JP2643691B2 - 外気処理空調機 - Google Patents
外気処理空調機Info
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- JP2643691B2 JP2643691B2 JP27645891A JP27645891A JP2643691B2 JP 2643691 B2 JP2643691 B2 JP 2643691B2 JP 27645891 A JP27645891 A JP 27645891A JP 27645891 A JP27645891 A JP 27645891A JP 2643691 B2 JP2643691 B2 JP 2643691B2
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- Japan
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- coil
- cold
- hot water
- outside air
- air conditioner
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外気を処理する空調機
に関し、とりわけ、冷水または温水を空調媒体として用
いる外気処理空調機に関する。
に関し、とりわけ、冷水または温水を空調媒体として用
いる外気処理空調機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の外気処理タイプの空調機として
は、例えば図２に示すように冷水を媒体とする冷却コイ
ル１と、温水を媒体とする加熱コイル２とを、外気の通
過経路Ｘに対して直列配置したものが一般的に存在す
る。そして、この外気処理空調機では前記冷却コイル１
および加熱コイル２にそれぞれ冷水および温水を流し
て、これらコイル１，２を通過する外気を温度制御し、
これをファン３を介して室内に給気するようになってい
る。
は、例えば図２に示すように冷水を媒体とする冷却コイ
ル１と、温水を媒体とする加熱コイル２とを、外気の通
過経路Ｘに対して直列配置したものが一般的に存在す
る。そして、この外気処理空調機では前記冷却コイル１
および加熱コイル２にそれぞれ冷水および温水を流し
て、これらコイル１，２を通過する外気を温度制御し、
これをファン３を介して室内に給気するようになってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の外気処理空調機にあっては、給気の条件つまりフ
ァン３の送風量に応じて冷水温度を決定する必要があ
り、また、必要に応じて加熱コイル２により再熱を行っ
て温度制御しなければならない。このため、温度制御す
るための条件が著しく困難となり、システムとしての空
調計画が難しくなってしまうと共に、エネルギーの損失
が来されるという課題があった。
従来の外気処理空調機にあっては、給気の条件つまりフ
ァン３の送風量に応じて冷水温度を決定する必要があ
り、また、必要に応じて加熱コイル２により再熱を行っ
て温度制御しなければならない。このため、温度制御す
るための条件が著しく困難となり、システムとしての空
調計画が難しくなってしまうと共に、エネルギーの損失
が来されるという課題があった。
【０００４】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、温度制御を簡単に行いつつ、省エネルギーを図るこ
とができる外気処理空調機を提供することを目的とす
る。
て、温度制御を簡単に行いつつ、省エネルギーを図るこ
とができる外気処理空調機を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、冷水または温水を導入する冷温水コイル
と、この冷温水コイルを通過した後の冷温水をコンプレ
ッサーの冷却水として導入する直膨コイルとを、外気の
通過経路に対して直列に配置することにより構成する。
めに本発明は、冷水または温水を導入する冷温水コイル
と、この冷温水コイルを通過した後の冷温水をコンプレ
ッサーの冷却水として導入する直膨コイルとを、外気の
通過経路に対して直列に配置することにより構成する。
【０００６】
【作用】以上の構成により本発明の外気処理空調機にあ
っては、冷温水コイルと直膨コイルとが直列配置されて
いることにより、冷温水コイルを通過して温度制御した
外気を直膨コイルで再度温度制御することになり、２段
冷房が可能となる。従って、この２段冷房により冷房時
に供給する冷水を高めに設定することができ、その分、
エネルギーを省略することができる。また、かかる２段
冷房としたことにより、冷温水コイルで回収した熱を有
効に利用して再熱することができるため、温熱源を不要
つまり２種類の熱源を必要としないことから温度制御を
簡単に行うことができる。
っては、冷温水コイルと直膨コイルとが直列配置されて
いることにより、冷温水コイルを通過して温度制御した
外気を直膨コイルで再度温度制御することになり、２段
冷房が可能となる。従って、この２段冷房により冷房時
に供給する冷水を高めに設定することができ、その分、
エネルギーを省略することができる。また、かかる２段
冷房としたことにより、冷温水コイルで回収した熱を有
効に利用して再熱することができるため、温熱源を不要
つまり２種類の熱源を必要としないことから温度制御を
簡単に行うことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図１は本発明にかかる外気処理空調機１０の
一実施例を示す概略構成図で、ケーシング１２内に冷温
水コイル１４，直膨コイル１６およびファン１８を収納
して概略構成される。ケーシング１２には外気の導入ダ
クト２０を引き込むと共に、ファン１８には給気ダクト
２２を接続する。外気はファン１８の作動に伴って、導
入ダクト２０からケーシング１２内に導入されると共
に、このケーシング１２をＸ方向に流れ、前記冷温水コ
イル１４および直膨コイル１６を通過する間に空気調和
される。この調和空気は給気ダクト２２を介して室内に
供給される構成となっている。
説明する。図１は本発明にかかる外気処理空調機１０の
一実施例を示す概略構成図で、ケーシング１２内に冷温
水コイル１４，直膨コイル１６およびファン１８を収納
して概略構成される。ケーシング１２には外気の導入ダ
クト２０を引き込むと共に、ファン１８には給気ダクト
２２を接続する。外気はファン１８の作動に伴って、導
入ダクト２０からケーシング１２内に導入されると共
に、このケーシング１２をＸ方向に流れ、前記冷温水コ
イル１４および直膨コイル１６を通過する間に空気調和
される。この調和空気は給気ダクト２２を介して室内に
供給される構成となっている。
【０００８】前記冷温水コイル１４は前記外気通過方向
Ｘに対して前流側に配置されると共に、前記直膨コイル
１６は後流側に配置される。前記冷温水コイル１４は空
調媒体の流通管を蛇行配置し、その表面にフィンを取り
付けることにより熱交換器として構成されたもので、流
通管を通過する媒体と、フィンの間を通過する外気との
間で熱交換される。一方、前記直膨コイル１６は同様に
熱交換器として構成され、媒体が通過する流通管の前流
側にコンプレッサー２４が設けられる。
Ｘに対して前流側に配置されると共に、前記直膨コイル
１６は後流側に配置される。前記冷温水コイル１４は空
調媒体の流通管を蛇行配置し、その表面にフィンを取り
付けることにより熱交換器として構成されたもので、流
通管を通過する媒体と、フィンの間を通過する外気との
間で熱交換される。一方、前記直膨コイル１６は同様に
熱交換器として構成され、媒体が通過する流通管の前流
側にコンプレッサー２４が設けられる。
【０００９】前記冷温水コイル１４には媒体の第１導入
管２６および第１排出管２８が接続され、第１導入管２
６を介して導入される冷水または温水の媒体は、冷温水
１コイル１４を循環して第１排出管２８から排出され
る。一方、第１排出管２８には前記直膨コイル１６のコ
ンプレッサー２４に通ずる第２導入管３０が接続される
と共に、この接続部Ｃの後流側に３方電動切換弁３２が
設けられ、この３方電動切換弁３２に前記コンプレッサ
ー２４の第２排出管３４が接続される。そして、前記３
方電動切換弁３２の切換えにより、媒体は冷温水コイル
１４を通過した後、コンプレッサー２４に冷却水として
供給できるようになっている。
管２６および第１排出管２８が接続され、第１導入管２
６を介して導入される冷水または温水の媒体は、冷温水
１コイル１４を循環して第１排出管２８から排出され
る。一方、第１排出管２８には前記直膨コイル１６のコ
ンプレッサー２４に通ずる第２導入管３０が接続される
と共に、この接続部Ｃの後流側に３方電動切換弁３２が
設けられ、この３方電動切換弁３２に前記コンプレッサ
ー２４の第２排出管３４が接続される。そして、前記３
方電動切換弁３２の切換えにより、媒体は冷温水コイル
１４を通過した後、コンプレッサー２４に冷却水として
供給できるようになっている。
【００１０】以上の構成により本実施例の外気処理空調
機１０にあっては、ケーシング１２内の外気の流れ方向
Ｘに対して、冷温水コイル１４の後流側に直膨コイル１
６が直列配置され、冷温水コイル１４を通過した冷温水
を直膨コイル１６のコンプレッサー２４の冷却水として
用いている。尚、前記直膨コイル１６は、コンプレッサ
ー２４で圧縮された冷媒を流入膨脹させ、このときの断
熱膨脹で低温化を図ることができる。
機１０にあっては、ケーシング１２内の外気の流れ方向
Ｘに対して、冷温水コイル１４の後流側に直膨コイル１
６が直列配置され、冷温水コイル１４を通過した冷温水
を直膨コイル１６のコンプレッサー２４の冷却水として
用いている。尚、前記直膨コイル１６は、コンプレッサ
ー２４で圧縮された冷媒を流入膨脹させ、このときの断
熱膨脹で低温化を図ることができる。
【００１１】従って、本実施例では外気処理空調機１０
でありながら、冷温水コイル１４と直膨コイル１６とで
２段冷却できるので、その冷房効果を大幅に増大するこ
とができる。このため、第１導入管２６に供給する冷水
を従来に比較して高く設定することができ、省エネルギ
ーを達成することができる。また、このように特定のユ
ニットの冷水温度を高く設定できることから、他のユニ
ットの冷水温度条件によっては一種類の冷水温度（１０
〜１５℃程度）でシステムの冷凍サイクルを計画するこ
とができるため、冷凍機ＣＯＰ（成績係数）を向上する
ことができる。
でありながら、冷温水コイル１４と直膨コイル１６とで
２段冷却できるので、その冷房効果を大幅に増大するこ
とができる。このため、第１導入管２６に供給する冷水
を従来に比較して高く設定することができ、省エネルギ
ーを達成することができる。また、このように特定のユ
ニットの冷水温度を高く設定できることから、他のユニ
ットの冷水温度条件によっては一種類の冷水温度（１０
〜１５℃程度）でシステムの冷凍サイクルを計画するこ
とができるため、冷凍機ＣＯＰ（成績係数）を向上する
ことができる。
【００１２】また、冷却中にあって再熱する場合に、冷
温水コイル１４で回収した熱を有効に利用して再熱する
ことができるため、特に温熱源を必要とせず、この点か
ら温度制御を簡単に行うことができる。
温水コイル１４で回収した熱を有効に利用して再熱する
ことができるため、特に温熱源を必要とせず、この点か
ら温度制御を簡単に行うことができる。
【００１３】更に、冬期の加熱は冷温水コイル１４に温
水を供給して暖房を行うが、この媒体としての温水温度
を低めに設定できる。このことにより、空気側のコイル
圧損を抑制してファン１８の空気搬送動力を節約し、こ
の点からも省エネルギーを図ることができる。
水を供給して暖房を行うが、この媒体としての温水温度
を低めに設定できる。このことにより、空気側のコイル
圧損を抑制してファン１８の空気搬送動力を節約し、こ
の点からも省エネルギーを図ることができる。
【００１４】更にまた、冷温水コイル１４を稼働した場
合の利用温度差は、熱回収を行うとき以外は温度差が大
きくなるため、この点でも省エネルギーに寄与すること
ができる。
合の利用温度差は、熱回収を行うとき以外は温度差が大
きくなるため、この点でも省エネルギーに寄与すること
ができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の外気処理空
調機にあっては、冷温水コイルと直膨コイルとを外気の
通過経路に対して直列配置したので、これら両コイルに
より２段冷房が可能となり、冷房時に供給する冷水を高
めに設定できることにより省エネルギーを達成すること
ができる。
調機にあっては、冷温水コイルと直膨コイルとを外気の
通過経路に対して直列配置したので、これら両コイルに
より２段冷房が可能となり、冷房時に供給する冷水を高
めに設定できることにより省エネルギーを達成すること
ができる。
【００１６】また、冷温水コイルを通過した冷温水を直
膨コイルのコンプレッサーの冷却水とすることにより、
冷温水コイルで回収した熱を有効に利用して再熱するこ
とができるため、温熱源を不要つまり２種類の熱源を必
要としないことから温度制御を簡単に行うことができ
る。
膨コイルのコンプレッサーの冷却水とすることにより、
冷温水コイルで回収した熱を有効に利用して再熱するこ
とができるため、温熱源を不要つまり２種類の熱源を必
要としないことから温度制御を簡単に行うことができ
る。
【００１７】更に、冬期の加熱時には低い温水温度で良
く、これに伴う空気側コイル圧損を小さくして空気搬送
動力を節約できると共に、熱回収を行う時以外は冷温水
コイルの利用温度差を大きくして、更に省エネルギーを
達成できるという各種優れた効果を奏する。
く、これに伴う空気側コイル圧損を小さくして空気搬送
動力を節約できると共に、熱回収を行う時以外は冷温水
コイルの利用温度差を大きくして、更に省エネルギーを
達成できるという各種優れた効果を奏する。
【図１】本発明にかかる外気処理空調機の一実施例を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図２】従来の外気処理空調機の概略構成図である。
１０ 外気処理空調機 １４ 冷温水コイ
ル １６ 直膨コイル １８ ファン ２４ コンプレッサー
ル １６ 直膨コイル １８ ファン ２４ コンプレッサー
Claims (1)
- 【請求項１】 冷水または温水を導入する冷温水コイル
と、この冷温水コイルを通過した後の冷温水をコンプレ
ッサーの冷却水として導入する直膨コイルとを、外気の
通過経路に対して直列に配置したことを特徴とする外気
処理空調機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27645891A JP2643691B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 外気処理空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27645891A JP2643691B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 外気処理空調機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587365A JPH0587365A (ja) | 1993-04-06 |
| JP2643691B2 true JP2643691B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17569724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27645891A Expired - Fee Related JP2643691B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 外気処理空調機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2643691B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006292300A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Hiromi Komine | 外気導入型空調機及び空調システム |
| JP2008075978A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Shinko Kogyo Co Ltd | 空調制御システム |
| CN102538084A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-04 | 广州科力新能源有限公司 | 一种造船涂装车间温湿度控制方法及其能源综合利用系统 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP27645891A patent/JP2643691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006292300A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Hiromi Komine | 外気導入型空調機及び空調システム |
| JP2008075978A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Shinko Kogyo Co Ltd | 空調制御システム |
| CN102538084A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-04 | 广州科力新能源有限公司 | 一种造船涂装车间温湿度控制方法及其能源综合利用系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0587365A (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |