JP2642546B2 - 視覚特性の算出方法 - Google Patents

視覚特性の算出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像処理装置、画像評
価装置、特に画像の圧縮符号化装置において用いられ、
人間の視覚特性を視角度周波数領域から空間周波数領域
に変換する視覚特性の領域変換方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視角度周波数領域における視覚特
性の空間周波数領域への変換方式として、例えば文献:
「可変長符号化方式における視覚特性を考慮したDCT
係数の最適量子化」(電子情報通信学会技術研究報告
IE90−101)に開示されるものがあり図2に示さ
れる構成で視覚特性の領域変換が行われていた。
【0003】図2に於いて、初期設定手段20は変換に
先立ち、画像のサイズとして幅(H)×高さ(L)を設
定し、ブロックサイズとしてN×Nのサイズを設定し、
視距離を画像の高さの3倍(3・L)に設定する。
【0004】ここで、視角度周波数f(視角度1度当た
りのサイクル数)を空間周波数(k,l)に変換するた
めに前記文献においては、第1の変数fs(pels/
degree)と第2の変数fn (cycles/pe
l)を用い、(k,l)を2次元の空間周波数として、
前記fs 及びfn を次式(1),(2)の如く定義して
いる。
【0005】 fn =[(k2 +l21/2 ]/(2・N) (1) (k,l =0,1,…,N-1)
【0006】 fs =3・L・tan(π/180) (2)
【0007】周波数変換手段21は、ブロックサイズ情
報と画像サイズ情報等の画像情報201を得て、fn
s との積により次式(3)に基づき視角度周波数fか
ら空間周波数(k,l)への変換を行う。
【0008】 f=fn・fs =[3・L/(2・N) ]・ [(k2 +l21/2 ]・tan(π/180 )(3)
【0009】視覚特性変換手段22は、人間の視覚特性
として例えば次式(4)で表される視角度周波数特性モ
デルを用い、また前式(3)で表されるfと(k,l)
との関係202から視角度周波数領域における視覚特性
H(f)203を空間周波数領域における視覚特性H
(k,l)204に変換する。
【0010】 H(f)=2.46・ (0.1 +0.25・ f)・ exp(−0.25・ f) (4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
視覚特性変換方式では下記に示す問題点があった。 (1)画像をN×Nのブロックに分割すると、ブロック
単位での空間周波数のk=0またはl=0の成分(ゼロ
成分)は画像全体にとってはもはやゼロ成分ではなくな
る。しかしながら、前記従来の変換方式では前記ブロッ
ク内のゼロ成分を画像全体のゼロ成分として扱っている
ので、ブロック歪みが発生する。
【0012】(2)一般的に画像の空間領域から空間周
波数領域への変換手段として離散フーリエ変換(DF
T)を用いるが、DFTと実際の空間周波数とは図3に
示されたような関係にあり、従来の方式ではこのことを
考慮していない。従って、視覚特性の偶対称性が失わ
れ、空間周波数領域での視覚特性が正確に表現されな
い。
【0013】図4(a)から図4(d)は、その現象を
具体的に図示したものである。一般的に図4(a)に示
すように空間周波数領域における視覚特性hF (ω)は
偶対称となるが、DFT領域における表現HF (u)は
図4(b)のように空間周波数領域での負の部分が正方
向に折り返された形となる。しかしながら、従来の方式
ではDFT領域における視覚特性が図4(c)のH
(u)のように表現されているので、空間周波数領域に
変換すると図4(d)のh(ω)のようになり、視覚特
性の空間周波数領域における偶対称性を失う結果とな
る。
【0014】この発明は、ブロック歪みの発生を抑制
し、空間周波数領域での視覚特性を正確に表現できる視
覚特性の視角度周波数領域から空間周波数領域への変換
方式を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するために、N×N(N≧2)にブロック分割された
画像に対する視覚特性を算出する方法であって、入力さ
れる画像のサイズから算出される視距離から単位視角度
当りの画素数を算出し、離散フーリエ変換領域における
空間周波数(k,l)の成分kまたは成分lが0のとき
は1/(2N)にシフトし、前記成分kまたは前記成分
lが0<k≦N/2のときはkにシフトし、前記成分k
または前記成分lがN/2<k≦N−1のときはN−k
にシフトし、前記ブロックサイズNとシフトされた前記
空間周波数(k,l)とから1画素当りの空間周波数を
算出し、前記単位視角度当りの画素数と前記1画素当り
の空間周波数とから空間周波数領域における視覚特性を
算出することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、ブロックサイズと中間周波数
とに基づき1画素当たりの空間周波数を表す第3の変数
を定義し、水平または垂直の何れか一方の方向の空間周
波数成分が0のときに第3の変数の当該方向への成分が
2ブロックで1サイクルとなるような低周波成分を表す
ように前記中間変数を設定することにより前述のゼロ成
分によるブロック歪を除去し、また当該方向の空間周波
数成分kが当該方向のブロックサイズNに対してN/2
<k≦N−1の範囲の離散値を取る場合には第3の変数
の当該方向の成分が0<k≦N/2の範囲における値を
折り返したような特性となるように前記中間変数を設定
することにより偶対称性を保存する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。
【0018】図1において、初期設定手段10は画像サ
イズとブロックサイズ及び視距離等の画像情報を設定
し、中間変数設定手段11は離散フーリエ変換領域にお
ける空間周波数(k,l)の値に応じて中間変数(k
´,l´)を設定する。周波数変換手段12は前記設定
