JP2632133C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、画像信号制御装置、特に、撮像画像に基づいて得られた信号に所
定の操作を施して出力する撮像信号出力手段を有する画像信号制御装置に関する
。 【0002】 【従来の技術】 近年、内視鏡の先端にCCD等の固体撮像素子を設け、体腔内を赤,緑,青の
3色光で順次照明して体腔内の画像をカラー撮影し、モニター装置に表示された
カラー画像をもとに診断を行う内視鏡撮像装置が開発されている。この方式で1
枚のカラー画像を撮影するには3色の成分画像を撮影する必要があるので、時間
がかかり被写体の動きや手ぶれにより画像の色ずれが発生し易い。 【0003】 この色ずれを防止する手段として、本件出願人の出願に係る特開昭61−71
790号公報においては、撮像手段によって異なる時刻で撮像された画像の差に
基づいて画像の色ずれを検出する手段を備え、この検出手段の出力に応じて撮像 手段の撮像速度を制御するようにしたものが提案されている。この方式によれば
被写体の動作速度に応じて撮像手段の動作速度が変化し、速く動く被写体の場合
でも色ずれが生じないようにすることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、上記公報提案の内視鏡撮像装置における色ずれ防止手段は、動画像
における色ずれを防止するようにしたものであり、モニター装置において静止画
を観察する場合は、従来は内視鏡撮像装置に静止指示がなされると、その指示に
基づき無条件で撮像手段の静止動作を行い静止画を得るようにしていた。したが
って被写体と内視鏡先端の位置が相対的に動いている時点で静止指示を行った場
合には静止画に色ずれが発生する。この色ずれは、本来の被写体像を見にくくす
るため、病変部等を観察者が見落としてしまうというおそれがあった。 【0005】 この色ずれの発生していない静止画を得るためには、色ずれがない静止画が得
られるまで静止指示と静止解除を繰り返すという煩雑な操作を必要とするという
問題点があった。また静止画に色ずれが生じている場合、画像処理的に補正し、
色ずれを除去する方法も提案されているが、装置が大規模になるばかりでなく、
画像の周辺部が補正できないという欠点があった。 【0006】 本発明は、従来の内視鏡撮像装置などの撮像装置において、撮像画像に基づい
て得られた信号に静止指示等の所定の操作を施して出力させる場合における上記
問題点を解決するためになされたもので、簡単な構成で色ずれ等の不具合がある
状態のままの信号を出力しないようにした画像信号制御装置を提供することを目
的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及び作用】 上記問題点を解決するため、本発明は、被写体を異なる色成分で順次撮像し、
該異なる色成分に対応した複数の色信号を生成し、この複数の色信号に所定の操
作を施して出力する撮像信号出力手段を有する画像信号制御装置において、前記 異なる色成分に対応した 複数の色信号の間の相関関係を演算する演算手段と、該
演算手段によって演算された前記異なる色成分に対応する色信号の間の相関値と
予め設定された設定値とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果により前
記撮像信号出力手段による前記所定の操作を制御する制御手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。 【0008】 内視鏡の被写体は主に生体であり、被検者の心臓の鼓動や呼吸によって被写体
は動いていることが多いが、鼓動も呼吸も周期があり、あるタイミングでは被写
体は静止するか、動きは非常に少なくなる。したがって、このような被写体の場
合、この時点における撮像画像には色ずれ等の不具合は殆ど発生しなくなる。ま
た内視鏡画像等の場合、その特徴としてG,B間などの異なる色成分に対応した
複数の色信号間での相関が高いので、この色ずれ等の不具合の発生しなくなる状
態を、異なる色成分に対応する各色信号間の相関関係を演算する演算手段と該演
算手段により算出された相関値と予め設定された設定値とを比較する比較手段と
で精度よく検知して、該比較手段の比較結果で静止指示等の所定の操作を制御さ
せ、静止画像等の所定の操作を施した撮像信号を出力させる。 【0009】 これにより、色ずれ等の不具合のある撮像信号が出力されてしまうことが未然
に防止され、色ずれ等の不具合のない静止画像等の所定の操作を施した撮像信号
を、精度よく容易に得ることができ、静止指示等の所定操作を繰り返す必要がな
くなり、その結果、内視鏡撮像装置の場合には、検査時間が短縮され、被検者の
苦痛の軽減を計ることができる。 【0010】 【実施例】 以下実施例について説明する。図1及び図2は、本発明に係る画像信号制御装
置を内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置に適用した第1の実施例を示すブロ
ック構成図であり、図1は電子内視鏡部分を示し、図2は色ずれ防止装置部分を
示している。そして図1の端子a,bは、図2の端子a′,b′と接続されるよ
うになっている。図1,2において、1は電子内視鏡で、先端部に対物レンズ2 が配置されており、その結像位置にCCD等で構成される撮像素子3が設けられ
ている。4はグラスファイバー等で構成されたライトガイドで、生体内に照明光
を導入するためのものである。 【0011】 5は赤,緑,青の透過フィルターが設けられたカラーフィルター円板で、前記
ライトガイド4の一端面に対向して回転自在に配置されていて、モータ6に連結
されて駆動されるようになっている。7はキセノンランプ等で構成される照明用
ランプで、ランプ駆動回路8に接続されている。9は集光レンズで、ランプ7か
らの発光をカラーフィルター円板5を介してライトガイド4の一端面に集光させ
る位置に配置されている。 【0012】 10は画像静止スイッチで、電子内視鏡1の操作部に設けられており、ラッチ等
で構成される画像静止信号保持回路11に接続されている。12はCCD等の撮像素
子3の駆動回路や、ビデオアンプ等で構成される映像回路で、撮像素子3が接続
されている。映像回路12の出力端は、A/D変換器13に接続され、該A/D変換
器13の出力端は、半導体スイッチ等で構成される切り替えスイッチ14の共通端子
に接続されている。切り替えスイッチ14の各切り替え端子は半導体メモリ等で構
成される画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17
にそれぞれ接続されている。画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画
像メモリ(B1)17の各出力端は、更にそれぞれ画像メモリ(R2)18,画像メ
モリ(G2)19,画像メモリ(B2)20に接続され、画像メモリ(R2)18,画
像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20の出力は、それぞれD/A変換器(
R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B)23に入力されるように接続
されている。 【0013】 D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B)23の各出
力は、TVモニター24に送出されると共に、色ずれ検知手段25に入力されるよう
になっている。この色ずれ検知手段25の出力端は、コンパレータ26の一方の入力
端に接続され、該コンパレータ26の他方の入力端には、可変抵抗器等で構成され る閾値設定手段27の出力端が接続されている。28はAND回路で、前記コンパレ
ータ26の出力及び前記画像静止信号保持回路11の出力が入力されるようになって
いる。そしてAND回路28の出力は画像静止制御回路29に入力され、該画像静止
制御回路29の出力は、前記画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像
メモリ(B2)20の各画像静止制御端子に入力されるようになっている。 【0014】 次に、このように構成されている内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置の動
作について説明する。ランプ7から放射された白色光は、モータ6によって回転
駆動されているカラーフィルター円板5を通過することによりR,G,Bの色順
次光となり、電子内視鏡1のライトガイド4の一方の端面に入射する。ライトガ
イド4の端面に入射された色順次光はライトガイド4内を伝送され、電子内視鏡
1の先端に到達し、ライトガイド4の他端面から出射される。出射された色順次
光は胃壁等の被写体を照明し、被写体の像は対物レンズ2によって撮像素子3に
結像される。撮像素子3は映像回路12によって駆動されると共に、その出力は該
映像回路12によってビデオ信号化される。 【0015】 映像回路12の出力は、A/D変換器13によってデジタル化され、そのデジタル
画像データは切り替えスイッチ14によって、R,G,B成分画像データ毎に切り
替えられながら、画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(
B1)17にそれぞれ入力し記録される。なお切り替えスイッチ14はカラーフィル
ター円板5の回転に同期して、色順次光の光色に応じて順次切り替え動作される
ようになっている。 【0016】 次いで、画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)
17に記録された各画像データは、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19
,画像メモリ(B2)20に高速で転送される。この転送動作は、テレビジョンの
同期信号期間を利用して行われる。画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)
19,画像メモリ(B2)20に転送された画像データは、テレビジョンの同期信号
に同期して読み出され、D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A 変換器(B)23によってアナログ信号に変換され、TVモニター24に表示される
。通常は、フレーム毎に上記転送が行われるので、TVモニター24では、動画像
が観察される。 【0017】 画像を静止して観察する場合には、操作者は画像静止スイッチ10を押して静止
指示を行う。この画像静止スイッチ10が押圧操作されると、画像静止指示信号が
画像静止信号保持回路11へ送られる。そして画像静止スイッチ10の押圧操作が解
除された後も、該画像静止信号保持回路11では前記静止指示信号を保持している
。 【0018】 一方、前記D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B
)23の各出力は、色ずれ検知手段25にも入力されており、該色ずれ検知手段25に
おいてはフレーム毎に各色の画像間の相関をとることによって色ずれ量が検出さ
れている。そしてこの色ずれ量はコンパレータ26により、閾値設定手段27によっ
て予め設定された値と比較され、色ずれ量が設定された一定値以下になると、コ
ンパレータ26はAND回路28の一方の入力端に対して真値を出力する。AND回
路28の他方の入力端には、前記画像静止信号保持回路11の出力が入力されており
、AND回路28はコンパレータ26及び画像静止信号保持回路11の出力が共に真値
の場合のみ、画像静止制御回路29に制御信号を送出する。 【0019】 画像静止制御回路29は、この制御信号を受け、適当なタイミングで画像メモリ
(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17から、画像メモリ(
R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20への画像データの転送
を停止させる。その結果、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像
メモリ(B2)20には静止画が記録された状態になり、TVモニター24上では静
止画が観察される。 【0020】 この際、観察される静止画は、色ずれがある値以下になった状態における静止
画であり、色ずれは殆ど発生していない見易い画像である。画像静止を解除する には、図示しない解除スイッチで画像静止信号保持回路11をリセットしたり、あ
るいはこの画像静止信号保持回路11を画像静止スイッチ10でトグル動作させるよ
うにすればよい。 【0021】 内視鏡の被写体は主に生体であり、先に述べたように被検者の心臓や鼓動や呼
吸によって被写体が動いていることが多いが、鼓動も呼吸も周期があり、あるタ
イミングでは被写体は静止するか、あるいは動きが極めて少なくなる。したがっ
て上記実施例のように、色ずれ検知手段で色ずれ量を監視して、被写体が静止す
るかあるいは動きが極めて少なくなって色ずれ量がある値以下になった状態を検
出し、その時点で画像を静止させることにより、実用上色ずれの影響が除去され
