JP2638664B2 - 検版作成装置 - Google Patents

検版作成装置

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JP2638664B2 JP18096790A JP18096790A JP2638664B2 JP 2638664 B2 JP2638664 B2 JP 2638664B2 JP 18096790 A JP18096790 A JP 18096790A JP 18096790 A JP18096790 A JP 18096790A JP 2638664 B2 JP2638664 B2 JP 2638664B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は検版の作成装置に係り、更に詳しくは、カラ
ー印刷物の品質のチエツクの際に用いられる検版を感光
材料により作成する検版作成装置に関する。
〔従来の技術〕
印刷機で多量のカラー印刷、例えば新聞等に添付され
るカラー広告(所謂折込広告)を印刷する場合には、印
刷機で印刷を行う前に検版作成装置(カラープルーフ作
成装置)を用いて実際の印刷を行う前に事前にチエツク
するようにしている。検版作成装置は、感光材料及び分
解露光後現像処理された原稿フイルムがそれぞれ搬送さ
れ位置決めされる定盤部と、定盤部上に対応配設され原
稿フイルムの画像を感光材料へ露光する露光部と、露光
された感光材料を現像処理するプロセツサ部と、感光材
料を定盤部からプロセツサ部へ受渡す受渡部と、を備え
ている。原稿フイルムは各色分解成分毎に用意されて複
数枚で1セツトとされており、検版作成装置は前記定盤
部上に位置決めされた1枚の感光材料へ前記露光部によ
って複数枚の原稿フイルムを順次露光する。露光された
感光材料は、定盤部から受渡部を介してプロセツサ部へ
搬送され、現像、漂白定着、水洗、乾燥処理される。こ
の処理された感光材料によって、実際の印刷を行う前に
事前にチエツクすることができる。これにより、例えば
この感光材料の色具合、画像位置、文字の誤り等に問題
があった場合、印刷機で大量に印刷する前に原稿フイル
ムの修正等を行うことができる。
ところで、検版作成装置において感光材料を定盤部へ
位置決めする場合、マガジンから引き出された感光材料
をローラ対によって挟持搬送し、その先端を吸盤によっ
て吸着するようにしている。この吸盤は、定盤上を移動
する移動部材に設けられており、感光材料がローラ対に
よって挟持搬送され、かつ吸盤によって吸着された状態
で移動部材を移動させることにより、感光材料を定盤上
の所定位置へ搬送位置決めするようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ローラ対によって感光材料は挟持搬送
されてマガジンから引き出された後吸盤によって吸着さ
れ、この吸盤は移動部材によって定盤上に移動される。
このためローラ対と移動部材とをその駆動系を同一にし
ようとすると複雑な機構が必要となる。そこで、駆動系
を別々にするとローラ対の搬送速度と移動部材の移動速
度との間に速度差が生じる。移動部材の移動速度がロー
ラ対による搬送速度よりも速いと、感光材料は緊張し吸
盤から離脱することがあり、また、移動部材の移動速度
がローラ対による搬送速度よりも遅いと、ローラ対の吸
盤との間の感光材料が撓むことになる。このため、移動
部材の移動速度とローラ対による搬送速度とを同期さ
せ、一致させようとすると、それぞれにエンコーダ等を
設置して駆動状態を検出し、制御する必要があり、制御
系が複雑となる。
本発明は上記事実を考慮し、複雑な機構を必要とせ
ず、また複雑な制御を行わなくてもローラ対と吸盤ユニ
ツトとの間で感光材料を確実に受け渡すことができる検
版作成装置を得ることが目的である。
また、上記目的に加え、ローラ対と吸盤ユニツトとの
間に感光材料のループを形成して感光材料の吸盤ユニツ
トからの脱落を防止すると共に感光材料のループの挙動
に追従してガイド板の間隙寸法を拡縮して、感光材料の
詰まりを防止することができる検版作成装置を得ること
が目的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)に記載の発明は、感光材料及び原稿フイ
ルムがそれぞれ位置決めされる定盤部と、前記定盤部に
対応配設され原稿フイルムの画像を感光材料へ露光する
露光部と、露光された感光材料を現像処理するプロセツ
サ部と、感光材料を前記定盤部から前記プロセツサ部へ
受渡す受渡部と、を備えた検版作成装置であって、前記
感光材料を挟持して定盤部へ案内搬送するローラ対と、
前記ローラ対によって所定位置へ搬送された前記感光材
料を吸着する吸盤ユニツトと、前記吸盤ユニツトを前記
定盤部に沿って前記ローラ対による搬送速度よりも遅い
速度で移動させる移動手段と、を有している。
請求項(2)に記載の発明は、感光材料及び原稿フイ
ルムがそれぞれ位置決めされる定盤部と、前記定盤部に
対応配設され原稿フイルムの画像を感光材料へ露光する
露光部と、露光された感光材料を現像処理するプロセツ
サ部と、感光材料を前記定盤部から前記プロセツサ部へ
受渡す受渡部と、を備えた検版作成装置であって、前記
感光材料を挟持して定盤部へ案内搬送するローラ対と、
前記ローラ対によって所定位置へ搬送された前記感光材
料を吸着する吸盤ユニツトと、前記吸盤ユニツトを前記
定盤部に沿って前記ローラ対による搬送速度よりも遅い
速度で移動させる移動手段と、前記ローラ対と吸盤ユニ
ツトとの間に配設され所定の間隙寸法によって感光材料
の表裏面を案内すると共に前記ローラ対と吸盤ユニツト
との搬送速度差によって生じる前記感光材料の肉厚方向
の弛みに追従して前記間隙寸法を拡縮可能なガイド板
と、を有している。
〔作用〕
請求項(1)に記載の発明では、感光材料の先端をロ
ーラ対によって挟持し、定盤部方向へ搬送する。定盤部
の初期位置には吸盤ユニツトが配設されており、この吸
盤ユニツトによって感光材料を吸着する。吸盤ユニツト
は移動手段によって定盤部に沿って移動され、これによ
り、感光材料は定盤部上の所定位置へ位置決めされる。
ここで、移動手段による移動時に、感光材料の中間部
はローラ対によって挟持されている。このため、移動手
段の移動速度をローラ対の搬送速度よりも遅くして、感
光材料が緊張しないようにする。これにより、感光材料
が吸盤ユニツトから脱落するようなことはない。従っ
て、複雑な機構によってローラ対と吸盤ユニツトの駆動
系を同一にする必要がなく、ローラ対及び吸盤ユニツト
による搬送速度を一致させる複雑な制御も不要となり、
両者の速度を検出する例えばエンコーダ等の検出部品を
削減することができる。
請求項(2)に記載の発明では、ローラ対と吸盤ユニ
ツトとによる感光材料の搬送速度差でローラ対と吸盤ユ
ニツトとの間の感光材料は、肉厚方向の弛み(ループ)
が形成される。このループは、搬送速度差に起因するた
め、一定範囲の挙動がある。本発明では、この挙動に追
従して、ガイド板の間隙寸法が拡縮可能としたので、ル
ープの発生による詰まり(ジヤミング)を防止すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る検版作成装置は、複雑
な機構を必要とせず、また複雑な制御を行わなくてもロ
ーラ対と吸盤ユニツトとの間で感光材料を確実に受け渡
すことができるという優れた効果を有する。
また、上記効果に加え、ローラ対と吸盤ユニツトとの
間に感光材料のループを形成して感光材料の吸盤ユニツ
トからの脱落を防止すると共に感光材料のループの挙動
に追従してガイド板の間隙寸法を拡縮して、感光材料の
詰まりを防止することができるという優れた効果を有す
る。
〔実施例〕
第1図乃至第3図には、本実施例に係る検版作成装置
10が示されている。まず、検版作成装置10の全体構成に
ついて説明する。
検版作成装置10は、そのケーシング12の第2図左側面
にマガジン装填部100が配設されている。マガジン装
填部100には感光材料14が収容されたマガジン102が装填
されている。マガジン102から引き出された感光材料14
は、その先端部がマガジン102から第2図上方へ引き出
され、ローラ対104に巻掛けられて90゜方向転換され水
平に搬送されるようになっている。水平に搬送方向が転
換された感光材料14は、感光材料搬送部200によっ
て、前記マガジン装填部100に隣接して配設された定
盤部300へと搬送される。また、この定盤部300の第2図
上方には露光部400が配設されており、この露光部400
の光源ユニツト402が定盤部300の定盤302上を感光材料1
4の搬送方向と直交する方向へ往復移動する構成となっ
ている。
本実施例の検版作成装置10では、定盤部300の横に並
んで、感光材料受渡部500を介して、プロセツサ部6
00が配設されている。プロセツサ部600では定盤部300で
露光された感光材料14が現像、漂白定着、水洗の各処理
が行われ、さらに乾燥されて取り出されるようになって
いる。
プロセツサ部600の第2図上側は、原稿フイルム16
(第27図参照)を装填するフイルム装填部700とされ
ている。このフイルム装填部700は、プロセツサ部600の
天井部材602の上方向に配置されている。このため、フ
イルム装填部700の高さ寸法は、比較的低く、作業員の
腰の位置程度とされている。フイルム装填部700は、大
蓋24によって被覆されている。大蓋24は、ヒンジ26を介
して取付けられている。このため、大蓋24は、ヒンジ26
を中心に第1図時計方向へ回動させることにより、開放
されることになる。また、この大蓋24には、矩形孔702
が設けられ、小蓋704がヒンジ714(第27図参照)を介し
て取付けられている。ヒンジ714は、矩形孔702における
第2図奥側の縁部に取付けられており、これにより、小
蓋704は把手706を把持して検版作成装置10の第2図手前
側から奥側に向けて回動させることにより、開放される
構成となっている。この小蓋704は原稿フイルム16をフ
イルム装填部700へ装填する際に開放される。なお、矩
形孔702の周縁にはロツク機構705が取付けられており、
小蓋704を閉止した状態でロツクできるようになってい
る。
フイルム装填部700には、前記原稿フイルム16が載置
されるオーバレイシート708(第28図参照)が取付けら
れた枠状の支持ベース728が配設され、前記定盤部300と
の間を往復移動可能とされている。すなわち、このフイ
ルム装填部700と露光部400とは矩形孔726によって連通
されている。この矩形孔726は支持ベース728の移動時に
は開放されるが、それ以外のときは遮断される構成とな
っている。
支持ベース728は、フイルム装填部700で装填された原
稿フイルム16を定盤部300へと搬送し、この原稿フイル
ム16へ記録された画像を感光材料14へ露光し、露光終了
後には再度フイルム装填部700へと戻す役目を有してい
る。本実施例の検版作成装置10はY版、M版、C版及び
BK(スミ)版に色分解された各原稿フイルム16を使って
本番の印刷版を作成する前に原稿フイルム16のレイアウ
トに間違いがないか、色違いがないか、文字の誤りがな
いか等を検査するための装置で、原稿フイルムを1枚づ
つ位置決めして感光材料14に重ねて多重密着露光して印
刷物と同じ状態のカラー写真を作成して原稿フイルムの
誤りを発見して、事前に原稿修正ができるようにしたも
のである。なお、本実施例では、ポジ型感光材料の場合
は原稿フイルム16としてY版にBK(スミ)版、M版にBK
(スミ)版、C版にBK(スミ)版をそれぞれ重ねて感光
材料14に順次密着され、フイルタ480としてそれぞれB
(ブルー)、G(グリーン)、R(レツド)を使って露
光を行い、ネガ型感光材料の場合は原稿フイルム16とし
てY版、M版、C版、BK(スミ)版を感光材料14に順次
密着させ、フイルタ480としてそれぞれB(ブルー)、
G(グリーン)、R(レツド)、BK(スミ)を使って露
光を行うようになっている。
定盤部300の第2図下方には制御装置800が配設さ
れ、感光材料14の搬送制御、フイルム装填部700の支持
ベース728の駆動制御、露光部400の露光制御及びプロセ
ツサ部600の処理液の温度、ヒータ温度、搬送速度等の
各制御が行われている。
以下に各部(上記〜)毎の構成を詳細に説明す
る。
マガジン装填部100 第4図に示される如く、検版作成装置10の左側面には
矩形孔が設けられ、マガジン102の装填口106とされてい
る。マガジン102は箱型でその上面にロール状に収容さ
れた感光材料14を引き出す引出口108が設けられてい
る。引出口108はマガジン102の内部と連通されている
が、光の侵入は防止されるような構造となっている。
マガジン102における前記装填口106と対向する壁面に
