JP2640061B2 - 木質繊維素材料の高密度化方法 - Google Patents

木質繊維素材料の高密度化方法

Info

Publication number
JP2640061B2
JP2640061B2 JP7282592A JP7282592A JP2640061B2 JP 2640061 B2 JP2640061 B2 JP 2640061B2 JP 7282592 A JP7282592 A JP 7282592A JP 7282592 A JP7282592 A JP 7282592A JP 2640061 B2 JP2640061 B2 JP 2640061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maltodextrin
fiber material
wood
crosslinking agent
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7282592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05124011A (ja
Inventor
フラニック ロバート
アンダーソン キャスリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAA MAJESUTEI ZA KUIIN IN RAITO OBU NYUUJIIRANDO
Original Assignee
HAA MAJESUTEI ZA KUIIN IN RAITO OBU NYUUJIIRANDO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAA MAJESUTEI ZA KUIIN IN RAITO OBU NYUUJIIRANDO filed Critical HAA MAJESUTEI ZA KUIIN IN RAITO OBU NYUUJIIRANDO
Publication of JPH05124011A publication Critical patent/JPH05124011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2640061B2 publication Critical patent/JP2640061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/02Processes; Apparatus
    • B27K3/15Impregnating involving polymerisation including use of polymer-containing impregnating agents
    • B27K3/156Combined with grafting onto wood fibres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K5/00Treating of wood not provided for in groups B27K1/00, B27K3/00
    • B27K5/06Softening or hardening of wood
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L97/00Compositions of lignin-containing materials
    • C08L97/02Lignocellulosic material, e.g. wood, straw or bagasse

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木材などの木質繊維素材
料(lignocellulosic materia
l)を高密度化(densification)して複
合材料を形成する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】木材などの多孔性細胞質即ち木質繊維素
材料(lignocellulosic materi
al)は化学薬品処理され、その薬品の重合より材料の
空隙を塞ぎ、或いは細胞壁の生体高分子と反応して、こ
れにより材料の密度を増大させ、その結果硬さを増大さ
せる。
【0003】この処理方法としてよく知られているもの
としてまず挙げられるのは、スチレン、メチルメタクリ
レート、ジエチルフタレートやビニル基を有する他のモ
ノマー化合物と、適当な重合触媒とで一緒に木材を処理
する方法である。処理された木材は次に加熱、或いは放
射線照射(例えば60Coのγ線を使用)によって重合
を開始し、木材の細胞構造の空隙を充填するポリマーを
形成する。こうして得られる木材複合材料は、天然の密
で硬い木材の殆どと比べても、より優れた硬さを持って
いる。
【0004】同じように、木材をフェノール−ホルムア
ミド樹脂のような反応性化学薬品で処理することもでき
る。フェノール−ホルムアミド樹脂は加熱により縮重合
して硬く濃い色のポリマーを形成するものであり、木材
の細胞空隙を充填するだけでなく木材の細胞壁生体高分
子と反応して、高密度で硬い(但し通常は濃い色が付
く)複合材料を作り出す。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、木材などの木質繊維素
材料を高密度化する方法の改良、或いは少なくとも変法
を提供することにある。
【0006】
【発明の構成】従って、本発明を広くいうならば、木質
繊維素材料(lignocellulosic mat
erial)を、α−1.4結合したα−D−グルコー
スより誘導されたポリサッカライドであってデキストロ
ース当量が゛約10から30で あるマルトデキストリン
と、架橋剤とで含浸処理し、このマルトデキストリンと
架橋剤とを架橋或いは養生(すなわち含浸前に部分的に
架橋している場合には、さらに架橋を進行)させて、架
橋生成物を実質的に不溶化させて複合材料を形成するこ
とを特徴とする木質繊維素材料の高密度化方法、という
ことができる。
【0007】マルトデキストリンの木質繊維素材料への
含浸は、例えば、少なくとも一つのヒドロキシ基または
アルキル化ヒドロキシ基を有する架橋剤とともに行なわ
れる。或いは、マルトデキストリンを木質材料に含侵
る前に、このマルトデキストリンを少なくとも一つのヒ
ドロキシ基またはアルキル化ヒドロキシ基を有する架橋
剤と予め反応処理して、マルトデキストリンと架橋剤と
を部分的に架橋しておいてもよい。
【0008】本発明は又、本発明の方法によって製造さ
れたの複合材料も包含するものである。
【0009】本発明の方法は、硬材、軟材のいずれを問
わず固形木材(例えば、ブロック材、厚板材、カット
材、曲げ板材などの成形材や、木製品など)や、パーテ
ィクルボード、繊維板(fibreboard)やウェ
ハーボードなどの再構築木材製品などの木材の高密度化
に用いることができる。又本発明の方法は、例えばカー
ドボードや紙などのような非木材の木質繊維素材料の高
密度化に使用することもできる。本発明でいう木質繊維
素材料(lignocellulosic mater
ial)とは、このような木材以外の植物繊維質材料を
含むものである。
【0010】本発明の方法で処理された木材又は他の木
質繊維素(植物繊維質)材料は高密度化され、その硬
度、耐衝撃性、強度、撥水性を改良することができる。
また未処理の木質材料と比較して、接着性(gluab
ility)、接着強度、耐腐朽性や光による変色に対
する安定性もおそらく改良することになる。また木材は
装飾性能においても改良されることになる。マルトデキ
ストリンを付加・含浸した木材複合材の表面は磨きによ
り魅力的な外観を有し、また木材と例えばメチルメタク
リレートなどのビニルモノマーとで製造した複合材等に
比べて、プラスチックらしさや合成品のような感じを与
えない。
【0011】マルトデキストリン(maltodext
rins)は、フェーリング溶液適定法によるデキスト
ロース値が約10から約30のものを用いるのが好まし
い。本明細書におけるマルトデキストリンとは、α−
1,4結合したα−D−グルコースより誘導されたポリ
サッカライドを意味する。マルトデキストリンは糖鎖長
の名称により定まり、マルトデキストリンの例として
は、マルトテトラオース(maltotetraos
e)、マルトヘキサオース(maltohexaos
e)及びマルトデカオース(maltodecaos
e)がある。マルトデキストリンにはその立体異性体や
光学異性体も含まれる。これらの中で特に好ましいマル
トデキストリンは、デキストロース当量の範囲が15か
ら30のマルトデキストリンである。
【0012】マルトデキストリンは単独でも、或いは1
又はそれ以上の他のマルトデキストリンと組み合わせて
も良い。或いは、他の水溶性炭水化物(例えば他のデキ
ストリンを含む澱粉加水分解物、炭水化物ゴムや樹脂な
ど)と組み合わせて使用してもよい。
【0013】本明細書におけるマルトデキストリンはま
た、例えばアセチル化やスルホニル化や脱水反応(de
hydration)等により修飾されたマルトデキス
トリンを含む。
【0014】架橋剤(cross−linking a
gent)として好ましいのは、アルキル化ヒドロキシ
メチル基、ヒドロキシメチレン基、又はヒドロキシメチ
ン基を有する化合物であり、例えば、アルキル化メチロ
ールメラミン(alkylated methylol
melamine)、ベンゾグアナミン(benzog
uanamine)及びメチルウレア(methylu
rea)樹脂、メチロール(methylol)樹脂、
グリコールウリル(glycolurilすなわちac
etyleneurea)などがある。特に好ましい架
橋剤はヘキサメチルメチロールメラミン(hexame
thylmethylolmelamine)である。
この場合、マルトデキストリンと架橋剤とのモル比は
2:1から5:1とするのが好ましく、最も好ましいの
は4:1である。
【0015】他のこの好適な架橋剤としては、非アルキ
ル化メチロール基を有する架橋剤であって、マルトデキ
ストリンと反応してビニル基の重合を介して架橋された
生成物を生じるものがある。この場合、マルトデキスト
リンと架橋剤とのモル比は1:1が好ましい。
【0016】本発明によれば、木質繊維素質の基材は付
加剤を含浸され高密度化された複合材料を形成する。材
料、例えば固形木材又は木材ベニアは、減圧条件下で架
橋剤と混合されたマルトデキストリンを含浸され、引き
続いて環境気温下で圧力を上げるようにするのが好まし
い。或いは、好ましくは水溶液中や適当な溶媒中で予め
架橋剤と縮合などの反応を済ませたマルトデキストリン
を、材料、例えば固形木材又は木材ベニアに含浸し、引
き続いて常温下で加圧するのが好ましい。排気(減圧)
−加圧のスケジュールは、含浸木材の技術分野でよく知
られているものと同様な排気−加圧のサイクルに従うこ
とができる。代表例として、減圧−加圧を−85kPa
g(ゲージ圧)から1400kPa gの範囲で行な
うことできる。
【0017】木材に含浸後、マルトデキストリンは架橋
され、或いは養生(curing)により架橋生成物を
実質的に不溶化させて複合材料を形成する。この含浸
れた木材は、基材の乾燥とマルトデキストリンの架橋と
養生(すなわち、もしマルトデキストリンが含浸前に部
分的に架橋しているのであれば、さらに架橋を進めて、
木材組織構造内のポリマ−タイプの物質固化させるこ
と)に十分な温度と時間で、オーブン又はキルンで加熱
される。
【0018】木材は常温から150℃の範囲、最も好ま
しくは50℃から140℃の範囲、特に約70℃の温度