た静止画を得ることができる。 【0022】 図3は、上記図1,2に示した実施例における色ずれ検知手段25の具体的構成
例を示すブロック図である。通常の内視鏡画像の緑(G)成分と青(B)成分と
の関係を調べると、図4に示すようになっている。この図から、内視鏡画像を構
成する各画素のG成分とB成分が、直線の関数を中心に、限られた範囲でばらつ
いていて、B,G間の相関が高いことがわかる。そのばらつきは被写体によって
異なるが、多くの画素が中心の直線の近くに存在する。したがって、通常の内視
鏡画像の多くの画素のG成分とB成分の比は、ほぼ一定であると考えてよい。 【0023】 また被写体によっては、図5に示すように、G成分とB成分は折れ線状に分布
する場合もあるが、単純な折れ線状であり、画素データの大きさの範囲を区切っ
て考えれば、G成分とB成分の比はほぼ一定といえる。 【0024】 図3に示す構成例は、上記内視鏡画像特有のB,G間での相関が高いという事
実に基づいて、緑と青の画像信号から色ずれを精度よく検知するようにしたもの
である。すなわちD/A変換器(G)22の出力は減算器30の一方の入力端に入力
されると共に、積分器(1)31に入力されるようになっており、一方D/A変換
器(B)23の出力は、可変ゲイン増幅器32を介して減算器30の他方の入力端に入 力されると共に、積分器(2)33に入力されるようになっている。そして積分器
(1)31及び積分器(2)33の各出力は、可変ゲイン増幅器32のゲインを制御す
るゲイン制御回路34に入力され、ゲイン制御回路34の出力端は可変ゲイン増幅器
32のゲイン制御入力端に接続されている。 【0025】 減算器30の出力端はウィンドコンパレータ35に接続されており、該ウィンドコ
ンパレータ35にはウィンドを設定するためのウィンド設定器37が接続されている
。ウィンドコンパレータ35の出力端は積分器(3)36に接続されており、該積分
器(3)36の出力は色ずれ検知手段25の出力として、前記コンパレータ26に入力
されるように構成されている。 【0026】 次に、このように構成された色ずれ検知手段の動作について説明する。まずD
/A変換器(G)22の出力は、積分器(1)31で1フィールド又は1フレーム期
間積分される。一方、D/A変換器(B)23の出力は、可変ゲイン増幅器32で増
幅された後、積分器(2)33で1フィールド又は1フレーム期間積分される。積
分器(1)31及び積分器(2)33の各出力は、ゲイン制御回路34で比較され、こ
のゲイン制御回路34の出力は両積分器(1)31及び積分器(2)33の各出力が等
しくなるように、可変ゲイン増幅器32のゲインを制御する。 【0027】 その結果、通常の内視鏡画像は、G成分の方がB成分よりもレベルが高いにも
拘わらず、減算器30に入力される画像信号のG成分とB成分は、フィールド又は
フレーム期間内でその積分値が等しくなる。減算器30はD/A変換器(G)22の
出力と可変ゲイン増幅器32の出力の差を出力するが、色ずれが生じていない場合
は、減算器30の出力をほぼ0にする画素、すなわちG成分と、B成分に可変ゲイ
ン増幅器32のゲインを乗じた値が等しくなる画素は多い。逆に、色ずれが生じて
いる場合は、減算器30の出力を、ほぼ0にする画素は上記に比べて少なくなる。 【0028】 ウィンドコンパレータ35で減算器30の出力が0付近になる画素信号のみを抽出
し、画面全体について積分器(3)36によって積分することにより、画面全体の 色ずれ量が得られる。したがって積分器(3)36の出力は色ずれ量を示している
ので、これをコンパレータ26に入力することにより、画像静止制御回路29の制御
信号を得ることができる。 【0029】 図6は、色ずれ検知手段の他の構成例を示すブロック図である。D/A変換器
(G)22の出力は、割算器38の一方の入力端に入力されるようになっており、一
方、D/A変換器(B)23の出力は、入力が0のときに0以外の値を出力するレ
ベル置換回路39を介して、前記割算器38の他方の入力端に入力されるように構成
されている。割算器38の出力端は、直流成分を遮断し交流成分のみを通過させる
ハイパスフィルター40に接続されている。ハイパスフィルター40の出力は、整流
回路等で構成される絶対値回路41に入力され、該絶対値回路41の出力は、1フィ
ールド又は1フレーム期間のみ積分動作を行う積分器42に入力される。そしてこ
の積分器42の出力は、色ずれ検知手段25の出力として、コンパレータ26に入力さ
れるように構成されている。 【0030】 次に、このように構成された色ずれ検知手段の動作について説明する。D/A
変換器(B)23の出力はレベル置換回路39によって、その値が0付近の場合に限
り、1付近の値に置き換えられる。これは割算器38の分母を0付近にしないため
のものである。割算器38では、(G成分)/(B成分)を計算する。先に述べた
図4及び図5からも明らかなように、(G成分)/(B成分)の値、すなわち図
4における直線の関数の傾きは、図7に示すように、一定の値を中心にばらつき
、このばらつき具合が色ずれの状態を示している。 【0031】 図8は、割算器38の出力の1フィールド期間内の時間的変化を示すもので、色
ずれが発生していないとばらつきは少なく、色ずれが発生している場合は、ばら
つきは多くなっている。このばらつき具合は、ハイパスフィルター40によって交
流成分という形で取り出され、絶対値回路41と積分器42で、その量が画面全体に
亘り積分される。この積分器42の出力は色ずれ量を示しており、コンパレータ26
に入力され、画像静止制御信号を得るようになっている。 【0032】 図9及び図10は、本発明を同じく内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置に適
用した第2の実施例を示すブロック構成図であり、図9は内視鏡部分を示し、図
10は色ずれ防止装置部分を示している。そして図9の端子c,dは、図10の端子
c′,d′と、それぞれ接続されるようになっている。またこれらの図において
、図1及び図2に示した実施例と同一又は同等の構成部材には同一符号を付して
示している。図9,10において、30は一般的なファイバースコープで、対物レン
ズ2,ライトガイド4,イメージガイド31,接眼レンズ32等で構成されている。
33は前記ファイバースコープ30の接眼部に着脱可能に装着された色順次式TVカ
メラヘッドで、結像レンズ34,撮像素子3,暗箱35等で構成され、撮像素子3は
結像レンズ34による前記イメージガイド31の端面の結像位置に配置されている。
また撮像素子3は接続コード36を介して映像回路12に接続されている。 【0033】 図1及び図2に示した実施例と同様に、ランプ駆動回路8で駆動されるランプ
