JP2635723B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

Info

Publication number
JP2635723B2
JP2635723B2 JP27202988A JP27202988A JP2635723B2 JP 2635723 B2 JP2635723 B2 JP 2635723B2 JP 27202988 A JP27202988 A JP 27202988A JP 27202988 A JP27202988 A JP 27202988A JP 2635723 B2 JP2635723 B2 JP 2635723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radome
antenna
polarization
meander line
antenna device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27202988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02119303A (ja
Inventor
勉 渡部
裕之 上道
晋一 竹谷
喜隆 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27202988A priority Critical patent/JP2635723B2/ja
Publication of JPH02119303A publication Critical patent/JPH02119303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2635723B2 publication Critical patent/JP2635723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、レーダ装置等に用いられるアンテナ装置
に関し、特に偏波変換機能を有するアンテナ装置に関す
る。
(従来の技術) こうした偏波変換機能を具えたアンテナ装置として
は、第4図に示されるようなアンテナ装置が従来より知
られている。
すなわちこのアンテナ装置では、フェーズドアレイア
ンテナを構成するアンテナ素子の各々に偏波変換機能を
持たせるようにしており、例えば、直線偏波を円偏波に
変換する場合には、入射直線偏波面に対して45゜傾いた
方向に90゜の位相差を与える方法が広く用いられ、ま
た、直線偏波の偏波面を90゜回転させる場合には、偏波
面に対して45゜だけ傾いた方向に180゜の位相差を与
え、これによって90゜の偏波面回転を得る方法が広く用
いられる。
因みに前者の場合、上記アンテナ素子としてのクロス
ダイポールアンテナ1において直交するそれぞれのダイ
ポール1aおよび1bに接続される分配・移相器2を通じ
て、その各素子信号位相を制御すればよく、これら各素
子信号位相を同位相にすることで直線偏波が得られ、こ
れら各素子信号位相に90゜の位相差を与えることで円偏
波が得られる。また後者の場合には、上記直交する2つ
のダイポール1aおよび1bの各素子信号を同位相で、かつ
等振幅に励振することにより、一方のダイポールと45゜
だけ傾いた方向の直線偏波を励振させ、この状態で更に
上記2つのダイポール1aおよび1bに接続される分配・移
相器2を通じて、これら各素子信号位相に180゜の位相
差を与えるようにする。これにより、上述した90゜の偏
波面回転が得られるようになる。なお、同第4図におい
て、符号3は、反射板を示している。
(発明が解決しようとする課題) このように、上記のアンテナ装置によれば、任意に偏
波変換を行なうことはできるものの、構造的には、フェ
ーズドアレイアンテナを構成するアンテナ素子の各々に
上記偏波変換機能を持たせなければならず、アンテナ素
子と同数の偏波変換器が必要となる。このため、同アン
テナ装置としては、大規模、複雑化することも避け得な
い実情にあった。
なお、偏波変換器自体は、他にも種々のものが提案さ
れ、実用されていて、例えば第5図に示されるようなメ
アンダライン偏波器4なども周知ではあるが、これらは
いずれも、一義的な、すなわち固定的な偏波変換に利用
されるものでしかなく、偏波変換機能として上述したア
ンテナ装置のような自由度を有するものではなかった。
因みに、第5図に示されるメアンダライン偏波器4によ
れば、その相対するアンテナ5との間で、通常円偏波し
か励振できない。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたもので、
構造上簡素であり、かつ偏波変換機能の自由度にも富む
アンテナ装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明では、一部にメアンダライン偏波器等の偏波
変換器が配設されたレドーム、若しくは複数の部分に分
割されてこれら分割された部分毎に各別の偏波変換器が
配設されたレドーム、によってアンテナ系を覆い、これ
らレドーム部分とアンテナ系との相対位置の変位に基づ
き偏波切り替えを行なうようにする。
(作用) このように、通常はアンテナ系への雨雪や塵埃の付着
などを防ぐ意味で利用されるレドームを流用し、このレ
ドームに対して上記の態様での偏波変換器の配設を行な
うようにすることにより、偏波変換機能付加のためのア
ンテナ自体への加工は一切不要となる。したがって、ア
ンテナ系がいかなる形態のものであれ、非常に簡素な構
造をもって、偏波変換機能を有するアンテナ装置を実現
することができるようになる。また、偏波の切替えも、
上記相対位置の変位といった安易な操作を通じて、自由
に、かつ確実に達せられる。
(実施例) 第1図〜第3図に、この発明にかかるアンテナ装置に
ついてそのいくつかの実施例を示す。
これら各実施例では、偏波変換器として、よく用いら
れる円偏波変換器であるメアンダライン偏波器(詳しく
は、例えば「L.YOUNG,A.ROBINSON,and C.A.HACKING,“M
eander−Line Polarizer",IEEE Trans.Antennas Propag
at.,vol.AP−21,pp.376−378,May 1973]参照)を採用
している。これは、第5図にも例示したように、メアン
ダラインMLを周期的にエッチングした誘電体によって構
成されるものであり、アンテナ5から直線偏波が送信さ
れた場合、該メアンダライン偏波器4を透過した電波
は、メアンダラインMLによる入射電界に応じた電流分布
偏向作用に伴なって円偏波に変換されるようになる。
そこで、まず第1図に示す第1の実施例では、同図に
示されるように、円筒状に形成されたレドーム6によっ
てアンテナ5に覆うとともに、このレドーム6の一部
(円筒面の周方向の半面)に上記メアンダラインMLを施
してこれをメアンダライン偏波器が配設されたレドーム
部分61とし、同レドーム6の残りの部分(円筒面の周方
向残り半面)についてはこれを通常のレドーム部分62と
し、これら各レドーム部分61および62のアンテナ5に対
する相対位置を変位せしめることによって、偏波切替え
を実現するようにしている。
すなわち、いまアンテナ5が固定されているものとす
ると、上記レドーム6の図中矢印Fの如くの水平回動を
通じて、上記メアンダライン偏波器が配設されたレドー
ム部分61がこのアンテナ5の指向方向に相対するよう、
これらレドーム6とアンテナ5との相対位置が設定され
た場合には、アンテナ5から送信された直線偏波は円偏
波に変換されて放射されることとなり、また同レドーム
6の水平回動を通じて、上記通常のレドーム部分62が同
アンテナ5の指向方向に相対するよう、これらレドーム
6とアンテナ5との相対位置が設定された場合には、ア
ンテナ5から送信された直線偏波はそのまま直線偏波と
して放射されることとなる。
このように、この第1図に示す実施例によれば、レド
ーム6の図中矢印F方向への回動に応じて、円偏波と直
線偏波とを自由に切替えることができるようになる。
なお、この例においては、アンテナ5を固定してレド
ーム6を図中矢印Fの如く回動するものとしたが、要
は、アンテナ5の指方向とレドーム6の各部分との相対
位置が変位されればよく、他に、レドーム6を固定して
アンテナ5の方を回動させたり、あるいはこれらレドー
ム6とアンテナ5との双方を回動させるようにしたりし
てもよいことは勿論である。また、これらレドーム6や
アンテナ5の回動手法は任意であり、例えば、手動操作
によってこれを行なうようにしてもよいし、モータ並び
に適宜の回転機構を利用した電動式としてこれを行なう
ようにしてもよい。これらは、更に以下に示す各実施例
においても同様である。
次に、第2図に示す第2の実施例について説明する。
この第2の実施例では、同第2図に示されるように、
アンテナ5を覆うレドームとして、その一部(円筒面の
周方向の半面)に例えば左旋円偏波を生じるようメアン
ダラインMLaが施された、すなわち左旋円偏波変換用の
メアンダライン偏波器が配設されたレドーム部分71と、
残りの部分(円筒面の周方向残り半面)に上記とは逆に
右旋円偏波を生じるようメアンダラインMLbが施され
た、すなわち右旋円偏波変換用のメアンダライン偏波器
が配設されたレドーム部分72と、を具えるレドーム7を
用いる。その他の仕様は先の第1の実施例と同様であ
る。
したがって、この第2の実施例によれば、レドーム7
の図中矢印F方向への回動に応じて、右旋円偏波と左旋
円偏波とを自由に切替えることができるようになる。
最後に、第3図に示す第3の実施例について説明す
る。
この第3の実施例では、同第3図に示されるように、
アンテナ5を覆うレドームとして、その一部(円筒面の
周方向1/3面)に例えば左旋円偏波を生じるようメアン
ダラインMLaが施された、すなわち左旋円偏波変換用の
メアンダライン偏波器が配設されたレドーム部分81と、
他の一部(円筒面の周方向他の1/3面)に上記とは逆に
右旋円偏波を生じるようメアンダラインMLbが施され
た、すなわち右旋円偏波変換用のメアンダライン偏波器
が配設されたレドーム部分82と、をそれぞれ具えるとと
もに、残りの部分(円筒面の周方向残り1/3面)は通常
のレドーム部分83からなるレドーム8を用いる。これ
も、その他の仕様は先の第1あるいは第2の実施例と同
様である。
したがって、この第3の実施例によれば、レドーム8
の図中矢印F方向への回動に応じて、直線偏波と円偏波
とを自由に切替えることができるとともに、円偏波につ
いては更に右旋円偏波と左旋円偏波とを自由に切替える
ことができるようになる。
ところで、以上の各実施例においては、偏波変換器と
してメアンダライン偏波器を用いるようにしたが、この
選択は任意であり、レドームにその一部として配設する
ことのできるタイプの偏波変換器であれば、他のいかな
るタイプのものを用いてもよいことは勿論である。
また、レドームの形状も、上述した円筒状のものに限
られることなく任意であり、他に例えば、板状レドー
ム、箱型レドーム、球状レドーム、等々の実情に合わせ
て自由に採用することができる。そして、偏波切替えの
ためのこれらレドーム部分とアンテナとの相対位置の変
位態様も、採用するレドームの形状や偏波変換器の同レ
ドームへの配設態様に応じて都度適宜に決定される。
また、これらレドームを複数層設け、これら複数のレ
ドームの、アンテナ系に相対する各レドーム部分の組み
合わせ態様に基づいて偏波変換態様を決定するようにす
れば、更に異なった態様での偏波切替えも可能となる。
例えば、これら複数層設けられる各レドームへの配設偏
波変換器として前記メアンダライン偏波器が採用される
場合、前述した円偏波変換用のメアンダライン偏波器が
配設されるレドーム部分を2層重ねることにより、入射
する偏波に対しその偏波面が90゜傾いた直線偏波を励振
させることが可能となる。
また更に、上記の各実施励においては、便宜上、アン
テナとしてホーンアンテナを想定して図示したが、これ
がいかなるアンテナであれ、上述同様にこの発明が適用
され得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、非常に簡素
な構造をもって、自由度に富む偏波変換を容易に実現す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図および第3図は、それぞれこの発明
にかかるアンテナ装置の一実施例を示す斜視略図、第4
図は、偏波変換機能を有するアンテナ装置として従来一
般に採用されているアンテナ装置の一構成例を示す略
図、第5図は、メアンダライン偏波器の一例を示す斜視
略図である。 1……クロスダイポールアンテナ、2……分配・移相
器、3……反射板、4……メアンダライン偏波器、5…
…アンテナ、6,7,8……レドーム、61,71,72,81,82……
メアンダライン偏波器が配設されたレドーム部分、62,8
3……通常のレドーム部分、ML,MLa,MLb……メアンダラ
イン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 喜隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝小向工場内 (56)参考文献 特開 昭59−194515(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部に偏波変換器が配設されたレドームに
    よってアンテナ系を覆い、これらレドーム部分とアンテ
    ナ系との相対位置の変位に基づき偏波切替えを行なう ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】前記レドームの、前記偏波変換器が配設さ
    れる一部は、更に複数の部分に分割され、これら分割さ
    れた部分毎に各別の偏波変換器が配設される 請求項(1)記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記レドームは前記アンテナ系に対して複
    数層配され、これら複数のレドームの、アンテナ系に相
    対する各レドーム部分の組み合わせ態様に基づいて前記
    切替えられる偏波態様が決定される 請求項(1)または(2)記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記偏波変換器は、メアンダライン偏波器
    である 請求項(1)または(2)または(3)記載のアンテナ
    装置。
  5. 【請求項5】複数の部分に分割され、これら分割された
    部分毎に各別の偏波変換器が配設されたレドームによっ
    てアンテナ系を覆い、これらレドーム部分のアンテナ系
    との相対位置の変位に基づき偏波切替えを行なう ことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】前記レドームは前記アンテナ系に対して複
    数層配され、これら複数のレドームの、アンテナ系に相
    対する各レドーム部分の組み合わせ態様に基づいて前記
    切替えられる偏波態様が決定される 請求項(5)記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】前記偏波変換器は、メアンダライン偏波器
    である 請求項(5)または(6)記載のアンテナ装置。
JP27202988A 1988-10-28 1988-10-28 アンテナ装置 Expired - Lifetime JP2635723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27202988A JP2635723B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27202988A JP2635723B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119303A JPH02119303A (ja) 1990-05-07
JP2635723B2 true JP2635723B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=17508134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27202988A Expired - Lifetime JP2635723B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2635723B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311421A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 偏波変換器及びそれを用いたアンテナ装置
JP5435507B2 (ja) * 2011-04-14 2014-03-05 日本電業工作株式会社 無指向性アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119303A (ja) 1990-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3681772A (en) Modulated arm width spiral antenna
JP2000514614A (ja) 二重周波数平面アレイアンテナ
US2677766A (en) Scalloped limacon pattern antenna
JPH0313105A (ja) ラジアルラインスロットアンテナ
US3906514A (en) Dual polarization spiral antenna
JP2635723B2 (ja) アンテナ装置
US4477815A (en) Radome for generating circular polarized electromagnetic waves
US2935746A (en) Spiral trough antennas
US2969542A (en) Spiral antenna system with trough reflector
US4001832A (en) Vertical antenna having an off-center supply
JPH05299925A (ja) 移動体アンテナ装置
JPH06169219A (ja) 多点給電円偏波アンテナ
JP2653166B2 (ja) アレーアンテナ
JP3010208B2 (ja) 偏波可変フェーズドアレーアンテナ
JP3390503B2 (ja) 偏波共用アンテナ
JPH02127805A (ja) 共用アンテナ
RU2245595C1 (ru) Антенная система проходного типа (варианты)
Kazama et al. 12-element printed array antenna for Inmarsat-M maritime communications
JPH11317619A (ja) アンテナ装置
US3208067A (en) Selective transmission of wave energy
Kawakami et al. A quadrifilar fraction-turn cone type helix antennas with reflector and cross dipole
JPH0611617Y2 (ja) アンテナ装置
Tanaka Polarization-changeable phased array
Das et al. Phase delay through slot-line beam switching microstrip patch array antenna design for sub-6 GHz 5G band applications.
JPH01144702A (ja) 移動体用アンテナ装置