JP2643028B2 - 半導体集積回路と発光素子と半導体集積回路試験装置 - Google Patents

半導体集積回路と発光素子と半導体集積回路試験装置

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JP2643028B2
JP2643028B2 JP40335690A JP40335690A JP2643028B2 JP 2643028 B2 JP2643028 B2 JP 2643028B2 JP 40335690 A JP40335690 A JP 40335690A JP 40335690 A JP40335690 A JP 40335690A JP 2643028 B2 JP2643028 B2 JP 2643028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部主回路の機能試
験や不良解析やデバッグ等を内蔵の発光素子を利用して
容易に実施することができる半導体集積回路と、MOS
トランジスタに対して集積度をほとんど低下させること
なく集積できる発光素子と、前記半導体集積回路を試験
するための半導体集積回路試験装置とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(以下ではチップと呼ぶ
ことにする)の機能試験は、チップの周辺部の限られた
数の入力バッファおよび出力バッファを介しての試験パ
ターン入力や試験結果出力で実行されてきた。これらの
入力バッファおよび出力バッファ(以下ではパッドと呼
ぶ)の数はチップ面積で制限される。
【0003】最近のマイクロプロセッサ等では、処理単
位が32ビット,62ビットと大きくなってきており、
試験パターンや監視すべきチップの内部信号線の数が多
くなってきている。さらに集積度の増大に伴い、チップ
内部構造も複雑化し、監視すべき信号線の種類自体も増
加している。これらの信号をそのままパッドに取り出す
のは、その本数や試験回路に用いることのできる回路規
模の制限から困難である。
【0004】このため、試験に用いるパッドの数を減ら
すことを目的として、チップ内部で並列にやりとりされ
る信号を、シフトレジスタを用いて一連の直列信号群に
変換して少ないパッド数でチップ外部と信号を受け渡し
するスキャンパス手法が用いられたり、あるいは出力パ
ッドでモニタするチップ内部の信号線を限定して、これ
以外の信号線を調べる必要がある場合にはプローブ針で
直接信号線を触ったり、電子ビームテスタで測定する等
の手法が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロー
ブ針で直接信号線を触っての信号測定は、配線幅が1ミ
クロン前後に微細化された最近のチップでは、配線とプ
ローブ針間の良好な電気的接触をとるのは容易ではな
く、精度よく行えない。また、配線を破壊せずに再現性
のよい測定をするのは困難である。FIB(focused io
n beam)装置等により微細な配線に大きな電極を堆積形
成する技術があるが、この技術は、形成時間などの関係
から、多数の信号を観測するのには向いていない。
【0006】また、電子ビームテスタは、信号を電子ビ
ームパルスで時間軸方向にサンプリングすることにより
測定することから、繰り返しのテストパターンを必要と
し、長大な試験パターンでは測定精度が落ちてくる。こ
のため、論理深度の深いチップの測定では、必要十分に
長大な試験パターンは用いることができず、測定可能な
機能試験が制限される。さらに、安定な出力波形を得る
には、熟練と短くはない調整時間が必要である。そし
て、電子ビームテスタは、高価で、真空系をもちメイン
テナンスの手間もかかり、測定のコストは高くつく。
【0007】このように、チップの高集積化に伴い、プ
ローブ針や電子ビームテスタを用いた多数の信号線の測
定評価にかかる時間とそのコストは莫大になってきた。
この発明の目的は、チップ内部の信号の論理状態を容易
に観測できるようにして不良解析やデバッグや機能試験
等に必要な時間を短縮することができ、しかも集積度を
ほとんど低下させることがない半導体集積回路を提供す
ることである。また他の発明の目的は、MOSトランジ
スタに対して集積度をほとんど低下させることなく、集
積できる発光素子を提供すること、および半導体集積回
路の不良解析やデバッグや機能試験等を容易に行うこと
ができる半導体集積回路試験装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】請求項1記載の発光素子は、MOSトラン
ジスタのソース電極を形成する第1の高濃度不純物領域
に隣接するように前記第1の高濃度不純物領域と逆導電
型の第2の高濃度不純物領域を設けて第1および第2の
高濃度不純物領域の隣接部にP++ 接合領域を形成
し、前記MOSトランジスタのドレイン電極と前記第2
の高濃度不純物領域との間に前記P++ 接合領域の降
伏電圧以上の電圧を与えるとともに、前記MOSトラン
