JP2639061B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2639061B2
JP2639061B2 JP5600489A JP5600489A JP2639061B2 JP 2639061 B2 JP2639061 B2 JP 2639061B2 JP 5600489 A JP5600489 A JP 5600489A JP 5600489 A JP5600489 A JP 5600489A JP 2639061 B2 JP2639061 B2 JP 2639061B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真感光体に関し、更に詳しくは、ケ
イ素含有ポリカーボネート樹脂を結着樹脂として用いた
電子写真感光体に関する。
従来の技術 近年、電子写真技術は、高速、かつ高印字品質が得ら
れると言う利点を有するため、複写機及びレーザービー
ムプリンター等の分野において、著しく応用されてい
る。
これ等電子写真技術において用いられる電子写真感光
体としては、従来からセレン、セレン−テルル合金、セ
レン−ひ素合金、硫化カドミウム等の無機光導電材料を
用いたものが広く知られている。一方、これ等無機光導
電材料を用いた電子写真感光体に比べ、安価で製造性及
び廃棄性の点で優れた利点を有する有機光導電材料を用
いた電子写真感光体の研究も活発化してきている。中で
も、露光により電荷を発生する電荷発生層と電荷を輸送
する電荷輸送層を積層する機能分離型の有機積層型感光
体は、感度、帯電性及びその繰り返し安定性等、電子写
真特性の点で優れており、種々の提案がなされ、実用化
されている。
これら有機積層型感光体では、上記の電子写真特性に
関しては十分な性能を示すものが開発されてきている
が、機械的外力に対する耐久性、即ち、トナー、現像
剤、用紙、クリーニング部材等からの直接的負担による
感光体表面の摩耗や傷等の発生により画像欠陥が生じる
問題、或いはコロナ放電により発生するオゾン、窒素酸
化物等の低抵抗物質やコピー用紙により生じる紙粉、更
にトナー成分等が感光体表面に付着蓄積することにより
引き起こされる画像欠陥などがあり、感光体寿命を制限
している。
これらの問題点を解決するために種々の対策が検討さ
れており、例えば、感光体表面積の結着樹脂として、ポ
リメチルメタクリレート、ポリエステル、ポリカーボネ
ート樹脂等を用いるもの(特開昭57−4051号公報等)或
いは感光体表面層の結着樹脂中に潤滑剤を含有させたも
の(特開昭63−2072号及び同63−56658号公報)等が提
案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来提案されたこれ等の場合には、比
較的良好な耐久性の電子写真感光体が得られるが、未だ
充分満足できるものではない。すなわち、前者の場合、
形成された塗膜は、その鉛筆硬度がHBないしHの範囲に
とどまり、したがって、形成される電子写真感光体の表
面硬度は充分満足できるものではなく、4万ないし5万
枚程度のコピー操作によって、感光層表面の摩耗及び傷
による画質欠陥が発生すると言う問題が残されており、
また、後者の場合、4〜5万枚程度のコピー操作の後に
おいて、感光体表面への付着物の蓄積による画像流れが
発生してしまうという問題が残されていた。したがっ
て、従来から、高い表面硬度を有する感光層が形成され
るような結着樹脂の開発が望まれていた。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたもので
あって、従来の技術における上記の問題点を解消するこ
とを目的とするものである。
すなわち、本発明の目的は、高い表面硬度と表面潤滑
性を合わせ持つ感光層を有する電子写真感光体を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は、感光層の結着樹脂について、種々検討
した結果、下記一般式(I)で示される繰り返し単位を
構成成分とするポリカーボネート樹脂が、極めて優れた
表面硬度と表面潤滑性を合わせ持ち、それを下記一般式
(II)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネー
ト樹脂と併用することによって、上記の問題点、すなわ
ち、感光層表面の摩耗及び傷による画質欠陥、及び紙粉
などの付着蓄積による画像流れの発生を同時に解消し、
電子写真感光体の寿命を飛躍的に向上させることができ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、導電性基体上に感光層を設けてなる電子写
真感光体において、該感光層が、結着樹脂として、下記
一般式(I)で示される繰り返し単位よりなるポリカー
ボネート樹脂を1種又はそれ以上 (式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ水素原子、炭素
原子数1〜3のアルキル基、又はハロゲン原子を表わ
し、R5及びR6は、それぞれ水素原子、炭素原子数1〜4
のアルキル基又はアリール基を表わす。) 及び下記一般式(II)で示される繰り返し単位よりなる
ポリカーボネート樹脂を1種又はそれ以上 (式中、R7、R8、R9及びR10は、それぞれ水素原子、炭
素原子数1〜3のアルキル基、又はハロゲン原子を表わ
し、R11及びR12は、それぞれ水素原子、炭素原子数1〜
4のアルキル基又はアリール基、又は互いに結合して炭
素環を形成する原子団を表わす。) 含有することを特徴とする。
以下、本発明について、詳細に説明する。
本発明の電子写真感光体における導電性基体として
は、アルミニウム、真ちゅう、銅、ニッケル、鋼等の金
属板又は金属シート、プラスチックシート上に、アルミ
ニウム、ニッケル、クロム、チタン、パラジウム、酸化
インジウム、酸化錫、グラファイト等の導電性物質を蒸
着、スパッタリング、塗布等によりコーティングして導
電化処理を施したもの、或いはガラス、プラスチック
板、布、紙等を導電化処理したもの等を用いることがで
きる。
上記導電性基板上には、分散型、積層型等の感光層が
設けられるが、感光層と導電性基板の間には、必要に応
じて、バリアー機能或いは接着機能を有する下引き層を
設けてもよい。下引き層を構成する材料としては、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアルコール、カゼイン、
ポリアミド、セルロース、ゼラチン、ポリウレタン、ポ
リエステル等の樹脂、及び酸化アルミニウム等の金属酸
化物が使用できる。
導電性基板上に形成される感光層は、単層構造であっ
ても、また、電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離され
た積層構造であってもよい。積層構造の場合、電荷発生
層と電荷輸送層の積層順序は、いずれが上層であっても
よい。
これ等感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、又は
それ等両者が結着樹脂中に含有された塗膜より構成され
る。
電荷発生物質としては、非晶質セレン、結晶性セレ
ン、セレン−テルル合金、セレン−ひ素合金、その他の
セレン化合物及び合金、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機
系光導電体、フタロシアニン系、スクエアリウム系、ア
ントアントロン系、ペリレン系、アゾ系、アントラセン
系、ピレン系、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の有
機顔料及び染料が用いられる。
電荷輸送物質としては、p−ベンゾキノン、クロラニ
ル、ブロモアニル、アントラキノン等のキノン系化合
物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリ
ニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレ
ノン等のフルオレノン化合物、フルオレノン−9−マロ
ノニトリル系化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェ
ノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合
物等の電子吸引性物質、ピラゾリン系化合物、ヒドラゾ
ン系化合物、オキサゾール系化合物、カルバゾール系化
合物、アリールアルカン系化合物、トリフェニルアミン
系化合物、アリール置換エチレン系化合物、ベンジジン
系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合
物、或いはこれ等の化合物からなる基を主鎖又は側鎖に
有する重合体等の電子供与性物質が用いられる。
これ等のうちで、特に下記一般式(III)で示される
トリフェニルアミン系化合物を用いることが好ましい。
(式中、R13及びR14は、それぞれH又はCH3を表わし、R
15はH、CH3、C2H5又はClを表わす) 本発明において、結着樹脂としては、上記一般式
(I)及び(II)で示される繰り返し単位よりなるポリ
カーボネート樹脂が使用される。感光層が電荷発生層と
電荷輸送層とに機能分離された積層構造を有する場合に
おいては、上記二つのポリカーボネート樹脂は、電荷発
生層及び電荷輸送層のいずれの結着樹脂としても用いる
ことができるが、少なくとも表面を形成する層において
用いることが望ましい。そして、特に、表面が電荷輸送
層よりなる場合における結着樹脂として使用するのが好
ましい。
本発明において使用される上記一般式(I)で示され
る繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂は、平均
分子量1万から30万、好ましくは2万から20万の範囲の
ものである。
本発明において好適に使用できる一般式(I)で示さ
れる繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂の具体
例として、例えば次の繰り返し単位を構成成分とするも
のが例示される。
本発明における上記一般式(I)示される繰り返し単
位よりなるポリカーボネート樹脂は、下記一般式(IV)
で示されるフェノール系化合物を用いて、常法に従い容
易に合成することができる。
(式中、R1〜R6は、前記したと同じ意味を有する) 具体的には、塩化メチレン溶媒の存在下、前記フェノ
ール系化合物に酸結合剤として、ピリジン或いはアルカ
リ水溶液を用い、ホスゲンを導入しながら反応を行なう
ことによって製造することができる。酸結合剤として、
水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液を用いる場合に
は、前記フェノール系化合物、水酸化ナトリウム、水、
塩化メチレン等を各々適量混合し、ホスゲンを導入した
後、触媒としてトリメチルアミン、トリエチルアミン等
の第3級アミン化合物、更に水酸化ナトリウム、水を適
量加え、重合を行なうことができ、分子量調節剤として
は、フェノール、p−第3級ブチルフェノール等の単官
能性化合物をホスゲン化の前、ホスゲン化中、或いはホ
スゲン化の後に添加する方法を取ることができる。次に
その代表的製造例を示す。
合成例1 下記構造式(IV−1)で示される フェノール系化合物 0.2モル 水酸化ナトリウム 18 g 水 250 ml 塩化メチレン 150 ml p−第3級ブチルフェノール 0.4g 以上の物質を、2の反応容器に仕込み、撹拌しなが
ら、これにホスゲン40gを2時間吹き込み、更にトリエ
チルアミン0.05g、水酸化ナトリウム5g、水30mlを加
え、25℃で4時間重合を行なった。重合終了後、塩化メ
チレン400mlを添加して希釈し、塩酸洗浄を行ない、水
洗後、塩化メチレンを蒸発させて、下記構造式(I−
1)で示され繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹
脂約55(平均分子量約3万)を得た。
合成例2 下記構造式(IV−2)で示される フェノール系化合物 0.2モル 水酸化ナトリウム 18 g 水 250 ml 塩化メチレン 150 ml p−第3級ブチルフェノール 0.4g 以上の物質を、2の反応容器に仕込み、合成例1と
同様に重合反応を実施して、下記構造式(I−2)で示
される繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂約58
g(平均分子量約3万)を得た。
合成例3 下記構造式(IV−3)で示される フェノール系化合物 0.2モル 水酸化ナトリウム 18 g 水 250 ml 塩化メチレン 150 ml p−第3級ブチルフェノール 0.4g 以上の物質を、2の反応容器に仕込み、合成例1と
同様に重合反応を実施して、下記構造式(I−3)で示
される繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂約60
g(平均分子量約3万)を得た。
合成例4 下記構造式(IV−4)で示される フェノール系化合物 0.2モル 水酸化ナトリウム 18 g 水 250 ml 塩化メチレン 150 ml p−第3級ブチルフェノール 0.4g 以上の物質を、2の反応容器に仕込み、合成例1と
同様に重合反応を実施して、下記構造式(I−4)で示
される繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂約63
g(平均分子量約3万)を得た。
本発明において、上記一般式(I)で示され繰り返し
単位よりなるポリカーボネート樹脂と共に使用される一
般式(II)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボ
ネート樹脂としては、公知のものが使用される。通常、
平均分子量1万〜20万の範囲のものが使用される。具体
的には、例えば次の繰り返し単位を構成成分とするもの
が例示される。
本発明において、上記一般式(I)で示される繰り返
し単位よりなるポリカーボネート樹脂と一般式(II)で
示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂と
の含有比は任意に設定することができるが、前者:後者
=90:10〜5:95の範囲にあることが好ましい。
本発明において、感光層が積層構造を有する場合、電
荷発生層は、上記電荷発生物質及び結着樹脂を適当な溶
媒に分散又は溶解させて得た塗布液を塗布し、乾燥する
ことによって形成することができる。結着樹脂として
は、上記一般式(I)及び(II)で示される繰り返し単
位よりなる共重合ポリカーボネート樹脂のほか、結着樹
脂として公知のもの、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルアセタール、アルキッド樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリケトン、ポリアクリルアミド、ブチラー
ル樹脂、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
等、従来公知のものを使用することができる。
電荷発生層の膜厚は、通常0.05〜40μm、好ましくは
0.05〜25μmに設定される。
また、電荷輸送層は、上記した電荷輸送物質及び上記
共重合ポリカーボネート樹脂とを、適当な溶媒に溶解さ
せた溶液を塗布し、乾燥させることによって形成するこ
とができる。電荷輸送層の形成に使用される溶媒として
は、多数の有用な有機溶剤が使用できる。代表的なもの
として、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ルベンゼン等の芳香族系炭化水素類、アセトン、2−ブ
タノン等のケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩
化エチレン等のハロゲン化脂肪族系炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエ
チルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル等、或いは
これ等の混合溶剤をあげることができる。
電荷輸送層の膜厚は、2〜100μm、好ましくは10〜4
0μmに設定される。
実施例 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 導電性基体として、アルミニウムパイプを用い、これ
にアルコール可溶性ポリアミド樹脂10重量部、メタノー
ル150重量部、及び水40重量部からなる塗布液を浸漬塗
布し、乾燥して、膜厚1μmの下引き層を形成した。更
に三方晶系セレン(米国ゼロックスク社製)90重量部、
変性ポリビニルブチラール樹脂10重量部、n−ブタノー
ル300重量部からなる混合物を分散させ、得られた分散
液1重量部に対しn−ブタノール2重量部を加えて稀釈
した液を、浸漬塗布法によって下記の下引き層上に塗布
し、乾燥して、膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
次にN,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフ
ェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン3
重量部と前記合成例1において得られた前記構造式(I
−1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネー
ト樹脂5重量部と前記構造式(II−1)で示される繰り
返し単位よりなるポリカーボネート樹脂(平均分子量約
3万)5重量部とを、塩化メチレン40重量部を加えた溶
剤に加えて溶解し、得られた溶液を、上記の電荷発生層
上に浸漬塗布し、乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を
形成させ、三層からなる電子写真感光体を作製した。
上記の様にして作製された電子写真感光体をブレード
クリーニング部材を有する複写機に装着して100,000枚
のコピー走行を行った場合における、電子写真感光体表
面の摩耗及び傷による画像欠陥発生の有無、表面摩耗量
及び高温高湿環境下での画像流れ発生の有無についてを
調査し、更にまた表面鉛筆硬度を調べた。結果を第1表
に示す。
実施例2 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例1で得られ
た前記構造式(I−1)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と、前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例3 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例1で得られ
た前記構造式(I−1)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例4 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例1で得られ
た前記構造式(I−1)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例5 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例2で得られ
