JP2642688B2 - 合成樹脂弁の製造方法 - Google Patents
合成樹脂弁の製造方法Info
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- JP2642688B2 JP2642688B2 JP22583288A JP22583288A JP2642688B2 JP 2642688 B2 JP2642688 B2 JP 2642688B2 JP 22583288 A JP22583288 A JP 22583288A JP 22583288 A JP22583288 A JP 22583288A JP 2642688 B2 JP2642688 B2 JP 2642688B2
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- synthetic resin
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- valve body
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂製の弁に関するもので、詳しくは接
続する管と融着接合して配管する合成樹脂弁の製造方法
に関するものである。
続する管と融着接合して配管する合成樹脂弁の製造方法
に関するものである。
一般に合成樹脂弁の製造方法は例えば特公昭63−9776
3号もしくは特公昭59−22109号にて開示された発明によ
る第5図もしくは第6図に示すものがある。前者はケー
ス内に球状弁体を挟持し、球状弁体を回転させる弁棒を
設けたボール弁の要部が示されており、後者は弁棒と球
状弁体が一体となった弁体の外側に該球状弁体によって
開閉される流体出入口を有する合成樹脂製の弁本体を一
体に成形する方法であり、弁体を回転する弁棒は該弁本
体と密着している。
3号もしくは特公昭59−22109号にて開示された発明によ
る第5図もしくは第6図に示すものがある。前者はケー
ス内に球状弁体を挟持し、球状弁体を回転させる弁棒を
設けたボール弁の要部が示されており、後者は弁棒と球
状弁体が一体となった弁体の外側に該球状弁体によって
開閉される流体出入口を有する合成樹脂製の弁本体を一
体に成形する方法であり、弁体を回転する弁棒は該弁本
体と密着している。
ところで一般に合成樹脂は成形後時間の経過と共に収
縮するので本体の合成樹脂が弁棒を締め付ける事にな
り、弁棒の回転即ち弁体の回動時に負荷を与える事にな
る。従ってそれを防止する為には例えば成形後樹脂が完
全に固化するまでの間、一定時間弁棒を回転させ、樹脂
の弁棒への固着を防止する必要があり、 又、ケース内に球状弁体を挟持し、弁棒を有するボー
ル弁要部に弁本体を成形するものでは、成形時における
合成樹脂の流動性が大きいため、微少なすき間へも樹脂
の充填が生じる為、円筒状ケースの弁棒挿入部と弁棒と
の間に若干のすき間があれば、そこからケース内に樹脂
が流入し、弁体を固着して回動が不能になるという問題
点があった。
縮するので本体の合成樹脂が弁棒を締め付ける事にな
り、弁棒の回転即ち弁体の回動時に負荷を与える事にな
る。従ってそれを防止する為には例えば成形後樹脂が完
全に固化するまでの間、一定時間弁棒を回転させ、樹脂
の弁棒への固着を防止する必要があり、 又、ケース内に球状弁体を挟持し、弁棒を有するボー
ル弁要部に弁本体を成形するものでは、成形時における
合成樹脂の流動性が大きいため、微少なすき間へも樹脂
の充填が生じる為、円筒状ケースの弁棒挿入部と弁棒と
の間に若干のすき間があれば、そこからケース内に樹脂
が流入し、弁体を固着して回動が不能になるという問題
点があった。
円筒状ケースと該円筒状ケースの両端内径側に設けた
一対のパッキンケースとの間に挟持した球状弁体と該球
状弁体を回転する弁棒とから構成したボール弁要部の外
側へ合成樹脂製の弁本体を成形する合成樹脂弁の製造方
法であって、該弁棒にOリングを装着し、該Oリングを
該弁棒と該弁本体との間に空間を形成する金型の一部と
該円筒状ケースにて圧縮した状態で該弁本体を成形する
ことを特徴とする合成樹脂弁の製造方法である。
一対のパッキンケースとの間に挟持した球状弁体と該球
状弁体を回転する弁棒とから構成したボール弁要部の外
側へ合成樹脂製の弁本体を成形する合成樹脂弁の製造方
法であって、該弁棒にOリングを装着し、該Oリングを
該弁棒と該弁本体との間に空間を形成する金型の一部と
