JP2637252B2 - 磁界補正方法 - Google Patents
磁界補正方法Info
- Publication number
- JP2637252B2 JP2637252B2 JP32253589A JP32253589A JP2637252B2 JP 2637252 B2 JP2637252 B2 JP 2637252B2 JP 32253589 A JP32253589 A JP 32253589A JP 32253589 A JP32253589 A JP 32253589A JP 2637252 B2 JP2637252 B2 JP 2637252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- magnetic
- correction
- size
- uniformity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、核磁気共鳴(NMR)を利用したイメージン
グ装置などに用いられる磁界補正装置に係り特にその構
成方法に関する。
グ装置などに用いられる磁界補正装置に係り特にその構
成方法に関する。
(従来の技術) NMRを用いたイメージング装置においては、高均一磁
界を必要とする。そのため、基底磁界を発生するコイル
(主コイル)は、高均一磁界を発生するように設計され
る。
界を必要とする。そのため、基底磁界を発生するコイル
(主コイル)は、高均一磁界を発生するように設計され
る。
しかし、実際に主コイルを励磁すると、主コイルの周
辺にある鉄などの磁性体の影響により、磁界が乱され、
誤差成分が生ずる。この誤差成分を消去して、高均一磁
界を得るための装置が磁界補正装置である。磁界補正装
置としては、磁界補正用コイル(シムコイル)を用いる
ものや、磁性体を用いるものがある。磁性体を用いる磁
界補正装置(鉄シム)は、主コイルの発生する磁界(主
磁界)中に磁性体を置き、磁性体を磁化させるその磁性
体の発生する磁界を磁界補正に用いる。
辺にある鉄などの磁性体の影響により、磁界が乱され、
誤差成分が生ずる。この誤差成分を消去して、高均一磁
界を得るための装置が磁界補正装置である。磁界補正装
置としては、磁界補正用コイル(シムコイル)を用いる
ものや、磁性体を用いるものがある。磁性体を用いる磁
界補正装置(鉄シム)は、主コイルの発生する磁界(主
磁界)中に磁性体を置き、磁性体を磁化させるその磁性
体の発生する磁界を磁界補正に用いる。
磁性体を用いて磁界補正を行う場合、磁性体を配置す
る場所、磁性体の大きさの決定方法としては、特開昭63
−177506に示されるように、正のシム強度を必要とする
場所と負のシム強度を必要とする場所とに分け、正のシ
ム強度を必要とする場所に磁性体を配置していく方法な
どがある。
る場所、磁性体の大きさの決定方法としては、特開昭63
−177506に示されるように、正のシム強度を必要とする
場所と負のシム強度を必要とする場所とに分け、正のシ
ム強度を必要とする場所に磁性体を配置していく方法な
どがある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の方法によると磁性体を配置する場所、
大きさを決定する際に、多数回の繰り返しを必要とす
る。また、従来の方法のように磁性体を次々に追加して
いくと、使用する磁性体の差量が多くなり、その取り付
けにも長時間必要とするという欠点がある。
大きさを決定する際に、多数回の繰り返しを必要とす
る。また、従来の方法のように磁性体を次々に追加して
いくと、使用する磁性体の差量が多くなり、その取り付
けにも長時間必要とするという欠点がある。
本発明の目的は、磁性体の必要量を最少にし、効率よ
く磁界補正を行う方法を提供することにある。
く磁界補正を行う方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の磁界補正方法においては、均一化すべき空間
の初期の磁界分布を測定し、磁性体を配置することが可
能ないくつかの場所あるいは全ての場所において磁性体
が発生する磁界に別々に求め、均一化すべき空間におけ
る初期の磁界分布に、個々の磁性体の発生する磁界が個
々の磁性体の大きさに比例するとして加え合わせたとき
の不均一性が所定値以下となるように、個々の磁性体の
大きさを決定し、決定された大きさの磁性体を所定の場
所に配置することにより磁界を補正し、均一化する。
の初期の磁界分布を測定し、磁性体を配置することが可
能ないくつかの場所あるいは全ての場所において磁性体
が発生する磁界に別々に求め、均一化すべき空間におけ
る初期の磁界分布に、個々の磁性体の発生する磁界が個
々の磁性体の大きさに比例するとして加え合わせたとき
の不均一性が所定値以下となるように、個々の磁性体の
大きさを決定し、決定された大きさの磁性体を所定の場
所に配置することにより磁界を補正し、均一化する。
(作用) この方法によれば、短時間で磁性体の配置を決定し、
磁性体の総量を少くすることができる。
磁性体の総量を少くすることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。
第1図は、本発明による磁界補正方法のフローチャー
トを示すものである。
トを示すものである。
本実施例においては、一度補正したあとの磁界均一度
を求めて繰り返して補正できるようにしている。これ
は、一度目の補正時に、磁性体の配置場所に誤差が生じ
ることもあり、そのような誤差に対応するためのもので
ある。
を求めて繰り返して補正できるようにしている。これ
は、一度目の補正時に、磁性体の配置場所に誤差が生じ
ることもあり、そのような誤差に対応するためのもので
ある。
本実施例によれば、実際の補正作業時に生ずる微小の
誤差も含めて補正することができる。
誤差も含めて補正することができる。
第2図は、磁石の断面、磁性体配置可能場所および磁
界の計測点および均一化すべき空間の代表点を示してい
る。ここで、磁性体配置可能場所および磁界の計測点と
しては、一部のみ図示しており、円周方向の点について
は、図示していない。
界の計測点および均一化すべき空間の代表点を示してい
る。ここで、磁性体配置可能場所および磁界の計測点と
しては、一部のみ図示しており、円周方向の点について
は、図示していない。
ここで、i番目の位置の単位体積の磁性体がそれぞれ
j番目の計測点および代表点において発生する磁界を、
aji,aoiとし、また、j番目の計測点および代表点にお
ける補正開始前の磁界をBj,Boとする。
j番目の計測点および代表点において発生する磁界を、
aji,aoiとし、また、j番目の計測点および代表点にお
ける補正開始前の磁界をBj,Boとする。
この時、i番目の位置の磁性体の大きさxiは を線形計画法を用いて解くことにより得られる。ここで
PPMは、計測点における許容均一度の値である。また、
この際最小化すべき関数としては、 とすることにより、使用する磁性体の量を最小化でき
る。
PPMは、計測点における許容均一度の値である。また、
この際最小化すべき関数としては、 とすることにより、使用する磁性体の量を最小化でき
る。
この時、個々の磁性体相互の影響は、磁石Aが発生す
る磁界に比べて、磁性体の発生する磁界が極めて小さい
ため無視できる。
る磁界に比べて、磁性体の発生する磁界が極めて小さい
ため無視できる。
また、式(1)においては、磁性体の大きさの制限と
してxi≧0とし、正の大きさとしたが実際の場合には、
1つの配置可能場所における磁性体の大きさに制限があ
ることが多い。その場合には、xmax≧xi≧0としてxiの
値に上限を設けることにより、所定の解が得られる。
してxi≧0とし、正の大きさとしたが実際の場合には、
1つの配置可能場所における磁性体の大きさに制限があ
ることが多い。その場合には、xmax≧xi≧0としてxiの
値に上限を設けることにより、所定の解が得られる。
ここで単位体積の発生する磁界は、通常磁性体は小さ
いので磁気双極子の発生する磁界を用いることもできる
が、個々の磁性体を発生する磁界を有限要素法などの数
値解析によって求めることもできる。いずれの場合にも
磁性体の発生磁界は磁性体の大きさに比例するとみなす
ことができるので、一度求めておけばあとは、それを参
照して、磁性体の大きさに合わせて、定数倍すればよ
い。
いので磁気双極子の発生する磁界を用いることもできる
が、個々の磁性体を発生する磁界を有限要素法などの数
値解析によって求めることもできる。いずれの場合にも
磁性体の発生磁界は磁性体の大きさに比例するとみなす
ことができるので、一度求めておけばあとは、それを参
照して、磁性体の大きさに合わせて、定数倍すればよ
い。
以上説明したように本発明によれば、磁性補正におい
て、磁性体の総量を最小とし、効率良く磁界補正を行う
ことのできる、磁界補正方法を提供できる。
て、磁性体の総量を最小とし、効率良く磁界補正を行う
ことのできる、磁界補正方法を提供できる。
第1図は本発明の一実施例をあらわすフローチャート、
第2図は本発明における用語を磁石の断面とともに示す
説明図である。 A……磁石 Δi……磁性体配置可能場所j ……計測点
第2図は本発明における用語を磁石の断面とともに示す
説明図である。 A……磁石 Δi……磁性体配置可能場所j ……計測点
Claims (3)
- 【請求項1】磁石が発生する中空空間における磁界に含
まれる不均一性を磁性体によって補正する方法におい
て、 (イ)均一化すべき空間の初期の磁界分布を測定し、
(ロ)磁性体を配置することが可能ないくつかの場所あ
るいは全ての場所において磁性体が発生する磁界を別々
に求め、(ハ)均一化すべき空間における初期の磁界分
布に、個々の磁性体の発生する磁界が個々の磁性体の大
きさに比例するとして加え合わせたときの不均一性が所
定値以下となるように、個々の磁性体の大きさを決定
し、(ニ)決定された大きさの磁性体を所定の場所に配
置することにより磁界を補正する磁界補正方法。 - 【請求項2】請求項(1)記載の方法において、補正す
べき磁界の均一性として、磁石が発生する磁界の方向に
関する成分だけを対象とする磁界補正方法。 - 【請求項3】請求項(1)記載の方法において、一度補
正した後に均一度が何らかの原因により、所定の値に達
しなかった場合に、一度補正した後の磁界を均一化すべ
き空間の初期の磁界分布として、再度補正を行う磁界補
正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32253589A JP2637252B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁界補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32253589A JP2637252B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁界補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03184310A JPH03184310A (ja) | 1991-08-12 |
JP2637252B2 true JP2637252B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18144754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32253589A Expired - Fee Related JP2637252B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁界補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637252B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP32253589A patent/JP2637252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03184310A (ja) | 1991-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4902787B2 (ja) | Mri装置用磁場調整 | |
Sekihara et al. | Image restoration from non-uniform magnetic field influence for direct Fourier NMR imaging | |
JP2520330B2 (ja) | 修正コイルを有する磁石を調整する方法 | |
EP0122593B1 (en) | Imaging apparatus and method using nuclear magnetic resonance | |
US5345178A (en) | Method for setting the current through shim coils and gradient coils in a nuclear magnetic resonance apparatus | |
US5992006A (en) | Method for passive control of magnet hemogeneity | |
JPH0349256B2 (ja) | ||
WO2015005109A1 (ja) | 磁場調整支援装置、磁場調整支援方法、mri装置および磁石装置 | |
JPH0779942A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
CN109765510A (zh) | 一种带有圆角的径向超导匀场线圈及其设计方法 | |
JPH03138912A (ja) | 高磁界強度磁石用強磁性補償リング | |
JPH08206094A (ja) | 核スピン断層撮影装置 | |
US7315168B2 (en) | Shimming with MRI gradient | |
JP3559262B2 (ja) | 磁界調整用装置、磁界調整方法および記録媒体 | |
JP2637252B2 (ja) | 磁界補正方法 | |
CN107205690B (zh) | 磁场调整方法 | |
JPH0434896B2 (ja) | ||
US20040113616A1 (en) | Correction of the effect of gradient field non-linearities in phase contrast MRI | |
Le Bihan | Lift-off and tilt effects on eddy current sensor measurements: a 3-D finite element study | |
CN104820198B (zh) | Hf脉冲调节方法和hf脉冲调节装置 | |
US6850066B2 (en) | Systems and methods for gradient compensation in magnetic resonance imaging | |
JP2958549B2 (ja) | 静磁場ドリフト補正コイル及び静磁場ドリフト補正方法 | |
JP3887082B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH01164356A (ja) | 均一磁界の発生装置 | |
JP2004073660A (ja) | 磁気共鳴イメージング用電磁石の磁界補正方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |