JP2644104B2 - マイクロプロセッサ - Google Patents
マイクロプロセッサInfo
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- JP2644104B2 JP2644104B2 JP3152686A JP15268691A JP2644104B2 JP 2644104 B2 JP2644104 B2 JP 2644104B2 JP 3152686 A JP3152686 A JP 3152686A JP 15268691 A JP15268691 A JP 15268691A JP 2644104 B2 JP2644104 B2 JP 2644104B2
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- microprocessor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプライン制御方式
のマイクロプロセッサに関し、特に開発支援装置内で用
いられるマイクロ・プロセッサのデバッグ割込機構に関
する。
のマイクロプロセッサに関し、特に開発支援装置内で用
いられるマイクロ・プロセッサのデバッグ割込機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、開発支援装置のデバッグ割込機
構は、図2に示す様に、データバス46と接続される入
出力端子17、デバッグ割込入力信号47を入力する割
込信号入力端子18およびアドレス・ステータス信号4
5を出力する入出力端子19を有するマイクロ・プロセ
ッサ1aと、比較回路43、レジスタ44から成るデバ
ッグ割込発生回路42とで構成されている。
構は、図2に示す様に、データバス46と接続される入
出力端子17、デバッグ割込入力信号47を入力する割
込信号入力端子18およびアドレス・ステータス信号4
5を出力する入出力端子19を有するマイクロ・プロセ
ッサ1aと、比較回路43、レジスタ44から成るデバ
ッグ割込発生回路42とで構成されている。
【0003】この開発支援装置41は、デバッグ割込発
生回路42を有しており、デバック割込みを発生させる
ため、プログラムの実行を中断させようとするアドレ
ス、ステータス等の情報をレジスタ44に設定した後、
マイクロ・プロセッサ1aから出力されるアドレス、ス
テータス情報を入出力用端子19よりアドレス・ステー
タス信号45としてデバック割込発生回路42の内部の
比較回路43に出力する。
生回路42を有しており、デバック割込みを発生させる
ため、プログラムの実行を中断させようとするアドレ
ス、ステータス等の情報をレジスタ44に設定した後、
マイクロ・プロセッサ1aから出力されるアドレス、ス
テータス情報を入出力用端子19よりアドレス・ステー
タス信号45としてデバック割込発生回路42の内部の
比較回路43に出力する。
【0004】この比較回路43では、このアドレス、ス
テータス情報をあらかじめレジスタ44に設定されてい
る内容と比較し、これが一致した場合には、デバッグ割
込信号47を割込信号入力端子18に与えることによ
り、マイクロ・プロセッサ1aにデバッグ割込みを発生
させ、プログラムの実行を中断させている。
テータス情報をあらかじめレジスタ44に設定されてい
る内容と比較し、これが一致した場合には、デバッグ割
込信号47を割込信号入力端子18に与えることによ
り、マイクロ・プロセッサ1aにデバッグ割込みを発生
させ、プログラムの実行を中断させている。
【0005】しかし、パイプライン制御方式のマイクロ
・プロセッサを用いた場合、プロセッサ外部に現れる命
令コードの読込みサイクルと、内部で命令が実行させる
タイミングが必ずしも一致しないため、使用者が意図し
たアドレス、ステータス情報でプログラムの実行中断が
正しく発生しないという欠点があった。
・プロセッサを用いた場合、プロセッサ外部に現れる命
令コードの読込みサイクルと、内部で命令が実行させる
タイミングが必ずしも一致しないため、使用者が意図し
たアドレス、ステータス情報でプログラムの実行中断が
正しく発生しないという欠点があった。
【0006】そこでパイプライン制御方式を有するマイ
クロプロセッサを用いる場合には、マイクロ・プロセッ
サ内に、図3に示すような回路を設けてこれら欠点を解
決しようとしている。
クロプロセッサを用いる場合には、マイクロ・プロセッ
サ内に、図3に示すような回路を設けてこれら欠点を解
決しようとしている。
【0007】この図3は、一般のパイプライン制御方式
のマイクロ・プロセッサのブロック図である。このマイ
クロ・プロセッサ1aは、BCU(バス制御ユニット)
2aと、PFU(プリフェッチ・ユニット)3と、ID
U(命令デコード・ユニット)4と、EXU(実行ユニ
ット)5aと、MMU(メモリ管理ユニット)6とから
構成されており、BCU(バス制御ユニット)2aは、
データI/F7と、命令コード用タグ(TAG)埋込回
路8と、バス制御回路9と、シーケンサ10と、命令コ
ード用TAG検出回路11と、内部割込発生回路12a
と、レジスタ(図中Regという)13と、ALU14
とにより構成されている。
のマイクロ・プロセッサのブロック図である。このマイ
クロ・プロセッサ1aは、BCU(バス制御ユニット)
2aと、PFU(プリフェッチ・ユニット)3と、ID
U(命令デコード・ユニット)4と、EXU(実行ユニ
ット)5aと、MMU(メモリ管理ユニット)6とから
構成されており、BCU(バス制御ユニット)2aは、
データI/F7と、命令コード用タグ(TAG)埋込回
路8と、バス制御回路9と、シーケンサ10と、命令コ
ード用TAG検出回路11と、内部割込発生回路12a
と、レジスタ(図中Regという)13と、ALU14
とにより構成されている。
【0008】これらの制御ユニット間の相互の信号のや
りとりを行なうために、入出力用端子17と、割込信号
入力端子18と、割込要求信号18aと、入出力用端子
19と、制御信号20,22,24,29〜37と、内
部バス(命令コード用)25,27,28と、内部バス
(データ用)36とが用いられる。
りとりを行なうために、入出力用端子17と、割込信号
入力端子18と、割込要求信号18aと、入出力用端子
19と、制御信号20,22,24,29〜37と、内
部バス(命令コード用)25,27,28と、内部バス
(データ用)36とが用いられる。
【0009】次に図3のマイクロ・プロセッサの動作を
以下説明する。
以下説明する。
【0010】まず、マイクロ・プロセッサ1aに接続さ
れた外部回路に対してBCU2aの内部のバス制御回路
9aより入出力用端子19を通してアドレス、ステータ
ス等の情報を与え、外部回路中のメモリ等のリード動作
を行なう。この動作で、特に命令コードをメモリよりプ
リフェッチするサイクルにおいて、マイクロ・プロセッ
サ1aは入/出力用端子17より命令コードを取込み、
この取込んだ命令コードをデータI/F7に渡す。これ
と同時に、マイクロ・プロセッサに接続された外部回路
はデバッグ割込み要求を割込信号入力端子18に入力す
る。マイクロ・プロセッサ1aは、割込信号入力端子1
8を通して、命令コードTAG埋込回路8にデバッグ割
込要求を送る。命令コード用TAG埋込み回路8は、デ
バッグ割込み要求の有無に関する履歴をTAG情報とし
て命令コードに埋込むための回路である。制御信号20
を通してデータI/F7にプリフェッチした命令コード
にTAG情報を埋め込む。
れた外部回路に対してBCU2aの内部のバス制御回路
9aより入出力用端子19を通してアドレス、ステータ
ス等の情報を与え、外部回路中のメモリ等のリード動作
を行なう。この動作で、特に命令コードをメモリよりプ
リフェッチするサイクルにおいて、マイクロ・プロセッ
サ1aは入/出力用端子17より命令コードを取込み、
この取込んだ命令コードをデータI/F7に渡す。これ
と同時に、マイクロ・プロセッサに接続された外部回路
はデバッグ割込み要求を割込信号入力端子18に入力す
る。マイクロ・プロセッサ1aは、割込信号入力端子1
8を通して、命令コードTAG埋込回路8にデバッグ割
込要求を送る。命令コード用TAG埋込み回路8は、デ
バッグ割込み要求の有無に関する履歴をTAG情報とし
て命令コードに埋込むための回路である。制御信号20
を通してデータI/F7にプリフェッチした命令コード
にTAG情報を埋め込む。
【0011】次に、データI/F7は内部バス25を通
してPFU3にタグ(TAG)付き命令コードを送る。
このPFU3は、IDU4の動作状況を見てIDU4の
内部のキューに空きができれば、TAG付き命令コード
