JP2641845B2 - 洗い場用カウンタ - Google Patents
洗い場用カウンタInfo
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- JP2641845B2 JP2641845B2 JP6194792A JP19479294A JP2641845B2 JP 2641845 B2 JP2641845 B2 JP 2641845B2 JP 6194792 A JP6194792 A JP 6194792A JP 19479294 A JP19479294 A JP 19479294A JP 2641845 B2 JP2641845 B2 JP 2641845B2
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- JP
- Japan
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- washing
- shelf
- wall
- counter
- bathtub
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチーム浴をする際に
スチームの吹出し口を遮る棚状体、あるいは石けん、洗
顔フォーム等の小物を置くトレイ状の棚状体を、着脱自
在にかつ確実に安定してしかも浴室の洗い場に設けたカ
ウンタ状の台部と一体感を持たせて取付けでき、棚状体
を便宜にかつ外観の見映えよく使用しうる洗い場用カウ
ンタに関する。
スチームの吹出し口を遮る棚状体、あるいは石けん、洗
顔フォーム等の小物を置くトレイ状の棚状体を、着脱自
在にかつ確実に安定してしかも浴室の洗い場に設けたカ
ウンタ状の台部と一体感を持たせて取付けでき、棚状体
を便宜にかつ外観の見映えよく使用しうる洗い場用カウ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭の浴室においても、低温
の蒸気を利用するいわゆるスチーム浴が普及している。
このようなスチーム浴のためのスチームの吹出し口は、
通常、洗い場のカウンタの浴室壁に設けられるととも
に、スチームによる火傷等を防ぐための安全対策として
は、従来、吹出し口の前に単に据え置かれるカバー具を
用いていた。
の蒸気を利用するいわゆるスチーム浴が普及している。
このようなスチーム浴のためのスチームの吹出し口は、
通常、洗い場のカウンタの浴室壁に設けられるととも
に、スチームによる火傷等を防ぐための安全対策として
は、従来、吹出し口の前に単に据え置かれるカバー具を
用いていた。
【0003】一方、浴室内に置かれる石けん、および洗
顔フォーム、シャンプー容器などの小物は、従来、洗い
場のカウンタ等の上に置かれるトレイを用いて収納、整
理していた。
顔フォーム、シャンプー容器などの小物は、従来、洗い
場のカウンタ等の上に置かれるトレイを用いて収納、整
理していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら単に吹出
し口の前に据え置かれるカバー具は、力が加わると特に
水平方向に移動してしまい、スチームによる火傷を引起
こすなど安全性に劣るとともに、洗い場のカウンタとの
一体感に欠け、外観を阻害しがちであった。さらにスチ
ーム未使用時の保管場所も必要となり、余分のスペース
を確保しなければならない不都合が生じていた。
し口の前に据え置かれるカバー具は、力が加わると特に
水平方向に移動してしまい、スチームによる火傷を引起
こすなど安全性に劣るとともに、洗い場のカウンタとの
一体感に欠け、外観を阻害しがちであった。さらにスチ
ーム未使用時の保管場所も必要となり、余分のスペース
を確保しなければならない不都合が生じていた。
【0005】又洗い場のカウンタ上などに置かれる前記
トレイも、力が加わると移動してしまい、その取扱いを
不便とするとともに、例えば洗い場のカウンタとの一体
感に欠け、外観を低下させる一因となっていた。
トレイも、力が加わると移動してしまい、その取扱いを
不便とするとともに、例えば洗い場のカウンタとの一体
感に欠け、外観を低下させる一因となっていた。
【0006】本発明は、洗い場に設けたカウンタ状の台
部に凹部を形成し、かつこの凹部上端の支持面に設けた
係止部に突部を嵌入させて該支持面に両端を載置する棚
状体を用いることを基本として、スチームの吹出し口の
カバーとなる棚状体、あるいは石けんなどを置く棚状体
を着脱自在に確実に凹部に取付けでき、そのずれ、落下
などの移動を阻止して、例えばスチーム浴の際の安全性
を確保しうる一方、前記台部と一体感を持たせて棚状体
を配設することが可能となり、外観を向上しうる洗い場
用カウンタの提供を目的としている。
部に凹部を形成し、かつこの凹部上端の支持面に設けた
係止部に突部を嵌入させて該支持面に両端を載置する棚
状体を用いることを基本として、スチームの吹出し口の
カバーとなる棚状体、あるいは石けんなどを置く棚状体
を着脱自在に確実に凹部に取付けでき、そのずれ、落下
などの移動を阻止して、例えばスチーム浴の際の安全性
を確保しうる一方、前記台部と一体感を持たせて棚状体
を配設することが可能となり、外観を向上しうる洗い場
用カウンタの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の洗い場用カウンタは、洗い場の浴室壁に設け
たカウンタ状の台部に、その上面を凹ませ前記浴室壁と
略平行な背面と、その両端から洗い場にのびる側面と、
背面、側面下端の底面とからなる周壁を有する凹部を形
成するとともに、前記上面と側面との交わり部に、この
交わり部に沿ってのびる切欠段状をなしかつ一部が陥没
してなる係止部を有する支持面を設けるとともに、前記
支持面に両端が載置されかつ係止部に嵌入する下向きの
突部を有しかつ凹部を跨がる棚状体を配する。
に本発明の洗い場用カウンタは、洗い場の浴室壁に設け
たカウンタ状の台部に、その上面を凹ませ前記浴室壁と
略平行な背面と、その両端から洗い場にのびる側面と、
背面、側面下端の底面とからなる周壁を有する凹部を形
成するとともに、前記上面と側面との交わり部に、この
交わり部に沿ってのびる切欠段状をなしかつ一部が陥没
してなる係止部を有する支持面を設けるとともに、前記
支持面に両端が載置されかつ係止部に嵌入する下向きの
突部を有しかつ凹部を跨がる棚状体を配する。
【0008】
【作用】洗い場の浴室壁に設けたカウンタ状の台部に、
背面と一対の側面と底面とからなる周壁を有する上開放
の凹部を形成し、かつ台部の上面の側面との交わり部
に、切欠段状をなしかつ一部が陥没してなる係止部を有
する支持面を設けるとともに、この支持面に両端が載置
されかつ係止部に嵌入する下向きの突部を有ししかも凹
部を跨がる棚状体を配する。従って、例えば凹部の前記
背面に設けたスチームの吹出し口をカバーする棚状体、
あるいは石けん、浴室で用いられる洗顔フォームなどの
小物を置く棚状体を、その突部を係止部に嵌入させて支
持面に両端を載置させることにより、ずれ、落下等の移
動を阻止して、着脱可能かつ安定性よく確実に凹部上端
に配設しうるとともに、前記台部と一体感を持たせて棚
状体を納まりよく配置することが可能となり、外観を向
上しうる。
背面と一対の側面と底面とからなる周壁を有する上開放
の凹部を形成し、かつ台部の上面の側面との交わり部
に、切欠段状をなしかつ一部が陥没してなる係止部を有
する支持面を設けるとともに、この支持面に両端が載置
されかつ係止部に嵌入する下向きの突部を有ししかも凹
部を跨がる棚状体を配する。従って、例えば凹部の前記
背面に設けたスチームの吹出し口をカバーする棚状体、
あるいは石けん、浴室で用いられる洗顔フォームなどの
小物を置く棚状体を、その突部を係止部に嵌入させて支
持面に両端を載置させることにより、ずれ、落下等の移
動を阻止して、着脱可能かつ安定性よく確実に凹部上端
に配設しうるとともに、前記台部と一体感を持たせて棚
状体を納まりよく配置することが可能となり、外観を向
上しうる。
【0009】なお前記棚状体を、スチームの吹出し口の
カバーとして形成したときには、スチーム未使用時にお
いてもこの棚状体を見映えよく凹部に配置でき、その保
管場所を不要とするとともに、ズレることなくスチーム
の吹出し口の前方に配されるため、安全性を確保でき
る。
カバーとして形成したときには、スチーム未使用時にお
いてもこの棚状体を見映えよく凹部に配置でき、その保
管場所を不要とするとともに、ズレることなくスチーム
の吹出し口の前方に配されるため、安全性を確保でき
る。
【0010】又前記棚状体を、石けんなどを置くトレイ
として形成したときには、この棚状体の上面、および棚
状体下方の凹部の空間を石けん、シャンプー容器などの
浴室で用いる小物の収納場所として有効に利用しうると
ともに、簡単に取外すことができるため、汚れ等も便宜
に清掃できる。
として形成したときには、この棚状体の上面、および棚
状体下方の凹部の空間を石けん、シャンプー容器などの
浴室で用いる小物の収納場所として有効に利用しうると
ともに、簡単に取外すことができるため、汚れ等も便宜
に清掃できる。
【0011】又請求項2の発明において、棚状体が、洗
い場側の縁部に前記凹部の前記周壁に設けたスチームの
吹出し口と洗い場とを遮る垂下枠を具えるときには、ス
チームの吹出し口をカバーするこの垂下枠を容易にかつ
確実に取付けることができ、しかも吹出し口からのスチ
ームによる火傷等を防止し、安全性をより一層向上しう
るとともに、台部の洗い場に面する立壁との一体感を前
記垂下枠によって得られ、外観の見映えを高めうる。
い場側の縁部に前記凹部の前記周壁に設けたスチームの
吹出し口と洗い場とを遮る垂下枠を具えるときには、ス
チームの吹出し口をカバーするこの垂下枠を容易にかつ
確実に取付けることができ、しかも吹出し口からのスチ
ームによる火傷等を防止し、安全性をより一層向上しう
るとともに、台部の洗い場に面する立壁との一体感を前
記垂下枠によって得られ、外観の見映えを高めうる。
【0012】さらに請求項3の発明において、前記棚状
体が、前記垂下枠に、凹部の前記背面に当接する脚片を
具えるときには、この脚片によってスチームの吹出し口
をカバーする棚状体を更に確実に配置でき、加えられる
力によるずれ、落下等の移動を防止し、安全性を更に向
上しうる。
体が、前記垂下枠に、凹部の前記背面に当接する脚片を
具えるときには、この脚片によってスチームの吹出し口
をカバーする棚状体を更に確実に配置でき、加えられる
力によるずれ、落下等の移動を防止し、安全性を更に向
上しうる。
【0013】又請求項4の発明において、前記棚状体
に、前記背面に沿って垂下する背片を設けたときには、
背面に当接するこの背片によって棚状体のグラつきを防
ぐことができ、該棚状体を安定性よく配置しうる結果、
例えば棚状体上に置かれる石けん、小物などの落下、あ
るいはスチームの吹出し口をカバーする前記垂下枠のグ
ラつきを防止できる。
に、前記背面に沿って垂下する背片を設けたときには、
背面に当接するこの背片によって棚状体のグラつきを防
ぐことができ、該棚状体を安定性よく配置しうる結果、
例えば棚状体上に置かれる石けん、小物などの落下、あ
るいはスチームの吹出し口をカバーする前記垂下枠のグ
ラつきを防止できる。
【0014】さらに請求項5の発明において、前記棚状
体が、洗い場側に向かって下に傾斜し排水可能な傾斜底
部に、複数の突条を隆起させた石けん置き部を形成した
ときには、突条の上面に石けんなどを便宜に載置しうる
とともに、前記傾斜底部によって水切りを確実に出来
る。
体が、洗い場側に向かって下に傾斜し排水可能な傾斜底
部に、複数の突条を隆起させた石けん置き部を形成した
ときには、突条の上面に石けんなどを便宜に載置しうる
とともに、前記傾斜底部によって水切りを確実に出来
る。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜9において本発明の洗い場用カウンタKは、
浴室ユニット部24と浴槽6とからなる浴槽装置1の前
記浴室ユニット部24の洗い場3の浴室壁21に設けた
カウンタ状の台部25に、その上面を囲ませて凹部19
を形成するとともに、この凹部19上端に設けた一対の
支持面13、13によって棚状体11を配する。
る。図1〜9において本発明の洗い場用カウンタKは、
浴室ユニット部24と浴槽6とからなる浴槽装置1の前
記浴室ユニット部24の洗い場3の浴室壁21に設けた
カウンタ状の台部25に、その上面を囲ませて凹部19
を形成するとともに、この凹部19上端に設けた一対の
支持面13、13によって棚状体11を配する。
【0016】前記浴室ユニット部24は、図1に示すよ
うに、平面略矩形かつ洗い場3の床面Fをなす上面に滑
り止め用のエンボスを設けた水平な底板部20と、この
底板部20の側縁で洗い場3の出入口Aを残して立上が
る浴室壁21と、この浴室壁21の前記洗い場3からは
み出す平面コ字状のはみ出し部22の三つの各内面に沿
って立上がる浴槽立壁部23とを具えるとともに、この
浴室ユニット部24の一方の前記浴室壁21には、上面
を水平としたカウンタ状の台部25が設けられる。
うに、平面略矩形かつ洗い場3の床面Fをなす上面に滑
り止め用のエンボスを設けた水平な底板部20と、この
底板部20の側縁で洗い場3の出入口Aを残して立上が
る浴室壁21と、この浴室壁21の前記洗い場3からは
み出す平面コ字状のはみ出し部22の三つの各内面に沿
って立上がる浴槽立壁部23とを具えるとともに、この
浴室ユニット部24の一方の前記浴室壁21には、上面
を水平としたカウンタ状の台部25が設けられる。
【0017】なお平面コ字状に配される前記浴槽立壁部
23の両端間には、前記洗い場3から立上がりかつ洗い
場3に向かって緩やかに湾曲する洗い場立壁部26が架
け渡されている。
23の両端間には、前記洗い場3から立上がりかつ洗い
場3に向かって緩やかに湾曲する洗い場立壁部26が架
け渡されている。
【0018】このような浴室ユニット部24は、例えば
不飽和ポリエステル、エポキシ等の熱硬化性樹脂にガラ
ス繊維、カーボン繊維等の強化材を混在させた強化プラ
スチックを用いたいわゆるFRP一体成形品などの各種
成形品として一体に形成される。
不飽和ポリエステル、エポキシ等の熱硬化性樹脂にガラ
ス繊維、カーボン繊維等の強化材を混在させた強化プラ
スチックを用いたいわゆるFRP一体成形品などの各種
成形品として一体に形成される。
【0019】又洗い場3の前記浴室壁21に設けたカウ
ンタ状の前記台部25には、図9に示すように、該台部
25の上面を凹ませ該浴室壁21と略平行、本例では下
端が上端よりも洗い場3側に位置する如くやや傾斜する
矩形状の背面15と、その両端から洗い場3側にのびる
一対の側面16、16と、背面15、側面16、16下
端を継ぎかつ排水のために洗い場3側に下にやや傾斜し
てのびる底面17とからなる周壁18を有する凹部19
が形成されている。
ンタ状の前記台部25には、図9に示すように、該台部
25の上面を凹ませ該浴室壁21と略平行、本例では下
端が上端よりも洗い場3側に位置する如くやや傾斜する
矩形状の背面15と、その両端から洗い場3側にのびる
一対の側面16、16と、背面15、側面16、16下
端を継ぎかつ排水のために洗い場3側に下にやや傾斜し
てのびる底面17とからなる周壁18を有する凹部19
が形成されている。
【0020】さらに台部25の上面と側面16との交わ
り部には、この交わり部に沿って水平にのびる切欠段状
をなしかつ一部、本例では前記背面15に連なる奥端の
部分が陥没してなる上開放の直方体状の係止部13Aを
有する支持面13が形設されている。
り部には、この交わり部に沿って水平にのびる切欠段状
をなしかつ一部、本例では前記背面15に連なる奥端の
部分が陥没してなる上開放の直方体状の係止部13Aを
有する支持面13が形設されている。
【0021】又凹部19の前記周壁18の背面15に、
スチーム浴をするためのスチームが吐出される吹出し口
Oを設けている。
スチーム浴をするためのスチームが吐出される吹出し口
Oを設けている。
【0022】又前記浴槽立壁部23と洗い場立壁部26
とによって囲まれる平面略矩形の空間には浴槽6が配置
される。この浴槽6は、図2〜7に示すように、平面略
矩形枠状に配される略水平の鍔板29の内縁から浴槽6
の四方を囲む壁板30を立下げ、かつこの壁板30下縁
間に底板31を架け渡すことにより縦長の前記貯湯部2
を形成した基体32を具える。
とによって囲まれる平面略矩形の空間には浴槽6が配置
される。この浴槽6は、図2〜7に示すように、平面略
矩形枠状に配される略水平の鍔板29の内縁から浴槽6
の四方を囲む壁板30を立下げ、かつこの壁板30下縁
間に底板31を架け渡すことにより縦長の前記貯湯部2
を形成した基体32を具える。
【0023】なお浴槽6の一つの隅部には、手元で排水
操作が行えるプッシュ式のボタン75が設けられ、これ
によって従来のゴム栓のような前かがみの排水作業によ
る負担を排除できる。
操作が行えるプッシュ式のボタン75が設けられ、これ
によって従来のゴム栓のような前かがみの排水作業によ
る負担を排除できる。
【0024】前記洗い場立壁部26とこの洗い場立壁部
26に向き合う前記壁板30とは、洗い場3の端部で立
上がる前記洗い場浴槽壁4を形成するとともに、該壁板
30の貯湯部2に面する壁面は、洗い場浴槽壁4の貯湯
部2側の壁面W1をなす。
26に向き合う前記壁板30とは、洗い場3の端部で立
上がる前記洗い場浴槽壁4を形成するとともに、該壁板
30の貯湯部2に面する壁面は、洗い場浴槽壁4の貯湯
部2側の壁面W1をなす。
【0025】又前記浴槽立壁部23とこの浴槽立壁部2
3に向き合う三方の前記壁板30とは、前記洗い場浴槽
壁4と共に貯湯部2を囲みかつ浴室の壁に接してのびる
三方の他の浴槽壁5A、5B、5Cを形成するととも
に、該壁板30の貯湯部2に面する壁面は、他の浴槽壁
5A、5B、5Cの貯湯部2側の壁面W2、W3、W4
をなす。
3に向き合う三方の前記壁板30とは、前記洗い場浴槽
壁4と共に貯湯部2を囲みかつ浴室の壁に接してのびる
三方の他の浴槽壁5A、5B、5Cを形成するととも
に、該壁板30の貯湯部2に面する壁面は、他の浴槽壁
5A、5B、5Cの貯湯部2側の壁面W2、W3、W4
をなす。
【0026】前記洗い場浴槽壁4と前記他の浴槽壁5A
とが交わる浴槽6のコーナ部Cに連なりかつ洗い場3に
のびる前記台部25には、浴槽6とは別体かつ該コーナ
部Cから浴室の壁に接してのびる台状部8が一体に形成
されるとともに、この台状部8の上面かつコーナ部Cの
近傍に、前記浴室壁21に沿う辺34Aと前記鍔板29
外縁に沿う辺34Bと浴室壁21に対して斜めにのびる
辺34Cとによって囲まれた平面略三角形状の着座部7
が形成される。この着座部7は、着座可能しかも着座者
が洗い場浴槽壁4をこえて脚を洗い場3と浴槽6との間
で移動させる着座広さを有ししかも浴槽6の上端と略同
高をなす。従って、図14に示すように、一旦、着座部
7に着座してから該移動を行うことができ、片足立ちの
不安定な姿勢による事故を防止し、安全性を高めうると
ともに、スチーム浴の際の腰掛けとしても利用できる。
とが交わる浴槽6のコーナ部Cに連なりかつ洗い場3に
のびる前記台部25には、浴槽6とは別体かつ該コーナ
部Cから浴室の壁に接してのびる台状部8が一体に形成
されるとともに、この台状部8の上面かつコーナ部Cの
近傍に、前記浴室壁21に沿う辺34Aと前記鍔板29
外縁に沿う辺34Bと浴室壁21に対して斜めにのびる
辺34Cとによって囲まれた平面略三角形状の着座部7
が形成される。この着座部7は、着座可能しかも着座者
が洗い場浴槽壁4をこえて脚を洗い場3と浴槽6との間
で移動させる着座広さを有ししかも浴槽6の上端と略同
高をなす。従って、図14に示すように、一旦、着座部
7に着座してから該移動を行うことができ、片足立ちの
不安定な姿勢による事故を防止し、安全性を高めうると
ともに、スチーム浴の際の腰掛けとしても利用できる。
【0027】又前記着座部7を囲む1つの前記辺34C
から洗い場3の床面Fに、前記洗い場立壁部26と台部
25とを継ぐ連結部35を垂下させているため、洗い場
3の床面F上に両足を載せて着座部7に便宜に着座しう
る。
から洗い場3の床面Fに、前記洗い場立壁部26と台部
25とを継ぐ連結部35を垂下させているため、洗い場
3の床面F上に両足を載せて着座部7に便宜に着座しう
る。
【0028】さらに前記着座部7の辺34A近傍には、
着座者が把持しうる手すり14が設けられ、着座者の入
退浴時の脚の移動の際の負担を減じ、勝手を高めうると
ともに、上体を便宜に支持でき、安全性を向上しうる。
なお手すり14は、その表面にクッション性のある素材
を採用し、滑り止め効果を持たせるとともに、φ30mm
程度の握りやすい径としている。
着座者が把持しうる手すり14が設けられ、着座者の入
退浴時の脚の移動の際の負担を減じ、勝手を高めうると
ともに、上体を便宜に支持でき、安全性を向上しうる。
なお手すり14は、その表面にクッション性のある素材
を採用し、滑り止め効果を持たせるとともに、φ30mm
程度の握りやすい径としている。
【0029】このように前記着座部7は、洗い場3側に
のびる前記台状部8の上面に形成されるため、着座のた
めの面積を広く採れ、着座時の安定性を高めうるととも
に、着座部7を前記浴室ユニット部24と一体に設けて
いるため、浴槽6の形状を変更せずに着座部7の位置を
前記洗い場立壁部26の両側いずれにも選択して形成で
きる。
のびる前記台状部8の上面に形成されるため、着座のた
めの面積を広く採れ、着座時の安定性を高めうるととも
に、着座部7を前記浴室ユニット部24と一体に設けて
いるため、浴槽6の形状を変更せずに着座部7の位置を
前記洗い場立壁部26の両側いずれにも選択して形成で
きる。
【0030】前記浴槽6の前記壁面W1、すなわち前記
洗い場浴槽壁4の貯湯部2側の壁面W1をなす壁板30
には、図2、図3、図5に示すように、前記洗い場立壁
部26に向かって膨出する膨出部37が設けられるとと
もに、この膨出部37においてかつ前記底板31上方し
かも前記床面Fと略同高の高さ位置で、洗い場浴槽壁4
側を貯湯部2側以下の高さ、すなわち洗い場浴槽壁4に
向かって下にやや傾斜するか、あるいは水平な椅子状の
段差面9を形成する突板39が設けられる。
洗い場浴槽壁4の貯湯部2側の壁面W1をなす壁板30
には、図2、図3、図5に示すように、前記洗い場立壁
部26に向かって膨出する膨出部37が設けられるとと
もに、この膨出部37においてかつ前記底板31上方し
かも前記床面Fと略同高の高さ位置で、洗い場浴槽壁4
側を貯湯部2側以下の高さ、すなわち洗い場浴槽壁4に
向かって下にやや傾斜するか、あるいは水平な椅子状の
段差面9を形成する突板39が設けられる。
【0031】従って、前記着座部7に着座した際に脚が
浴槽6の前記底板31に届かない場合であっても、該脚
を洗い場3の床面Fと略同高の前記段差面9に載せるこ
とができ、入浴動作を円滑化しうるとともに、段差面9
の傾斜方向を前記の如くしたため、段差面9上で貯湯部
2側に脚を滑らせて転倒する事故を減じ、安全性をより
一層高めうる。又段差面9に着座することにより、みぞ
おちから下をゆっくり温めるいわゆる半身入浴法を行う
ことが出来る他、小さな子供との入浴を便宜とする。
浴槽6の前記底板31に届かない場合であっても、該脚
を洗い場3の床面Fと略同高の前記段差面9に載せるこ
とができ、入浴動作を円滑化しうるとともに、段差面9
の傾斜方向を前記の如くしたため、段差面9上で貯湯部
2側に脚を滑らせて転倒する事故を減じ、安全性をより
一層高めうる。又段差面9に着座することにより、みぞ
おちから下をゆっくり温めるいわゆる半身入浴法を行う
ことが出来る他、小さな子供との入浴を便宜とする。
【0032】なお前記突板39の内縁と前記底板31と
は、平面において緩く壁面W1に向き合う前記壁面W3
側に膨出して湾曲する下壁板40によって継がれる。又
段差面9をなす突板39が洗い場浴槽壁4の前記壁板3
0に沿う縁部には、前記貯湯部2に向かって排水する水
勾配を有する溝部41が凹設され、段差面9上での水の
滞留を防止する。
は、平面において緩く壁面W1に向き合う前記壁面W3
側に膨出して湾曲する下壁板40によって継がれる。又
段差面9をなす突板39が洗い場浴槽壁4の前記壁板3
0に沿う縁部には、前記貯湯部2に向かって排水する水
勾配を有する溝部41が凹設され、段差面9上での水の
滞留を防止する。
【0033】又前記段差面9には、滑り止め用の複数の
突起50…が設けられる。この突起50は、図4にその
断面を示すように、滑らかに湾曲して段差面9から隆起
するため、水アカ、カビなどが付着してたまることを防
ぎうる。
突起50…が設けられる。この突起50は、図4にその
断面を示すように、滑らかに湾曲して段差面9から隆起
するため、水アカ、カビなどが付着してたまることを防
ぎうる。
【0034】なお浴槽6の前記底板31上面にも、前記
突起50と同様の滑り止め用の複数の突起51…が形成
され、段差面9及び底板31上面での転倒を防ぎ、安全
性を高めている。
突起50と同様の滑り止め用の複数の突起51…が形成
され、段差面9及び底板31上面での転倒を防ぎ、安全
性を高めている。
【0035】又縦長の貯湯部2の縦方向の壁をなす前記
洗い場浴槽壁4、浴槽壁5Bの前記貯湯部2に面する前
記壁面W1、W3には、横方向にのびる前記浴槽壁5
A、5Cの前記壁面W2、W4に向いて立上がる押面部
10…を設けている。
洗い場浴槽壁4、浴槽壁5Bの前記貯湯部2に面する前
記壁面W1、W3には、横方向にのびる前記浴槽壁5
A、5Cの前記壁面W2、W4に向いて立上がる押面部
10…を設けている。
【0036】前記壁面W1に設けられる2つの押面部1
0、10は、図2、図5に示すように、前記下壁板40
の両側縁から突出するとともに、下端を上端よりも貯湯
部2の縦方向中央部側に寄せることによって、傾斜面5
2、52を形成している。さらに該押面部10には、前
記溝部41を介して前記段差面9に連なる傾斜した翼面
部53が設けられている。なおこの翼面部53の上縁か
らは、壁面W1に沿って下にやや傾く受板55がのび
る。
0、10は、図2、図5に示すように、前記下壁板40
の両側縁から突出するとともに、下端を上端よりも貯湯
部2の縦方向中央部側に寄せることによって、傾斜面5
2、52を形成している。さらに該押面部10には、前
記溝部41を介して前記段差面9に連なる傾斜した翼面
部53が設けられている。なおこの翼面部53の上縁か
らは、壁面W1に沿って下にやや傾く受板55がのび
る。
【0037】又前記壁面W3に設けられる2つの押面部
10、10は、図2、図6、図7に示すように、前記底
板31から壁面W2、W4側に夫々傾いて立上がるとと
もに、その上端は、壁面W2、W4に向かって下に傾く
傾斜板54、54によって該壁面W2、W4に結合され
る。
10、10は、図2、図6、図7に示すように、前記底
板31から壁面W2、W4側に夫々傾いて立上がるとと
もに、その上端は、壁面W2、W4に向かって下に傾く
傾斜板54、54によって該壁面W2、W4に結合され
る。
【0038】なお4つの前記押面部10…は、図2に示
すように、貯湯部2を縦方向の中間で区分する垂直中心
面Pに対して鏡面対称に設けられる。
すように、貯湯部2を縦方向の中間で区分する垂直中心
面Pに対して鏡面対称に設けられる。
【0039】又前記浴槽壁5A、5Cの上面には、入浴
者が頭部Hを載せる頭置き用の凹所56、56が設けら
れ、入浴時の快適性を高めている。
者が頭部Hを載せる頭置き用の凹所56、56が設けら
れ、入浴時の快適性を高めている。
【0040】このように傾斜した前記押面部10…を設
けたため、子供、小柄な人でも入浴動作時、特に浴槽6
から出るときに、脚をこの押面部10に突張らせて起立
することができ、入浴動作を円滑化しうるとともに、脚
の滑りを防止でき、浴槽6内における事故を防ぎうる。
けたため、子供、小柄な人でも入浴動作時、特に浴槽6
から出るときに、脚をこの押面部10に突張らせて起立
することができ、入浴動作を円滑化しうるとともに、脚
の滑りを防止でき、浴槽6内における事故を防ぎうる。
【0041】又前記傾斜板54、54、受板55、55
は、入浴者が腕を置く面としても利用でき、前記凹所5
6と共に入浴時の姿勢をリラックスした状態に保ちう
る。
は、入浴者が腕を置く面としても利用でき、前記凹所5
6と共に入浴時の姿勢をリラックスした状態に保ちう
る。
【0042】又前記凹所56、56は、脚を押面部10
に突張る際に頭部Hに痛みを与えないことにも役立つ。
に突張る際に頭部Hに痛みを与えないことにも役立つ。
【0043】さらに押面部10…を前記垂直中心面Pに
対して鏡面対称に設けたため、入浴者は前記浴槽壁5
A、5Cの内、何れの浴槽壁にも頭部Hを向けて安全に
かつスムーズに浴槽6から出ることができる。
対して鏡面対称に設けたため、入浴者は前記浴槽壁5
A、5Cの内、何れの浴槽壁にも頭部Hを向けて安全に
かつスムーズに浴槽6から出ることができる。
【0044】又前記凹部19には、本実施例ではスチー
ムの前記吹出し口Oをカバーする棚状体11が配され
る。
ムの前記吹出し口Oをカバーする棚状体11が配され
る。
【0045】棚状体11は、図8、図9に示すように、
前記支持面13、13に夫々載置される平行な一対の側
枠材61、61を、例えば3本の横枠材62…で継ぐこ
とにより凹部19を跨がる矩形に形成される上枠63、
この上枠63の奥端の前記横枠材62下面に固着される
ことにより側枠材61、61が支持面13、13に載置
されたときに前記係止部13A、13Aに嵌入する下向
きの突部47を形成する下桟材64、前記上枠63の洗
い場3側の縁部をなす1つの前記横枠材62下面かつ両
端近傍から下端を洗い場3側にしてやや傾斜して垂下す
る縦枠材65、65間を複数の水平な継ぎ枠材66…で
連結した垂下枠48、およびこの垂下枠48の前記縦枠
材65、65から夫々前記上枠63下方でのび該上枠6
3の両端を前記支持面13、13に載置したときに凹部
19の前記背面15に奥端が当接する一対の角棒状の脚
片49、49を具える。
前記支持面13、13に夫々載置される平行な一対の側
枠材61、61を、例えば3本の横枠材62…で継ぐこ
とにより凹部19を跨がる矩形に形成される上枠63、
この上枠63の奥端の前記横枠材62下面に固着される
ことにより側枠材61、61が支持面13、13に載置
されたときに前記係止部13A、13Aに嵌入する下向
きの突部47を形成する下桟材64、前記上枠63の洗
い場3側の縁部をなす1つの前記横枠材62下面かつ両
端近傍から下端を洗い場3側にしてやや傾斜して垂下す
る縦枠材65、65間を複数の水平な継ぎ枠材66…で
連結した垂下枠48、およびこの垂下枠48の前記縦枠
材65、65から夫々前記上枠63下方でのび該上枠6
3の両端を前記支持面13、13に載置したときに凹部
19の前記背面15に奥端が当接する一対の角棒状の脚
片49、49を具える。
【0046】このように棚状体11は、前記係止部13
A、13Aに嵌入する突部47、47と、前記背面15
に当接する脚片49、49とを具えるため、前記凹部1
9の周壁18に設けたスチームの前記吹出し口Oと洗い
場3とを前記垂下枠48によって遮りつつ容易にかつ確
実に凹部19に着脱自在に配設でき、ずれ、落下などを
防ぎ、スチームによる火傷等の事故を妨げ、安全性を向
上しうるとともに、洗い場3のカウンタ状の前記台部2
5との一体感が得られ、外観を高めうる他、棚状体11
の保管場所も不要となる。
A、13Aに嵌入する突部47、47と、前記背面15
に当接する脚片49、49とを具えるため、前記凹部1
9の周壁18に設けたスチームの前記吹出し口Oと洗い
場3とを前記垂下枠48によって遮りつつ容易にかつ確
実に凹部19に着脱自在に配設でき、ずれ、落下などを
防ぎ、スチームによる火傷等の事故を妨げ、安全性を向
上しうるとともに、洗い場3のカウンタ状の前記台部2
5との一体感が得られ、外観を高めうる他、棚状体11
の保管場所も不要となる。
【0047】なお棚状体11の前記上枠63の上面は、
その支持面13、13への載置により台部25上面と略
揃う。
その支持面13、13への載置により台部25上面と略
揃う。
【0048】図10、図11に棚状体の他の実施例を示
す。本例において棚状体11は、凹部19の前記側面1
6、16上端に形成された前記支持面13、13上に両
端が載置されかつ前記係止部13A、13Aに夫々嵌入
する下向きの突部47、47を有する基体67を具え
る。
す。本例において棚状体11は、凹部19の前記側面1
6、16上端に形成された前記支持面13、13上に両
端が載置されかつ前記係止部13A、13Aに夫々嵌入
する下向きの突部47、47を有する基体67を具え
る。
【0049】又前記基体67の上面かつ周縁部には、上
に膨出する隆起条部69が、洗い場3側の凸に湾曲する
前縁に開放部70を残して連続して形設されるととも
に、前記開放部70を前端として基体67に、洗い場3
側に向かって下に傾斜する傾斜底部57を有する平面略
矩形の凹所71を形成している。
に膨出する隆起条部69が、洗い場3側の凸に湾曲する
前縁に開放部70を残して連続して形設されるととも
に、前記開放部70を前端として基体67に、洗い場3
側に向かって下に傾斜する傾斜底部57を有する平面略
矩形の凹所71を形成している。
【0050】さらに前記傾斜底部57の上面には、複数
かつ上面に、石けん等を滑らせることなく載置するため
凹状部58Aを設けた突条58…が、その長手方向を洗
い場3側に向く方向に向けて隆起する石けん置き部59
が形成される。
かつ上面に、石けん等を滑らせることなく載置するため
凹状部58Aを設けた突条58…が、その長手方向を洗
い場3側に向く方向に向けて隆起する石けん置き部59
が形成される。
【0051】又前記基体67は、前記支持面13、13
上に両端が載置されたとき前記背面15に沿って垂下す
る背片60を具える。
上に両端が載置されたとき前記背面15に沿って垂下す
る背片60を具える。
【0052】従って、棚状体11は前記突部47、47
によって凹部19上部に着脱自在にかつ確実に安定性よ
く配しうるとともに、前記石けん置き部59をなす突条
58…上に石けん、その他、洗顔フォーム等の種々の小
物を安定して載置でき、しかも排水可能な前記傾斜底部
57によって水切りを確実に出来る他、容易に取外しで
き、汚れ等の清掃を便宜とする。
によって凹部19上部に着脱自在にかつ確実に安定性よ
く配しうるとともに、前記石けん置き部59をなす突条
58…上に石けん、その他、洗顔フォーム等の種々の小
物を安定して載置でき、しかも排水可能な前記傾斜底部
57によって水切りを確実に出来る他、容易に取外しで
き、汚れ等の清掃を便宜とする。
【0053】又前記台部25に設けた凹部19に棚状体
11を一体感を持たせて外観の見映えよく配設しうると
ともに、前記背片60により棚状体11の安定性をより
一層向上しうる。
11を一体感を持たせて外観の見映えよく配設しうると
ともに、前記背片60により棚状体11の安定性をより
一層向上しうる。
【0054】なお棚状体11下方の凹部19の空間は、
前記底面17上にシャンプー容器等を載置するための収
納場所として有効に利用できる。
前記底面17上にシャンプー容器等を載置するための収
納場所として有効に利用できる。
【0055】図12、図13に着座部の他の例を示す。
本例において着座部7は、旋回可能な回動板12の上面
12Aによって形成される。回動板12は、前記台状部
8の上面に凹設した平面円形の嵌入部42に回動自在か
つ上面12Aを台状部8の上面よりも高位置しかも前記