は、光反射シート110が貼り付けられている。この光反
射シート110は、最大4枚が貼り付けられるようになっ
ており、収容される感光材料14の種類やサイズ等に応じ
て各光反射シートの有無が定められている。本実施例で
は、適用される感光材料の種類としてポジペーパ、ネガ
ペーパ又はポジフイルムの3種類、及び感光材料の横幅
サイズとして3種類があり(3×3=9種類)、これら
を前記光反射シート110によって区別している。すなわ
ち、9種類の感光材料14は、4枚の光反射シート110の
有無で区別している。
この光反射シート110に対応して装填口106の奥側壁面
106Aには、4個の矩形孔112が設けられている。
矩形孔112が設けられた壁面106Aの裏面側にはそれぞ
れの矩形孔112に対応して、光電センサ114が配設されて
いる。光電センサ114は、その信号線が制御装置800へ接
続されている。また、光電センサ114から発した光が矩
形孔112を通過して光反射シート110によって反射し、再
び光電センサ114が光を検知する。このため、光反射シ
ート110の有無を電気信号に置換して制御装置800へ供給
することができる。
マガジン102が装填口106へ装填されることにより、装
填口106は遮蔽され、装填口106からの検版作成装置10内
への光の侵入は阻止される。
装填口106へ装填されたマガジン102の前記引出口108
の上方には図示しないガイド板が設けられ、このガイド
板で案内された感光材料14が前記ローラ対104へ挟持さ
れる。
このローラ対104はその一方がモータ(図示省略)の
駆動軸と接続されている。モータは、制御装置800へ接
続されており、制御装置800によって、感光材料14の搬
送が制御されている。
ローラ対104によって90゜方向転換された感光材料14
の搬送経路上にはカツタ116が配設されている。カツタ1
16は制御装置800へ接続されている。このカツタ116では
感光材料14が所定量搬送された時点で制御装置800から
信号が出力されて作動され、感光材料14を切断するよう
になっている。
第4A図及び第5図(A)に示される如く、カツタ116
の下流側には、ガイド板120が配設されている。このガ
イド板120は、感光材料14の表面に対向する短寸法の上
ガイド板122と、感光材料14の裏面に対応する長寸法の
下ガイド板124とで構成されている。
下ガイド板124は、後述する吸盤ユニツト254の初期位
置とされるペース板270へ固定されており、カツタ116側
の端部は、感光材料14から離反する方向へ斜下方向へ屈
曲されている。、また、下ガイド板124の反対側の端部
は、感光材料14から離反する方向へ略直角に屈曲されて
いる。この下ガイド板124の幅方向両端部には、ブラケ
ツト126がボルト128によって固着されている。ブラケツ
ト126は、前記ボルト128の取付面の内側(感光材料14
側)端部が略直角に屈曲され、立設部130が形成されて
いる。この立設部130には、互いに同軸とされる円孔132
が形成され、それぞれ軸134がブツシユ136を介して軸支
されている。
軸134は、上ガイド板122の幅方向両端部に取付けられ
た円筒部材138に挿通されている。円筒部材138は、上ガ
イド板122の下流側端部における感光材料14から離反す
る方向へ略直角方向へ屈曲された屈曲部140へビス142に
よって固着されている。
これにより、上ガイド板122は、軸134を中心に第4A図
及び第5図矢印R方向へ回動可能とされる。また、下ガ
イド板124の幅方向両端部には、ゴム製で矩形ブロツク
状のダンパ144が取付けられている。このため、通常は
上ガイド板122が自重により、前記ダンパ144に当接され
た状態で保持され、この状態では、上ガイド板122と下
ガイド板124とは平行され、その間隙寸法は一定(約3m
m)とされている。
従って、前記ローラ対104によって搬送されてくる感
光材料14の先端部は、上ガイド板122と下ガイド板124と
の間に挿入され、このガイド板120に案内されて、後述
する定盤部300へと搬送される構成となっている。
ここで、感光材料14に肉厚方向の弛み(ループ)が形
成された場合(第5図(A)の想像線参照)、このルー
プの挙動に追従して、上ガイド板122が軸134を中心に第
4A図及び第5図(A)矢印R方向へ回動して上ガイド板
122の上流側部分は下ガイド板124から離反され、ループ
を潰したりするようなことが防止されている。すなわ
ち、感光材料14の腰の強さによって、上ガイド板122を
押し上げるようになっている。
感光材料搬送部200 ローラ対104によって搬送され、ガイド板120によって
案内される感光材料14の搬送方向延長上には、第5図
(A)及び(B)に示される如く、感光材料搬送部200
の一部を構成する移動部材202が配設されている。感光
材料14はこの移動部材202によってさらに搬送され、所
定の位置に搬送される構成となっている。
第5図(B)に示される如く、移動部材202は、その
長手方向が感光材料14の幅方向に沿って配設されてい
る。この移動部材202の長手方向両端部には互いに平行
な脚板204が垂下されており、この脚板204の側面からは
外方向へ上下方向へ一定の間隔をおいて3本の軸206が
1セツトとして突出されている(上が2個、下が1
個)。軸206のセツトは前記脚板204の側面へ片側1箇所
ずつ設けられ、それぞれの軸206には、ローラ208が軸支
されている。上方の軸206に軸支された2個のローラ208
と下方の軸206に軸支された1個のローラ208との間に
は、感光材料14の搬送方向と平行へ延設された一対のレ
ール210が挟持されており、これにより、移動部材202は
2セツトのローラ208によってレール210へ支持され、か
つレール210に沿って摺動可能な構成となっている。
また、移動部材202の長手方向両端部には、ブラケツ
ト212を介して、レール210に沿って配設されたチエーン
214の一部へ係止されている。チエーン214は、レール21
0の長手方向両端部近傍に配設された一対のスプロケツ
ト216に掛け渡されループ状となっている。一方のスプ
ロケット216は、連結手段217を介してモータ218の回転
軸218Aと連結されている。モータ218は制御装置800へ接
続されている。
モータ218が駆動されるとこの駆動力で、スプロケツ
ト216が回転されるようになっており、スプロケツト216
の回転でチエーン214が駆動され、これに伴って移動部
材202がレール210に沿って移動される。
なお、移動部材202はモータ218の正逆方向の回転によ
り、レール210に沿って往復移動可能とされている。レ
ール210の長手方向両端部近傍には光電センサ220がそれ
ぞれ設けられ、この光電センサ220の信号線は、それぞ
れ制御装置800へ接続されている。光電センサ220の投光
部及び受光部は、移動部材202の脚板204の搬送経路を跨
いでいる。光電センサ220は、それぞれ移動部材202の停
止位置に対応して配設されており、これにより、制御装
置800で移動部材202の停止位置を光電センサ220からの
信号によって検知することができる。
第6図、第7図に示される如く、移動部材202の下端
面にはフランジ222を介してモータ224が取付けらてい
る。モータ224は制御装置800へ接続されている。モータ
224の回転軸224Aはギヤボツクス226へ連結されており、
このギヤボツクス226の出力軸226Aはモータ224の回転軸
224Aの回転に対して減速されて回転されるようになって
いる。出力軸226Aには円形のカム228が取付けられてお
り、カム228の端面には軸心からずれた位置に連結軸230
が取付けられている。この連結軸230は、移動部材202の
第6図下方に配設され、かつ移動部材202と平行な支持
板232に設けられたベアリング234へ挿入されている。ベ
アリング234は支持板232の上面に取付けられた2個のブ
ラケツト236A、236Bによってその外周が固定されてい
る。このため、ベアリング234は支持板232と共に移動さ
れることになる。
ここで、モータ224が駆動されると、ギヤボツクス226
の出力軸226Aが減速されて回転し、連結軸230がカム228
の軸周りを回転する。この回転が1回転することによ
り、ベアリング234が移動部材202に対して接近離反する
方向、すなわち第6図上下方向へ往復移動される構成で
ある。
第8図に示される如く、移動部材202の前記一対の脚
板204よりも内側にはそれぞれの脚板204から等距離の位
置に固定ベース238が取付けられている。固定ベース238
は軸心部に円孔240が設けられた円筒形で形成され、移
動部材202側端部には半径方向へ突出されたフランジ部2
38Aが形成されている。このフランジ部238Aには軸周り
に対して均等な寸法で複数の円孔238Bが設けられてお
り、これに対応して移動部材202には雌ねじ202Aが形成
されている。ここで、円孔238Bへボルト242を貫通させ
雌ねじ202Aへ螺合させることにより、固定ベース238を
移動部材202へ固定している。
固定ベース238の円孔240には軸棒244の一端が挿入さ
れ、固定ベース238の外周から円孔240へ貫通された雌ね
じ孔238Cに螺合されたビス246によって固定されてい
る。
軸棒244の他端は、支持板232に設けられた円筒状の摺
動ベース248へ軸支されている。摺動ベース248は、支持
板232に設けられた円孔232Aへ挿入されている。摺動ベ
ース248の軸線方向中間部には半径方向へのフランジ部2
48Aが形成されている。このフランジ部248Aは支持板232
の下端面と当接されている。フランジ部248Aには軸周り
に対して均等な寸法で円孔248Bが設けられている。この
円孔248Bに対応して支持板232には円孔232Bが設けら
れ、その上面にナツトプレート250が溶着されている。
これにより、フランジ部248Aの円孔248B及び支持板232
の円孔232Bへボルト252を貫通させ、ナツトプレート250
と螺合させることにより、摺動ベース248を支持板232へ
固定している。
固定ベース238へ固定され、摺動ベース248へ軸支され
た軸棒244は、前記モータ224の回転による支持板232の
往復移動の際に支持板232の回転を制限し、確実に上下
方向のみへ移動するように案内する役目を有している。
第9図に示される如く、支持板232には、前記感光材
料14を吸い付ける吸盤ユニツト254が複数個取付けられ
ている。この吸盤ユニツト254は少なくとも感光材料14
の軸方向両端部を吸引するため、感光材料14の幅寸法の
種類数に応じて複数ユニツト配設されている。なお、本
実施例では適用される感光材料14の幅方向数は3種類で
あり、感光材料14の基準位置(幅方向の一端側は何れの
感光材料14であっても一定)とそれぞれの他方の幅方向
端部に対応する位置に吸盤ユニツト254が設けられてい
る(合計4ユニツト)。
吸盤ユニツト254が取付けられる支持板232の位置に
は、貫通孔232Cが設けられている。貫通孔232Cには、吸
盤ベース256を支持するダンパ258の軸258Aが貫通されて
いる。ダンパ258は軸258Aを軸方向へ所定量移動可能な
ように支持している。ダンパ258にはフランジ部258Bが
設けられ、ボルト260によって支持板232の上面へ固定さ
れている。支持板232と吸盤ベース256との間の軸258Aに
は圧縮コイルばね262が取付けられ、吸盤ベース256を支
持板232から離反させる方向へ付勢している。
吸盤ベース256には、2個の小径の吸盤264(直径約15
〜20mm)が並設されている。このため、1個の吸盤ユニ
ツト254による感光材料14の吸引力を1箇所に集中せ
ず、比較的広い範囲で吸引することができるようになっ
ている。このため、例えば単一の吸盤で吸引する吸引力
を得るために、本実施例の吸盤264はその半分の吸引力
で済む。
吸盤264の吸着面と吸盤ベース256の内方とは連通され
ている。また、吸盤ベース256には、吸引ノズル256Aが
設けられ、チユーブ266を介して吸引装置18(第2図参
照)へ接続されている。吸引装置18は制御装置800へ接
続され、この制御装置800によってその作動が制御され
ている。
また、チユーブ266の中間部には移動部材202に取付け
られた電磁弁268(第6図参照)が介在されている。電
磁弁268は制御装置800へ接続されている。ここで、電磁
弁268内の管路が開閉されることにより、吸盤264での感
光材料14の吸着及び吸着解除を制御することができる。
ここで、感光材料14を吸盤264へ吸着させる場合、第
5図(A)に示される如く、感光材料14の下面側にはベ
ース板270に取付けられた前記下ガイド板124が配設され
ており、前記連結軸230を半回転させ、支持板232を下方
へ移動させて、吸盤264と下ガイド板124とによって感光