を内部バス27を通して、IDU4に送る。PFU3の
内部キューに空きができれば次の命令コードをリードす
るために、制御信号37を通してBCU2aの内部のバ
ス制御回路9aに次のプリフェッチを行なう様に命令す
る。これにより、バス制御回路9aは先に述べた命令コ
ードをプリフェッチするための一連の動作を繰返し行な
う。
してPFU3にタグ(TAG)付き命令コードを送る。
このPFU3は、IDU4の動作状況を見てIDU4の
内部のキューに空きができれば、TAG付き命令コード
を内部バス27を通して、IDU4に送る。PFU3の
内部キューに空きができれば次の命令コードをリードす
るために、制御信号37を通してBCU2aの内部のバ
ス制御回路9aに次のプリフェッチを行なう様に命令す
る。これにより、バス制御回路9aは先に述べた命令コ
ードをプリフェッチするための一連の動作を繰返し行な
う。
【0012】次に、IDU4ではTAG付き命令コード
がオペランドアクセスを伴う命令コードであるか否かを
判断し、オペランドアクセスを伴う命令であれば、制御
信号36を通してオペランド・データをMMU6に送
る。この時オペランド・データが、EXU5aの内部の
レジスタ(Reg)で示される内容であればこのReg
(レジスタ)13の内容をオペランド・データとして制
御信号19を通してMMU6に送る。
がオペランドアクセスを伴う命令コードであるか否かを
判断し、オペランドアクセスを伴う命令であれば、制御
信号36を通してオペランド・データをMMU6に送
る。この時オペランド・データが、EXU5aの内部の
レジスタ(Reg)で示される内容であればこのReg
(レジスタ)13の内容をオペランド・データとして制
御信号19を通してMMU6に送る。
【0013】なお、この時EXU5aの内部ALU14
が演算を行なっていた場合は、その演算が終了した時点
のレジスタ(Reg)13の内容をMMU6に送る。こ
のMMU6では、オペランドに関する情報から実効アド
レス(実アドレス)を生成する。そしてその実効アドレ
スを制御信号24を通してBCU2aの内部のバス制御
回路9aに送る。
が演算を行なっていた場合は、その演算が終了した時点
のレジスタ(Reg)13の内容をMMU6に送る。こ
のMMU6では、オペランドに関する情報から実効アド
レス(実アドレス)を生成する。そしてその実効アドレ
スを制御信号24を通してBCU2aの内部のバス制御
回路9aに送る。
【0014】次に、バス制御回路9aは、リード動作で
あれば入/出力用端子19を通してアドレス、ステータ
ス等の情報を外部回路に与えることにより外部回路はメ
モリ等のリード動作を行なう。また、ライト動作であれ
ばバス制御回路9aは、入/出力用端子19を通してア
ドレス、ステータス等の情報を出力する。データI/F
7は入/出力端子17を通してライトデータをマイクロ
・プロセッサ1aに接続された外部回路に与える。
あれば入/出力用端子19を通してアドレス、ステータ
ス等の情報を外部回路に与えることにより外部回路はメ
モリ等のリード動作を行なう。また、ライト動作であれ
ばバス制御回路9aは、入/出力用端子19を通してア
ドレス、ステータス等の情報を出力する。データI/F
7は入/出力端子17を通してライトデータをマイクロ
・プロセッサ1aに接続された外部回路に与える。
【0015】この一連の動作に並行してIDU4では、
EXU5aの実行状況を見てEXU5aの処理が終了し
ていれば内部バス28を通してEXU5aに命令コード
を送り、TAG情報をEXU5aの内部の命令コード用
TAG検出回路11に送る。
EXU5aの実行状況を見てEXU5aの処理が終了し
ていれば内部バス28を通してEXU5aに命令コード
を送り、TAG情報をEXU5aの内部の命令コード用
TAG検出回路11に送る。
【0016】次に、この命令コード用TAG検出回路1
1でTAG情報からデバッグ割込要求の有無に関する履
歴を検出する。これにより、命令コード用TAG検出回
路11はデバッグ割込要求の有無に関する履歴を制御信
号30を通して内部割込発生回路12aに送る。この内
部割込発生回路12aでは、デバッグ割込要求の有無に
関する履歴からデバッグ割込要求があったことを識別す
ると制御信号32を通してシーケンサに内部割込みの要
求を発生する。このシーケンサ10では、内部割込発生