浴槽6の上端と同高にして嵌入される円形状をなし、本
実施例では、合成樹脂の成型品からなる表面材44の内
部に例えば適宜の発泡剤45を充填している。
本例において着座部7は、旋回可能な回動板12の上面
12Aによって形成される。回動板12は、前記台状部
8の上面に凹設した平面円形の嵌入部42に回動自在か
つ上面12Aを台状部8の上面よりも高位置しかも前記
浴槽6の上端と同高にして嵌入される円形状をなし、本
実施例では、合成樹脂の成型品からなる表面材44の内
部に例えば適宜の発泡剤45を充填している。
【0056】又回動板12の下面周縁には、前記嵌入部
42の、フッ素樹脂加工された上面を有する下片42A
の該上面との間の摩擦力を減じるために、小面積で該下
片42Aに接する脚部46が前記表面材44と一体に設
けられている。
42の、フッ素樹脂加工された上面を有する下片42A
の該上面との間の摩擦力を減じるために、小面積で該下
片42Aに接する脚部46が前記表面材44と一体に設
けられている。
【0057】入浴者はこの回動板12の上面12Aに着
座することにより、身体をひねる負担を減じて洗い場3
と浴槽6との間を移動でき、入浴動作を円滑とし、かつ
無理な姿勢をとることなく安全に入浴しうる。
座することにより、身体をひねる負担を減じて洗い場3
と浴槽6との間を移動でき、入浴動作を円滑とし、かつ
無理な姿勢をとることなく安全に入浴しうる。
【0058】又着座部7の近傍に、着座者が把持しうる
手すり14を設けることによって、入浴動作をより一層
安全かつ容易とする。
手すり14を設けることによって、入浴動作をより一層
安全かつ容易とする。
【0059】
【発明の効果】叙上の如く本発明の洗い場用カウンタ
は、洗い場の浴槽壁に設けたカウンタ状の台部に、背面
と一対の側面と底面とからなる周壁を有する上開放の凹
部を形成し、かつ台部の上面の側面との交わり部に、切
欠段状をなしかつ一部が陥没してなる係止部を有する支
持面を設けるとともに、この支持面に両端が載置されか
つ係止部に嵌入する下向きの突部を有ししかも凹部を跨
がる棚状体を配する。従って、例えば凹部の前記背面に
設けたスチームの吹出し口をカバーする棚状体、あるい
は石けん、浴室で用いられる洗顔フォームなどの小物を
置く棚状体を、その突部を係止部に嵌入させて支持面に
両端を載置させることにより、ずれ、落下等の移動を阻
止して、着脱可能かつ安定性よく確実に凹部上端に配設
しうるとともに、前記台部と一体感を持たせて棚状体を
納まりよく配置することが可能となり、外観を向上しう
る。
は、洗い場の浴槽壁に設けたカウンタ状の台部に、背面
と一対の側面と底面とからなる周壁を有する上開放の凹
部を形成し、かつ台部の上面の側面との交わり部に、切
欠段状をなしかつ一部が陥没してなる係止部を有する支
持面を設けるとともに、この支持面に両端が載置されか
つ係止部に嵌入する下向きの突部を有ししかも凹部を跨
がる棚状体を配する。従って、例えば凹部の前記背面に
設けたスチームの吹出し口をカバーする棚状体、あるい
は石けん、浴室で用いられる洗顔フォームなどの小物を
置く棚状体を、その突部を係止部に嵌入させて支持面に
両端を載置させることにより、ずれ、落下等の移動を阻
止して、着脱可能かつ安定性よく確実に凹部上端に配設
しうるとともに、前記台部と一体感を持たせて棚状体を
納まりよく配置することが可能となり、外観を向上しう
る。
【0060】なお前記棚状体を、スチームの吹出し口の
カバーとして形成したときには、スチーム未使用時にお
いてもこの棚状体を見映えよく凹部に配置でき、その保
管場所を不要とするとともに、ズレることなくスチーム
の吹出し口の前方に配されるため、安全性を確保でき
る。
カバーとして形成したときには、スチーム未使用時にお
いてもこの棚状体を見映えよく凹部に配置でき、その保
管場所を不要とするとともに、ズレることなくスチーム
の吹出し口の前方に配されるため、安全性を確保でき
る。
【0061】又前記棚状体を、石けんなどを置くトレイ
として形成したときには、この棚状体の上面、および棚
状体下方の凹部の空間を石けん、シャンプー容器などの
浴室で用いる小物の収納場所として有効に利用しうると
ともに、簡単に取外すことができるため、汚れ等も便宜
に清掃できる。
として形成したときには、この棚状体の上面、および棚
状体下方の凹部の空間を石けん、シャンプー容器などの
浴室で用いる小物の収納場所として有効に利用しうると
ともに、簡単に取外すことができるため、汚れ等も便宜
に清掃できる。
【0062】又請求項2の発明において、棚状体が、洗
い場側の縁部に前記凹部の前記周囲壁に設けたスチーム
の吹出し口と洗い場とを遮る垂下枠を具えるときには、
スチームの吹出し口をカバーするこの垂下枠を容易にか
つ確実に取付けることができ、しかも吹出し口からのス
チームによる火傷等を防止し、安全性をより一層向上し
うるとともに、台部の洗い場に面する立壁との一体感を
前記垂下枠によって得られ、外観の見映えを高めうる。
い場側の縁部に前記凹部の前記周囲壁に設けたスチーム
の吹出し口と洗い場とを遮る垂下枠を具えるときには、
スチームの吹出し口をカバーするこの垂下枠を容易にか
つ確実に取付けることができ、しかも吹出し口からのス
チームによる火傷等を防止し、安全性をより一層向上し
うるとともに、台部の洗い場に面する立壁との一体感を
前記垂下枠によって得られ、外観の見映えを高めうる。
【0063】さらに請求項3の発明において、前記棚状
体が、前記垂下枠に、凹部の前記背面に当接する脚片を
具えるときには、この脚片によってスチームの吹出し口
をカバーする棚状体を更に確実に配置でき、加えられる
力によるずれ、落下等の移動を防止し、安全性を更に向
上しうる。
体が、前記垂下枠に、凹部の前記背面に当接する脚片を
具えるときには、この脚片によってスチームの吹出し口
をカバーする棚状体を更に確実に配置でき、加えられる
力によるずれ、落下等の移動を防止し、安全性を更に向
上しうる。
【0064】又請求項4の発明において、前記棚状体
に、前記背面に沿って垂下する背片を設けたときには、
背面に当接するこの背片によって棚状体のグラつきを防
ぐことができ、該棚状体を安定性よく配置しうる結果、
例えば棚状体上に置かれる石けん、小物などの落下、あ
るいはスチームの吹出し口をカバーする前記垂下枠のグ
ラつきを防止できる。
に、前記背面に沿って垂下する背片を設けたときには、
背面に当接するこの背片によって棚状体のグラつきを防
ぐことができ、該棚状体を安定性よく配置しうる結果、
例えば棚状体上に置かれる石けん、小物などの落下、あ
るいはスチームの吹出し口をカバーする前記垂下枠のグ
ラつきを防止できる。
【0065】さらに請求項5の発明において、前記棚状
体が、洗い場側に向かって下に傾斜し排水可能な傾斜底
部に、複数の突条を隆起させた石けん置き部を形成した
ときには、突条の上面に石けんなどを便宜に載置しうる
とともに、前記傾斜底部によって水切りを確実に出来
る。
体が、洗い場側に向かって下に傾斜し排水可能な傾斜底
部に、複数の突条を隆起させた石けん置き部を形成した
ときには、突条の上面に石けんなどを便宜に載置しうる
とともに、前記傾斜底部によって水切りを確実に出来
る。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】浴槽を例示する平面図である。
【図3】そのX−X線方向断面図である。
【図4】突起を示す断面図である。
【図5】段差面と押面部とを示す部分斜視図である。
【図6】図2のY−Y線断面図である。
【図7】押面部を示す部分斜視図である。
【図8】棚状体の取付状態を示す部分斜視図である。
【図9】その分解斜視図である。
【図10】棚状体の他の実施例を示す斜視図である。
【図11】その部分分解斜視図である。
【図12】着座部の他の例を示す斜視図である。
【図13】回動板を例示する断面図である。
【図14】着座部の作用を示す斜視図である。
3 洗い場 11 棚状体 13 支持面 13A 係止部 15 背面 16 側面 17 底面 18 周壁 19 凹部 21 浴室壁 25 台部 47 突部 48 垂下枠 49 脚片 57 傾斜底部 58 突条 59 石けん置き部 60 背片 O スチームの吹出し口
Claims (5)
- 【請求項1】洗い場の浴室壁に設けたカウンタ状の台部
に、その上面を凹ませ前記浴室壁と略平行な背面と、そ
の両端から洗い場にのびる側面と、背面、側面下端の底
面とからなる周壁を有する凹部を形成するとともに、前
記上面と側面との交わり部に、この交わり部に沿っての
びる切欠段状をなしかつ一部が陥没してなる係止部を有
する支持面を設けるとともに、前記支持面に両端が載置
されかつ係止部に嵌入する下向きの突部を有しかつ凹部
を跨がる棚状体を配してなる洗い場用カウンタ。 - 【請求項2】前記棚状体は、洗い場側の縁部に、前記凹
部の前記周壁に設けたスチームの吹出し口と洗い場とを
遮る垂下枠を具えることを特徴とする請求項1記載の洗
い場用カウンタ。 - 【請求項3】前記棚板状は、前記垂下枠に、凹部の前記
背面に当接する脚片を具えることを特徴とする請求項2
記載の洗い場用カウンタ。 - 【請求項4】前記棚状体は、前記背面に沿って垂下する
背片を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗い場用
カウンタ。 - 【請求項5】前記棚状体は、洗い場側に向かって下に傾
斜し排水可能な傾斜底部に、複数の突条を隆起させた石
けん置き部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
洗い場用カウンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194792A JP2641845B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 洗い場用カウンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194792A JP2641845B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 洗い場用カウンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0833587A JPH0833587A (ja) | 1996-02-06 |
JP2641845B2 true JP2641845B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=16330342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6194792A Expired - Lifetime JP2641845B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 洗い場用カウンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641845B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618790U (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-20 | カルソニックカンセイ株式会社 | 熱交換器 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6194792A patent/JP2641845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0833587A (ja) | 1996-02-06 |
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