された中間変数を介して視角度周波数を空間周波数に変
換し、視覚特性変換手段13は視角度周波数領域におけ
る視覚特性を空間周波数領域に変換する。
【0019】以下、各手段の動作、作用について説明す
る。初期設定手段10は、画像情報101として画像サ
イズをH(幅)×L(高さ)とし、画像のブロックサイ
ズをN×Nとし、更に視距離をS・L(Sは正数で3≦
S≦4とするのが好適である)と設定する。
【0020】中間変数設定手段11は視角度周波数fを
離散フーリエ変換領域における空間周波数(k,l)に
変換する為の中間変数として、下記式(5)及び式
(6)に示す如く中間変数(k´,l´)102を設定
し周波数変換手段12に出力する。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】周波数変換手段13は、前述の視距離(=
S・L)を用いて第1の変数fs ´を前記式(2)と同
様に次式(7)により定義すると共に従来の第2の変数
nに替る第3の変数fn ´を(8)式のように定義
し、視角度周波数fを定義する(9)式及び離散フーリ
エ変換領域における空間周波数と中間変数との前記関係
式を用いて視角度周波数fを空間周波数領域(k,l)
に変換し、式(5),(6),(9)により表される関
係103を出力する。
【0024】 fs ´=S・L・tan(π/180) (7)
【0025】 fn ´=N-1・[(k´)2 +(l´)21/2 (8)
【0026】 f=fs ´・ fn ´ =S・L・N-1・[(k´)2 +(l´)21/2 ・tan (π/180) (9)
【0027】ここで、横方向の一次元空間周波数のk=
0における性質について考察する。N×Nのブロック内
で考えるとk=0は横方向の直流成分を示すが画像全体
から見るとk=0は(2N)-1(cycles/pe
l)の低周波成分(2ブロックで1サイクル)と考えた
方がより正確である。従って、k=0の場合にfn 内の
kの部分を式(1)のように“0”とするのではなく式
(5)及び(9)によって示されるように(2N)-1
するほうがより正確であり、ブロック歪みを抑制するこ
とが出来る。空間周波数成分1についても同様である。
【0028】また、画像の空間周波数領域への変換は一
般的に離散フーリエ変換(DFT)を用いる。DFT領
域と実際の空間周波数領域との関係は図4に示すように
実空間周波数領域の負の周波数成分を正の方向に折り返
した形となっている。従ってDFT領域では横方向のみ
を考えた場合k=N/2で最高周波数の1/2となりN
/2<k≦N−1では0<k≦N/2の周波数成分の折
り返しとなる(DFTの偶対称性)。成分lについても
同様である。このDFTの性質を考慮すると第2の変数
n を式(1)の従来方式のようにするのは適切でなく
式(9)によって表される本発明の第3の変数fn ´の
方が適切であることは明らかである。
【0029】視覚特性変換手段13は、視角度周波数領
域における視覚特性のモデルとして前記式(4)で表さ
れる視覚特性H(f)104を用い、前記式(5),
(6)及び(9)の関係から視角度周波数fを離散フー
リエ変換領域における空間周波数領域(k,l)に変換
することにより、視角度周波数領域における視覚特性H
(f)を空間周波数領域H(k,l)105に変換して
出力する。
【0030】表1及び表2は画像の高さをL=240
(pel)とし、視距離を3・L(=720)とし、ブ
ロックサイズをN=8としたときの従来方式のDFT領
域の視覚特性と本発明による方式の視覚特性の一例を示
したものである。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればブ
ロック分割によるブロック内のゼロ周波数成分の性質及
び離散フーリエ変換の性質を的確にとらえることによ
り、ブロック歪みを抑えた正確な空間周波数領域への変
換が実現できる。
【0034】また、画像圧縮符号化装置では画像の視覚
特性に適した量子化法または符号化法は重要な役割を果
たしているので正確に変換された視覚特性を用いること
により画像の圧縮符号化効率を大幅に向上させることが
可能となり、また画像の品質向上も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】従来方式の構成を示すブロック図である。
【図3】DFT領域と実空間周波数領域との関係を示す
図である。
【図4】DFT領域及び空間周波数領域における視覚特
性を示す図である。
【符号の説明】
10 初期設定手段 11 中間変数設定手段 12 周波数変換手段 13 視覚特性変換手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N×N(N≧2)にブロック分割された画
    像に対する視覚特性を算出する方法であって、 入力される画像のサイズから算出される視距離から単位
    視角度当りの画素数を算出し、 離散フーリエ変換領域における空間周波数(k,l)の
    成分kまたは成分lが0のときは1/(2N)にシフト
    し、前記成分kまたは前記成分lが0<k≦N/2のと
    きはkにシフトし、前記成分kまたは前記成分lがN/
    2<k≦N−1のときはN−kにシフトし、 前記ブロックサイズNとシフトされた前記空間周波数
    (k,l)とから1画素当りの空間周波数を算出し、 前記単位視角度当りの画素数と前記1画素当りの空間周
    波数とから空間周波数領域における視覚特性を算出する
    ことを特徴とする視覚特性の算出方法。
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JP4681011B2 (ja) * 2008-01-31 2011-05-11 日本電信電話株式会社 動画像符号化方法、動画像符号化装置、動画像符号化プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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