JPH0350876B2 - - Google Patents

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JPH0350876B2
JPH0350876B2 JP12357985A JP12357985A JPH0350876B2 JP H0350876 B2 JPH0350876 B2 JP H0350876B2 JP 12357985 A JP12357985 A JP 12357985A JP 12357985 A JP12357985 A JP 12357985A JP H0350876 B2 JPH0350876 B2 JP H0350876B2
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JP12357985A
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Takashi Nagata
Hiroyuki Hachitani
Shigehito Hirata
Atsushi Takahashi
Jiro Yamazaki
Tooru Akita
Yoshito Senokuchi
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、作業対象物(又は作業対象地)を
適宜作業条件を基にシミユレートして作業中乃至
作業後に想定される外観形状を立体図等の図形と
して外部表示し、またその作業量等を算出しうる
作業シミユレーシヨンシステムに関する。
【従来の技術】
原石山や造成地等の掘削される作業予定地の作
業条件に関し、従来は単なる地形図や断面図等の
いわば二次元的な資料を基にして作業用の掘削計
画を立てているので、現実感に乏しい、掘削
を進めていく過程で発生する問題点(例えば任意
の方向から見た作業予定地の景観の変化等)が予
知しにくい、作業時の掘削土量を計算するには
プラニメータと計算機に用いて算出しなければな
らないので煩雑であると共に長時間を要する、等
の憾みがあつた。 そこで、パノラマ写真や粘土による模型を用い
れば作業予定地の所望作業条件実行後の外観形状
を立体的に把握することができるが、前者にあつ
ては現時点での状況を把握することができるが将
来の検討には役立たず、また後者にあつては掘削
量の計算が不可であるという致命的な欠点を有す
る。 そこで、本発明者らは、既に特願昭59−57694
号及び特願昭60−26739号に係る発明において、
標高が実測された原石山及び造成地の実測平面図
をもとに該実装平面図を等間隔のメツシユ状に分
割した場合の各格子点の位置と該格子点における
標高とを読取つて得られた格子点データを用い
て、原石山の採掘をシミユレーシヨンし、その結
果を立体図として外部表示手段に表示するシステ
ムを提案しており、この分野において相当の実績
を収めることができた。 しかし、このシミユレーシヨンシステムでは、
作業地の格子点データにおける地質の種類が単一
の場合は問題ないが、地質の種類が数層に分かれ
ている場合においては地質を基にしたシミユレー
シヨンを行うことができなかつた。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明者らは上記事情に鑑み、格子点データと
して地形データにとどまらず、地質データにまで
対象を拡げて鋭意研究を行い、更にこれをもと
に、シミユレーシヨン対象を掘削作業に限定する
ことなく汎用性をもたせて本発明を完成するに至
つた。 即ち、本発明の主たる目的は、 格子点データを作業対象物又は作業対象地の二
次元データと重合わせて基準面を設定し、上記各
格子点に高さ(標高)データと品質又は地質デー
タを入力して作業シミユレーシヨン後の外観形状
を図形として外部表示し、また作業量を算出しう
るシステムを提案するにある。
【問題点を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために、第1図
で示す如く、 (a) 二次元座標上で所定間隔の位置座標に設けら
れた多数の格子点を有するメツシユからなる基
準面設定手段1を設ける、 (b) 作業対象物(又は作業対象地)の形状(又は
地形)データD1及び品質(又は地質)データ
D2からのデータを基にして、作業対象物(又
は作業対象地)の二次元データに上記格子点を
対照した場合の作業対象物(又は作業対象地)
の高さ及び品質(又は地質)の種類と各品質
(又は地質)毎の高さを前記各格子点毎に読取
つて前記位置座標に加え三次元座標とする格子
点データ入力手段2を設ける、 (c) 該格子点データ入力手段2により入力された
前記格子点データを基に、メツシユ内に所望間
隔の等高線で描かれる等高線図データを演算す
る等高線図データ演算手段3を設ける、 (d) 上記作業前等高線図データを基にグラフイツ
ク作成手段7を介して外部表示手段8によつて
外部表示された等高線図に対して作業予定地の
範囲を直線の連続として入力するための境界線
データ入力手段4を設ける、 (e) 上記境界線データを基準にして作業方向を示
す作業方向データ等を入力し演算処理して作業
シミユレーシヨン後の格子点データを得る作業
条件演算手段5を設ける、 (f) 該作業条件演算手段5から得られたシミユレ
ーシヨン後の格子点データをもとに図形データ
を算出するための図形データ演算手段6を設け
る、 (e) 該図形データ演算手段6から得られた図形デ
ータを基に、グラフイツク作成手段7を介して
立体図等の図形又は等高線図を外部表示手段8
に外部表示する、 という技術的手段を講じている。
【実施例】
以下に、この発明の作業シミユレーシヨンシス
テムを原石山の採掘シミユレーシヨンに用いた実
施例につき説明する。 作業対象物を実測して地形データ及び地質デー
タを得る。 ここで地形データは適宜の地形測定手段、例え
ば、航空写真の合成、光波距離計等の測定機を用
いた計測や測量により実測し、或いは既知の実測
図をもとにする等して平面形状及び標高からなる
3次元データフアイルD1が得られる。 また、地質データは、サイズモやボーリング、
電頭調査等の適宜地質測定手段を用いて推測し、
或いは既知の地質図をもとにする等して各地層の
種類、形状及び各地層の高さからなる3次元デー
タフアイルD2が得られる。 このようにして得られた地形データフアイルD
1及び地質データフアイルD2はフロツピデイス
ク等の外部記憶媒体にストアしてもよい。 この原石山の地形データフアイルD1はマイク
ロコンピユータ構成のシミユレーシヨン装置Sに
入力して、格子点データを有するメツシユからな
る基準面と重合わせ対照する。 この際、地形の二次元データ即ち平面形状の大
きさ(縮尺率でもよい)や作業の性質に応じてメ
ツシユの間隔や数を基準面設定手段1で適宜設定
する。 この基準面は、二次元座標上で所望間隔に設け
られた多数の格子点を有するメツシユからなつて
いる。 本実施例の場合では北方向(Y軸方向とする)
および東方向(X軸方向とする)にそれぞれ均等
間隔で連続する0〜23のメツシユ線が設定されて
いる。 即ち、本実施例の場合、第2図に示す如く、基
準面は重合された原石山の二次元データ(平面図
上)に、X軸に沿つて24本のメツシユ線(MX0
〜MX23)を、Y軸に沿つて24本のメツシユ線
(MY0〜MY23)が均等間隔に引かれている。 そして、X軸方向およびY軸方向の各メツシユ
線が交叉して23×23個の同一形状(本実施例では
正方形)からなるコマKを形成すると共に前記メ
ツシユ線(MX0〜MX23及び、MY0〜MY23)
の交叉点となる格子点PNが一定間隔で24×24個
(P1からP576まで)設けられることになる。 この格子点の相互の位置関係を表すために、座
標点(x、y)、又はマトリツクス(m、n)を
用いる。 本実施例では説明の便宜上、図中横方向をX軸
とし、縦方向をY軸とした。 次ぎに、図中左側最上段の格子点P1を基点と
してその(二次元)座標を(0、0)とした。 そしてメツシユ線の間隔を1として0〜23の連
続する整数を符したので、各格子点Pnの二次元
位置を座標(0、0)〜(23、23)で表すことが
できる。 そして、更に、この格子点Pnに対応する前記
作業対象地の平面図上の標高データを等高線など
の実測された標高数値をもとに読みとり、前記座
標と共に各格子点Pn毎に標高データとして定め
ていく。 同様に、各格子点Pnにおける鉛直位置での地
質の層の種類及び各層の高さ(本実施例では各層
の下限の高さとする)を同様に各格子点の鉛直位
置での地層の下限の高さとコード番号等で表され
た地質の種類とのデータによつて定めていく。 例えば、格子点Pn(xn、yn、)において、地表
面は(xn、yn、zn)であり、第1層は地質a1
で(xn、yn、b1)であり、第2層は地質a2で
(xn、yn、b2)である(第3図参照)。 ここで、メツシユからなる基準面はシミユレー
シヨン装置Sの外部表示手段8に表示可能となつ
ており、地形データや地質データが入力される
と、地形データの二次元データを適宜縮尺値で上
記基準面に重ね合わさ、地形の標高データや地質
データを読み取る構成、或いはTV撮影機で映写
しデイスプレイ8に表示された原石山の平面図や
地形図を前記デイスプレイ上に表示された基準面
と重合わせて格子点データを読取る構成であつて
もよい。 更に、単に地形図や平面図に透明プレートに一
定間隔のメツシユが描かれた基準面を重ね合わ
せ、或いは直接に筆記具で図面上に基準面を描い
て格子点位置を決定するものであつてもよい。 このようにして定められた全ての格子点P1〜
P576に、二次元位置座標(x、y)を基にした
格子点位置での標高データ(z)及び地質の高さ
データ(b)と種類データ(a)は一連になつて上下に多
重の三次元座標としての格子点データが得られ
る。 この各格子点Pnにおける格子点データは、格
子点データ入力手段2を介してシミユレーシヨン
装置Sに入力される。 該シミユレーシヨン装置Sでは、その演算処理
部に、等高線図データ演算手段3と、作業条件演
算手段5と、図形データ演算手段6とを備えてい
る。 即ち、等高線図データ演算手段3は、まず、格
子点の座標データ、外部表示上のメツシユ間隔等
のデータを基に、外部表示用に置き換えられた23
×23のコマを形成するメツシユ乃至格子点の外部
表示手段上での座標を設定する。 そして、全ての格子点データ中の標高データか
ら最高レベルの標高を有する格子点および最低レ
ベルの標高を有する格子点を選出しメツシユ上に
表示する。 次ぎに、上記メツシユ上に所望の等高線に設定
した等高線がどのような形状となるかを算出す
る。 即ち、第4図で示す如く、メツシユを構成する
1つ1つのコマについて対角線を引いた場合に、
上側の直角三角形を構成する3つの格子点Pa、
Pb、Pcを採り上げ、このPa、Pb、Pcを大きい
順にU3、U2、U1に置き換える(第5図〜第6
図)。 このU3、U2、U1間を結んで形成される直角三
角形内には、前記最高レベルの標高と最低レベル
の標高の間で所定間隔に設けられた等高線の標高
が一つ以上存在する。 或るレベルの等高線の標高がU3−U1間に存在
するとした場合、この等高線と等しい標高となる
点AをU3−U1間に求める。 このために等高線と等しい標高となる点Aを、
U3の標高とU1の標高との間でM:Nの絶対値の
比率を求め、U3からU1の水平線に垂した垂直線
l(本実施例ではU2−U1間の直線部分に対応)
上で按分比例して仮のAを求め、その仮のAをそ
のまま水平移動してU3−U1を結ぶ直線の交点を
求め、その交点をA点とする(第5図参照)。 換言すれば、今、U3の標高が90mで、U1の標
高が60mとした場合、80mの等高線を描くには前
記垂直線l1を1:2に按分して仮のA点を求め、
そのA点をから引いた水平線とU3−U1を結ぶ直
線の交点が点Aの二次元座標となる。 次に、上記等高線の標高は、U3−U2間又はU2
−U1間のいづれかに存在するのでどちらに存在
するか判断し、前記と同様、高い方の標高と低い
方の標高との間においてM′:N′の絶対値の比率
を求めB点を特定する。 このA点とB点とを直線で結んで等高線を描く
(第6図a,b参照)。 この作業を上記一つの直角三角形において各等
高線の標高毎に行い、それが済むと順次例えば左
から右へ順次一段ずつ下りながら全てのコマで同
様の処理を繰返し行う。右最下段のコマが済むと
次に左最上段のコマに再度戻る。 そして、今度は前記対角線で仕切られたコマの
下側に形成される直角三角形部分において同様の
処理を行い順次繰返す(第4図参照)。 即ち1つのコマで2回の処理を各レベルの等高
線毎に行い前記メツシユ内に予め設定された間隔
を有する等高線を描くことができる。 このような手順を経て、前記入力された格子点
データから、所定間隔の等高線をメツシユ内に描
くことのできる二次元座標の等高線データを算出
することができる。 この等高線データを、前記格子点データと共に
用いて、コンピユータのグラフイツク機能(グラ
フイツク作成手段7)を介してデイスプレイ又は
プロツタ等の外部表示手段8によつて第2図で示
す如き等高線図を表示することができる。 尚、この発明において上記等高線図は、光学的
に図形を読取とつてデータとして入力するデジタ
イザ、スキヤナーその他の入力手段を用いて入力
してもよい。 この場合、予め所定間隔のメツシユ乃至格子点
を設定しておき、上記入力手段によつて等高線だ
けのデータを入力してから、両者をデイスプレイ
8で表示し、それを見ながら各格子点の標高デー
タを順次テンキー等で入力する構成であつてもよ
い。 次に、前記等高線図を基に作業条件となる採掘
条件を入力し、該採掘条件を基にシミユレートし
た後の格子点データ等を求める作業条件演算手段
5について説明する。 まず外部表示手段8に外部表示された等高線図
を基に採掘範囲及び非採掘範囲を設定する。 ここで、採掘は、最低標高レベルのフロアーを
基準にして下から上に向かい(採掘角度を上向に
設定して)行う場合をシミユレートする場合を例
にとると、最低レベルのフロアの境界は、連続す
る直線で形成された内側境界線ILで表し、その
外側にあつて、採掘する部分と採掘しない部分と
を区分するための境界は、連続する直線で形成さ
れた外側境界線OLで表す(第7図参照)。 この境界線は2点が与えられればよく、該2点
を結ぶ直線即ち1次関数f(x)で表すことがで
きる。 内側境界線ILに囲繞されたフロアーは、予め
設定された標高に掘削されるフロアーであり、内
側境界線ILの外側で且つ外側境界線OLの内側に
囲繞された領域は所定角度で上向きに掘削(後述
の如く下向きにも掘削されるが)が行われる地域
であり、外側境界線OLの外側の領域は全く掘削
が行われない地域である。 そして前記内側境界線ILと外側境界線OLとは、
外部表示された等高線図を基に境界線データ入力
手段4で入力される。 例えば、等高線図がデイスプレイ上に表示され
ている場合は、タツチペン構成の境界線データ入
力手段4で等直線データ又は2点のデータを入力
し、プリント上に表示されている場合は、該プリ
ント上に直接描かれた境界線をデジタイザー構成
の境界線データ入力手段4で読取つて境界線デー
タとして入力する。 尚、境界線データ入力手段4は、前記格子点デ
ータ入力手段1と同一のデータ入力手段或いはデ
ータ読取手段であつてもよい。 このようにして入力された境界線データを基
に、次に各格子点の類別を行う(第7図参照)。 内側境界線ILで囲繞されたフロア部分に含ま
れる格子点(説明上、●で表示)は予め設定され
ている前記掘削条件の標高データと置換する。 外側境界線OLより外側の非掘削部分の格子点
(説明上、×で表示)は掘削しない部分となるの
で、該領域に含まれる格子点の標高データは変更
せず同一のままとする。 内側境界線ILの外側で、外側境界線OLの内側
となる掘削範囲内の格子点(説明上、△で表示)
の標高データについては下記の演算処理を行う。 ここで、予め掘削条件として所望の掘削角度、
掘削方向、フロアの標高レベル等が所期設定され
る。 そして、掘削方向は、内側境界線ILを基準に
+(1)か、−(0)かで表す。 尚、この場合掘削方向がメツシユのX軸、Y軸
と平行でない場合には第8図に示す如く、掘削方
向を示すベクトルPをx、y成分に分割し、Px、
Pyを求めPとPx又はPとPyとのなす角αとβの
うち小さい方を基準としてX軸又はY軸に沿う方
向を掘削方向として処理する。 図示例の場合α>βであるからPyによる。 掘削範囲内とされた格子点に掘削角度が加えら
れて掘削後に想定される標高データが計測され
る。 即ち、掘削角度Gは第9図で示す如く、前記掘
削方向と同様にベクトルAをx、y成分に分割
し、Aとのなす角が小さい方A′を選び偽傾斜
G′とする。尚偽傾斜G′は G′=TAN-1−H/|X|−= SIN-1(COSα×SIN G) で表される。 このG′角度をもとに格子点の標高データを算
出する。 格子点がない時は2点の平均を求めて標高デー
タとする。 これを各内側境界線ILごとに掘削範囲内の格
子点の標高データが最低標高レベルを超えない範
囲で行う。 また、内側境界線IL相互間の隣接部分は同一
格子点において複数の標高データが算出される場
合があり、その場合は標高データの高い方(図中
●で表示)をその格子点の標高データとして決定
し掘削後の標高データを決定する(第10図参
照)。 このようにして格子点の標高データをもとに所
定作業条件で採掘した場合の切断面の格子点デー
タを得ることができる。 以上は、予め掘削後の最低レベル乃至フロアが
決定されていて、下から上に掘削していく場合の
格子点データの演算手順である。 また別の方法として上から下に採掘する場合に
は、外先境界線OLから内側境界線ILに向かつて
下向に掘削角度を設定して、前記と同様に偽傾斜
G′を算出して、各格子点の標高を測定し、掘削
範囲となる格子点の標高データを演算すればよ
い。 この上から下に採掘する方法と下から上に採掘
する方法はそれぞれ単独でも或いは組合せてもよ
く、例えば造成地等の如く、内側境界線ILと外
側境界線OLとが相似形でない場合は、内側境界
線ILから上向に掘削角度を設定してシミユレー
シヨンするだけでは外側境界線OLの境界に沿つ
て掘削することにならないので、外側境界線OL
から内側境界線ILに向かつて下向に前記上向き
掘削角度に対向する掘削角度を設定して、前記と
同様に偽傾斜G′を算出して、各格子点の標高を
測定し、同一の格子点に下向に掘削角度を設定し
た場合の標高データと、上向に掘削角度を設定し
た場合の標高データとが異なつた場合には、標高
の高い方のデータを正しい標高データに決定し切
断面の格子点データを得る。 上記により得られた格子点データは、原石山の
採掘後の切断面(表面)の(x、y、z)からな
る三次元座標である。 そこで、次ぎに、上記各格子点における標高
(z)が、その格子点における各地質の下限の高
さ(b)より高いか否かを判定し、上下に連続するど
の地質(地層)の高さ(下限の高さ)よりも高い
かを判定し、各格子点での地質の種類(a)を定めて
いく。 上記の各段階で得られた格子点データは、原石
山の外表面における(x、y、z)からなる三次
元座標であるので、図面データ演算手段6によつ
て、外部表示手段8で適宜方式の立体図として表
示可能な立体図データに演算処理される。 例えば、図形データ演算手段6が前記各格子点
データを基に、X、Y、Z軸を所定角度に設定し
た透視図を外部表示する場合には、各格子点デー
タからその標高データ(z)の最高と最低レベル
の差を算出する。 次に、立体図の視点即ち水平面から上方へ計つ
た角度(仰角)および真南から反時計回りにずれ
る角度(水平角)等を入力して、上記水平角の大
きさに応じてパターン化された修正値を前記格子
点データに加えて立体図用座標を定める。 この立体図用座標を用いグラフイツク作成手段
(コンピユータグラフイツク機能)7を介して、
デイスプレーやプロツター等の外部表示手段8に
透視図を表示することができる。 この透視図は、前記地質データを用いて地質に
より色分けすることもできる。 即ち、シミユレーシヨン後の表面となる切断面
の地質平面図データを演算する。 この地質平面図データは、今、ある格子点
(xi、j)における切断面の高さをz(xi、yj)と
し、第K層の高さをbk(xi、yj)とすれば、 z(xi、yj)−bk(xi、yj)=DDK(xi、yj) をみたす変数DDKを求め、このDDK=0になる
座標を演算していけば各地質の層の境界線のデー
タを算出することができ、これをもとに切断面で
の地質平面図データを得ることができる(第11
図参照)。 また上記と同様の方法で、 DD1(xi、yj)=z(xi、yj)−b1(xi、yj) DD2(xi、yj)=z(xi、yj)−b2(xi、yj) と考え、DD1=0、DDK=0になる座標を演算
していけば、各層の境界線を表示した地質平面図
データを得ることができる(第12図参照)。 この地形平面図データを上記立体図データと重
合わせることにより、地質毎に識別された立体図
を外部表示することができる。 尚、前記グラフイツク作成手段7は通常のコン
ピユータグラフイツク機能による処理でよく、格
子点データから与えられた各データをもとに、通
常設定された仰角および水平角に応じた修正処理
を行い、各格子点毎にデイスプレイ上の座標を決
めて行きその座標を結んでいくものであり、メツ
シユを所定角度でずらした場合の各断面図を重ね
合わせた形状からなる透視図を描くことができる また、等高線を用いた立体図で陰線処理を施し
た透視図を作成してもよくこの発明において図形
の種類は立体図であると、縁部を断面図とする立
体図であると、或いは等高線で描かれた平面図で
あると、その図形の種類は特に限定されない。 本発明では異なる実施例として陰線処理を施し
た立体図を外部表示する場合を更に説明する。 この陰線処理は、前記透視図と同様予め設定さ
れた仰角および水平角をもとにパターン化された
修正数値を用いて格子点データを修正しデイスプ
レイ上の座標を得る。 そして、立体図作成のためのXYZ軸が設定さ
れたらその基点側から前方に向かつて順次格子点
毎の座標を入力していく。 この際コマ毎に格子点で形成される面は輪部の
みを有彩色で残し、順次前方に進むにつれ重合す
る部分を塗りつぶしていけば、重合う部分は最前
の面のみが残り、重なり合わない部分はそれぞれ
の輪部が残ることになるので陰線を残さない立体
図を作成することになり、ついで最下層の地層部
分に該地層について設定された識別色を塗り、順
次同様に上の層の地質の識別色を塗つていくと重
なり合う部分は最前の識別色のみが残り、重なり
合わない部分はそれぞれの地質の識別色が残るの
で各地質毎に色分けされた透視図を簡単に描くこ
とができる。 次ぎに、前記掘削前の格子点データと掘削処理
後の想定される格子点データをもとにして全体の
可採鉱量及び各地質の層毎の可採鉱量を算出する
ことができる。 即ち、現状の地形における各格子点(I、J)
における標高データをz1(I、J)、採掘後の地形
の標高データをz2(I、J)とし、第1層の地質
の下限の高さをb1(I、J)、第2層の地質の下
限の高さをb2(I、J)…第n層の地質の下限の
高さをbn(I、J)とする。 ここで格子点で囲まれる各メツシユの平均標高
を算出し、その平均標高をそれぞれ、現状の地形
の場合をZ1(I、J)、採掘後の地形の場合をZ2
(I、J)とし、第1層の地質の下限の場合をB1
(I、J)、第2層の地質の下限の場合をB2(I、
J)…第n層の地質の下限の場合をBn(I、J)
とし、また各メツシユの面積をSとすると、 全体の可採鉱量Vは、 V=IYJ=1IXI=1 [{Z1(I、J) −Z2(I、J)}×S]〕 第N層の可採鉱量Vnは、 V=IYJ=1IXI=1 [{Bn(I、J) −Z2(I、J)}×S]〕−Np=n+1 Vp 但し{ }≦0の時は、{ }=0とする によつて算出することができる。 なお、この可採鉱量の算出式は一例を示すもの
であり、前記各格子点データを用いて他の算出式
で算出してもよいことは勿論である。 上記実施例では、原石山の採掘作業のシミユレ
ーシヨンを示したが造成地の採掘作業等でも同様
である。 また、この発明で対象となるのは上記のごとき
地面の採掘に限定されるものではなく、気体・液
体・固体を問わず、作業の経過に従つてその外観
が立体的に変形していくものであれば全てに適用
することができる。 また、作業の種類も採掘作業に限定されず、要
するに作業の経過に従つて対象物の外観を立体的
に変形させるような作業であれば如何なる種類の
ものであつてもよい。
【発明の効果】
この発明は、三次元データからなる格子点デー
タを基に、作業条件を設定して作業後に想定され
る作業対象物又は作業対象地をその内部の品質又
は地質の層を含めて2次元乃至3次元の図形とし
