JP2639916B2 - アルカリ蓄電池用焼結式ニツケル電極の製造方法 - Google Patents

アルカリ蓄電池用焼結式ニツケル電極の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は多孔性ニッケル焼結基板に硝酸ニッケルなど
の酸性ニッケル塩溶液を含浸し、次いでアルカリ処理な
どを行なうことにより、前記基板中に活物質を充填する
アルカリ蓄電池用焼結式ニッケル電極の製造方法に関す
る。
(ロ) 従来の技術 アルカリ蓄電池用ニッケル電極の製造方法としては活
物質保持体としての多孔性ニッケル焼結基板を硝酸ニッ
ケルなどの酸性ニッケル塩含浸液に浸漬し該基板の孔中
にニッケル塩を含浸した後、該ニッケル塩をアルカリ中
で水酸化ニッケルに変化させることで活物質化させると
いう活物質充填操作を行なってニッケル電極を製造する
方法がある。この活物質充填操作によりニッケル焼結基
板への活物質の充填量は1回の操作では充分な充填量が
得られないため数回繰り返して行なうことで所要の活物
質量を充填しなければならない。そこで、活物質充填の
効率を上げ製造工程を簡略化するために、含浸液に高温
高濃度硝酸ニッケル水溶液などの溶融塩含浸液を用い、
少ない含浸回数で所要の活物質量を得ることが行なわれ
ているが、この場合当然のこととして含浸液による腐食
性は強くなり基板が浸食されて基板を構成するニッケル
が溶解するため極板が脆弱化し、サイクル性能の低下を
招くという欠点があった。
これに対して特開昭59−78457号公報及び特開昭59−9
6659号公報では、酸素存在下で高温にてニッケル焼結基
板の表面に耐酸化性の酸化ニッケルを生成させ、基板の
腐食を防止する方法が提案されている。しかしながら、
この方法に於いても酸化ニッケルの生成量が少ないと基
板の腐食を充分に抑えることができず、しかも充分な効
果を得んとして酸化ニッケルの生成量を増やすと、酸化
ニッケルは導電性の悪いものであるので、活物質と基板
との導電性が著しく損われ活物質利用率が低下するとい
う問題があった。またこのような製造方法においては、
酸化物皮膜形成のために多大なエネルギーを必要とする
ものであった。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は高温の酸性含浸液中でのニッケル焼結基板の
腐食を確実に防止し、利用率が高い焼結式ニッケル電極
の製造方法を提供せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の焼結式ニッケル電極の製造方法は、多孔性ニ
ッケル焼結基板をニッケルとコバルトのモル比が7:3〜
5:5である混合液溶液中に浸漬した後、アルカリ処理し
て水酸化コバルトと水酸化ニッケルとの固溶体層を前記
基板上(基板表面及び孔表面)に形成し、ついでこの基
板に活物質を充填することを要旨とするものである。ま
たニッケルとコバルトの混合塩溶液は、活物質充填する
含浸液よりも低濃度かつ低温であることが基板の防食上
好ましく、酢酸ニッケルと酢酸コバルトの混合塩溶液を
用いれば良い。また更に、水酸化コバルトと水酸化ニッ
ケルとの固溶体層を形成する手段が電着によると緻密、
且均一な固溶体層が形成できるので特に適する。
(ホ) 作用 多孔性ニッケル焼結基板をニッケルとコバルトのモル
比が7:3〜5:5である混合塩溶液に浸漬し、アルカリ処理
して水酸化コバルトが水酸化ニッケルに固溶化した皮膜
層を設けた後、ニッケル活物質を含浸し、アルカリ処理
して活物質を充填することで、活物質含浸時の腐食が防
止でき、且利用率の高いニッケル極が提供できる。なお
これらの効果は、水酸化ニッケル層のみでは全く効果を
示さず、又水酸化コバルト層のみでは効果が小さく、ニ
ッケルとコバルトとの水酸化物の固溶体層において得ら
れる特有の効果である。これはニッケルとコバルトの固
溶体がその特有な結晶構造により良好な導電性を示し、
基板と活物質層との間に存在することにより利用率が向
上すると考えられる。
実施例 実験例1 多孔度約80%のニッケル焼結基板を用い、酢酸ニッケ
ルと酢酸コバルトの比率をモル比で6:4とし温度20℃、
比重1.4の塩溶液に浸漬後、アルカリ処理し、水酸化ニ
ッケルと水酸化コバルトとの固溶体層を形成させた基板
を本発明に用いる基板aとし、酢酸ニッケルのみ、酢酸
コバルトのみをそれぞれ用い前記同様にして得た基板を
b、cとし、基板表面を何ら処理していないものをdと
したものを用いて温度80℃、比重1.75の硝酸ニッケル溶
液中での浸漬電位について実験を行った。この時の浸漬
時間と基板電位との関係を第1図に示す。第1図より耐
食性については水酸化ニッケル層のみではきわめて弱
く、又水酸化コバルト層のみでは十分でなく、一方ニッ
ケルとコバルトとの固溶体層の場合には90分以上経過し
ても基板aは不動態電位を示しており、優れたものであ
ることがわかる。
実験例2 実験例1と同様の基体に混合塩溶液組成を種々変えて
固溶体組成を変化させたものを用い、腐食電位に達する
までの時間を検討した。この結果を第2図に示す。尚、
条件は実験例1と同様である。この結果より、ニッケル
とコバルトのモル比が2:8〜7:3である混合塩溶液から形
成した固溶体組成を有するものが、優れた耐食性を示
し、浸漬時間が2時間以上であっても腐食されにくいこ
とがわかる。尚、通常の浸漬時間は工程中において30分
程度である。
実験例3 次に実験例2で得た基板を用い温度80℃、比重1.75の
硝酸ニッケル水溶液中に浸漬、乾燥し、アルカリ処理を
行って活物質化させるという工程を4回繰り返して活物
質を充填し、ニッケル電極を得、活物質の利用率を測定
した。尚、利用率の算出は、ニッケル電極を理論容量の
0.1cの電流で16時間充電後、0.2cの電流で放電した時の
容量を実測容量とし、次式によって求めたものである。
第3図はこの時の結果を示したものであり、混合塩溶
液組成を変えた時の活物質の利用率を表している。この
結果より利用率に関して言えば、水酸化ニッケルと水酸
化コバルトのモル比が9:1〜5:5である時に、利用率がき
わめて高くなることが理解される。
実験例2、3の結果より活物質含浸時の耐食性にも優
れ、更に利用率も高いニッケル電極とする為には、ニッ
ケルとコバルトの混合塩溶液組成を水酸化ニッケルと水
酸化コバルトのモル比が7:3〜5:5であって、この混合塩
溶液から析出形成した固溶体層を形成することが必要で
ある。
実施例1 温度20℃、比重1.4の酢酸ニッケルと酢酸コバルトが
モル比で6:4の混合塩水溶液に、多孔度約80%の多孔性
ニッケル焼結基板を浸漬した後、アルカリ処理しニッケ
ル−コバルト固溶体層を形成させた後、温度80℃、比重
1.75の硝酸ニッケル水溶液中に浸漬、乾燥しアルカリ処
理を行って活物質化させるという工程を6回繰り返し所
定量の活物質を充填してニッケル電極とする。そしてこ
のニッケル電極とカドミウム負極とを組み合わせて公称
容量1.2AHのニッケル−カドミウム蓄電池を作製し、本
発明電池Aとした。
比較例 ニッケルとコバルトとの固溶体層を形成させない以外
は実施例1と同様にして比較電池Bを得た。
第4図はこれらの本発明電池A、比較電池Bを充電電
流1.5cで1時間充電した後、放電電流を1cとし終止電圧
1.0Vとしたサイクル条件にて、サイクル特性を比較した
時のサイクル特性図である。
本発明電池Aは活物質含浸時において耐食性が高いの
で、基板の脆弱化が少なく、長期に亘って高容量が維持
可能なものであることが第4図よりわかる。
(ト) 発明の効果 本発明の製造方法によれば、利用率が高く、耐食に優
れ、長期に亘って高容量が維持できるアルカリ蓄電池用
焼結式ニッケル電極が提供でき、その工業的価値はきわ
めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は浸漬時間と基板電位との関係を示す図、第2図
は、混合塩溶液組成と腐食電位に達する迄の時間との関
係を示す図、第3図は混合塩溶液組成と活物質利用率と
の関係を示す図、第4図は本発明電池Aと比較電池Bの
サイクル特性図である。 A……本発明電池、B……比較電池

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔性ニッケル焼結基板をニッケルとコバ
    ルトのモル比が7:3〜5:5である混合塩溶液に浸漬した
    後、アルカリ処理して水酸化コバルトと水酸化ニッケル
    との固溶体層を前記基板上に形成し、ついで該基板に活
    物質を充填することを特徴とするアルカリ蓄電池用焼結
    式ニッケル電極の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ニッケルとコバルトのモル比が7:3〜
    5:5である混合塩溶液が、活物質充填する含浸液よりも
    低濃度かつ低温であることを特徴とする特許請求の範囲
    第項記載のアルカリ蓄電池用焼結式ニッケル電極の製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記ニッケルとコバルトの混合塩溶液が、
    酢酸ニッケルと酢酸コバルトの混合塩溶液であることを
    特徴とする特許請求の範囲第項記載のアルカリ蓄電池
    用焼結式ニッケル電極の製造方法。
  4. 【請求項4】前記水酸化コバルトと水酸化ニッケルとの
    固溶体層を形成する手段が、電着によるものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第項記載のアルカリ蓄電
    池用焼結式ニッケル電極の製造方法。
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