JP2632286B2 - 歯車成形研削方法と歯車成形研削盤 - Google Patents

歯車成形研削方法と歯車成形研削盤

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JP2632286B2 JP5262658A JP26265893A JP2632286B2 JP 2632286 B2 JP2632286 B2 JP 2632286B2 JP 5262658 A JP5262658 A JP 5262658A JP 26265893 A JP26265893 A JP 26265893A JP 2632286 B2 JP2632286 B2 JP 2632286B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F1/00Making gear teeth by tools of which the profile matches the profile of the required surface
    • B23F1/02Making gear teeth by tools of which the profile matches the profile of the required surface by grinding
    • B23F1/026Making gear teeth by tools of which the profile matches the profile of the required surface by grinding with plural tools

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はすば歯車を成形研削
により製造する際の成形研削方法と成形研削盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車の研削は、創成研削に限られ
ていたが、最近、砥石の研削力が大きくて生産性が向上
する成形研削に移行しつつある。
【0003】その成形研削により、クラウニングを施さ
ないで平歯車およびはすば歯車を製造する方法には、次
のような方法がある。
【0004】a:1個の成形研削用砥石(以下、砥石と
略記)の外周を含めた両面を同時に使用して、歯切りし
ていないワークから成形研削だけで製造する方法。
【0005】b:1個の砥石の(外周を含めた)両面を
同時に使用して、歯切りしたワークを成形研削で仕上げ
る方法。
【0006】c:1個の砥石の両面を片面ずつ往復交互
に使用して、歯切りしたワークに対し、往ストロークで
歯みぞの一方の面(例えば左)を成形研削し、復ストロ
ークで他方の面(右)を成形研削する方法。
【0007】d:同一駆動軸に取り付けた2個の砥石
を、ワークの相隣る歯みぞの各両面(4面)に接触させ
て、ワークを倍速成形研削する方法。この2個の砥石を
(c方法と同様に)同片面(2面)ずつ往復交互に使用
することもできるが、倍速のメリットが消滅するので、
クラウニングを施すとき以外はあまり実施されない。
【0008】また、クラウニングを施して平歯車および
はすば歯車を製造するには、次のような方法がある。
【0009】e:上記c方法とd方法の砥石同片面(2
面)ずつ往復交互使用とに、更に、コンピュータによる
歯すじ修整運動を砥石(またはワーク)に追加する方
法。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】研削の理想は、できる
だけ高精度の歯車を、できるだけ高生産性(短時間)に
研削することに集約される。
【0011】従来の成形研削盤では、 1)生産性向上の理論的追求およびこれを満足する研削
盤の開発が遅れている、 2)ツルーイングに近似手段を導入して、精度低下を招
いている、を解決すべき課題として抱えている。
【0012】この1)を、上記のa〜e方法について考
察すれば(以下、生産性の評価は、常にb方法を基準に
する。) a方法は、焼入等に問題があり、現在殆ど使用されな
い。
【0013】bおよびd方法は、生産性を低下させない
ものの(d方法はb方法の2倍より少し低い)、クラウ
ニングを施さない平歯車やはすば歯車に限定して使用さ
れる。
【0014】c方法やe方法は広く用いられ、特にe方
法は、クラウニングを施した平歯車やはすば歯車の研削
については、専らこの方法による。しかし、1個の砥石
これらの方法では、研削ストロークの往または復で歯
みぞの片面しか研削せず、生産性がb方法の半分に低下
する。
【0015】同軸2個の砥石のe方法では、研削力は
(b方法と)同等であるが、研削ストロークが長くな
り、生産性はやや低くなる。
【0016】本発明は、これらの方法の生産性低下を解
決する成形研削方法と成形研削盤を提供する。
【0017】更に、この2)を全方法共通の問題として
考察すれば、従来のツルーイングは、その都度、砥石の
両面をツルーイングしていた。しかし、この方法では、
ツルーイングの度に砥石の直径が減少するから、厳密に
言えば、その都度新しい砥石断面を計算し直さなければ
ならない。その計算時間の集積は驚くべき量で、生産性
を大きく低下させる。そこで、研削実験と近似度試算と
によって、直径が数mm減少するまでは、前直径のままで
近似的に間に合わせることにし、厳密理論で構成された
歯車の成形研削に、近似性を導入することになった。こ
の直径減少の許容範囲は、研削諸条件によって異なるで
あろうから、その限界の判断を誤れば、たちまち製品の
精度を低下させる。
【0018】本発明は、この近似性の排除、即ち、計算
時間は従来の程度で、しかも厳密性を保持するツルーイ
ングの方法を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】生産性向上の手段を理論
的に説明するために、砥石の取付角・接触線の長さ・投
影接触線の長さ・接触線のずれの長さ・投影接触線のず
れの長さと、研削ストロークとの関係から入ることにす
る。
【0020】砥石の取付角は、砥石断面の左右を対称に
する通常の場合、ワーク中心軸と砥石中心面とのなす角
で測られ、砥石はワーク軸に平行に駆動されるから、研
削ストロークおよび上記のその他の長さは全てワーク軸
方向に測られる。
【0021】従来の方法で1個の砥石を使用して、平歯
車を成形研削する場合には、砥石とワークの歯みぞの両
面とは砥石軸平面上で接触する。この接触する一対のラ
インを接触線と呼び、平歯車では、歯形と同じ平面曲線
のインボリュート(または修整インボリュート)であ
る。
【0022】また、従来の方法で1個の砥石を使用し
て、はすば歯車を成形研削する場合には、歯すじがねじ
れ、砥石中心面をワーク中心軸に対して取付角だけ傾け
て研削するから、その接触線は砥石軸平面から外れる一
対の空間曲線となる。空間曲線は、そのままでは平面表
示できないから、その投影で平面曲線化して考察するこ
ととし、取付角をはすば歯車の基準ねじれ角に等しくと
った場合について2通りの投影を考える。
【0023】まず、これらの平面表示できない接触線A
00 とC00 とを砥石中心面(砥石軸に垂直な平
面)に投影すれば、図6のA 0′B 0′とC 0′D 0
とを得る。このA 0′B 0′とC 0′D 0′とは、正し
く言えば「接触線A00 とC00 との砥石中心面へ
の投影A 0′B 0′とC 0′D 0′」であり、略して言
えば「(A00 とC00 との)砥石投影接触線A
0′B 0′とC 0′D 0′」である。以下、このように
略記する。
【0024】また、これらの接触線A00 とC00
を、ワーク歯先円筒面(ワーク外周面)に放射投影して
展開すれば、図7のA 0″B 0″とC 0″D 0″とを得
る。このA 0″B 0″とC 0″D 0″とは、正しく言え
ば「接触線A00 とC00 との歯車外周への投影A
0″B 0″とC 0″D 0″」であり、略して言えば
「(A00 とC00 との)歯車投影接触線A 0″B
0″とC 0″D 0″」である。以下、このように略記す
る。
【0025】図6・7の投影接触線A 0′B 0′・C
0′D 0′・A 0″B 0″・C 0″D0″は、上記のよ
うに砥石の取付角をはすば歯車の基準ねじれ角に等しく
とったものであるが、取付角をこれより小さくしても大
きくしても、同一の歯車を研削することができる。破線
で示す投影接触線A 1′B 1′・C 1′D 1′・A 1
1″・C 1″D 1″は、取付角をこれより小さくした
もので、一点鎖線で示す投影接触線A 2′B 2′・C
2′D 2′・A 2″B 2″・C 2″D 2″は、取付角を
これより大きくしたものである。一般に、取付角を小さ
くすればするほど接触線および投影接触線の長さは小さ
くなり、取付角を大きくすればするほど接触線および投
影接触線の長さは大きくなる。
【0026】図7の二点鎖線で示す投影接触線A m″B
m″・C m″D m″は、設定可能な最小接触線の長さ