に置かれる。加熱は、木材の大きさ、寸法により、低温
下でなら数日間、高温下でなら数分間として行なうこと
ができる。架橋或いは養生は、通常の又は高温の木材乾
燥炉で乾燥された含浸木材の製造状況で行なうことがで
きる。或いは、含浸したベニアを基材にホットプレスす
る間に架橋又は養生が行なわれる。50〜70℃の範囲
の温度では、加熱は、典型的には、木材の大きさに依存
して12時間から250時間行なわれる。架橋又は養生
は、木材を何百日もの間風乾すればオーブンやキルンを
使わなくても行なうことができる。但しこの方法は時間
がかかるので、商業的生産のためには余りに長すぎる方
法といえる。
【0019】ベニアの場合、処理ベニアの適当な基材へ
の積層集成は、通常の合板製造条件と同じように、コー
ルドプレスした後、短時間加熱、例えば80〜150℃
の温度範囲で数分間加熱して架橋させることができる。
但し基材の厚さに依存して例えば140℃で3〜20分
間加熱する。
【0020】木材にマルトデキストリンを含浸するとき
には、同時に、防腐剤、耐火剤や木材着色料などの添加
剤を木材に添加して、マルトデキストリン不溶化の際に
この樹脂中に固定化することもできる。このように、1
回の処理で木材は高密度化されるとともに、耐腐食性や
耐火性を付与され、さらに必要であれば着色を行なうこ
ともできる。
【0021】以下の実施例によって本発明をさらに説明
する。なお実施例は木材の処理に関するものであるが、
本発明はこれに限られず、紙やカードボード(厚紙、ボ
ール紙)などの他の木質繊維素材料に適用することがで
きる。本発明に方法によって、木質繊維素の空隙は硬い
重合プラスチックタイプの物質で充填され、また木質繊
維素材料の細胞壁とも一部反応して機械的強度が上がる
ことになる。
【0022】
【実施例】A.処理処方液 各実施例の使用する処理処方液の調製をそれぞれ説明し
て明らかにする。各処理液は以下のように調製した。
【0023】処理液1 デキストロース当量15のマルトデキストリン7.90
7kgを15.507kgの水に溶解し、これにヒドロ
キシ基架橋剤としてのヘキサメチルメチロールメラミン
1.493kgを1.493kgのメタノールに溶かし
た溶液を加え、さらに防腐剤として118gのホウ酸、
触媒として80.7gのトルエン−p−スルホン酸、非
イオン性界面活性剤としてオレイン酸ソルビタン(so
rbitan oleate)を加えた。得られたエマ
ルジョンのpHをアンモニア溶液(比重:0.88g/
ml)添加により、pH8に調整した。この混合液を数
日間放置して、マルトデキストリンを含む上層とヘキサ
メチルメチロールメラミンを含む下層とに分離させた。
木材処理の前には、この混合液を激しく攪拌して均一な
エマルジョンとする。この乳濁処理液は、マルトデキス
トリンとヘキサメチルメチロールメラミンとのモル比が
約5:1、密度が約1.12g/ml、粘度が20℃で
70cps (Brookfield Viscome
ter spindler No.5;100rp
m)、固形成分含有量は37%である。
【0024】処理液2 デキストロース当量10のマルトデキストリン7.14
9kgを14.750kgの水に溶解し、これにヒドロ
キシ基架橋剤としてのヘキサメチルメチロールメラミン
2.252kgを2.250kgのメタノールに溶かし
た溶液を加えた。さらに防腐剤として107gのホウ
酸、触媒として73gのトルエン−p−スルホン酸を加
えた。混合液を開放容器中20℃で攪拌し、メチル化メ
チロール基がマルトデキストリンのヒドロキシ基と部分
反応することによりヘキサメチルメチロールメラミン−
メタノール溶液が全て水層に溶解するまで、これを4〜
5時間おこなった。澄明な均一溶液が得られた後、反応
の進行を抑制するためアンモニア溶液(比重:0.88
g/ml)を添加してpH8とした。この溶液はpH8
で何か月も安定であり、マルトデキストリンとヘキサメ
チルメチロールメラミンとのモル比が約3:1、密度が
約1.12g/ml、粘度が20℃で50cps (B
rookfield Viscometer spin
dler No.5;100rpm)、固形成分含有量
36%であった。
【0025】処理液3 デキストロース当量28のマルトデキストリン5.95
7kgを13.6kgの水に溶解し、これをヘキサメチ
ルメチロールメラミン3.4kgと3.4kgのメタノ
ールとの溶液で処理した。防腐剤として89kgのホウ
酸、触媒として61gのトルエン−p−スルホン酸を加
えた。混合液を開放容器中20℃で攪拌し、メチル化メ
チロール基がマルトデキストリンのヒドロキシ基と部分
反応することによりヘキサメチルメチロールメラミン−
メタノール溶液が全て水層に溶解するまで、これを4〜
5時間おこなった。澄明な均一溶液が得られた後、反応
の進行を抑制するためアンモニア溶液(比重:0.88
g/ml)を添加してpH8とした。この溶液はpH8
で何か月も安定であり、マルトデキストリンとヘキサメ
チルメチロールメラミンとのモル比が約2:1、密度が
約1.10g/ml、粘度が20℃で50cps、固形
成分含有量が37%であった。
【0026】処理液4 デキストロース当量15のマルトデキストリン15.8
kgを20.0kgの水に溶解し、これに防腐剤として
0.24kgのホウ酸と、0.04kgのトルエン−p
−スルホン酸触媒を加えた。この溶液に、ヘキサメチル
メチロールメラミン3.73kgを16.00kgのメ
タノールに溶かした溶液を加え、この混合物を20℃で
2〜3時間攪拌し、この間にメチル化メチロール基とマ
ルトデキストリンとの部分架橋を起こさせた。澄明な均
一溶液が形成された後、アンモニア溶液(比重:0.8
8g/ml)を添加してpH8とし、ヒドロキシ基がさ
らにヘキサメチルメチロールメラミンと反応するのを抑
制した。最後に、0.08kgのシアノグアニジン(c
yanoguanidine)を加えて、最終処方液中
のホルムアルデヒドをトラップした。マルトデキストリ
ンとヘキサメチルメチロールメラミンとのモル比が約
4:1の処方液はpH8で何か月間にわたり安定であ
り、密度が約1.1g/ml、粘度が20℃で50cp
s (Brookfield Viscometer
spindler No.5;100rpm)であっ
た。
【0027】処理液5 デキストロース当量15のマルトデキストリン19.8
kgを42kgの水に溶解し、この溶液に0.39kg
のホウ酸と、0.09kgのトルエン−p−スルホン酸
触媒を加えた。これを攪拌しながら、架橋剤として9.
3kgのN−メチロールアクリルアミドを添加し、さら
にこの混合物を20℃で4時間、N−メチロールアクリ
ルアミドがマルトデキストリンと反応して均一液になる
まで攪拌した。最終処方液にp−メトキシフェノール
(0.033kg)を重合阻害剤として添加した。この
溶液はプラスチック容器内で空気との接触を遮断保存し
て何か月間にわたり安定であった。溶液の粘度が20℃
で60cps (Brookfield Viscom
eter spindler No.5;100rp
m)であった。
【0028】B.含浸と養生 実験例1−固形木材 ラジアタ・パイン(radiata pine :学名
Pinus radiata)の辺材のブロック(密
度:410−480kg/m、含水量:12%)をパ
ー高圧反応容器(Parr high pressur
e reaction vessel:1400kpa
又は200psiが適当である)に置いた。ブロック木
材が浮き上がらないようにするため、この上にガラスブ
ロックを載せた。容器を密閉し、大気に対し−85kP
a gまで減圧した。容器が減圧された後、処理液1を
充分量(木材容積よりも過剰容量)、ブロック材を完全
に浸すようにバルブ孔から容器内に導入した。15分後
に、今度は約2時間1400kPa で容器を加圧し
た。次に、残った液をポンプで吸引してから容器を開い
た。含浸木材は次にマルトデキストリンの架橋のため、
70℃の温度で50時間加熱され、その後乾燥した。
【0029】実験例2−固形木材 ラジアタ・パインの辺材の板材(planks: 10
0×50×100mm)を処理容器内に静置し、容器を
密閉した。各板材は別々に−85kPa gまで減圧し
た。充分量の処理液2をバルブ孔から導入した。この木
材は例4に記載の減圧−加圧サイクルによって処理され
た。
【0030】実験例3−ベニア ラジアタ・パインのベニアのシート材をオートクレーブ
処理可能な容器内に静置した。ベニアシートは重しで押
し潰してから処理液3に浸漬した。容器を大きな圧力チ
ェンバ内に静置した。チェンバは密閉され、減圧されて
5分後に真空度80kPa gに達した時点で真空を破
り、圧力を700kPa gまで上げて3 0分間保っ
た。続いて圧力を開放し、ベニアを風乾のため取り出し
た。2時間乾燥後、ベニアシートをラジアタ・パインの
5層合板の断片に表面に、尿素−ホルムアデヒド接着剤
を用いて接着し、さらに10トンの力で80℃下、6分
間加圧した。これはマルトデキストリンを架橋し、接着
剤を養生するのに充分な加圧である。ベニア表面はさら
に軽く砂やすりで磨き研磨された。
【0031】実験例4−ベニア ベニアは、処理液2を用いた以外は実験例3と同じよう
に処理した。また、ラジアタ・パインの5層合板へのホ
ットプレスも、130℃で5分間加圧する点を除き、実
験例3と同様に行なった。
【0032】実験例5 100×15×15mmの大きさのラジアタ・パインの
辺材の試料を、処理液2を用いて実験例1と同様に処理
し、養生した後に、ステンレス鋼のくさびを用いて表面
に1mmのくぼみをつけるのに要する力を測定すること
により表面硬度を試験した。未処理のラジアタ・パイン
では平均硬度範囲60〜90MPa、キルン乾燥したラ
ジアタ・パイン辺材では平均硬度範囲100〜110M
Paであるのに比べ、処理したラジアタ・パインでは平
均硬度200MPaを記録した。
【0033】実験例6 ラジアタ・パイン辺材の試料(90mm tangen
tial×18mmradial×125mm lon
gitudinal)を、処理液4を用いて実験例2と
同様に処理し、養生した後に、各試料の接線表面(ta
ngential surface)から500mmの
高さから25.3mmの半球状頭部を持つ4.6kgの
重錘を落したときに出来るへこみの深さを測定すること
により衝撃抵抗強度を試験した。測定は、5個の処理試
料及び5個の未処理試料のそれぞれについて3回行なっ
た。未処理試料のへこみの平均深さは、処理試料のへこ
みの平均深さよりも大であった(有意差5%)。
【0034】実験例7 最も目の細かいものを基準に選ばれたラジアタ・パイン
辺材の試料(150xI0×10mm)を、処理液4を
用いて実験例2と同様に処理し、粘り強度(stiff
ness)(弾性係数:modulus of ela
sticity− MOE)及び曲げ強度(剪断係数:
modulus of rupture − MOR)
を試験した。測定は、10個の処理試料及び10個の未
処理ラジアタ・パイン辺材の比較試料について行なっ
た。処理試料および未処理試料の平均MOE及びMOR
を以下の表1にまとめる。
【0035】
【表1】
【0036】このデータは、本発明の複合材料が未処理
木材に比べ同等の柔軟度を維持しながら、強度の点では
25%優れていることを示している。
【0037】実験例8 ラジアタ・パイン辺材の試料(40×40×5mm 長
さ)を、処理液2を用いて実験例2と同様に処理した。
各試料は、英国規格(British Standar
d)6009の試験手順の変法に従い、1つの白色腐朽
菌(white−rot fungi)及び3つの褐色
腐朽菌(brown−rot fungi)に曝露し
た。8週間曝露後の処理材、及び未処理材の重量減少を
