JP2641509B2 - 故障辞書作成方式 - Google Patents
故障辞書作成方式Info
- Publication number
- JP2641509B2 JP2641509B2 JP63159182A JP15918288A JP2641509B2 JP 2641509 B2 JP2641509 B2 JP 2641509B2 JP 63159182 A JP63159182 A JP 63159182A JP 15918288 A JP15918288 A JP 15918288A JP 2641509 B2 JP2641509 B2 JP 2641509B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fault
- failure
- detection circuit
- point
- assumption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報処理装置を診断する際の故障辞書作成
方式に関し、特に、動作中に発生する故障に対する指摘
交換単位の故障的中精度を向上する故障辞書作成方式に
関する。
方式に関し、特に、動作中に発生する故障に対する指摘
交換単位の故障的中精度を向上する故障辞書作成方式に
関する。
従来の情報処理装置では、障害が発生した場合、予め
作成された辞書を参照することにより、点灯した障害検
出回路の指摘守備範囲中に含まれる全ての交換可能単位
を抽出し、それらの中に故障が含まれるものと仮定して
修復処理を行なっていた。
作成された辞書を参照することにより、点灯した障害検
出回路の指摘守備範囲中に含まれる全ての交換可能単位
を抽出し、それらの中に故障が含まれるものと仮定して
修復処理を行なっていた。
この場合、次に示す2通りの保守形態(イ)、(ロ)
がある。
がある。
(イ)最初の障害コールで障害検出回路が指摘する全て
の交換可能単位を一度で交換する保守形態。
の交換可能単位を一度で交換する保守形態。
(ロ)最初の障害コールでは、最も疑わしい交換単位1
枚のみを交換し、2回目の障害コールでは、次に疑わし
い交換単位1枚を交換し、以降の障害コールで順次、疑
わしい交換単位1枚ずつ交換していく保守形態。
枚のみを交換し、2回目の障害コールでは、次に疑わし
い交換単位1枚を交換し、以降の障害コールで順次、疑
わしい交換単位1枚ずつ交換していく保守形態。
この(ロ)の保守形態では、障害検出回路の守備範囲
抽出時に、その障害検出回路点灯の原因となる故障を漏
れなく含んだとしても、故障辞書を参照する利用者の経
験的知識による判断に頼らざるを得ない。なお、今後は
部品の高集積化に伴う高価な交換単位の出現により、
(ロ)のような保守形態の増加が予想されるため、障害
検出回路が指摘する交換可能単位に対し、精度の良い重
み付けを行うことが必要である。
抽出時に、その障害検出回路点灯の原因となる故障を漏
れなく含んだとしても、故障辞書を参照する利用者の経
験的知識による判断に頼らざるを得ない。なお、今後は
部品の高集積化に伴う高価な交換単位の出現により、
(ロ)のような保守形態の増加が予想されるため、障害
検出回路が指摘する交換可能単位に対し、精度の良い重
み付けを行うことが必要である。
例えば特開昭62−34247号公報に記載されている方法
では、障害検出回路に対応した交換機能単位を抽出し、
その交換単位毎に交換単位を構成する部品の故障率の総
和を計算することにより、障害検出回路に対応した交換
単位毎の全故障率を比較して優先順位を付加していた。
なお、この優先順位は故障率の高い交換単位ほど高く設
定されている。
では、障害検出回路に対応した交換機能単位を抽出し、
その交換単位毎に交換単位を構成する部品の故障率の総
和を計算することにより、障害検出回路に対応した交換
単位毎の全故障率を比較して優先順位を付加していた。
なお、この優先順位は故障率の高い交換単位ほど高く設
定されている。
これにより、障害修復処理時、障害検出回路を点灯さ
せる原因となった故障を含む交換単位を交換しようとし
ている。
せる原因となった故障を含む交換単位を交換しようとし
ている。
上記従来技術では、障害検出回路が指摘する交換可能
単位を構成する部品に発生する故障の影響が、その障害
検出回路へ伝搬する確率については配慮がなされていな
い。つまり、障害発生箇所と障害検出箇所との距離的関
係についての配慮がなされていない。なお、一般には障
害検出回路に近いほど、障害発生箇所としての疑いが濃
い。
単位を構成する部品に発生する故障の影響が、その障害
検出回路へ伝搬する確率については配慮がなされていな
い。つまり、障害発生箇所と障害検出箇所との距離的関
係についての配慮がなされていない。なお、一般には障
害検出回路に近いほど、障害発生箇所としての疑いが濃
い。
このため、障害検出回路の指摘交換可能単位に対し、
その障害検出回路を点灯させる原因となり得る故障を含
む可能性の順位を付加していないという問題があった。
その障害検出回路を点灯させる原因となり得る故障を含
む可能性の順位を付加していないという問題があった。
本発明の目的は、このような問題点を改善し、障害検
出回路を点灯させる原因となり得ない故障群を極力低く
評価し、障害検出回路を点灯させる可能性が高い故障群
を多く含む交換可能単位を優先することにより、故障的
中精度を向上する故障辞書作成方法を提供することにあ
る。
出回路を点灯させる原因となり得ない故障群を極力低く
評価し、障害検出回路を点灯させる可能性が高い故障群
を多く含む交換可能単位を優先することにより、故障的
中精度を向上する故障辞書作成方法を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本発明の故障辞書作成方法
は、情報処理装置の動作中に発生した障害を検出するた
め、装置内に組み込まれた障害検出回路に対応し、その
障害検出回路を点灯させる原因となった故障を含む交換
可能単位を指摘する対応表を含む故障辞書を作成する故
障辞書作成方式において、情報処理装置の論理情報を入
力とし、予め情報処理装置内に故障点を仮定する手段
(故障点仮定処理)と、指定された回路からトレースを
開始し、故障発生点から障害検出回路に到る距離が増加
するにつれて、故障の影響が障害検出に伝搬する確率が
減衰することを利用して、障害検出回路からその障害検
出回路対応の故障仮定点に到る伝搬確率を計算する手段
(守備範囲抽出処理)と、その伝搬確率を基にして故障
仮定点に重み付けし、各障害検出回路対応の交換可能単
位毎に重み付けされた故障仮定点の総和を計算する手段
(守備範囲抽出処理)と、障害検出回路対応の交換可能
単位毎に故障仮定点の総和を比較することにより、障害
検出回路対応の各交換可能単位の交換優先順位を判別す
る手段(守備範囲抽出処理)と、交換優先順位を障害検
出回路毎に表示する手段(入出力装置)とを備え、情報
処理装置の論理情報を入力とし、予め情報処理装置内に
故障点を仮定して、指定された障害検出回路からトレー
スを開始し、その障害検出回路から、その障害検出回路
対応の故障仮定点に到る伝搬確率を計算して、その伝搬
確率を基に、故障仮定点に重み付けし、障害検出回路対
応の交換可能単位毎に重み付けされた故障仮定点の総和
を計算して、交換可能単位毎に故障仮定点の総和を比較
し、各交換可能単位の交換優先順位を判別して、交換優
先順位を障害検出回路毎に表示することに特徴がある。
は、情報処理装置の動作中に発生した障害を検出するた
め、装置内に組み込まれた障害検出回路に対応し、その
障害検出回路を点灯させる原因となった故障を含む交換
可能単位を指摘する対応表を含む故障辞書を作成する故
障辞書作成方式において、情報処理装置の論理情報を入
力とし、予め情報処理装置内に故障点を仮定する手段
(故障点仮定処理)と、指定された回路からトレースを
開始し、故障発生点から障害検出回路に到る距離が増加
するにつれて、故障の影響が障害検出に伝搬する確率が
減衰することを利用して、障害検出回路からその障害検
出回路対応の故障仮定点に到る伝搬確率を計算する手段
(守備範囲抽出処理)と、その伝搬確率を基にして故障
仮定点に重み付けし、各障害検出回路対応の交換可能単
位毎に重み付けされた故障仮定点の総和を計算する手段
(守備範囲抽出処理)と、障害検出回路対応の交換可能
単位毎に故障仮定点の総和を比較することにより、障害
検出回路対応の各交換可能単位の交換優先順位を判別す
る手段(守備範囲抽出処理)と、交換優先順位を障害検
出回路毎に表示する手段(入出力装置)とを備え、情報
処理装置の論理情報を入力とし、予め情報処理装置内に
故障点を仮定して、指定された障害検出回路からトレー
スを開始し、その障害検出回路から、その障害検出回路
対応の故障仮定点に到る伝搬確率を計算して、その伝搬
確率を基に、故障仮定点に重み付けし、障害検出回路対
応の交換可能単位毎に重み付けされた故障仮定点の総和
を計算して、交換可能単位毎に故障仮定点の総和を比較
し、各交換可能単位の交換優先順位を判別して、交換優
先順位を障害検出回路毎に表示することに特徴がある。
本発明においては、情報処理装置内の特定の素子を故
障点と仮定するための制御情報により、故障点仮定処理
を行う。
障点と仮定するための制御情報により、故障点仮定処理
を行う。
さらに守備範囲抽出処理では、仮定した各故障点か
ら、それらの故障点を守備範囲とする障害検出回路に到
るゲート段数やラッチ段数等の距離の値を要素として、
故障伝搬確率を計算し、この故障伝搬確率を基にして、
各故障仮定点に対する重み付けを行う。
ら、それらの故障点を守備範囲とする障害検出回路に到
るゲート段数やラッチ段数等の距離の値を要素として、
故障伝搬確率を計算し、この故障伝搬確率を基にして、
各故障仮定点に対する重み付けを行う。
これにより、障害検出時、指摘する交換単位に対して
適切な優先順位を示し、障害部位指摘精度を向上する。
適切な優先順位を示し、障害部位指摘精度を向上する。
以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明す
る。
る。
まず、予め仮定した故障点の故障伝搬確率、および故
障伝搬確率を利用した優先順位について述べる。
障伝搬確率を利用した優先順位について述べる。
第2図は、本発明の一実施例における障害検出回路の
守備範囲と交換単位との関係を示す回路モデル図、第3
図は本発明の一実施例における故障点の伝搬確率を示す
説明図である。
守備範囲と交換単位との関係を示す回路モデル図、第3
図は本発明の一実施例における故障点の伝搬確率を示す
説明図である。
例えば第2図のように、守備範囲411を有する障害検
出回路410を回路モデルとすると、斜線で示す交換単位F
RU1の拡大図は第3図に示される。
出回路410を回路モデルとすると、斜線で示す交換単位F
RU1の拡大図は第3図に示される。
この場合、情報処理装置内に予め仮定された故障点1
〜nは、障害検出回路410の検出対象である。また、故
障点iの故障が故障検出回路410へ伝搬し、その障害検
出回路410を点灯させる確率(伝搬確率)をPiとする
と、故障点1はP1、故障点2はP2、…、故障点nはPnと
いう値の重みが各故障点に付加される。
〜nは、障害検出回路410の検出対象である。また、故
障点iの故障が故障検出回路410へ伝搬し、その障害検
出回路410を点灯させる確率(伝搬確率)をPiとする
と、故障点1はP1、故障点2はP2、…、故障点nはPnと
いう値の重みが各故障点に付加される。
このようにして重み付けされた各故障点の総和を障害
検出回路指摘の交換単位毎に計算する。第2図における
斜線部は第3図と一致しているため、障害検出回路410
の指摘交換単位FUR1の故障点の総和は、P1+P2+…+Pi
+Pnである。同様にして、他の指摘交換単位FUR2〜FUR4
の分布数(重み付けされた故障点の交換単位毎の総和)
も求めることができる。
検出回路指摘の交換単位毎に計算する。第2図における
斜線部は第3図と一致しているため、障害検出回路410
の指摘交換単位FUR1の故障点の総和は、P1+P2+…+Pi
+Pnである。同様にして、他の指摘交換単位FUR2〜FUR4
の分布数(重み付けされた故障点の交換単位毎の総和)
も求めることができる。
また、障害検出回路410の守備可能な範囲は第2図に
示すように限定されるため、その守備範囲内の各交換単
位の分布数を比較することにより、分布数を多く有する
交換単位が障害検出回路410を点灯させる原因となる故
障を含む可能性が高いとわかる。
示すように限定されるため、その守備範囲内の各交換単
位の分布数を比較することにより、分布数を多く有する
交換単位が障害検出回路410を点灯させる原因となる故
障を含む可能性が高いとわかる。
このように、障害検出回路410を点灯させる原因とな
る故障を含む可能性が高い順に、指摘交換単位に優先順
位を付加する。
る故障を含む可能性が高い順に、指摘交換単位に優先順
位を付加する。
次に、具体的な構成例について述べる。
第1図は、本発明の一実施例における故障辞書作成方
式の入力情報および処理手順を示す説明図、第4図は本
発明の一実施例における故障辞書作成システムの構成図
である。
式の入力情報および処理手順を示す説明図、第4図は本
発明の一実施例における故障辞書作成システムの構成図
である。
本実施例の故障辞書作成システムは、第4図のよう
に、サービスプロセッサ(SVP)41、故障辞書ファイル4
2、CPU43、入出力装置44、およびメインメモリ(MM)45
を備える。
に、サービスプロセッサ(SVP)41、故障辞書ファイル4
2、CPU43、入出力装置44、およびメインメモリ(MM)45
を備える。
このSVP41は、CPU43およびMM45内で故障が検出される
と、故障辞書ファイル42を参照し、指示された範囲内
で、交換優先順位の高いLSIから順に入出力装置44に表
示する。これにより、保守者は装置の保守を行う。
と、故障辞書ファイル42を参照し、指示された範囲内
で、交換優先順位の高いLSIから順に入出力装置44に表
示する。これにより、保守者は装置の保守を行う。
また、故障辞書ファイル42は、磁気ディスク等から構
成されて、論理情報等によって予め(障害発生以前)作
成され、障害検出回路の指示範囲内におけるLSIの交換
順位を記憶する。
成されて、論理情報等によって予め(障害発生以前)作
成され、障害検出回路の指示範囲内におけるLSIの交換
順位を記憶する。
また、CPU43は、CPU43やMM45を構成するLSIのそれぞ
れについて、あるいは複数のLSIの組み合わせ毎に、故
障を検出するための障害検出回路を備える。
れについて、あるいは複数のLSIの組み合わせ毎に、故
障を検出するための障害検出回路を備える。
また、入出力装置44は、磁気ディスク、磁気テープ、
プリンタ等から構成される。
プリンタ等から構成される。
また、本実施例における機能構成は第1図のように示
され、SVP41の故障辞書処理手順1には、故障点仮定処
理100および守備範囲抽出処理200を備える。また入力情
報としては、制御情報10および設計情報20を有する。つ
まり、従来の方式と比較すると、制御情報10および故障
点仮定処理100が追加されている。
され、SVP41の故障辞書処理手順1には、故障点仮定処
理100および守備範囲抽出処理200を備える。また入力情
報としては、制御情報10および設計情報20を有する。つ
まり、従来の方式と比較すると、制御情報10および故障
点仮定処理100が追加されている。
この制御情報10は、特定の素子を故障点と仮定したい
場合、その素子の情報を制御するために用いる。これに
より、故障点と仮定された素子の情報を故障点仮定処理
100で設計情報内に取り入れる。
場合、その素子の情報を制御するために用いる。これに
より、故障点と仮定された素子の情報を故障点仮定処理
100で設計情報内に取り入れる。
第5図は、本発明の一実施例における守備範囲抽出処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
本実施例では、まず障害検出回路より後方トレースを
開始し(5001)、当該素子は守備範囲の限界点か否かを
チェックする(5002)。
開始し(5001)、当該素子は守備範囲の限界点か否かを
チェックする(5002)。
その結果、当該素子が障害検出回路の守備範囲の限界
点である場合、つまり入力端子あるいは予め定めた停止
点等に到達した場合には、ステップ5007に進む。
点である場合、つまり入力端子あるいは予め定めた停止
点等に到達した場合には、ステップ5007に進む。
また、守備範囲の限界点でなければ、さらに故障仮定
点か否かをチェックする(5003)。
点か否かをチェックする(5003)。
その結果、故障仮定点でなければ、着目素子のソース
素子を順次、取り出して(5006)、ステップ5007に進
む。
素子を順次、取り出して(5006)、ステップ5007に進
む。
また、当該素子が予め仮定された故障点である場合に
は、障害検出回路から当該素子までの距離を利用して伝
搬確率を求め(5004)、その故障点を伝搬確率で重み付
けして、その故障点を含む交換単位の分布数に追加する
(5005)。
は、障害検出回路から当該素子までの距離を利用して伝
搬確率を求め(5004)、その故障点を伝搬確率で重み付
けして、その故障点を含む交換単位の分布数に追加する
(5005)。
こうして、全てのトレースを終了した時点で(500
7)、トレース中に抽出した交換単位と、その優先順位
とを故障辞書に登録する(5008)。
7)、トレース中に抽出した交換単位と、その優先順位
とを故障辞書に登録する(5008)。
これらの処理を全ての障害検出回路について繰り返す
ことにより、故障辞書を完成する。
ことにより、故障辞書を完成する。
第6図は、本発明の一実施例における故障辞書の説明
図である。
図である。
本実施例における故障辞書の構成については、障害検
出回路1の守備範囲は交換単位A〜Cを含み、交換単位
Xの分布数(重み付けされた故障点の総和)はF(X)
で示される。これにより、交換単位A〜Cの分布数は、
それぞれ次式で示す順に大きくなる。
出回路1の守備範囲は交換単位A〜Cを含み、交換単位
Xの分布数(重み付けされた故障点の総和)はF(X)
で示される。これにより、交換単位A〜Cの分布数は、
それぞれ次式で示す順に大きくなる。
F(A)>F(B)>F(C) こうして、第6図に示す優先順位が得られる。
次に、本実施例の故障辞去作成方式によって作成され
た故障辞書の効果について述べる。
た故障辞書の効果について述べる。
第7図は、本発明の一実施例における障害検出回路と
対象守備範囲内の故障点との関係を示す説明図、第8図
は本発明の一実施例における故障辞書例図、第9図は従
来の故障辞書作成方式により作成された故障辞書例図で
ある。
対象守備範囲内の故障点との関係を示す説明図、第8図
は本発明の一実施例における故障辞書例図、第9図は従
来の故障辞書作成方式により作成された故障辞書例図で
ある。
例えば第7図のように、障害検出回路(CHK1)21の守
備範囲22に含まれる交換単位がFRU10〜FRU14であり、守
備範囲22中の故障点601〜608の故障率は一定値g、交換
単位FRU14内の故障点608から障害検出回路21への伝搬率
をfとする。また、各故障点の伝搬確率は障害検出回路
21を基準として、ゲートやラッチ等の素子の段階が1段
増す毎に10分の1になるものとする。
備範囲22に含まれる交換単位がFRU10〜FRU14であり、守
備範囲22中の故障点601〜608の故障率は一定値g、交換
単位FRU14内の故障点608から障害検出回路21への伝搬率
をfとする。また、各故障点の伝搬確率は障害検出回路
21を基準として、ゲートやラッチ等の素子の段階が1段
増す毎に10分の1になるものとする。
この場合、各故障点601〜608の伝搬確率をP601 〜P608
とすると、それぞれの伝搬確率は次式で表わされる。
とすると、それぞれの伝搬確率は次式で表わされる。
P601=f*0.01 P602=f*0.001 P603=f*0.01 P604=f*0.01 P605=f*0.1 P606=f*0.1 P607=f*0.1 P608=f*1 さらに、各交換単位毎の分布数を、それぞれF(FRU
10)、F(FRU11)、F(FRU12)、F(FRU13)、およ
びF(FRU14)とすると、各分布数は次式で表わされ
る。
10)、F(FRU11)、F(FRU12)、F(FRU13)、およ
びF(FRU14)とすると、各分布数は次式で表わされ
る。
F(FRU10)=P601+P602+P603 =0.021f F(FRU11)=P604 =0.01f F(FRU12)=P605 =0.1f F(FRU13)=P606+P607 =0.2f F(FRU14)=P608 =f これにより、本実施例では、第8図に示すような故障
辞書が作成され、故障する確率が高い場合でも、その影
響を障害検出回路に伝搬する可能性が低い交換単位FRU
10は優先順位が下位となるため、障害検出回路を点灯さ
せる原因とばる故障の的入精度を向上することができ
る。
辞書が作成され、故障する確率が高い場合でも、その影
響を障害検出回路に伝搬する可能性が低い交換単位FRU
10は優先順位が下位となるため、障害検出回路を点灯さ
せる原因とばる故障の的入精度を向上することができ
る。
なお従来方式では、このような場合、各交換単位毎の
一定値gの総和を故障率として、第9図に示すような故
障辞書が作成されていた。
一定値gの総和を故障率として、第9図に示すような故
障辞書が作成されていた。
本発明によれば、障害検出回路が指摘する交換可能単
位内において、障害検出回路まで伝搬することが困難な
故障群、つまり故障が発生しても、その影響が障害検出
回路で障害検出される可能性が低い故障群に対し、低い
評価を与えることにより、本来の交換単位のもつ障害検
出回路での障害検出の原因となる故障を含む可能性に対
して、優先順位を付加させることができる。
位内において、障害検出回路まで伝搬することが困難な
故障群、つまり故障が発生しても、その影響が障害検出
回路で障害検出される可能性が低い故障群に対し、低い
評価を与えることにより、本来の交換単位のもつ障害検
出回路での障害検出の原因となる故障を含む可能性に対
して、優先順位を付加させることができる。
これにより、故障的中精度が故障辞書を作成すること
ができ、障害発生時の修復コストの低減、修復時間の短
縮に寄与できる。
ができ、障害発生時の修復コストの低減、修復時間の短
縮に寄与できる。
第1図は本発明の一実施例における故障辞書作成方式の
入力情報および処理手順を示す説明図、第2図は本発明
の一実施例における障害検出回路の守備範囲と交換単位
との関係を示す回路モデル図、第3図は本発明の一実施
例における故障点の伝搬確率を示す説明図、第4図は本
発明の一実施例における故障辞書作成システムの構成
図、第5図は本発明の一実施例における守備範囲抽出処
理を示すフローチャート、第6図は本発明の一実施例に
おける故障辞書の説明図、第7図は本発明の一実施例に
おける障害検出回路と対象守備範囲内の故障点との関係
を示す説明図、第8図は本発明の一実施例における故障
辞書例図、第9図は従来の故障辞書作成方式により作成
された故障辞書例図である。 10:制御情報,11:故障辞書作成手順,20:設計情報,21:障
害検出回路(CHK1),22,411:守備範囲,41:サービスプロ
セッサ(SVP),42:故障辞書フィイル,43:CPU,44:入出力
装置,45:メインメモリ(MM),100:故障点仮定処理,200:
守備範囲抽出処理,410:障害検出回路(CHK),601〜608:
故障点,FRU1〜FRU4,FRU10〜FRU15:交換単位。
入力情報および処理手順を示す説明図、第2図は本発明
の一実施例における障害検出回路の守備範囲と交換単位
との関係を示す回路モデル図、第3図は本発明の一実施
例における故障点の伝搬確率を示す説明図、第4図は本
発明の一実施例における故障辞書作成システムの構成
図、第5図は本発明の一実施例における守備範囲抽出処
理を示すフローチャート、第6図は本発明の一実施例に
おける故障辞書の説明図、第7図は本発明の一実施例に
おける障害検出回路と対象守備範囲内の故障点との関係
を示す説明図、第8図は本発明の一実施例における故障
辞書例図、第9図は従来の故障辞書作成方式により作成
された故障辞書例図である。 10:制御情報,11:故障辞書作成手順,20:設計情報,21:障
害検出回路(CHK1),22,411:守備範囲,41:サービスプロ
セッサ(SVP),42:故障辞書フィイル,43:CPU,44:入出力
装置,45:メインメモリ(MM),100:故障点仮定処理,200:
守備範囲抽出処理,410:障害検出回路(CHK),601〜608:
故障点,FRU1〜FRU4,FRU10〜FRU15:交換単位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 隆 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番2号 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 西根 裕久 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所神奈川工場内 (72)発明者 金子 守 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番2号 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 林 義明 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番2号 日立電子サービス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−10244(JP,A) 特開 昭49−66042(JP,A) 特開 昭62−34247(JP,A) 特開 昭61−18011(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】情報処理装置の動作中に発生した障害を検
出するため、該装置内に組み込まれた障害検出回路に対
応し、該障害検出回路を点灯させる原因となった故障を
含む交換可能単位を指摘する対応表を含む故障辞書を作
成する故障辞書作成方式において、上記情報処理装置の
論理情報を入力とし、予め該装置内に故障点を仮定する
手段と、指定された障害検出回路からトレースを開始
し、故障発生点から該障害検出回路に到る距離が増加す
るにつれて、故障の影響が障害検出に伝搬する確率が減
衰することを利用して、該障害検出回路から該障害検出
回路対応の故障仮定点に到る伝搬確率を計算する手段
と、該伝搬確率を基にして故障仮定点に重み付けし、該
故障検出回路対応の交換可能単位毎に重み付けされた故
障仮定点の総和を計算する手段と、該障害検出回路対応
の交換可能単位毎に故障仮定点の総和を比較することに
より、該障害検出回路対応の各交換可能単位の交換優先
順位を判別する手段と、該交換優先順位を障害検出回路
毎に表示する手段とを備え、情報処理装置の論理情報を
入力とし、予め情報処理装置内に故障点を仮定して、指
定された障害検出回路からトレースを開始し、該障害検
出回路から該障害検出回路対応の故障仮定点に到る伝搬
確率を計算して、該伝搬確率を基に、該故障仮定点に重
み付けし、該障害検出回路対応の交換可能単位毎に重み
付けされた故障仮定点の総和を計算して、該交換可能単
位毎に故障仮定点の総和を比較し、各該交換可能単位の
交換優先順位を判別して、該交換優先順位を障害検出回
路毎に表示することを特徴とする故障辞書作成方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63159182A JP2641509B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 故障辞書作成方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63159182A JP2641509B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 故障辞書作成方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210440A JPH0210440A (ja) | 1990-01-16 |
JP2641509B2 true JP2641509B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=15688100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63159182A Expired - Lifetime JP2641509B2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 故障辞書作成方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641509B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69732311T2 (de) | 1996-11-27 | 2006-01-05 | Yamaha Corp., Hamamatsu | Verfahren zur Erzeugung von Musiktönen |
JP2008191908A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Fujitsu Ltd | ディスクアレイ保守システム,ディスクアレイ装置,保守コンピュータ,部品保守交換方法および部品保守交換用プログラム |