取付角も一般に最小)のものである。
【0027】ワークと砥石の歯車投影接触線とのワーク
軸方向の相対位置は、ワークと砥石の接触線とのワーク
軸方向の相対位置に全く等しいから、ワーク軸方向の相
対位置および長さだけを論ずる時は、歯車投影接触線と
接触線を同一に扱って差し支えない。即ち、歯車投影接
触線A″B″およびC″D″の長さf″は接
触線AおよびCの長さfに等しく、歯車
投影接触線のずれB″C″の長さg″は接触線の
ずれBの長さgに等しいから、歯車投影接触線
に関する限り、以下、接触線AおよびC
接触線の長さf等と記すことにする。
【0028】図8に示すように、往ストロークで砥石が
ワーク軸平行に下から上へ駆動され、復ストロークで砥
石がワーク軸平行に上から下へ駆動され、ワークがこれ
に追随回動して研削が進行するとする。砥石に固定した
接触線Ann およびCnn を、ワークに対する往ス
トロークの研削開始位置と研削完了位置(復ストローク
の研削開始位置)とに置けば、歯幅をbとして、砥石が
歯みぞの両面を完全に研削するのに必要最小限のストロ
ーク、即ち、研削ストロークSn は、 Sn =(b+f n″+g n″)=b+f n+g n (1) となり、研削だけの1往復所要時間ts は、砥石の平均
速度をvとして、 ts =2Sn /v で与えられる。
【0029】砥石の接触線をこの位置に置く砥石頭の位
置(換言すれば、往復両研削ストロークの研削開始位置
に対応する砥石頭の位置)を「ワークに対する砥石頭の
両基準位置」(略して「砥石頭の両基準位置」)と呼
ぶ。
【0030】この砥石頭の両基準位置では、砥石はまだ
歯みぞにはまったままなので、そのどちらか一方の位置
で、砥石が歯みぞから離脱してワークを1歯送り、また
元の位置(あるいはもう一方の位置)に復帰するまでの
割切り時間tp が追加され、砥石1サイクルの全所要時
間tは、 t=ts +tp となる。
【0031】この砥石の離脱復帰には、ワーク軸平行に
離脱復帰する方法(研削ストロークの延長:砥石径路は
I型)、ワーク軸直角に離脱復帰する方法(砥石径路は
L型)、ワーク軸直角に離脱し、復ストロークを経て、
ワーク軸直角にもう一方の位置に復帰する方法(砥石径
路はループ型)等があり、適宜使い分けられる。この研
削時間ts と割切り時間tp は全く異なる目的のための
時間で、重複させないで考えるが、離脱復帰方法が同じ
であっても、従来の方法と本発明ではそのtpは僅かな
がら差を生ずる。しかし、本発明の推奨するL型では、
従来の方法も本発明もtp は同値となるから、以下、生
産性の優劣は、上記の(1)式によることにする。
【0032】図7から、従来のはすば歯車の成形研削で
は、砥石の取付角を小さくすれば、接触線の長さf1
小さくできるものの、ずれの長さg1 は大きくなり、研
削ストロークS1 は必ずしも小さくならない。また、砥
石の取付角を大きくすれば、接触線の長さf2 は大きく
なるものの、ずれの長さg2 は小さくなり、研削ストロ
ークS2 は必ずしも大きくならない。即ち、従来の研削
法は、トライヤルの他は、研削ストロークを確実に小さ
くする明確な方法がなく、研削ストロークの短縮による
生産性向上に関しては全く無為無策であった。
【0033】図9、歯みぞ1に従来の砥石1個を使用
する場合の接触線、歯みぞ1と歯みぞ2に従来の同軸の
砥石2個を使用する場合の接触線、歯みぞ1と歯みぞ3
に本発明の別軸の砥石2個を使用する場合の接触線を示
す。さらに、詳しく説明すると、クラウニングを施す場
合、従来の砥石1個を使用する研削では、往ストローク
で歯みぞ1の右面を研削し、復ストロークで歯みぞ1の
左面を研削することとなり、従来の同軸の砥石2個を使
用する研削では、往ストロークで歯みぞ1・2の各右面
を研削し、復ストロークで歯みぞ1・2の各左面を研削
することとなり、本発明の別軸の砥石2個を使用する研
削では、往復ストロークとも歯みぞ1の左面と歯みぞ3
の右面とを研削することとなる。従来の2法は、いずれ
も自然にできたf・g・g12をそのまま使用して
いる。本発明は2個の砥石の使用面における接触線
(略して使用面接触線)の前端(歯みぞ1のDと歯み
ぞ3のA)をワークに対して同位相(ワーク軸方向に
沿って同じ高さ)に設定し、従来の両法では考えられな
かったg13の消去を達成して、研削ストロークを大き
く短縮し、生産性を向上させている。なお、図10は、
本発明の研削方法とは直接関係ないが、クラウニングを
施さないで砥石の両面を研削に使用する場合であり、従
