JP3010208B2 - 偏波可変フェーズドアレーアンテナ - Google Patents

偏波可変フェーズドアレーアンテナ

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JP3010208B2
JP3010208B2 JP10046193A JP4619398A JP3010208B2 JP 3010208 B2 JP3010208 B2 JP 3010208B2 JP 10046193 A JP10046193 A JP 10046193A JP 4619398 A JP4619398 A JP 4619398A JP 3010208 B2 JP3010208 B2 JP 3010208B2
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正人 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は左右両円偏波を送受
信でき、例えば左旋円偏波区域と右旋円偏波区域の間を
移動しても両偏波に対応できるフェーズドアレーアンテ
ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】左右両円偏波による周波数再利用システ
ムで、左旋円偏波区域と右旋円偏波区域の間を移動した
場合、両偏波に対応する2組のフェーズドアレーを必要
とする。例えば、マルチビーム衛星による移動体通信シ
ステムで、左右両円偏波による周波数再利用が図られた
システムにおいて、左右両円偏波に対応したフェーズド
アレーを移動体局に使用することでどのビーム領域にお
いても通信可能となる。
【0003】現に、日本と韓国の衛星放送は同じ周波数
を使用しているが、アイソレーションを取るためにアン
テナビームによる空間分割とともに逆旋円偏波が用いら
れている。日本と韓国の間を行き来する移動体局(船舶
や航空機)で左右両円偏波に対応したフェーズドアレー
を使用することにより、両国の衛星放送の受信が可能と
なる。
【0004】また、リモートセンシング用のレーダで、
左右両偏波を利用するポーラメトリックレーダがある
が、左旋円偏波用と右旋円偏波用のアンテナは別々のア
ンテナを用いている。
【0005】ミリ波構内通信システムでは親局から子局
に直接到達した電波を使用するが、親局と子局の間に人
などが入り込んで直接波が遮断されたときに、壁などで
反射された電波を使用することも考えられる。
【0006】しかしながら、円偏波が壁などにぶつかっ
て反射された場合、一般に逆旋の楕円偏波となり、楕円
偏波率は壁の材質や電波の入射角に依存する。そして、
壁などで反射された電波を利用しようとすると楕円偏波
に適合するアンテナが必要になるが従来のアンテナでは
これを容易に受信することができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、右旋円偏波
の素子アンテナからなるフェーズドアレーと左旋円偏波
の素子アンテナからなるフェーズドアレーの2つのフェ
ーズドアレーを用いる方法では、フェーズドアレーが2
台必要であることから、1台のフェーズドアレーによる
場合に比べてコスト、重量、容積が約2倍になり、非効
率である。
【0008】また、左右両円偏波の素子アンテナを用い
る場合、例えば、図10(a)に示すようなマイクロス
トリップアンテナでは、給電点1で給電すると右旋円偏
波が、給電点2で給電すると左旋円偏波が得られる。ま
た、図10(b)に示すようなマイクロストリップアン
テナでは、給電点3で給電すると右旋円偏波が、給電点
4で給電すると左旋円偏波が得られる。すなわち、図1
0(a)及び図10(b)のアンテナは、2つの給電点
に対応して左右両円偏波の放射が可能である。
【0009】これら図10(a)及び図10(b)のア
ンテナをアレーの素子アンテナとして使用してフェーズ
ドアレーを構成しようとすると、通常は図11のように
移相器のセットを1つ用意して、スイッチで給電点を切
り替えることにより、左右両円偏波のビームを走査可能
である。また、図10(b)の素子アンテナについては
図11の構成以外に、図12に示すようにスイッチで給
電点を切り替える代わりに移相器のセットを右旋円偏波
用と左旋円偏波用の2セット用意することにより左右両
円偏波のビームを走査可能である。
【0010】ただし、図11の構成のフェーズドアレー
ではスイッチおよびスイッチ制御回路が必要となり、コ
ストが高くなる問題がある。また、図12の構成では移
相器のセットが2つ必要であり、コスト、重量、容量の
面で問題があった。
【0011】また、楕円偏波ビームを走査しようとした
場合のフェーズアレーアンテナとしては、図13に示す
2点給電のマイクロストリップアンテナを用いて構成さ
れる図14のようなフェーズドアレーアンテナが考えら
れる。このフェーズドアレーでは、ビーム走査用の移相
器以外に素子アンテナの偏波を変化させるための移相器
が各素子アンテナに取り付けてあり、これにより素子ア
ンテナ自体の偏波を可変させることができ、楕円偏波の
ビームを走査可能である。
【0012】ただし、図14の構成のフェーズドアレー
ではビーム走査用の移相器以外に素子アンテナ用移相器
が必要であり、また、2点給電マイクロストリップアン
テナであることから2電力分配器が各素子アンテナに必
要となり、コストが高くなる問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み提案されたもので、フェーズドアレーは通常、素
子アンテナと移相器と合成器から構成されているが、こ
れ以外にスイッチ等の能動デバイスやもう1セットの移
相器・合成器を付加することなく、左旋円偏波と右旋円
偏波の両方のビームを走査できるフェーズドアレーアン
テナを提供するものである。
【0014】また、このフェーズドアレーアンテナは左
旋円偏波に対するNull(放射電界がゼロになるとこ
ろ)、右旋円偏波に対するNullも走査できる。さら
に、所望の楕円偏波率や楕円の傾き角に設定でき、設定
した楕円偏波ビームを走査可能であるものを提供するも
のである。
【0015】具体的には、複数の直線偏波の素子アンテ
ナからなるアレーアンテナであって、上記各素子アンテ
ナをボアサイト軸の周りにp(n−1)π/Nラジアン
の回転(Nは全素子数,nは素子番号,Pは1≦P≦N
−1の整数)を与えて配置し、更に上記各素子アンテナ
はそれぞれ移相器を介して電力分配器と結合すると共
に、給電位相を変えるだけで右旋円偏波と左旋円偏波の
ビーム走査可能なこと、および給電位相を変えるだけで
右旋円偏波に対するNull(放射電界がゼロになると
ころ)と左旋円偏波に対するNullをビーム走査可能
なことを特徴とする偏波可変フェーズドアレーアンテナ
を提供する。
【0016】また、複数の直線偏波の素子アンテナから
なるアレーアンテナであって、上記各素子アンテナをボ
アサイト軸の周りにp(n−1)π/Nラジアンの回転
(Nは全素子数,nは素子番号,Pは1≦P≦N−1の
整数)を与えて配置し、更に上記各素子アンテナはそれ
ぞれ移相器を介して電力分配器と結合すると共に、給電
位相を変えるだけで所望の楕円偏波のビームを走査可能
なことを特徴とする偏波可変フェーズドアレーアンテナ
を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、直線偏波の素子
アンテナを用いたアレーアンテナで各素子アンテナをボ
アサイト軸の回りにp(n−1)π/Nラジアンの回転
(Nは全素子数、nは素子番号、pは1≦p≦N−1の
整数)を与えて配置し、各素子アンテナに移相器を取り
付けたフェーズドアレーが本発明の実施形態における基
本構成である。なお、直線偏波の素子アンテナとしては
図2のマイクロストリップパッチアンテナ等がある。
【0018】左旋・右旋円偏波切替ビーム走査および左
旋・右旋円偏波に対するNullの走査においては、上
記したフェーズドアレーの各素子アンテナを図3のXY
平面上に配置し、左旋・右旋円偏波を切り替えて
(θ0 ,φ0 )方向にビーム走査するには、各素子アン
テナに与える位相Un (θ0 ,φ0 )を下記の数式1と
する。
【0019】
【数1】
【0020】なお、数式1において、変数は下記のよう
に定義される。 n :素子番号 dn :素子アンテナの位置を示す位置ベクトル r(θ0 ,φ0 ):ビーム走査方向(θ0 ,φ0 )の単
位ベクトル k0 :自由空間中の波数 この数式1の第1項はビーム走査用の位相である。第2
項は円偏波用の位相であり、数式2で表される。
【0021】
【数2】
【0022】なお、数式2において、変数は下記のよう
に定義される。 p:1≦p≦N−1の整数 N:アレー素子数 n:素子アンテナの番号 数式2の位相と素子アンテナのボアサイト軸回りの回転
角p(n−1)π/Nラジアンにより、円偏波が得られ
る。ここでmは円偏波の回転方向を決める係数であり、
m=0のとき左旋円偏波、m=1のとき右旋円偏波とな
る。
【0023】フェーズドアレーでは、数式1で表される
位相は移相器により与えられることから、mの制御は容
易に可能であり、このことから、右旋、左旋の両方の円
偏波のビームを走査できる。また、逆に考えると左旋・
右旋円偏波に対するNullを走査できるということに
なる。
【0024】偏波可変ビーム走査においては、図3の平
面フェーズドアレーを偏波状態が可変なフェーズドアレ
ーとして動作をさせるために各素子アンテナへ与えるの
位相Vn (θ0 ,φ0 )は数式3で表される。
【0025】
【数3】
【0026】なお、数式3においてnは素子番号をあら
わす。この数式3の第1項はビーム走査用の位相であ
る。第2項は数式2で表される円偏波用の位相である。
また、第3項のΔΨn は合成電界を楕円偏波にするため
の位相であり、ΔΨn の与えかたにより楕円偏波率と楕
円の傾き角(tiltangle)が決まる。数式3で
表される位相Vn (θ0 ,φ0 )は各素子アンテナに接
続されている移相器により実現可能である。
【0027】
【実施例】本発明の第1実施例を以下に示す。左旋・右
旋円偏波切替ビーム走査および左旋・右旋円偏波に対す
るNullの走査の動作原理を図4に示す4素子アレー
の場合で説明する。
【0028】まず、はじめに、アレーのボアサイト方向
での動作を考える。各素子アンテナをボアサイト軸の回
りに(n−1)π/4ラジアンの回転(nは素子番号、
p=1)を与えて配置された後の各素子アンテナの偏波
は、図5(1)のようになる。各素子アンテナは直線偏
波である。直線偏波は、図5(2)のように右旋円偏波
成分と左旋円偏波成分に分解できる。アレーのボアサイ
ト方向に右旋円偏波のビームを走査するには、各素子ア
ンテナに数式4の位相をあたえる。
【0029】
【数4】
【0030】この数式4は数式2でm=1の場合であ
る。なお、数式4でnは素子番号を表す。この場合、図
6のように、右旋円偏波成分に対しては各素子アンテナ
の電界ベクトルが同位相で合成されるが、左旋円偏波成
分に対しては各素子アンテナの電界ベクトルが合成され
ると零になるようにはたらく。したがって、アレー全体
としては右旋円偏波が得られ、左旋円偏波成分は零とな
る。逆に、アレーのボアサイト方向に左旋円偏波のビー
ムを走査するには、各素子アンテナに数式5の位相をあ
たえる。
【0031】
【数5】
【0032】この数式5は数式2でm=0の場合であ
る。なお、数式5でnは素子番号をあらわす。この場
合、図7のように、左旋成分は同位相で合成されるが、
右旋成分は零となる。フェーズドアレーにおいては、位
相の制御は移相器でおこなえることから、右旋円偏波用
の給電位相と左旋円偏波用の給電位相の切り替えは容易
である。
【0033】次に、ビームをある方向に走査した場合を
考える。フェーズドアレーでビームを走査した方向(θ
0 ,φ0 )での第n番目の素子アンテナの電界は数式6
で表される。
【0034】
【数6】
【0035】ここで、Ee (θ0 )、Eh (θ0 )はそ
れぞれθ=θ0 方向でのE面電界およびH面電界、e
θ、eφはそれぞれθ方向、φ方向の単位ベクトル、j
は虚数単位である。数式6の第1項は左旋楕円偏波、第
2項は右旋楕円偏波を表している。アレーのボアサイト
方向すなわちθ0 =0方向ではEe (0)=Eh (0)
となることから数式6の第1項は左旋円偏波、第2項は
右旋円偏波となり、直線偏波が左旋円偏波と右旋円偏波
に分解できる。
【0036】一般にθがボアサイト方向から離れるとE
e (θ0 )とEh (θ0 )は一致しなくなるが、よく用
いられるマイクロストリップ円形パッチアンテナ等では
かなり広い範囲までほぼ一致するとみなせる。このた
め、ビームをある方向に走査したときの動作は、上記で
検討したアレーのボアサイト方向での動作とほとんど同
じことになり、左旋・右旋円偏波を切替てビーム走査で
きることになる。また、左旋・右旋円偏波に対するNu
llビームを走査できることになる。
【0037】以下に本発明の第2実施例であるビーム走
査した方向での偏波を所望の楕円偏波に設定できること
を説明する。第1実施例の場合と同じで、素子アンテナ
としてマイクロストリップ円形パッチアンテナ等を用
い、Ee (θ0 )とEh (θ0)がかなり広い範囲まで
ほぼ一致するとみなせる場合について考える。図1のフ
ェーズドアレーで、(θ0 ,φ0 )方向にビーム走査す
るように数式3で表される位相で給電したときの
(θ0 ,φ0 )方向での楕円偏波率(軸比)ARと傾き
角τは数式7、数式8で表され、数式3の中の偏波可変
用位相ΔΨn に依存する。
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】ここで、Θn は数式2で表される円偏波用
の位相であり各素子アンテナ毎に固定である。以上によ
り、各素子アンテナに与える偏波可変用位相ΔΨn を適
当に選ぶことにより、楕円偏波率ARと傾き角τを変え
ることができる。
【0041】ここで、楕円偏波率ARと傾き角τは偏波
可変用位相ΔΨn の関数であることから、偏波可変用位
相ΔΨn に依存して同時に変化するように見え、楕円偏
波率ARと傾き角τを独立に変化させることができない
ように見えるが、実は偏波可変用位相ΔΨn の組み合わ
せの選び方により独立に変化させることが可能である。
例えば、図4に示す4素子アレーにおいて偏波可変用位
相ΔΨn の組み合わせを、次の2つのケースとした場合
の楕円偏波率ARと傾き角τを比べてみる。この場合の
円偏波用位相Θn は数式2でm=1とし、右旋円偏波に
してある。
【0042】ケース1
【0043】
【数9】
【0044】ケース2
【0045】
【数10】
【0046】ケース1の場合の偏波状態は図8のように
なる。このときの楕円偏波率AR1と傾き角τ1は、数
式11となる。
【0047】
【数11】
【0048】ケース2の場合の偏波状態は図9のように
なる。このときの楕円偏波率AR2と傾き角τ2は数式
12となり、ケース1と比べると、楕円偏波率は等しい
が、傾き角が異なる。
【0049】
【数12】
【0050】したがって、偏波可変用位相ΔΨn の組み
合わせを選ぶことにより、楕円偏波率ARと傾き角τを
独立に変えることができる。
【0051】以上、本発明を図面に記載された実施形態
に基づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけ
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない
限りどのようにでも実施することができる。
【0052】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、下記に
示すような多大な効果を奏する。フェーズドアレーにス
イッチ等の能動デバイスやもう1セットの移相器・合成
器を付加することなく、1つのフェーズドアレーで給電
位相量を変えるだけで左旋円偏波と右旋円偏波の両方の
ビームを走査できる。また、給電位相を変えるだけで右
旋円偏波に対するNullと左旋円偏波に対するNul
lをビーム走査できる。
【0053】フェーズドアレーに能動デバイス等を付加
することなく、給電位相量を変えるだけでビーム走査し
た方向の偏波を所望の楕円偏波にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏波切替および偏波可変フェーズドアレーの構
成を示すブロック図である。
【図2】直線偏波の素子アンテナを示す構成図である。
【図3】平面上に配置したフェーズドアレーの各素子ア
ンテナと座標系の関係をしめす概念図である。
【図4】偏波切替および偏波可変4素子フェーズドアレ
ーの構成を示すブロック図である。
【図5】(1),(2)は右旋円偏波成分と左旋円偏波
成分への分解を示す概念図である。
【図6】右旋円偏波の生成の状態を示す概念図である。
【図7】左旋円偏波の生成の状態を示す概念図である。
【図8】(1),(2),(3)は4素子アレーにおけ
る偏波可変用位相ΔΨn の組み合わせのケース1を示す
概念図である。
【図9】(1),(2),(3)は4素子アレーにおけ
る偏波可変用位相ΔΨn の組み合わせのケース2を示す
概念図である。
【図10】(a)、(b)は何れも左右両偏波の素子ア
ンテナを示す構成図である。
【図11】従来のスイッチによる左右両円偏波ビーム走
査用フェーズドアレーの構成を示すブロック図である。
【図12】従来の2セット移相器による左右両円偏波ビ
ーム走査用フェーズドアレーの構成を示すブロック図で
ある。
【図13】2点給電による素子アンテナを示す構成図で
ある。
【図14】従来の偏波可能な素子アンテナによる楕円偏
波ビーム走査用フェーズドアレーの構成を示すブロック
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−225003(JP,A) 特開 平1−162401(JP,A) 特開 昭62−6502(JP,A) 電子通信学会技術研究報告(信学技報 Vol.83 No.110),A・P83− 57,「シーケンシャル円偏波アレーアン テナ」,手代木扶他4名,pp49−54, 昭和58年8月19日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/24 H01Q 3/30 H01Q 21/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直線偏波の素子アンテナからなる
    アレーアンテナであって、上記各素子アンテナをボアサ
    イト軸の周りにp(n−1)π/Nラジアンの回転(N
    は全素子数,nは素子番号,Pは1≦P≦N−1の整
    数)を与えて配置し、更に上記各素子アンテナはそれぞ
    れ移相器を介して電力分配器と結合すると共に、給電位
    相を変えるだけで右旋円偏波と左旋円偏波のビーム走査
    可能なこと、および給電位相を変えるだけで右旋円偏波
    に対するNull(放射電界がゼロになるところ)と左
    旋円偏波に対するNullをビーム走査可能なことを特
    徴とする偏波可変フェーズドアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 複数の直線偏波の素子アンテナからなる
    アレーアンテナであって、上記各素子アンテナをボアサ
    イト軸の周りにp(n−1)π/Nラジアンの回転(N
    は全素子数,nは素子番号,Pは1≦P≦N−1の整
    数)を与えて配置し、更に上記各素子アンテナはそれぞ
    れ移相器を介して電力分配器と結合すると共に、給電位
    相を変えるだけで所望の楕円偏波のビームを走査可能な
    ことを特徴とする偏波可変フェーズドアレーアンテナ。
JP10046193A 1998-02-12 1998-02-12 偏波可変フェーズドアレーアンテナ Expired - Lifetime JP3010208B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101231514B1 (ko) * 2011-01-06 2013-02-07 주식회사 에이스테크놀로지 안테나로부터 편파들이 개별적으로 발생되도록 상기 안테나로 전력을 전달하는 파워 쉬프터
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
電子通信学会技術研究報告(信学技報Vol.83 No.110),A・P83−57,「シーケンシャル円偏波アレーアンテナ」,手代木扶他4名,pp49−54,昭和58年8月19日

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