回路12aからの内部割込要求の受付けるタイミングを
IDU4から送られてきたTAG付命令コードを実行す
る前、または実行後(あらかじめマイコンの使用で決定
済み)のいずれかで内部割込処理を行う。
1でTAG情報からデバッグ割込要求の有無に関する履
歴を検出する。これにより、命令コード用TAG検出回
路11はデバッグ割込要求の有無に関する履歴を制御信
号30を通して内部割込発生回路12aに送る。この内
部割込発生回路12aでは、デバッグ割込要求の有無に
関する履歴からデバッグ割込要求があったことを識別す
ると制御信号32を通してシーケンサに内部割込みの要
求を発生する。このシーケンサ10では、内部割込発生
回路12aからの内部割込要求の受付けるタイミングを
IDU4から送られてきたTAG付命令コードを実行す
る前、または実行後(あらかじめマイコンの使用で決定
済み)のいずれかで内部割込処理を行う。
【0017】この一連の処理を行なうことにより、命令
コードをプリフェッチするサイクル中にデバッグ割込要
求を行なってもマイクロプロセッサの内部のパイプライ
ン処理に依存することなく、デバッグ割込要求を受け付
けたサイクル中にプリフェッチした命令コードが、EX
U5aで実行されるのに同期してデバッグ割込みを受け
付けることができる。
コードをプリフェッチするサイクル中にデバッグ割込要
求を行なってもマイクロプロセッサの内部のパイプライ
ン処理に依存することなく、デバッグ割込要求を受け付
けたサイクル中にプリフェッチした命令コードが、EX
U5aで実行されるのに同期してデバッグ割込みを受け
付けることができる。
【0018】一方、オペランド・データの読込みを伴う
命令コードが、IDU4に取込まれている命令コード中
にあるオペランドの内容に従って、MMU6は実行アド
レスを生成するために必要な情報をレジスタ13より制
御信号29を通して参照する。MMU6は、実行アドレ
ス(実アドレス)を生成し、その実行アドレスを制御信
号24としてバス制御回路9aに送る。次に、バス制御
回路9aは入出力用端子19を通してマイクロ・プロセ
ッサ1aに接続された外部回路に、アドレス、ステータ
ス等の情報を与えることにより、外部回路のメモリ等の
リード動作を行なう。
命令コードが、IDU4に取込まれている命令コード中
にあるオペランドの内容に従って、MMU6は実行アド
レスを生成するために必要な情報をレジスタ13より制
御信号29を通して参照する。MMU6は、実行アドレ
ス(実アドレス)を生成し、その実行アドレスを制御信
号24としてバス制御回路9aに送る。次に、バス制御
回路9aは入出力用端子19を通してマイクロ・プロセ
ッサ1aに接続された外部回路に、アドレス、ステータ
ス等の情報を与えることにより、外部回路のメモリ等の
リード動作を行なう。
【0019】次にリード動作について説明を行なう。マ
イクロ・プロセッサ1aがリード動作を外部回路に対し
て行なうと、データ入出力用端子17を通してデータI
/F7にリードデータが取込まれる。この時に割込要求
18を行なうと、命令コード用TAG埋込回路8は、割
込要求信号18を通してEXU5aの内部の内部割込発
生回路12aにデバッグ割込要求を行ない、この内部割
込回路12aでは、制御信号32を通してシーケンサ1
0にデバッグ割込みを発生させる。このため、オペラン
ド・データの読込みを伴う命令コードがEXU5aで実
行される前にデバッグ割込動作を起こしていた。
イクロ・プロセッサ1aがリード動作を外部回路に対し
て行なうと、データ入出力用端子17を通してデータI
/F7にリードデータが取込まれる。この時に割込要求
18を行なうと、命令コード用TAG埋込回路8は、割
込要求信号18を通してEXU5aの内部の内部割込発
生回路12aにデバッグ割込要求を行ない、この内部割
込回路12aでは、制御信号32を通してシーケンサ1
0にデバッグ割込みを発生させる。このため、オペラン
ド・データの読込みを伴う命令コードがEXU5aで実
行される前にデバッグ割込動作を起こしていた。
【0020】また、ライト動作においては、リード動作
で説明したようにBCU2aが内部のバス制御回路9a
から入出力用端子19を通して、マイクロ・プロセッサ
1aに接続された外部回路にアドレス、ステータス等の
情報を与え、かつデバッグ割込信号入力端子18よりデ
