JP2641873B2 - インライン式真空発泡冷却装置 - Google Patents

インライン式真空発泡冷却装置

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JP2641873B2
JP2641873B2 JP62297756A JP29775687A JP2641873B2 JP 2641873 B2 JP2641873 B2 JP 2641873B2 JP 62297756 A JP62297756 A JP 62297756A JP 29775687 A JP29775687 A JP 29775687A JP 2641873 B2 JP2641873 B2 JP 2641873B2
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cooling
chocolate
pressure
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高歩 長沢
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はインライン式真空発泡冷却装置、特に発泡
チョコレート製造設備のインライン式真空発泡冷却装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来の発泡チョコレート製造設備のインライン式真空
発泡冷却装置は、第2図のように、チョコレートを発泡
させる発泡室1、チョコレートを冷却させる冷却室2及
び冷却したチョコレートを取出し室3を直接的に配設
し、これらの室の間を仕切き弁によって画定するもので
あった。
[発明が解決しようとする問題点] 上述したような従来の装置は、発泡室、取出し室の圧
力を排気ポンプ等の排気時間を調整することにより一定
に保持していたため、チョコレートを発泡後に冷却を行
なう冷却室にチョコレートを移送すると、冷却室の圧力
が乱れて、チョコレートが異常発泡したり、つぶれたり
するという事態が生じた。
また圧力の急激な変動のため、製造されるチョコレー
トに悪影響を及ぼし、良品質の製品を得ることが困難で
あった。
この発明は、上述したような従来装置の問題点を解決
せんとするものであり、発泡室の圧力が、発泡圧に調整
された冷却室と同圧になったことを検知するセンサを、
発泡室内に取付け、発泡状態を常に一定に保持すること
のできる装置を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、この発明によるインライ
ン式真空発泡冷却装置は、チョコレートを発泡させる発
泡室、発泡室で発泡させたチョコレートを冷却させる冷
却室及び取出し室を各々仕切弁を介して連接して設け、
発泡室と冷却室とに圧力センサを取付け、発泡室と冷却
室とを同圧にしてから、冷却室へチョコレートを送込む
ように構成したことを特徴とする。
[作用] この発明のインライン式真空発泡冷却装置は、チョコ
レートを発泡させる予備室となる発泡室と、発泡したチ
ョコレートを冷却させる冷却室とに圧力検知センサを設
け、冷却室は、圧力検知センサより圧力を検知して発泡
に適した圧力に調整される。
発泡を行なう予備室、即ち発泡室は、搬入(大気圧)
から発泡、冷却室移送(真空)のサイクルを繰返すが、
真空に排気した時点で、発泡が開始し、取付けた圧力検
知センサにより発泡室と冷却室とが同圧になったことを
確認するので、発泡のし過ぎや、不足のないように発泡
を確実なものとしている。
[実施例] この発明の一実施例を以下図面を参照して詳細に説明
する。
第1図に示すこの発明のインライン式真空発泡冷却装
置は、チョコレートを発泡させる発泡室1、チョコレー
トを冷却させる冷却室2及び冷却したチョコレートを取
出す取出し室3を直接的に配設している。
発泡室1とチョコレート製造設備のチョコレート成型
装置(図示せず)との間には、チョコレートの入ったモ
ールドを導入するための仕切り弁4が取付けられ、また
発泡室1と冷却室2との間、及び冷却室2と取出し室3
との間にもそれぞれ仕切り弁5と6が取付けられてい
る。更に、取出し室3には完成したチョコレートを取出
すための仕切り弁7が取付けられている。
発泡室1と取出し室3は、排気弁8を介して排気系に
接続される。また冷却室2は、コンダクタンスバルブ9
を介して排気系に接続される。更に、発泡室1と取出し
室3には、リーク弁10が取付けられて、これらの室を真
空状態から大気圧に戻すことができる。
冷却室2には圧力検知センサ11が、また発泡室11には
圧力検知センサ12がそれぞれ設けられ、これらのセンサ
11、12はコントローラ13に接続されている。コントロー
ラ13には更に、排気弁8とコンダクタンスバルブ9が接
続される。
この発明のインライン式真空発泡冷却装置は、次のよ
うに作用する。
冷却室2の圧力は、圧力検知センサ11により検知さ
れ、コンダクタンスバルブ9によって制御されている。
先ず、発泡室1の仕切り弁4を介を開放して、チョコ
レートの入ったモールド(図示せず)を発泡室を導入す
る。発泡室にモールドが入ると同時に、仕切り弁4を閉
じ、排気弁8を開放して発泡室1を排気する。モールド
内のチョコレートは発泡室1の排気により発泡を開始す
る。
発泡室1と冷却室2の圧力は、圧力検知センサ11と12
により検知され、コントローラ13によって冷却室の圧力
PIC2=発泡室の圧力PIC2になった時点で排気弁8を閉
じ、仕切り弁5を開放する。次いで、モールドを冷却室
2へ移送し、発泡状態のまま固化させる。モールドが冷
却室2に送り込まれたなら、仕切り弁5、6を閉じて、
リーク弁10を開放して発泡室1の真空をリークする。続
いて、仕切り弁4を開放して、チョコレートの入ったモ
ールドを発泡室に導入すると同時に、仕切り弁7を開放
して、取出し室3内の完成したチョコレートを取出す。
この装置において、仕切り弁4と7及び5と6は同時
に操作される。
本発明のこの実施例において、発泡室1と冷却室2に
圧力検知センサ11と12を設け、両室が同圧になったこと
のみを確認していたが、特殊な検知手段を用いてチョコ
レートの発泡具合を検知し、その時の圧力を圧力検知セ
ンサによって読取り、これを発泡圧として冷却室に送込
んでも良い。
[発明の効果] 本発明の装置は、このように構成したために、冷却室
の圧力は乱れず、発泡中のチョコレートに急激な圧力変
化を与えない。このためチョコレートの発泡状態を常に
一定に維持することができ、均質でかつ極めて良質の製
品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるインライン式真空発泡冷却装置の
概略的な図式図である。 第2図は従来の装置の概略的な図式図である。 図中: 1……発泡室、2……冷却室、3……取出し室、4,5,6,
7……仕切り弁、8……排気弁、9……コンダクタンス
バルブ9、10……リーク弁、11,12……圧力検知セン
サ、13……コントローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チョコレートを発泡させる発泡室、発泡室
    で発泡させたチョコレートを冷却させる冷却室及び取出
    し室を各々仕切弁を介して連接して設け、発泡室と冷却
    室とに圧力センサを取付け、発泡室と冷却室とを同圧に
    してから、冷却室へチョコレートを送込むように構成し
    たことを特徴とするインライン式真空発泡冷却装置。
JP62297756A 1987-11-27 1987-11-27 インライン式真空発泡冷却装置 Expired - Lifetime JP2641873B2 (ja)

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