ジスタのゲート電極に与える電圧を制御することによ
り、前記P++ 接合領域の降伏時に発生する近赤外光
の発光・非発光の制御を行うようにしている。
【0010】請求項2記載のMOS型半導体集積回路
は、MOSトランジスタのソース電極を形成する第1の
高濃度不純物領域に隣接するように前記第1の高濃度不
純物領域と逆導電型の第2の高濃度不純物領域を設けて
第1および第2の高濃度不純物領域の隣接部にP++
接合領域を形成した発光素子を、内部主回路とともに集
積し、前記MOSトランジスタのドレイン電極と前記第
2の高濃度不純物領域との間に前記P++ 接合領域の
降伏電圧以上の電圧を与えるとともに、前記MOSトラ
ンジスタのゲート電極に前記内部主回路の信号を与える
ことにより、前記P++ 接合領域の降伏時に発生する
近赤外光の発光・非発光の制御を行って前記内部主回路
の状態を前記近赤外光の発光と非発光の組み合わせで表
示するようにしている。
【0011】請求項3記載のMOS型半導体集積回路
は、請求項2記載のMOS型半導体集積回路において、
発光素子により内部主回路の内部バスのデータ単位およ
びその制御信号の論理状態を発光と非発光の2状態の組
み合わせで表示する。請求項4記載のMOS型半導体集
積回路は、請求項2記載のMOS型半導体集積回路にお
いて、内部主回路内部に内部主機能回路とこの内部主機
能回路の機能試験を行う試験回路とを有し、前記試験回
路の出力群の論理状態を発光と非発光の2状態の組み合
わせで表示することにより、前記内部主機能回路の機能
を調べる。
【0012】請求項5記載のMOS型半導体集積回路
は、請求項2記載のMOS型半導体集積回路において、
内部主回路内部に組み合わせ論理回路とレジスタ群から
なる状態遷移回路を有し、前記状態遷移回路の帰還ルー
プ内のレジスタ群の論理状態を発光と非発光の2状態で
表示する。請求項6記載のMOS型半導体集積回路は、
請求項2記載のMOS型半導体集積回路において、複数
の所望の信号線群からの出力信号群をチップ内部あるい
は外部より与えられる制御信号で選択するセレクタと、
前記セレクタの出力をチップ内部または外部からの制御
信号で与えられるタイミングでサンプリングするラッチ
とを設け、前記ラッチの出力信号群の論理状態を発光素
子群の発光と非発光の2状態の組み合わせで表示するよ
うにしている。
【0013】請求項7記載のMOS型半導体集積回路
は、請求項2記載のMOS型半導体集積回路において、
複数の所望の信号線群からの出力信号群をチップ内部あ
るいは外部より与えられる制御信号で選択するセレクタ
を設け、前記セレクタの出力群の論理状態を発光素子群
の発光と非発光の2状態の組み合わせで表示するように
している。請求項8記載のMOS型半導体集積回路は、
請求項2記載のMOS型半導体集積回路において、内部
主回路の内部状態の近赤外光による表示を強制的に非発
光状態に抑制する手段を備えている。
【0014】請求項9記載の半導体集積回路試験装置
は、請求項2から請求項8までの何れかに記載のMOS
型半導体集積回路を試験する半導体集積回路試験装置で
あって、パターン発生器と光を取り込む期間の制御手段
を有する撮像用受光素子とを備え、前記パターン発生器
から被試験MOS型半導体集積回路へ試験パターンを与
えるとともに、前記撮像用受光素子の光を取り込む期間
の制御手段へ前記試験パターンで決まる前記被試験MO
S型半導体集積回路の発光非発光の時系列パターンのう
ち所望の時刻の発光非発光パターンを選択的に取り込む
ための制御信号を与えるようにしている。
【0015】
【作用】
【0016】請求項1記載の発光素子は、MOSトラン
ジスタとP++ 接合領域との直列回路になっている。
この直列回路にP++ 接合領域の降伏電圧以上の電圧
を与えるとともに、MOSトランジスタを導通状態にす
ると、P++ 接合領域が降伏して降伏電流が流れ、P
++ 接合領域からは微弱な近赤外光(観測事実であ
る)が発生する。この発光素子は、MOSトランジスタ
の大きさとほぼ同じであり、高密度にチップに集中で
き、発光素子の集積は、集積度をほとんど低下させるこ
とがない。
【0017】請求項2記載のMOS型半導体集積回路
は、チップに集積された発光素子におけるMOSトラン
ジスタのゲート電極をチップの所望の内部主回路の状態
で制御することにより、内部主回路の状態を発光素子の
発光と非発光の2状態の組み合わせで表示することがで
きる。この結果、チップ内部の信号の論理状態を容易に
観測でき、不良解析やデバッグや機能試験等に必要な時
間を短縮することができる。また、通常のCMOSプロ
セスで内部主回路の状態を表示するための発光素子を容
易に形成することができ、その大きさはMOSトランジ
スタと同程度であり、高密度に集積することができ、発
光素子を設けたことによる集積度の低下はほとんどな
い。
【0018】請求項3記載のMOS型半導体集積回路
は、内部主回路の入出力状態だけでなく、内部主回路の
内部バスの状態も発光素子の発光と非発光の2状態の組
み合わせで表示することができる。この結果、内部主回
路の内部バス上の信号の論理状態を容易に観測でき、一
層細かな機能テストや不良解析やデバッグ等を行うこと
ができる。
【0019】請求項4記載のMOS型半導体集積回路
は、試験回路による内部主機能回路の機能試験の結果を
発光素子の発光と非発光の2状態の組み合わせで表示す
ることができる。この結果、外部に試験回路は不要であ
るので、試験効率を向上させることができる。請求項5
記載のMOS型半導体集積回路は、組み合わせ論理回路
とレジスタ群からなる状態遷移回路の論理状態を発光素
子の発光と非発光の2状態の組み合わせで表示すること
ができる。この結果、状態遷移回路の信号の論理状態を
容易に観測でき、不良解析やデバッグや機能試験等に必
要な時間を短縮することができる。
【0020】請求項6記載のMOS型半導体集積回路
は、複数の信号線の状態を一つの発光素子で時分割して
表示することができ、複数の信号線の論理状態を一つの
発光素子で観測することができ、集積する発光素子の個
数を少なくすることができ、集積度の向上に有利であ
る。また、ラッチによって信号線のデータを保持するの
で、ダイナミックな回路の状態の観測に有利である。
【0021】請求項7記載のMOS型半導体集積回路
は、複数の信号線の状態を一つの発光素子で時分割して
表示することができ、複数の信号線の論理状態を一つの
発光素子で観測することができ、集積する発光素子の個
数を少なくすることができ、集積度の向上に有利であ
る。請求項8記載のMOS型半導体集積回路は、発光素
子の発光を強制的に停止させることができるので、不要
な発光を停止して消費電力を削減することができる。
【0022】請求項9記載の発明の半導体集積回路試験
装置によれば、パターン発生器から発生する試験パター
ンによって被試験MOS型半導体集積回路を動作させ
る。このとき、パターン発生器から光を取り込む期間の
制御手段に対し制御信号が与えられるので、試験パター
ンで決まる被試験MOS型半導体集積回路の発光非発光
の時系列パターンのうち所望の時刻の発光非発光パター
ンを受光用撮像素子を通して取り込むことができ、連続
的に変化する被試験MOS型半導体集積回路の特定の時
刻における状態を被試験素子の動作を停止させることな
く得ることができ、MOS型半導体集積回路の不良解析
やデバッグや機能試験等を容易に行うことができる。
【0023】
【実施例】この発明の第1の実施例の半導体集積回路に
おける発光素子の部分のレイアウト図およびその断面図
を図1(a),(b)にそれぞれ示す。この発光素子
は、通常のC−MOSプロセスで形成され、P型基板1
1の上に形成された能動領域1にN型MOSトランジス
タと発光領域とが形成される。N型MOSトランジスタ
のドレイン電極およびソース電極はそれぞれN+ 不純物
領域2,3で形成されている。4はポリシリコンからな
るMOSトランジスタのゲート電極である。
【0024】アルミ配線5は、コンタクト6を介してM
OSトランジスタのドレイン電極となるN+ 不純物領域
2に接続されている。アルミ配線7は、コンタクト8を
介してMOSトランジスタのソース電極(N+ 不純物領
域3)と逆導電型のP+ 不純物領域9に接続されてい
る。P+ 不純物領域9は、MOSトランジスタのソース
電極となるN+ 不純物領域3に隣接するように形成され
ていて、N+ 不純物領域3およびP+ 不純物領域9の隣
接部にP++ 接合領域10が形成される。
【0025】この発光素子を形成するのに必要な逆導電
型の不純物領域(この例では、P+ 不純物領域9)は、
発光素子を構成するMOSトランジスタと相補なMOS
トランジスタのドレイン電極およびソース電極を形成す
る不純物領域と同時に形成される。12は1ocos酸
化膜、13は層間絶縁膜である。なお、発光素子をP型
MOSトランジスタで形成する場合も上記と同様であ
り、不純物領域の導電形式を反転すればよい。
【0026】この発光素子において、アルミ配線7とア
ルミ配線5との間にP++ 接合領域10が逆バイアス
になるように電圧を与える。この際、P++ 接合領域
10の降伏電圧以上の電圧を与え、ゲート電極4の電圧
を制御してMOSトランジスタを導通状態にすると、P
++ 接合領域10は降伏してMOSトランジスタの電
流駆動能力で制限される降伏電流が流れる。その結果、
++ 接合領域10の近傍から微弱な近赤外の発光が
生じる。
【0027】この微弱な近赤外の発光は、ホットキャリ
ヤ解析装置等に用いる高感度の撮像素子(例えばKLA
社〔米国〕のEMMIに用いられているCCD撮像素
子)で観測することができる。実際にP+ 不純物領域9
の不純物濃度が6×1019/cm3 、N+ 不純物領域3の
不純物濃度が3×1020/cm3 の条件で作成されたP+
+ 接合領域10では、4V以下の逆方向バイアスで降
伏して1ミクロン前後の波長の近赤外光が観測された。
【0028】この発光素子を通常のCMOSプロセスで
形成した場合の主要なフローを図10(a)〜(e)に