バッグ割込要求を行なうと、命令コード用TAG埋込回
路8は、割込要求信号18aを通してEXU5aの内部
の内部割込発生回路12aにデバッグ割込要求を行な
い、内部割込発生回路12aでは、制御信号32を通し
てシーケンサ10にデバッグ割込みを発生させてしまう
ため、オペランド・データの読込みを伴う命令コードが
EXU5aで実行される前にデバッグ割込み動作を起こ
していた。
で説明したようにBCU2aが内部のバス制御回路9a
から入出力用端子19を通して、マイクロ・プロセッサ
1aに接続された外部回路にアドレス、ステータス等の
情報を与え、かつデバッグ割込信号入力端子18よりデ
バッグ割込要求を行なうと、命令コード用TAG埋込回
路8は、割込要求信号18aを通してEXU5aの内部
の内部割込発生回路12aにデバッグ割込要求を行な
い、内部割込発生回路12aでは、制御信号32を通し
てシーケンサ10にデバッグ割込みを発生させてしまう
ため、オペランド・データの読込みを伴う命令コードが
EXU5aで実行される前にデバッグ割込み動作を起こ
していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したマイクロ・プ
ロセッサ1aでは、従来技術で詳述したように、オペラ
ンド・データの読込み/読出し時にマイクロ・コンピュ
ータに接続された外部回路より、デバッグ割込要求を行
なうと、このオペランド・データ・アクセスを伴う命令
コードがマイクロプロセッサ内部のEXU(実行ユニッ
ト)で実行される直前なら直前、直後なら直後に常に決
ったデバッグ割込みを発生させることができないという
問題点があった。
ロセッサ1aでは、従来技術で詳述したように、オペラ
ンド・データの読込み/読出し時にマイクロ・コンピュ
ータに接続された外部回路より、デバッグ割込要求を行
なうと、このオペランド・データ・アクセスを伴う命令
コードがマイクロプロセッサ内部のEXU(実行ユニッ
ト)で実行される直前なら直前、直後なら直後に常に決
ったデバッグ割込みを発生させることができないという
問題点があった。
【0022】本発明の目的は、このような欠点を除き、
オペランド・データの読込み/読出し時に外部からデバ
ッグ読込み要求があった場合でもデバッグ割込要求を発
生できるようにしたマイクロプロセッサを提供すること
にある。
オペランド・データの読込み/読出し時に外部からデバ
ッグ読込み要求があった場合でもデバッグ割込要求を発
生できるようにしたマイクロプロセッサを提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、命令の
実行前にオペランド・データを先読みするオペランド・
データのレジスタを有するパイプライン制御方式のマイ
クロプロセッサにおいて、前記オペランド・データの読
込動作に同期して割込信号入力端子からの割込信号をデ
ータ用タグとしてデータに付加するデータ用タグ埋込回
路と、前記レジスタの出力からこのレジスタのデータ読
出しに同期して割込要求を検出するデータ用タグ検出回
路と、このデータ用タグ検出回路の出力により割込みを
発生する内部割込発生回路とを有することを特徴とす
る。
実行前にオペランド・データを先読みするオペランド・
データのレジスタを有するパイプライン制御方式のマイ
クロプロセッサにおいて、前記オペランド・データの読
込動作に同期して割込信号入力端子からの割込信号をデ
ータ用タグとしてデータに付加するデータ用タグ埋込回
路と、前記レジスタの出力からこのレジスタのデータ読
出しに同期して割込要求を検出するデータ用タグ検出回
路と、このデータ用タグ検出回路の出力により割込みを
発生する内部割込発生回路とを有することを特徴とす
る。
【0024】
【実施例】図1は、本発明のマイクロ・プロセッサの一
実施例のブロック図である。図中、1はマイクロ・プロ
セッサ、2はBCU(バス制御ユニット)、3はPFU
(プリフェッチ・ユニット)、4はIDU(命令デコー
ド・ユニット)、5はEXU(実行ユニット)、6はM
MU(メモリ管理ユニット)、7はデータI/F、8は
命令コード用TAG埋込回路、9はバス制御回路、10
はシーケンサ、11は命令コード用TAG検出回路、1
2は内部割込発生回路、13はレジスタ(Reg)、1
4はALU、15はデータ用TAG埋込回路、16はデ
ータ用TAG検出回路、17,19は入/出力用端子、
18はデバッグ割込信号入力端子、20〜24,29〜
37は入/出力用端子、25,27,28は内部バス
(命令コード用)、26は内部バス(データ用)であ
る。
実施例のブロック図である。図中、1はマイクロ・プロ
セッサ、2はBCU(バス制御ユニット)、3はPFU
(プリフェッチ・ユニット)、4はIDU(命令デコー
ド・ユニット)、5はEXU(実行ユニット)、6はM
MU(メモリ管理ユニット)、7はデータI/F、8は
命令コード用TAG埋込回路、9はバス制御回路、10
はシーケンサ、11は命令コード用TAG検出回路、1
2は内部割込発生回路、13はレジスタ(Reg)、1
4はALU、15はデータ用TAG埋込回路、16はデ
ータ用TAG検出回路、17,19は入/出力用端子、
18はデバッグ割込信号入力端子、20〜24,29〜
37は入/出力用端子、25,27,28は内部バス
(命令コード用)、26は内部バス(データ用)であ
る。
【0025】このマイクロ・プロセッサに関する基本動
作については、従来のマイクロ・プロセッサ(図2)の
説明通りであり、オペランド・データの読込みを伴う命
令コードが4のIDUに取り込まれている命令コード中
にあるオペランドの内容に従ってMMU6が実行アドレ
スを生成するために必要な情報をレジスタ13より制御
信号29を通して参照することにより、実効アドレス
(実アドレス)を生成し、その実効アドレスを制御信号
24としてバス制御回路9に送る。次に、バス制御回路
9は入/出力用端子19を通してマイクロ・プロセッサ
に接続された外部回路にアドレス、ステータス等の情報
を与えることにより、外部回路のメモリ等のリード動作
を行なう。
作については、従来のマイクロ・プロセッサ(図2)の
説明通りであり、オペランド・データの読込みを伴う命
令コードが4のIDUに取り込まれている命令コード中
にあるオペランドの内容に従ってMMU6が実行アドレ
スを生成するために必要な情報をレジスタ13より制御
信号29を通して参照することにより、実効アドレス
(実アドレス)を生成し、その実効アドレスを制御信号
24としてバス制御回路9に送る。次に、バス制御回路
9は入/出力用端子19を通してマイクロ・プロセッサ
に接続された外部回路にアドレス、ステータス等の情報
を与えることにより、外部回路のメモリ等のリード動作
を行なう。
【0026】次に、リード動作について説明を行なう。
マイクロ・プロセッサ1がリード動作を外部回路から行
なうと、データ入/出力用端子17を通してデータI/
F7にリードデータが取込まれる。この時割込信号入力
端子18を通してデバッグ割込要求を行なうと、データ
用TAG埋込回路15は、デバッグ割込要求の有無に関
する履歴をTAG情報として制御信号21を通してリー
ドデータに命令コードの時と同様にTAG情報を埋込
む。そして、このTAG付きリードデータを内部バス2
6を通してTAG情報EXU5の内部にあるデータ用T
AG検出回路16に送り、またリードデータをレジスタ
13に送る。
マイクロ・プロセッサ1がリード動作を外部回路から行
なうと、データ入/出力用端子17を通してデータI/
F7にリードデータが取込まれる。この時割込信号入力
端子18を通してデバッグ割込要求を行なうと、データ
用TAG埋込回路15は、デバッグ割込要求の有無に関
する履歴をTAG情報として制御信号21を通してリー
ドデータに命令コードの時と同様にTAG情報を埋込
む。そして、このTAG付きリードデータを内部バス2
6を通してTAG情報EXU5の内部にあるデータ用T
AG検出回路16に送り、またリードデータをレジスタ
13に送る。
【0027】このデータ用TAG検出回路16では、デ
ータI/F7より送られたTAG付きデータのTAG情
報をもとにデバッグ割込要求の有無に関する履歴を制御
信号31を通して内部割込発生回路12に取り込む。次
に、この内部割込発生回路12では、デバッグ割込要求
の有無に関する履歴によりデバッグ割込要求があったこ
とを識別すれば、制御信号32を通してシーケンサ10
に対して内部割込要求を行なう。この動作に平行してE
XU5にレジスタ13の内部にあるリードデータをアク
セスする命令コード取り込み、シーケンサ10でその命
令の実行する前、または実行後(あらかじめマイコンの
使用で決定済み)のいずれかで内部割込処理を行なう。
ータI/F7より送られたTAG付きデータのTAG情
報をもとにデバッグ割込要求の有無に関する履歴を制御
信号31を通して内部割込発生回路12に取り込む。次
に、この内部割込発生回路12では、デバッグ割込要求
の有無に関する履歴によりデバッグ割込要求があったこ
とを識別すれば、制御信号32を通してシーケンサ10
に対して内部割込要求を行なう。この動作に平行してE
XU5にレジスタ13の内部にあるリードデータをアク
セスする命令コード取り込み、シーケンサ10でその命
令の実行する前、または実行後(あらかじめマイコンの
使用で決定済み)のいずれかで内部割込処理を行なう。
【0028】次にライト動作について説明する。ライト
動作は、リード動作で説明したように、BCU2が内部
のバス制御回路9から入/出力用端子19を通してマイ
クロ・プロセッサ1に接続された外部回路にアドレス、
ステータス等の情報を与え、かつデバッグ割込信号入力
端子18よりデバッグ割込要求を行なうと、データ用T
AG埋込回路15によりデバッグ割込要求があったとい
う履歴をTAG情報として記憶し、このデータライトを
行なう命令コードがIDU4より内部バス28を通して
EXU5に取込むと同時に、EXU5の内部のデータ用
TAG検出回路16にTAG情報を送る。
動作は、リード動作で説明したように、BCU2が内部
のバス制御回路9から入/出力用端子19を通してマイ
クロ・プロセッサ1に接続された外部回路にアドレス、
ステータス等の情報を与え、かつデバッグ割込信号入力
端子18よりデバッグ割込要求を行なうと、データ用T
AG埋込回路15によりデバッグ割込要求があったとい
う履歴をTAG情報として記憶し、このデータライトを
行なう命令コードがIDU4より内部バス28を通して
EXU5に取込むと同時に、EXU5の内部のデータ用
TAG検出回路16にTAG情報を送る。
【0029】このデータ用TAG検出回路16では、リ
ード時の動作と同様にTAGの情報よりデバッグ割込要
求があったかどうかの履歴を識別し、その情報を制御信
号31を通して内部割込発生回路12に送り、この内部
割込発生回路12はデバッグ割込要求があれば制御信号
32を通してシーケンサ10に対して内部割込みの要求
を行なう。これによりシーケンサ10はデバッグ割込み
の処理を行なう命令の実行とデバッグ割込要求に対する
処理を同期させることができ、そのデバッグ割込処理の
内容に従って、EXU5の内部のレジスタ13とALU
14とが動作するといった一連の動作を行なう。
ード時の動作と同様にTAGの情報よりデバッグ割込要
求があったかどうかの履歴を識別し、その情報を制御信
号31を通して内部割込発生回路12に送り、この内部
割込発生回路12はデバッグ割込要求があれば制御信号
32を通してシーケンサ10に対して内部割込みの要求
を行なう。これによりシーケンサ10はデバッグ割込み
の処理を行なう命令の実行とデバッグ割込要求に対する
処理を同期させることができ、そのデバッグ割込処理の
内容に従って、EXU5の内部のレジスタ13とALU
14とが動作するといった一連の動作を行なう。
【0030】これらの動作を行なうことにより、オペラ
ンド・データのリードまたはライトを行なうサイクル中
にデバッグ割込要求を行なっても、オペランド・データ
のリードまたは、ライトを行なう命令の実行に同期した
デバッグ割込みの処理を実現することができる。
ンド・データのリードまたはライトを行なうサイクル中
にデバッグ割込要求を行なっても、オペランド・データ
のリードまたは、ライトを行なう命令の実行に同期した
デバッグ割込みの処理を実現することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明したように本発明は、オペラ
ンド・データのリード動作に同期して、割込信号をレジ
スタによりサンプリングし、このレジスタの出力からレ
ジスタのデータライトに同期して割込みの要求を検出
し、この割込検出出力により、割込みを発生しているの
で、オペランド・データのリードまたはライトを伴う命
令において、オペランド・データのリードまたはライト
を行なっているサイクル中に外部からデバッグ割込要求
を発生した時、命令の実行に同期してデバッグ割込みを
発生させることができるという効果がある。