材料14を挟持することによりなされる。このとき、吸盤
ベース256は支持板232に対して圧縮コイルばね262の付
勢力に抗して接近する方向移動されるので、吸盤264と
下ガイド板124とによる感光材料14の挟持力がほぼ一定
に保持されるようになっている。
吸盤264によって吸着された感光材料14は、連結軸230
がさらに半回転されることにより、吸い上げられ、この
状態で移動部材202がレール210に沿って移動されること
により定盤部300の定盤302上を所定量移動され、前記カ
ツタ116によって切断され、さらに、感光材料14の先端
が予め定められた所定位置へと搬送されるようになって
いる。
ここで、移動部材202の搬送時に、感光材料14の中間
部は、前記ローラ対104によって挟持されている。この
ため、この移動部材202の移動速度とローラ対104の搬送
速度とを同期させる必要があるが、本実施例では両者の
駆動系が異なるため、移動部材202の移動速度とローラ
対104の搬送速度よりも若干遅くなるように制御してい
る。これによって、吸盤264からの感光材料14の脱落を
防止している。また、この速度差によって生じるローラ
対104と吸盤264との間の感光材料14の弛み(ループ)
が、上ガイド板122の軸134を中心とする回動によって吸
収されるようにしている。
移動部材202によって感光材料14が所定位置へ搬送さ
れると、連結軸230が半回転することにより、感光材料1
4は定盤302上へ載置され、電磁弁268を作動させ吸着を
解除することにより、移動部材202と感光材料14とは離
反される。
第5図(A)及び第10図に示される如く、移動部材20
2には、一体の脚板204の内側にそれぞれ対応して、ブラ
ケツト272が取付けられている。ブラケツト272には、上
下方向の長孔272Aが設けられ、感光材料用スクイズロー
ラ274の回転軸274Aが掛け渡されている。この感光材料
用スクイズローラ274は、その回転軸274Aが長孔272Aの
下端へ位置しているときに定盤部300の定盤302上へ載置
されるようになっている。また、下ガイド板124に取付
けられたブラケツト126の立設部130先端には、感光材料
用スクイズローラ274の回転軸274Aに対応してカム板276
が一体形成されている。このため、移動部材202が前記
原位置に停止されている状態では、感光材料用スクイズ
ローラ274は、カム板276上へ登り上がり、下ガイド板12
4との間に隙間を形成するようになっている。すなわ
ち、感光材料用スクイズローラ274は、マガジン装填部1
00から搬送されてくる感光材料14とは干渉しない構成と
なっている。
前記移動部材202が往復移動する場合、往復では感光
材料用スクイズローラ274は感光材料14上に載置された
状態で回転せずに移動され、復路では、感光材料14上を
回転しながら移動される。この復路の回転移動により、
感光材料14と定盤302との間にある空気がスクイズされ
追い出されることになる。
定盤部300 第11図に示される如く、定盤部300は、検盤作成装置1
0の中間ベース上に支持された定盤302及びこの定盤302
を上下移動させるための駆動部304とによって構成され
ている。
第12図に示される如く、定盤302は3層構造とされ、
最上層の定盤本体306へ前記感光材料14が載置されるよ
うになっている。第15図にも示される如く、定盤本体30
6には複数の孔308が設けられ、表裏面を貫通している。
この孔308は中間層であるパターン形成板310に形成され
た各パターンに対応して設けられている。
パターン形成板310は、独立気泡を有したスポンジで
形成され、第13図に示される如く、型によって所定のパ
ターン310A〜Hが打ち抜かれている。パターン310A〜H
は大小8種類とされており、これらの組み合わせにより
8種類の感光材料14のサイズと対応されるようになって
いる。
第14図にも示される如く、パターン形成板310は、前
記定盤本体306と最下層のベース板312とによって挟持さ
れている。ベース板312にはその周縁に複数の円孔314が
設けられ、パターン形成板310にも同軸上の円孔316が設
けられている。この円孔316は前記ベース板312の円孔31
4よりも大径とされ、リング状のスペーサ318が挿入され
ている。スペーサ318の軸方向寸法は、本実施例では2mm
とされ、パターン形成板310の肉厚寸法よりも若干小さ
い寸法とされている。
また、これらの円孔314、316に対応して定盤本体306
には雌ねじ306Aが形成され、円孔314、316と同軸とされ
ている。ここで、ビス320を円孔314、316へ貫通させ、
雌ねじ306Aと螺合することにより、定盤本体306とベー
ス板312とによってパターン形成板310を挟持した状態で
固定している。ここで、パターン形成板310は軟質部材
であるので、ビス320による締付トルクに応じて潰され
ることになるが、円孔316へスペーサ318を配設している
ので、このスペーサ318の軸方向寸法分(2mm)まで潰さ
れて、その後はスペーサ318によって定盤本体306とベー
ス板312との間隔寸法が一定に保持されるようになって
いる。このため、定盤本体306とベース板312との間には
パターン形成板310によって区画された複数の空間が独
立して形成されるようになっている。
区画された各パターン空間に対応して、ベース板312
には、雌ねじ孔312Aが貫通され、配管プラグ322の雌ね
じ322Aが螺合されている。配管プラグ322はそれぞれチ
ユーブ324の一端と連結され、他端は制御装置800に接続
された電磁弁326(第11図参照)へ接続されている。電
磁弁326は検版作成装置10の中間ベース20上に配列され
ており、これらはそれぞれ吸引装置18へ接続されてい
る。このため、電磁弁326の開放動作によって吸引装置1
8とチユーブ324を介して連通されたパターン空間が負圧
となり、定盤本体306に設けられた孔308から空気が吸い
込まれることになる。電磁弁326の開閉制御は、感光材
料14のサイズに適合するように設定されるようになって
いる。このため、定盤本体306上に載置された感光材料1
4はその全域が前記吸引力で定盤本体306上に吸着される
ことになる。
第16図に示される如く、定盤本体306の周縁部近傍に
は連続された溝328が形成されている。溝328の一部に
は、定盤本体306を貫通する貫通孔330が設けられてい
る。この貫通孔330に対応するパターン形成板310にも貫
通孔332が設けられ、ベース板312が取付けられると、貫
通孔332内が中空部とされる構造となっている。ベース
板312には、この貫通孔332と連通する雌ねじ孔312Bが形
成され、配管プラグ334が螺合されている。この配管プ
ラグ334も上記他の配管プラグ322と同様に、電磁弁336
を介して吸引装置18へチユーブ324によって接続されて
いる。これにより、この電磁弁336が開放されると、貫
通孔332の中空部が負圧となり、定盤本体306に設けられ
た溝328から空気が吸い込まれることになる。溝328上に
は感光材料14及び原稿フイルム16よりも大きい、透明の
オーバレイシート708(共に第28図参照)が配設される
ようになっており、このオーバレイシート708を溝328に
よって吸着させることにより、感光材料14及び原稿フイ
ルム16を定盤本体306へ密着させるようにしている。な
お、オーバレイシート708については後述する。
第17図に示される如く、定盤302は、外周に均等に歯
部338が形成されたラツク・ピニオンの一部を構成する
円柱状の一対のラツク340の先端部で支持されている。
定盤302のベース板312には、前記ラツク340の先端部に
対応して円筒状のラツクベース342が配設されている。
ラツクベース342には、軸周りに均等な距離で設けられ
た円孔342Aへボルト344を貫通させ、ベース板312に設け
られた雌ねじ溝312Cへ螺合させることにより、ベース板
312へ固定している。前記ラツク340はこのラツクベース
342の軸心部に設けられた円孔346へ挿入され、固定され
ている。ラツク340の中間部は、それぞれ制御装置800へ
接続されたモータ348の回転軸と連結されたギヤボツク
ス350を貫通している。ギヤボツクス350内ではモータ34
8の回転軸と連結されたピニオンギヤ(図示省略)が前
記ラツク340に形成された歯部338と噛み合っている。2
個のモータ348は互いに同期がとられており、定盤302を
一定の水平状態で昇降させることができるようになって
いる。
第18図にも示される如く、ギヤボツクス350の下方に
は、センサユニツト352が配設されている。センサユニ
ツト352には、定盤302を昇降させたときの上限位置、下
限位置及び中間位置に対応してそれぞれ光電センサ354A
〜Cが取付けられている。光電センサ354A〜Cの信号線
は制御装置800へ接続されている。一方ラツク340の下端
部には、遮蔽板356が設けられ、ラツク340の移動時に前
記光電センサ354A〜Cの投光部と受光部との間を遮るよ
うになっている。これにより、ラツク340の昇降時の上
限位置、下限位置及び中間位置を光電センサ354A〜Cの
出力信号によって認識することができる。
また、定盤302のベース板312には、前記ラツクベース
342に隣接して、ブラケツト358が取付けられている。ブ
ラケツト358は、その外周にフランジ部358Aが形成さ
れ、軸周りに均等な距離で設けられた円孔358Bへボルト
360を貫通させ、ベース板312に設けられた雌ねじ溝312D
へ螺合させることにより、ベース板312へ固定してい
る。このブラケツト358の軸心部に設けれた円孔362には
スライド軸364が挿入され、固定されている。スライド
軸364は、中間ベース20に設けられたスライド軸受部366
へ軸支されており、定盤302の昇降時の傾き及び回転を
制限し、定盤302を水平状態で昇降させるように案内し
ている。
露光部400 第19図に示される如く、定盤部300の上方へ配設され
た露光部400は、長手方向が感光材料14の幅方向と同方
向に配設された一対のレール404を備えている。このレ
ール404は、定盤302の長手方向寸法よりも外側とされて
いる。
レール404には、支持プレート406が掛け渡されてい
る。支持プレート406は、長手方向両端部が上方へ向け
て略直角に屈曲された互いに平行脚板408が形成されて
いる。また、この脚板408の屈曲基部には、脚板408の屈
曲方向とは反対方向へ略L字型に屈曲されたブラケツト
410が固定されている。
脚板408及びブラケツト410の外側面にはそれぞれ軸41
4を介して3個のローラ416A〜Cが軸支されている(脚
板408側に2個のローラ416B、C、ブラケツト410側に1
個のローラ416A)。これらのローラ416A〜Cは前記レー
ル404を挟持しており、これにより支持プレート406はレ
ール404に沿ってレール404の長手方向へ移動可能とされ
ている。なお、本実施例では3個のローラ416A〜Cを配
設したが、ローラの数はこれに限るものではない。
また、ブラケツト410には、ローラ416Aに接近してブ
ラケツト418が取付けられ、このブラケツト418下端部は
脚部408の外方向へ直角に屈曲され、延設部418Aが形成
されている。この延設部418Aには、軸420(第20図参
照)を介してローラ416Dが軸支され、レール404の外側
と接触している。このため、支持プレート406はレール4
04に対して3方で支持されることになり、レール404に
沿って移動する際にがたつくことなく、円滑に摺動され
る。
支持プレート406は、それぞれの脚板408の内側にそれ
ぞれ連結ブラケツト422が取付られ、この連結ブラケツ
ト422は一対のスプロケツト424に巻き掛けられた無端の
チエーン426の一部へビス428を介して固定されている。
スプロケツト424は、レール404長手方向両端部近傍にそ
れぞれ配設され、これにより、スプロケツト424の回転
により支持プレート406がレール404の長手方向に沿った
駆動力を得ることができる。
レール404の長手方向の各端部に配設されたスプロケ
ツト424は、それぞれシヤフト1本の430の長手方向両端
部に固定されており、検版作成装置10の手前側シヤフト
430の軸方向中間部には、ホイール432が取付けられてい
る。このホイール432には、ベルト434が巻掛けられてい
る。このベルト434は、検版作成装置10に固定されたモ
ータ436の回転軸436Aにも巻掛けられており、このモー
タ436の駆動によりシヤフト430を回転させ、スプロケツ
ト424へ駆動力を伝達するようになっている。モータ436
は正逆方向へ回転され、このモータ436の往復回転によ
り、支持プレート406は検版作成装置10の手前側である
