JP2639465B2 - 採掘シミユレーシヨンシステム - Google Patents
採掘シミユレーシヨンシステムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、地形データと採掘範囲を入力することによ
り、採掘量を計算し、採掘前後の形状を立体的に作図す
るシステムに関するもので、採掘量や採掘後の形状をシ
ミユレートすることで、より正確な採掘計画がたてら
れ、また、採掘ばかりでなく、宅地やゴルフ場の造成計
画、地質調査・資源調査データの解析、等高線・投影図
の作図システムとしても利用することができる応用範囲
の広いシステムに係る。
り、採掘量を計算し、採掘前後の形状を立体的に作図す
るシステムに関するもので、採掘量や採掘後の形状をシ
ミユレートすることで、より正確な採掘計画がたてら
れ、また、採掘ばかりでなく、宅地やゴルフ場の造成計
画、地質調査・資源調査データの解析、等高線・投影図
の作図システムとしても利用することができる応用範囲
の広いシステムに係る。
<従来技術> 従来、この種の採掘シミユレーシヨンシステムは、特
開昭61−281369号公報、特開昭60−201476号公報、特開
昭61−187069号公報に開示されている。
開昭61−281369号公報、特開昭60−201476号公報、特開
昭61−187069号公報に開示されている。
これらの従来技術に共通することは、 標高が実測された原石山及び造成地の実測平面図をもと
に該実測平面図を等間隔のメツシユ状に分割した場合の
各格子点の位置と該格子点における標高とを読取つて得
られた格子点データを用いて、原石山及び造成地の採掘
をシミユレーシヨンし、その結果を立体図として外部表
示手段に表示することである。
に該実測平面図を等間隔のメツシユ状に分割した場合の
各格子点の位置と該格子点における標高とを読取つて得
られた格子点データを用いて、原石山及び造成地の採掘
をシミユレーシヨンし、その結果を立体図として外部表
示手段に表示することである。
これにより、原石山や造成地等の掘削される作業予定
地の作業条件に関し、単なる地形図や断面図等のいわば
2次元的な資料を基にして作業用の掘削計画を立てる場
合に比べて、 現実感がある。
地の作業条件に関し、単なる地形図や断面図等のいわば
2次元的な資料を基にして作業用の掘削計画を立てる場
合に比べて、 現実感がある。
掘削を進めていく過程で発生する問題点(例えば任意
の方向から見た作業予定地の景観の変化等)を予知しや
すい、 作業時の掘削土量を計算するのに、プラニメータや計
算器を用いる必要がなく、計算が容易となる。
の方向から見た作業予定地の景観の変化等)を予知しや
すい、 作業時の掘削土量を計算するのに、プラニメータや計
算器を用いる必要がなく、計算が容易となる。
また、パノラマ写真や粘土による模型を用いて、作業
予定地の所望作業条件実行後の外観形状を立体的に把握
する場合に比べて、将来の状況の検討ができ、また掘削
土量の計算もできる利点がある。
予定地の所望作業条件実行後の外観形状を立体的に把握
する場合に比べて、将来の状況の検討ができ、また掘削
土量の計算もできる利点がある。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記従来技術においては、採掘予定地
の範囲を直線として表わす採掘予定地境界線からの掘削
方向および掘削角度を以下のように演算し処理していた
ので、正確な掘削方向および掘削角度が得られず、採掘
シミユレーシヨンも正確ではなかつた。
の範囲を直線として表わす採掘予定地境界線からの掘削
方向および掘削角度を以下のように演算し処理していた
ので、正確な掘削方向および掘削角度が得られず、採掘
シミユレーシヨンも正確ではなかつた。
すなわち、従来技術では、第17図の如く、掘削方向P
がメツシユのx軸、y軸と平行でない場合には、掘削方
向を示すベクトルPをx,y成分に分割し、Px,Pyを求め、
PとPx又はPとPyとのなす角αとβのうち小さい方を基
準としてX軸又はY軸に沿う方向を掘削方向として処理
していた。
がメツシユのx軸、y軸と平行でない場合には、掘削方
向を示すベクトルPをx,y成分に分割し、Px,Pyを求め、
PとPx又はPとPyとのなす角αとβのうち小さい方を基
準としてX軸又はY軸に沿う方向を掘削方向として処理
していた。
図示例の場合、α>βであるからPyによる。このPyに
より、掘削範囲内とされた格子点に掘削角度が加えられ
て掘削後に想定される標高データた計測される。
より、掘削範囲内とされた格子点に掘削角度が加えられ
て掘削後に想定される標高データた計測される。
すなわち、掘削角度は前記掘削方向と同様にベクトル
Pをx,y成分に分割し、Pとのなす角が小さい方を選び
偽傾斜C′とし、この偽傾斜C′の角度をもとに格子点
の標高データを算出する。
Pをx,y成分に分割し、Pとのなす角が小さい方を選び
偽傾斜C′とし、この偽傾斜C′の角度をもとに格子点
の標高データを算出する。
つまり、従来技術では、掘削領域の一辺を平面的に見
て、第17図のようにx軸、又はy軸に平行に偽傾斜を設
定して切り上げる。ここで|Px|<|Py|なので、この場合
Pyを採用する。
て、第17図のようにx軸、又はy軸に平行に偽傾斜を設
定して切り上げる。ここで|Px|<|Py|なので、この場合
Pyを採用する。
その掘削例を具体的数値を基にして説明すると、第1
図(a)および第18図の如く、掘削領域の対象とする辺
をABとする。辺ABは一辺を10とする正方形の対角線であ
る。
図(a)および第18図の如く、掘削領域の対象とする辺
をABとする。辺ABは一辺を10とする正方形の対角線であ
る。
掘削角度は45°とする。また、基準高さを0とする。
この条件のもとで、掘削後のCの高さ(第18図および
第1図(a)でC′)を計算してみる。
第1図(a)でC′)を計算してみる。
偽傾斜はX軸方向(条件により、これはY軸方向でも
全く同様)に45°であるからY=−∞の方向(E方向)
から見ると、第18図のようになり、C′=10を得る。
全く同様)に45°であるからY=−∞の方向(E方向)
