞれ入射したときの各ポテンシヤル井戸中の信号
電荷、奇数フイールド時及び偶数フイールド時の加算出
力並びに感度分布が均一であると仮定したときのそれぞ
れ対応する出力(必要出力)は下表に示す如くである。
固体撮像素子の各画素間の特性のバラツキ等の補正の
ために、蓄積される信号電荷の場所的変化が一次関数で
表わされるとすると am+1=am+K ……(1) (Kは定数) という関係式が成立する。この場合、信号電荷の任意の
位置における値は、一次補間法(外挿又は内挿)により
推定できるから、イメージセンサとしての固体撮像素子
の出力中の2ラインの信号を用いてインターレースを正
確に行つた場合の出力求めることができる。
この合成比率をC及びDとすると、 CSi-1+DSi=Ti ……(2) ただしSi-1は1ライン前の信号、Siは現在のラインの信
号、Tiは必要出力を示す。式(2)はフイールドごとに
成り立つので、先ずこの式に前記の表の奇数フイールド
における加算出力の値及び式(1)を代入すると C(Aan+Ban+1)+D(Aan+2+Ban+3) =an+2+an+3 ……(3) C{Aan+B(an+K)}+D{A(an+2K)+B(an+3K)} =an+2K+an+3K ……(4) が得られる。式(4)をan及びKについてまとめると、 (CA+CB+DA+DB−2)an+(CB+2DA+3DB−5)K=0 ……(5) 式(5)はすべてのan及びKについて成り立つので、そ
のan及びKの係数が0となり、これから C=(B−A)/2(A+B) ……(6) D=(5A+3B)/2(A+B) ……(7) が求められる。式(6)及び(7)によつて求められた
CとDとの比率で前記の2ラインの信号Si-1及びSiを合
成すれば、奇数フイールドにおける感度重心のずれが補
正された出力を得ることができる。
次に偶数フイールドについては、前記と同様な2ライ
ンの信号の合成比率をC′及びD′として C′Si-1+D′Si=T′ ……(8) が成立し、式(8)に前記の表の偶数フイールドにおけ
る加算出力の値及び式(1)を代入して、前記奇数フイ
ールドの場合と同様にしてC′及びD′を求めると C′=−(B−A)/2(A+B) ……(9) D′=(3A+5B)/2(A+B) ……(10) が得られる。式(9)及び(10)によつて求められた
C′とD′との比率で前記の2ラインの信号Si-1及びSi
を合成すれば、偶数フイールドにおける感度重心のずれ
が補正された出力を得ることができる。
前述の補正法は、奇偶両フイールドについて補正を行
うものであるが、一方のフイールドについては補正を行
わず、他方のフイールドについてのみ補正を行い、感度
重心の間隔が等間隔になるように補正することもでき
る。例えば、偶数フイールドについてのみ補正を行うと
して、第5図の感度重心x′の位置をxEの位置よりも
ΔxOだけ転送方向(図の右方)へずれた位置に移動させ
るように補正すればよい。また信号電荷の場所的変化が
二次関数で表わされると仮定して二次方程式による補間
を行うようにすれば、さらに正確な補正を行うことがで
きる。
(この発明の映像信号処理装置の実施例)(第1図) 第1図は、前記のインターレース駆動による感度重心
のずれを補正する回路の一例を示し、この回路は第2図
のインターレース補正回路5の詳細を示すものである。
第1図において51はバツフア増幅器であり、52は1水
平ライン期間(1H)信号を遅延させる遅延線であつてそ
の出力から正極出力及び負極出力が取り出される。53,5
4は、それぞれ前記の正極出力及び負極出力を増幅する
増幅器であつてその利得(又は減衰)をそれぞれG0及び
G1とする。55,56は、入力信号を直接増幅する増幅器で
あつてその利得(又は減衰)をそれぞれG2及びG3とす
る。57及び58は切り換え器であつて、それぞれ第2図の
クロツク発生回路11から出力される奇偶切り換え信号に
より増幅器53及び54並びに55及び56の出力を切り換え
る。この例では、切り換え器57及び58が、それぞれ、上
側の接点に切り換えられたときが奇数フイールド、下側
の接点に切り換えられたときが偶数フイールドであると
する。59は加算器であつて切り換え器57及び58から出力
される信号を各フイールドごとに加算して出力する。こ
のように、フイールドごとに、1H遅延線52を介して出力
される信号とこれを介しない信号とを合成するのは、第
5図のΔxOとΔxEとの絶対値が異なるので、式(6),
(7)及び式(9),(10)で与えられる合成比率(C,
D等)をフイールドごとに変えるためである。
具体的な数値例を掲げると、式(6),(7),
(9),(10)におけるAとBがA=0.5,B=1である
とすとと C=0.11,D=1.22(奇数フイールド) C′=−0.11,D′=1.44(偶数フイールド) となる。ここでバツフア増幅器51の利得をH0,1H遅延線5
2の損失をH1とすると G0=C/(H0×H1) G1=C′/(H0×H1) G2=D G3=D′ と定めればよい。乗器のC,C′の値は小さいので1H遅延
線52として帯域の少ない安価なものを使用することがで
きる。
第1図のインターレース補正回路の作用を説明する
と、奇数フイールドにおいては、1H遅延線52の正極出力
が増幅器53で増幅されたものと増幅器55の出力とが加算
器59で加算されるが、増幅器53及び55の利得がそれぞれ
G0及びG2に設定されているので、その加算出力は前記の
必要出力Tiに等しくなる。また偶数フイールドにおいて
は、1H遅延線52の負極出力が増幅器54で増幅されたもの
と増幅器56の出力とが加算されるが、増幅器54及び56の
利得がそれぞれG1及びG3に設定されているので、その加
算出力は前記の必要出力T′に等しくなる。したがつ
て、加算器59の出力信号は、それぞれフイールドごとに
インターレース駆動による感度重心のずれが補正されて
いるので垂直解像特性が向上し、その結果上記の映像信
号処理装置によれば、イメージセンサとしての固体撮像
素子の画素数を特別に多くしなくても、また画素間の特
性のバラツキや色分解フイルタを用いる場合のその配置
のずれ等にかかわらず正確な出力映像信号を得ることが
できる。
(この発明の映像信号処理装置の変形実施例) 第1図の実施例では、奇偶両フイールドについて補正
を行つたが、前述のように一方のフイールドについての
み補正して総合的に感度重心の間隔が等間隔になるよう
にすることもできる。
信号電荷が二次関数に従う変化をすると仮定して、二
次方程式による補間を行うようにすれば、さらに正確な
補正を行うことができる。この場合、遅延線を2種類設
け、原信号、1ライン遅延信号及び2ライン遅延信号の
合成によつて補正を行うようにする。
前記の遅延手段を介して出力される信号とこれを介し
ない信号との相関的処理は、両信号の振幅及び必要に応
じ極性について行うことを可とする。
第1図の実施例では、画面のフイールドの奇偶により
原信号及び1H遅延信号を切り換えた後両信号を加算する
ようにしたが、前記の相関的処理をした両信号を加算し
てから切り換えるようにしてもよい。また第1図に示す
インターレース補正回路の挿入位置は、第2図のように
サンプルホールド回路3の出力側だけでなく、輝度信号
プロセス回路6内又はその出力側、あるいは色信号につ
いて補正を行う場合には、色信号処理系中でもよい。
前記の実施例は、イメージセンサとして仮想電極部を
有するフレームトランスフアCCDを用いるものである
が、この発明は、その他のイメージセンサ(固体撮像素
子又は撮像管)についても、素子の特性や色分解フイル
タの配置方法等により正確なインターレースが行われな
い場合に適用することができる。
(発明の効果) 前述のように、この発明によれば、イメージセンサの
インターレース駆動による感度重心のずれが補正され、
垂直解像特性が向上するので、イメージセンサの各画素
間の特性のバラツキや色分解フイルタを用いる場合には
その配置のずれ等にかかわらず正確なインターレース駆
動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の映像信号処理装置の一実施例のブロ
ツク図、第2図はこの発明の映像信号処理装置が適用さ
れる撮像装置の一例を示すブロツク図、第3図はイメー
ジセンサとしてのフレームトランスフアCCDの構成図、
第4図は第3図のA−A′で切断した断面図、第5図は
第4図のポテンシヤル井戸に蓄積された電荷を加え合わ
せたものの感度分布及びそれらの感度重心のずれの説明
図、第6図は第4図のポテンシヤル井戸の感度分布の説
明図、第7図は固体撮像素子に蓄積される信号電荷の場
所的変化の一態様を示す説明図である。 符号の説明 1:撮影光学系、2:イメージセンサとしての固体撮像素
子、3:サンプルホールド回路、4:低域フイルタ、5:イン
ターレース補正回路、6:輝度信号プロセス回路、7:色分
離回路、8:色信号プロセス回路、9:エンコーダ、11:ク
ロツク発生回路、12:撮像素子駆動回路、27n,27n+2,27
n+4:固体撮像素子の一例であるフレームトランスフアCC
Dの転送電極部、27′n+1,27′n+3:その仮想電極部、51:
バツフア増幅器、52:1ライン期間遅延線、53ないし56:
増幅器、57,58:切り換え器、59:加算器、WnないしWn+4:
フレームトランスフアCCDのポテンシヤル井戸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージセンサにおいて形成された複数行
    の信号を奇数フィールドと偶数フィールドとで異なる組
    み合わせで1対ずつ加算して読出すことによってインタ
    ーレース読出し駆動をする駆動手段と、 該駆動手段によって読出された前記イメージセンサの出
    力信号の奇数フィールド分及び偶数フィールド分の少な
    くとも一方を水平ライン単位で遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段を介して出力される信号と遅延手段を介し
    ない信号とにそれぞれ所定の重み付けをして補間演算す
    ることによって、前記のインターレース駆動による奇数
    フィールドの行の感度重心と偶数フィールドの行の感度
    重心とが実質的に等間隔にインターレースするように補
    正する重み付け補間演算手段と、を備える映像信号処理
    装置。
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