原位置から奥側までの間をレール404に沿って往復移動
される構成である。
脚板408には、それぞれ長孔408Aが形成されている。
長孔408Aには、スクイズローラ438の回転軸438Aの両端
部がそれぞれ挿入されている。スクイズローラ438は、
その軸方向中間部がフエルト状の軟質部材438Bによって
被覆され、支持プレート406の移動に伴って、定盤302上
を自重により回転されながら移動されるようになってい
る。
第21図にも示される如く、スクイズローラ438の軸線
方向の中心位置から両端部方向へ均等に振り分けられた
2点には、吊下ブラケツト440の一端が係止されてい
る。吊下ブラケツト440の他方の端部は、上方の支持プ
レート406面方向へ延設されている。この吊下ブラケツ
ト440の他方の端部には孔440Aが設けられ、支持プレー
ト406上に配設されたソレノイド442のアクチユエータ44
2Aとビスを介して固定されている。ソレノイド442は、
通電時にアクチユエータ442Aを引き込むようになってお
り、このため、通電時にはスクイズローラ438を吊下ブ
ラケツト440を介して引上げ、定盤302との間に隙間を生
じさせるようになっている。なお、本実施例ではスクイ
ズローラ438のソレノイド442による引上げは、支持プレ
ート406の往復移動の内、復路になされている。
第20図に示される如く、検版作成装置10におけるレー
ル404の長手方向両端部に対応して、それぞれ前記スク
イズローラ438の移動経路上に干渉するようにカムブラ
ケツト444が取付けられている。このカムブラケツト444
は、スクイズローラ438と定盤302との間に隙間を設ける
ように高位部444Aが形成され、定盤302の高さ位置から
この高位部444Aまでは斜面部444Bによって連続されてい
る。このため、支持プレート406が原位置にあるとき
は、ソレノイド442の非通電であっても定盤302との間に
隙間が形成されることになる。また、装置奥側の折り返
し点においても、スクイズローラ438は、カムブラケツ
ト444上に登り上がる構成となっている。
第19図に示される如く、支持プレート406とケーシン
グ446とが別々にチエーン426にブラケツト422を介して
ビス428によって固定されている。なお、支持プレート4
06の幅方向一端部に図示しない連結部材を介して光源ユ
ニツト402を構成する箱型のケーシング446が固定され、
4個のローラ447によってレール404へ支持される構造で
あってもよい。このため、光源ユニツト402と、支持プ
レート406とは定盤302上を往復移動されるようになって
いる。
第22図に示される如く、ケーシング446内には、光源
である蛍光灯448が配設され、ケーシング446の下端面に
固定された一対の蛍光灯ソケツト450に掛け渡されてい
る。ケーシング446の下端面にはスリツト孔446A設けら
れ、このスリツト孔446Aに対応して、ケーシング446に
は、開閉シヤツタ452が取付けられている。スリツト孔4
46Aの上部にはレンズ(例えばセルフオツクレンズ)446
Bが方側をブラケツト447Aで、反対側をブラケツト447B
とビス451Aを介して樹脂板449で圧着固定されている。
ブラケツト447A、447Bはケーシング446にビス451B、451
Cで固定されている。
開閉シヤツタ452は、案内レール454によって幅方向へ
移動されるようになっている。第23図に示される如く、
開閉シヤツタ452の幅方向一端部は、略直角に屈曲さ
れ、ソレノイド456のアクチユータ456Aに取付けられた
ブラケツト458と軸460を介して連結されている。ここ
で、ソレノイド456の通電時には、アクチユエータ456A
が引き込まれ、シヤツタ452の幅方向(第23図矢印A方
向)へ移動させて、スリツト孔446Aを開放させるように
している。
また、開閉シヤツタ452には、その下端部に幅方向へ
延長されたブラケツト462が取付けられ、引張コイルば
ね464の一端が係止されている。この引張コイルばね464
の他端はケーシング446へ係止されている。これによ
り、ソレノイド456の非通電時にはアクチユエータ456A
が引張コイルばね464の付勢力で引き出され、開閉シヤ
ツタ452によってスリツト孔446Aを閉止している。
ケーシング446の一方の側面には、モータ468が取付け
られ、このモータ468の回転軸には駆動シヤフト470が同
軸的に取付けられ、ケーシング446の両側面を貫通して
いる。この駆動シヤフト470におけるケーシング446の側
面よりも外側には、それぞれ歯車472が取付けられ、一
対のラツク474の上面に形成されたそれぞれの歯部と噛
み合っている。ここで、モータ468が駆動されると、歯
車472を介してラツク474がスリツト孔446Aの幅方向に沿
って移動される。
一対のラツク474はフイルタ支持プレート476の両端部
に形成されている。フイルタ支持プレート476には、6
個のスリツト孔476Aが形成され、フイルタシート478が
配置されている。このフイルタシート478には、6個の
スリツト孔478Aが設けられ、それぞれにフイルタ480が
貼付けられている。フイルタシート478の長手方向両端
部はフイルタ支持プレート476の上面に取付けられたプ
レート482によって固定されている。フイルタ支持プレ
ート476はケーシング446に取付けられたプレート484の
溝部484Aへ収容されている。この溝部484Aに対応されて
固定プレート486が取付けられており、これにより、フ
イルタ支持プレート476はプレート484固定プレート486
とにより挟持固定されている。
本実施例では、フイルタ480には前記スリツト孔446A
に沿って帯状に6色が配色されており、使用される感光
材料がネガ型であるか、ポジ型であるかによって使い分
けしている。すなわち、ネガ及びポジの兼用のR(レツ
ド)フイルタ、ネガ及びポジのそれぞれのG(グリー
ン)フイルタとB(ブルー)フイルタ、BK(スミ)フイ
ルタの6色が並設されている。従って、1枚のフイルタ
シート478によりネガ及びポジ用のフイルタが貼付けら
れ、感光材料の種類(ネガ又はポジ)に応じた交換を不
要としている。
フイルタ支持プレート476の一方のラツク474側面に
は、遮蔽板488が取付けられている。ケーシング446と共
に移動されるようになっている。遮断板488の移動軌跡
に対応して6個の光電センサ490が配設され、遮蔽板488
はこの光電センサ490の投光部及び受光部との間を通過
するようになっている。これらの光電センサ490はそれ
ぞれ制御装置800へ接続されている。
6個の光電センサ490の間隔寸法は、前記フイルタ480
の貼付間隔寸法と一致されている。このため、6個の光
電センサ490の何れか1個の検出信号を選択し、この信
号によりモータ468の駆動を制御することにより、選択
されたフイルタ480をスリツト孔446Aと対応させること
ができる。
感光材料受渡部500 第24図に示される如く、定盤302上で露光処理がなさ
れた感光材料14は、感光材料搬送部200の吸盤264に吸引
されて、感光材料受渡部500へと搬送されるようになっ
ている。すなわち、定盤302に隣接してガイド板502が配
設され、吸盤264は、このガイド板502上までレール210
に案内されて移動される。
ガイド板502の下流には、ローラ対504が配置されてい
る。このローラ対504はその一方が図示しないモータの
駆動力を受けて速度V(V=一定)で回転する駆動ロー
ラ504Aとされ、他方の従動ローラ504Bとの間に感光材料
14が挟持されることにより、感光材料14へ搬送力を付与
している。
従動ローラ504Bの軸は、感光材料受渡部500の側板506
に形成された長孔508へ収容されており、駆動ローラ504
Aと接触離反する方向へ移動可能とされている。また、
駆動ローラ504Aと従動ローラ504Bとの回転軸には、それ
ぞれ引張コイルばね(図示省略)の端部が係止されてお
り、この引張コイルばねの付勢力で互いに接触する方向
へ付勢されている。
また、従動ローラ504Bは吊下ブラケツト510を介して
ソレノイド512のアクチユエータ512Aと連結されてい
る。ソレノイド512は、通電時にアクチユエータ512Aを
引き込むようになっており、このため、通電時には引張
コイルばねの付勢力に抗して駆動ローラ504Aと従動ロー
ラ504Bとを離反させている。この状態で、吸盤264へ吸
着された感光材料14の先端部が、駆動ローラ504Aと従動
ローラ504Bとの間の隙間へと挿入される構成である。
ここで、本実施例では感光材料14の前記隙間への挿入
時に駆動ローラ504Aを回転させ、挿入後には一旦停止さ
せるようにしている。このため、感光材料14の先端部が
多少カールしていても、駆動ローラ504Aの回転力で隙間
へと案内することができ、また、ソレノイド512の通電
を解除した時点では、急激な感光材料14の搬送を防止し
ている。
感光材料14がローラ対504によって挟持されると、吸
盤264による感光材料14の吸着は解除され、移動部材202
はレール210に案内されて原位置へと戻されるようにな
っている。
ローラ対504の下流側には、さらにローラ対514が配設
されている。このローラ対514も、一方が図示しないモ
ータの駆動力で回転する駆動ローラ514Aと、この駆動ロ
ーラ514Aと接触して回転する従動ローラ514Bとで構成さ
れている。ここで、この駆動ローラ514Aの回転速度は、
3段階に変速可能とされており、最高速度は前記駆動ロ
ーラ504Aの速度Vと同一で、後の2速はこの回転速度よ
りも遅い速度(VFILM、VPAPER)とされている。ここ
で、VFILMは、感光材料14がフイルムである場合のプロ
セツサ部600での搬送速度に対応されており、V
PAPERは、感光材料がペーパである場合のプロセツサ部6
00での搬送速度に対応されて設定されている。
ローラ対504とローラ対514との間には、感光材料14の
表裏面を案内する上ガイド板516と下ガイド板518とが配
設されている。上ガイド板516と下ガイド板518との間に
は隙間が設けられ、この隙間を感光材料14が搬送される
ようになっている。
上ガイド板516は側板506へ固定され、下ガイド板518
は、ハツト型のブラケツト520を介してビス522によって
スイングベース524へ取付けられている。スイングベー
ス524は、下ガイド板518に対して平行にガイド板502方
向へ延長されており、側板506へ軸支された回転軸526取
付けられている。
回転軸526には、はすば歯車528が固着されている。こ
のはすば歯車528は、モータ530の回転軸532へ取付けら
れたウオームギヤ534と噛み合っている。モータ530は、
自己ブレーキ機能を有しており、モータ530への非通電
時であっても、ウオームギヤ534は回転されないように
なっている。
ここで、下ガイド板518は、スイングベース524を介し
て回転軸526で支持されているが、回転軸526ははすば歯
車528がウオームギヤ534と噛み合っているので、下ガイ
ド板518が自重で回転軸526を中心に回動されることが阻
止されている。
回転軸526には、回転軸526の半径方向に延長された遮
蔽板538が取付けられており、この遮蔽板538の移動軌跡
に対応して側板506にはブラケツト540を介して2個の光
電センサ542A、Bが取付けられている。光電センサ542
A、Bはそれぞれ制御装置800へ接続されている。光電セ
ンサ542A、Bはそれぞれ投光部及び受光部を備え、前記
遮蔽板538は、これらの間へ入り込むようになってい
る。
この光電センサ542A,Bは、その一方が下ガイド板518
が水平位置(第24図実線位置)のときには遮蔽板538に
よって投光部と受光部との間が遮られる位置に配置さ
れ、他方が下ガイド板518が垂直位置(第24図想像線位
置)のときに遮蔽板538によって投光部と受光との間が
遮られる位置に配置されている。このため、制御装置80
0では光電センサ542A,Bの出力信号によってモータ530の
駆動を制御し、下ガイド板518を前記水平位置及び垂直
位置へ位置決めすることができる。
下流側のローラ対514のさらに下流側には、感光材料1
4の搬送経路の下側に光電センサ544が配設されている。
この光電センサ544は、制御装置800に接続されている。
ここで、感光材料14の有無により光電センサ544の出力
が変化し、制御装置800では感光材料14の先端部及び後
端部を認識することができるようになっている。
ここで、上流側のローラ対504に挟持された感光材料1
4が搬送されるとき、下流側のローラ対514は上流側のロ
ーラ対504と等速度で回転させるようにしている。従っ
て、上流側及び下流側ローラ対504、514で挟持された感
光材料14は、所定のテンシヨンで搬送されることにな
る。ここで、感光材料14の先端部が光電センサ544によ