から見ると、第18図のようになり、C′=10を得る。
しかしながら、第1図(a)の角C′BCを45°とする
のと、正方形の折り紙を直接45°の傾きで折り曲げた
C″OCとでは、第1図(b)の如く、その高さが全く異
なり格子点の標高データも異なり、正確なデータが得ら
れない。
のと、正方形の折り紙を直接45°の傾きで折り曲げた
C″OCとでは、第1図(b)の如く、その高さが全く異
なり格子点の標高データも異なり、正確なデータが得ら
れない。
本発明は、上記に鑑み、採掘後の格子点の標高も正確
に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨンを得ることを
目的としている。
に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨンを得ることを
目的としている。
<課題を解決するための手段> 本発明による課題解決手段は、第1,2図の如く、標高
が実測された造成地の実測平面図をもとに該実測平面図
を等間隔のメツシユ状に分割した場合の各格子点の位置
と該格子点における標高とを読取つて得られた格子点デ
ータを入力するための格子点データ入力手段1と、 該格子点データ入力手段1から入力された格子点デー
タを基に、メツシユ内に所望間隔の等高線で描かれる採
掘前等高線図作成データを演算する等高線図データ演算
手段2と、 該等高線図データ演算手段2により得られた採掘前等
高線図データに、採掘予定地の範囲を直線の連続として
表わす採掘予定地境界線の境界線データと、該境界線デ
ータを基準にして掘削方向を示す掘削方向データと、掘
削角度を示す掘削角度データと、採掘予定レベルの標高
を示す最終掘削レベルデータとを入力し演算処理して採
掘シミユレーシヨン後の格子点データを得るシミユレー
シヨンデータ演算手段3と、 該シミユレーシヨンデータ演算手段3から得られた採
掘シミユレーシヨン後の格子点データをもとに所望視点
位置から見た透視図等の立体図作成データを算出するた
めの立体図データ演算手段4と、 該立体図データ演算手段4から得られた立体図作成デ
ータを前記等高線図データ演算手段2から得られた等高
線図作成データとを基に、立体図および等高線を外部表
示手段5にイメージ出力させるグラフイツク作成手段6
と を備え、 前記掘削角度を境界線に直交する方向で設定したもの
である。
が実測された造成地の実測平面図をもとに該実測平面図
を等間隔のメツシユ状に分割した場合の各格子点の位置
と該格子点における標高とを読取つて得られた格子点デ
ータを入力するための格子点データ入力手段1と、 該格子点データ入力手段1から入力された格子点デー
タを基に、メツシユ内に所望間隔の等高線で描かれる採
掘前等高線図作成データを演算する等高線図データ演算
手段2と、 該等高線図データ演算手段2により得られた採掘前等
高線図データに、採掘予定地の範囲を直線の連続として
表わす採掘予定地境界線の境界線データと、該境界線デ
ータを基準にして掘削方向を示す掘削方向データと、掘
削角度を示す掘削角度データと、採掘予定レベルの標高
を示す最終掘削レベルデータとを入力し演算処理して採
掘シミユレーシヨン後の格子点データを得るシミユレー
シヨンデータ演算手段3と、 該シミユレーシヨンデータ演算手段3から得られた採
掘シミユレーシヨン後の格子点データをもとに所望視点
位置から見た透視図等の立体図作成データを算出するた
めの立体図データ演算手段4と、 該立体図データ演算手段4から得られた立体図作成デ
ータを前記等高線図データ演算手段2から得られた等高
線図作成データとを基に、立体図および等高線を外部表
示手段5にイメージ出力させるグラフイツク作成手段6
と を備え、 前記掘削角度を境界線に直交する方向で設定したもの
である。
<作用> 上記課題解決手段において、シミユレーシヨンデータ
演算手段3によつて、等高線図形を基に作業用採掘条件
を入力し、該採掘条件を基にシミユレーシヨンした後の
格子点データ等を求める。
演算手段3によつて、等高線図形を基に作業用採掘条件
を入力し、該採掘条件を基にシミユレーシヨンした後の
格子点データ等を求める。
まず外部表示手段5に外部表示された等高線図を基に
採掘範囲を設定する。
採掘範囲を設定する。
これは、例えば、採掘は最低標高レベルのフロアーを
基準にして下から上に向かい(掘削角度を上向きに設定
して)行なう場合をシミユレートするので、最低レベル
のフロアの境界は、連続する直線で形成された内側境界
線1Lで表わす。
基準にして下から上に向かい(掘削角度を上向きに設定
して)行なう場合をシミユレートするので、最低レベル
のフロアの境界は、連続する直線で形成された内側境界
線1Lで表わす。
また、第10図の如く、各標高レベル毎にフロアを設定
するため、各フロアの境界を連続する直線で形成された
内側境界線2L〜nLで表わす。
するため、各フロアの境界を連続する直線で形成された
内側境界線2L〜nLで表わす。
この境界線は2点が与えられればよく、該2点を結ぶ
直線即ち1次関数f(x)で表わすことができる。
直線即ち1次関数f(x)で表わすことができる。
内側境界線1Lに囲まれたフロアーは、予め設定された
標高に掘削されるフロアーであり、その内側境界線1Lの
外側で、かつ次の標高のフロアの内側境界線2Lに至るま
での領域は、所定角度で上向きに掘削が行なわれる地域
がある。
標高に掘削されるフロアーであり、その内側境界線1Lの
外側で、かつ次の標高のフロアの内側境界線2Lに至るま
での領域は、所定角度で上向きに掘削が行なわれる地域
がある。
この内側境界線1L〜nLは、外部表示された等高線図を
基に境界線データ入力手段7で入力される。
基に境界線データ入力手段7で入力される。
例えば、等高線図がデイスプレイ上に表示されている
場合は、タツチペン構成の境界線データ入力手段7で等
高線データ又は2点のデータを入力し、プリント上に表
示されている場合は、該プリント上に直接描かれた境界
線をデジタイザー構成の境界線データ入力手段7で読み
取って境界線データとして入力する。
場合は、タツチペン構成の境界線データ入力手段7で等