て外部表示することができる。 更に全体の作業量は勿論、各品質乃至地質毎の
作業量の計算を行うことができるので、作業計画
立案に好適なシミユレーシヨンを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロツク図、第2図は
基準面を示す説明図、第3図は地質データを説明
するための図、第4図〜第6図は等高線データを
得るための概念説明図、第7図〜第10図はさい
くつ処理後の格子点データを得るための概念説明
図、第11図〜第12図は地質平面図データを得
るための説明図、第13図はシミユレーシヨンし
た各年度毎の採掘経過を示す立体図の出力例であ
る。 1……基準面設定手段、2……格子点データ入
力手段、3……等高線図データ演算手段、4……
境界線データ入力手段、5……作業条件演算手
段、6……図形データ演算手段、7……グラフイ
ツク作成手段、8……外部表示手段、D1……地
形データ、D2……地質データ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二次元座標上で所定間隔の位置座標に設けら
    れた多数の格子点を有するメツシユからなる基準
    面設定手段と、 作業対象物(又は作業対象地)の形状(又は地
    形)データ及び品質(又は地質)データからのデ
    ータを基にして、作業対象物又は作業対象地の二
    次元データに上記格子点を対照した場合の作業対
    象物又は作業対象地の高さ及び品質(又は地質)
    の種類と各品質毎の高さ(又は地層毎の高さ)を
    前記各格子点毎に読取つて前記位置座標に加え三
    次元座標とする格子点データ入力手段と、 該格子点データ入力手段から入力された格子点
    データを基に、メツシユ内に所望間隔の等高線を
    描くための等高線図データ演算手段と、 上記等高線図データを基にグラフイツク作成手
    段を介して外部表示手段によつて外部表示された
    等高線図に対して作業範囲を直線の連続として入
    力するための境界線データ入力手段と、 上記境界線データを基準にして作業方向を示す
    作業方向データ等を入力し演算処理して作業シミ
    ユレーシヨン後の格子点データを得る作業条件演
    算手段と、 該作業条件演算手段から得られた作業シミユレ
    ーシヨン後の格子点データを基に図形データを演
    算する図形データ演算手段と、 該図形データ演算手段から得られた図形データ
    を基にして立体図等の図形又は等高線図を外部表
    示手段に外部表示するグラフイツク作成手段とを
    備えてなる作業シミユレーシヨンシステム。 2 作業条件演算手段に入力する作業対象物(作
    業対象地)の作業範囲を直線の連続として表わす
    境界線データが、最低標高となるフロアを囲繞す
    るフロア境界線データと、非作業予定地の範囲を
    示す非作業境界線データとからなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の作業地シミユレ
    ーシヨンシステム。 3 格子点データ入力手段に入力される格子点デ
    ータは、作業対象物乃至作業対象地が多層に品質
    乃至地質を有する場合に、品質乃至地質の各層の
    高さを品質乃至地質の下限の高さとすることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の作業シミユ
    レーシヨンシステム。 4 図形データ演算手段が、品質乃至地質の種類
    に応じて異なる色彩又は模様を付して外部表示で
    きるよう図形データを演算することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の作業シミユレーシヨ
    ンシステム。
JP60123579A 1985-06-07 1985-06-07 作業シミユレ−シヨンシステム Granted JPS61282595A (ja)

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