ンド・データのリード動作に同期して、割込信号をレジ
スタによりサンプリングし、このレジスタの出力からレ
ジスタのデータライトに同期して割込みの要求を検出
し、この割込検出出力により、割込みを発生しているの
で、オペランド・データのリードまたはライトを伴う命
令において、オペランド・データのリードまたはライト
を行なっているサイクル中に外部からデバッグ割込要求
を発生した時、命令の実行に同期してデバッグ割込みを
発生させることができるという効果がある。
【図1】本発明のマイクロ・プロセッサの第1の実施例
のブロック図。
のブロック図。
【図2】従来の開発支援装置のデバッグ割込機構を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図3】図2の中のマイクロプロセッサの一例のブロッ
ク図。
ク図。
1,1a マイクロ・プロセッサ 2,2a BCU(バス制御ユニット) 3 PFU(プリフェッチ・ユニット) 4 IDU(命令デコード・ユニット) 5,5a EXU(実行ユニット) 6 MMU(メモリ管理ユニット) 7 データI/F 8 命令コード用TAG埋込回路 9,9a バス制御回路 10 シーケンサ 11 命令コード用TAG検出回路 12,12a 内部割込発生回路 13 レジスタ(Reg) 14 ALU 15 データ用TAG埋込回路 16 データ用TAG検出回路 17,19 入出力用端子 18,18a 割込信号入力端子 20〜24,29〜37 制御信号 25,27,28 内部バス(命令コード用) 26,26a 内部バス(データ用) 41 開発支援装置 42 デバッグ割込発生回路 43 比較回路 44 レジスタ 45 アドレス、ステータス信号 46 データバス 47 デバッグ割込入力信号
Claims (1)
- 【請求項1】 命令の実行前にオペランド・データを先
読みするオペランド・データのレジスタを有するパイプ
ライン制御方式のマイクロプロセッサにおいて、前記オ
ペランド・データの読込動作に同期して割込信号入力端
子からの割込信号をデータ用タグとしてデータに付加す
るデータ用タグ埋込回路と、前記レジスタの出力からこ
のレジスタのデータ読出しに同期して割込要求を検出す
るデータ用タグ検出回路と、このデータ用タグ検出回路
の出力により割込みを発生する内部割込発生回路とを有
することを特徴とするマイクロプロセッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3152686A JP2644104B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マイクロプロセッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3152686A JP2644104B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マイクロプロセッサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052486A JPH052486A (ja) | 1993-01-08 |
JP2644104B2 true JP2644104B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=15545912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3152686A Expired - Lifetime JP2644104B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マイクロプロセッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2644104B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3152686A patent/JP2644104B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052486A (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970325 |