JP2635511B2 - 紙巻き煙草等の貯留および移送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、コンテナー（別名
「スロープ」ともいう）内の紙巻き煙草等の貯留および
移送装置に関し、紙巻き煙草は、前記コンテナーの外へ
紙巻き煙草を移送する間に形成される紙巻き煙草の堆積
高さにあたる位置で、紙巻き煙草と接する細長い押圧部
材を用いて、下部オリフィスを経て前記コンテナーか
ら、排出される。

【０００２】

【従来の技術】紙巻き煙草は、往々にして、同じ向きに
形成されるか、あるいは、さもなければ無秩序な一群の
紙巻き煙草を収容する平坦なコンテナー内部で貯留さ
れ、そして移送される。別名「スロープ」とも呼ばれる
コンテナーは、通常、２つの側面すなわち広い前面と上
部または下部の長く幅の狭い面が開放している。このオ
リフィスは、紙巻き煙草をコンテナーに充填する間およ
び紙巻き煙草を移送し、貯留する間は、上を向いてい
る。コンテナーは、紙巻き煙草を排出するために180度
回動されるので、このときはオリフィスが下に位置す
る。紙巻き煙草は、次いで、この開放下面を経て流出す
る。

【０００３】コンテナーの内容物を排出するために、前
記開放下面は、従来は、包装機に専用の静止収集コンテ
ナーまたは包装機上の紙巻き煙草マガジン上に置かれ
る。紙巻き煙草の貯留物は、包装機内における紙巻き煙
草の”消耗”にしたがってコンテナーから下方へ流出す
る。これによって、紙巻き煙草の堆積高さがコンテナー
内部に形成される。ドイツ公開明細書1,904,495 号によ
れば、コンテナー内部において紙巻き煙草の堆積高さ
が、不均一に形成されることを避けるために、細長い押
圧部材が、紙巻き煙草がコンテナー外へ移送される間に
形成される紙巻き煙草の堆積高さの位置にある紙巻き煙
草に接している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、紙
巻き煙草が秩序正しく規則的にコンテナー外へ流出する
ことを保証するような前記装置の改良を提案することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の装置は、下記の(a)(b)(c)(d)(e) の特徴
点によって規定される。すなわち、 (a) 内容物を排出するためにコンテナーを傾動した後、
細長い押圧部材の押圧部片が、開放面を介して、コンテ
ナー外へ紙巻き煙草を移送する間に形成される紙巻き煙
草の高さの上方位置に導入されることができる。

【０００６】(b) 前記押圧部片は、コンテナーを横断す
ることによってコンテナーの上方へ導入される。

【０００７】(c) 前記押圧部片は、その支持荷重で、紙
巻き煙草の高さの位置にある紙巻き煙草に接し、前記支
持荷重を維持しつつ、前記高さの位置にある紙巻き煙草
とともに下降する。

【０００８】(d) コンテナーは、前記開放面において、
コンテナーから距離を隔てて設けられる静止垂直カバー
壁によって覆われる。

【０００９】(e) 前記垂直カバー壁は、横方向の固定部
と、これら両固定部の間に設けられた少なくとも１つの
中間部とからなっており、カバー壁の前記固定部は、前
記固定部と前記中間部との間に、垂直方向の間隙が押圧
部材の経路用に形成されるように、前記中間部(79)から
距離を隔てて配設される。

【００１０】

【作用】この発明によれば、押圧片はコンテナー外に静
止状態で搭載されるが、コンテナーの内容物を排出する
間は、開放側面または前面を経て、少なくとも、部分的
にコンテナー内に突出する。さらにまた、押圧部片は、
支持荷重の下で、圧力から解放された態様で堆積高さの
位置にある紙巻き煙草に接し、こうして、紙巻き煙草の
堆積高さと一致する水平面に移動する。この押圧部片
は、コンテナー内部の全長に亘り紙巻き煙草に押圧力を
及ぼす部分を備えて延在するように設計される。押圧部
片の死荷重を選択することによって、またもし適切な場
合であれば、追加的なそして釣り合わせの荷重を選択す
ることによって、計測することが可能な押圧力が、紙巻
き煙草に作用し、前記の押圧力は、コンテナーの排出作
用全体を通して不変に作用するので、コンテナーの様々
な排出速度に対し、したがってまた、紙巻き煙草の高さ
の様々な下降移動に対して調整を施すことができる。

【００１１】押圧部片は、少なくともその一部すなわち
紙巻き煙草の堆積高さの位置に接している押圧脚部を伴
って、開放前面を経てコンテナーに進入する。押圧部片
を案内し、これを上部初期位置に復帰させる部材は、横
に並ぶコンテナーの区域外に設けられる。