って検出されると、下流側ローラ対514の回転速度が感
光材料14の種類に応じて低速(VFILM又はVPAPER)に減
速されるようになっている。これと同時あるいは若干早
くモータ530が駆動されて下ガイド板518が垂直位置方向
へ回動される構成となっている。このため上流側及び下
流側ローラ対514での搬送速度差によって生じる感光材
料14の弛みを下ガイド板518の存在しない下方空間で形
成させることができる。
また、この下方空間の最下部にはトレイ546が配設さ
れ、感光材料14の後端部が上流側ローラ対504から外れ
たときの収容部となっている。
プロセツサ部600 第25図に示される如く、感光材料受渡部500の下流側
ローラ対514に挟持されて所定の速度で搬送されている
感光材料14は、プロセツサ部600の入口に設置されたロ
ーラ対604によって挟持される。このローラ対604は、そ
の一方が図示しないモータの駆動力で回転する駆動ロー
ラ604Aとされ、他方がこの駆動ローラ604Aから駆動力を
受けて回転する従動ローラ604Bとされている。駆動ロー
ラ604Aの回転速度は、前記下流側ローラ対514の低速時
の回転速度(VFILM又はVPAPER)とほぼ一致されてい
る。
ここで、第26図に示される如く、下流側ローラ対514
の駆動ローラ514Aには、その回転軸514Cとモータの回転
軸515との間にワンウエイクラツチ606が介在されてお
り、ローラ外周がモータによる回転速度よりも速い速度
で回転された場合にローラと回転軸との間で相対回転さ
れるようになっている。このため、本実施例ではプロセ
ツサ部600側のローラ対604の回転速度を前記下流側ロー
ラ対514の回転速度よりも若干速く回転させるように
し、感光材料14を所定のテンシヨンを生じさせた状態で
搬送している。
プロセツサ部600には、処理槽608が配設されている。
処理槽608は、仕切板610により、感光材料14の搬送路に
沿って、現像槽612、614、漂白定着槽616、水洗槽618、
620とに区分されている。それぞれの処理槽608には、現
像液、漂白定着液、水洗水が貯留されている。また、現
像槽612と現像槽614との間の仕切板610は、その高さ寸
法が現像液の液面よりも低く設定され、さらに水洗槽61
8と水洗槽620との間も同様に仕切板610が水洗水の液面
よりも低く設定されている。
現像槽612には、処理ラツク622が浸漬されている。こ
の処理ラツク622は、複数のローラ対624及びガイド板62
6を備えており、感光材料14の搬送経路を形成してい
る。ここで、前記ローラ対604によって搬送されてくる
感光材料14の先端部が受け渡された後、ローラ対624に
よって挟持され、ガイド板626によって案内されて現像
槽612内を略U字状に案内搬送される。
一方、隣接する現像槽614にも同一形状の処理ラツク6
22が配設されている。ここで、現像612と現像槽614との
間の仕切板610の上方には、上に凸とされた円弧状のガ
イド板628が配設され、このガイド板628によって、感光
材料14が受け渡されて略U字状に搬送案内される。な
お、現像槽612から現像槽614への感光材料14の受渡し
は、現像液内でなされる。
漂白定着槽616には、感光材料14を漂白定着槽616内で
略U字状に案内搬送する処理ラツチ630が配設されてい
る。現像槽614と漂白定着槽616との間の仕切板610の上
方には、上に凸とされた円弧状のガイド板632が配設さ
れ、このガイド板632に案内されて感光材料14は漂白定
着液616の処理ラツク630へと受け渡されるようにになっ
ている。なお、現像槽614から漂白定着槽616への感光材
料14の受渡しは現像液及び漂白定着液の液面よりも上方
でなされる。
水洗槽618、620には、同一形状の処理ラツク634がそ
れぞれ配設されている。漂白定着槽616と水洗槽618との
間の仕切板610の上方には、上に凸の円弧状のガイド板6
36が配設され、このガイド板636に案内されて感光材料1
4は水洗槽618の処理ラツク634へと受渡される。このガ
イド板636は漂白定着液及び水洗水の液面よりも上方に
配設されている。
また、水洗槽618と水洗槽620との間の仕切板610の上
方には、上に凸の円弧状のガイド板638が配設され、こ
のガイド板638は、水洗水の液面内に配設されている。
このため、水洗槽618の処理ラツク634から水洗槽620の
処理ラツク634への感光材料14の受渡しは、水洗水内で
行われる。
水洗槽620から排出された感光材料14は、乾燥部640に
配設されたローラ対642によって挟持され、複数対配列
されたローラ対643へと受け渡されて搬送されるように
なっている。この乾燥部640には、前記ローラ対642の上
方にダクト644が設けられている。このダクト644の開口
部646は、ローラ対643方向へ向けられる。ダクト644の
基部には、フアン648が取付けられ、ダクト644内へ空気
を圧送している。ダクト644内の、フアン648と開口部64
6との間には、ヒータ650が取付けられており、前記フア
ン648によって送り出される空気が加熱され、開口部646
からは温風が吹き出るようになっている。この温風は、
ローラ対643に挟持されて搬送される感光材料14へと吹
き付けられ、この温風により感光材料14は乾燥される。
ローラ対643の下方にはガイド板652が設置され、温風
を感光材料14の裏面へ案内すると共に、温風をフアン64
8の吸入口654方向へ案内し、温風を循環利用するように
している。
乾燥部640から排出された感光材14はケーシング12に
設けられた取出口22から取り出される。
第27図に示される如く、プロセツサ部600の上方に
は、天井部材602によって外部とは遮光されている。こ
の天井部材602は、メンテナンス時には取外しが可能と
なっており、天井部材602の取外しは、ケーシング12の
大蓋24を開口させた状態で行う。
フイルム装填部700 第27図に示される如く、大蓋24の内方、すなわちプロ
セツサ部600の天井部材602の上部は、原稿フイルム16を
装填及び交換するフイルム装填部700とされている。
大蓋26の内側における検版作成装置10の手前側側面と
奥側側面には、ブラケツト716を介して互いに平行とさ
れた案内シヤフト718が取付けられている。この案内シ
ヤフト718は、大蓋24の閉止状態で、露光部400に設けら
れた一対の案内シヤフト720とそれぞれ同軸とされる。
第28図に示される如く、露光部400側の案内シヤフト7
20は、その一端がフイルム装填部700との間に設けられ
た側板722へブラケツト724を介して固定されている。こ
のブラケツト724は、その先端に案内シヤフト720の外周
とほぼ同径の円弧面を有する舌片724Aが形成され、案内
シヤフト720はこの舌片724Aへ固定されている。案内シ
ヤフト720の他方の端部は、検版作成装置10に固定され
た図示しないブラケツトへ固定されている。
前記露光部400とフイルム装填部700との間の側板722
には、矩形孔726が設けられ、露光部400とフイルム装填
部700とを連通している。この矩形孔726は、原稿フイル
ム16が装填される支持ベース728の連絡通路としての役
目を有している。
第29図に示される如く、矩形孔726が形成された側板7
22における、フイルム装填部700側には、矩形孔726を閉
止する蓋体730が配設されている。蓋体730は、皿状で開
口側が矩形孔726と対向されている。蓋体730の背部に
は、ブラケツト732の一端部が固着されている。ブラケ
ツト732の他端は、矩形孔726の下方に長手方向に亘って
設けられたシヤフト734へビス735によって固定されてい
る。シヤフト734には、ねじりコイルばね736が取付けら
れており、このねじりコイルばね736の一端はブラケツ
ト732へ係止され、他端は矩形孔726の下方の側板722へ
係止されている。これにより、蓋体730は、ねじりコイ
ルばね736の付勢力で矩形孔726を閉止する方向(第29図
矢印B方向)へ付勢されている。蓋体730の開口周縁部
が当接する矩形孔726周りには、フエルト状の遮光部材7
38が貼付けられ、蓋体730の閉止時にはフイルム装填部7
00からの露光部400への光の侵入を阻止している。
蓋体730の内側底面には、断面略コ字型のブラケツト7
40が取付けられ、このブラケツト740の互いに平行な脚
板740A間には軸742が掛け渡されている。この軸742に
は、ローラ744が軸支されている。
第28図に示される如く、支持ベース728は、枠状で案
内シヤフト720に対向する外側側面には、一対の軸746が
それぞれ3箇所に取付けられている。一対の軸746はそ
れぞれ上下方向に間隔をもって配設されており、それぞ
れローラ748が軸支されている。これらのローラ748の周
面は、前記案内シヤフト718又は案内シヤフト720の外周
上下面と当接されるようになっている。
また、第30図に示される如く、一対の軸746間には、
ブラケツト750が配設されている。ブラケツト750には、
互いに平行な脚板750Aが形成され、それぞれの脚板750A
には同軸上の円孔750Bが設けられている。この円孔750B
には軸752が掛け渡され、中間部にはローラ754が軸支さ
れている。このローラ754の周面は、前記案内シヤフト7
18又は案内シヤフト720の外周側面と当接されるように
なっている。これにより、支持ベース728は、合計6箇
所(1箇所につき3個のローラ748、754)で案内シヤフ
ト718又は案内シヤフト720へ支持されると共に、案内シ
ヤフト718、720の軸方向へ摺動可能とされている。
案内シヤフト720は、前記大蓋24の案内シヤフト718と
は、その端部同士が離反されているが、支持ベース728
が大蓋24の案内シヤフト718方向へ移動された場合、移
動方向先端側のローラ748、754が案内シヤフト720から
離脱し、大蓋24の案内シヤフト718へ支持される構成と
なっている。ここで、ローラ748、754の案内シヤフト72
0からの離脱時には、他の4箇所で支持ベース728は案内
シヤフト720へ支持されるようになっている。従って、
支持ベース728は移動時に支持ベースの幅方向両端の案
内シヤフト720または案内シヤフト718にそれぞれ支持さ
れ、かつ移動方向に沿って少なくとも2箇所以上で支持
される。このため、支持ベース728は、矩形孔726を通過
して、露光部400側の案内シヤフト720とフイルム装填部
700側の案内シヤフト718との間で円滑に受け渡される。
ここで、第29図に示される如く、支持ベース728が露
光部400からフイルム装填部700へと移動される場合、矩
形孔726を閉止している蓋体730のローラ744が支持ベー
ス728と当接され、このローラ744によって、蓋体730に
は、シヤフト734を中心とする矩形孔726の開口方向への
回転力が加わる。このため、支持ベース728がさらに移
動されることにより、ローラ744が支持ベース728の側面
から底面へと転動され、蓋体730はねじりコイルばね736
の付勢力に抗して回転されるようになっている。すなわ
ち、蓋体730の開放は支持ベース728の移動に伴って自動
的になされることになる。
第29図に示される如く、支持ベース728のフイルム装
填部700への移動方向の最後部側面には、閉止部材756が
取付けられている。この閉止部材756の長手方向両端部
には円孔756Aが形成され、前記案内シヤフト720が貫通
されている。
閉止部材756は、上辺を除く3方の縁部が略直角に屈
曲されたフランジ部756Bが形成されている。このフラン
ジ部756Bは、支持ベース728がフイルム装填部700へ移動
された状態で、矩形孔726の周縁部と対向されるように
なっている。この矩形孔726の周縁部にはフエルト状の
遮光部材758(第29図参照)が貼付けられている。この
遮光部材758として、マジクロス(商品名)の雌側等が
適用可能である。また、矩形孔726の上方側には、略直
角に屈曲されたフランジ部760が固着され、その先端部
が閉止部材756の前記上片と対向されるようになってい
る。この閉止部材756の上片には、遮光部材762が貼付け
られている。これにより、支持ベース728が蓋体730を押
し開いてフイルム装填部700へと移動され、閉止部材756
が矩形孔726と当接されている場合には、矩形孔726から
の露光部400への光の侵入が阻止される。
また、案内シヤフト720とこの案内シヤフト720が貫通
する円孔756Aとの間には、図示しないオイルシールが介
在されており、この円孔756Aからの光の漏れが防止され
ている。
第28図に示される如く、閉止部材756の背部にはその
長手方向両端部に一対のブラケツト764が固着されてい
る。このブラケツト764は、閉止部材756の上片で閉止部
材756から離反する方向へ略直角に延長され、さらにそ
の先端部が互いに離反する方向へ延長されている。この
延長部分の先端部は、ビスを介してチエーン766の一部
へ係止されている。チエーン766は、案内シヤフト720の
軸方向両端部の検版作成装置10にブラケツト768(第28
図右側のみ図示)を介して取付けられた一対のスプロケ
ツト770ヘ巻掛けられ、ループを形成している。
検版作成装置10の手前側のスプロケツト770は、それ
ぞれ1本のシヤフト772へ同軸的に固着されており、同
一駆動される。
前記一対のブラケツト764の一方には、装置下方へ垂
下された遮蔽板790が取付けられている。この遮蔽板790
は、支持プレート728と共に移動されるようになってお
り、この遮蔽板790の移動軌跡上には、2個の光電セン
サ792が配設されている。光電センサ792は検版作成装置
10における案内レール720の軸方向両端部近傍へ取付け
られており、その投光部と受光部との間を前記遮蔽板79
0が通過するようになっている。この光電センサ792は、
支持プレート728のモータ776による移動量を制御し、支
持プレート728を露光部400及びフイルム装填部700の所
定の位置へ位置決めする役目を有している。なお、支持
プレート728がフイルム装填部700の所定の位置に位置決
めされ閉止部材756、遮光部材758、762により矩形孔726
からの露光部400への光の侵入が阻止される状態になっ
たならば小蓋704のロツクが解除されるので小蓋704を開
いて矩形孔702から原稿フイルム16を装填することがで
きる。これ以外の、支持プレート728が露光部400とスイ
ルム装填部700とにまたがった位置にあるときには小蓋7
04のロツクは解除されず、矩形孔702から露光部400への
光の侵入が阻止される。
シヤフト772の軸方向中間部には、歯車774が固定され
ており、モータ776の回転軸776Aに取付けられた歯車776
Bとチエーン778を介して連結されている。ここで、モー
タ776が駆動されると、チエーン778を介してシヤフト77
2が回転され、これによって、チエーン766を駆動させる
ことができる。チエーン766の駆動により、このチエー
ン766の一部にブラケツト764を介して固着された支持ベ
ース728が案内シヤフト720の軸方向へ移動されることに
なる。
支持ベース728における、案内シヤフト720の軸方向両
端部に対応する側面728A、728B間には、一対のシヤフト
780が掛け渡されている。一方のシヤフト780は、モータ
782の回転軸782Aと連結されている。シヤフト780の側面
728A、728Bよりも内側には、それぞれ歯車780Aが固着さ
れ、無端のチエーン784が巻掛けられ、モータ782の駆動
により、チエーン784を駆動させている。チエーン784に
は、透明のオーバレイシート708が取付けられている。
このオーバレイシート708は、その面積が支持ベース728
の開口面積とぼぼ同一とされ、チエーン784の駆動によ
り、歯車780Aの下側及び上側へ配置されるようになって
いる。
また、支持ベース728の検版作成装置10の手前側上面
には、原稿フイルム16を位置決めする位置決めプレート
786が取付けられている。第31図に示される如く、この
位置決めプレート786には、金属製のサイズ板788が両面
粘着テープにより固着されている。このサイズ板788に
は、3個のノツクピン788Aがサイズ板788の長さ方向に
沿って突出形成されている。3個のノツクピン788Aは、
サイズ板788の一端のノツクピン788Aが断面が長円形状
の突起とされ、他の2個のノツクピン788Aが断面が円形
状の突起とされている。前記長円形状のノツクピン788A
は、原稿フイルム16に設けられた長孔16Aと対応した形
状とされており、他の2個のノツクピン788Aは長孔16A
内に容易に挿入可能なが外径寸法とされている。ここで
位置決めプレート786とサイズ板788との固定法は粘着テ
ープによる方法に限らず、磁力によってサイズ板788を
磁着させる等の方法であってもよい。
ここで、原稿フイルム16を装填する場合、支持ベース
728を原稿装填部700へ配置した状態で、前記オーバレイ
シート708を歯車780Aの下側へ配置させ、原稿フイルム1
6の円孔16Aへノツクピン788Aを挿入させて、オーバレイ
シート708上に原稿フイルム16を支持することにより、
装填が完了する。
一方、原稿フイルム16を定盤302へ載置された感光材
料14上へ配置させる場合は、支持ベース728を露光部400
へ配置した状態で、モータ782を駆動させてオーバレイ
シート708を歯車780Aの上側へ移動させるようにしてい
る。この状態で、定盤302上には感光材料14、原稿フイ
ルム16及びオーバレイシート708の順に層状に配置され
ることになる。
制御装置800 制御装置800は、検版作成装置10の中間ベース20の下
方、すなわち、定盤部300の下方へ配設されている。
第32図に示される如く、制御装置800は、マイクロコ
ンピュータ802を含んで構成されている。マイクロコン
ピユータ802は、CPU804、RAM806、ROM808、入出力ポー
ト810及びこれらを接続するデータバスやコントロール
バス等のバス812で構成されている。
マイクロコンピユータ802の入出力ポート810には、前
記各部(〜)の信号線が接続されている。すなわ
ち、マガジン装填部100においては、リミツトスイツチ1
14の信号線が接続され、ドライバ814を介してカツタ116
へ接続されている。
感光材料搬送部200においては、光電センサ220が接続
され、ドライバ816を介してモータ218、ドライバ818を
介してモータ224、ドライバ820を介して電磁弁268がそ
れぞれ接続されている。
定盤部300においては、光電センサ354A〜Cが接続さ
れ、ドライバ822を介して電磁弁326、ドライバ824を介
して電磁弁336、ドライバ826を介してモータ348がそれ
ぞれ接続されている。
露光部400においては、光電センサ490が接続され、ド
ライバ828を介してモータ436、ドライバ830を介してソ
レノイド442、ドライバ832を介して蛍光灯ソケツト45
0、ドライバ834を介してソレノイド456、ドライバ836を
介してモータ468がそれぞれ接続されている。
感光材料受渡部500においては、光電センサ542A,B及
び光電センサ544が接続され、ドライバ838を介してソレ
ノイド512、ドライバ840を介してモータ530がそれぞれ
接続されている。
プロセツサ部600においては、ドライバ842を介してフ
アン648、ドライバ844を介してヒータ650がそれぞれ接
続されている。なお、図示は省略したが、プロセツサ部
600における各ローラ対を駆動させるための駆動信号を
供給する信号線も接続されている。
フイルム装填部700においては、光電センサ792が接続
され、ドライバ846を介してモータ776、ドライバ848を
介してモータ782がそれぞれ接続されている。
以下に本実施例の作用を第33図乃至第42図の制御フロ
ーチヤートに従い説明する。
まず、メインルーチン(第33図)のステツプ1000にお
いて、作動スイツチがオンとされると、ステツプ1002に
おいて、各部の初期設定を行う(第34図初期設定ルーチ
ン参照)。マガジン装填部100では、マガジン102をマガ
ジン装填口106へ装填する。ここで、マガジン102に光反
射シート110が貼付けられ、光電センサ114からの光がマ
ガジン装填口106の奥側の壁面106Aに設けられた矩形孔1
12を通って再び光電センサ114に戻るようになってい
る。この光反射シート110は、マガジン102内に収容され
ている感光材料14のサイズ及び種類毎に貼付ける数及び
位置が定められている。このため、制御装置800では、
光電センサ114のオン・オフの信号によって装填された
感光材料14のサイズ及び種類を認識することができる
(ステップ1100)。
次のステツプ1102において、感光材料搬送部200で、
移動部材202が第2図左側の光電センサ220で検知されて
いるか否かが判断され、検知されていない場合はモータ
218を駆動させる。このモータ218の駆動でスプロケツト
216を介してチエーン214が駆動され、移動部材202がレ
ール210に沿って移動されて第2図左側へ停止される。
この位置では、吸盤264は、定盤302上から逸脱し下ガイ
ド板124上へ若干の隙間をもって配置される。また、こ
の位置では感光材料スクイズローラ274は、カム板276へ
登り上がるので下ガイド板214と感光材料スクイズロー
ラ274との間にも感光材料14が通過する隙間が生じてい
る。
次に、ステツプ1104では、定盤部300の定盤302を最下
方位置へ配置する。光電センサ354Cによって遮蔽板356
を検知しているか否かを判断し、検知していない場合
は、モータ348を駆動させ、ギヤボツクス350を介してこ
のモータ348の駆動力でラツク340を下方へ移動させる。
遮蔽板356が光電センサ354Cの投光部と受光部との間へ
と配置された時点で停止され、これにより、定盤302を
下ガイド板124と面一なる位置で停止される。
露光部400では、ステツプ1106において、レール404に
掛け渡されている支持プレート406を検版作成装置10の
手前側へ配置させる。このとき、スクイズローラ438
は、その回転軸438Aがカムブラケツト444に登り上がっ
て状態で保持されている。
感光材料受渡部500では、ステツプ1108において、光
電センサ542Aで遮蔽板538を検知しているか否かが判断
され、検知していない場合は、モータ530を駆動させ、
その回転軸532に取付けられているウォームギヤ534を回
転させ、はすば歯車528を回転させる。このはずば歯車5
28の回転により回転軸526が第24図反時計方向へ回転さ
れる。これにより、下ガイド板518を水平位置(第24図
実線位置)方向へと回転移動させることができる。ここ
で、下ガイド板518が水平位置となると、光電センサ542
Aにより遮蔽板538が検知され、モータ530の駆動は停止
される。このモータ530は、自己ブレーキ機能を有して
おり、また、はずば歯車528とウオームギヤ534との噛み
合いにより、下ガイド板518が自重で第24図時計方向へ
回転するようなことはなく、前記水平位置で保持され
る。
フイルム装填部700では、ステツプ1110において、検
版作成装置10の第2図右側の光電センサ792で遮蔽板790
を検知しているか否かが判断される。この光電センサ79
2で遮蔽板790を検知していない場合は、モータ776を駆
動させる。このモータ776の駆動により、スプロケツト7
70が回転され、チエーン766が駆動する。チエーン766の
一部にはブラケツト768を介して支持ベース728が固定さ
れているので、チエーン766の駆動に伴って支持ベース7
28が検版作成装置10の第2図右方向へ移動する。この支
持ベース728の移動の際に、蓋体730に取付けられたロー
ラ748を押圧し、蓋体730をねじりコイルばね736の付勢
力に抗してシヤフト734を中心に回転させる。このた
め、矩形光726を通過してフイルム装填部700へと移動す
ることができる。ここで、検版作成装置10の第2図右側
の光電センサ792で遮蔽板を検知した状態でモータ776の
駆動は停止される。これにより、支持ベース728は、フ
イルム装填部700に位置されることになる。なお、この
状態では支持ベース728の閉止部材756が遮光部材758、7
62を介して矩形孔726を閉止するので、フイルム装填部7
00からの露光部400への光の侵入を防止することができ
る。
また、オーバレイシート708は、モータ782の駆動によ
り、歯車780Aの下方向へ配置された状態で保持される。
位置決めプレート786には、適用される原稿フイルム1
6に応じたサイズ板788を磁着させる。原稿フイルム16に
は、円孔16Aが設けられており、このサイズ板788に設け
られたノツクピン788Aへ挿入し、原稿フイルム16をオー
バレイシート708上へ載置することにより、原稿フイル
ム16の装填は完了する。
各部の初期設定が完了すると、メインルーチンのステ
ツプ1004へ移行して、感光材料初期搬送制御(第35図参
照)が行われる。
まず、感光材料14がマガジン102の引出口108から引き
出され、第2図上方へ搬送されて、ステツプ1200におい
て、ローラ対104を駆動させ、ローラ対104に巻掛けられ
て搬送方向が90゜方向転換させる(ステツプ1200)。
方向転換された感光材料14は、カツタ116を通過し
て、ガイド板120によって案内され、下ガイド板124と吸
盤264との間の隙間へ挿入される。このとき、上ガイド
板122と下ガイド板124との間隙寸法はダンパ144によ
り、所定の寸法(約3mm)とされているので、感光材料1
4の先端が若干カールしていても、確実に所定方向へ搬
送される。ここで、感光材料スクイズローラ274は、カ
ム板276上に登り上がり、回転軸274Aが長孔272Aの上方
端へと配置されているので、感光材料14と感光材料スク
イズローラ274とは、干渉することはない。
感光材料14は、その先端部が上記隙間へ通過する所定
量の搬送後(ステツプ1202)にローラ対104による搬送
は停止される(ステツプ1204)。
次に、ステツプ1206でモータ224が駆動されると、ギ
ヤボツクス226を介してカム228が半回転する。このカム
228の回転により、連結軸230がカム228の回転中心周り
を回転し、べアリング234を下降させる。ベアリング234
はブラツト236A、236Bによって支持板232へ固定されて
いるので、支持板232が下降する。ここで、支持板232は
移動部材202へ固定ベース238を介して軸棒244によって
案内されて移動するので、移動部材202との平行状態を
維持し、かつ相対回転されることなく下降する。
支持板232の下降に伴って吸盤264の最下端部が感光材
料14と接触し、この吸盤264と下ガイド板124とにより感
光材料14は挟持されることになる。この状態で、ステツ
プ1208で吸引装置18と連通する電磁弁268を開放し、吸
盤264で感光材料14を吸着する。ここで、吸盤ユニツト2
54は感光材料14の幅方向サイズに応じて基準位置を含
め、4箇所に設けられており、前記光電センサ114によ
り検知された感光材料14の幅方向サイズに応じて吸引装
置18との間に介在されている電磁弁268を制御して、吸
着作動させる吸盤264を定めるので、感光材料14を挟持
していない吸盤264は吸着力は生じない。
感光材料14を吸着した状態でカム228がさらに半回転
することにより(ステツプ1210)、支持板232は初期位
置へ戻る。
ここで、本実施例発明の吸盤264は小径とされ、各吸
盤ユニツト254に2個ずつ設けられている。このため、
大径の吸盤を1個ずつ配置したときの吸盤1個の吸着力
よりも、本実施例に適用される1個の吸盤264の吸着力
を小さくすることができ、また、感光材料14を吸着する
箇所が多いので、感光材料14の吸着時に感光材料14を肉
厚方向に大きく蛇行させるようなことがない。
次のステツプ1211では、ローラ対104を搬送速度VR
駆動させ、次いでステツプ1212では、吸盤264により感
光材料14を吸着した状態で、モータ218を駆動させ、移
動部材202をレール210に沿って前記ローラ対104の搬送
速度VRよりも遅い速度VTで第2図右方向へ移動させる
(VT<VR)。また、感光材料用スクイズローラ274は、
カム板276から降り、定盤302上へ感光材料14を介して載
置される。このため、感光材料14上で回転されることな
く、移動部材202と共に引きずられて移動される。
ここで、上記搬送速度差でローラ対104と吸盤264との
間の感光材料14には、肉厚方向の弛み(ループ)が形成
されることになる。このループは、搬送速度差によって
挙動するが、この挙動に追従して上ガイド板122が軸134
を中心に回動して、上ガイド板122と下ガイド板124との
間の間隙寸法が変更される。すなわち、感光材料14の腰
の強さで、上ガイド板122を押し上げることにより、ル
ープが潰れたり、感光材料14がガイド板120内でジヤミ
ングを起こしたりすることが防止される。
光電センサ114により検知された感光材料14のサイズ
に応じて所定量搬送されると(ステツプ1214)、移動部
材202の移動は一旦停止される共にローラ対104による搬
送が停止され(ステツプ1216、1217)、カツタ116を作
動させ(ステツプ1218)、感光材料14を切断する。これ
により、ロール状の感光材料14から所定サイズの感光材
料14を分離することができる。
カツタ116による切断が終了すると、ステツプ1220に
移行して、移動部材の移動が再開され、感光材料14の先
端部を定盤302の所定位置へと搬送する(ステツプ122
2、1224)。また、この移動により、ローラ対104から感
光材料14は分離されるので、前記ループは、上ガイド板
122の自重で押し下げられ、この結果感光材料14は略直
線状態となる。また、上ガイド板122の下降は、ダンパ1
44によって衝撃が吸収されて停止されるので、感光材料
14の押し下げ回動時の慣性力で感光材料14を潰すような
不具合もない。
感光材料14の先端部が定盤302上の所定位置へ配置さ
れると、ステツプ1226では、モータ224を回転させ、カ
ム228を半回転させる。これにより、感光材料14は吸盤2
64と定盤302との間に挟持された状態となる。ここで、
吸引装置18と連通する電磁弁326を開放し、定盤本体306
に設けられた複数の孔308により感光材料14を吸着する
(ステツプ1228)。
定盤302は、定盤本体306とベース板312とによりパタ
ーン形成板310を挟持した3層構造とされ、感光材料14
のサイズに合わせて各パターン空間毎に吸着力を生じさ
せることができる。従って、感光材料14が載置されてい
る部分のみの孔308で空気をパターン空間内へ吸い込む
ように作用させるので、無駄な吸引を行うことがなく、
確実に感光材料14を吸着することができる。なお、この
定盤302による感光材料14の吸着は、感光材料14の露光
が終了し、定盤302上から感光材料14は搬送するまでの
間継続される。
パターン形成板310はスポンジ状の軟質部材によって
形成されているので、本実施例の如く、パターン空間が
多い(8箇所)場合でも、簡単な打抜き作業で各パター
ンを形成することができるので、作業性がよくコストも
低減することができる。また、このパターン形成板310
の円孔316には、スペーサ318が挿入されており、ビス32
0で定盤本体306とベース板312とによって挟持する際
に、スペーサ318の軸方向寸法(2mm)まで潰されるのみ
であるので、パターンを確実に形成することができる。
なお、パターン形成板310に適用されたスポンジ状の軟
質部材は独立気泡であるので、空気が漏れることはな
い。
次に、ステツプ1230において、吸盤264による感光材
料14の吸着を解除し、カム228を再度半回転させること
により、感光材料14と吸盤264とは離反する。このとき
感光材料用スクイズローラ274は感光材料14上へ載置さ
れたままである。
吸盤264による感光材料14の吸着が解除され、感光材
料14から離反されると、移動部材202は、一旦最前部へ
移動し、その後レール210に沿って初期位置へ戻るよう
に移動する(ステツプ1232)。このとき、感光材料用ス
クイズローラ274は、感光材料14上を回転しながら移動
される。これにより、感光材料14と定盤302との間に生
じる気泡をスクイズすることができ、定盤302上へ感光
材料14を密着させることができる。すなわち、定盤302
の孔308による吸着のみでは、感光材料14の周縁部を確
実に吸着させることができないような場合、あるいは、
感光材料14自体が周囲の環境等により肉厚方向へ変形し
ているような場合であっても、感光材料用スクイズロー
ラ274のスクイズ作用により、確実に定盤302上へ密着さ
せることができる。
次にメインルーチンのステツプ1006では、定盤スタン
バイ制御(第36図参照)が行われる。
ステツプ1300では、2個のモータ348が同期して駆動
し、ギヤボツクス350を介してラツク340を第2図上方へ
移動させる。
定盤302には、2個のスライド軸364が設けられ、この
スライド軸364によって定盤302の上下移動が案内されて
いるので、定盤302はモータ348の駆動により中間ベース
20と平行状態を維持しつつ、かつ垂直に移動される。
ここで、光電センサ354Bによって遮蔽板356を検知す
ると(ステツプ1302)、モータ348の駆動は停止される
(ステツプ1304)。
次に、メインルーチンのステツプ1008では、原稿フイ
ルム搬送制御(第37図参照)が行われる。
まず、ステツプ1400では、フイルム装填部700におい
て、原稿フイルム16がセツトされた状態で、モータ776
を駆動させ、支持ベース728を案内シヤフト718、720に
沿って露光部400へと移動させる。ここで第2図左側の
光電センサ792で遮蔽板790を検知した状態で(ステツプ
1402)、支持ベース728の移動を停止させる(ステツプ1
404)。
支持ベース728は、フイルム装填部700に位置している
ときは案内シヤフト718へローラ748、754を介して支持
されている。この案内シヤフト718は、矩形孔726が設け
られた側面て露光部400の案内シヤフト720とは分離され
ている。しかし、ローラ748、754は、支持ベース728の
6箇所(片側3箇所)に設けられ、支持ベース728の移
動によって移動方向先端のローラ748、754が案内シヤフ
ト718から離脱しても、他の4箇所で支持ベースを案内
シヤフト718へ支持しているので、この先端のローラ74
8、854は、円滑に案内シヤフト718から案内シヤフト720
へ移ることができる。また、中間のローラ748、754が案
内シヤフト718から案内シヤフト720へ移るときは、先端
のローラ748、754は案内シヤフト720へ支持され、後端
のローラ748、754は案内シヤフト718へ支持されている
ので、円滑に移ることができる。さらに、後端ローラ74
8、754においては、先端及び中間のローラ748、754が案
内シヤフト720へ支持されているので円滑に移ることが
できる。すなわち、支持ベース728は少なくとも4箇所
で案内シヤフト718又は720へ支持されるので、案内シヤ
フト718と案内シヤフト720とが離反されていてもその移
動は円滑となる。
支持ベース728が露光部400の所定位置へ至る移動に伴
い、この支持ベース728で開放されている蓋体730がシヤ
フト734を中心にねじりコイルばね736の付勢力で回転
し、矩形孔726を遮光部材738を介して閉止する。このた
め、この矩形孔726から露光部400へ光が侵入することが
防止できる。
なお、支持ベース728が露光部400の所定位置にあると
き、オーバレイシート708と定盤302とは若干離反された
位置とされる。
次に、メインルーチンのステツプ1010では、露光スタ
ンバイ制御(第38図参照)が行われる。
まず、ステツプ1500において、支持ベース728に取付
けられたモータ782を駆動させ、チエーン784を駆動させ
る。これによりオーバレイシート708は、チエーン784と
共に移動され、装置奥側の歯車780Aで反転されて歯車78
0Aよりも上方へ移動される。この動作によって、オーバ
レイシート708上に載置されていた原稿フイルム16が感
光材料14上へと載置される。
オーバレイシート708が歯車780Aよりも上方に配置さ
れ、原稿フイルム16が感光材料14上に載置されると、ス
テツプ1502へ移行して、モータ348が再度駆動され、定
盤302はさらに上昇する。ここで、光電センサ354Aで遮
蔽板356を検知すると(ステツプ1504)、モータ348の駆
動は停止され(ステツプ1506)、定盤302の上昇は停止
される。この状態で、定盤302と位置決めプレート786と
は位置決めがなされ、感光材料14、原稿フイルム16及び
オーバレイシート708とが接触した状態で積層される。
ここで、吸引装置18と連通する電磁弁336を開放する
と、定盤本体306に形成された溝328に吸着作用が生じ、
この溝328上に載置されているオーバレイシート708の周
縁を吸着する(ステツプ1508)。これにより、定盤302
とオーバレイシート708とで感光材料14と原稿フイルム1
6とを挟持して保持することができる。
溝328でのオーバレイシート708の吸着が所定時間経過
すると(ステツプ1510)、ステツプ1512において、露光
部400のモータ436が駆動を開始する。このモータ436の
駆動はベルト434、ホイール432を介してシヤフト430へ
と伝達され、スプロケツト424が回転する。これによ
り、スプロケツト424に巻掛けられたチエーン426が駆動
され、支持プレート406が装置手前から奥側へとレール4
04に沿って移動される。
このとき、カムブラケツト444の高位部444Aに登り上
がっていたスクイズローラ438が斜面部444Bを通ってオ
ーバレイシート708を介して定盤302上へと載置される。
支持プレート406のレール404に沿った移動に伴い、スク
イズローラ438はオーバレイシート708上を回転しながら
移動する。また、感光材料14、原稿フイルム16、オーバ
レイシート708は定盤302上に吸引密着される。これによ
り、オーバレイシート708と定盤302との間にある空気が
押し出され、定盤302上で感光材料14と原稿フイルム16
とを完全に密着させることができる。
支持プレート406が装着奥側端へと至ると、スクイズ
ローラ438は、カムブラケツト444により徐々にオーバレ
イシート708から離反される。支持プレート406が停止さ
れると、ステツプ1514において、ソレノイド442が励磁
され、アクチユエータ442Aが引き込む。これにより、吊
下ブラケツト440を介してスクイズローラ438が持ち上げ
られ、保持される。ここで、スクイズローラ438は、カ
ムブラケツト444に登り上がっているので、持ち上げる
ストロークの内スクイズローラ438の荷重が加わる距離
が短く、励磁力の小さい小型のソレノイド442を適用す
ることができる。
次に、メインルーチンのステツプ1012では、露光制御
(第39図参照)が行われる。
まず、ステツプ1600では、モータ468の駆動により、
原稿フイルム16の種類(Y、M、C及び墨版)と感光材
料14の種類(ポジ、ネガ)に対応するフイルタ(B、
G、R、墨のうちの1つ)をスリツト孔476A上へ配置す
る。
また、ステツプ1602では、支持プレート406が装置奥
側から原位置へ戻る際、ソレノイド456が駆動され、開
閉シヤツタ452が開き、スリツト孔446Aが開放される。
このため、蛍光灯448からの光線がレンズ(例えばセル
フオツクレンズ)を介してスリツト孔446Aから照射され
る。
この状態で、支持プレート406を原位置へ移動させる
ことにより(ステツプ1604)、原稿フイルム16の画像が
感光材料14へ焼付けられる。
次に、メインルーチンのステツプ1014では、原稿フイ
ルム交換制御(第40図参照)が行われる。
支持プレート406が原位置へ戻ると、定盤302は、モー
タ348の駆動で(ステツプ1700)、光電センサ354Bで遮
蔽板356を検知する位置まで下降される(ステツプ170
2、1704)。次に、ステツプ1706では、フイルム装填部7
00の支持ベース728に取付けられたモータ782が前記と同
一方向へ回転し、オーバレイシート708がチエーン784の
駆動に伴って半回転する。これにより、原稿フイルム16
を再度オーバレイシート708上に載置させることができ
る。なお、このオーバレイシート708の移動の際には電
磁弁336が閉成されており、オーバレイシート708の定盤
302上への吸着は停止されている。原稿フイルム16のオ
ーバレイシート708への載置が終了すると、ステツプ170
8へ移行して、支持ベース728はモータ776の駆動で、フ
イルム装填部700へと移動され、案内シヤフト718へ支持
される。ここで、小蓋704のロツクが解除されるので小
蓋704の把手706を把持して小蓋704を開放し、次の色分
解された原稿フイルム16と交換し、上記露光制御を所定
回数繰り返す(メインルーチンのステツプ1016)。
露光が終了すると、支持ベース728は、フイルム装填
部700へと移動され、案内シヤフト718へ支持された状態
で待機されて、メインルーチンのステツプ1016からステ
ツプ1018へ移行し、露光済感光材料搬送制御(第41図参
照)が行われる。
まず、ステツプ1800では、定盤302が、モータ348の駆
動により光電センサ354Cで遮蔽板356を検知する最下方
まで下降して停止される(ステツプ1802、1804)。
次に、感光材料搬送部200のモータ218が駆動され(ス
テツプ1806)、移動部材202がレール210に沿って移動さ
れる。吸盤264が感光材料14の先端部までの所定量移動
されると(ステツプ1808)、移動部材202の移動を停止
させ(ステツプ1810)、ステツプ1812へ移行して、モー
タ224を駆動させる。これにより、支持板232が下降し、
吸盤264と定盤302とで感光材料14が挟持される。ここ
で、吸引装置18と連通する電磁弁268を開放して吸盤264
で感光材料14を吸着すると共に定盤302による感光材料1
4の吸着を解除し(ステツプ1814)、再度支持板232を上
昇させて感光材料14を吸着した状態で保持する(ステツ
プ1816)。なお、このとき電磁弁326は閉成されてお
り、感光材料14の定盤302上への吸着は停止されてい
る。
ここで、次のステツプ1818では、移動部材202をさら
に同方向へ移動させて吸盤264をガイド502上へと移動さ
せ、次いでステツプ1820へ移行して、駆動ローラ504Aの
回転を開始させる。このとき、ソレノイド512が作動さ
れており、従動ローラ504Bを駆動ローラ504Aから離反す
る方向へ移動させている。これにより、吸盤264に吸着
された感光材料14の先端が多少カールしていても駆動ロ
ーラ504Aと従動ローラ504Bとの間に容易に案内され、確
実にローラ間へ挿入することができる。
吸盤264が最先端まで至り停止されると(ステツプ182
2)、駆動ローラ504Aの回転を一旦停止させ(ステツプ1
824)、ソレノイド512の作動を停止させる(ステツプ18
26)。これにより、従動ローラ504Bが駆動ローラ504Aと
接触する方向へ移動され、感光材料14が挟持される。次
に、ステツプ1828では、吸盤264による感光材料14の吸
着が解除され、移動部材202はレール210に沿って後退
し、原位置へと戻る。
次にステツプ1830では、駆動ローラ504Aを速度Vで回
転を再開させて感光材料14をプロセツサ部600方向へ搬
送する。
次にメインルーチンのステツプ1020では、感光材料受
渡し制御(第42図参照)が行われる。
まず、ステツプ1900では、ローラ対514を前記ローラ
対504と等速度で回転を開始する。このため、感光材料1
4は、ローラ対504に挟持搬送され、上ガイド板516と下
ガイド板518との間の隙間に案内されてローラ対514にも
挟持され、搬送される。
ここで、ステツプ1902で光電センサ544の上部に感光
材料14の先端部が達すると光電センサ544によって検知
され、モータ530を駆動させる(ステツプ1904)。
このモータ530の駆動により、ウオームギヤ534を介し
てはすば歯車528が回転し、回転軸526が第24図時計方向
へ回転する。これにより、下ガイド板518がスイングベ
ース524に伴って、第24図実線位置から想像線位置へと
回転移動され、感光材料14の下面が開放される。
次に、ステツプ1906では、ローラ対514の搬送速度を
前記速度Vよりも遅いプロセツサ部600と同一の速度(V
FILM又はVPAPER)に減速する。これにより、ローラ対50
4とローラ対514との間の感光材料14に弛みが生じ、この
弛みは略U字状に形成される。感光材料14の後端がロー
ラ対504を通過すると、感光材料14は、ローラ対514に保
持された状態でトレイ546へと収容される。
感光材料14は、プロセツサ部600のローラ対604に挟持
される。このローラ対604の搬送速度は、前記ローラ対5
14の搬送速度に対し、若干速い速度となっている。この
ため、感光材料14はローラ対514とローラ対604との間で
緊張された状態で搬送される。ここで、ローラ対514に
はワンウエイクラツチ606が取付けられているので、所
定の緊張状態を維持させることができる。
感光材料14が徐々にプロセツサ部600へと搬送され、
感光材料14の後端部がローラ対514を通過し、光電セン
サ554を通過すると(ステツプ1908)、この光電センサ5
44からの信号により、モータ530が逆転し(ステツプ191
0)、スイングベース524を介して下ガイド板518を第24
図想像線位置から実線位置へと回転移動させる。これに
より、次の感光材料14の搬送を確実に案内することがで
きる。
次に、メインルーチンのステツプ1022で、現像処理が
行われる。すなわち、プロセツサ部600では、感光材料1
4がまず現像槽612、614へと浸漬され、処理ラツク622の
ローラ対624及びガイド板626に案内されて略U字状に搬
送され、漂白定着槽616、水洗槽618、620の順に搬送さ
れ処理される。処理された感光材料は、ローラ対642に
よって乾燥部640へと案内され、乾燥部640のローラ対64
3で挟持搬送される。この搬送時にフアン648及びヒータ
650でつくられた温風ダクト644の開口部646から排出
し、感光材料14へ当てることにより乾燥処理がなされ
る。乾燥処理が終了した感光材料14はケーシング12に形
成された取出口22から取り出される。
【図面の簡単な説明】
第1図は検版作成装置の斜視図、第2図は検版作成装置
の内部構造を示す正面概略図、第3図は検版作成装置の
内部構造を示す側面概略図、第4図はマガジン装填部の
斜視図、第4A図はマガジン充填部と感光材料搬送部との
間のガイド板の斜視図、第5図(A)はマガジン装填部
のローラ対を含む感光材料搬送部の正面図、第5図
(B)は感光材料搬送部の斜視図、第6図は感光材料搬
送部の第5図(B)右側面図、第7図はモータの斜視
図、第8図は第6図のVIII−VIII線断面図、第9図は吸
盤ユニツトの拡大図、第10図は感光材料用スクイズロー
ラの第5図(A)右側面図、第11図は定盤部の分解斜視
図、第12図は定盤の分解斜視図、第13図はパターン形成
板の平面図、第14図は第15図のXIV−XIV線断面図、第15
図は定盤の平面図、第16図は第15図のXVI−XVI線断面
図、第17図は駆動部の拡大正面断面図、第18図はラツク
の斜視図、第19図は露光部の斜視図、第20図は露光部の
右側面図、第21図は第19図のXXI−XXI線断面図、第22図
は光源ユニツトの分解斜視図、第23図は光源ユニツトの
平面図、第24図は感光材料受渡部の拡大図、第25図はプ
ロセツサ部の概略図、第26図は第25図のXXVI−XXVI線断
面図、第27図はフイルム装填部の側面断面図、第28図は
フイルム装填部の斜視図、第29図はフイルム装填部と露
光部との境界部を示す概略図、第30図は第28図のXXX−X
XX線矢視拡大図、第31図は支持ベースへの原稿フイルム
の配置状態を示す分解斜視図、第32図は制御ブロツク
図、第33図乃至第42図は制御フローチヤートである。 10……検版装置、 14……感光材料、 16……原稿フイルム、 100……マガジン装填部、 120……ガイド板、 122……上ガイド板、 124……下ガイド板、 134……軸、 144……ダンパ、 200……感光材料搬送部、 202……移動部材、 254……吸盤ユニツト、 274……感光材料用スクイズローラ、 300……定盤部、 302……定盤、 310……パターン形成板、 400……露光部、 438……スクイズローラ、 444……カムブラケツト、 480……フイルタ、 500……感光材料受渡部、 524……スイングベース、 514……ローラ対、 600……プロセツサ部、 700……フイルム装填部、 704……小蓋、 708……オーバレイシート、 730……蓋体、 756……閉止部材、 800……制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料及び原稿フイルムがそれぞれ搬送
    され位置決めされる定盤部と、前記定盤部に対応配設さ
    れ原稿フイルムの画像を感光材料へ露光する露光部と、
    露光された感光材料を現像処理するプロセツサ部と、感
    光材料を前記定盤部から前記プロセツサ部へ受渡す受渡
    部と、を備えた検版作成装置であって、前記感光材料を
    挟持して定盤部へ案内搬送するローラ対と、前記ローラ
    対によって所定位置へ搬送された前記感光材料を吸着す
    る吸盤ユニットと、前記吸盤ユニットを前記定盤部に沿
    って前記ローラ対による搬送速度よりも遅い速度で移動
    させる移動手段と、を有する検版作成装置。
  2. 【請求項2】感光材料及び原稿フイルムがそれぞれ搬送
    され位置決めされる定盤部と、前記定盤部に対応配設さ
    れ原稿フイルムの画像を感光材料へ露光する露光部と、
    露光された感光材料を現像処理するプロセツサ部と、感
    光材料を前記定盤部から前記プロセツサ部へ受渡す受渡
    部と、を備えた検版作成装置であって、前記感光材料を
    挟持して定盤部へ案内搬送するローラ対と、前記ローラ
    対によって所定位置へ搬送された前記感光材料を吸着す
    る吸盤ユニットと、前記吸盤ユニットを前記定盤部に沿
    って前記ローラ対による搬送速度よりも遅い速度で移動
    させる移動手段と、前記ローラ対と吸盤ユニットとの間
    に配設され所定の間隙寸法によって前記感光材料を案内
    すると共に前記ローラ対と吸盤ユニットとの搬送速度差
    によって生じる感光材料の肉厚方向の弛みに追従して前
    記間隙寸法を拡縮可能なガイド板と、を有する検版作成
    装置。
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