来の歯みぞ1・2に同軸の砥石2個を使用する場合と、
本発明の研削方法の技術的思想を応用した歯みぞ1・3
に別軸の砥石2個を使用する場合である。このように別
軸の砥石2個を使用して、2個の砥石頭をワークに対し
て同位相に設定した場合には、b方法に比してはずれの
長さは同じだが研削力が倍加し、d方法に比しては研削
力は同等だがずれの長さをほぼ半減して、いずれも生産
性の向上に寄与することとなる
【0034】更に、全取付角を通じての最小研削ストロ
ークSm を求めるには、まず、接触線の長さをその研削
盤で設定可能な最小値(取付角も一般にその研削盤で設
定可能な最小値にとって、図7の最小接触線Amm
・Cmm の長さfm とずれの長さgm を求める。次
に、図11のように、往ストロークでは、両接触線の前
端Am とDm とがワークの下端で同位相になるように、
復ストロークでは、両接触線の前端Bm とCm とがワー
クの上端で同位相になるように、両砥石頭の両基準位置
初期設定してgm を0にした後、同期駆動すればよ
い。
【0035】この最小研削ストロークSm は、図11に
おいて、 Sm =b+fm であるから、図7の従来の研削法の Sn =b+fn +gn に比較して、格段に小さいことがわかる。
【0036】なお、本発明に関しては、「取付角を最小
にする」「接触線の長さを最小にする」、「接触線の傾
きを最小にする」「研削ストロークを最小にする」は、
一般に同じ意味である。
【0037】本願の第1発明は、本発明の核心で、2個
の独立砥石の使用面接触線前端の同位相設定・同期駆動
という従来とは全く異なる発想により、歯車成形研削盤
の研削ストロークを可能最大限に短縮して、生産性を確
実に向上させる手段を提供する。
【0038】即ち、本願第1発明の歯車成形研削方法
は、ワークを成形研削してはずば歯車を製造するにあた
り、別軸2個の成形研削用砥石を、それぞれ別の歯みぞ
の右歯面若しくは左歯面の一方にだけ接触させ、前記2
個の砥石の各使用面接触線の前端がワークに対して同位
(ワーク軸方向に沿って同じ高さ)になるように両砥
石頭を初期設定した後、両砥石頭を同期駆動するもので
ある。
【0039】なお、この2個の砥石のワークに対する配
置角、ワークの歯面にかかる各研削力の水平力をで
きるだけ相殺するように指定し、研削力の不均衡による
研削精度の低下を最小限に抑えることが望ましい。
【0040】即ち研削される歯車の歯数をz、その測
定またぎ歯数をzとするとき、前記2個の成形研削用
砥石を、zまたはz±1のいずれかに相当する歯み
ぞに、それぞれの内側面で接触するように挿入して初期
設定すれば、両砥石の研削力の水平力を相殺するこ
とができる。なお、測定またぎ歯数z は、創成研削で
の測定またぎ歯数と同義のものであり、歯車の歯厚を測
定するために、歯厚マイクロメータの相互に平行に対向
する両測定面が、それぞれ、接触歯面の接平面となって
(即ち、その測定端の角が歯車の歯面に接触したり、歯
面歯先の角が歯厚マイクロメータの測定端面に接触した
りしないように)、挟むことのできる歯数のことであ
る。
【0041】本願の第発明は、上記第1発明の生産性
上を具体化する構成を持つ歯車成形研削盤を提供す
る。
【0042】即ち、本願第発明の歯車成形研削盤は、
ワークを回転可能に保持するワーク保持装置と、前記ワ
ークの周囲に配置され、それぞれ、前記ワークの中心軸
と同軸の回動中心軸で回動可能な2つの旋回台と、該各
旋回台に対して、前記ワーク中心軸の直交方向に移動可
能に保持されるコラムと、該各コラムに対して、前記ワ
ーク中心軸と平行に移動可能に保持されるスライダと、
該各スライダに対して、前記ワーク中心軸と直交交差す
る回動中心軸で回動可能に保持される砥石頭と、該各砥
石頭に対して、回転可能でかつ回転中心軸方向に移動可
能に保持され、前記砥石頭の回動中心軸と前記回転中心
軸とを直交交差させて配置される成形研削用砥石と、を
備えて構成される。
【0043】本願の第発明は、歯車成形研削に重要な
役割を果すツルーイングに関して、計算時間短縮の代償
として近似化した従来の方法を、計算時間の短縮は同程
度のままで厳密な方法に改善する手段を提供する。
【0044】即ち、本願第発明のツルーイング方法
は、前記2個の片面使用の成形研削用砥石に対して、そ
れぞれ、研削に使用した片面だけにツルーイングを行っ
て、新しい研削面を原研削面位置まで砥石軸方向に前進
させて研削することを複数回繰り返した後、両面に1回