【００１２】押圧部材またはその一部を、排出作用の開
始時点にコンテナー内に導入するために、押圧部材は、
横断方向すなわち紙巻き煙草の長手方向に平行な直線的
移動経路に沿って移動可能である。この移動の結果とし
て、押圧部片が、上部区域においてコンテナーに導入さ
れる。

【００１３】この発明によれば、好ましい静止カバープ
レートが、開放前面においてコンテナー専用に供され
る。この発明によれば、このカバープレートは、横方向
の複数の固定部分とこれらの間に配設される少なくとも
１つの折り曲げ可能な中間部分とから構成される。固定
部分と折り曲げ可能な中間部分は、押圧部材の諸部分
が、昇降できる間隙を生じるように、互いに距離を隔て
て設けられる。

【００１４】発明のこれ以上に詳細な細部は、添付図面
に示す模範実施例によって以下に説明する。

【００１５】

【実施例】図示の模範実施例は、従来の紙巻き煙草10を
貯留し、移送しさらに処理することに関連する。これら
の紙巻き煙草は、紙巻き煙草製造機に源を発し、適切な
場合は、中間的貯留物を伴って包装機に供給される。こ
の目的は、紙巻き煙草の貯留物12を一時的に収容する特
別なコンテナー11により遂行される。コンテナー11は、
（広い）後部壁13, 幅の狭い垂直両側壁14, 15および底
部壁16で構成する金属またはプラスチックからなる。後
部壁13と向かい合う前面は全区域に亘って開放してい
る。さらにまた、１つの細長く幅の狭い面が底部壁16に
対して開放する。この開放面は、コンテナー11用の排出
オリフィスとして機能する。現実施例では、排出オリフ
ィス17の寸法は、コンテナー11の長さと幅に一致する。
両側壁14,15 の幅および底部壁16の幅は、紙巻き煙草の
長さとほぼ一致する。紙巻き煙草は、コンテナー11内
で、フィルター部18が後部壁13に接する状態で両端部が
支持されるように、平行して配列されるが、そうでない
場合は、無秩序な状態である。

【００１６】コンテナーは、紙巻き煙草を充填し、移送
し、貯留するために、しかるべき位置にあり、この位置
において排出オリフィス17すなわち開放面が下を向いて
いる。内容物の排出に際しては、コンテナー11は180 度
回動して裏返されるので、排出オリフィス17が下方を指
向する。

【００１７】現模範実施例においては、コンテナー11
は、その内容物を、包装機の区域において、機上に設け
られた紙巻き煙草移送装置20に排出する。この目的で、
収集コンテナー19が上面を開放している。充填オリフィ
ス21の寸法比（長さ／幅）は、排出オリフィス17のそれ
と一致する。収集コンテナー19または紙巻き煙草移送装
置20は、その下面を、包装機または紙巻き煙草マガジン
に至るコンベヤー帯条22,23 によって規制される。紙巻
き煙草は、包装機における紙巻き煙草10の処理の進行に
したがって、収集コンテナー19から移送される。これに
相応して、紙巻き煙草がコンテナー11から収集コンテナ
ー19へと移送される。

【００１８】紙巻き煙草の堆積高さ24は、コンテナーか
らの排出度合に応じてコンテナー11内に形成され、コン
テナー11が排出を完了するまで、徐々に下に向かって移
動する。この後当コンテナーは取り外され、内容が充填
された新たなコンテナー11と交替する。

【００１９】コンテナー11の内容物排出が続く間、紙巻
き煙草が均一に流れることを保証するために、コンテナ
ー11内に形成される紙巻き煙草の堆積高さは、とにかく
平均的に、ほぼ水平方向に延在すべきものである。この
目的のために、この排出工程の実行中は、１つの補完部
材が、コンテナ−11内に進入する。これは、紙巻き煙草
の堆積高さに位置して、その支持荷重で紙巻き煙草に接
し、この状態で、紙巻き煙草の貯留物12に一定の押圧力
をおよぼす押圧部材25である。この押圧力は、押圧部材
25の死荷重を決定することによって固定することが可能
である。この押圧力を増減するには、追加的な荷重、例
えば釣り合わせ荷重26,27 を付加し、また削減する。

【００２０】図３を参照すれば、押圧部材25は、現実施
例では、Ｕ字形断面を有する押圧部片28と保持腕82,83
とからなる。さらに、図４を参照すれば、押圧部片28
は、垂直な両側壁29,29aと横断方向を向く下部押圧脚30
とを備える開放箱体として設計される。押圧脚30は、実
質的に、箱体の中央底部壁92と底部壁92の延長部に設け
た横方向の両偏平脚93,94 とから形成される。押圧部片
28は、コンテナー11内に突出し、紙巻き煙草の堆積高さ
に位置する煙草に接触している。今の場合は、押圧脚30
は、コンテナー11の全長に亘って紙巻き煙草10と接触す
るように大きさが決められる。

【００２１】例えば、6,000 本の紙巻き煙草10を収容す
る能力を備えたコンテナー11の標準体においては、押圧
部材25の有効死荷重は、2.5Kg が適当である。コンテナ
ー11の大きさと構造次第によって、押圧部片の死荷重
は、2Kg と3Kg の間の値を取る。それによって、紙巻き
煙草の堆積高さが、コンテナーの内容物の排出作用の全
過程を通して、実質的に水平になる。

【００２２】押圧部材25、特に、保持腕82,83 は、横
に、すなわち昇降移動を行うために、コンテナー11に隣
接して案内される。この目的を達成するために、水平方
向を向く両保持ロッド31,32 が、押圧部材25または保持
腕82,83 の両端部に設けられ、垂直案内スリーブ33,34
に変位自在に装着される。これらは、両案内ロッド35,3
6 上を滑動することができる。下降していく紙巻き煙草
の堆積高さ24と一致して押圧部材25が下に移動する間、
案内スリーブ33,34 は、垂直案内ロッド35,36 上を滑動
して下降する。

【００２３】下方の位置に到達した後、押圧部材25は、
現実施例の場合、特に、装置の横に両案内ロッド35,36
に隣接して設けられた扛上部材37によって上部初期位置
（図３参照）に復帰する。前記扛上部材37は、ここで
は、押圧部材25の両側に配設され、案内スリーブ33,34
の横方向両端部に作用する歯付きベルト駆動部材38から
なる（図１）。

【００２４】押圧部材25に上昇運動を行わせるために、
突起部材39,40 が、両案内スリーブ33,34 の横に形成さ
れる。両突起部材39,40 は、歯付きベルト駆動部材38の
両歯付きベルト41,42 と歯合する。両歯付きベルト41,4
2 は、下部転向ローラー43,44 および上部転向ローラー
45,46 により案内される（図１）。もし適切と考えられ
れば、両歯付きベルト41,42 の自由な帯条に、外部にお
いて釣り合わせ荷重26,27 が、取り外し自在に追加され
る。この釣り合わせ荷重26,27 によって、紙巻き煙草10
に接する押圧部材25の押圧力が決まる。同調が保証され
るように、すなわち、押圧部材25が、その移動中に水平
方向の位置を維持するために、両側面の歯付きベルト4
1,42 は、互いに横断方向に直接的に、上部補正軸47を
介して、変速機構と連結される。

【００２５】押圧部材25は、付勢部材によって、機枠な
どに連結した静止保持機構上に、すなわち保持機枠48
（図１）上に装着される。保持機枠48は、垂直支持体4
9,50 および上部横断部材51とからなる。案内ロッド35,
36 は、それらの上部両端部において横断部材51により
互いに連結される。案内ロッド35,36 の下部両端部また
は端部区域は、保持機枠48の垂直支持体49,50 に固く連
結される。案内ロッド35,36 の支持体49,50 からの距離
を考慮して、案内ロッド35,36 の下部両端は、保持腕5
2,53 を介して支持体49,50 と連結される。扛上部材37
は、下部転向ローラー43,44 によって対応する保持腕5
2,53 上に支持される（図１）。

【００２６】（充填）されたコンテナー11内に進入する
ために、押圧部材25は、上部位置（図３参照）におい
て、その横断方向に移動することができる。この目的
で、押圧部材25は、横方向端部のそれぞれに、継手部片
54,55 を備える（図１、３）。上方端部位置において
は、継手部片54,55 が、ほぞ56,57 を経て、横断方向に
移動できる付勢部材の凹部58,59 に進入する。前記付勢
部材は、クロスヘッド60である。その上部位置におい
て、このクロスヘッド60は、次ぎに横断方向に移動す
る。同時に、押圧部片28が、コンテナー11の上部の自由
スペースすなわち紙巻き煙草の堆積高さの位置上部に進
入する。コンテナー11の内容物の排出作用が開始され
る。

【００２７】図２を参照すれば、クロスヘッド60は、案
内ロッド61,62 に可動に装着されている。このために、
両案内ロッド61,62 を固定するためのブラケット63,64
が保持機枠48の横断部材61に付設される。クロスヘッド
60は、水平方向を向く両案内ロッド61,62 上で横断方向
に変位可動に装着される。クロスヘッド60の往復運動
は、横断部材51の下に装着された機械的な駆動機構65が
発生する。この駆動機構は、シリンダー66、２つの回動
レバー67,68 および継手部材69,70,71からなる。これら
の部材は、唯一の付勢手段（シリンダー66）によって、
クロスヘッド60に正確に平行した変位を発生させる。回
動レバー67,68 は、継手部材69によって互いに連結され
ており、それぞれ、静止軸受け72,73 に回転自在に装着
される。各回動レバー67,68 は、別の継手部材70,71 に
よりクロスヘッド60に連結される。したがって、シリン
ダー66の調整運動は、クロスヘッド60に伝達され、それ
によって、クロスヘッド60は、正確に平行した変位を行
う。シリンダー66のピストンロッドは、回動レバー64の
スロットを備えるリンク74に調整自在に装着される。こ
の調整を様々に行うことによって、クロスヘッド60のス
トロークすなわち変位の増幅度が決定される。

【００２８】排出オリフィス17が下を向く、内容物の排
出位置において、充填されたコンテナー11は、収集コン
テナー19の充填オリフィス21の上方の面内に設けられた
閉鎖壁75によって、先ず閉鎖される（図３）。この閉鎖
位置において、閉鎖壁75は、セットされた、コンテナー
11と収集コンテナー19の間に延在する。コンテナー11が
内容物の排出作用を開始するために、閉鎖壁75は、その
閉鎖位置から引っ込められる。排出オリフィス17と充填
オリフィス21が、次ぎに開放される。

【００２９】排出位置にあるコンテナー11の自由な面に
は、静止カバーが備えられる。これは、好ましくは透明
な材料（アクリリックガラス）製の垂直なカバー壁76か
らなる。このカバー壁76は、分割されている。それは、
２つの横方向の固定部77,78および前記固定部77,78 の
間にある折り曲げ可能な中間部79からなる（図４）。固
定部77,78 と中間部79は、たがいに距離を隔てて設けら
れているので、これらの間に、間隙80,81 が形成され
る。押圧部材25の保持腕82,83 は、前記間隙80,81 内で
昇降可能である。それぞれの間隙80,81 は、ほぼ4mm の
幅を有する。カバー壁76と紙巻き煙草10の距離は、非常
に小さいので、紙巻き煙草10の軸線方向への変位が防止
される。

【００３０】保持腕82,83 は、折れ曲がった形をしてお
り、それぞれが、２つの脚部95,96および97,98 を備え
る（図４）。両脚部96,98 は、延在部分として、押圧部
片28の壁29a に連続する。脚部96,98 に対して折れ曲が
っている脚部95,97 は、継手部材54,55 と専ら連結す
る。補正部材84,85 は、押圧脚30の平坦脚93,94 の区域
において、押圧部片28の壁29a 上に横方向に配置され
る。補正部材84,85 は、２つのバネ88,89 および90,91
を介して、それぞれ、壁29a に装着されたバネ負荷され
た変位可能なプレートである。たとえコンテナー11が、
正確な形をなさない場合でも、補正部材84,85 は、常
に、コンテナー11の両垂直壁14,15 における押圧部材25
の円滑な閉鎖を可能にする。コンテナー11の外部に位置
する状態において、押圧部片28は、補正部材84,85 が、
バネ負荷されない結果として、紙巻き煙草10を収容する
コンテナー11の内部よりも大きい幅を有する。押圧部材
25の押圧部片28が、単純な態様デコンテナー11内に導入
され得るために、補正部材84,85は、斜面99,100を備え
る。押圧部片28のコンテナー11内への導入中に補正部材
84,85 が傾動することを避けるために、補正部材84,85
は、それぞれ、２つの案内溝101,102 および103,104 を
備えており、これらの溝内において、平坦脚93,94の案
内ボルト105,106 および107,108 が係合する。

【００３１】

【発明の効果】押圧部片が、最上位にある紙巻き煙草と
接触を保ったまま静かに下降していくことによって、紙
巻き煙草が秩序正しく規則的にコンテナー外へ流出する
ことを保証するような紙巻き煙草等の貯留および移送装
置が提供され、コンテナー内部において紙巻き煙草の堆
積高さが、不均一に形成されることを避けるとともに、
紙巻き煙草の堆積高さが、水平を維持しつつ減少する。

【図面の簡単な説明】

【図１】紙巻き煙草を収容したコンテナーの内容物排出
装置。

【図２】図１の装置の（上）部を頂面図および拡大水平
断面で示す図。

【図３】図１の装置の（上）部を側面図および拡大垂直
断面で示す図。

【図４】図３の装置の（上）部を頂面図および水平断面
で示す図。

【符号の説明】

１０…紙巻き煙草，１１…コンテナー，１７…排出オリ
フィス，２４…堆積高さ，２５…押圧部材，２８…押圧
部片，３３，３４…案内スリーブ，３５，３６…垂直案
内ロッド，６０…クロスヘッド，８４，８５…補正部
材。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭47−12560（ＪＰ，Ｙ１)

Claims (8)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の(a)(b)(c)(d)(e) に特徴を有し、 紙巻き煙草(10)が、傾動によってコンテナー(10)の内容
   物を排出するために、下方を向く排出オリフィス(17)を
   備えるコンテナー(11)に貯留される、 包装機に関連して、紙巻き煙草(10)を貯留し移送する装
   置。 (a) 内容物を排出するためにコンテナー(11)を傾動した
   後、細長い押圧部材(25)の押圧部片(28)が、開放面を介
   して、コンテナー(11)外へ紙巻き煙草を移送する間に形
   成される紙巻き煙草の高さ(24)の上方位置に導入される
   ことができる、 (b) 前記押圧部片(28)は、コンテナーを横断することに
   よってコンテナー(11)の上方へ導入される、 (c) 前記押圧部片(28)は、その支持荷重で、紙巻き煙草
   の高さ(24)の位置にある紙巻き煙草に接し、前記支持荷
   重を維持しつつ、前記高さ(24)の位置にある紙巻き煙草
   とともに下降する、 (d) コンテナーは、前記開放面において、コンテナー(1
   1)から距離を隔てて設けられる静止垂直カバー壁(76)に
   よって覆われる、 (e) 前記垂直カバー壁(76)は、横方向の固定部(77,78)
   と、これら両固定部の間に設けられた少なくとも１つの
   中間部(79)とからなっており、 カバー壁(76)の前記固定部(77,78) は、前記固定部(77,
   78) と前記中間部(79)との間に、垂直方向の間隙(80,8
   1) が押圧部材(25)の経路用に形成されるように、前記
   中間部(79)から距離を隔てて配設される、
2. 【請求項２】 押圧部片(28)が、紙巻き煙草(10)と、そ
   の全長に亘って、横断方向または水平方向を向く押圧脚
   (30)のみで、接する点に特徴を有する請求項１記載の装
   置。
3. 【請求項３】 押圧部片(28)が、 両垂直壁(29,29a)、水平方向を向く押圧脚(30)、および 壁(29a) と専ら連絡し、バネ(88,89,90,91) を介し、壁
   (29a) に装着されており、そして、押圧部片(28)をコン
   テナー(11)内に導入するための斜面(99,100)を有する補
   正部材(84,85) を備えるＵ字形断面を有する点に特徴を
   有する請求項１または２記載の装置。
4. 【請求項４】 押圧部片(28)が、コンテナー(11)の外部
   に、横方向の両垂直案内である両垂直案内ロッド(35,3
   6) 上を滑動するように自由に動くことができるように
   装着される点に特徴を有する請求項１記載の装置。
5. 【請求項５】 押圧部片(28)が、コンテナー(11)に出入
   するために、水平方向の案内すなわちクロスヘッド(60)
   の両案内ロッド(61,62) に沿って、クロスヘッド(60)を
   介して往復移動を行うことができる点に特徴を有する請
   求項１記載の装置。
6. 【請求項６】 クロスヘッド(60)が、横断部材(51)に変
   位可能に装着される点、および、機械的駆動機構(65)す
   なわちシリンダー(66)が、前記クロスヘッド(60)に作用
   する点に特徴を有する請求項５記載の装置。
7. 【請求項７】 押圧部材(25)の昇降移動中に同調を達成
   するために、押圧部材(25)が補正装置、特に補正軸(47)
   に専属する点、および押圧部材(25)が、直接、間接に、
   端部区域において、特に横方向の案内スリーブ(33,34)
   上において、扛上部材(37)、特に、押圧部材(25)の両側
   に設けられ、補正軸(47)によって互いに連結された歯付
   きベルト駆動部材(38)と連結される点に特徴を有する請
   求項１記載の装置。
8. 【請求項８】 堆積高さ(24)の位置にある紙巻き煙草に
   作用する押圧部材(25)の支持荷重が、押圧部材(25)の死
   荷重によって、またもし適切な場合は、追加的なまたは
   釣り合わせ荷重(26,27) によって調整される点に特徴を
   有する請求項１記載の装置。