7からの光は、集光レンズ9とモータ6で回転駆動されるカラーフィルター円板
5を介して、ライトガイド4の一端面に集光されるようになっている。10はフッ
トスイッチで構成される画像静止スイッチで、ラッチ等で構成される画像静止信
号保持回路11及びタイマー37に接続されている。 【0034】 前記映像回路12の出力は、A/D変換器13でA/D変換され、切り替えスイッ
チ14を介して画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1
)17にそれぞれ入力し、記録されるようになっている。画像メモリ(R1)15,
画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17の各出力端は、更にそれぞれ画像
メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20にそれぞれ接
続され、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20
の各出力は、それぞれD/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変
換器(B)23に入力されると共に、デジタル相関器等で構成される色ずれ検知手
段25にも入力されるようになっている。 【0035】 各D/A変換器21,22,23の出力は、TVモニター24に入力されており、色ず
れ検知手段25の出力はコンパレータ26の一方の入力端に入力され、コンパレータ
26の他方の入力端には閾値設定手段27が接続されている。AND回路28にはコン
パレータ26の出力及び画像静止信号保持回路11の出力が入力されており、AND
回路28の出力及びタイマー37の出力は、OR回路38に入力されている。OR回路
38の出力は画像静止制御回路29に入力され、該画像静止制御回路29の出力端は、
先に述べた第1の実施例と同様に、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)
19,画像メモリ(B2)20の各画像静止制御端子に接続されている。 【0036】 この実施例の動作は、図1及び図2に示した第1の実施例とほぼ同様であるが
、異なる点を述べると次のとおりである。被写体画像は対物レンズ2,イメージ
ガイド31,接眼レンズ32,結像レンズ34を介して撮像素子3に結像され、その出
力信号が映像回路12に入力される。画像静止スイッチ10はフットスイッチで構成
されているため、画像静止の指示は足でこのスイッチを操作することにより行わ
れる。色ずれ検知手段25は、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画
像メモリ(B2)20に接続されているため、デジタル画像データが直接この色ず
れ検知手段25に入力される。したがってこの色ずれ検知手段25においては、図3
又は図6に示した色ずれ検知手段における処理と同様の処理を、デジタルで行う
。 【0037】 タイマー37は、画像静止スイッチ10を操作して静止指示を行ってから一定時間
経過しても、撮像画像の色ずれが少なくならず、コンパレータ26から信号が出力
されない場合に対処するためのものであり、このタイマー37から一定時間経過後
に信号が出力され、OR回路38を介して画像静止制御回路29が強制的に駆動され
て画像が静止され、静止画が得られるようになっている。 【0038】 図3及び図6に示した色ずれ検知手段においては、積分器(1)31,積分器(
2)33,積分器(3)36,積分器42等で、画面全体について積分したものについ
て示したが、通常の電子内視鏡においては、図11において斜線で示すように、内 視鏡画像部は一部である。したがって、上記各積分器で各種積分を行う場合、内
視鏡画像部以外の画素は対象としないようにする必要がある。そのためには、内
視鏡画像部を示すマスク信号を発生させ、それによって積分器の機能を制御する
ように構成すればよい。 【0039】 更に色ずれ検知を、内視鏡画像全体について行わず、例えば画像中央部のみ、
あるいは特定走査線上のみについて行ってもよい。この場合、適当なマスク信号
を発生させ、特定の領域のみ、色ずれ検知を行えばよい。 【0040】 また図3及び図6に示した色ずれ検知手段においては、緑(G)成分と青(B
)成分を利用して色ずれを検知するものを示したが、これに限ることなく、他の
色成分画像を用いて色ずれを検知するように構成してもよい。更にはまた一旦、
画像の微分処理等を行い、輪郭の強調又は抽出を行った2色の色成分画像を利用
して色ずれを検知するように構成してもよい。要するに何らかの手段で各色の画
像間の相関に基づいて検知すればよいのである。 【0041】 また一般に電子内視鏡装置から得られるビデオ信号はガンマ補正されているが
、上記各実施例においては、色ずれ検知手段に入力する前に、逆ガンマ特性をも
つ回路を通して線形にしてから処理を行うように構成してもよい。 また上記各実施例における色ずれ防止装置は、電子内視鏡装置に組み込んでも
よいし、あるいは電子内視鏡装置とは別体に構成し、電子内視鏡装置から得られ
るビデオ信号を利用して色ずれを検知し、電子内視鏡装置の画像静止動作を外部
から制御するようにしてもよい。 【0042】 【発明の効果】 以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれば、被写体を異なる色成
分で順次撮像して得られる異なる色成分に対応した複数の色信号間の相関関係を
演算する演算手段と、該演算手段によって演算された異なる色成分に対応する色
信号の間の相関値と予め設定された設定値とを比較する比較手段とを備え、該比 較手段の比較出力により撮像信号出力手段による所定の操作を制御するように構
成したので、内視鏡画像などのように各色画像間の相関が高い場合は、その特徴
点を利用して精度よく色ずれ等の不具合を検出し、色ずれ等の不具合のある撮像
信号が出力されてしまうことを未然に防止する。それにより、色ずれ等の不具合
のない静止画等の撮像信号を容易に得ることができ、したがって静止指示等の所
定の操作を繰り返す煩雑な動作を行うことなく、色ずれ等の不具合がある状態の
ままの撮像信号を出力しないようにすることができる。 【0043】 また本発明を、、色順次照明方式の内視鏡撮像装置に適用した場合、その装置
は元来R.G.Bの3種のメモリを有しており、これらのメモリから各色信号を
取り出して相関をとり、色ずれ量の検出を行うことができるので、別個の余分な
メモリを必要としない。また色順次照明方式の内視鏡撮像装置においては、R.
G.B信号を合成してカラー化されるが、そのカラー化を行う期間で各色画像間
の相関をとれるので、ほぼリアルタイムに色ずれ量を検出することができる等の
利点が得られる。
定の操作を施して出力する撮像信号出力手段を有する画像信号制御装置に関する
。 【0002】 【従来の技術】 近年、内視鏡の先端にCCD等の固体撮像素子を設け、体腔内を赤,緑,青の
3色光で順次照明して体腔内の画像をカラー撮影し、モニター装置に表示された
カラー画像をもとに診断を行う内視鏡撮像装置が開発されている。この方式で1
枚のカラー画像を撮影するには3色の成分画像を撮影する必要があるので、時間
がかかり被写体の動きや手ぶれにより画像の色ずれが発生し易い。 【0003】 この色ずれを防止する手段として、本件出願人の出願に係る特開昭61−71
790号公報においては、撮像手段によって異なる時刻で撮像された画像の差に
基づいて画像の色ずれを検出する手段を備え、この検出手段の出力に応じて撮像 手段の撮像速度を制御するようにしたものが提案されている。この方式によれば
被写体の動作速度に応じて撮像手段の動作速度が変化し、速く動く被写体の場合
でも色ずれが生じないようにすることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、上記公報提案の内視鏡撮像装置における色ずれ防止手段は、動画像
における色ずれを防止するようにしたものであり、モニター装置において静止画
を観察する場合は、従来は内視鏡撮像装置に静止指示がなされると、その指示に
基づき無条件で撮像手段の静止動作を行い静止画を得るようにしていた。したが
って被写体と内視鏡先端の位置が相対的に動いている時点で静止指示を行った場
合には静止画に色ずれが発生する。この色ずれは、本来の被写体像を見にくくす
るため、病変部等を観察者が見落としてしまうというおそれがあった。 【0005】 この色ずれの発生していない静止画を得るためには、色ずれがない静止画が得
られるまで静止指示と静止解除を繰り返すという煩雑な操作を必要とするという
問題点があった。また静止画に色ずれが生じている場合、画像処理的に補正し、
色ずれを除去する方法も提案されているが、装置が大規模になるばかりでなく、
画像の周辺部が補正できないという欠点があった。 【0006】 本発明は、従来の内視鏡撮像装置などの撮像装置において、撮像画像に基づい
て得られた信号に静止指示等の所定の操作を施して出力させる場合における上記
問題点を解決するためになされたもので、簡単な構成で色ずれ等の不具合がある
状態のままの信号を出力しないようにした画像信号制御装置を提供することを目
的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及び作用】 上記問題点を解決するため、本発明は、被写体を異なる色成分で順次撮像し、
該異なる色成分に対応した複数の色信号を生成し、この複数の色信号に所定の操
作を施して出力する撮像信号出力手段を有する画像信号制御装置において、前記 異なる色成分に対応した 複数の色信号の間の相関関係を演算する演算手段と、該
演算手段によって演算された前記異なる色成分に対応する色信号の間の相関値と
予め設定された設定値とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果により前
記撮像信号出力手段による前記所定の操作を制御する制御手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。 【0008】 内視鏡の被写体は主に生体であり、被検者の心臓の鼓動や呼吸によって被写体
は動いていることが多いが、鼓動も呼吸も周期があり、あるタイミングでは被写
体は静止するか、動きは非常に少なくなる。したがって、このような被写体の場
合、この時点における撮像画像には色ずれ等の不具合は殆ど発生しなくなる。ま
た内視鏡画像等の場合、その特徴としてG,B間などの異なる色成分に対応した
複数の色信号間での相関が高いので、この色ずれ等の不具合の発生しなくなる状
態を、異なる色成分に対応する各色信号間の相関関係を演算する演算手段と該演
算手段により算出された相関値と予め設定された設定値とを比較する比較手段と
で精度よく検知して、該比較手段の比較結果で静止指示等の所定の操作を制御さ
せ、静止画像等の所定の操作を施した撮像信号を出力させる。 【0009】 これにより、色ずれ等の不具合のある撮像信号が出力されてしまうことが未然
に防止され、色ずれ等の不具合のない静止画像等の所定の操作を施した撮像信号
を、精度よく容易に得ることができ、静止指示等の所定操作を繰り返す必要がな
くなり、その結果、内視鏡撮像装置の場合には、検査時間が短縮され、被検者の
苦痛の軽減を計ることができる。 【0010】 【実施例】 以下実施例について説明する。図1及び図2は、本発明に係る画像信号制御装
置を内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置に適用した第1の実施例を示すブロ
ック構成図であり、図1は電子内視鏡部分を示し、図2は色ずれ防止装置部分を
示している。そして図1の端子a,bは、図2の端子a′,b′と接続されるよ
うになっている。図1,2において、1は電子内視鏡で、先端部に対物レンズ2 が配置されており、その結像位置にCCD等で構成される撮像素子3が設けられ
ている。4はグラスファイバー等で構成されたライトガイドで、生体内に照明光
を導入するためのものである。 【0011】 5は赤,緑,青の透過フィルターが設けられたカラーフィルター円板で、前記
ライトガイド4の一端面に対向して回転自在に配置されていて、モータ6に連結
されて駆動されるようになっている。7はキセノンランプ等で構成される照明用
ランプで、ランプ駆動回路8に接続されている。9は集光レンズで、ランプ7か
らの発光をカラーフィルター円板5を介してライトガイド4の一端面に集光させ
る位置に配置されている。 【0012】 10は画像静止スイッチで、電子内視鏡1の操作部に設けられており、ラッチ等
で構成される画像静止信号保持回路11に接続されている。12はCCD等の撮像素
子3の駆動回路や、ビデオアンプ等で構成される映像回路で、撮像素子3が接続
されている。映像回路12の出力端は、A/D変換器13に接続され、該A/D変換
器13の出力端は、半導体スイッチ等で構成される切り替えスイッチ14の共通端子
に接続されている。切り替えスイッチ14の各切り替え端子は半導体メモリ等で構
成される画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17
にそれぞれ接続されている。画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画
像メモリ(B1)17の各出力端は、更にそれぞれ画像メモリ(R2)18,画像メ
モリ(G2)19,画像メモリ(B2)20に接続され、画像メモリ(R2)18,画
像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20の出力は、それぞれD/A変換器(
R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B)23に入力されるように接続
されている。 【0013】 D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B)23の各出
力は、TVモニター24に送出されると共に、色ずれ検知手段25に入力されるよう
になっている。この色ずれ検知手段25の出力端は、コンパレータ26の一方の入力
端に接続され、該コンパレータ26の他方の入力端には、可変抵抗器等で構成され る閾値設定手段27の出力端が接続されている。28はAND回路で、前記コンパレ
ータ26の出力及び前記画像静止信号保持回路11の出力が入力されるようになって
いる。そしてAND回路28の出力は画像静止制御回路29に入力され、該画像静止
制御回路29の出力は、前記画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像
メモリ(B2)20の各画像静止制御端子に入力されるようになっている。 【0014】 次に、このように構成されている内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置の動
作について説明する。ランプ7から放射された白色光は、モータ6によって回転
駆動されているカラーフィルター円板5を通過することによりR,G,Bの色順
次光となり、電子内視鏡1のライトガイド4の一方の端面に入射する。ライトガ
イド4の端面に入射された色順次光はライトガイド4内を伝送され、電子内視鏡
1の先端に到達し、ライトガイド4の他端面から出射される。出射された色順次
光は胃壁等の被写体を照明し、被写体の像は対物レンズ2によって撮像素子3に
結像される。撮像素子3は映像回路12によって駆動されると共に、その出力は該
映像回路12によってビデオ信号化される。 【0015】 映像回路12の出力は、A/D変換器13によってデジタル化され、そのデジタル
画像データは切り替えスイッチ14によって、R,G,B成分画像データ毎に切り
替えられながら、画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(
B1)17にそれぞれ入力し記録される。なお切り替えスイッチ14はカラーフィル
ター円板5の回転に同期して、色順次光の光色に応じて順次切り替え動作される
ようになっている。 【0016】 次いで、画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)
17に記録された各画像データは、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19
,画像メモリ(B2)20に高速で転送される。この転送動作は、テレビジョンの
同期信号期間を利用して行われる。画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)
19,画像メモリ(B2)20に転送された画像データは、テレビジョンの同期信号
に同期して読み出され、D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A 変換器(B)23によってアナログ信号に変換され、TVモニター24に表示される
。通常は、フレーム毎に上記転送が行われるので、TVモニター24では、動画像
が観察される。 【0017】 画像を静止して観察する場合には、操作者は画像静止スイッチ10を押して静止
指示を行う。この画像静止スイッチ10が押圧操作されると、画像静止指示信号が
画像静止信号保持回路11へ送られる。そして画像静止スイッチ10の押圧操作が解
除された後も、該画像静止信号保持回路11では前記静止指示信号を保持している
。 【0018】 一方、前記D/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変換器(B
)23の各出力は、色ずれ検知手段25にも入力されており、該色ずれ検知手段25に
おいてはフレーム毎に各色の画像間の相関をとることによって色ずれ量が検出さ
れている。そしてこの色ずれ量はコンパレータ26により、閾値設定手段27によっ
て予め設定された値と比較され、色ずれ量が設定された一定値以下になると、コ
ンパレータ26はAND回路28の一方の入力端に対して真値を出力する。AND回
路28の他方の入力端には、前記画像静止信号保持回路11の出力が入力されており
、AND回路28はコンパレータ26及び画像静止信号保持回路11の出力が共に真値
の場合のみ、画像静止制御回路29に制御信号を送出する。 【0019】 画像静止制御回路29は、この制御信号を受け、適当なタイミングで画像メモリ
(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17から、画像メモリ(
R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20への画像データの転送
を停止させる。その結果、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像
メモリ(B2)20には静止画が記録された状態になり、TVモニター24上では静
止画が観察される。 【0020】 この際、観察される静止画は、色ずれがある値以下になった状態における静止
画であり、色ずれは殆ど発生していない見易い画像である。画像静止を解除する には、図示しない解除スイッチで画像静止信号保持回路11をリセットしたり、あ
るいはこの画像静止信号保持回路11を画像静止スイッチ10でトグル動作させるよ
うにすればよい。 【0021】 内視鏡の被写体は主に生体であり、先に述べたように被検者の心臓や鼓動や呼
吸によって被写体が動いていることが多いが、鼓動も呼吸も周期があり、あるタ
イミングでは被写体は静止するか、あるいは動きが極めて少なくなる。したがっ
て上記実施例のように、色ずれ検知手段で色ずれ量を監視して、被写体が静止す
るかあるいは動きが極めて少なくなって色ずれ量がある値以下になった状態を検
出し、その時点で画像を静止させることにより、実用上色ずれの影響が除去され
た静止画を得ることができる。 【0022】 図3は、上記図1,2に示した実施例における色ずれ検知手段25の具体的構成
例を示すブロック図である。通常の内視鏡画像の緑(G)成分と青(B)成分と
の関係を調べると、図4に示すようになっている。この図から、内視鏡画像を構
成する各画素のG成分とB成分が、直線の関数を中心に、限られた範囲でばらつ
いていて、B,G間の相関が高いことがわかる。そのばらつきは被写体によって
異なるが、多くの画素が中心の直線の近くに存在する。したがって、通常の内視
鏡画像の多くの画素のG成分とB成分の比は、ほぼ一定であると考えてよい。 【0023】 また被写体によっては、図5に示すように、G成分とB成分は折れ線状に分布
する場合もあるが、単純な折れ線状であり、画素データの大きさの範囲を区切っ
て考えれば、G成分とB成分の比はほぼ一定といえる。 【0024】 図3に示す構成例は、上記内視鏡画像特有のB,G間での相関が高いという事
実に基づいて、緑と青の画像信号から色ずれを精度よく検知するようにしたもの
である。すなわちD/A変換器(G)22の出力は減算器30の一方の入力端に入力
されると共に、積分器(1)31に入力されるようになっており、一方D/A変換
器(B)23の出力は、可変ゲイン増幅器32を介して減算器30の他方の入力端に入 力されると共に、積分器(2)33に入力されるようになっている。そして積分器
(1)31及び積分器(2)33の各出力は、可変ゲイン増幅器32のゲインを制御す
るゲイン制御回路34に入力され、ゲイン制御回路34の出力端は可変ゲイン増幅器
32のゲイン制御入力端に接続されている。 【0025】 減算器30の出力端はウィンドコンパレータ35に接続されており、該ウィンドコ
ンパレータ35にはウィンドを設定するためのウィンド設定器37が接続されている
。ウィンドコンパレータ35の出力端は積分器(3)36に接続されており、該積分
器(3)36の出力は色ずれ検知手段25の出力として、前記コンパレータ26に入力
されるように構成されている。 【0026】 次に、このように構成された色ずれ検知手段の動作について説明する。まずD
/A変換器(G)22の出力は、積分器(1)31で1フィールド又は1フレーム期
間積分される。一方、D/A変換器(B)23の出力は、可変ゲイン増幅器32で増
幅された後、積分器(2)33で1フィールド又は1フレーム期間積分される。積
分器(1)31及び積分器(2)33の各出力は、ゲイン制御回路34で比較され、こ
のゲイン制御回路34の出力は両積分器(1)31及び積分器(2)33の各出力が等
しくなるように、可変ゲイン増幅器32のゲインを制御する。 【0027】 その結果、通常の内視鏡画像は、G成分の方がB成分よりもレベルが高いにも
拘わらず、減算器30に入力される画像信号のG成分とB成分は、フィールド又は
フレーム期間内でその積分値が等しくなる。減算器30はD/A変換器(G)22の
出力と可変ゲイン増幅器32の出力の差を出力するが、色ずれが生じていない場合
は、減算器30の出力をほぼ0にする画素、すなわちG成分と、B成分に可変ゲイ
ン増幅器32のゲインを乗じた値が等しくなる画素は多い。逆に、色ずれが生じて
いる場合は、減算器30の出力を、ほぼ0にする画素は上記に比べて少なくなる。 【0028】 ウィンドコンパレータ35で減算器30の出力が0付近になる画素信号のみを抽出
し、画面全体について積分器(3)36によって積分することにより、画面全体の 色ずれ量が得られる。したがって積分器(3)36の出力は色ずれ量を示している
ので、これをコンパレータ26に入力することにより、画像静止制御回路29の制御
信号を得ることができる。 【0029】 図6は、色ずれ検知手段の他の構成例を示すブロック図である。D/A変換器
(G)22の出力は、割算器38の一方の入力端に入力されるようになっており、一
方、D/A変換器(B)23の出力は、入力が0のときに0以外の値を出力するレ
ベル置換回路39を介して、前記割算器38の他方の入力端に入力されるように構成
されている。割算器38の出力端は、直流成分を遮断し交流成分のみを通過させる
ハイパスフィルター40に接続されている。ハイパスフィルター40の出力は、整流
回路等で構成される絶対値回路41に入力され、該絶対値回路41の出力は、1フィ
ールド又は1フレーム期間のみ積分動作を行う積分器42に入力される。そしてこ
の積分器42の出力は、色ずれ検知手段25の出力として、コンパレータ26に入力さ
れるように構成されている。 【0030】 次に、このように構成された色ずれ検知手段の動作について説明する。D/A
変換器(B)23の出力はレベル置換回路39によって、その値が0付近の場合に限
り、1付近の値に置き換えられる。これは割算器38の分母を0付近にしないため
のものである。割算器38では、(G成分)/(B成分)を計算する。先に述べた
図4及び図5からも明らかなように、(G成分)/(B成分)の値、すなわち図
4における直線の関数の傾きは、図7に示すように、一定の値を中心にばらつき
、このばらつき具合が色ずれの状態を示している。 【0031】 図8は、割算器38の出力の1フィールド期間内の時間的変化を示すもので、色
ずれが発生していないとばらつきは少なく、色ずれが発生している場合は、ばら
つきは多くなっている。このばらつき具合は、ハイパスフィルター40によって交
流成分という形で取り出され、絶対値回路41と積分器42で、その量が画面全体に
亘り積分される。この積分器42の出力は色ずれ量を示しており、コンパレータ26
に入力され、画像静止制御信号を得るようになっている。 【0032】 図9及び図10は、本発明を同じく内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置に適
用した第2の実施例を示すブロック構成図であり、図9は内視鏡部分を示し、図
10は色ずれ防止装置部分を示している。そして図9の端子c,dは、図10の端子
c′,d′と、それぞれ接続されるようになっている。またこれらの図において
、図1及び図2に示した実施例と同一又は同等の構成部材には同一符号を付して
示している。図9,10において、30は一般的なファイバースコープで、対物レン
ズ2,ライトガイド4,イメージガイド31,接眼レンズ32等で構成されている。
33は前記ファイバースコープ30の接眼部に着脱可能に装着された色順次式TVカ
メラヘッドで、結像レンズ34,撮像素子3,暗箱35等で構成され、撮像素子3は
結像レンズ34による前記イメージガイド31の端面の結像位置に配置されている。
また撮像素子3は接続コード36を介して映像回路12に接続されている。 【0033】 図1及び図2に示した実施例と同様に、ランプ駆動回路8で駆動されるランプ
7からの光は、集光レンズ9とモータ6で回転駆動されるカラーフィルター円板
5を介して、ライトガイド4の一端面に集光されるようになっている。10はフッ
トスイッチで構成される画像静止スイッチで、ラッチ等で構成される画像静止信
号保持回路11及びタイマー37に接続されている。 【0034】 前記映像回路12の出力は、A/D変換器13でA/D変換され、切り替えスイッ
チ14を介して画像メモリ(R1)15,画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1
)17にそれぞれ入力し、記録されるようになっている。画像メモリ(R1)15,
画像メモリ(G1)16,画像メモリ(B1)17の各出力端は、更にそれぞれ画像
メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20にそれぞれ接
続され、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画像メモリ(B2)20
の各出力は、それぞれD/A変換器(R)21,D/A変換器(G)22,D/A変
換器(B)23に入力されると共に、デジタル相関器等で構成される色ずれ検知手
段25にも入力されるようになっている。 【0035】 各D/A変換器21,22,23の出力は、TVモニター24に入力されており、色ず
れ検知手段25の出力はコンパレータ26の一方の入力端に入力され、コンパレータ
26の他方の入力端には閾値設定手段27が接続されている。AND回路28にはコン
パレータ26の出力及び画像静止信号保持回路11の出力が入力されており、AND
回路28の出力及びタイマー37の出力は、OR回路38に入力されている。OR回路
38の出力は画像静止制御回路29に入力され、該画像静止制御回路29の出力端は、
先に述べた第1の実施例と同様に、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)
19,画像メモリ(B2)20の各画像静止制御端子に接続されている。 【0036】 この実施例の動作は、図1及び図2に示した第1の実施例とほぼ同様であるが
、異なる点を述べると次のとおりである。被写体画像は対物レンズ2,イメージ
ガイド31,接眼レンズ32,結像レンズ34を介して撮像素子3に結像され、その出
力信号が映像回路12に入力される。画像静止スイッチ10はフットスイッチで構成
されているため、画像静止の指示は足でこのスイッチを操作することにより行わ
れる。色ずれ検知手段25は、画像メモリ(R2)18,画像メモリ(G2)19,画
像メモリ(B2)20に接続されているため、デジタル画像データが直接この色ず
れ検知手段25に入力される。したがってこの色ずれ検知手段25においては、図3
又は図6に示した色ずれ検知手段における処理と同様の処理を、デジタルで行う
。 【0037】 タイマー37は、画像静止スイッチ10を操作して静止指示を行ってから一定時間
経過しても、撮像画像の色ずれが少なくならず、コンパレータ26から信号が出力
されない場合に対処するためのものであり、このタイマー37から一定時間経過後
に信号が出力され、OR回路38を介して画像静止制御回路29が強制的に駆動され
て画像が静止され、静止画が得られるようになっている。 【0038】 図3及び図6に示した色ずれ検知手段においては、積分器(1)31,積分器(
2)33,積分器(3)36,積分器42等で、画面全体について積分したものについ
て示したが、通常の電子内視鏡においては、図11において斜線で示すように、内 視鏡画像部は一部である。したがって、上記各積分器で各種積分を行う場合、内
視鏡画像部以外の画素は対象としないようにする必要がある。そのためには、内
視鏡画像部を示すマスク信号を発生させ、それによって積分器の機能を制御する
ように構成すればよい。 【0039】 更に色ずれ検知を、内視鏡画像全体について行わず、例えば画像中央部のみ、
あるいは特定走査線上のみについて行ってもよい。この場合、適当なマスク信号
を発生させ、特定の領域のみ、色ずれ検知を行えばよい。 【0040】 また図3及び図6に示した色ずれ検知手段においては、緑(G)成分と青(B
)成分を利用して色ずれを検知するものを示したが、これに限ることなく、他の
色成分画像を用いて色ずれを検知するように構成してもよい。更にはまた一旦、
画像の微分処理等を行い、輪郭の強調又は抽出を行った2色の色成分画像を利用
して色ずれを検知するように構成してもよい。要するに何らかの手段で各色の画
像間の相関に基づいて検知すればよいのである。 【0041】 また一般に電子内視鏡装置から得られるビデオ信号はガンマ補正されているが
、上記各実施例においては、色ずれ検知手段に入力する前に、逆ガンマ特性をも
つ回路を通して線形にしてから処理を行うように構成してもよい。 また上記各実施例における色ずれ防止装置は、電子内視鏡装置に組み込んでも
よいし、あるいは電子内視鏡装置とは別体に構成し、電子内視鏡装置から得られ
るビデオ信号を利用して色ずれを検知し、電子内視鏡装置の画像静止動作を外部
から制御するようにしてもよい。 【0042】 【発明の効果】 以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれば、被写体を異なる色成
分で順次撮像して得られる異なる色成分に対応した複数の色信号間の相関関係を
演算する演算手段と、該演算手段によって演算された異なる色成分に対応する色
信号の間の相関値と予め設定された設定値とを比較する比較手段とを備え、該比 較手段の比較出力により撮像信号出力手段による所定の操作を制御するように構
成したので、内視鏡画像などのように各色画像間の相関が高い場合は、その特徴
点を利用して精度よく色ずれ等の不具合を検出し、色ずれ等の不具合のある撮像
信号が出力されてしまうことを未然に防止する。それにより、色ずれ等の不具合
のない静止画等の撮像信号を容易に得ることができ、したがって静止指示等の所
定の操作を繰り返す煩雑な動作を行うことなく、色ずれ等の不具合がある状態の
ままの撮像信号を出力しないようにすることができる。 【0043】 また本発明を、、色順次照明方式の内視鏡撮像装置に適用した場合、その装置
は元来R.G.Bの3種のメモリを有しており、これらのメモリから各色信号を
取り出して相関をとり、色ずれ量の検出を行うことができるので、別個の余分な
メモリを必要としない。また色順次照明方式の内視鏡撮像装置においては、R.
G.B信号を合成してカラー化されるが、そのカラー化を行う期間で各色画像間
の相関をとれるので、ほぼリアルタイムに色ずれ量を検出することができる等の
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る画像信号制御装置を、内視鏡撮像装置における色ずれ防止装置に
適用した第1の実施例の電子内視鏡部分の構成を示す図である。 【図2】 本発明に係る画像信号制御装置の第1実施例における色ずれ防止装置部分を示
すブロック構成図である。 【図3】 図2における色ずれ検知手段の一構成例を示すブロック図である。 【図4】 内視鏡画像を構成する各画素の緑成分と青成分の分布状態を示す図である。 【図5】 内視鏡画像を構成する各画素の緑成分と青成分の他の分布状態を示す図である
。 【図6】 色ずれ検知手段の他の構成例を示すブロック図である。 【図7】 内視鏡画像を構成する各画素の(緑成分)/(青成分)の値の分布状態を示す
概念図である。 【図8】 図6における割算器の出力の1フィールド期間内の時間的変化を示す図である
。 【図9】 本発明の第2の実施例における内視鏡部分の構成を示す図である。 【図10】 本発明の第2の実施例における色ずれ防止装置部分を示すブロック構成図であ
る。 【図11】 電子内視鏡における内視鏡画像部を示す図である。 【符号の説明】 1 電子内視鏡 3 撮像素子 4 ライトガイド 30 ファイバースコープ 31 イメージガイド
適用した第1の実施例の電子内視鏡部分の構成を示す図である。 【図2】 本発明に係る画像信号制御装置の第1実施例における色ずれ防止装置部分を示
すブロック構成図である。 【図3】 図2における色ずれ検知手段の一構成例を示すブロック図である。 【図4】 内視鏡画像を構成する各画素の緑成分と青成分の分布状態を示す図である。 【図5】 内視鏡画像を構成する各画素の緑成分と青成分の他の分布状態を示す図である
。 【図6】 色ずれ検知手段の他の構成例を示すブロック図である。 【図7】 内視鏡画像を構成する各画素の(緑成分)/(青成分)の値の分布状態を示す
概念図である。 【図8】 図6における割算器の出力の1フィールド期間内の時間的変化を示す図である
。 【図9】 本発明の第2の実施例における内視鏡部分の構成を示す図である。 【図10】 本発明の第2の実施例における色ずれ防止装置部分を示すブロック構成図であ
る。 【図11】 電子内視鏡における内視鏡画像部を示す図である。 【符号の説明】 1 電子内視鏡 3 撮像素子 4 ライトガイド 30 ファイバースコープ 31 イメージガイド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被写体を異なる色成分で順次撮像し、該異なる色成分に対応し
た複数の色信号を生成し、この複数の色信号に所定の操作を施して出力する撮像
信号出力手段を有する画像信号制御装置において、前記異なる色成分に対応した
複数の色信号の間の相関関係を演算する演算手段と、該演算手段によって演算さ
れた前記異なる色成分に対応する色信号の間の相関値と予め設定された設定値と
を比較する比較手段と、該比較手段の比較結果により前記撮像信号出力手段によ
る前記所定の操作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする画像信号
制御装置。
Family
ID=
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