高線データ又は2点のデータを入力し、プリント上に表
示されている場合は、該プリント上に直接描かれた境界
線をデジタイザー構成の境界線データ入力手段7で読み
取って境界線データとして入力する。
このようにして入力された境界線データを基に、その
他の掘削条件を入力してシミユレーシヨンデータ演算手
段3で掘削後の地形等を演算する。
他の掘削条件を入力してシミユレーシヨンデータ演算手
段3で掘削後の地形等を演算する。
即ち、内側境界線1L〜nLで囲まれたフロア部分に含ま
れる格子点は予め設定されている掘削条件の標高データ
を置換する。
れる格子点は予め設定されている掘削条件の標高データ
を置換する。
内側境界線1L〜nLの外側、各標高フロア間の領域にあ
る掘削範囲内の格子点の標高データについては下記の演
算処理を行う。
る掘削範囲内の格子点の標高データについては下記の演
算処理を行う。
ここで、予め掘削条件として所望の掘削角度、掘削方
向、フロアの方向レベル等が初期設定される。
向、フロアの方向レベル等が初期設定される。
掘削方向は、一次関数で表わされる内側境界線1Lを基
準にしてこれと直交する方法であるから、各格子点での
掘削方向が演算できる。
準にしてこれと直交する方法であるから、各格子点での
掘削方向が演算できる。
掘削範囲内とされた格子点に掘削角度が加えられて掘
削後に想定される標高データが計測される。即ち、掘削
角度Gは、第17,18図で示した従来技術の場合と異な
り、第1図(b)で示す如く、採掘領域の境界線を第1
図(a)(b)に示す対角線ABとする。この部分ABは一
辺を10とする正方形の対角線である。
削後に想定される標高データが計測される。即ち、掘削
角度Gは、第17,18図で示した従来技術の場合と異な
り、第1図(b)で示す如く、採掘領域の境界線を第1
図(a)(b)に示す対角線ABとする。この部分ABは一
辺を10とする正方形の対角線である。
また、掘削角度を45°とし、基準高さを零とすると、
本例では、もともと3次元の測定対象をそのまま3次元
としてとらえているので、第1図(b)において、格子
点Cの標高はC″として表わされる。
本例では、もともと3次元の測定対象をそのまま3次元
としてとらえているので、第1図(b)において、格子
点Cの標高はC″として表わされる。
そこでC″の標高を計算すると、 となり、従来技術で示した値と大きく異なり、正確な標
高が得られる。
高が得られる。
このようにして、格子点の標高データをもとにシミユ
レーシヨン後の格子点データを得ることができる。
レーシヨン後の格子点データを得ることができる。
上記により得られた格子点データは、作業対象地にお
けるシミユレーシヨン後の切断面(表面)の(x,y,z)
からなる3次元座標である。したがつて、採掘後の格子
点の標高も正確に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨ
ンを得ることができる。
けるシミユレーシヨン後の切断面(表面)の(x,y,z)
からなる3次元座標である。したがつて、採掘後の格子
点の標高も正確に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨ
ンを得ることができる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第16図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図(a)は本発明に係る採掘シミユレーシヨンシ
ステムの一実施例である掘削角度条件を示す基本原理
図、 同図(b)は同じくその平面図、 同図(c)は機能ブロツク図、 第2図は第1図(a)においてE方向から見た掘削角
度を示す図、 第3図は造成地の実測平面図をもとにその平面図を等
間隔のメツシユ状に分割した状態を示す図、 第4図は等高線データを得るための概念説明図、 第5図は等高線図、 第6図は採掘平面図、 第7図は第5図のX−X線断面図、 第8図は採掘後の投影図、 第9図は採掘前の造成地の平面図出力例を示す図、 第10図は採掘範囲出力例を示す平面図、 第11図は採掘前造成地の立体図出力例を示す図、 第12図は採掘後造成地の立体図出力例を示す図、 第13図は採掘前造成地の断面図出力例示す図、 第14図は採掘後造成地の断面図出力例を示す図、 第15図は採掘量計算書の出力例を示す図、 第16図は格子毎の採掘量の印字例を示す図である。
ステムの一実施例である掘削角度条件を示す基本原理
図、 同図(b)は同じくその平面図、 同図(c)は機能ブロツク図、 第2図は第1図(a)においてE方向から見た掘削角
度を示す図、 第3図は造成地の実測平面図をもとにその平面図を等
間隔のメツシユ状に分割した状態を示す図、 第4図は等高線データを得るための概念説明図、 第5図は等高線図、 第6図は採掘平面図、 第7図は第5図のX−X線断面図、 第8図は採掘後の投影図、 第9図は採掘前の造成地の平面図出力例を示す図、 第10図は採掘範囲出力例を示す平面図、 第11図は採掘前造成地の立体図出力例を示す図、 第12図は採掘後造成地の立体図出力例を示す図、 第13図は採掘前造成地の断面図出力例示す図、 第14図は採掘後造成地の断面図出力例を示す図、 第15図は採掘量計算書の出力例を示す図、 第16図は格子毎の採掘量の印字例を示す図である。
図示の如く、本発明に係る採掘シミユレーシヨンシス
テムは、第1図(c)の如く、標高が実測された造成地
の実測平面図をもとに該実測平面図を等間隔のメツシユ
状に分割した場合の各格子点の位置と該格子点における
標高とを読取って得られた格子点データを入力するため
の格子点データ入力手段1と、 該格子点データ入力手段1から入力された格子点デー
タを基に、メツシユ内に所望間隔の等高線で描かれる採
掘前等高線図作成データを演算する等高線図データ演算
手段2と、 該等高線図データ演算手段により得られた採掘前等高
線図データに、採掘予定地の範囲を直線の連続として表
わす採掘予定地境界線の境界線データと、該境界線デー
タを基準にして掘削方向を示す掘削方向データと、掘削
角度を示す掘削角度データと、採掘予定レベルの標高を