以下の表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】この結果は、本発明の複合材料が、地上条
件を模した上記試験下において、耐腐朽性を有すること
を示している。
【0040】実験例9 ラジアタ・パイン辺材の試料を、処理液2を用いて実験
例2と同様に処理しその養生をした後、 (南半球にお
いて)北に面した45度の傾斜した曝露棚の上で、野外
に曝した。色飽和度(彩度:color satura
tion)即ち色の濃さを、時間を関数にして測定し、
未処理試料のそれと比較した。4か月後、未処理試料の
彩度は65%まで減少したが、処理試料の彩度はわずか
に15%減少しただけであった。同様に調製したラジア
タ・パイン辺材試料を、テストフェンス上の(南半球
の)北に面したキャビネット内にガラスの後に置いた。
44日間の暴露した後、L色空間座標軸で色
を測定した。L、a、bの各平均値の変化は以下
の表3のようになった。
【0041】
【表3】
【0042】処理試料で記録されたb値の変化が僅か
しかないことは、処理試料では未処理試料に比べあまり
黄ばむことが無いことを示しており、これは試料目視に
よっても確かめられた。
【0043】実験例10 ラジアタ・パイン辺材の試料(230×63×19m
m)を、処理液2を用いて実験例2と同様に処理、養生
して、3種類の接着剤とASTM D−905剪断ブロ
ック(shear block)試験手順を用いて接着
性(gluability)を試験した。処理材及び未
処理材(参照例)の接着剤の剥離に要する平均強度は以
下の表4のとおりである。
【0044】
【表4】
【0045】いずれの場合でも剪断ブロック試験で測定
された接着強度は、処理材の方が未処理材のそれよりも
有意に大であった。
【0046】実験例11 100×15×15mmの大きさのラジアタ・パイン辺
材試料を、処理液4を用いて実験例2と同様に処理し、
養生した後に、ステンレス鋼のくさびを用いて表面に
0.2mm及び1mmのくぼみをつけるのに要する力を
測定することにより表面硬度を試験した。未処理のラジ
アタ・パイン辺材では平均硬度範囲60〜90MPa、
キルン乾燥したラジアタ・パイン辺材では平均硬度範囲
100〜110MPaであるのに比べ、処理したラジア
タ・パイン試料では0.2mmのくさび打ち込みに対し
280MPaの平均硬度が、1mmのくさび打ち込みに
対し220MPaの平均硬度が記録された。
【0047】実験例12 100×15×15mmの大きさのラジアタ・パイン辺
材試料を、処理液5を用いて実験例2と同様に処理し
た。養生後、実験例11と同じ様に表面硬度を試験し
た。0.2mmのくさび打ち込みに対し180MPaの
平均硬度が、1.0mmのくさび打ち込みに対し166
MPaの平均硬度が記録された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャスリン アンダーソン ニュージーランド、ロトルア、アール ディー 4、オックスフォード ロード 28

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質繊維素材料を、α−1,4結合した
    α−D−グルコースより誘導されたポリサッカライドで
    あってデキストロース当量が10から30であるマルト
    デキストリンと、架橋剤とで含浸処理し、このマルトデ
    キストリンと架橋剤とを架橋させて或いは含浸前に部分
    的に架橋している場合には、さらに架橋を進行させて
    架橋生成物を実質的に不溶化させて複合材料を形成する
    ことを特徴とする木質繊維素材料の高密度化方法。
  2. 【請求項2】 前記架橋剤は、少なくとも一つのヒドロ
    キシ基またはアルキル化ヒドロキシ基を有するものであ
    る請求項1記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  3. 【請求項3】 前記マルトデキストリンは、前記木質繊
    維素材料に含浸される前に、マルトデキストリンと架橋
    剤とが部分的に架橋するために、少なくとも一つのヒド
    ロキシ基またはアルキル化ヒドロキシ基を有する架橋剤
    と予め反応処理されていることを特徴とする請求項1記
    載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  4. 【請求項4】 前記架橋剤が、アルキル化されたヒドロ
    キシメチル基、ヒドロキシメチレン基、又はヒドロキシ
    メチン基を有する化合物であることを特徴とする請求項
    2又は3記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  5. 【請求項5】 前記架橋剤が、アルキル化メチロールメ
    ラミン、グリコールウリル、ベンゾグアナミン及びメチ
    ロール樹脂からなる群より選択されたものであることを
    特徴とする請求項4記載の木質繊維素材料の高密度化方
    法。
  6. 【請求項6】 前記架橋剤が、ヘキサメチルメチロール
    メラミンであることを特徴とする請求項5記載の木質繊
    維素材料の高密度化方法。
  7. 【請求項7】 前記架橋剤が、非アルキル化メチロール
    基を備えるものであって、マルトデキストリンの架橋が
    ビニル基の重合によって起きるものであることを特徴と
    する請求項2又は3記載の木質繊維素材料の高密度化方
    法。
  8. 【請求項8】 前記架橋剤が、N−メチロールアクリル
    アミドであることを特徴とする請求項7記載の木質繊維
    素材料の高密度化方法。
  9. 【請求項9】 前記マルトデキストリンと前記架橋剤と
    を含有する溶液にアンモニア溶液を添加してpHを上げ
    た後、これを木質繊維素材料に含浸した後、この木質繊
    維素材料を50〜140℃の温度に加熱することを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載の木質繊維素材料
    の高密度化方法。
  10. 【請求項10】 前記マルトデキストリンをアルキル化
    メチロールメラミンと部分反応させ、この部分反応をア
    ンモニア添加により抑制して得られた部分反応生成物
    を、前記木質繊維素材料に含浸し、含浸後、木質繊維素
    材料を50〜140℃の温度に加熱することを特徴とす
    る請求項5または6に記載の木質繊維素材料の高密度化
    方法。
  11. 【請求項11】 前記マルトデキストリンがデキストロ
    ース当量15〜30の範囲のものであることを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の木質繊維素材料の
    高密度化方法。
  12. 【請求項12】 前記マルトデキストリンと前記架橋剤
    とのモル比が、2:1から5:1の範囲であることを特
    徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の木質繊維素材
    料の高密度化方法。
  13. 【請求項13】 前記架橋剤と前記マルトデキストリン
    とのモル比が、1:1であることを特徴とする請求項7
    又は8に記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  14. 【請求項14】 前記含侵処理が、密閉処理容器内で−
    85kPa gから1400kPa gの範囲の減圧及
    び/又加圧の下で行なわれることを特徴とする請求項1
    〜13のいずれかに記載の木質繊維素材料の高密度化方
    法。
  15. 【請求項15】 前記架橋が、50〜140℃の範囲の
    温度下で行なわれることを特徴とする請求項1〜14の
    いずれかに記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  16. 【請求項16】 前記木質繊維素材料が木材であること
    を特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の木質繊
    維素材料の高密度化方法。
  17. 【請求項17】 前記木質繊維素材料が木ベニア製造用
    の木材であり、前記架橋又は養生が、含浸処理後にベニ
    アを基材にホットプレスする、或いは含浸処理後にベニ
    アを基材にコールドプレスしその後ベニアを加熱するこ
    とにより行なわれることを特徴とする請求項1〜15の
    いずれかに記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  18. 【請求項18】 以下のステップを含む木質繊維素材料
    の高密度化方法: (a)アルキル化メチロールメラミンと、α−1,4結
    合したα−D−グルコースより誘導されたポリサッカラ
    イドものであってデキストロース当量10から30の
    ルトデキストリンとを含む含浸溶液を調製し、この溶液
    のpHをアンモニア溶液添加により上げて; (b)この含浸溶液を木質繊維素材料に含浸させ; (c)含浸後、この木質繊維素材料を50〜140℃の
    温度に加熱する。
  19. 【請求項19】 以下のステップを含む木質繊維素材料
    の高密度化方法: (a)α−1,4結合したα−D−グルコースより誘導
    されたポリサッカライドを含みデキストロース当量10
    から30のマルトデキストリンを、アルキル化メチロー
    ルメラミンと部分反応させ; (b)この部分反応をアンモニア添加により抑制し、 (c)この部分反応の結果生じた混合物を木質繊維素材
    料に含浸させ; (d)含浸後、この木質繊維素材料を50〜140℃の
    温度に加熱する。
  20. 【請求項20】 前記架橋剤が、ヘキサメチルメチロー
    ルメラミンであることを特徴とする請求項18又は19
    記載の木質繊維素材料の高密度化方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の方
    法により製造された高密度化木質繊維素材料。
  22. 【請求項22】 α−1,4結合したα−D−グルコー
    スより誘導されたポリサッカライドを含みデキストロー
    ス当量が10〜30のマルトデキストリンと、架橋剤と
    を含有することを特徴とする木質繊維素材料高密度化に
    使用する処理液。
  23. 【請求項23】 前記マルトデキストリンが請求項11
    に記載されたマルトデキストリンであることを特徴とす
    る請求項22記載の処理液。
  24. 【請求項24】 前記架橋剤が請求項2〜8にいずれか
    に記載された架橋剤であることを特徴とする請求項22
    又は23に記載の処理液。
  25. 【請求項25】 前記架槁剤が請求項4〜6にいずれか
    に記載された架橋剤であって、前記マルトデキストリン
    と前記架橋剤とのモル比が、2:1から5:1の範囲で
    あることを特徴とする請求項22〜24のいずれかに記
    載の処理液。
  26. 【請求項26】 前記架橋剤が請求項7又は8に記載さ
    れた架橋剤であって、前記マルトデキストリンと前記架
    橋剤とのモル比が、1:1であることを特徴とする請求
    項22〜24のいずれかに記載の処理液。
  27. 【請求項27】 前記架橋剤が非アルキル化メチロール
    基及びビニル基を有するものであることを特徴とする請
    求項22又は23に記載の処理液。