簡単に示す。この発光素子は、N−ウェルCMOS型プ
ロセスで形成されている。(a)P型シリコン基板10
0にSiO2 からなるフィールド酸化膜101を形成す
る。
【0029】(b)フォトレジスト102をしゃへいマ
スクとして、N型不純物であるAs+ (ヒ素イオン)を
ドーズ量〜1013/cm2 で注入する。このイオン注入さ
れた領域はN−ウェル103となる。(c)フォトレジ
スト105をしゃへいマスクとして、N型不純物である
As+ (エネルギー〜60KeV)をドーズ量〜1015
/cm2 で注入することによりNch−MOSトランジス
タのソースおよびドレイン領域108とN−ウェル10
3上のN+ 領域107を形成する。
【0030】(d)フォトレジスト109をしゃへいマ
スクとして、P型不純物であるBF2 + (エネルギー〜
40KeV)をドーズ量〜1015/cm2 で注入すること
によりPch−MOSトランジスタのソースおよびドレ
イン領域112とP型シリコン基板100上のP+ 領域
110を形成する。このとき、P++ 接合111が形
成される。P+ およびN+ の拡散深さは、900℃,7
0分の条件でアニールした時、P+ は0.45μm、N
+ は0.25μm程度である。P++ 接合111の全
長はスケールとして数μm〜数10μmが選ばれる。
【0031】(e)層間絶縁膜113をCVD法により
堆積し、コンタクト穴114を形成後メタル(アルミニ
ウム配線)115で所望の発光素子116とコンタクト
をとっている。この発光素子の大きさは、MOSトラン
ジスタと同程度であるので、高密度にCMOS半導体集
積回路に集積することができ、半導体集積回路の集積度
をほとんど低下させない。また、この発光素子を駆動す
るために増加する浮遊容量は、小さなMOSトランジス
タ(例えばチャンネル長1ミクロン、チャンネル幅5ミ
クロン)のゲート容量程度である。
【0032】つぎに、この発明の第1の実施例の半導体
集積回路の全体の概略構成図を図2に示す。この実施例
における半導体集積回路21は、パッド22を介して外
部と内部主回路23との間で信号をやりとりすることに
より動作している。内部主回路23の論理状態は、これ
に対応した信号24を図1に示した構造を有する発光素
子25のMOSトランジスタのゲート電極に接続するこ
とにより、発光素子25の発光と非発光の組み合わせで
表示される。発光素子25のドレイン電極側の配線およ
びP++ 接合領域側の配線は、C−MOS半導体集積
回路の電源VDD,VSSに接続されている。
【0033】従来、内部主回路23の不良解析や機能試
験やデバッグ等は、通常パッド22を介して行い、それ
で不足する信号を見る必要がある場合は、プローブ針や
電子ビームテスタを用いたり、あるいは信号観測用の小
さなパッドを設けて内部主回路23の内部の信号線を直
接調べていた。しかし、この方法は、多くの信号を同時
に観測するには時間が多くかかり、コストの点から向い
ていない。また、プローブで触れるほどの大きさのパッ
ドは、チップ面積の増加と浮遊容量の増加に起因する回
路の性能低下のために、必要なすべての内部主回路23
のノードに設けることはできない。
【0034】ところが、この実施例における発光素子2
5の大きさはMOSトランジスタと同程度であり、高密
度に実装できるので、内部主回路23の必要な場所に十
分に設けてもチップサイズの増加は僅かであり、回路の
性能低下も問題にならない。また、テレビジョン画像で
観測することにより多くの信号を同時に調べることが可
能で、回路の不良解析や機能試験やデバッグの効率を大
幅に向上させることができる。
【0035】なお、この実施例では、発光素子25とし
て図1に示した構造を有する発光素子を用いたが、短チ
ャンネルのMOSトランジスタのON,OFFを内部主
回路23の状態で制御して、ON時に発生するホットキ
ャリア現象の近赤外光を用いても同様の効果が得られ、
この場合、図1に示す発光素子よりもさらに小さくなり
高密度に集積できる。
【0036】つぎに、この発明の第2の実施例の半導体
集積回路の構成図を図3に示す。この実施例における半
導体集積回路31は、回路ブロック32,33,34,
35の4個のブロックで構成され、回路ブロック32,
33,34間は内部バスおよびその制御信号36で結ば
れ、回路ブロック33,35間は内部バスおよびその制
御信号37で結ばれ、これらが内部主回路を構成してい
る。
【0037】内部バスおよびその制御信号36,37の
個々の信号線は、それぞれ図1に示した構造を有する発
光素子38のMOSトランジスタのゲート電極に接続さ
れ、その論理状態は発光・非発光のパターンで表示され
る。39はパッドである。この実施例は、内部バスおよ
びその制御信号36,37の状態を短時間で容易に調べ
られるようにしたものである。このような構成をとるこ
とにより、各回路ブロック32,33,34,35の入
出力信号を迅速に調べることができるようになり、多数
の回路ブロック32,33,34,35が複数の内部バ
スおよびその制御信号36,37で結合された構造をも
つ半導体集積回路31の機能テストや不良解析やデバッ
グ等の効率を大幅に向上させることができる。
【0038】なお、この発光素子38を構成するMOS
トランジスタに直列に追加のMOSトランジスタを設
け、発光を観測しない場合にこの追加のMOSトランジ
スタを非導通状態にしておくか、またはスイッチを用い
て発光素子38を構成するMOSトランジスタのゲート
電位をオフ状態に切り替える等の強制的に非発光状態に
抑制する手段を設けることにより、発光を制限して半導
体集積回路31の消費電力を節約することができる。
【0039】つぎに、この発明の第3の実施例の半導体
集積回路の構成図を図4に示す。この実施例における半
導体集積回路41の機能を担う内部主機能回路42に
は、その機能の試験を行う試験回路43が接続されてい
て、内部主機能回路42と試験回路43とで内部主回路
が構成される。上記試験回路43の結果の出力45は、
図1に示した構造を有する発光素子44のMOSトラン
ジスタのゲート電極に接続される。
【0040】試験回路43は、例えば試験パターンの発
生器と、試験パターンに対応した出力の期待値を格納し
たROMと、実際の内部主機能回路42の出力と期待値
とを比較する比較器等により構成されている。試験結果
としては、比較器の出力が発光素子44に接続されるこ
とにより、発光素子44の発光・非発光のパターンで出
力される。
【0041】この実施例のような構成では、試験回路4
3の結果の出力45をパッド46を増やすことなく行え
る。従来の試験回路で行われていたように試験結果を出
力する際に、パッド46を時分割で使用したり、シリア
ル信号に変換したりして結果を出力する必要はなくな
り、試験の効率は向上する。つぎに、この発明の第4の
実施例の半導体集積回路の構成図を図5に示す。この実
施例における半導体集積回路51は、組み合わせ論理回
路52と以前に入力された状態を保持するレジスタ群5
3とで構成される状態遷移回路を含んでいて、この状態
遷移回路が内部主回路となる。組み合わせ論理回路52
の出力54は、レジスタ群53を介して組み合わせ論理
回路52の入力55に戻されて帰還ループを形成してい
る。レジスタ群53の出力でもある入力55は、図1に
示した構造を有する発光素子58のMOSトランジスタ
のゲート電極に各々接続され、レジスタ群53の論理状
態は、発光素子58の発光・非発光のパターンの組み合
わせで表示される。59はパッドである。
【0042】状態遷移回路は、組み合わせ論理回路52
の入力56に信号を与えると、組み合わせ論理回路52
の出力57に結果が出る。出力57の状態は、帰還ルー
プ内に以前の状態を保持しているレジスタ群53が存在
するので、以前の入力56の状態に依存する。このた
め、状態遷移回路の効率的なデバッグや不良解析や機能
試験には、レジスタ群53の状態を調べることは有効で
ある。
【0043】この実施例によれば、簡単な構成でレジス
タ群53の状態を確実に調べることができる。また、発
光素子58が小型であるために、レジスタ群53のそれ
ぞれに発光素子58を接続してもそれほど回路全体の大
きさは増加せず、性能低下も最小限に抑えることができ
る。つぎに、この発明の第5の実施例の半導体集積回路
の概略構成図を図6に示す。この実施例における信号線
61,62,63は、半導体集積回路64の検査すべき
信号線(例えば、内部主回路から引き出されたもの)で
あり、それぞれセレクタ65の入力に接続されている。
セレクタ65は、チップ内部あるいは外部より与えられ
る制御信号68により信号線を選択してラッチ66の入
力に接続する。ラッチ66は、チップ外部または内部よ
り与えられる制御信号69によるタイミングで入力デー
タをサンプリングして保持する。
【0044】ラッチ66でサンプリングされたデータ
は、図1に示した構造を有する発光素子67のMOSト
ランジスタのゲート電極にそれぞれ接続され、発光素子
67の発光・非発光のパターンで表示される。601は
パッドである。この実施例では、複数の信号線61,6
2,63の状態を同一の発光素子67群で時分割で観測
するので、発光素子67をチップ内でまとめてレイアウ
トしておくことにより、チップ内の特定の箇所を観測す
るだけで多数の信号の観測が可能であり、集積度の向上
に有利である。このため、チップを載せたステージを移
動させる手間を省略でき、機能試験や不良箇所やデバッ
グの効率が一層改善される。また、ラッチ66でデータ
をラッチすることにより、必要な発光と非発光の時系列
パターンから所望の時刻のパターンを選択して外部に表
示することができる。さらに、ダイナミックな回路で
は、パターンを静止させると出力状態が時間とともに崩
壊していくので、データをラッチすることは測定を容易
にする上で重要である。
【0045】つぎに、この発明の第6の実施例の半導体
集積回路の概略構成図を図7に示す。この実施例におい
て、信号線71,72,73は、半導体集積回路74の
検査すべき信号線(例えば、内部主回路から引き出され
たもの)であり、それぞれセレクタ75の入力に接続さ
れている。セレクタ75は、チップ内部あるいは外部よ
り与えられる制御信号77により信号線71,72,7
3を選択して、図1に示した構造を有する発光素子76
を構成するMOSトランジスタのゲート電極にそれぞれ
接続する。セレクタ75の出力データは、発光素子76
の発光・非発光のパターンで表示される。78はパッド
である。
【0046】この実施例では、複数の信号線71,7
2,73の状態を同一の発光素子76群で時分割で観測
するので、発光素子76をチップ内でまとめてレイアウ
トしておくことにより、チップ内の特定の箇所を観測す
るだけで多数の信号の観測が可能である。このため、チ
ップを乗せたステージを移動させる手間を省略でき、機
能試験や不良解析やデバッグの効率が一層改善される。
また、発光素子76の発光と非発光の時系列パターンの
うち所望の時刻のパターンを測定するには、測定装置側
で所望の時刻だけパターンを取り込むようにすればよ
い。また、回路がスタティックに構成されていれば、半
導体集積回路74に入力している試験パターンを静止さ
せることにより、任意の時刻に対応した発光・非発光の
パターンを観測できる。
【0047】つぎに、この発明の一実施例の半導体集積
回路試験装置の概略構成図を図8に示す。図1に示した
構造を有する発光素子群81を集積して回路の内部状態
を発光・非発光のパターンで表示する半導体集積回路が
被試験素子82である。パターン発生器83は、試験パ
ターン84を発生して被試験素子82に与える。その結
果、発光・非発光の時系列パターン85が発生する。ま
た、パターン発生器83は、撮像用受光素子87の光を
取り込む期間を制御する制御手段86に、所望の時刻パ
ターンの取り込みを目的とした制御信号88を与える。
制御信号88は試験パターン84から決定される。89
は撮像用受光素子87の出力である。
【0048】つぎに、図9を用いて動作を説明する。図
9は一連の時刻T1,T2,T3,T4における試験パ
ターン91と発光素子の発光・非発光のパターン92と
撮像用受光素子87の光を取り込む期間の制御手段86
への制御信号93を示すタイムチャートである。試験パ
ターン91と発光・非発光のパターン92は、1対1の
関係があるので、試験パターン91の所望の時刻に制御
信号93を発生させればよい。図9の例では、時刻T2
が発光・非発光のパターン92を調べるべき時刻であ
り、他の時刻の発光は測定のノイズである。時刻T2の
発光・非発光のパターン92を取り込むために、制御信
号93はT2の期間のみ取り込み状態になっている。
【0049】この実施例の構成により、所望の時刻の発
光・非発光のパターン85(92)の測定が、被試験素
子82の発光素子の制御回路に特別な回路を設けて所望
の時刻のみに発光パターンが出力されるようにしたり、
試験パターン84(91)を所望の時刻で静止させるこ
となしに、容易に実行できる。なお、第2〜第6の実施
例(図3〜図7に対応)の半導体集積回路における発光
素子および半導体集積回路試験装置(図8に対応)にお
ける発光素子群81として第1の実施例(図2に対応)
の半導体集積回路における発光素子、つまり図1に示す
構造を有する発光素子以外に短チャンネルのMOSトラ
ンジスタやGaAs等の化合物半導体を用いた発光素子
等のいずれかを用いることができることは言うまでもな
い。
【0050】
【発明の効果】
【0051】請求項1記載の発光素子は、MOSトラン
ジスタとP++ 接合領域との直列回路になっており、
この直列回路にP++ 接合領域の降伏電圧以上の電圧
を与えるとともに、MOSトランジスタを導通状態にす
ると、P++ 接合領域が降伏して降伏電流が流れ、P
++ 接合領域からは微弱な近赤外光が発生する。この
発光素子はMOSトランジスタとほぼ同じ大きさである
ため、チップの集積度を低下させることなく発光素子を
高密度に集積することが可能となる。
【0052】請求項2記載のMOS型半導体集積回路
は、通常のCMOSプロセスで内部主回路の状態を表示
するための発光素子を容易に形成することができ、その
大きさはMOSトランジスタと同程度であり、高密度に
半導体集積回路に集積することができ、発光素子を設け
たことによる集積度の低下はほとんどない。つまり、発
光素子自体が半導体集積回路を構成する製造プロセスで
構成され、かつほぼトランジスタに近い構成であるた
め、半導体集積回路のトランジスタ数に匹敵する発光素
子を構成することが可能となる。また、内部主回路の多
数の信号線の論理状態を上記発光素子を用いることによ
り、同時に発光と非発光のパターンで観測できて、多く
の信号を調べる必要のある機能試験や不良解析やデバッ
グ等を容易に行えるようになり、機能試験や不良解析や
デバッグ等に必要な時間を大幅に削減することができ、
これらの解析のコストを低減することができる。
【0053】また、半導体集積回路における発光素子の
集積による回路の面積の増加と浮遊容量に起因する性能
低下は僅かであり、そのコスト低減のメリットに比べる
と問題にならない。請求項3記載のMOS型半導体集積
回路は、内部主回路の入出力状態だけでなく、内部主回
路の内部バスの状態も発光素子で表示することができ、
内部主回路の内部バス上の信号の論理状態を容易に観測
でき、一層細かな機能テストや不良解析やデバッグ等を
行うことができる。また、データ単位に発光素子を挿入
することにより回路ブロックの評価解析が容易になる。
【0054】請求項4記載のMOS型半導体集積回路
は、試験回路による内部主機能回路の機能試験の結果を
発光素子で表示することができ、外部に試験回路は不要
であるので、試験効率を向上させることができる。ま
た、試験結果の読み出しを、パッドの増加なく行うこと
ができる。請求項5記載のMOS型半導体集積回路は、
組み合わせ論理回路とレジスタ群からなる状態遷移回路
の論理状態を発光素子で表示することができ、状態遷移
回路の信号の論理状態を容易に観測でき、不良解析やデ
バッグや機能試験等に必要な時間を短縮することができ
る。また、回路規模の増加や性能低下を抑えてレジスタ
の状態を調べることができる。
【0055】請求項6記載のMOS型半導体集積回路
は、複数の信号線の状態を一つの発光素子で時分割して
表示することができ、複数の信号線の論理状態を一つの
発光素子で観測することができ、集積する発光素子の個
数を少なくすることができ、集積度の向上に有利であ
る。また、ラッチによって信号線のデータを保持するの
で、ダイナミックな回路の状態の観測に有利である。す
なわち、ラッチの挿入により、動的な発光パターンを静
的な発光パターンに変更し、所望の発光パターンの測定
を容易に行うことができる。
【0056】請求項7記載のMOS型半導体集積回路
は、複数の信号線の状態を一つの発光素子で時分割して
表示することができ、複数の信号線の論理状態を一つの
発光素子で観測することができ、集積する発光素子の個
数を少なくすることができ、集積度の向上に有利であ
る。また、セレクタを用いることにより、数多くの内部
状態をチップの特定の箇所で観測することが可能とな
る。その結果、発光素子の場所の特定の手間が省略で
き、大幅に発光パターンの測定が容易になる。請求項8
記載のMOS型半導体集積回路は、発光素子の発光を強
制的に停止させることができるので、不要な発光を停止
して消費電力を削減することができる。特に、本発明で
は多数の発光素子を集積することが可能であるため、こ
の構成は有効である。
【0057】請求項9記載の半導体集積回路試験装置
は、被試験素子であるMOS型半導体集積回路の試験パ
ターンに対応した動作に伴う時系列の発光・非発光のパ
ターンのうち見る必要のあるものだけを抽出することが
でき、MOS型半導体集積回路の解析を容易かつ迅速に
実行可能にしてその効率を大幅に上げること可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例の半導体集積回
路における発光素子のレイアウト図およびその断面図で
ある。
【図2】図2はこの発明の第1の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図3】図3はこの発明の第2の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図4】図4はこの発明の第3の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図5】図5はこの発明の第4の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図6】図6はこの発明の第5の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図7】図7はこの発明の第6の実施例の半導体集積回
路の概略構成図である。
【図8】図8はこの発明の一実施例の半導体集積回路試
験装置の概略構成図である。
【図9】図9は図8に示した半導体集積回路試験装置の
動作の説明のためのタイムチャートである。
【図10】図10は図1に示した発光素子の製造方法を
示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 能動領域 2,3 N+ 不純物領域 4 ゲート電極 5,7 アルミ配線 6,8 コンタクト 9 P+ 不純物領域 10 P++ 接合領域 21 半導体集積回路 22 パッド 23 内部主回路 24 信号 25 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 H01S 3/18 27/15 H01L 27/08 321Z 33/00 G01R 31/28 A H01S 3/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタのソース電極を形成
    する第1の高濃度不純物領域に隣接するように前記第1
    の高濃度不純物領域と逆導電型の第2の高濃度不純物領
    域を設けて第1および第2の高濃度不純物領域の隣接部
    にP++ 接合領域を形成し、前記MOSトランジスタ
    のドレイン電極と前記第2の高濃度不純物領域との間に
    前記P++ 接合領域の降伏電圧以上の電圧を与えると
    ともに、前記MOSトランジスタのゲート電極に与える
    電圧を制御することにより、前記P++ 接合領域の降
    伏時に発生する近赤外光の発光・非発光の制御を行うこ
    とを特徴とする発光素子。
  2. 【請求項2】 MOSトランジスタのソース電極を形成
    する第1の高濃度不純物領域に隣接するように前記第1
    の高濃度不純物領域と逆導電型の第2の高濃度不純物領
    域を設けて第1および第2の高濃度不純物領域の隣接部
    にP++ 接合領域を形成した発光素子を、内部主回路
    とともに集積し、 前記MOSトランジスタのドレイン電極と前記第2の高
    濃度不純物領域との間に前記P++ 接合領域の降伏電
    圧以上の電圧を与えるとともに、前記MOSトランジス
    タのゲート電極に前記内部主回路の信号を与えることに
    より、前記P++ 接合領域の降伏時に発生する近赤外
    光の発光・非発光の制御を行って前記内部主回路の状態
    を前記近赤外光の発光と非発光の組み合わせで表示する
    ようにしたことを特徴とするMOS型半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 発光素子により内部主回路の内部バスの
    データ単位およびその制御信号の論理状態を発光と非発
    光の2状態の組み合わせで表示することを特徴とする請
    求項2記載のMOS型半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 内部主回路内部に内部主機能回路とこの
    内部主機能回路の機能試験を行う試験回路とを有し、前
    記試験回路の出力群の論理状態を、発光と非発光の2状
    態の組み合わせで表示することにより、前記内部主機能
    回路の機能を調べることを特徴とする請求項2記載のM
    OS型半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 内部主回路内部に組み合わせ論理回路と
    レジスタ群からなる状態遷移回路を有し、前記状態遷移
    回路の帰還ループ内のレジスタ群の論理状態を発光と非
    発光の2状態で表示することを特徴とする請求項2記載
    のMOS型半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 複数の所望の信号線群からの出力信号群
    をチップ内部あるいは外部より与えられる制御信号で選
    択するセレクタと、前記セレクタの出力をチップ内部ま
    たは外部からの制御信号で与えられるタイミングでサン
    プリングするラッチとを設け、前記ラッチの出力信号群
    の論理状態を発光素子群の発光と非発光の2状態の組み
    合わせで表示するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載のMOS型半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 複数の所望の信号線群からの出力信号群
    をチップ内部あるいは外部より与えられる制御信号で選
    択するセレクタを設け、前記セレクタの出力群の論理状
    態を発光素子群の発光と非発光の2状態の組み合わせで
    表示するようにしたことを特徴とする請求項2記載のM
    OS型半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 内部主回路の内部状態の近赤外光による
    表示を強制的に非発光状態に抑制する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2記載のMOS型半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項2から請求項8までの何れかに記
    載のMOS型半導体集積回路を試験する半導体集積回路
    試験装置であって、パターン発生器と光を取り込む期間
    の制御手段を有する撮像用受光素子とを備え、前記パタ
    ーン発生器から被試験MOS型半導体集積回路へ試験パ
    ターンを与えるとともに、前記撮像用受光素子の光を取
    り込む期間の制御手段へ前記試験パターンで決まる前記
    被試験MOS型半導体集積回路の発光非発光の時系列パ
    ターンのうち所望の時刻の発光非発光パターンを選択的
    に取り込むための制御信号を与えるようにしたことを特
    徴とする半導体集積回路試験装置。
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