示す最終掘削レベルデータとを入力し演算処理して採掘
シミユレーシヨン後の格子点データを得るシミユレーシ
ヨンデータ演算手段3と、 該シミユレーシヨンデータ演算手段3から得られた採
掘シミユレーシヨン後の格子点データをもとに所望視点
位置から見た透視図等の立体図作成データを算出するた
めの立体図データ演算手段4と、 該立体図データ演算手段4から得られた立体図作成デ
ータを前記等高線図データ演算手段2から得られた等高
線図作成データとを基に、立体図および等高線を外部表
示手段5にイメージ出力させるグラフイツク作成手段6
と、 を備えてなる採掘シミユレーシヨンシステムにおい
て、 前記掘削角度を境界線に直交する方向で設定したもので
ある。
テムは、第1図(c)の如く、標高が実測された造成地
の実測平面図をもとに該実測平面図を等間隔のメツシユ
状に分割した場合の各格子点の位置と該格子点における
標高とを読取って得られた格子点データを入力するため
の格子点データ入力手段1と、 該格子点データ入力手段1から入力された格子点デー
タを基に、メツシユ内に所望間隔の等高線で描かれる採
掘前等高線図作成データを演算する等高線図データ演算
手段2と、 該等高線図データ演算手段により得られた採掘前等高
線図データに、採掘予定地の範囲を直線の連続として表
わす採掘予定地境界線の境界線データと、該境界線デー
タを基準にして掘削方向を示す掘削方向データと、掘削
角度を示す掘削角度データと、採掘予定レベルの標高を
示す最終掘削レベルデータとを入力し演算処理して採掘
シミユレーシヨン後の格子点データを得るシミユレーシ
ヨンデータ演算手段3と、 該シミユレーシヨンデータ演算手段3から得られた採
掘シミユレーシヨン後の格子点データをもとに所望視点
位置から見た透視図等の立体図作成データを算出するた
めの立体図データ演算手段4と、 該立体図データ演算手段4から得られた立体図作成デ
ータを前記等高線図データ演算手段2から得られた等高
線図作成データとを基に、立体図および等高線を外部表
示手段5にイメージ出力させるグラフイツク作成手段6
と、 を備えてなる採掘シミユレーシヨンシステムにおい
て、 前記掘削角度を境界線に直交する方向で設定したもので
ある。
ここで、これらの手段の構成は複雑であるため、以下
項分け記載する。
項分け記載する。
[格子点データ入力手段の構成および手順] まず原石山を実測して地形データ及び地質データを得
る。
る。
ここで、地形データは、適宜の地形測定手段、例え
ば、航空の写真の合成、光波距離計等の測定器を用いた
計測や測量により実測し、或いは既知の実測図をもとに
する等して平面形状及び標高からなる3次元データが得
られる。
ば、航空の写真の合成、光波距離計等の測定器を用いた
計測や測量により実測し、或いは既知の実測図をもとに
する等して平面形状及び標高からなる3次元データが得
られる。
また、地質データは、サイズモやボーリング等の適宜
の地質測定手段を用いて推測し、或いは既知の地質図を
もとにする等して各地層の平面形状及び各地層の高さか
らなる3次元データが得られる。このようにして得られ
た地形データ及び地質データは、フロツピイデイスク等
の外部記憶媒体にストアしてもよい。
の地質測定手段を用いて推測し、或いは既知の地質図を
もとにする等して各地層の平面形状及び各地層の高さか
らなる3次元データが得られる。このようにして得られ
た地形データ及び地質データは、フロツピイデイスク等
の外部記憶媒体にストアしてもよい。
この採掘地の地形データ等はマイクロコンピユウター
構成のシミユレーシヨン装置に入力して、予め設定して
ある基準面と重ね合わせ対照する。
構成のシミユレーシヨン装置に入力して、予め設定して
ある基準面と重ね合わせ対照する。
この際、地形の2次元データ即ち平面形状の大きさ
(縮尺率でもよい)や作業の性質に応じてメツシユの間
隔や数を格子点データ入力で適宜設定する。
(縮尺率でもよい)や作業の性質に応じてメツシユの間
隔や数を格子点データ入力で適宜設定する。
この基準面は、二次元座標上で所望間隔に設けられた
多数の格子点を有するメツシユからなり、格子点データ
入力手段によつて前述の地形データに対応してそのメツ
シユ線の間隔が設定される。
多数の格子点を有するメツシユからなり、格子点データ
入力手段によつて前述の地形データに対応してそのメツ
シユ線の間隔が設定される。
本実施例の場合では、第3図の如く、北方向(Y軸方
向とする。)にそれぞれ均等間隔で連続する0〜23のメ
ツシユ線が設定されている。
向とする。)にそれぞれ均等間隔で連続する0〜23のメ
ツシユ線が設定されている。
即ち、本実施例の場合、基準面は整合された造成の二
次元の地形データ上に、X軸に沿つて24本のメツシユ線
(MX0〜MX23)を、Y軸に沿つて24本のメツシユ線(MY0
〜MY23)が均等間隔に引かれている。
次元の地形データ上に、X軸に沿つて24本のメツシユ線
(MX0〜MX23)を、Y軸に沿つて24本のメツシユ線(MY0
〜MY23)が均等間隔に引かれている。
そして、X線方向およびY軸方向の各メツシユ線が交
叉して23×23個の同一形状(本実施例では正方形)から
なるメツシユを形状すると共に前記メツシユ線(MX0〜M
X23及び、MY0〜MY23)の交叉点からなる格子点Pnが一定
間隔で24×24個(P1からP567まで)設けられることにな
る。
叉して23×23個の同一形状(本実施例では正方形)から
なるメツシユを形状すると共に前記メツシユ線(MX0〜M
X23及び、MY0〜MY23)の交叉点からなる格子点Pnが一定
間隔で24×24個(P1からP567まで)設けられることにな
る。
この格子点の相互の位置関係を表わすために、座標点
(x,y)、又はマトリツクス(m,n)(図示せず)を用い
る。
(x,y)、又はマトリツクス(m,n)(図示せず)を用い
る。
本実施例では説明の便宜上、図中横方向をX軸とし、
縦方向をY軸とした(第3図参照)。
縦方向をY軸とした(第3図参照)。
次に、第3図中左側最上段の格子点P1を基点としてそ
の(二次元)座標を(0,0)とした。
の(二次元)座標を(0,0)とした。
そして、メツシユ線の間隔を1として0〜23の連続す
る整数を符したので、各格子点Pnの二次元位置を座標
(0,0)〜(23,23)で表わすことができる。
る整数を符したので、各格子点Pnの二次元位置を座標
(0,0)〜(23,23)で表わすことができる。
そして、更に、この格子点Pnに対応する前記作業対象
地の平面図上に標高データを等高線などの実測された標
高数値をもとに読みとり、前記座標と共に各格子点(x,
y)毎に標高データz(x,y)として定めていく。
地の平面図上に標高データを等高線などの実測された標
高数値をもとに読みとり、前記座標と共に各格子点(x,
y)毎に標高データz(x,y)として定めていく。
同様に、各格子点(x,y)における鉛直位置での地質
の層の種類及び各層の高さ(本実施例では各層の下限の
高さ)を同様に各格子点の鉛直位置での高さb(x,y)
とコード番号等で表される地質の種類a(x,y,z)との
データによつて定めていく。
の層の種類及び各層の高さ(本実施例では各層の下限の
高さ)を同様に各格子点の鉛直位置での高さb(x,y)
とコード番号等で表される地質の種類a(x,y,z)との
データによつて定めていく。
例えば、格子点Pn(xn,yn)において、地表面は(xn,
yn,zn)であり、第1層は地質a1で(xn,yn,b1)であ
り)、第2層は地質a2で(xn,yn,b2)である。
yn,zn)であり、第1層は地質a1で(xn,yn,b1)であ
り)、第2層は地質a2で(xn,yn,b2)である。
ここでメツシユからなる基準面はシミユレーシヨン装
置の外部表示手段5に表示可能となつており、地形デー
タや地質データが入力されると、地形データの二次元デ
ータを適宜縮尺値で上記基準面に重ね合わせ、地形の標
高データや地質を読み取る構成、或いは、TV撮影機で映
写しデイスプレイ5に表示された原石山の平面図や地形
図を前記デイスプレイ上に表示された基準面と重ね合わ
せて格子点データを読み取る構成であつてもよい。
置の外部表示手段5に表示可能となつており、地形デー
タや地質データが入力されると、地形データの二次元デ
ータを適宜縮尺値で上記基準面に重ね合わせ、地形の標
高データや地質を読み取る構成、或いは、TV撮影機で映
写しデイスプレイ5に表示された原石山の平面図や地形
図を前記デイスプレイ上に表示された基準面と重ね合わ
せて格子点データを読み取る構成であつてもよい。
このようにして定められた全ての格子点P1〜P576の二
次元座標(x,y)および該格子点位置での標高データ
(z)及び、地質の種類データ(a)、地質の層の高さ
(下限の高さ)データ(b)は一連になつて上下に多重
の三次元座標としての格子点データが得られる。
次元座標(x,y)および該格子点位置での標高データ
(z)及び、地質の種類データ(a)、地質の層の高さ
(下限の高さ)データ(b)は一連になつて上下に多重
の三次元座標としての格子点データが得られる。
この格子点データは、格子点データ入力手段1を介し
てシミユレーシヨン装置に入力される。
てシミユレーシヨン装置に入力される。
[シミユレーシヨン装置の構成] シミユレーシヨン装置では、その演算処理部に、等高
線データ演算手段2と、ブロツク換算手段と、作業評価
算出手段と、採掘条件演算手段と、立体図データ演算手
段4と、グラフイツク作成手段10とを備えている。
線データ演算手段2と、ブロツク換算手段と、作業評価
算出手段と、採掘条件演算手段と、立体図データ演算手
段4と、グラフイツク作成手段10とを備えている。
[等高線図データ演算手段の構成] 等高線図データ演算手段2は、全ての格子点データ中
の標高データか最高レベルの標高を有する格子点および
最低レベルの標高を有する格子点を選出しメツシユ上に
表示する。
の標高データか最高レベルの標高を有する格子点および
最低レベルの標高を有する格子点を選出しメツシユ上に
表示する。
次に、上記メツシユ上に所望の等間隔に設定した等高
線がどのような形状となるかを算出する。
線がどのような形状となるかを算出する。
即ち、第4図で示す如く、メツシユを構成する1つ1
つのコマについて4つの格子点から、あるレベルの等高
線の標高が各格子点間のどの位置に存在するか求める。
つのコマについて4つの格子点から、あるレベルの等高
線の標高が各格子点間のどの位置に存在するか求める。
このために等高線と等しい標高となる点Aを、例えば
格子点P1の標高と格子点P2の標高との間でM:Nの絶対値
の比率を求め、同様にP2とP3の間に等高線と等しい標高
となる点Bがあるとすれば、この点BもP2とP3との標高
差から按分比例してBを求め、AとBとを結んで等高線
とする。
格子点P1の標高と格子点P2の標高との間でM:Nの絶対値
の比率を求め、同様にP2とP3の間に等高線と等しい標高
となる点Bがあるとすれば、この点BもP2とP3との標高
差から按分比例してBを求め、AとBとを結んで等高線
とする。
このような手順を経て、前記入力された格子点データ
から、所定間隔の等高線をメツシユ内に描くことのでき
る二次元座標の等高線データを算出することができる。
から、所定間隔の等高線をメツシユ内に描くことのでき
る二次元座標の等高線データを算出することができる。
この等高線データを、前記格子点データと共に用い
て、コンピユータのグラフイツク機能(グラフイツク作
成手段6)を介してデイスプレイ又はプロツタ等の外部
表示手段5によつてメツシユ間を直線で連続する等高線
を表示することができる。
て、コンピユータのグラフイツク機能(グラフイツク作
成手段6)を介してデイスプレイ又はプロツタ等の外部
表示手段5によつてメツシユ間を直線で連続する等高線
を表示することができる。
なお、この発明において上記等高線図は、光学的に図
形を読取つてデータとして入力するデジタイザ、スキヤ
ナーその他の入力手段を用いて入力してもよい。
形を読取つてデータとして入力するデジタイザ、スキヤ
ナーその他の入力手段を用いて入力してもよい。
この場合、予め所定間隔のメツシユまたは格子点を設
定しておき、上記入力手段によつて等高線だけのデータ
を入力してから、両者をデイスプレイ5で適宜縮尺によ
り重ね合わせて表示し、それをみながら各格子点に対す
る地形の標高を順次テンキー等で入力する構成であつて
もよい。
定しておき、上記入力手段によつて等高線だけのデータ
を入力してから、両者をデイスプレイ5で適宜縮尺によ
り重ね合わせて表示し、それをみながら各格子点に対す
る地形の標高を順次テンキー等で入力する構成であつて
もよい。
[シミユレーシヨンデータ演算手段の構成および手順] 次に、前記等高線図形を基に作業用採掘条件を入力
し、該採掘条件を基にシミユレーシヨンした後の格子点
データ等を求めるシミユレーシヨンデータ演算手段3に
ついて説明する。
し、該採掘条件を基にシミユレーシヨンした後の格子点
データ等を求めるシミユレーシヨンデータ演算手段3に
ついて説明する。
まず外部表示手段5に外部表示された等高線図を基に
採掘範囲を設定する。
採掘範囲を設定する。
この実施例では、採掘は最低標高レベルのフロアーを
基準にして下から上に向かい(掘削角度を上向きに設定
して)行なう場合をシミユレートするので、最低レベル
のフロアの境界は、連続する直線で形成された内側境界
線1Lで表わす。
基準にして下から上に向かい(掘削角度を上向きに設定
して)行なう場合をシミユレートするので、最低レベル
のフロアの境界は、連続する直線で形成された内側境界
線1Lで表わす。
また、第10図の如く、各標高レベル毎にフロアを設定
するため、各フロアの境界を連続する直線で形成された
内側境界線2L〜nLで表わす。
するため、各フロアの境界を連続する直線で形成された
内側境界線2L〜nLで表わす。
この境界線は2点が与えられればよく、該2点を結ぶ
直線即ち1次関数f(x)で表わすことができる。
直線即ち1次関数f(x)で表わすことができる。
内側境界線1Lに囲まれたフロアーは、予め設定された
標高に掘削されるフロアーであり、その内側境界線1Lの
外側で、かつ次の標高のフロアの内側境界線2Lに至るま
での領域は、所定角度で上向きに掘削が行なわれる地域
がある。
標高に掘削されるフロアーであり、その内側境界線1Lの
外側で、かつ次の標高のフロアの内側境界線2Lに至るま
での領域は、所定角度で上向きに掘削が行なわれる地域
がある。
この内側境界線1L〜nLは、外部表示された等高線図を
基に境界線データ入力手段7で入力される。
基に境界線データ入力手段7で入力される。
例えば、等高線図がデイスプレイ上に表示されている
場合は、タツチペン構成の境界線データ入力手段7で等
高線データ又は2点のデータを入力し、プリント上に表
示されている場合は、該プリント上に直接描かれた境界
線をデジタイザー構成の境界線データ入力手段7で読み
取つて境界線データとして入力する。
場合は、タツチペン構成の境界線データ入力手段7で等
高線データ又は2点のデータを入力し、プリント上に表
示されている場合は、該プリント上に直接描かれた境界
線をデジタイザー構成の境界線データ入力手段7で読み
取つて境界線データとして入力する。
なお、境界線データ入力手段7は、前記格子点データ
入力手段1との同一データ入力手段或いはデータ読取手
段であってもよい。
入力手段1との同一データ入力手段或いはデータ読取手
段であってもよい。
このようにして入力された境界線データを基に、その
他の掘削条件を入力しシミユレーシヨンデータ演算手段
3で掘削後の地形及び地質データを演算する。
他の掘削条件を入力しシミユレーシヨンデータ演算手段
3で掘削後の地形及び地質データを演算する。
即ち、まず各格子点の掘削を行なう(第8図参照)。
内側境界線1L〜nLで囲まれたフロア部分に含まれる格
子点は予め設定されている掘削条件の標高データを置換
する。
子点は予め設定されている掘削条件の標高データを置換
する。
内側境界線1L〜nLの外側、各標高フロア間の領域にあ
る掘削範囲内の格子点の標高データについては下記の演
算処理を行う。
る掘削範囲内の格子点の標高データについては下記の演
算処理を行う。
ここで、予め掘削条件として所望の掘削角度、掘削方
向、フロアの方向レベル等が初期設定される。
向、フロアの方向レベル等が初期設定される。
(採掘方向の演算) 掘削方向は、一次関数で表わされる内側境界線1Lを基
準にしてこれと直交する方法であるから、各格子点での
掘削方向が演算できる。
準にしてこれと直交する方法であるから、各格子点での
掘削方向が演算できる。
(採掘角度の演算) 掘削範囲内とされた格子点に掘削角度が加えられて掘
削後に想定される標高データが計測される。即ち、掘削
角度Gは、第17,18図で示した従来技術の場合と異な
り、第1図(b)で示す如く、採掘領域の境界線を第1
図(a)(b)に示す対角線ABとする。この線分ABは一
辺を10とする正方形の対角線である。
削後に想定される標高データが計測される。即ち、掘削
角度Gは、第17,18図で示した従来技術の場合と異な
り、第1図(b)で示す如く、採掘領域の境界線を第1
図(a)(b)に示す対角線ABとする。この線分ABは一
辺を10とする正方形の対角線である。
また、掘削角度を45°とし、基準高さを零とすると、
本例では、もともと3次元の測定対象をそのまま3次元
としてとらえているので、第1図(b)において、格子
点Cの標高はC″として表わされる。
本例では、もともと3次元の測定対象をそのまま3次元
としてとらえているので、第1図(b)において、格子
点Cの標高はC″として表わされる。
そこでC″の標高を計算すると、 となり、従来技術で示した値と大きく異なり、正確な標
高が得られる。
高が得られる。
このようにして、格子点の標高データをもとにシミユ
レーシヨン後の格子点データを得ることができる。
レーシヨン後の格子点データを得ることができる。
上記により得られた格子点データは、作業対象地にお
けるシミユレーシヨン後の切断面(表面)の(x,y,z)
からなる3次元座標である。
けるシミユレーシヨン後の切断面(表面)の(x,y,z)
からなる3次元座標である。
(地質データの演算) そこで、次に、上記格子点における標高(x)がその
格子点における各地質層の下限の高さ(b)より高いか
否かを判定し、各格子点での第1層となる地質の種類
(a)および高さ(b)を定めていく。尚、それ以降の
層は順次前記第1層となつた地質の次の層がそのまま
(高さを変えることなく)繰り上がることになる。
格子点における各地質層の下限の高さ(b)より高いか
否かを判定し、各格子点での第1層となる地質の種類
(a)および高さ(b)を定めていく。尚、それ以降の
層は順次前記第1層となつた地質の次の層がそのまま
(高さを変えることなく)繰り上がることになる。
次に、この採掘後の格子点データと掘削前の格子点デ
ータとを基に三次元の可採範囲を算出し、この可採範囲
を格子点4点で囲まれる個別ブロツクに分断し、この分
断された各ブロツク部分について、採掘前後の格子点デ
ータを基に採掘土量を算出する。第15,16図に採掘量の
計算書の出力例を示す。
ータとを基に三次元の可採範囲を算出し、この可採範囲
を格子点4点で囲まれる個別ブロツクに分断し、この分
断された各ブロツク部分について、採掘前後の格子点デ
ータを基に採掘土量を算出する。第15,16図に採掘量の
計算書の出力例を示す。
また、前述の如く各個別ブロツクの土量は個別に算出
されているので適宜段階における採掘量を算出すること
もでき、また同様に各地質毎の可採鉱量も算出すること
ができる。
されているので適宜段階における採掘量を算出すること
もでき、また同様に各地質毎の可採鉱量も算出すること
ができる。
[グラフィツク作成手段の構成] この発明は格子点データを基にしているので、三次元
座標からなる格子点データを基にして、立体図データ演
算手段4によつて、外部表示手段5で適宜方式の立体図
として表示可能な立体図データに演算処理することがで
きる。
座標からなる格子点データを基にして、立体図データ演
算手段4によつて、外部表示手段5で適宜方式の立体図
として表示可能な立体図データに演算処理することがで
きる。
例えば、立体図データ演算手段4が前記各格子点デー
タを基に、X,Y,Z軸を所定角度に設定した透視図を外部
表示する場合には、各格子点レベルかその標高データ
(z)の最高と最低レベルの差を算出する。
タを基に、X,Y,Z軸を所定角度に設定した透視図を外部
表示する場合には、各格子点レベルかその標高データ
(z)の最高と最低レベルの差を算出する。
次に、立体図の視点即ち水平面から上方へ計つた角度
(仰角)および真南から反時計回りにずれる角度(水平
角)等を入力して、上記水平角の大きさに応じてパター
ン化された修正値を前記格子点データに加えて立体図表
用座標を定める。
(仰角)および真南から反時計回りにずれる角度(水平
角)等を入力して、上記水平角の大きさに応じてパター
ン化された修正値を前記格子点データに加えて立体図表
用座標を定める。
この立体図表示用座標を用いグラフィツク作成手段6
を介して、デイスプレーやプロツタ等の外部表示手段5
に透視図を表示することができる。
を介して、デイスプレーやプロツタ等の外部表示手段5
に透視図を表示することができる。
また、等高線を用いた立体図での陰線処理を施した透
視図を作成することもできる。
視図を作成することもできる。
なお、前記立体図データ演算手段4は通常のコンピユ
ータグラフイツク機能による処理でよく、格子点データ
から与えられた各データをもとに、通常設定された仰角
及び水平角に応じた修正処理を行ない、角格子点毎にデ
イスプレイ上の座標を決めて行きその座標を結んでいく
ものであり、メツシユを所定角度でずらした場合の角断
面図を重ね合わせた形状からなる透視図を描くことがで
きる。
ータグラフイツク機能による処理でよく、格子点データ
から与えられた各データをもとに、通常設定された仰角
及び水平角に応じた修正処理を行ない、角格子点毎にデ
イスプレイ上の座標を決めて行きその座標を結んでいく
ものであり、メツシユを所定角度でずらした場合の角断
面図を重ね合わせた形状からなる透視図を描くことがで
きる。
その他、立体図を作成するための具体的構成は問わ
ず、格子点データが有する3次元データをもとに外部表
示手段5を介して表示しうるものであれば如何なる構成
であつてもよい。
ず、格子点データが有する3次元データをもとに外部表
示手段5を介して表示しうるものであれば如何なる構成
であつてもよい。
また、本発明では地質データを基に地層毎に色分けし
た図形(立体図、断面図、地質平面図等)を外部表示す
ることもできる。
た図形(立体図、断面図、地質平面図等)を外部表示す
ることもできる。
上記実施例では原石山の採掘の例を示したが造成地の
場合も同様に行なうことができる。
場合も同様に行なうことができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
<発明の効果> 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、シミ
ユレーシヨンデータ演算手段では採掘角度を境界線に直
交する方向で設定し、もともと3次元の測定対象をその
まま3次元としてとらえているので、採掘後の格子点の
標高も正確に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨンを
得ることができるといった優れた効果がある。
ユレーシヨンデータ演算手段では採掘角度を境界線に直
交する方向で設定し、もともと3次元の測定対象をその
まま3次元としてとらえているので、採掘後の格子点の
標高も正確に算出でき、正確な採掘シミユレーシヨンを
得ることができるといった優れた効果がある。
第1図(a)は本発明に係る採掘シミユレーシヨンシス
テムの一実施例である掘削角度条件を示す基本原理図、 同図(b)は同じくその平面図、 同図(c)は機能ブロツク図、 第2図第1図(a)においてE方向から見た掘削角度を
示す図、 第3図は造成地の実測平面図をもとにその平面図を等間
隔のメツシユ状に分割した状態を示す図、 第4図は等高線データを得るための概念説明図、 第5図は等高線図、 第6図は採掘平面図、 第7図は第5図のX−X線断面図、 第8図は採掘後の投影図、 第9図は採掘前の造成地の平面図出力例を示す図、 第10図は採掘範囲出力例を示す平面図、 第11図は採掘前造成地の立体図出力例を示す図、 第12図は採掘後造成地の立体図出力例を示す図、 第13図は採掘前造成地の断面図出力例示す図、 第14図は採掘後造成地の断面図出力例を示す図、 第15図は採掘量計算書の出力例を示す図、 第16図は格子毎の採掘量の印字例を示す図である。 第17図は従来の採掘シミユレーシヨンシステムにおいて
採掘条件のうち採掘方向を決定するための原理図、 第18図は同じく採掘角度決定した場合の標高データを示
す側面図である。 1:格子点データ入力手段、2:等高線図データ演算手段、
3:シミユレーシヨンデータ演算手段、4:立体図データ演
算手段、5:外部表示手段、6:グラフイツク作成手段。
テムの一実施例である掘削角度条件を示す基本原理図、 同図(b)は同じくその平面図、 同図(c)は機能ブロツク図、 第2図第1図(a)においてE方向から見た掘削角度を
示す図、 第3図は造成地の実測平面図をもとにその平面図を等間
隔のメツシユ状に分割した状態を示す図、 第4図は等高線データを得るための概念説明図、 第5図は等高線図、 第6図は採掘平面図、 第7図は第5図のX−X線断面図、 第8図は採掘後の投影図、 第9図は採掘前の造成地の平面図出力例を示す図、 第10図は採掘範囲出力例を示す平面図、 第11図は採掘前造成地の立体図出力例を示す図、 第12図は採掘後造成地の立体図出力例を示す図、 第13図は採掘前造成地の断面図出力例示す図、 第14図は採掘後造成地の断面図出力例を示す図、 第15図は採掘量計算書の出力例を示す図、 第16図は格子毎の採掘量の印字例を示す図である。 第17図は従来の採掘シミユレーシヨンシステムにおいて
採掘条件のうち採掘方向を決定するための原理図、 第18図は同じく採掘角度決定した場合の標高データを示
す側面図である。 1:格子点データ入力手段、2:等高線図データ演算手段、
3:シミユレーシヨンデータ演算手段、4:立体図データ演
算手段、5:外部表示手段、6:グラフイツク作成手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田野井 弘 東京都中央区日本橋本町4丁目9番11号 東芝ケーエヌシステム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−281369(JP,A) 特開 昭60−201476(JP,A) 特開 昭61−187069(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】標高が実測された造成地の実測平面図をも
とに該実測平面図を等間隔のメツシユ状に分割した場合
の各格子点の位置と該格子点における標高とを読取つて
得られた格子点データを入力するための格子点データ入
力手段と、 該格子点データ入力手段から入力された格子点データを
基に、メツシユ内に所望間隔の等高線で描かれる採掘前
等高線図作成データを演算する等高線図データ演算手段
と、 該等高線図データ演算手段により得られた採掘前等高線
図データに、採掘予定地の範囲を直線の連続として表わ
す採掘予定地境界線の境界線データと、該境界線データ
を基準にして掘削方向を示す掘削方向データと、掘削角
度を示す掘削角度データと、採掘予定レベルの標高を示
す最終掘削レベルデータとを入力し演算処理して採掘シ
ミユレーシヨン後の格子点データを得るシミユレーシヨ
ンデータ演算手段と、 該シミユレーシヨンデータ演算手段から得られた採掘シ
ミユレーシヨン後の格子点データをもとに所望視点位置
から見た透視図等の立体図作成データを算出するための
立体図データ演算手段と、 該立体図データ演算手段から得られた立体図作成データ
を前記等高線図データ演算手段から得られた等高線図作
成データとを基に、立体図および等高線を外部表示手段
にイメージ出力させるグラフイツク作成手段と を備えてなる採掘シミユレーシヨンシステムにおいて、 前記掘削角度を境界線に直交する方向で設定したことを
特徴とする採掘シミユレーシヨンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29004390A JP2639465B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 採掘シミユレーシヨンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29004390A JP2639465B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 採掘シミユレーシヨンシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04166592A JPH04166592A (ja) | 1992-06-12 |
JP2639465B2 true JP2639465B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=17751046
Family Applications (1)
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-
1990
- 1990-10-26 JP JP29004390A patent/JP2639465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102777179A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-11-14 | 中国矿业大学(北京) | 一种应用区域动力规划控制矿井动力能量来源的方法 |
CN102777179B (zh) * | 2012-06-29 | 2014-08-20 | 中国矿业大学(北京) | 一种应用区域动力规划控制矿井动力能量来源的方法 |
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---|---|
JPH04166592A (ja) | 1992-06-12 |
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