た前記構造式(I−2)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例6 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例2で得られ
た前記構造式(I−2)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例7 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例2で得られ
た前記構造式(I−2)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例8 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例2で得られ
た前記構造式(I−2)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例9 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例3で得られ
た前記構造式(I−3)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例10 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例3で得られ
た前記構造式(I−3)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例11 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例3で得られ
た前記構造式(I−3)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例12 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例3で得られ
た前記構造式(I−3)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例13 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例4で得られ
た前記構造式(I−4)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例14 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例4で得られ
た前記構造式(I−4)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
1)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例15 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例4で得られ
た前記構造式(I−4)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂5重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)5重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
実施例16 電荷輸送層の結着樹脂として、前記合成例4で得られ
た前記構造式(I−4)で示される繰り返し単位よりな
るポリカーボネート樹脂7重量部と前記構造式(II−
2)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボネート
樹脂(平均分子量約3万)3重量部との混合物を用いた
以外は、すべて上記実施例1と同様に処理して電子写真
感光体を作製し、同様に評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
比較例 電荷輸送層の結着樹脂として、市販のポリカーボネー
ト樹脂(帝人(株)製、パンライトK−1300)のみを10
重量部用いた以外は、すべて実施例1と同様に処理して
電子写真感光体を作製し、同様に評価を行った。結果を
第1表に示す。
発明の効果 本発明においては、感光層の結着樹脂として、上記一
般式(I)で示される繰り返し単位よりなるポリカーボ
ネート樹脂及び上記一般式(II)で示される繰り返し単
位よりなるポリカーボネート樹脂の混合物を用いたか
ら、形成された塗膜は極めて優れた表面硬度及び表面潤
滑性を有しており、したがって本発明の電子写真感光体
は、耐久性に優れ、感光層表面の摩耗及び傷による画像
欠陥の発生が抑制され、また同時に、紙粉などの付着蓄
積による画像流れの発生が解消され、寿命が飛躍的に向
上する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に感光層を設けてなる電子写
    真感光体において、該感光層が、結着樹脂として、下記
    一般式(I)で示される繰り返し単位よりなるポリカー
    ボネート樹脂を1種又はそれ以上 (式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ水素原子、炭素
    原子数1〜3のアルキル基、又はハロゲン原子を表わ
    し、R5及びR6は、それぞれ水素原子、炭素原子数1〜4
    のアルキル基又はアリール基を表わす。) 及び下記一般式(II)で示される繰り返し単位よりなる
    ポリカーボネート樹脂を1種又はそれ以上 (式中、R7、R8、R9及びR10は、それぞれ水素原子、炭
    素原子数1〜3のアルキル基、又はハロゲン原子を表わ
    し、R11及びR12は、それぞれ水素原子、炭素原子数1〜
    4のアルキル基又はアリール基、又は互いに結合して炭
    素環を形成する原子団を表わす。) 含有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】上記一般式(I)で示される繰り返し単位
    よりなるポリカーボネート樹脂と上記一般式(II)で示
    される繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂との
    含有比が、90:10〜5:95であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の電子写真感光体。
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