のツルーイングを行うことを繰り返す複式ツルーイン
グ方法にある。
【0045】
【発明の作用・効果】本発明の第1番目の歯車成形研削
方法は、独立2個の成形研削用砥石を、ワークの別の歯
みぞの内側片面だけに接触させ、その使用面接触線の前
端をワークに対して同位相に初期設定し、同期駆動する
ものである。
【0046】この方法による生産性向上の作用と効果
を、従来のb〜e方法と比較しながら検討する。
【0047】定量的比較を容易にするために、本発明も
従来のb〜e方法も、ワークは全部同じ諸元(取付角を
含む)で同じ接触線を持つものとする。本発明の方法
を、b方法に比べると、研削力は同等であるが、接触線
のずれの長さがなくなっただけ研削ストロークが短くな
って、生産性が向上する。次に、c方法に比べると、研
削力は2倍になり、また、ずれの長さがなくなっただけ
研削ストロークが短くなって生産性が向上する。次に、
同軸2個の砥石を同時に使うd方法に比べると、研削力
は半分であるが、ずれの長さがほぼ半分になっただけ生
産性の向上に寄与する。次に、砥石1個のe方法に比べ
ると、研削力は2倍となり、更にずれの長さがなくなっ
ただけ研削ストロークが短くなり生産性が向上する。次
に、砥石2個のe方法に比べると、研削力は同等である
が、ずれの長さがなくなるので研削ストロークが短くな
り生産性が高くなる。
【0048】全般を通じで、本発明の生産性は首位にあ
る。ただ、倍速研削をうたうd方法だけが、研削力が2
倍で本発明より高いが、本発明を同じ倍速研削の目的
両砥石両面(4面)を同時に使用するとともに、同
じ側の接触線の前端A ・A を同位相に設定すれば、
図10に示すように、研削力が同等となり、ずれの長さ
はほぼ半分だから研削ストロークが短くなり、生産性は
この場合の方が高くなる。
【0049】ただし、この場合は、両砥石を両面同時使
するため、ツルーイング全回両面ツルーイングで
なければならない。
【0050】更に、本発明と従来の方法とでは、決定的
な相違がある。本発明では、最小接触線の長さをとれ
ば、ずれの長さをなくすることによって、Sm =b+f
m となり、図11のように、そのまま最小研削ストロー
クを得られる。従来の方法では、最小接触線の長さをと
っても、大きなずれの長さとの組合せになって、図7の
ように、Sm =b+fn +gn だから、fn は最小で
も、gn はかえって大きな値となり、Sn は最小値から
程遠い大きな値になる。即ち、実際には、本発明は研削
ストロークに関しては、上述よりはるかに有利であるこ
とを知る。
【0051】従って、本発明の第1番目の方法は、クラ
ウニングを施す場合も含めて、研削ストロークの徹底的
短縮により、容易に生産性の高い成形研削を実施するこ
とができる。
【0052】そして、2個の成形研削砥石を測定また
ぎ歯数(またはこれに±1)相当の歯みぞに挿入し、そ
れぞれの内側面で接触研削すれば、この挿入位置と接触
面は、2個の砥石のそれぞれの研削力の水平力をほと
んど相殺し、研削中にワークの中心軸をずらしたりワー
クを回転させるような変位を最小限に抑えることができ
る。
【0053】このような配置は、研削歯車の精度保持に
寄与することができる。
【0054】本発明の第番目の歯車成形研削盤は、そ
れぞれの構成要素が、両砥石の適正歯みぞ挿入・両砥石
の使用面接触線前端の同位相設定・両砥石頭の同期駆動
等を可能にするように構成配置されている。
【0055】従って、本発明の第番目の研削盤は、本
発明の第番目の方法を容易に実施することができる。
【0056】本発明の第番目の成形研削用砥石の複式
ツルーイング方法は、2個の片面使用の砥石に対して、
それぞれ、研削に使用した片面だけ片面ツルーイング
を行って、新しい研削面を原研削面位置まで砥石軸方向
に前進させて研削することを複数回繰り返した後、両面
に1回の両面ツルーイングを行うことを繰り返すもの
である。
【0057】従来のツルーイング方法は、砥石の片面し
か研削に使用していなくとも、毎回砥石の両面をツルー
イングしているため、その都度砥石の直径が減少し、厳
密に言えば、その度に新しい直径に応じた砥石断面を計
算し直さねばならないのに、計算時間の過大を嫌って、
直径が数mm減少するまでは、計算を省略して前と同一
断面で近似的にツルーイングして間に合わせていた。
【0058】従って、本発明の第番目の複式ツルーイ
ング方法は、従来の計算省略・近似化のツルーイング部
分を計算不要・厳密性保持の片面ツルーイングに置換す
るもので、研削歯車の精度向上に寄与するものである。
【0059】
【実施例】以下、本発明の実施例を図例に基づいて説明
する。
【0060】まず、研削盤の構成について述べる。
【0061】実施例で使用する成形研削盤Mは、図1〜
3に示すように、水平に置かれたベッド1上に、1つの
ワーク保持装置2と、2つずつの旋回台6・コラム7・
スライダ8・砥石頭9・成形研削用砥石10とを備えて
構成される。
【0062】ワーク保持装置2は、上下に対向するセン
タ3a・4aを持つワーク台3と心押台4とを備えて構
成される。そして、図示しないワークは、図示しないワ
ークアーバに取り付けられてセンタ3a・4a間で保持
される。このワーク保持装置2は、ワークに対して、研
削中に砥石に追随する回転と研削端での割出しのための
回転とを与える。
【0063】また、ベッド1には、上記センタ3a・4
a(従ってワーク中心軸O)と同軸上に旋回台軸5が配
設され、2つの旋回台6(A・B)は、旋回台軸5に対
し、それぞれ、旋回台軸5の周囲を水平に回動可能に連
結されている。
【0064】2つのコラム7(A・B)は、それぞれ、
旋回台6(A・B)に対し、ワーク中心軸Oと直交水平
方向に移動可能に保持される。
【0065】2つのスライダ8(A・B)は、それぞ
れ、コラム7(A・B)に対し、ワーク中心軸Oと平行
に移動可能に保持される。
【0066】2つの砥石頭9(A・B)は、それぞれ、
スライダ8(A・B)に対し、ワーク中心軸Oと直行交
差する回動中心軸X・Yで回動可能に保持される。
【0067】2つの成形研削用砥石10(A・B)は、
それぞれ、砥石頭9(A・B)に設置された回転駆動軸
9aに連結保持される。また、砥石10(A・B)は、
回転中心軸Ra・Rbを、砥石頭9(A・B)の回動中
心軸X・Yと直交交差させて配置され、回転駆動軸9a
とともにその軸方向に移動可能である。
【0068】また、砥石頭9(A・B)には、それぞ
れ、砥石10(A・B)の周囲の適当な位置に、ツルー
イング装置11(A・B)が配設され、各1個のダイヤ
モンドドレッサ12がコンピュータ制御により、片面ツ
ルーイングの場合は、砥石10(A・B)を基準位置か
ら軸方向に送ってその使用片面だけ、両面ツルーイング
の場合は、基準位置に戻して両面全部をツルーイングす
る(図4・5参照)。
【0069】なお、この研削盤Mは、コンピュータによ
る図示しない制御装置を備え、このコンピュータに後述
する諸データを入力すれば、制御装置が旋回台6(A・
B)の回動、コラム7(A・B)の水平移動、スライダ
8(A・B)の上下移動、砥石頭9(A・B)の回動、
砥石10(A・B)の回転と軸方向移動、ワークの回転
を制御し、自動的に、後述する諸構成要素の初期設定と
同期駆動、ツルーイング、およびクラウニングを施す場
合の補正運動を含めて、研削を行なう。
【0070】次に、この歯車成形研削盤Mを使用して、
実際に歯車を成形研削する具体的な順序について述べ
る。
【0071】1.コンピュータにデータ入力 コンピュータに入力すべきデータは、従来と同じく、研
削歯車に関するデータ(例えば、歯数z,モジュール
m,圧力角α,基準ねじれ角β0 ,歯幅b等)、砥石に
関するデータ(例えば、切込み量,送り速度等)、プロ
セスに関するデータ(例えば、歯形再計算ステップ量,
歯すじ再計算ステップ量,研削サイクル数等)、研削盤
の諸設定に関するデータ(例えば、砥石直径,砥石取付
角,ワーク上面の高さ等)、諸修整に関するデータ(例
えば、歯形修整の入力方式等)である。
【0072】コンピュータが計算すべきデータもほとん
ど従来と同じ(例えば、接触線のデータ,砥石断面のデ
ータ等)であるが、接触線のずれの長さ・両砥石頭の両
基準位置等本発明独自のものも若干付加される。
【0073】2.ワークの取付 ホブ盤で荒歯切りしたワークを図示しないワークアーバ
に固定して、ワーク保持装置2のセンタ3a・4a間に
セットする。
【0074】3.諸構成要素の初期設定 a.旋回台の初期設定研削される歯車の 測定またぎ数をzn とするとき、旋
回台軸5を中心として旋回台6(A・B)を回動させ
、2個の成形研削用砥石10(A・B)を、z n また
はz n ±1のいずれかに相当する歯みぞに所定深さ挿入
する際に、それぞれの内側面で接触するように、砥石頭
9(A・B)の回動中心軸X・Yを通る垂直面のなす2
面角δを初期設定する。この位置を「ベッド1に対する
旋回台6(A・B)の基準位置」(略して「旋回台基準
位置」)と呼ぶ(図12参照)
【0075】b.砥石取付角の設定 両砥石頭9(A・B)をその回動中心軸X・Yの周りに
回動して、砥石中心面とワーク中心軸Oとのなす角を
砥石取付角φに設定する(図9参照)
【0076】c.砥石の初期設定と初期ツルーイング まず、各砥石の回転駆動軸9aを軸方向に移動させ、砥
石中心(砥石回転中心軸上で砥石厚さの中心)Ca・C
bを、砥石頭9(A・B)の回動中心軸X・Y上に正確
に設定する。この位置を「砥石頭に対する砥石10(A
・B)の基準位置」(略して「砥石基準位置」)と呼
ぶ。
【0077】次に、コンピュータの計算結果に従い、各
砥石10(A・B)に両面ツルーイングを施す。
【0078】d.砥石頭の初期設定 スライダ8(A・B)による砥石頭9(A・B)の上下
駆動に関して、各砥石使用面接触線の往ストローク(下
から上向き)前端An とDn とがワーク下端直下にある
位置と、復ストローク(上から下向き)前端Bn とCn
とがワーク上端直上にある位置とを、砥石頭往復ストロ
ークの両駆動端に初期設定する。この位置は前述の「ワ
ークに対する砥石頭9(A・B)の両基準位置」(略し
て「砥石頭両基準位置」)である(図11参照)
【0079】e.コラムの初期設定 コラム7(A・B)をワークに接近させ、砥石10(A
・B)が歯みぞに接触する所定位置で停止させる。これ
をワークに対するコラム基準位置(略してコラムの基準
位置)とする。
【0080】4.研削 研削盤Mを起動すれば、コンピュータ制御により、自動
的にまず上記の諸設定を完了し、引き続き、研削運転に
移行する。
【0081】研削の進行につれて、砥石10(A・B)
は、それぞれ、別の歯みぞの右歯面若しくは左歯面の一
方だけを往復ストロークで研削し、それらの歯面の研削
が終了すれば、隣の歯みぞの研削に移行する。そして、
研削の進行につれて、コンピュータ制御により、砥石の
片面ツルーイングが複数回施された後、両面ツルーイン
グが1回施され、以後、これを繰り返す。
【0082】更に、最終的にワークを所定寸法に仕上げ
る研削代εの追込みは、ワークWの基準ピッチ円上で、
砥石10(A・B)の追込みがεになるように、旋回台
6(A・B)を旋回台基準位置から回動させて行う。
【0083】そして、実施例では、研削中において、砥
石頭9(A・B)の回動中心軸X・Yを通る垂直面のな
す2面角δが、所定角度に設定されている。そのため、
図12に示すように、2個の砥石10A・10Bが、ワ
ーク中心軸Oから離れた部位で、相互にワークWの離れ
た歯面相互を略平行に挟持する態様となり、2個の砥石
10A・10BのワークWに対する各研削力の水平
F・Fが相互に打ち消し合い、ワーク中心軸Oをずらし
たりワークWを回転させるような変位を最小限に抑えて
ワークWを研削することが可能となり、精度良く歯車を
研削できる。
【0084】また、実施例の研削方法と研削盤Mでは、
2個の砥石10(A・B)を、対応する接触線A
・Cの最前端A・Dが同時に研削開始できる
ように、同位相に設定し、同期駆動するため、既述の発
明の作用・効果の欄で述べたように、接触線のずれの長
を0にできる分、研削ストロークSを短くで
き、生産性を向上させることができる。更に、砥石取付
角を接触線の長さを最小にする角度で設定すれば、最小
研削ストロークSで研削できて格段の生産性向上を図
ることができる。
【0085】また、砥石10(A・B)の片面ツルーイ
ング時には、コンピュータ制御により、まず、2つの砥
石10(A・B)について、砥石基準位置から、回転駆
動軸9aを最大摩耗量よりやや大きく(s)軸方向に前
進させ、図4に示すように、研削に使用した片面だけ
を、ドレッサ12がツルーイングする。片面ツルーイン
グの場合には、この砥石基準位置以外の初期設定を何ら
変更せずに、研削を続行できる。
【0086】複数回の片面ツルーイング後、砥石10
(A・B)の肉厚が薄くなった場合には、予め計算され
たデータに基き、砥石10(A・B)の強度を確保する
ため、図5に示すように、砥石10(A・B)を砥石基
準位置に戻し、ドレッサ12が砥石10(A・B)の両
面をツルーイングする。この砥石両面ツルーイングで
は、砥石10(A・B)の直径を減少させるから、コン
ピュータが砥石の新直径に対応する砥石断面・砥石頭9
(A・B)やコラム7(A・B)等の設定位置を再計算
して、砥石のツルーイングと再設定を行い、研削が続行
される。
【0087】更にその後、ツルーイングが必要になれ
ば、既述の複数回の片面ツルーイングと、1回の両面ツ
ルーイングと、がコンピュータ制御により繰り返され
る。
【0088】実施例の複式ツルーイング方法では、砥石
10(A・B)の直径減少に伴なう砥石断面再計算の回
数が従来と同等と仮定しても、研削する歯車の精度を向
上させることができる。
【0089】なお、実施例の歯車成形研削方法と歯車成
形研削盤Mでは、クラウニングを施すはすば歯車の研削
について説明したが、勿論、クラウニングを施さないは
すば歯車や平歯車に本発明を利用しても良い。
【0090】クラウニングを施さないはすば歯車の研削
に実施例の成形研削盤Mを使用する場合には、砥石10
(A・B)の両面を使用して歯みぞの両面を同時に研削
できる。この場合には、同軸2個の砥石を使用する既述
のd方法に比べて、研削力は同等であるが、図10に示
すように、接触線のずれの長さをほぼ半減できて、研削
ストロークを大きく減少でき、生産性を向上させること
ができる。
【0091】以上は、ワーク中心軸Oを垂直に設定して
研削する場合に関して説明したが、勿論、ワーク中心軸
Oを水平に設定して研削する場合も、前者をそのまま9
0°回転しただけに過ぎないから、ワークの重量負担等
に若干の差はあるものの、実施例と同様に、はすば歯車
等を研削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用する歯車成形研削盤の正
面図である。
【図2】同歯車成形研削盤の平面図である。
【図3】同歯車成形研削盤の斜視図である。
【図4】実施例の片面ツルーイングを示す図である。
【図5】実施例の両面ツルーイングを示す図である。
【図6】研削時における接触線を砥石中心面に投影した
説明図である。
【図7】研削時における接触線をワーク歯先円筒面に投
影した説明図である。
【図8】研削時における往研削開始時と往研削終了時
(復研削開始時)との接触線の状態を示す説明図であ
る。
【図9】従来法と本発明とにおいて、片歯面ずつ往復交
互研削する場合の状態を示す説明図である。
【図10】従来法と本発明とにおいて、両歯面同時研削
する場合の状態を示す説明図である。
【図11】本発明における最小接触線の長さの場合の研
削状態を示す説明図である。
【図12】実施例の研削時における砥石の配置状態を示
す図である。
【符号の説明】
2…ワーク保持装置、6…旋回台、7…コラム、8…ス
ライダ、9…砥石頭、9a…回転駆動軸、10…成形研
削用砥石、11…ツルーイング装置、12…ドレッサ、
M…歯車成形研削盤、W…ワーク、O…ワーク中心軸、
X・Y…(砥石頭)回動中心軸、Ra・Rb…(砥石)
回転中心軸。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを成形研削してはずば歯車を製造
    するにあたり、 別軸2個の成形研削用砥石を、それぞれ別の歯みぞの右
    歯面若しくは左歯面の一方にだけ接触させ、 前記2個の砥石の各使用面接触線の前端がワークに対し
    ワーク軸方向に沿って同じ高さになるように両砥石頭
    を初期設定した後、両砥石頭を同期駆動する歯車成形研
    削方法。
  2. 【請求項2】 ワークを回転可能に保持するワーク保持
    装置と、 前記ワークの周囲に配置され、それぞれ、前記ワークの
    中心軸と同軸の回動中心軸で回動可能な2つの旋回台
    と、 該各旋回台に対して、前記ワーク中心軸の直交方向に移
    動可能に保持されるコラムと、 該各コラムに対して、前記ワーク中心軸と平行に移動可
    能に保持されるスライダと、 該各スライダに対して、前記ワーク中心軸と直交交差す
    る回動中心軸で回動可能に保持される砥石頭と、 該各砥石頭に対して、回転可能でかつ回転中心軸方向に
    移動可能に保持され、前記砥石頭の回動中心軸と前記回
    転中心軸とを直交交差させて配置される成形研削用砥石
    と、 を備えて構成される歯車成形研削盤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の前記2個の片面使用の成
    形研削用砥石に対して、それぞれ、研削に使用した片面
    だけにツルーイングを行って、新しい研削面を原研削面
    位置まで砥石軸方向に前進させて研削することを複数回
    繰り返した後、両面に1回のツルーイングを行うこと、
    を繰り返す複式ツルーイング方法。
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