該円筒状ケースにて圧縮した状態で該弁本体を成形する
ことを特徴とする合成樹脂弁の製造方法である。
本発明において弁棒と弁本体との間は金型の一部によ
り空間が形成され、又、Oリングの圧縮により弁棒と円
筒状ケースの弁棒挿入部とのすき間を密閉する為、弁本
体の成形収縮による弁棒の締め付け及びケース内への樹
脂の流入が防止される。
り空間が形成され、又、Oリングの圧縮により弁棒と円
筒状ケースの弁棒挿入部とのすき間を密閉する為、弁本
体の成形収縮による弁棒の締め付け及びケース内への樹
脂の流入が防止される。
第1図は本発明の一実施例を示す合成樹脂製のボール
弁である。又、第2図はボール弁の弁要部である。
弁である。又、第2図はボール弁の弁要部である。
パッキンケース3の内面にはゴム又は合成樹脂等の弾
性体のパッキン4を一体焼付成形又は接着あるいははめ
込み等の方法にて装着してある。
性体のパッキン4を一体焼付成形又は接着あるいははめ
込み等の方法にて装着してある。
円筒状ケース5の中央内部に球状の弁体6及び弁棒8
を組み込み、両端部に設けためねじ部に該パッキンケー
ス3を螺合してある。このように各部品を組付けた円筒
状ケース5を成形金型内に保持し、合成樹脂を射出成形
して弁本体1を形成する。
を組み込み、両端部に設けためねじ部に該パッキンケー
ス3を螺合してある。このように各部品を組付けた円筒
状ケース5を成形金型内に保持し、合成樹脂を射出成形
して弁本体1を形成する。
円筒状ケース5及びパッキンケース3は金属製又は熱
変形温度の高い樹脂製である。この材質は弁本体1を射
出成形する際の温度において容易に熱変形しないもので
あればよく、弁本体1をポリエチレンで形成したものに
おいてはテフロンの商品名で代表されるふっ素系樹脂、
塩素化塩化ビニル樹脂、シリコン系樹脂等が適当であ
る。
変形温度の高い樹脂製である。この材質は弁本体1を射
出成形する際の温度において容易に熱変形しないもので
あればよく、弁本体1をポリエチレンで形成したものに
おいてはテフロンの商品名で代表されるふっ素系樹脂、
塩素化塩化ビニル樹脂、シリコン系樹脂等が適当であ
る。
弁本体1の両端には接続口13,13を有している。弁体
6はその中央上部で弁棒8と連結され、弁棒8の上端に
はハンドル9が装着され、ハンドル9と弁本体1との間
にOリング10を装着して弁棒部からの外部への漏れを防
止している。そしてハンドル9を90度回転することによ
り弁棒8を介して弁体6も90度回転して接続口13との流
路が開閉される。
6はその中央上部で弁棒8と連結され、弁棒8の上端に
はハンドル9が装着され、ハンドル9と弁本体1との間
にOリング10を装着して弁棒部からの外部への漏れを防
止している。そしてハンドル9を90度回転することによ
り弁棒8を介して弁体6も90度回転して接続口13との流
路が開閉される。
第3図は弁本体1成形時における第1図の円筒状ケー
ス5の弁棒突出部、弁棒8および成形金型15との関係を
示す。
ス5の弁棒突出部、弁棒8および成形金型15との関係を
示す。
円筒状ケース5から突出した弁棒8の根元にはOリン
グ12が装着してあり、更にケース5の弁棒突出部51の外
部には面取り52が施こしてある。この弁棒8を有するボ
ール弁要部2を金型15にセットして型締めを行なうと弁
棒8と弁本体1との間に空間20を形成する金型部の先端
15′でOリング12を圧縮し、Oリング12は弁棒8及びケ
ース5の面取部52に密着する。この様にOリング12の圧
縮により弁棒8とケース5の弁棒突出部51とのすき間を
密閉したボール弁の要部2の上に合成樹脂を射出成形し
て弁本体1を形成する。従って、弁棒8と弁本体1との
間には空間20が生じ、ケース5内への樹脂の流入は抑制
される。
グ12が装着してあり、更にケース5の弁棒突出部51の外
部には面取り52が施こしてある。この弁棒8を有するボ
ール弁要部2を金型15にセットして型締めを行なうと弁
棒8と弁本体1との間に空間20を形成する金型部の先端
15′でOリング12を圧縮し、Oリング12は弁棒8及びケ
ース5の面取部52に密着する。この様にOリング12の圧
縮により弁棒8とケース5の弁棒突出部51とのすき間を
密閉したボール弁の要部2の上に合成樹脂を射出成形し
て弁本体1を形成する。従って、弁棒8と弁本体1との
間には空間20が生じ、ケース5内への樹脂の流入は抑制
される。
第4図は第1図における円筒状ケースの弁棒突出部の
詳細断面図を示す。
詳細断面図を示す。
弁本体1成形後弁棒8と弁本体1の間に形成された空
間部20には既に圧縮されたOリング12の上にスペーサー
11とOリング10が装着され、更に弁棒上部にハンドル9
が取り付けられる。Oリング10は成形後、合成樹脂の弁
本体1の収縮により若干圧縮され、それによりボール弁
要部2からの弁棒8方向への流体の漏れを抑止すること
になる。
間部20には既に圧縮されたOリング12の上にスペーサー
11とOリング10が装着され、更に弁棒上部にハンドル9
が取り付けられる。Oリング10は成形後、合成樹脂の弁
本体1の収縮により若干圧縮され、それによりボール弁
要部2からの弁棒8方向への流体の漏れを抑止すること
になる。
以上の通り、本発明の合成樹脂弁の製造方法は弁棒の
回転に支障をきたす合成樹脂の成形収縮による弁棒の締
め付けと成形時における樹脂の弁要部への流入を防ぐこ
とができる。
回転に支障をきたす合成樹脂の成形収縮による弁棒の締
め付けと成形時における樹脂の弁要部への流入を防ぐこ
とができる。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図における弁要部の縦断面図、第3図は弁本体成形時
における円筒状ケースの弁棒突出し部、弁棒および成形
金型の縦断面図、第4図は第1図の円筒状ケースの弁棒
突出部詳細断面図、第5図,第6図は従来例を示す断面
図を示す。
1図における弁要部の縦断面図、第3図は弁本体成形時
における円筒状ケースの弁棒突出し部、弁棒および成形
金型の縦断面図、第4図は第1図の円筒状ケースの弁棒
突出部詳細断面図、第5図,第6図は従来例を示す断面
図を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状ケースと該円筒状ケースの両端内径
側に設けた一対のパッキンケースとの間に挟持した球状
弁体と該球状弁体を回転する弁棒とから構成したボール
弁要部の外側へ合成樹脂製の弁本体を成形する合成樹脂
弁の製造方法であって、該弁棒にOリングを装着し、該
Oリングを該円筒ケースの弁棒突出部と該弁本体との間
に空間を形成する金型の一部と、該円筒状ケースにて圧
縮した状態で該弁本体を成形することを特徴とする合成
樹脂弁の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22583288A JP2642688B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 合成樹脂弁の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22583288A JP2642688B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 合成樹脂弁の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0276981A JPH0276981A (ja) | 1990-03-16 |
JP2642688B2 true JP2642688B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=16835509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22583288A Expired - Fee Related JP2642688B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 合成樹脂弁の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2642688B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4017026B2 (ja) * | 1996-06-13 | 2007-12-05 | 大和ハウス工業株式会社 | バルブ及びその配管方法 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP22583288A patent/JP2642688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0276981A (ja) | 1990-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |