JP2637443B2 - 鋳造アルミホイールの加工方法 - Google Patents

鋳造アルミホイールの加工方法

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JP2637443B2
JP2637443B2 JP62307448A JP30744887A JP2637443B2 JP 2637443 B2 JP2637443 B2 JP 2637443B2 JP 62307448 A JP62307448 A JP 62307448A JP 30744887 A JP30744887 A JP 30744887A JP 2637443 B2 JP2637443 B2 JP 2637443B2
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pressure
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casting
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舜 山田
憲一 長井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輛用鋳造アルミホイールの強度向上を目的
とする加工方法に関する。
〔従来の技術〕
従来アルミ製ホイールは一般的に低圧鋳造ないしは高
圧鋳造等の鋳造によって製作されることが多い。ただこ
れらアルミ製ホイールの強度をより向上させたい場合
は、金型による鍛造加工によって組織に組成変形を与え
緻密化させて強度を向上させる方法がとられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の鍛造加工等の方法には次の様な問題点
があった。
(i)鍛造による加工は、工程数が必然的に多くなり生
産性が悪い。
(ii)鍛造では加工の面から形状が限定してしまい、ア
ルミホイールにとって特に重要なデザインの幅が少なく
なる。
(iii)鍛造アルミホイールに比較して金型や機械設備
が高価にならざるを得ない 〔問題点を解決するための手段〕 上記のような従来技術における問題点は、次の本発明
に係る方法によって解決される。
鋳造アルミホイールにショットピーニングをかける工
程と、 鋳造アルミホイールを高圧容器内に入れ高圧の静流体
圧をかける工程と、からなり、 前記ショットピーニングをかける工程ではショットピ
ーニングによって静流体圧により圧潰し消滅させること
ができる大きさの表面露出微小孔を選択的に封孔し、 前記高圧の静流体圧をかける工程では高圧の静流体圧を
かけることによって前記封孔された微小孔を含め内部の
微小欠陥を選択的に圧潰し消滅させるとともに、内部に
静流耐圧では消滅させることができない大きさの大きな
欠陥が隠れている場合は該大きな内部欠陥を選択的にそ
の欠陥を覆っている壁部分を破って表面に露出せしめ
る、 ことを特徴とする鋳造アルミホイールの加工方法。
〔作用〕
上記本発明の加工方法では、鋳造アルミホイールは、
ショットピーニング後、高圧容器内で高圧流体により各
部が塑性加工される。
これによって、鍛造と異なり、鋳造アルミホイールの
様々なデザイン形状のものにも各部を均一に加工でき
る。その結果、一般的に生産される鋳造アルミホイール
を、デザインの制限や、設備費の増大をなくして、効率
良く、鍛造ホイールの強度に近く生産することができ
る。
表面開口孔のうち微小孔はショットピーニングにより
封孔され得るが大きな孔はショットピーニングでは封孔
できないので、微小孔のみが選択的に封孔される。そし
て、微小封孔の場合はつぎの高圧工程で圧潰し消滅され
得るので、ショットピーニングにより高圧工程で消滅さ
れ得る孔のみが自然に選択的に封孔され、ショットピー
ニングは次工程の高圧工程との関係において特別な選択
封孔工程を構成している。
また、高圧工程は、微細孔を圧潰、消滅する機能の
他、内部に静流体圧では消滅させることができない大き
さの大きな欠陥が隠れている場合は該大きな内部欠陥を
選択的にその欠陥を覆っている壁部分を破って表面に露
出せしめるという機能を持っているので、耐久強度の向
上の信頼性が著しく高まる。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る鋳造アルミホイールの加工方法
の望ましい実施例を、第1図を参照して説明する。
第1図は本発明の加工方法に使用される装置を示して
おり、3は高圧容器本体であり、高圧力に耐え得る剛性
のある材料でつくられている。
この高圧容器本体3には、被加工物である鋳造アルミ
ホイール1を出し入れするために蓋4が設けられてお
り、高圧容器本体3との間はシール材9によって完全に
密封されるとともに、高圧に耐えられるように高圧容器
本体3にしっかりと保持されている。
2は流体であり、水や油、又は水と他の物質と混合
液、ないしはその他の流体が使用されるが通常は使用し
易さ、その後の処理等から水を使用するのが望ましい。
高圧容器本体3には流体を注入するための注入口5が
設けられており、外壁に取り付けられニップル6、それ
に接続されているパイプ7を介して、高圧ポンプへとつ
ながっている。
高圧ポンプ8の近傍にはポンプ8に流体を供給するた
めのタンク10が設けられている。
次に本発明の方法について説明する。
まず高圧容器本体3に被加工物である鋳造されたアル
ミホイール1を挿入する。ついで該高圧容器本体3に流
体2を充填する。
ついでしっかりとシールされた蓋4を高圧容器本体3
に保持する。
その後に高圧ポンプ8によって、パイプ7、ニップル
6、流体注入口5を介して流体2が、高圧容器3中に押
し込まれる。
この場合の流体圧力は鋳造ホイールに塑性変形を与え
得る圧力であり、その最小圧力は、例えば1、500kg/cm
2〜2、500kg/cm2の範囲にある。たとえば2、000kg2/c
m2以上の圧力により押し込まれた流体2により鋳造ホイ
ール全体は各部に均一の力が加えられ必要強度まで塑性
加工され、あたかも全体が鋳造されたと等しい組織の密
さを持つことができる。
鋳造アルミホイール等静流体圧をかけておく時間、い
わゆる圧力保持時間は少なくとも10秒〜3分の範囲であ
ることが望ましい。
なお、ニップル6と高圧容器3とを結ぶ、流体注入口
5はあまり多きすぎるとポンプ容量の大きな設備をしな
くてはならず望ましくは3mm〜15mmの範囲が望ましい。
又この発明を実施する際、鋳造アルミホイールには通
常、品質、強度に影響ない範囲で第2図に示した鋳造表
面部分拡大図のように小さなくぼみ11や巣12が鋳物表面
と連通した状態で発生していることが多い。この状態で
高圧容器本体3に挿入して流体2により高圧がかけられ
た場合、鋳物表面のくぼみ入口13′、や巣の入口部分13
が破れて、大きな穴が形成されることが考えられる。
そのため、本発明方法では、上記の様な鋳物表面から
小さなくぼみ11や巣12が発生していると考えられる場合
は、鋳造工程において鋳造アルミホイールを鋳造した
後、すぐに、高圧容器にて物体静圧をかけずに、鋳造ア
ルミホイールの全表面にわたって、ショットピーニング
等のいわゆる目つぶしを行って、鋳物表面と連通する入
口を塞ぐこととする。
この工程を高圧工程の前に加えられることによって、
鋳物表面が損傷することを防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明の鋳造アルミホイールの加工方法によれば、次
の効果が得られる。
(イ)まず、鋳造に比べてつぎの効果がある。
鋳造アルミホイールのデザインに関係なくすべての形
状の鋳造アルミホイールの強度向上が得られる。
鋳造に比較して設備費が少なくて済む。
鋳造に比較して効率良く生産ができる。
(ロ)ショットピーニングにより高圧工程で圧潰、消滅
できる微小孔を選択的に封孔するとができる。また、高
圧工程で、圧潰、消滅できない大きなサイズの隠れ孔を
アルミホイール表面に露出させることができ、露出孔が
ないもののみを合格品とすることによって、アルミホイ
ールの欠点除去の信頼性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の加工方法に使用される装置の概略図、 第2図は鋳造アルミホイール鋳物表面部の部分断面図、 である。 1……鋳造アルミホイール 2……流体 3……高圧容器本体 8……高圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住田 規 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−128664(JP,A) 特開 昭62−15025(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造アルミホイールにショットピーニング
    をかける工程と、 鋳造アルミホイールを高圧容器内に入れ高圧の静流体圧
    をかける工程と、からなり、 前記ショットピーニングをかける工程ではショットピー
    ニングによって静流体圧により圧潰し消滅させることが
    できる大きさの表面露出微小孔を選択的に封孔し、 前記高圧の静流体圧をかける工程では高圧の静流体圧を
    かけることによって前記封孔された微小孔を含め内部の
    微小欠陥を選択的に圧潰し消滅させるとともに、内部に
    静流体圧では消滅させることができない大きさの大きな
    欠陥が隠れている場合は該大きな内部欠陥を選択的にそ
    の欠陥を覆っている壁部分を破って表面に露出せしめ
    る、 ことを特徴とする鋳造アルミホイールの加工方法。
JP62307448A 1987-12-07 1987-12-07 鋳造アルミホイールの加工方法 Expired - Lifetime JP2637443B2 (ja)

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