  28. 【請求項28】 前記マルトデキストリンと前記架橋剤
    とのモル比が、1:1であることを特徴とする請求項2
    7記載の処理液。
  29. 【請求項29】 α−1,4結合したα−D−グルコー
    スより誘導されたポリサッカライドを含みデキストロー
    当量が10〜30のマルトデキストリンと、架橋剤
    と、pHを上げてマルトデキストリンとアルキル化メチ
    ロールメラミンとの間の反応を抑制するアンモニア溶液
    とを含有する、木質繊維素材料高密度化に使用する処理
    液。
  30. 【請求項30】 アンモニア添加により部分反応が抑制
    される前に、前記マルトデキストリンは前記架橋剤と部
    分的に反応していることを特徴とする請求項29記載の
    処理液。
  31. 【請求項31】 前記アルキル化メチロールメラミンが
    ヘキサメチルメチロールメラミンであることを特徴とす
    る請求項29記載の処理液。
  32. 【請求項32】 触媒としてトルエン−p−スルホン酸
    を含有していることを特徴とする請求項29〜31のい
    ずれかに記載の処理液。
  33. 【請求項33】 pHが8とされていることを特徴とす
    る請求項29〜32のいずれかに記載の処理液。
JP7282592A 1991-02-23 1992-02-24 木質繊維素材料の高密度化方法 Expired - Fee Related JP2640061B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NZ235036 1991-02-23
NZ23503691A NZ235036A (en) 1991-02-23 1991-02-23 Densification of lignocellulosic material by impregnation with maltodextrin then curing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05124011A JPH05124011A (ja) 1993-05-21
JP2640061B2 true JP2640061B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=19923337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7282592A Expired - Fee Related JP2640061B2 (ja) 1991-02-23 1992-02-24 木質繊維素材料の高密度化方法

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0502640B1 (ja)
JP (1) JP2640061B2 (ja)
CA (1) CA2061749C (ja)
DE (1) DE69230233T2 (ja)
ES (1) ES2141719T3 (ja)
NZ (1) NZ235036A (ja)
SG (1) SG52476A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO318253B1 (no) * 2002-07-26 2005-02-21 Wood Polymer Technologies Asa Furanpolymer-impregnert tre, fremgangsmate for fremstilling av samme og anvendelse av samme
JP5085041B2 (ja) * 2006-01-19 2012-11-28 日本曹達株式会社 防腐・防カビ性薬剤組成物および防腐・防カビ性乾燥木材の製造方法
NZ551766A (en) 2006-12-04 2009-05-31 Zelam Ltd Use of a wood modifying composition which comprises a hydrophilic prepolymer and a crosslinking agent
CN102241038A (zh) * 2011-06-15 2011-11-16 王殿国 一种彩色实木板的制造方法
CN106182307B (zh) * 2016-07-22 2018-03-09 阜南县永盛工艺品有限公司 一种薄板木材的碳化方法
CN106863518A (zh) * 2017-04-10 2017-06-20 南通博泰美术图案设计有限公司 一种花梨木边角料板材加工工艺
CN107030827A (zh) * 2017-06-01 2017-08-11 六枝特区丽萍竹制品加工厂 一种竹制品的加工方法
DE202018103461U1 (de) * 2018-06-19 2019-10-01 Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg Holzgefasster Stift
DE202018103459U1 (de) * 2018-06-19 2019-10-07 Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg Holzgefasster Stift

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4183997A (en) * 1974-02-22 1980-01-15 John Jansky Bonding of solid lignocellulosic material
GB1509000A (en) * 1974-06-28 1978-04-26 Research Corp Composition and process for treating timber
NZ220437A (en) * 1986-06-06 1989-06-28 Enigma Nv Aldehyde/sugar/lignosulphonate mixture as a substitute for amino and phenolic resins in bonding agents

Also Published As

Publication number Publication date
DE69230233D1 (de) 1999-12-09
AU1120592A (en) 1992-08-27
AU660167B2 (en) 1995-06-15
EP0502640A1 (en) 1992-09-09
EP0502640B1 (en) 1999-11-03
DE69230233T2 (de) 2000-07-13
NZ235036A (en) 1994-08-26
ES2141719T3 (es) 2000-04-01
CA2061749A1 (en) 1992-08-24
SG52476A1 (en) 1998-09-28
CA2061749C (en) 2001-10-09
JPH05124011A (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4361612A (en) Medium density mixed hardwood flake lamina
US5605767A (en) Hardened and fire retardant wood products
US5096945A (en) Method for making reshapable articles containing lignocellulose utilizing polyisocyanate resins
FI97034C (fi) Selluloosakuituaggregaatteja ja menetelmä niiden valmistamiseksi
US3930110A (en) Manufacture of multilayer panels using polyisocyanate: formaldehyde binder system
Islam et al. Effect of coupling reactions on the mechanical and biological properties of tropical wood polymer composites (WPC)
KR101982625B1 (ko) 화학적으로 변형된 목재 제품 및 비-목재 제품 및 이의 제조 방법
US5770319A (en) Densification of lignocellulosic material
JP2640061B2 (ja) 木質繊維素材料の高密度化方法
US20050038182A1 (en) Wood products and processes for the preparation thereof
UA124056C2 (uk) Спосіб виготовлення плити осп (орієнтовано-стружкової плити) на основі деревного матеріалу з покращеними характеристиками та плита осп
CN1151912C (zh) 人工林软质木材表面压密方法及其产品
US5558933A (en) Sheeting material and method of manufacturing the same
US1857690A (en) Molding, coating, filling, impregnating, and binding
US6365077B1 (en) Process for preparing cellulosic composites
US3200008A (en) Resin impregnated papers
EP3917740A1 (en) Boards from acetylated rubberwood
CA2012635A1 (en) Porous materials
RU2811112C1 (ru) Способ изготовления изделия из плотной древесины
Youngquist et al. Adhesive bonding of acetylated aspen flakes Part 3. Adhesion with isocyanates
EP4048493B1 (en) Method for preparation of densified wood article
Ding Study of physical and mechanical properties of hardened hybrid poplar wood
Khalid et al. Investigation on the water absorption characteristics of plywood manufactured using veneers from oil palm stem
Youngquist et al. Effects of steam and acetylated fiber treatment, resin content, and wax on the properties of dry-process hemlock hardboards
EP3616907A1 (en) Novel coated articles and their method of manufacturing and use

Legal Events

Date Code Title Description
R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees