JP2642788B2 - 実行監視点削減方式 - Google Patents

実行監視点削減方式

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JP2642788B2
JP2642788B2 JP3022564A JP2256491A JP2642788B2 JP 2642788 B2 JP2642788 B2 JP 2642788B2 JP 3022564 A JP3022564 A JP 3022564A JP 2256491 A JP2256491 A JP 2256491A JP 2642788 B2 JP2642788 B2 JP 2642788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実行プログラムに監視
点を設定して実行監視する実行監視点削減方式であっ
て、実行プログラムの動作を監視するための監視点を少
なくする実行監視点削減方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の言語デバッガは、実行プログラム
を構成する手続きが全てデバッグのための情報(デバッ
グ情報)を伴っていないことを想定している。これは、
実行プログラムを構成する全ての手続きにデバッグ情報
を利用者に用意させるよりも、デバッグしたい手続きに
ついてのみデバッグ情報を用意させたほうが、デバッグ
の準備が容易であるためのである。デバッグ操作が有効
なのは、デバッグ情報を伴った手続きであり、デバッグ
情報を伴わない手続きに対してはデバッグ操作を行うこ
とができない。デバッグ操作の中には、手続きが動作し
ている時だけ有効なものがある。例えば手続きに局所的
なデータの参照がある。言語デバッガはそれぞれの手続
きの動作状況を把握する必要があり、手続きの開始と終
了の通過を認識すればよい。
【0003】また、デバッグ情報を伴った手続きから、
デバッグ情報を伴わない手続きを呼び出して動作中に異
常が発生した場合、呼び出した文の位置が判明すれば、
異常の発生原因を追及するのに役立つ。このため、言語
デバッガは、呼び出される手続きがデバッグ情報を伴
う、伴わないにかかわらず、デバッグ情報を伴った手続
きから呼び出される状況を把握する必要がある。この状
況を把握するには、手続きの呼び出しの直前と、手続き
からの復帰直後の通過を認識すればよい。
【0004】このように従来の言語デバッガは、手続き
の開始、手続きの終了、手続きの呼び出し直前、手続き
からの復帰直後の4種類の監視点の認識を行うようにし
ていた。全ての手続きがデバッグ情報を伴う手続き(デ
バッグ操作の可能な手続き)ならば、手続きの終了=手
続きからの復帰直後とみなすことができるので、この場
合には、3種類の監視点でよいが、全ての手続きがデバ
ッグ情報を伴う手続きであるとは限らないことを前提と
しているので、上述の4種類の監視点を認識するように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、既述したよう
に、呼び出される手続きがデバッグ情報を伴う、伴わな
いにかかわらず、4種類の監視点を認識するようにして
いたため、監視点の通過を認識しないで実行する場合に
比べ、常に4種類の監視点の認識を行う処理が挿入され
るので、デバッグを行う場合の実行速度が低下してしま
うという問題があった。
【0006】本発明は、呼び出された手続きの復帰アド
レスと、呼び出し元が設定した復帰アドレスとが一致し
たときに復帰アドレスにおける監視点の認識処理を無く
して呼び出された手続きの監視点で併せて行い、復帰直
後の監視点をなくして、実行ステップ数をデバッグを行
わない場合に近づけ、デバッグ作業をより早く進めるこ
とを可能にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。図1において、実行監視部2−2は、監視
点テーブル7および経路記録テーブル8を参照して、手
続き復帰直後アドレスの監視点を削除したりなどの監視
を行うものである。
【0008】監視点テーブル7は、原始プログラムに設
定した監視点の実行プログラム上の監視点アドレスなど
を、翻訳時に格納するテーブルである。経路記録テーブ
ル8は、ある手続きから他の手続きを呼び出したとき
に、手続き復帰直後アドレスなどを格納するテーブルで
ある。
【0009】
【作用】本発明は、図1に示すように、利用者からのデ
バッグ実行指示に対応して、実行監視部2−2が復帰レ
ジスタから取り出した復帰アドレスと、経路記録テーブ
ル8から取り出した復帰直後アドレスとを比較して一致
したときに、監視点テーブル7に設定されている復帰直
後アドレスの命令を復元し、この復帰直後アドレスにお
ける監視処理を当該ある手続きの監視点で併せて行うよ
うにしている。
【0010】従って、呼び出された手続きの復帰アドレ
スと、呼び出し元が設定した復帰アドレスとが一致した
ときに復帰アドレスにおける監視点の命令を元の命令に
復元し、呼び出された手続きの監視点(例えば終了の監
視点)で併せて監視処理を行うことにより、復帰直後の
監視点をなくして、実行ステップ数をデバッグを行わな
い場合に近づけ、デバッグ作業をより早く進めることが
可能となる。
【0011】
【実施例】次に、図1ないし図7を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。図1の
(イ)において、入力部1は、監視指示(ENABLE
PROG1などのコマンドを投入して監視指示)、お
よび実行指示(GOなどのコマンドを投入してデバッグ
実行指示)などの入力を行うものである。
【0012】処理部2は、利用者からの動作の監視指示
に対応して監視点設定処理を行う監視点設定部2−1、
および利用者からのデバッグ実行指示に対応して監視点
テーブル7、経路記録テーブル8をもとに手続きの呼び
出し経路を記録などする実行監視部2−2などから構成
されるものである(図4ないし図7のフローチャートを
用いて後述する)。
【0013】メモリ3は、実行プログラム4をロードし
て実行するためのメモリである。実行プログラム4は、
メモリ3上にロードされた実行可能なプログラム(ロー
ドモジュール)である(図3参照)。デバッグ情報域5
は、デバッグ情報を格納する領域であって、ここでは翻
訳時に生成した手続き情報を格納する手続き情報6、お
よび監視点情報を格納する監視点テーブル7を設ける領
域である。手続き情報6は、手続きの名前(例えば図2
のPROG1、PROG2など)を格納する。監視点テ
ーブル7は、監視アドレス、監視点種別(図6の手続き
入口、手続き出口、手続き呼出前、手続き呼出後)、監
視点削除フラグなどを格納する。
【0014】経路記録テーブル8は、実行プログラム4
に設けた監視点の通過時に手続き走行状態、手続き復帰
直後アドレスなどを格納するテーブルである。図1の
(ロ)は、原始プログラム例を示す。ここで、手続き名
“PROG1”である原始プログラム9が、手続き名
“PROG2”である原始プログラム10を呼出し、呼
出し元の原始プログラム9に復帰する場合のものであ
る。この際、原始プログラム9が原始プログラム10を
呼び出すときに、復帰アドレスを経路記録テーブル8に
設定しておき、呼び出された原始プログラム10の中で
実行監視部2−2が原始プログラム10の復帰レジスタ
から取り出した復帰アドレスと、経路記録テーブル8に
取り出した復帰アドレスとを比較して一致したときに、
当該復帰アドレスに設定されている監視点アドレスを監
視点テーブル7から見付だし、このアドレスの命令を復
元して監視点を削除すると共に、原始プログラム10の
出口の監視点でこの削除した監視点における監視処理を
併せて行うようにしている。これにより、原始プログラ
ム9に復帰した直後の監視点を削除し、監視処理への移
行処理、復帰処理をなくし、デバッグ実行時の速度を向
上させることができる。以下順次詳細に説明する。
【0015】図2は、実行プログラム例を示す。これ
は、図1の(ロ)のような原始プログラムを翻訳し、実
行可能形式のロードモジュールに変換したものである。
ここで、欄外の右側に記載する文番号は図1の(ロ)原
始プログラムの文番号を表わす。欄の中のアドレスは実
行プログラムのアドレスを表わす。機械命令はプロセッ
サが即実行可能な機械命令を模式的に表わしたものであ
る。ここで、PROG1、PROG2が手続き名を表わ
し、PROG1がPROG2を呼び出す関係にあり、こ
れらの手続き名は、翻訳時に図1の(イ)の手続き情報
6として保存する。
【0016】図3は、本発明の具体例説明図を示す。図
3の(イ)は、監視点テーブル7を示す。これは、図1
の(ロ)原始プログラムを翻訳して図2実行プログラム
を生成したときに収集した情報を格納したものであっ
て、図示のように監視点アドレス、監視点種別(手続き
入口、手続き出口、手続き呼出前、手続き呼出後)、監
視点削除フラグ(0:削除していない、1:削除してい
る)を保存したものである(図6ないし図8を用いて後
述する)。
【0017】図3の(ロ)は、経路記録テーブル8を示
す。これは、実行時に手続き走行状態、手続き復帰直後
アドレスを設定するテーブルである(図4参照、図6な
いし図8を用いて後述する)。図3の(ハ)は、監視指
示命令例を示す。図中の“ENABLE PROG1”
は、ENABLEが監視指示コマンド、PROG1が手
続き名を表わす。利用者がこの監視指示命令を投入する
ことにより、図5のS12のYESで監視指示処理が開
始し、図1の(イ)の監視点設定部2−1が、パラメタ
で指定された手続き名“PROG1”の監視点アドレス
を監視点テーブル7から順次取り出し、この監視点アド
レスに監視点を設定(元の命令を退避し、この位置にS
VC aaを埋め込み、図示外の監視処理に制御が渡る
ように設定)する。
【0018】図3の(ニ)は、実行指示命令例を示す。
図中の“GO”は、実行指示コマンドを表わす。利用者
がこの実行指示コマンドを投入することにより、図6の
S18のYESとなり、これに続く処理が開始し、図3
の(ハ)で設定した監視点で監視処理に制御が渡り、監
視処理(デバッグのために必要なデータを収集する処
理)が行われることとなる。以下順次詳細に説明する。
【0019】図4は、図3の(ロ)経路記録テーブルの
移り変り説明図を示す。PROG1が呼び出され、PR
OG1からPROG2が呼び出され、PROG2からP
ROG1へ復帰し、PROG1から復帰する場合 状態1:PROG1が呼び出される前の状態 状態2:PROG1の手続き入口の監視点処理後の状態 状態3:PROG1の手続き呼出前の監視点処理後の状
態 状態4:PROG2の手続き入口の監視点処理後の状態 状態5:PROG2の手続き出口の監視点処理途中の状
態 状態6:PROG2の手続き出口の監視点処理後の状態 状態7:PROG1の手続き出口の監視点処理後の状態 図5は、本発明に係わる実行監視点の設定フローチャー
トを示す。
【0020】図5において、S11は、コマンド解析す
る。S12は、監視指示コマンドか否かを判別する。こ
れらS11、S12は、利用者から入力されたコマンド
を解析し、例えば図3の(ハ)監視指示命令“ENAB
LE PROG1”か否かを判別する。YESの場合に
は、本実施例に係わるS13以降の処理を行う。NOの
場合には、他の処理を続行する。
【0021】S13は、手続き名を取り出す。これは、
S12のYESで監視指示コマンドと解析されたコマン
ドのパラメタから手続き名例えばPROG1を取り出
す。S14は、同じ手続き名を持つ手続き情報があるか
否かを判別する。これは、S13で取り出した手続き名
(例えば“PROG1”)と同じ手続き名を、翻訳時に
収集しておいた図1の(イ)の手続き情報6から探す。
ありの場合には、S15に進む。なしの場合には、他の
処理を続行する。
【0022】S15は、監視点テーブル7から監視アド
レスを1つ取り出す。これは、S14で翻訳時に採取し
ておいた手続き情報6から見つけた手続き名(例えば
“PROG1”)に対応する、監視アドレス(例えば手
続き名“PROG1”の手続き入口アドレス、手続き出
口アドレス、手続き呼出前アドレス、手続き呼出後アド
レス)を監視点テーブル7から1つ取り出す。
【0023】S16は、監視アドレスの命令をセーブ
し、中断点を設定する。これは、S15で取り出した監
視アドレスの実行プログラム中の命令を命令保存テーブ
ル11に退避(監視アドレスに対応づけて命令を格納し
て退避)し、この退避した位置に中断点を設定、即ちS
VC aaを設定して監視処理に制御が渡るようにす
る。
【0024】S17は、監視指示命令が指示された手続
き名の監視アドレスについて全て監視点の設定および元
の命令の退避が終了したか否かを判別する。YESの場
合には、一連の実行監視点の設定処理を終了する。NO
の場合には、次の監視点についてS15、S16を繰り
返し行う。以上の処理によって、監視指示コマンドのパ
ラメタで手続き名を指定(例えば“ENABLE PR
OG1”)することにより、その手続き名の監視アドレ
スの実行プログラム4中に中断点を設定して監視処理に
制御が渡るようにすると共に、元の命令を退避するよう
にしている。
【0025】次に、図6ないし図8のフローチャートに
示す順序に従い、実行時の動作を詳細に説明する。図6
において、S18は、SVC aaか否かを判別する。
これは、利用者が図3の(ニ)実行指示コマンド“G
O”を投入したことに対応して、実行プログラム4の実
行を開始し、図4のフローチャートに従って埋め込んだ
SVC aa(中断点)の実行か否かを判別する。YE
Sの場合には、本実施例のS19以降の処理に進む。N
Oの場合には、他の処理を続行する。
【0026】S19は、PSW(プログラム状態語)か
ら中断アドレスを取り出す。これは、S18のYES
で、図5のフローチャートに従って設定した中断点(S
VCaa)で処理を中断したと判明したので、この中断
したアドレスをPSWから中断アドレスとして取り出
す。S20は、監視点テーブル7の該当アドレスから監
視点種別を取り出す。これは、例えばPSWから取り出
した中断アドレスを“002300”としたとき、図3
の(イ)の監視点テーブル7からこの中断アドレス“0
02300”の監視点種別“手続き入口”を取り出す。
【0027】S21は、監視点種別を判別する。即ち、
監視点種別が“手続き入口”、“手続き出口”、“手続
き呼出前”、“手続き呼出後”のいずれであるかを判別
する。 (1) 手続き入口の場合:S22で経路記録テーブル
8の獲得を行い、S23で経路記録キューにつなぎ、S
24で経路記録テーブル8の手続き走行状態に、手続き
走行中を設定(図4の状態2と状態4の1番目の経路記
録テーブル8を参照)し、詳細1の図7に進む。
【0028】図7において、S25は、経路記録キュー
の2番目の経路記録テーブルがあるか否かを判別する。
これは、例えば図2のPROG1からPROG2を呼び
出して経路記録キューに2番目の経路記録テーブルがキ
ューされているか否か、即ちここではPROG1から呼
び出されたPROG2の手続き入口の処理か否かを判別
する。YESの場合には、S26で2番目の経路記録テ
ーブルから手続き復帰直後アドレス(例えば図4の状態
4の2番目の経路記録テーブル8の手続き復帰直後アド
レス“0024DE”)を取り出し、S27で取り出し
た手続き復帰直後アドレスをキーに監視点テーブル7を
検索し、該当の監視アドレスの監視点削除フラグを取り
出す(例えば図3の(イ)の監視点テーブルから監視ア
ドレス“0024DE”の監視点削除フラグ“0”を取
り出す)。一方、NOの場合には、何もすることなく、
詳細1の処理を終了する。
【0029】S28は、S27で取り出した監視点削除
フラグが0、1のいずかを判別する。0の場合(削除し
ていない場合)には、S29で復帰レジスタの内容を取
り出し復帰アドレスとする。1の場合(削除している場
合)には、何もすることなく、詳細1の処理を終了す
る。S30は、S29で取り出した復帰アドレスと、S
26で取り出した手続き復帰直後アドレスとが一致する
か否かを判別する。一致する場合、即ち、現在の処理を
開始しようとする手続きの復帰アドレス(例えばPRO
G2の復帰アドレス“0024DE”)と、S26で取
り出した手続き復帰直後アドレス“0024DE”とが
一致する場合には、PROG1からPROG2が直接呼
び出されておりPROG2から直接にPROG1に復帰
すると判明したので、S31で手続き復帰直後アドレス
(例えば“0024DE”)の命令を命令保存テーブル
11から取り出して実行プログラム中に復元(SVC
aaと置き換える)し、S32で監視点テーブル7内の
手続き復帰直後アドレスに該当する監視点削除フラグを
1(削除している)にし、詳細1の処理を終了する。一
方、不一致の場合には、呼び出された手続きから直接に
復帰するのではないと判明したので、何もすることな
く、詳細1の処理を終了する。
【0030】続いて、図6のS33では、命令保存テー
ブル11の該当監視アドレスの元の命令を実行(SVC
aaの実行時に制御が渡った処理で以上の処理を行っ
た後、本来このSVC aaのあった位置の元の命令を
実行)し、S34で次の命令に制御を渡し、S18を繰
り返し行う。以上のSVC aaの実行時に手続き入口
であった場合、S22ないし32の処理によって、経路
記録テーブル8を作成してキューイングすると共に、直
接呼び出された手続きから直接に復帰すると判明しかつ
監視点削除フラグが0(削除していない)と判明したと
き(S25あり、S27、S28の0、S29、S30
の一致のとき)、手続き復帰直後アドレスの命令を復元
および監視点削除フラグを1(削除している)に設定す
ることにより、手続き復帰直後アドレスの位置で中断点
を削除し、デバッグ時の実行速度を早くすることができ
る。
【0031】(2) 手続き出口の場合:S35で経路
記録キューから取外し、S36で取外した経路記録テー
ブル8の解放を行い、詳細2の図7に進む。図8におい
て、S37は、経路記録キューの1番目の経路記録テー
ブルがあるか否かを判別する。これは、例えば図2のP
ROG1の1番目の経路記録テーブルがキューされてい
るか否か、即ちここではPROG1の手続き出口の処理
か否かを判別する。YESの場合には、S38で1番目
の経路記録テーブルから手続き復帰直後アドレス(例え
ば図4の状態5の1番目の経路記録テーブル8の手続き
復帰直後アドレス“0024DE”)を取り出し、S3
9で取り出した手続き復帰直後アドレスをキーに監視点
テーブル7を検索し、該当の監視アドレスの監視点削除
フラグを取り出す(例えば図3の(イ)の監視点テーブ
ルから監視アドレス“0024DE”の監視点削除フラ
グ“1”を取り出す)。一方、NOの場合には、何もす
ることなく、詳細2の処理を終了する。
【0032】S40は、S39で取り出した監視点削除
フラグが0、1のいずかを判別する。1の場合(削除し
ている場合)には、S41で1番目の経路記録テーブル
8の手続き復帰直後アドレスをクリア(例えば“002
4DE”を図4の状態5の1番目の経路記録テーブル8
からクリア)し、S42で1番目の経路記録テーブル8
の手続き走行状態に、手続き走行中を設定し、詳細2の
処理を終了する。一方、監視点削除フラグが0(削除し
ていない)場合には、何もすることなく、詳細2の処理
を終了する。
【0033】続いて、図5のS33では、命令保存テー
ブル11の該当監視アドレスの元の命令を実行(SVC
aaの実行時に制御が渡った処理で以上の処理を行っ
た後、本来このSVC aaのあった位置の元の命令を
実行)し、S34で次の命令に制御を渡し、S18を繰
り返し行う。以上のSVC aaの実行時に手続き出口
であった場合、S35ないし42、S33、S34の処
理によって、経路記録キューから経路記録テーブル8を
取外して解放すると共に、1番目の経路記録テーブル8
の手続き復帰直後アドレスに対応する監視点テーブル7
の監視点削除フラグが1のときに経路記録テーブル8の
手続き復帰直後アドレスをクリアおよび手続き走行中に
設定した後、元の命令を実行し、次の命令に制御を渡す
ようにしている。
【0034】(3) 手続き呼出前の場合:S43で対
応する手続き復帰直後アドレスを経路記録テーブル8に
設定(例えば“0024DE”)し、S44で経路記録
テーブル8の手続き走行状態に、手続き呼出中を設定
(例えば図4の状態3の経路記録テーブル8を参照)
し、S33で命令保存テーブル11の該当監視アドレス
の元の命令を実行し、S34で次の命令に制御を渡し、
S18を繰り返し行う。
【0035】以上のSVC aaの実行時に手続き呼出
前であった場合、S43、S44、S33、S34の処
理によって、経路記録テーブル8に手続き復帰直後アド
レスおよび手続き呼出中を設定した後、元の命令を実行
し、次の命令に制御を渡すようにしている。 (4) 手続き呼出後の場合:S45で経路記録テーブ
ル8の手続き復帰直後アドレスをクリアし、S46で経
路記録テーブル8の手続き走行状態に、手続き走行中を
設定した後、S33で命令保存テーブル11の該当監視
アドレスの元の命令を実行し、S34で次の命令に制御
を渡し、S18を繰り返し行う。
【0036】以上のSVC aaの実行時に手続き呼出
後であった場合、S45、S46、S33、S34の処
理によって、経路記録テーブル8の手続き復帰直後アド
レスをクリアおよび手続き走行中を設定した後、元の命
令を実行し、次の命令に制御を渡すようにしている。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
呼び出された手続きの復帰アドレスと、呼び出し元が設
定した復帰アドレスとが一致したときに復帰アドレスに
おける監視点の命令を元の命令に復元し、呼び出された
手続き中の監視点で併せて監視処理を行う構成を採用し
ているため、復帰直後の監視点をなくして、実行ステッ
プ数をデバッグを行わない場合に近づけ、デバッグ作業
をより早く進めることができる。これにより、監視点を
通過する回数を削減し、実行プログラムのデバッグ時の
速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実行プログラム例である。
【図3】本発明の具体例説明図である。
【図4】図3の(ロ)経路記録テーブルの移り変り説明
図である。
【図5】本発明に係わる実行監視点の設定フローチャー
トである。
【図6】本発明に係わる実行の監視フローチャートであ
る。
【図7】図5の詳細1のフローチャートである。
【図8】図5の詳細2のフローチャートである。
【符号の説明】
1:入力部 2:処理部 2−1:監視点設定部 2−2:実行監視部 3:メモリ 4:実行プログラム 5:デバッグ情報域 6:手続き情報 7:監視点テーブル 8:経路記録テーブル 9、10:原始プログラム 11:命令保存テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行プログラムに監視点を設定して実行
    監視する実行監視方式において、原始プログラムでの手続きと手続き呼出しに対応して、
    実行プログラム上の手続き入口、手続き出口、手続き呼
    び出し直前、手続き呼び出し直後の監視点のアドレス
    と、この4つの種別を区別する監視点種別と、監視点を
    解除しているかを表す監視点削除フラグを、翻訳時に格
    納する監視点テーブル(7)と、 手続き走行状態と手続き復帰アドレスを格納する経路記
    録テーブル(8)と、経路記録テーブル(8)をつなげ
    て管理する経路記録キューと、 監視点テーブル(7)を参照して監視点の中断点を実行
    プログラムに設定する監視点設定部(2−1)と、 実行プログラムを実行し、監視点の中断点の通過を検知
    する実行監視部(2−2)とを備え、 利用者からのデバッグ実行指示に対応して、上記実行監
    視部(2−2)が実行プログラムを実行し、監視点の中
    断点の通過を検知した際に、監視点の種類に従って (1) 手続き入口の場合には、経路記録テーブル
    (8)の獲得を行い、経路記録キューの先頭につなぎ、
    つないだ経路記録テーブル(8)の手続き走行状態に、
    手続き走行中を設定する (2) 手続き出口の場合には、経路記録キューの先頭
    の経路記録テーブル(8)を経路記録キューから取り外
    し、取り外した経路記録テーブル(8)を解放する (3) 手続き呼び出し直前の場合には、経路記録キュ
    ーの先頭の経路記録テーブル(8)の手続き走行状態
    に、手続き呼出中を設定し、手続き復帰アドレスには、
    手続き呼び出し直前の監視点に対応する手続き呼び出し
    直後の監視点のアドレスを設定する (4) 手続き呼び出し直後の場合には、経路記録キュ
    ーの先頭の経路記録テーブル(8)の手続き走行状態
    に、手続き走行中を設定し、手続き復帰アドレスをクリ
    アする のいずれかを行い、手続き入口の監視点を通過した際
    に、復帰アドレスと、経路記録テーブル(8)から手続
    き走行状態と手続き復帰アドレスを照合し、手続き走行
    状態が手続き呼び出し中であり、かつ復帰アドレスと経
    路記録テーブル(8)の手続き復帰アドレスが一致した
    ときに、呼び出し元の手続き呼び出し直後の監視点の中
    断点を解除し、解除した監視点に対応する監視点テーブ
    ル(7)の監視点削除フラグをセットし、手続き出口の
    監視点を通過した際に、経路記録テーブル(8)から手
    続き復帰アドレスを取り出し、これに対応する監視点テ
    ーブルの監視点削除フラグがセットされているなら、手
    続き出口の監視点を通過した際に行うべき処理に続き、
    手続き呼び出し直後の監視点を通過した際に行うべき処
    理を 併せて行うように構成したことを特徴とする実行監
    視点削除方式。
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