JP7296351B2 (ja) | 2020-10-02 | 2023-06-22 | 日本碍子株式会社 | セラミックヒータ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2244598B2 (de) * | 1972-09-12 | 1975-12-18 | Ibm Deutschland Gmbh, 7000 Stuttgart | Verfahren zur Gewinnung und Auswertung von Fehleranalysedaten auf der Basis von in einem System austauschbaren, justierbaren oder reparierbaren Einheiten |
JPS6234247A (ja) * | 1985-08-08 | 1987-02-14 | Nec Corp | 障害ハ−ドウエア指摘テ−ブル生成方式 |
JPS6310244A (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-16 | Hitachi Ltd | 故障辞書作成方法 |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP63159182A patent/JP2641509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210440A (ja) | 1990-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111144941A (zh) | 商户评分的生成方法、装置、设备及可读存储介质 | |
CN113504935A (zh) | 软件开发质量评估方法、装置、电子设备及可读存储介质 | |
CN114971016A (zh) | 一种变压器故障的智能监控方法 | |
CN112256593B (zh) | 一种程序处理方法、装置、计算机设备和可读存储介质 | |
JP2641509B2 (ja) | 故障辞書作成方式 | |
CN115098292A (zh) | 应用程序崩溃根原因识别方法、装置及电子设备 | |
CN113157583B (zh) | 一种测试方法、装置及设备 | |
Sousa et al. | Analysis of coupling evolution on open source systems | |
US6253355B1 (en) | Method for fast estimation of step response bound due to capacitance coupling for RC circuits | |
CN112084092B (zh) | 一种诊断规则的确定方法、装置、设备及存储介质 | |
CN115617564A (zh) | 针对内核异常的处理方法、装置、电子设备及存储介质 | |
CN112162528A (zh) | 一种数控机床的故障诊断方法、装置、设备和存储介质 | |
CN115328812B (zh) | 基于网络爬虫的ui界面测试方法、装置、设备及介质 | |
Bandeira et al. | An extensive soft error reliability analysis of a real autonomous vehicle software stack | |
CN116976858B (zh) | 一种电器柜智能化运维管理方法、系统及电子设备 | |
RU211798U1 (ru) | Устройство для оценки вероятности формирования сигнала в информационно-управляющих системах в результате ложного срабатывания средств | |
CN114844778B (zh) | 核心网的异常检测方法、装置、电子设备及可读存储介质 | |
JPH07121576A (ja) | 故障シミュレーション装置 | |
CN118503141B (zh) | 测试用例生成方法、装置、设备及介质 | |
Hukerikar et al. | Optimizing Large-Scale Fault Injection Experiments through Martingale Hypothesis: A Systematic Approach for Reliability Assessment of Safety-Critical Systems | |
CN115048315A (zh) | 自动驾驶仿真测试结果的分析方法、装置和电子设备 | |
CN118153933A (zh) | 一种业务行为偏离检测方法、装置、电子设备及存储介质 | |
CN117370195A (zh) | 测试案例执行质量评估方法、装置、服务器及介质 | |
CN114185777A (zh) | 基于场景链的测试方法、装置、设备及介质 | |
CN115221935A (zh) | 故障诊断方法、装置、电子设备以及存储介质 |